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FY2025実績
純利益
FY2025実績
比率
FY2025
ヤマハ発動機はホンダに次ぐ二輪車世界第二位のメーカーであり、インドネシア・インド・ブラジルなど新興国市場での強固なブランドと販売網を持つ。マリン部門では船外機において世界トップクラスのシェアを保持しており、高い価格支配力と厚い利益率がグループの収益基盤を支えている。産業用ロボット・電動アシスト自転車・農業用UAV・ゴルフカートなど多角的な事業展開により景気サイクルへの耐性を高めている。
北米・欧州のレジャー市場を中心に世界トップ水準のシェアを持ち、長年の技術蓄積と流通網が強固な参入障壁を形成している。エンジン出力・燃費・電子制御の統合技術は競合他社が短期に追随できない水準にある。
ASEANとインドで数十年にわたり構築した販売・サービスネットワークとブランド認知は後発参入者が代替困難な無形資産である。現地生産・現地調達体制により価格競争力も維持している。
電子基板実装分野では高速・高精度の独自技術を持ち、半導体・電子部品の需要拡大を追い風に安定した受注基盤を持つ。製造業DXの潮流において設備更新需要の恩恵を受けやすいポジションにある。
インドやASEAN各国での所得水準上昇に伴うモータリゼーションの進展は、エントリー〜ミドルクラスの二輪需要を構造的に押し上げる。現地に根付いたブランド力と販売網がシェア維持・拡大を後押しする。
農業用ドローンや電動アシスト自転車は政策支援を追い風に新興国・先進国双方で市場が立ち上がる段階にあり、既存の機械・電気制御技術の応用が参入コストを抑制しながら新規収益源を開拓する。
スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。
売上・利益の大半が外貨建てであり、円高局面では業績への直撃が大きい。ヘッジ戦略や海外生産比率引き上げで一定程度軽減されているが、急激な円高は短期業績の大幅下振れ要因となる。
欧州・中国での内燃機関規制強化と中国EVメーカーの低価格攻勢は、エンジン二輪の主力市場を侵食するシナリオを内包する。電動二輪・船外機への移行コストと競合激化は中期的な収益を圧迫しうる。
主要市場であるインドネシア・タイ・インドは政治的不安定や通貨急落のリスクを持ち、需要急減・輸送コスト上昇・規制変更が一時的に収益を大きく毀損する可能性がある。
アルミ・鋼材・半導体などの主要原材料や部品の価格高騰は製造コストを押し上げ、価格転嫁が遅れる局面では利益率を圧迫する。サプライチェーンの地政学的リスクも調達安定性を脅かす要因となる。
業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。
パンデミック特需後の調整局面を経て北米マリン需要が正常化する局面では、高出力・高機能船外機へのシフトが平均単価を押し上げ、マリン事業の増収増益を牽引する。ヤマハブランドのプレミアム化戦略が奏功すれば利益率のさらなる改善も見込める。
インド・東南アジアでの農薬散布ドローン需要は政策補助と農業効率化ニーズにより急拡大しており、既存の二輪販売網を活用したクロスセルがコスト効率の高い市場開拓を可能にする。
マリン事業の高収益が全社の資本効率を二桁水準に維持する原動力となっており、自動車OEM同業他社より優位なポジションを保つ。配当は業績連動ながら長期的な増配トレンドを維持しており、自社株買いと合わせた総還元利回りは機関投資家の評価を得やすい水準にある。
リスク耐性スコア 6/10 より算出
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 525億円 / 2024年度 481億円 / 2023年度 -368億円
2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥35。成長率は過去DPS CAGR(10年=13.8%、直近3年=-5.6%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(13年)でターミナル成長率に収束。
2段階残余利益モデル。BPS₀=¥1,166、配当性向90%でBPS追跡。
PERマルチプル法。ピークEPS=¥170、総合スコア6.8から指数関数的に倍率算出。
過去BPSデータの連続性に問題があるため、PBR法による価値算定を見送り(時系列に不連続な急変あり(株式分割の遡及反映が不完全な可能性))
過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥170。
| 評価モデル | 悲観 (34%) | 中立 (32%) | 楽観 (34%) | 加重平均 |
|---|---|---|---|---|
| DCF | — | — | — | — |
| 配当割引 | ¥207 | ¥491 | ¥1,502 | ¥738 |
| 残余利益 | ¥639 | ¥1,465 | ¥2,404 | ¥1,503 |
| PERマルチプル | ¥1,705 | ¥2,557 | ¥4,262 | ¥2,847 |
| PBR分位法 | — | — | — | — |
| PER分位法 | ¥1,536 | ¥2,280 | ¥3,503 | ¥2,443 |
| モデル平均 | ↑ 各モデルの確率加重平均 | ¥1,883 | ||
¥1,022 FV¥1,883 割高
¥2,918 ¥3,648