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乃村工藝社 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
サービス業 空間演出 企画施工
現在値
時価総額
投資テーゼ
株式会社乃村工藝社は展示や空間づくりを支える企画施工会社で、実績と運営力が受注の土台になる。創造性は強みだが、制作工程の一部は AI による圧力を受けやすい。
4
競争優位性
業界内MOAT
4
業界成長性
セクター動態
5
リスク耐性
財務・事業安定性
5
株主還元
配当・自社株買い
4
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
4.4/10
競争優位性
4
業界成長性
4
リスク耐性
5
株主還元
5
見通し
4
📋 事業内容
1,627億円
売上高
FY2026実績
91億円
親会社帰属
純利益
109億円
営業CF
FY2026実績
65.0%
自己資本
比率
14.7%
ROE
FY2026

株式会社乃村工藝社は展示、イベント、空間づくりを企画施工し、企業や施設の体験設計を支える。現場実行力が収益の核になる。案件の取得、運営、販売や施工のどこまで自前で回せるかで、収益の振れ方と再現性が変わりやすい。一方で現場運営や案件管理の比重が重く、デジタルだけでは置き換えにくい判断と実務が多い。

競争優位性(業界内MOAT) 4/10

企画力だけでは AI による代替圧力を受けやすいが、施工や運営まで含む対応は残りやすい。総合力の深さが堀になる。良い案件を見抜く力と現場を回し切る力がかみ合うほど、表面化しにくい堀が厚くなる。ただし資産価格が強いだけの局面と実力で収益を作れている局面は分けて見る必要がある。

📈 業界の成長性・セクター動態 4/10

成長は体験価値需要の取り込みに左右される。景況感と予算環境の波はなお大きい。伸びしろは案件回転だけでなく、運営収益や周辺サービスをどこまで積み上げられるかでも変わる。一方で市況が弱い局面では、需要があっても案件化や販売の速度が鈍りやすい。

⚠️ リスクファクター分析 5/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

高リスクAI 代替圧力

企画やデザインの初期工程は AI で置き換えられやすい。内製化が進むと単価が削られやすい。このリスクはAI 代替圧力が重なる局面で強まりやすく、案件の選別が難しくなるほど影響が広がりやすい。

中リスク景気感応

広告やイベント予算は景況感に左右されやすい。案件の先送りも起きやすい。このリスクは景気感応が重なる局面で強まりやすく、案件の選別が難しくなるほど影響が広がりやすい。

中リスク大型案件依存

大きな案件の採算や有無が業績を振れさせやすい。平準化の難しさが残る。このリスクは大型案件依存が重なる局面で強まりやすく、案件の選別が難しくなるほど影響が広がりやすい。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 4/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

施工総合力

現場実行力が強いほど代替されにくい。見通しの鍵は施工総合力が単発案件で終わらず、運営や資産の質の改善として続くかにある。この動きが進むほど、回転と採算の両方を整えやすい。資産の質が伝わるほど評価の見直し余地も広がる。

施設需要

継続案件が増えるほど安定感は増す。見通しの鍵は施設需要が単発案件で終わらず、運営や資産の質の改善として続くかにある。この動きが進むほど、回転と採算の両方を整えやすい。資産の質が伝わるほど評価の見直し余地も広がる。

データ活用

単なる制作から離れられれば見え方は良くなる。見通しの鍵はデータ活用が単発案件で終わらず、運営や資産の質の改善として続くかにある。この動きが進むほど、回転と採算の両方を整えやすい。資産の質が伝わるほど評価の見直し余地も広がる。

💰 株主還元政策 5/10

資本配分は受注能力と還元の均衡が中心になる。安定案件の積み上げが見られやすい。成熟度が高い事業ほど還元の継続性は評価されやすいが、守りのための投資を削ってまで厚くする局面とは限らない。不動産や建設では案件機会の波が大きく、還元の厚みよりも資産回転と採算管理の質が先に見られやすい。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
30年国債利回り(リスクフリーレート)+3.70%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(建設・ゼネコン)×0.74
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+3.81%
リスク耐性スコア調整(5/10)+0.00%
MOAT スコア調整(4/10)+0.20%
当社中立CoE7.71%
悲観 CoE
10.7%
中立 CoE
7.7%
楽観 CoE
6.0%
リスク耐性スコア(5/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 35%
中立 40%
楽観 25%
悲観 35% — イベント需要鈍化と価格競争が重なる局面
中立 40% — 大型案件を軸に安定受注を続ける局面
楽観 25% — 体験価値への需要拡大で評価が高まる局面
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥1,237/株
悲観35% / 中立40% / 楽観25%
リスク耐性スコア 5/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のFCFブレが30%超のため、DCF法による算定を見送り(年次変動が大きく将来推計が困難)
直近3期FCF: 2026年度 99億円 / 2025年度 17億円 / 2024年度 59億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥42。成長率は過去DPS CAGR(10年=10.9%、直近3年=18.9%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(9年)でターミナル成長率に収束。

悲観 35%
イベント需要鈍化と価格競争が重なる局面
¥549
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト10.7%
ターミナル成長率0.1%
中立 40%
大型案件を軸に安定受注を続ける局面
¥1,064
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト7.7%
ターミナル成長率1.0%
楽観 25%
体験価値への需要拡大で評価が高まる局面
¥2,136
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト6.0%
ターミナル成長率2.0%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥556、配当性向51%でBPS追跡。

悲観 35%
イベント需要鈍化と価格競争が重なる局面
¥235
推定フェアバリュー/株
CoE10.7%
ROE(初年→10年目)-5.0%→6.5%
TV成長率0.1%
中立 40%
大型案件を軸に安定受注を続ける局面
¥647
推定フェアバリュー/株
CoE7.7%
ROE(初年→10年目)8.6%→8.6%
TV成長率1.0%
楽観 25%
体験価値への需要拡大で評価が高まる局面
¥1,095
推定フェアバリュー/株
CoE6.0%
ROE(初年→10年目)11.0%→8.8%
TV成長率2.0%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥82、総合スコア4.4から指数関数的に倍率算出。

悲観 35%
イベント需要鈍化と価格競争が重なる局面
¥573
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥82
想定PER7倍
中立 40%
大型案件を軸に安定受注を続ける局面
¥901
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥82
想定PER11倍
楽観 25%
体験価値への需要拡大で評価が高まる局面
¥1,474
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥82
想定PER18倍
PBR法による価値算定を見送り
過去PBR中央値が1.5超のため、PBR法による価値算定は適していません(高ROE/成長銘柄)

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥82。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (21.9) 中央値 (27.0) 上位25% (36.0)
悲観 35%
イベント需要鈍化と価格競争が重なる局面
¥1,795
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER21.9倍
中立 40%
大型案件を軸に安定受注を続ける局面
¥2,210
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER27.0倍
楽観 25%
体験価値への需要拡大で評価が高まる局面
¥2,951
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER36.0倍

10年後の株価を 5000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-05-10)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 10.3%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -14.7% / 中央 -4.5% / 上振れ 8.4%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(5000シナリオ)
下振れ ¥99 / 中央 ¥309 / 上振れ ¥1,634
現在 ¥1,124 → 分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
0.3%
10年後の状態: 成長11% 横ばい52% 衰退36% 倒産・上場廃止0%
事象タグ別の10年発生確率
景気後退・需要減
50.0%
株主還元強化
45.5%
好況・上振れサイクル
42.6%
バリュエーション低下
36.2%
利益率改善
32.8%
バリュエーション上昇
26.7%
利益率悪化
22.8%
大幅業績ショック
21.0%
競争優位低下
16.5%
構造的衰退
13.1%
TOB・買収
13.0%
希薄化・増資
8.2%
過剰債務・既存株主毀損
4.0%
倒産・上場廃止
2.4%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(5000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥1,124(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)4.77%8.27%12.77%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥427
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥427
スタート時の状態S(名目永続成長率 0.5%、直近売上成長 8.3%)

※ 試算精度について:現在は 5000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (35%) 中立 (40%) 楽観 (25%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥549 ¥1,064 ¥2,136 ¥1,152
残余利益 ¥235 ¥647 ¥1,095 ¥615
PERマルチプル ¥573 ¥901 ¥1,474 ¥929
PBR分位法
PER分位法 ¥1,795 ¥2,210 ¥2,951 ¥2,250
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥1,237
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥433 割安
¥788
FV¥1,237 割高
¥1,914
¥2,393
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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