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8628 松井証券 銘柄分析・適正株価

松井証券 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
日本株 証券・商品先物 ネット証券 R&I A- (stable)
現在値
時価総額
投資テーゼ
松井証券は個人向けネット証券として明確な立ち位置を持つが、手数料競争と商品同質化の圧力が強い。AIによる情報提供の民主化も進みやすく、差別化の源泉は限定される。
4
競争優位性
業界内MOAT
4
業界成長性
セクター動態
6
リスク耐性
財務・事業安定性
6
株主還元
配当・自社株買い
4
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
4.8/10
競争優位性
4
業界成長性
4
リスク耐性
6
株主還元
6
見通し
4
📋 事業内容
527億円
売上高
FY2026実績
155億円
親会社帰属
純利益
35億円
営業CF
FY2026実績
6.0%
自己資本
比率
18.8%
ROE
FY2026

松井証券は個人向けネット証券として明確な立ち位置を持つが、手数料競争と商品同質化の圧力が強い。AIによる情報提供の民主化も進みやすく、差別化の源泉は限定される。証券は相場環境の波を受けやすいが、顧客基盤と商品提案力で差が出やすい。売買頼みから資産形成支援へ寄せられるかが長い目で重要になる。この会社を見るときは、目先の追い風よりも事業の型がどれだけ再現性を持つかを丁寧に見たい。

競争優位性(業界内MOAT) 4/10

競争優位の源泉

先行ブランドはあるが、取引基盤の差は縮まりやすく切り替え障壁も高くない。長い顧客関係や対面提案の深さ、あるいは利便性の高い基盤は強みになりやすい。預かり資産の厚みが事業の粘りにつながる。強みが本物かどうかは、価格以外の理由で選ばれ続けるかに表れやすい。

📈 業界の成長性・セクター動態 4/10

成長の見通し

資産形成需要は追い風だが、価格競争と顧客獲得費用が伸びを削りやすい。手数料構造の多様化や顧客層の拡大が進むと、成長の見通しは安定しやすい。市況頼みの色を薄められるかが評価点になる。外部環境の追い風があっても、最終的には自社の得意分野をどこまで広げられるかが差を生みやすい。

⚠️ リスクファクター分析 6/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

高リスク相場依存の強さ

財務面の重さは比較的小さく、固定資産負担も大きくない。市場が低迷すると売買代金や投資意欲が落ちやすい。短期の活況に頼る収益構造は振れが大きい。短期の揺れだけでなく、事業の癖として続きやすいかを見分けることが大切だ。

中リスク手数料競争の進行

財務面の重さは比較的小さく、固定資産負担も大きくない。利便性や価格で比較されやすい領域では差別化が難しくなりやすい。付加価値の提示が重要になる。短期の揺れだけでなく、事業の癖として続きやすいかを見分けることが大切だ。

低リスク商品不振の影響

財務面の重さは比較的小さく、固定資産負担も大きくない。販売商品の魅力が弱いと、預かり資産の積み上がりが鈍りやすい。運用支援の質も問われる。短期の揺れだけでなく、事業の癖として続きやすいかを見分けることが大切だ。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 4/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

資産形成需要の拡大

見通しは預かり資産の深耕次第で改善余地があるが、AIによる情報仲介の低価格化は逆風になりうる。長期運用への関心が高まると、継続的な預かり資産の積み上げが期待しやすい。相場の波をならしやすい。見通しが現実味を持つほど、評価の視線は短期の変動より事業の質へ移りやすい。

手数料以外の収益拡大

見通しは預かり資産の深耕次第で改善余地があるが、AIによる情報仲介の低価格化は逆風になりうる。助言やラップ、保険などの幅が広がると収益の質は改善しやすい。顧客との接点も深まりやすい。見通しが現実味を持つほど、評価の視線は短期の変動より事業の質へ移りやすい。

顧客基盤の若返り

見通しは預かり資産の深耕次第で改善余地があるが、AIによる情報仲介の低価格化は逆風になりうる。新しい顧客層を取り込めると、長い時間軸での見通しが良くなる。デジタルと対面の組み合わせも武器になりうる。見通しが現実味を持つほど、評価の視線は短期の変動より事業の質へ移りやすい。

💰 株主還元政策 6/10

成熟事業で還元志向を持ちやすく、株主への配分は相対的に期待しやすい。資本規制を意識しながらも、収益の波を越えて配分できるかが見られやすい。安定収益の比率が高い企業ほど還元の納得感も出やすい。派手さよりも、無理のない資本配分を続けられるかが長期の評価に結びつきやすい。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
10年国債利回り(リスクフリーレート)+2.61%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(証券・資産運用)×1.77
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+9.09%
リスク耐性スコア調整(6/10)+0.00%
MOAT スコア調整(4/10)+0.20%
格付け調整(R&I A-)+0.00%
当社中立CoE11.90%
悲観 CoE
14.9%
中立 CoE
11.9%
楽観 CoE
9.4%
リスク耐性スコア(6/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 34%
中立 43%
楽観 23%
悲観 34% — 競争激化
中立 43% — 顧客維持
楽観 23% — 運用深耕
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥890/株
悲観34% / 中立43% / 楽観23%
リスク耐性スコア 6/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2026年度 -28億円 / 2025年度 -477億円 / 2024年度 -148億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥50。成長率は過去DPS CAGR(10年=0.9%、直近3年=7.7%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(9年)でターミナル成長率に収束。

悲観 34%
競争激化
¥329
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト14.9%
ターミナル成長率0.1%
中立 43%
顧客維持
¥521
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト11.9%
ターミナル成長率1.0%
楽観 23%
運用深耕
¥885
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト9.4%
ターミナル成長率2.0%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥318、配当性向83%でBPS追跡。

悲観 34%
競争激化
¥156
推定フェアバリュー/株
CoE14.9%
ROE(初年→10年目)-4.7%→10.6%
TV成長率0.1%
中立 43%
顧客維持
¥342
推定フェアバリュー/株
CoE11.9%
ROE(初年→10年目)12.7%→12.7%
TV成長率1.0%
楽観 23%
運用深耕
¥494
推定フェアバリュー/株
CoE9.4%
ROE(初年→10年目)15.1%→12.8%
TV成長率2.0%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥77、総合スコア4.8から指数関数的に倍率算出。

悲観 34%
競争激化
¥617
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥77
想定PER8倍
中立 43%
顧客維持
¥925
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥77
想定PER12倍
楽観 23%
運用深耕
¥1,465
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥77
想定PER19倍
PBR法による価値算定を見送り
過去BPSデータの連続性に問題があるため、PBR法による価値算定を見送り(時系列に不連続な急変あり(株式分割の遡及反映が不完全な可能性))

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥77。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (17.6) 中央値 (22.1) 上位25% (31.9)
悲観 34%
競争激化
¥1,354
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER17.6倍
中立 43%
顧客維持
¥1,706
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER22.1倍
楽観 23%
運用深耕
¥2,464
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER31.9倍

10年後の株価を 1000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-06-05)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 0.8%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -16.3% / 中央 -7.3% / 上振れ 2.4%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(1000シナリオ)
下振れ ¥39 / 中央 ¥225 / 上振れ ¥831
現在 ¥975 → 分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
0.5%
10年後の状態: 成長14% 横ばい85% 衰退1% 倒産・上場廃止1%
事象タグ別の10年発生確率
financial low-return terminal value discount
79.9%
景気後退・需要減
56.4%
好況・上振れサイクル
53.9%
バリュエーション低下
51.9%
株主還元強化
45.1%
AI代替・知識労働サービス圧迫
43.2%
利益率改善
31.7%
大幅業績ショック
30.2%
利益率悪化
27.9%
バリュエーション上昇
20.5%
希薄化・増資
18.7%
競争優位低下
18.4%
TOB・買収
17.1%
構造的衰退
15.6%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(1000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥975(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)8.88%12.38%16.88%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥201
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥201
スタート時の状態C(名目永続成長率 0.9%、直近売上成長 8.3%)

※ 試算精度について:現在は 1000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (34%) 中立 (43%) 楽観 (23%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥329 ¥521 ¥885 ¥539
残余利益 ¥156 ¥342 ¥494 ¥314
PERマルチプル ¥617 ¥925 ¥1,465 ¥944
PBR分位法
PER分位法 ¥1,354 ¥1,706 ¥2,464 ¥1,761
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥890
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥338 割安
¥614
FV¥890 割高
¥1,327
¥1,659
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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