5451 ヨドコウ 銘柄分析・適正株価
ヨドコウ 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
東証プライム
鉄鋼
表面処理鋼板
R&I A- (stable)
投資テーゼ
株式会社ヨドコウは表面処理鋼板や建材で強みを持つが、根底では市況の影響を受けやすい素材産業に属する。加工やブランドで差を作れても、需要循環と原料動向が評価を左右する。
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事業内容
同社は鋼材や特殊鋼を通じて、自動車や産業機械などの土台を支える。素材産業らしく外部環境の影響は大きいが、品質要求の高い分野では安定した存在感を持ちやすい。製造条件の作り込みと量産の安定が価値の中心になる。市況の波の中で、どこまで高付加価値を保てるかが重要だ。
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競争優位性(業界内MOAT)
4/10
鉄鋼でも特殊性の高い領域では、認証や品質実績が強い壁になる。長く採用された材質は簡単に切り替えられず、現場では慎重な判断が働く。熱処理や加工まで含めた知見は、外から見えにくい大切な資産だ。いっぽうで市況材に近い部分では、価格競争の圧力が常に残る。
📈
業界の成長性・セクター動態
2/10
成長余地は、電動化や高機能化など、求められる材質の変化を取り込めるかにある。数量拡大だけではなく、用途構成の改善が利益の質を変えやすい。系列需要や既存顧客基盤がある企業ほど、地味でも着実に積み上げやすい。素材会社としての格が問われる場面である。
⚠️
リスクファクター分析
4/10
スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。
高リスク 原料と市況
原料価格や需給の揺れが続くと、採算の読みが難しくなる。数量を守れても利益が崩れやすい。
中リスク 需要先の減速
自動車や機械など主要分野の調整が重なると、素材側にも強く波及しやすい。景気敏感さは避けにくい。
中リスク 価格競争
高付加価値が伝わらない領域では、単価の押し下げ圧力が強まりやすい。市況材の弱さが目立つこともある。
💡
見通し(上振れ経路と実現確度)
3/10
業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。
中 高機能材シフト
難易度の高い材質の比重が上がれば、価格競争を和らげやすい。素材企業としての評価も高まりやすい。
中 用途の変化
電動化や軽量化に合う材料を押さえられれば、成熟感をやわらげやすい。新しい見通しを作る余地がある。
小 品質の再評価
不安定な環境ほど、安定供給と品質の強さは見直されやすい。地味な底力が評価を支える。
💰
株主還元政策
5/10
鉄鋼は設備負担が重く、景気循環も大きいため、還元の見方には慎重さが要る。良い局面での気前より、逆風時も含めた資本規律を重視したい。高機能材への投資を続けながら配分できる企業は信頼を得やすい。波のある業種だからこそ、平準化された姿勢に価値がある。
EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益)
DPS(1株配当年間)
⚖️
内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
10年国債利回り(リスクフリーレート) +2.61%
成熟市場ERP(Damodaran) +4.23%
日本カントリーリスクプレミアム +0.91%
業種ベータ(鉄鋼) ×1.27
→ 業種調整後の市場リスクプレミアム +6.55%
リスク耐性スコア調整(4/10) +0.60%
MOAT スコア調整(4/10) +0.20%
格付け調整(R&I A-) +0.00%
当社中立CoE 9.96%
リスク耐性スコア(4/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥1,632/株
悲観32% / 中立42% / 楽観26%
リスク耐性スコア 4/10 より算出
DCF
配当割引(DDM)
残余利益(RIM)
PERマルチプル
PBR分位法
PER分位法
★MC
DCF法による算定を見送り
直近3期のFCFブレが30%超のため、DCF法による算定を見送り(年次変動が大きく将来推計が困難) 直近3期FCF: 2025年度 46億円 / 2024年度 207億円 / 2023年度 142億円
2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥70。成長率は過去DPS CAGR(10年=17.0%、直近3年=51.0%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(9年)でターミナル成長率に収束。
悲観 32%
市況反落・需要減速
¥891
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト 13.0%
ターミナル成長率 -0.5%
中立 42%
需給均衡・採算維持
¥2,488
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト 10.0%
ターミナル成長率 1.0%
楽観 26%
需給逼迫・資産再評価
¥7,548
推定フェアバリュー/株
2段階残余利益モデル。BPS₀=¥1,347、配当性向75%でBPS追跡。
悲観 32%
市況反落・需要減速
¥570
推定フェアバリュー/株
CoE 13.0%
ROE(初年→10年目) -5.0%→8.1%
TV成長率 -0.5%
中立 42%
需給均衡・採算維持
¥1,337
推定フェアバリュー/株
CoE 10.0%
ROE(初年→10年目) 9.9%→9.9%
TV成長率 1.0%
楽観 26%
需給逼迫・資産再評価
¥2,200
推定フェアバリュー/株
CoE 7.5%
ROE(初年→10年目) 12.1%→10.4%
TV成長率 2.0%
PERマルチプル法。ピークEPS=¥93、総合スコア3.6から指数関数的に倍率算出。
悲観 32%
市況反落・需要減速
¥560
推定フェアバリュー/株
中立 42%
需給均衡・採算維持
¥841
推定フェアバリュー/株
楽観 26%
需給逼迫・資産再評価
¥1,401
推定フェアバリュー/株
過去長期(10年以上)のPBR分位 × 現BPS。市場の不況・好況局面を含む歴史的レンジから価値帯を算定。中央値PBR=0.50倍、現BPS=¥1,347。
PBR推移(月次・全期間)
PBR月次
下位25% (0.43)
中央値 (0.50)
上位25% (0.65)
悲観 32%
市況反落・需要減速
¥577
推定フェアバリュー/株
中立 42%
需給均衡・採算維持
¥680
推定フェアバリュー/株
楽観 26%
需給逼迫・資産再評価
¥877
推定フェアバリュー/株
過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥93。
PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次
下位25% (12.8)
中央値 (21.1)
上位25% (30.8)
悲観 32%
市況反落・需要減速
¥1,193
推定フェアバリュー/株
中立 42%
需給均衡・採算維持
¥1,970
推定フェアバリュー/株
楽観 26%
需給逼迫・資産再評価
¥2,877
推定フェアバリュー/株
10年後の株価を 1000通り の未来シナリオでシミュレーション。
業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。
(最終計算: 2026-06-05)
総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 1.9%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -12.3% /
中央 -5.4% /
上振れ 3.9%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(1000シナリオ)
下振れ ¥246 /
中央 ¥506 /
上振れ ¥1,343
現在 ¥1,225 →
分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
0.5%
10年後の状態: 成長6% 横ばい52% 衰退42% 倒産・上場廃止1%
事象タグ別の10年発生確率
rate environment net interest bridge
93.5%
ordinary_nominal_recession_catchup
39.5%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(1000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。
現在 ¥1,225 (赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果 下振れ 中央 上振れ
必要利回り(株主資本コスト) 6.41% 9.91% 14.41%
成長持続年数(競争優位性に連動) 7年 10年 13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央) ¥342
10年後EPS/BPS×出口評価(中央) ¥342
スタート時の状態 C(名目永続成長率 0.5%、直近売上成長 -0.8%)
※ 試算精度について:現在は 1000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。
評価モデル
悲観 (32%)
中立 (42%)
楽観 (26%)
加重平均
DCF
—
—
—
—
配当割引
¥891
¥2,488
¥7,548
¥3,293
残余利益
¥570
¥1,337
¥2,200
¥1,316
PERマルチプル
¥560
¥841
¥1,401
¥897
PBR分位法
¥577
¥680
¥877
¥698
PER分位法
¥1,193
¥1,970
¥2,877
¥1,957
モデル平均
↑ 各モデルの確率加重平均
¥1,632
📊
株価チャート
バリュエーションゾーン
¥417
割安 ¥758
FV¥1,632
割高 ¥2,981
¥3,726
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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