7599 IDOM 銘柄分析・適正株価
5.6Sol 個別レビュー
投資テーゼ
専門店の基準倍率(PER18倍、PBR1.80倍、EV/EBITDA10倍)を用い、利用可能なPER・PBR・EV/EBITDAを組み合わせた5シナリオ評価。確率加重価値は2,051.0円。既存の定量DBを横断した一次スクリーニングであり、10%集中判断には最新IRの追加確認を要する。
主な懸念
IDOMは基準株価1,272.0円に対し、EPS130.2円、BPS875.7円、現行EV/EBITDA8.4倍。単年度の正規化前指標を使う軽量レビューのため、業績循環、特殊損益、会計基準差、直近会社計画の変化を完全には反映しない。決算更新時に再評価が必要。
シナリオ内訳
| シナリオ | 確率 | 妥当価値 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 悲観 | 10.0% | 1,090円 | 景気後退・競争激化・倍率縮小が重なり、基準価値の55%まで低下。 |
| 弱気 | 20.0% | 1,550円 | 利益成長が鈍化し、基準倍率を約2割切り下げる弱気ケース。 |
| 中立 | 40.0% | 1,990円 | PER・PBR・EV/EBITDAを業種基準倍率で評価した中立ケース。 |
| 強気 | 20.0% | 2,540円 | 会社計画達成と資本効率改善により基準価値を28%上回る強気ケース。 |
| 楽観 | 10.0% | 3,280円 | 需要上振れ・利益率改善・株主還元が同時進行する楽観ケース。 |
FY2026実績
純利益
FY2026実績
比率
FY2026
株式会社IDOMは中古車の買取と販売をつなぎ、流通の回転で収益を作る。店舗運営と在庫管理の精度が重要だ。商品や店舗、サービスのどこで繰り返し選ばれるかがはっきりしているほど、周辺需要まで取り込みやすい。一方で実店舗や商品体験が絡むため、デジタル化が進んでも需要のすべてが置き換わるわけではない。
認知と店舗網はあるが、商品は比較されやすく堀は厚くない。安心して取引できる体験が差になる。ブランドや運営の型があっても、消費者の選択肢は多く、鮮度を失うと堀は薄くなりやすい。優位を保つには、価格以外の理由で繰り返し選ばれる状態を絶やさないことが大切になる。
成長は販売効率や周辺サービスの深掘りに左右される。市場の大きさより運営品質の改善が効きやすい。伸びしろは新規出店だけでなく、既存店改善や周辺商材の深掘りがどこまで効くかで見え方が変わる。一方で定番業態でも競争は強く、鮮度を欠くと需要の鈍化が早く表れやすい。
スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。
在庫の採算は市況変化の影響を受けやすい。回転が鈍ると収益も傷みやすい。このリスクは在庫市況が続く局面で強まりやすく、客離れや値引き対応が同時に起きやすい。
中古車流通は安心感が重要で、評判の傷は重く残りやすい。運営の丁寧さが欠かせない。このリスクは信頼毀損が続く局面で強まりやすく、客離れや値引き対応が同時に起きやすい。
比較のしやすい市場で販促競争が起きやすい。収益性を守る難度は高い。このリスクは競争激化が続く局面で強まりやすく、客離れや値引き対応が同時に起きやすい。
業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。
改善が見えれば評価は戻りやすい。見通しの鍵は運営正常化が話題づくりだけでなく、継続来店や支持の定着につながるかにある。この動きが進むほど、来店頻度や客単価、リピートの質が改善しやすい。値引きに頼らない収益構造へ近づくほど評価も見直されやすい。
収益源が増えるほど安定感は増す。見通しの鍵は周辺収益が話題づくりだけでなく、継続来店や支持の定着につながるかにある。この動きが進むほど、来店頻度や客単価、リピートの質が改善しやすい。値引きに頼らない収益構造へ近づくほど評価も見直されやすい。
回転が上がれば採算も改善しやすい。見通しの鍵はデータ活用が話題づくりだけでなく、継続来店や支持の定着につながるかにある。この動きが進むほど、来店頻度や客単価、リピートの質が改善しやすい。値引きに頼らない収益構造へ近づくほど評価も見直されやすい。
還元より本業の安定が先に見られやすい。資本配分では、競争力を守る投資と財務の安定をどう両立するかがまず問われる。消費関連では店舗や商品への投資が止まると競争力が傷みやすく、還元の継続性は事業の鮮度と切り離せない。無理のない還元と再投資のバランスが見えるほど、長期の見通しは組み立てやすくなる。
リスク耐性スコア 4/10 より算出
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2026年度 -5億円 / 2025年度 -288億円 / 2024年度 13億円
2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥36。成長率は過去DPS CAGR(10年=11.1%、直近3年=-5.7%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(9年)でターミナル成長率に収束。
2段階残余利益モデル。BPS₀=¥876、配当性向30%でBPS追跡。
PERマルチプル法。ピークEPS=¥141、総合スコア4.2から指数関数的に倍率算出。
過去BPSデータの連続性に問題があるため、PBR法による価値算定を見送り(時系列に不連続な急変あり(株式分割の遡及反映が不完全な可能性))
過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥141。
10年後の株価を 1000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-07-29)
| 入力値 / 各モデルの結果 | 下振れ | 中央 | 上振れ |
|---|---|---|---|
| 必要利回り(株主資本コスト) | 3.00% | 6.21% | 10.71% |
| 成長持続年数(競争優位性に連動) | 7年 | 10年 | 13年 |
| EPS/BPS-first MC 適正株価(中央) | ¥563 | ||
| 10年後EPS/BPS×出口評価(中央) | ¥706 | ||
| スタート時の状態 | S(名目永続成長率 0.7%、直近売上成長 12.4%) | ||
※ 試算精度について:現在は 1000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。
| 評価モデル | 悲観 (40%) | 中立 (26%) | 楽観 (34%) | 加重平均 |
|---|---|---|---|---|
| DCF | — | — | — | — |
| 配当割引 | ¥260 | ¥583 | ¥1,354 | ¥716 |
| 残余利益 | ¥314 | ¥929 | ¥1,611 | ¥915 |
| PERマルチプル | ¥990 | ¥1,556 | ¥2,547 | ¥1,667 |
| PBR分位法 | — | — | — | — |
| PER分位法 | ¥1,335 | ¥2,561 | ¥3,980 | ¥2,553 |
| モデル平均 | ↑ 各モデルの確率加重平均 | ¥1,463 | ||
¥725 FV¥1,463 割高
¥2,373 ¥2,966