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6632 JVCケンウッド 銘柄分析・適正株価

JVCケンウッド 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
電気機器 音響映像 無線機器 R&I A- (stable)
現在値
時価総額
投資テーゼ
JVCケンウッドは民生音響と業務用無線を併せ持つ電機企業である。ブランド資産は残るが、民生機器の競争は厳しく、全社としては選択と集中の質が問われる。
4
競争優位性
業界内MOAT
3
業界成長性
セクター動態
5
リスク耐性
財務・事業安定性
4
株主還元
配当・自社株買い
4
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
4.0/10
競争優位性
4
業界成長性
3
リスク耐性
5
株主還元
4
見通し
4
📋 事業内容
3,703億円
売上高
FY2025実績
203億円
親会社帰属
純利益
315億円
営業CF
FY2025実績
39.9%
自己資本
比率
16.2%
ROE
FY2025

同社は消費者向けの電子機器や関連サービスを通じて、暮らしの中の体験価値を提供する。売れるかどうかが見えやすい分、製品企画とブランドの鮮度がそのまま業績に映りやすい。使いやすさ、デザイン、価格の釣り合いが重要だ。技術だけでなく、生活者の気分を読む力が求められる。

競争優位性(業界内MOAT) 4/10

消費家電の堀は、ブランド認知、販路、企画力、サポート体制の積み上げにある。日々の生活で選ばれる企業は、価格以外の理由を作りやすい。使い続けたくなる体験や周辺サービスも、見えにくい強みになる。ただし流行の変化が速く、強みを維持するには継続した刷新が欠かせない。

📈 業界の成長性・セクター動態 3/10

成長余地は、新しい利用場面を作れるかどうかにある。ハード単体では成熟感があっても、周辺サービスや高付加価値モデルで伸びしろを作れることがある。生活者の不便を先に拾える企業は、縮んだ市場でも存在感を高めやすい。企画の当たり外れが見通しを大きく左右する。

⚠️ リスクファクター分析 5/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

中リスク需要の流行変化

生活者の好みが変わると、売れ筋の寿命が短くなりやすい。企画のずれがすぐ数字に表れやすい。

中リスク価格競争

比較されやすい市場では、差別化が弱いと単価の維持が難しい。数量を取っても利益が残りにくい。

低リスク在庫負担

需要を読み違えると在庫の重さが収益を圧迫しやすい。値引きでの調整はブランドにも傷を残しやすい。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 4/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

高付加価値モデル

使い勝手や世界観で選ばれる商品が育てば、価格勝負を避けやすい。ブランドの再評価にもつながる。

周辺サービス展開

製品の後ろにサービス収益が積み上がれば、単発売り切りの弱さを補いやすい。見通しの厚みが増す。

生活課題の提案

日常の不便を的確に捉えた商品が出れば、成熟市場でも存在感を高めやすい。企画力が評価されやすい。

💰 株主還元政策 4/10

消費者向け機器は波があるため、還元の評価も製品力と切り離せない。短期の好調で配り過ぎるより、次の主力を作る投資との両立が重要だ。成熟が進んだ企業なら安定配分も魅力になる。ブランドの鮮度を守る資本配分かどうかを見たい。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
10年国債利回り(リスクフリーレート)+2.61%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(家電・AV機器)×1.32
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+6.78%
リスク耐性スコア調整(5/10)+0.00%
MOAT スコア調整(4/10)+0.20%
格付け調整(R&I A-)+0.00%
当社中立CoE9.59%
悲観 CoE
12.6%
中立 CoE
9.6%
楽観 CoE
7.1%
リスク耐性スコア(5/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 35%
中立 40%
楽観 25%
悲観 35% — 民生競争激化で採算が細る
中立 40% — 業務用と民生用が補完して推移する
楽観 25% — 高付加価値機器の構成比が高まる
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥1,052/株
悲観35% / 中立40% / 楽観25%
リスク耐性スコア 5/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のFCFブレが30%超のため、DCF法による算定を見送り(年次変動が大きく将来推計が困難)
直近3期FCF: 2025年度 99億円 / 2024年度 171億円 / 2023年度 193億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥15。成長率は過去DPS CAGR(10年=10.0%、直近3年=35.7%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(9年)でターミナル成長率に収束。

悲観 35%
民生競争激化で採算が細る
¥159
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト12.6%
ターミナル成長率-0.1%
中立 40%
業務用と民生用が補完して推移する
¥385
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト9.6%
ターミナル成長率1.0%
楽観 25%
高付加価値機器の構成比が高まる
¥1,066
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト7.1%
ターミナル成長率2.0%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥834、配当性向11%でBPS追跡。

悲観 35%
民生競争激化で採算が細る
¥344
推定フェアバリュー/株
CoE12.6%
ROE(初年→10年目)-4.9%→8.3%
TV成長率-0.1%
中立 40%
業務用と民生用が補完して推移する
¥941
推定フェアバリュー/株
CoE9.6%
ROE(初年→10年目)10.3%→10.3%
TV成長率1.0%
楽観 25%
高付加価値機器の構成比が高まる
¥1,953
推定フェアバリュー/株
CoE7.1%
ROE(初年→10年目)12.6%→10.6%
TV成長率2.0%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥135、総合スコア4.0から指数関数的に倍率算出。

悲観 35%
民生競争激化で採算が細る
¥946
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥135
想定PER7倍
中立 40%
業務用と民生用が補完して推移する
¥1,487
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥135
想定PER11倍
楽観 25%
高付加価値機器の構成比が高まる
¥2,298
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥135
想定PER17倍

過去長期(10年以上)のPBR分位 × 現BPS。市場の不況・好況局面を含む歴史的レンジから価値帯を算定。中央値PBR=0.72倍、現BPS=¥834。

PBR推移(月次・全期間)
PBR月次 下位25% (0.55) 中央値 (0.72) 上位25% (0.90)
悲観 35%
民生競争激化で採算が細る
¥461
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PBR0.55倍
中立 40%
業務用と民生用が補完して推移する
¥604
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PBR0.72倍
楽観 25%
高付加価値機器の構成比が高まる
¥753
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PBR0.90倍

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥135。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (8.5) 中央値 (12.8) 上位25% (18.1)
悲観 35%
民生競争激化で採算が細る
¥1,155
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER8.5倍
中立 40%
業務用と民生用が補完して推移する
¥1,725
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER12.8倍
楽観 25%
高付加価値機器の構成比が高まる
¥2,447
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER18.1倍

10年後の株価を 1000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-06-05)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 4.8%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -17.9% / 中央 -7.6% / 上振れ 5.2%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(1000シナリオ)
下振れ ¥131 / 中央 ¥418 / 上振れ ¥1,581
現在 ¥1,130 → 分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
1.9%
10年後の状態: 成長10% 横ばい38% 衰退50% 倒産・上場廃止2%
事象タグ別の10年発生確率
景気後退・需要減
48.7%
株主還元強化
47.7%
日本の家計実質所得圧迫
46.2%
好況・上振れサイクル
41.8%
バリュエーション低下
32.8%
利益率改善
30.8%
構造的衰退
30.5%
バリュエーション上昇
29.1%
rate environment net interest bridge
26.7%
希薄化・増資
24.3%
利益率悪化
23.1%
大幅業績ショック
21.0%
TOB・買収
18.6%
競争優位低下
17.2%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(1000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥1,130(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)6.63%10.13%14.63%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥225
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥225
スタート時の状態S(名目永続成長率 0.7%、直近売上成長 6.3%)

※ 試算精度について:現在は 1000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (35%) 中立 (40%) 楽観 (25%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥159 ¥385 ¥1,066 ¥476
残余利益 ¥344 ¥941 ¥1,953 ¥985
PERマルチプル ¥946 ¥1,487 ¥2,298 ¥1,500
PBR分位法 ¥461 ¥604 ¥753 ¥591
PER分位法 ¥1,155 ¥1,725 ¥2,447 ¥1,706
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥1,052
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥337 割安
¥613
FV¥1,052 割高
¥1,703
¥2,129
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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