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NSD 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
日本株 情報・通信業 独立系SI
現在値
時価総額
投資テーゼ
NSDは企業向けのシステム開発と保守運用を持つが、汎用的な開発作業はAIで単価圧力を受けやすい。既存顧客との継続案件は強みでも、成長評価は慎重に置きたい。
5
競争優位性
業界内MOAT
4
業界成長性
セクター動態
6
リスク耐性
財務・事業安定性
5
株主還元
配当・自社株買い
3
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
4.6/10
競争優位性
5
業界成長性
4
リスク耐性
6
株主還元
5
見通し
3
📋 事業内容
1,078億円
売上高
FY2025実績
118億円
親会社帰属
純利益
123億円
営業CF
FY2025実績
74.5%
自己資本
比率
17.4%
ROE
FY2025

NSDは企業向けのシステム開発と保守運用を持つが、汎用的な開発作業はAIで単価圧力を受けやすい。既存顧客との継続案件は強みでも、成長評価は慎重に置きたい。業務システムは顧客の基幹業務に入り込むため、一度定着すると継続性を持ちやすい。導入の重さはあるが、運用支援まで握れる企業は強い。この会社を見るときは、目先の追い風よりも事業の型がどれだけ再現性を持つかを丁寧に見たい。

競争優位性(業界内MOAT) 5/10

競争優位の源泉

継続案件と顧客接点はあるが、開発作業の一部はAIで代替されやすい。業務理解と導入実績、切り替えコストの高さは明確な堀になる。安定稼働への信頼がある企業ほど解約されにくい。強みが本物かどうかは、価格以外の理由で選ばれ続けるかに表れやすい。

📈 業界の成長性・セクター動態 4/10

成長の見通し

企業の更新需要は続くものの、作業量の増加がそのまま売上成長に結び付きにくくなる。更新需要や業務効率化の流れを捉えられると、成長の見通しは描きやすい。クラウド化や周辺機能の追加が広がりを作りやすい。外部環境の追い風があっても、最終的には自社の得意分野をどこまで広げられるかが差を生みやすい。

⚠️ リスクファクター分析 6/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

高リスク導入遅延の発生

大きな設備負担は小さく、防御力は中位以上と見やすい。大型案件では要件変更や開発難航が採算を傷めやすい。売上計上の時期もぶれやすくなる。短期の揺れだけでなく、事業の癖として続きやすいかを見分けることが大切だ。

中リスク人材不足の制約

大きな設備負担は小さく、防御力は中位以上と見やすい。技術者の確保が難しいと、需要があっても受注を伸ばし切れない。育成負担も重くなりやすい。短期の揺れだけでなく、事業の癖として続きやすいかを見分けることが大切だ。

低リスク旧来型依存の懸念

大きな設備負担は小さく、防御力は中位以上と見やすい。保守的な顧客基盤が強みである一方、新しい提供形態への移行が遅れると成長が鈍りやすい。変化対応が問われる。短期の揺れだけでなく、事業の癖として続きやすいかを見分けることが大切だ。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 3/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

更新需要の継続

見通しは上流設計や運用高度化へ寄せられるかにかかり、単純な人月依存はAIの逆風を受ける。基幹システムの刷新や制度対応は、継続的な需要の土台になりやすい。長い関係を持つ企業ほど強い。見通しが現実味を持つほど、評価の視線は短期の変動より事業の質へ移りやすい。

継続課金化の前進

見通しは上流設計や運用高度化へ寄せられるかにかかり、単純な人月依存はAIの逆風を受ける。導入後も収益が積み上がる形へ寄せられると、見通しは安定しやすい。受託偏重の弱さを和らげられる。見通しが現実味を持つほど、評価の視線は短期の変動より事業の質へ移りやすい。

周辺業務への拡張

見通しは上流設計や運用高度化へ寄せられるかにかかり、単純な人月依存はAIの逆風を受ける。既存顧客の別部門へ広げられると、営業効率良く成長しやすい。業務理解の深さが武器になる。見通しが現実味を持つほど、評価の視線は短期の変動より事業の質へ移りやすい。

💰 株主還元政策 5/10

成熟SIとして還元余地はあるが、差別化投資も必要である。開発人材への投資が必要だが、継続収益が厚い企業は還元の見通しも立てやすい。受託だけでなく保守の積み上がりが重要になる。派手さよりも、無理のない資本配分を続けられるかが長期の評価に結びつきやすい。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
30年国債利回り(リスクフリーレート)+3.70%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(ITサービス・ソフトウェア)×1.42
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+7.31%
リスク耐性スコア調整(6/10)+0.00%
MOAT スコア調整(5/10)+0.00%
当社中立CoE11.01%
悲観 CoE
14.0%
中立 CoE
11.0%
楽観 CoE
8.5%
リスク耐性スコア(6/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 29%
中立 48%
楽観 23%
悲観 29% — 単価低下
中立 48% — 保守継続
楽観 23% — 高付加価値化
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥2,006/株
悲観29% / 中立48% / 楽観23%
リスク耐性スコア 6/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 132億円 / 2024年度 -57億円 / 2023年度 161億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥87。成長率は過去DPS CAGR(10年=13.5%、直近3年=18.7%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(10年)でターミナル成長率に収束。

悲観 29%
単価低下
¥1,042
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト14.0%
ターミナル成長率1.6%
中立 48%
保守継続
¥1,712
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト11.0%
ターミナル成長率2.1%
楽観 23%
高付加価値化
¥3,155
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト8.5%
ターミナル成長率2.9%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥878、配当性向57%でBPS追跡。

悲観 29%
単価低下
¥468
推定フェアバリュー/株
CoE14.0%
ROE(初年→10年目)-1.3%→9.9%
TV成長率1.6%
中立 48%
保守継続
¥998
推定フェアバリュー/株
CoE11.0%
ROE(初年→10年目)12.0%→12.0%
TV成長率2.1%
楽観 23%
高付加価値化
¥1,665
推定フェアバリュー/株
CoE8.5%
ROE(初年→10年目)14.4%→12.2%
TV成長率2.9%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥154、総合スコア4.6から指数関数的に倍率算出。

悲観 29%
単価低下
¥1,229
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥154
想定PER8倍
中立 48%
保守継続
¥1,843
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥154
想定PER12倍
楽観 23%
高付加価値化
¥2,919
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥154
想定PER19倍
PBR法による価値算定を見送り
過去PBR中央値が1.5超のため、PBR法による価値算定は適していません(高ROE/成長銘柄)

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥154。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (16.4) 中央値 (22.3) 上位25% (25.1)
悲観 29%
単価低下
¥2,521
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER16.4倍
中立 48%
保守継続
¥3,428
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER22.3倍
楽観 23%
高付加価値化
¥3,854
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER25.1倍

10年後の株価を 5000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-05-10)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 21.1%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -7.6% / 中央 4.3% / 上振れ 15.8%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(5000シナリオ)
下振れ ¥336 / 中央 ¥2,630 / 上振れ ¥9,416
現在 ¥2,686 → 分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
0.6%
10年後の状態: 成長28% 横ばい68% 衰退4% 倒産・上場廃止1%
事象タグ別の10年発生確率
AIエージェント代替・内製化リスク
58.2%
株主還元強化
46.5%
景気後退・需要減
42.6%
バリュエーション低下
38.1%
AI活用による生産性上振れ
32.6%
利益率改善
30.6%
バリュエーション上昇
25.4%
大幅業績ショック
20.4%
好況・上振れサイクル
19.8%
AI代替・知識労働サービス圧迫
17.8%
利益率悪化
17.7%
TOB・買収
17.0%
構造的衰退
10.6%
競争優位低下
10.6%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(5000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥2,686(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)8.18%11.68%16.18%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥1,704
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥1,704
スタート時の状態S(名目永続成長率 2.0%、直近売上成長 14.1%)

※ 試算精度について:現在は 5000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (29%) 中立 (48%) 楽観 (23%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥1,042 ¥1,712 ¥3,155 ¥1,850
残余利益 ¥468 ¥998 ¥1,665 ¥998
PERマルチプル ¥1,229 ¥1,843 ¥2,919 ¥1,912
PBR分位法
PER分位法 ¥2,521 ¥3,428 ¥3,854 ¥3,263
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥2,006
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥723 割安
¥1,315
FV¥2,006 割高
¥2,898
¥3,623
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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