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UBE 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
化学 総合化学 素材・建材 JCR A (stable) R&I A- (stable)
現在値
時価総額
投資テーゼ
UBEは化学と周辺素材を抱える総合型で、事業の幅が安定感につながる一方、成熟事業の重さも残る。高付加価値化がどこまで進むかが評価の軸になる。
5
競争優位性
業界内MOAT
4
業界成長性
セクター動態
5
リスク耐性
財務・事業安定性
4
株主還元
配当・自社株買い
4
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
4.4/10
競争優位性
5
業界成長性
4
リスク耐性
5
株主還元
4
見通し
4
📋 事業内容
4,868億円
売上高
FY2025実績
-48億円
親会社帰属
純利益
358億円
営業CF
FY2025実績
45.6%
自己資本
比率
-1.3%
ROE
FY2025

UBEは化学と周辺素材を抱える総合型で、事業の幅が安定感につながる一方、成熟事業の重さも残る。高付加価値化がどこまで進むかが評価の軸になる。総合化学は基礎素材から高機能材まで事業の幅が広く、構成次第で収益の質が大きく変わる。市況の波を受ける領域を抱えつつ、付加価値品をどう厚くするかが評価の中心になる。この会社を見るときは、目先の追い風よりも事業の型がどれだけ再現性を持つかを丁寧に見たい。

競争優位性(業界内MOAT) 5/10

競争優位の源泉

一部に技術優位はあるが、総合化学としては市況に左右される部分が大きい。事業分散は強みでも、全体の堀を深くするわけではない。一部の機能材では技術蓄積や認証が堀として働く。全体ではポートフォリオの質がばらつきやすく、強みをどこまで集中できるかが重要だ。強みが本物かどうかは、価格以外の理由で選ばれ続けるかに表れやすい。

📈 業界の成長性・セクター動態 4/10

成長の見通し

高機能材には追い風がある一方、成熟領域も多い。全社としては中立的な成長力にとどまりやすい。高機能品が伸びると成長の輪郭は見えやすい。逆にコモディティ色が強いままだと、市況の揺れが先に意識されやすい。外部環境の追い風があっても、最終的には自社の得意分野をどこまで広げられるかが差を生みやすい。

⚠️ リスクファクター分析 5/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

高リスク市況依存の残存

分散効果で極端な脆さはないが、素材市況や原料変動は受ける。景気減速局面では収益の波が出やすい。素材価格や需給の悪化は、事業構成によっては収益に強く響く。多角化していても同時に逆風を受けることがある。

中リスク原燃料変動の負担

分散効果で極端な脆さはないが、素材市況や原料変動は受ける。景気減速局面では収益の波が出やすい。エネルギーや原料の上振れは採算を圧迫しやすい。価格転嫁の遅れが出る局面では弱さが見えやすい。

低リスク改革停滞の長期化

分散効果で極端な脆さはないが、素材市況や原料変動は受ける。景気減速局面では収益の波が出やすい。不採算領域の整理や重点分野への資源移動が進まないと、評価は中立に留まりやすい。幅広さが強みではなく重さに見えることもある。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 4/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

高機能材比率の上昇

見通しは高付加価値分野の比率上昇にある。ただし成熟事業の重さが残る限り、評価の上振れは限定されやすい。技術で選ばれる領域が厚くなると、市況色を和らげやすい。収益の質が変わること自体が評価改善につながる。

用途分散の進展

見通しは高付加価値分野の比率上昇にある。ただし成熟事業の重さが残る限り、評価の上振れは限定されやすい。複数の成長市場に素材を供給できると、単一景気への依存を下げやすい。変化耐性の高さが見直されやすい。

事業再編の前進

見通しは高付加価値分野の比率上昇にある。ただし成熟事業の重さが残る限り、評価の上振れは限定されやすい。重い資産を整理して強い領域に寄せられれば、資本効率の見通しは明るくなる。経営の意思がはっきり見える局面は追い風になりやすい。

💰 株主還元政策 4/10

還元よりポートフォリオ改善や投資配分の巧拙が先に見られやすい。株主還元の魅力は平均的だ。投資負担と市況変動のある業界では、還元の魅力だけで語りにくい。事業の選択と集中が進むほど、資本配分の見通しも良くなりやすい。派手さよりも、無理のない資本配分を続けられるかが長期の評価に結びつきやすい。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
30年国債利回り(リスクフリーレート)+3.70%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(総合化学)×1.16
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+5.96%
リスク耐性スコア調整(5/10)+0.00%
MOAT スコア調整(5/10)+0.00%
格付け調整(JCR A / R&I A-)+0.00%
当社中立CoE9.66%
悲観 CoE
12.7%
中立 CoE
9.7%
楽観 CoE
7.2%
リスク耐性スコア(5/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 30%
中立 45%
楽観 25%
悲観 30% — 市況悪化と低採算事業の重さが表面化する局面
中立 45% — 分散した事業で安定運営を続ける局面
楽観 25% — 高付加価値材の比率上昇で収益の質が改善する局面
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥3,878/株
悲観30% / 中立45% / 楽観25%
リスク耐性スコア 5/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 -273億円 / 2024年度 196億円 / 2023年度 -79億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥110。成長率は過去DPS CAGR(10年=7.5%、直近3年=5.0%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(10年)でターミナル成長率に収束。

悲観 30%
市況悪化と低採算事業の重さが表面化する局面
¥994
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト12.7%
ターミナル成長率0.1%
中立 45%
分散した事業で安定運営を続ける局面
¥1,585
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト9.7%
ターミナル成長率1.0%
楽観 25%
高付加価値材の比率上昇で収益の質が改善する局面
¥2,874
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト7.2%
ターミナル成長率2.0%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥4,069、配当性向45%でBPS追跡。

悲観 30%
市況悪化と低採算事業の重さが表面化する局面
¥1,912
推定フェアバリュー/株
CoE12.7%
ROE(初年→10年目)-4.6%→8.6%
TV成長率0.1%
中立 45%
分散した事業で安定運営を続ける局面
¥4,740
推定フェアバリュー/株
CoE9.7%
ROE(初年→10年目)10.7%→10.7%
TV成長率1.0%
楽観 25%
高付加価値材の比率上昇で収益の質が改善する局面
¥8,549
推定フェアバリュー/株
CoE7.2%
ROE(初年→10年目)13.1%→10.9%
TV成長率2.0%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥312、総合スコア4.4から指数関数的に倍率算出。

悲観 30%
市況悪化と低採算事業の重さが表面化する局面
¥2,499
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥312
想定PER8倍
中立 45%
分散した事業で安定運営を続ける局面
¥3,748
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥312
想定PER12倍
楽観 25%
高付加価値材の比率上昇で収益の質が改善する局面
¥5,935
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥312
想定PER19倍

過去長期(10年以上)のPBR分位 × 現BPS。市場の不況・好況局面を含む歴史的レンジから価値帯を算定。中央値PBR=1.04倍、現BPS=¥4,069。

PBR推移(月次・全期間)
PBR月次 下位25% (0.72) 中央値 (1.04) 上位25% (1.58)
悲観 30%
市況悪化と低採算事業の重さが表面化する局面
¥2,921
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PBR0.72倍
中立 45%
分散した事業で安定運営を続ける局面
¥4,228
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PBR1.04倍
楽観 25%
高付加価値材の比率上昇で収益の質が改善する局面
¥6,437
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PBR1.58倍

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥312。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (8.9) 中央値 (14.7) 上位25% (20.6)
悲観 30%
市況悪化と低採算事業の重さが表面化する局面
¥2,775
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER8.9倍
中立 45%
分散した事業で安定運営を続ける局面
¥4,596
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER14.7倍
楽観 25%
高付加価値材の比率上昇で収益の質が改善する局面
¥6,425
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER20.6倍

10年後の株価を 5000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-05-10)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 22.1%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -8.0% / 中央 2.8% / 上振れ 15.4%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(5000シナリオ)
下振れ ¥448 / 中央 ¥1,378 / 上振れ ¥6,290
現在 ¥2,388 → 分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
0.7%
10年後の状態: 成長28% 横ばい48% 衰退23% 倒産・上場廃止1%
事象タグ別の10年発生確率
赤字・低収益からの回復
88.8%
好況・上振れサイクル
57.3%
利益率改善
45.5%
景気後退・需要減
44.4%
バリュエーション上昇
43.7%
バリュエーション低下
32.9%
AI先端パッケージ・材料需要
27.9%
株主還元強化
27.3%
大幅業績ショック
22.3%
TOB・買収
22.3%
競争優位低下
21.6%
利益率悪化
18.1%
構造的衰退
11.3%
希薄化・増資
11.0%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(5000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥2,388(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)6.86%10.36%14.86%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥1,612
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥1,612
スタート時の状態衰退(名目永続成長率 0.5%、直近売上成長 -6.1%)

※ 試算精度について:現在は 5000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (30%) 中立 (45%) 楽観 (25%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥994 ¥1,585 ¥2,874 ¥1,730
残余利益 ¥1,912 ¥4,740 ¥8,549 ¥4,844
PERマルチプル ¥2,499 ¥3,748 ¥5,935 ¥3,920
PBR分位法 ¥2,921 ¥4,228 ¥6,437 ¥4,388
PER分位法 ¥2,775 ¥4,596 ¥6,425 ¥4,507
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥3,878
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥1,221 割安
¥2,220
FV¥3,878 割高
¥6,044
¥7,555
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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