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5331 ノリタケ 銘柄分析・適正株価

ノリタケ 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
東証プライム ガラス・土石製品 工業用セラミックス R&I A- (stable)
現在値
時価総額
投資テーゼ
ノリタケ株式会社は工業用途に根差した砥石やセラミックスを持ち、ものづくりの現場で継続需要を確保しやすい。景気感応は残るが、用途の広さが下支えになる。
5
競争優位性
業界内MOAT
4
業界成長性
セクター動態
5
リスク耐性
財務・事業安定性
4
株主還元
配当・自社株買い
4
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
4.4/10
競争優位性
5
業界成長性
4
リスク耐性
5
株主還元
4
見通し
4
📋 事業内容
1,382億円
売上高
FY2025実績
129億円
親会社帰属
純利益
20億円
営業CF
FY2025実績
75.6%
自己資本
比率
8.6%
ROE
FY2025

同社はガラスやセラミックスの材料技術を活かし、産業や生活の基盤を支える。見た目以上に用途は広く、機能と信頼性が求められる場面で存在感を持ちやすい。製造条件の作り込みと安定供給が事業の芯になる。汎用品と高機能材の配分が収益の質を左右しやすい。

競争優位性(業界内MOAT) 5/10

素材特性の作り込みや焼成条件のノウハウは、簡単には外から再現しにくい。用途に応じた品質保証の経験も、採用を支える無形資産になる。顧客工程に深く入り込めば、切替の負担は意外に重い。いっぽうで一般材の部分では、市況と競争の影響も受けやすい。

📈 業界の成長性・セクター動態 4/10

成長余地は、高機能用途への展開と用途構成の改善にある。環境、電子、医療などの分野へ刺さる材料が育てば、評価の質は大きく変わる。基盤事業がある企業ほど、新領域への挑戦にも余力を持ちやすい。地道な材料開発が後から効いてくるタイプの業種だ。

⚠️ リスクファクター分析 5/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

中リスク市況の波

汎用材の比重が高い部分では需給の影響を受けやすい。数量を維持しても利幅が細りやすい場面がある。

中リスク用途集中

特定用途への依存が強いと、その分野の調整が直接響きやすい。分散の弱さが目立つこともある。

低リスク設備負担

製造条件の維持には継続投資が必要で、稼働が崩れると負担感が増しやすい。固定費の重さは無視しにくい。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 4/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

高機能用途

機能材が伸びれば、素材会社としての評価が一段と良くなりやすい。市況依存の印象もやわらぎやすい。

用途分散

複数の分野に材料が広がれば、景気の波に対する耐性が増す。見通しの安定感にもつながる。

技術蓄積の顕在化

長年の材料開発が新しい採用につながれば、地味な強みが一気に見えやすくなる。再評価の余地を生む。

💰 株主還元政策 4/10

設備と開発の両輪が要るため、資本配分は慎重になりやすい。それでも成熟度の高い企業なら、無理のない還元姿勢は示しやすい。大切なのは景気の良い時だけでなく、平時にもぶれにくい配分であることだ。事業の底力が還元の持続性を支える。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
10年国債利回り(リスクフリーレート)+2.61%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(ガラス・セラミックス)×0.78
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+4.02%
リスク耐性スコア調整(5/10)+0.00%
MOAT スコア調整(5/10)+0.00%
格付け調整(R&I A-)+0.00%
当社中立CoE6.63%
悲観 CoE
9.6%
中立 CoE
6.6%
楽観 CoE
6.0%
リスク耐性スコア(5/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 30%
中立 45%
楽観 25%
悲観 30% — 市況調整・需要鈍化
中立 45% — 既存需要の着実消化
楽観 25% — 高付加価値化・採用拡大
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥2,341/株
悲観30% / 中立45% / 楽観25%
リスク耐性スコア 5/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 -32億円 / 2024年度 188億円 / 2023年度 -37億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥68。成長率は過去DPS CAGR(10年=13.7%、直近3年=21.6%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(10年)でターミナル成長率に収束。

悲観 30%
市況調整・需要鈍化
¥1,186
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト9.6%
ターミナル成長率0.6%
中立 45%
既存需要の着実消化
¥2,446
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト6.6%
ターミナル成長率1.1%
楽観 25%
高付加価値化・採用拡大
¥4,120
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト6.0%
ターミナル成長率2.0%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥2,609、配当性向30%でBPS追跡。

悲観 30%
市況調整・需要鈍化
¥1,018
推定フェアバリュー/株
CoE9.6%
ROE(初年→10年目)-5.0%→5.6%
TV成長率0.6%
中立 45%
既存需要の着実消化
¥3,316
推定フェアバリュー/株
CoE6.6%
ROE(初年→10年目)7.7%→7.7%
TV成長率1.1%
楽観 25%
高付加価値化・採用拡大
¥4,596
推定フェアバリュー/株
CoE6.0%
ROE(初年→10年目)10.1%→7.9%
TV成長率2.0%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥157、総合スコア4.4から指数関数的に倍率算出。

悲観 30%
市況調整・需要鈍化
¥1,257
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥157
想定PER8倍
中立 45%
既存需要の着実消化
¥1,885
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥157
想定PER12倍
楽観 25%
高付加価値化・採用拡大
¥2,984
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥157
想定PER19倍

過去長期(10年以上)のPBR分位 × 現BPS。市場の不況・好況局面を含む歴史的レンジから価値帯を算定。中央値PBR=0.72倍、現BPS=¥2,609。

PBR推移(月次・全期間)
PBR月次 下位25% (0.56) 中央値 (0.72) 上位25% (0.98)
悲観 30%
市況調整・需要鈍化
¥1,455
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PBR0.56倍
中立 45%
既存需要の着実消化
¥1,884
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PBR0.72倍
楽観 25%
高付加価値化・採用拡大
¥2,550
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PBR0.98倍

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥157。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (8.1) 中央値 (15.2) 上位25% (23.4)
悲観 30%
市況調整・需要鈍化
¥1,274
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER8.1倍
中立 45%
既存需要の着実消化
¥2,390
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER15.2倍
楽観 25%
高付加価値化・採用拡大
¥3,678
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER23.4倍

10年後の株価を 1000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-06-05)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 0.3%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -15.8% / 中央 -9.9% / 上振れ -2.3%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(1000シナリオ)
下振れ ¥506 / 中央 ¥998 / 上振れ ¥2,529
現在 ¥3,785 → 分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
0.5%
10年後の状態: 成長1% 横ばい74% 衰退25% 倒産・上場廃止1%
事象タグ別の10年発生確率
株主還元強化
49.1%
好況・上振れサイクル
44.4%
景気後退・需要減
41.5%
rate environment net interest bridge
39.9%
AI先端パッケージ・材料需要
35.4%
バリュエーション低下
34.7%
ordinary_nominal_recession_catchup
31.8%
利益率改善
27.4%
バリュエーション上昇
24.0%
利益率悪化
23.9%
TOB・買収
16.8%
大幅業績ショック
16.6%
構造的衰退
11.3%
希薄化・増資
9.8%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(1000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥3,785(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)3.95%7.45%11.95%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥731
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥731
スタート時の状態S(名目永続成長率 1.5%、直近売上成長 5.0%)

※ 試算精度について:現在は 1000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (30%) 中立 (45%) 楽観 (25%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥1,186 ¥2,446 ¥4,120 ¥2,487
残余利益 ¥1,018 ¥3,316 ¥4,596 ¥2,947
PERマルチプル ¥1,257 ¥1,885 ¥2,984 ¥1,971
PBR分位法 ¥1,455 ¥1,884 ¥2,550 ¥1,922
PER分位法 ¥1,274 ¥2,390 ¥3,678 ¥2,377
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥2,341
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥681 割安
¥1,238
FV¥2,341 割高
¥3,586
¥4,483
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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