株譜kabufu
📊 概要・チャート・財務 📋 銘柄分析スクリーニング一覧へ 🏭 精密機器の業界分析

7740

タムロン 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
精密機器 交換レンズ 光学
現在値
時価総額
投資テーゼ
タムロンは交換レンズで高い設計力を持つ光学メーカーである。写真文化の成熟は逆風だが、ニッチな高付加価値光学で勝ち切れる余地を残す。
6
競争優位性
業界内MOAT
3
業界成長性
セクター動態
6
リスク耐性
財務・事業安定性
6
株主還元
配当・自社株買い
4
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
5.0/10
競争優位性
6
業界成長性
3
リスク耐性
6
株主還元
6
見通し
4
📋 事業内容
851億円
売上高
FY2025実績
118億円
親会社帰属
純利益
151億円
営業CF
FY2025実績
81.0%
自己資本
比率
13.6%
ROE
FY2025

同社は計測、医療、光学など高精度が求められる分野で機器や部材を提供する。誤差を抑える技術や使い勝手の細かな作り込みが価値の中心になる。用途は専門的でも、一度信頼を得ると長く使われやすい。見えにくい精度の積み上げが、事業の厚みを形作る。

競争優位性(業界内MOAT) 6/10

精密機器の堀は、設計力、品質保証、現場での再現性に宿る。精度が重要な場面では、実績のある機器ほど選ばれやすい。導入後の調整や保守まで含めて評価される企業は、単純な価格競争から距離を置きやすい。高い信頼性は、外からすぐには作れない資産である。

📈 業界の成長性・セクター動態 3/10

成長余地は、高付加価値用途への展開と継続採用の広がりにある。医療、研究、製造現場など、精度の要求が高まる分野ほど追い風を受けやすい。単品販売から保守やソリューションへ広がると収益の質も改善しやすい。ニッチでも重要な位置を取れる企業は強い。

⚠️ リスクファクター分析 6/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

中リスク需要先の調整

研究や設備投資の鈍化が起きると、受注の勢いが弱まりやすい。用途が専門的なほど影響も目立ちやすい。

中リスク開発停滞

高精度分野では改良の遅れがそのまま競争力低下につながりやすい。強みを保つには継続投資が要る。

低リスク顧客集中

特定用途や顧客への偏りが強いと、環境変化の影響を受けやすい。ニッチの強さが弱点になることもある。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 4/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

高精度需要の拡大

品質要求の高まる分野で採用が広がれば、精密機器会社としての格が上がりやすい。収益の質にも効く。

保守収益の積み上げ

導入後の支援まで強められれば、装置販売の波を和らげやすい。安定感のある見通しを作りやすい。

用途横展開

培った精度技術を別分野へ広げられれば、ニッチの天井感をやわらげやすい。再評価のきっかけになる。

💰 株主還元政策 6/10

精密機器では、開発と品質維持への投資が競争力の土台になる。そのうえで還元を続けられる企業は、成熟工業株として安心感がある。大切なのは短期の配分より、技術の鮮度を保つ資本規律だ。長く信頼される製品群が、資本政策の説得力を支える。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
30年国債利回り(リスクフリーレート)+3.70%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(精密機器)×1.09
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+5.58%
リスク耐性スコア調整(6/10)+0.00%
MOAT スコア調整(6/10)+0.00%
当社中立CoE9.28%
悲観 CoE
12.3%
中立 CoE
9.3%
楽観 CoE
6.8%
リスク耐性スコア(6/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 29%
中立 48%
楽観 23%
悲観 29% — カメラ市場の縮小で販売が落ち込む
中立 48% — 高付加価値レンズが収益を支える
楽観 23% — 新製品ヒットでブランド評価が高まる
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥1,062/株
悲観29% / 中立48% / 楽観23%
リスク耐性スコア 6/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のFCFブレが30%超のため、DCF法による算定を見送り(年次変動が大きく将来推計が困難)
直近3期FCF: 2025年度 78億円 / 2024年度 109億円 / 2023年度 49億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥36。成長率は過去DPS CAGR(10年=16.5%、直近3年=34.2%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(11年)でターミナル成長率に収束。

悲観 29%
カメラ市場の縮小で販売が落ち込む
¥551
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト12.3%
ターミナル成長率0.4%
中立 48%
高付加価値レンズが収益を支える
¥1,241
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト9.3%
ターミナル成長率1.0%
楽観 23%
新製品ヒットでブランド評価が高まる
¥3,362
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト6.8%
ターミナル成長率2.0%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥532、配当性向50%でBPS追跡。

悲観 29%
カメラ市場の縮小で販売が落ち込む
¥256
推定フェアバリュー/株
CoE12.3%
ROE(初年→10年目)-4.0%→8.2%
TV成長率0.4%
中立 48%
高付加価値レンズが収益を支える
¥610
推定フェアバリュー/株
CoE9.3%
ROE(初年→10年目)10.2%→10.2%
TV成長率1.0%
楽観 23%
新製品ヒットでブランド評価が高まる
¥1,125
推定フェアバリュー/株
CoE6.8%
ROE(初年→10年目)12.5%→10.5%
TV成長率2.0%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥88、総合スコア5.0から指数関数的に倍率算出。

悲観 29%
カメラ市場の縮小で販売が落ち込む
¥703
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥88
想定PER8倍
中立 48%
高付加価値レンズが収益を支える
¥1,055
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥88
想定PER12倍
楽観 23%
新製品ヒットでブランド評価が高まる
¥1,670
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥88
想定PER19倍

過去長期(10年以上)のPBR分位 × 現BPS。市場の不況・好況局面を含む歴史的レンジから価値帯を算定。中央値PBR=1.31倍、現BPS=¥532。

PBR推移(月次・全期間)
PBR月次 下位25% (1.09) 中央値 (1.31) 上位25% (1.73)
悲観 29%
カメラ市場の縮小で販売が落ち込む
¥580
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PBR1.09倍
中立 48%
高付加価値レンズが収益を支える
¥699
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PBR1.31倍
楽観 23%
新製品ヒットでブランド評価が高まる
¥920
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PBR1.73倍

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥88。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (11.9) 中央値 (15.2) 上位25% (19.8)
悲観 29%
カメラ市場の縮小で販売が落ち込む
¥1,043
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER11.9倍
中立 48%
高付加価値レンズが収益を支える
¥1,340
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER15.2倍
楽観 23%
新製品ヒットでブランド評価が高まる
¥1,737
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER19.8倍

10年後の株価を 5000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-05-10)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
中立
期待年利が必要利回りを上回る確率: 38.7%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -3.0% / 中央 7.7% / 上振れ 18.2%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(5000シナリオ)
下振れ ¥283 / 中央 ¥1,369 / 上振れ ¥4,263
現在 ¥1,022 → 分布の下から 0%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
0.4%
10年後の状態: 成長31% 横ばい67% 衰退2% 倒産・上場廃止0%
事象タグ別の10年発生確率
株主還元強化
46.6%
景気後退・需要減
43.8%
AI投資の供給側恩恵
37.0%
好況・上振れサイクル
33.8%
バリュエーション低下
32.6%
バリュエーション上昇
30.3%
利益率改善
29.3%
AI先端パッケージ・材料需要
26.6%
大幅業績ショック
17.9%
利益率悪化
17.2%
TOB・買収
16.0%
構造的衰退
12.1%
競争優位低下
9.5%
倒産・上場廃止
3.1%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(5000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥1,022(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)6.50%10.00%14.50%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥1,006
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥1,006
スタート時の状態S(名目永続成長率 1.0%、直近売上成長 6.5%)

※ 試算精度について:現在は 5000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (29%) 中立 (48%) 楽観 (23%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥551 ¥1,241 ¥3,362 ¥1,529
残余利益 ¥256 ¥610 ¥1,125 ¥626
PERマルチプル ¥703 ¥1,055 ¥1,670 ¥1,094
PBR分位法 ¥580 ¥699 ¥920 ¥715
PER分位法 ¥1,043 ¥1,340 ¥1,737 ¥1,345
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥1,062
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥345 割安
¥627
FV¥1,062 割高
¥1,763
¥2,204
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
利用規約 | プライバシーポリシー | サイトマップ