株譜kabufu
📊 概要・チャート・財務 📋 銘柄分析スクリーニング一覧へ 🏭 機械の業界分析

6412

平和 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
東証プライム 機械 遊技機/ゴルフ
現在値
時価総額
投資テーゼ
遊技機市場の構造的縮小という逆風下にあるが、PGM傘下のゴルフ場運営事業がインバウンド需要と国内シニア層の取り込みで安定収益を創出。二事業のキャッシュフロー特性の非相関性がポートフォリオとしての底堅さを担保しており、ゴルフ事業の成長加速が評価再評価の鍵を握る。
3
競争優位性
業界内MOAT
2
業界成長性
セクター動態
4
リスク耐性
財務・事業安定性
3
株主還元
配当・自社株買い
3
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
3.0/10
競争優位性
3
業界成長性
2
リスク耐性
4
株主還元
3
見通し
3
📋 事業内容
1,459億円
売上高
FY2025実績
131億円
親会社帰属
純利益
249億円
営業CF
FY2025実績
23.2%
自己資本
比率
5.3%
ROE
FY2025

平和(6412)は遊技機(パチンコ・パチスロ)の製造販売と、PGMホールディングスを通じたゴルフ場運営を二本柱とする複合企業。遊技機セグメントは国内パチンコホール数の長期減少と規制強化を受けて構造的縮小局面にあり、台数需要の回復は困難な環境が続く。一方、ゴルフ事業はPGMグループが国内最大級のコース運営規模を誇り、コロナ禍後のアウトドアレジャー需要拡大・インバウンド旅行者増加・国内シニア層の継続的なゴルフ人口を追い風に安定した集客を維持している。両セグメントのキャッシュフロー特性が異なるため、遊技機の落込みをゴルフ事業の安定収益がある程度緩和する構造となっている。

競争優位性(業界内MOAT) 3/10

遊技機寡占構造

パチンコ・パチスロ機メーカーは平和・三共・サンセイ等の少数プレーヤーによる事実上の寡占市場を形成しており、新規参入には多額の開発投資・認定取得コストが必要。市場縮小局面でも既存プレーヤーのシェア争いは残存需要を巡るものに留まり、急激なシェア喪失リスクは限定的。

PGMのゴルフ場規模優位

PGMホールディングスは国内で百コース超を運営する業界最大級のプラットフォームを持ち、会員権・予約システム・コース管理ノウハウの共有によるコスト効率化が競合との差別化を生む。規模を活かした法人・旅行会社との集客提携も収益安定に寄与している。

遊技機コンテンツIP資産

人気タイトルとの版権契約による遊技機コンテンツは一定のブランド固着性を持ち、ホールが新台導入時に特定メーカーを指名する動機となる。IPリニューアルによる買替需要の喚起は短期的な収益押し上げ効果を持つ。

📈 業界の成長性・セクター動態 2/10

インバウンド・シニア需要によるゴルフ事業拡大

訪日外国人のゴルフ体験需要は高単価市場として成長しており、PGMの広域コースネットワークは地方空港近隣コースも含む点で旅行パッケージとの親和性が高い。国内シニア層はゴルフ参加率が高く、高齢化の進展が中長期的な安定需要を支える構造となっている。

遊技機市場の再編による残存者利益

ホール数減少に伴い中小メーカーの撤退・統廃合が加速した場合、財務体力のある大手メーカーへの発注集中が起きる可能性がある。市場縮小の中でも台あたり単価の維持・上昇により、数量減を価格でカバーできるシナリオが存在する。

⚠️ リスクファクター分析 4/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

中リスク遊技機規制強化・ホール閉店加速

行政による射幸性規制の追加強化やホール営業規制が強まれば、パチンコホール数の減少ペースが想定を超えて加速し、遊技機の台数需要が急落するリスクがある。規制は事前予測が困難であり、投資家にとって最大の不確実性要因となっている。

中リスクゴルフ事業の季節・天候変動リスク

ゴルフ場運営は降雨・積雪・猛暑等の気候要因に収益が大きく左右されるため、異常気象の頻発が通期業績の予測精度を低下させる。固定費構造の重さから、来場者数の下振れが直接的に利益率の悪化に直結する。

中リスクインバウンド需要の地政学的断絶リスク

訪日外国人ゴルフ需要は為替・感染症・外交関係・渡航規制等の外生要因に依存しており、コロナ禍のような需要の急減が再発した場合にゴルフセグメントの成長ドライバーが一時的に消失するリスクがある。

中リスク資本集約型事業の財務負担

ゴルフ場の維持管理・施設改修には継続的な設備投資が必要であり、金利上昇局面ではファイナンスコストの増大が収益を圧迫する。有利子負債の水準とキャッシュ創出力のバランスが財務健全性の鍵を握る。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 3/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

ゴルフ事業の価値顕在化・事業再編

PGMホールディングスの収益貢献が投資家に十分認識されていない場合、セグメント分離・部分売却・再上場等の資本政策によってコングロマリットディスカウントを解消する可能性がある。不動産価値を内包するゴルフ場資産の流動化も株主価値向上の手段として検討余地がある。

スマートパチンコ・デジタル遊技機への転換需要

業界全体でスマートパチンコ(スマスロ・スマパチ)への移行が進むなか、規格対応の更新需要が一時的な買替サイクルを生む可能性がある。新規格への迅速な対応力が短期的な出荷台数押し上げ要因となり得る。

💰 株主還元政策 3/10

配当利回りは市場平均に比して見劣りしないものの、遊技機収益の継続的な落込みが配当維持圧力を高めるリスクがある。ROEは低位安定で推移しており、ゴルフ事業の資産効率改善・余剰資産の売却・自社株買いの積極化が株主価値向上への現実的なパスとなる。ゴルフ事業分離・上場の可能性が顕在化すれば、コングロマリットディスカウント解消という形でのバリュー解放シナリオも存在する。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
30年国債利回り(リスクフリーレート)+3.70%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(機械・産業機器)×1.10
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+5.68%
リスク耐性スコア調整(4/10)+0.60%
MOAT スコア調整(3/10)+0.50%
当社中立CoE10.48%
悲観 CoE
13.5%
中立 CoE
10.5%
楽観 CoE
8.0%
リスク耐性スコア(4/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 37%
中立 37%
楽観 26%
悲観 37% — 遊技機規制強化・ホール閉店加速で台数需要が急減し、ゴルフ事業の成長でも全社減益を補えないシナリオ
中立 37% — 遊技機は緩やかな縮小が続く一方、ゴルフ事業のインバウンド・シニア需要が着実に拡大し、全社利益は横ばい圏で推移するシナリオ
楽観 26% — ゴルフ場運営の高稼働と価格改定が奏功し収益ミックスが好転、遊技機減収をゴルフ増益が完全に相殺して増益転換するシナリオ
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥2,858/株
悲観37% / 中立37% / 楽観26%
リスク耐性スコア 4/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 -4,751億円 / 2024年度 166億円 / 2023年度 104億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥80。成長率は過去DPS CAGR(10年=0.9%、直近3年=0.0%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(8年)でターミナル成長率に収束。

悲観 37%
遊技機規制強化・ホール閉店加速で台数需要が急減し、ゴルフ事業の成長でも全社減益を補えないシナリオ
¥573
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト13.5%
ターミナル成長率0.3%
中立 37%
遊技機は緩やかな縮小が続く一方、ゴルフ事業のインバウンド・シニア需要が着実に拡大し、全社利益は横ばい圏で推移するシナリオ
¥837
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト10.5%
ターミナル成長率1.0%
楽観 26%
ゴルフ場運営の高稼働と価格改定が奏功し収益ミックスが好転、遊技機減収をゴルフ増益が完全に相殺して増益転換するシナリオ
¥1,359
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト8.0%
ターミナル成長率2.0%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥2,475、配当性向60%でBPS追跡。

悲観 37%
遊技機規制強化・ホール閉店加速で台数需要が急減し、ゴルフ事業の成長でも全社減益を補えないシナリオ
¥1,005
推定フェアバリュー/株
CoE13.5%
ROE(初年→10年目)-5.0%→8.3%
TV成長率0.3%
中立 37%
遊技機は緩やかな縮小が続く一方、ゴルフ事業のインバウンド・シニア需要が着実に拡大し、全社利益は横ばい圏で推移するシナリオ
¥2,370
推定フェアバリュー/株
CoE10.5%
ROE(初年→10年目)10.1%→10.1%
TV成長率1.0%
楽観 26%
ゴルフ場運営の高稼働と価格改定が奏功し収益ミックスが好転、遊技機減収をゴルフ増益が完全に相殺して増益転換するシナリオ
¥3,952
推定フェアバリュー/株
CoE8.0%
ROE(初年→10年目)12.3%→10.6%
TV成長率2.0%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥306、総合スコア3.0から指数関数的に倍率算出。

悲観 37%
遊技機規制強化・ホール閉店加速で台数需要が急減し、ゴルフ事業の成長でも全社減益を補えないシナリオ
¥1,835
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥306
想定PER6倍
中立 37%
遊技機は緩やかな縮小が続く一方、ゴルフ事業のインバウンド・シニア需要が着実に拡大し、全社利益は横ばい圏で推移するシナリオ
¥2,753
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥306
想定PER9倍
楽観 26%
ゴルフ場運営の高稼働と価格改定が奏功し収益ミックスが好転、遊技機減収をゴルフ増益が完全に相殺して増益転換するシナリオ
¥4,283
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥306
想定PER14倍
PBR法による価値算定を見送り
過去BPSデータの連続性に問題があるため、PBR法による価値算定を見送り(時系列に不連続な急変あり(株式分割の遡及反映が不完全な可能性))

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥306。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (9.1) 中央値 (15.8) 上位25% (33.3)
悲観 37%
遊技機規制強化・ホール閉店加速で台数需要が急減し、ゴルフ事業の成長でも全社減益を補えないシナリオ
¥2,790
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER9.1倍
中立 37%
遊技機は緩やかな縮小が続く一方、ゴルフ事業のインバウンド・シニア需要が着実に拡大し、全社利益は横ばい圏で推移するシナリオ
¥4,839
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER15.8倍
楽観 26%
ゴルフ場運営の高稼働と価格改定が奏功し収益ミックスが好転、遊技機減収をゴルフ増益が完全に相殺して増益転換するシナリオ
¥10,186
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER33.3倍

10年後の株価を 5000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-05-10)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 3.8%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -12.5% / 中央 -4.3% / 上振れ 5.7%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(5000シナリオ)
下振れ ¥214 / 中央 ¥510 / 上振れ ¥1,711
現在 ¥1,814 → 分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
0.5%
10年後の状態: 成長15% 横ばい54% 衰退30% 倒産・上場廃止1%
事象タグ別の10年発生確率
好況・上振れサイクル
51.7%
景気後退・需要減
50.0%
株主還元強化
40.3%
バリュエーション上昇
39.2%
AI投資の供給側恩恵
36.3%
バリュエーション低下
31.2%
利益率改善
30.0%
AI電力・光通信インフラ需要
29.7%
利益率悪化
24.0%
大幅業績ショック
22.9%
TOB・買収
21.2%
競争優位低下
17.6%
構造的衰退
13.9%
希薄化・増資
9.0%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(5000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥1,814(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)6.59%10.09%14.59%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥634
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥634
スタート時の状態C(名目永続成長率 1.0%、直近売上成長 6.5%)

※ 試算精度について:現在は 5000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (37%) 中立 (37%) 楽観 (26%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥573 ¥837 ¥1,359 ¥875
残余利益 ¥1,005 ¥2,370 ¥3,952 ¥2,276
PERマルチプル ¥1,835 ¥2,753 ¥4,283 ¥2,811
PBR分位法
PER分位法 ¥2,790 ¥4,839 ¥10,186 ¥5,471
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥2,858
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥853 割安
¥1,551
FV¥2,858 割高
¥4,945
¥6,181
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
利用規約 | プライバシーポリシー | サイトマップ