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6330 東洋エンジニアリング 銘柄分析・適正株価

東洋エンジニアリング 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
建設 プラントエンジニアリング 海外案件
現在値
時価総額
投資テーゼ
東洋エンジニアリングは大型プラントの設計と建設で経験を持つが、案件採算の振れが大きい。技術力はあるものの、案件型特有の難しさから評価は守りよりも選別が重要になる。
5
競争優位性
業界内MOAT
4
業界成長性
セクター動態
4
リスク耐性
財務・事業安定性
3
株主還元
配当・自社株買い
5
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
4.2/10
競争優位性
5
業界成長性
4
リスク耐性
4
株主還元
3
見通し
5
📋 事業内容
2,781億円
売上高
FY2025実績
20億円
親会社帰属
純利益
-231億円
営業CF
FY2025実績
20.9%
自己資本
比率
3.3%
ROE
FY2025

大型プラントの設計や調達、建設を担い、産業設備の立ち上げに関わる。案件ごとの遂行力が収益を左右する。案件の取得、運営、販売や施工のどこまで自前で回せるかで、収益の振れ方と再現性が変わりやすい。一方で現場運営や案件管理の比重が重く、デジタルだけでは置き換えにくい判断と実務が多い。

競争優位性(業界内MOAT) 5/10

技術と実績はあるが、案件型で競争も強く、堅い堀とは言いにくい。受注よりも遂行の質が重要な業態だ。良い案件を見抜く力と現場を回し切る力がかみ合うほど、表面化しにくい堀が厚くなる。ただし資産価格が強いだけの局面と実力で収益を作れている局面は分けて見る必要がある。

📈 業界の成長性・セクター動態 4/10

投資テーマ次第で受注機会はある。反面、案件の偏りが大きく、滑らかな成長を想定しにくい。伸びしろは案件回転だけでなく、運営収益や周辺サービスをどこまで積み上げられるかでも変わる。一方で市況が弱い局面では、需要があっても案件化や販売の速度が鈍りやすい。

⚠️ リスクファクター分析 4/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

高リスク案件採算の悪化

大型案件は条件のずれが利益を大きく損ねやすい。このリスクは案件採算の悪化が重なる局面で強まりやすく、案件の選別が難しくなるほど影響が広がりやすい。その場合は案件回転や採算、資金繰りの見え方に響きやすく、在庫や工事原価の重さが表面化しやすい。市況への不安が高まると評価も縮みやすい。

中リスク受注の偏り

案件の有無で収益の見え方が大きく変わりやすい。このリスクは受注の偏りが重なる局面で強まりやすく、案件の選別が難しくなるほど影響が広がりやすい。その場合は案件回転や採算、資金繰りの見え方に響きやすく、在庫や工事原価の重さが表面化しやすい。市況への不安が高まると評価も縮みやすい。

低リスク海外要因

海外案件では制度や実行環境の違いが負担になりやすい。このリスクは海外要因が重なる局面で強まりやすく、案件の選別が難しくなるほど影響が広がりやすい。その場合は案件回転や採算、資金繰りの見え方に響きやすく、在庫や工事原価の重さが表面化しやすい。市況への不安が高まると評価も縮みやすい。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 5/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

選別受注の徹底

案件の質を重視できれば、収益体質を改善しやすい。見通しの鍵は選別受注の徹底が単発案件で終わらず、運営や資産の質の改善として続くかにある。この動きが進むほど、回転と採算の両方を整えやすい。資産の質が伝わるほど評価の見直し余地も広がる。

成長テーマの追い風

環境やエネルギー関連の投資を捉えられれば、受注環境が良くなる可能性がある。見通しの鍵は成長テーマの追い風が単発案件で終わらず、運営や資産の質の改善として続くかにある。この動きが進むほど、回転と採算の両方を整えやすい。資産の質が伝わるほど評価の見直し余地も広がる。

実行力の再評価

難度の高い案件を安定してこなせれば、技術力への評価が戻りやすい。見通しの鍵は実行力の再評価が単発案件で終わらず、運営や資産の質の改善として続くかにある。この動きが進むほど、回転と採算の両方を整えやすい。資産の質が伝わるほど評価の見直し余地も広がる。

💰 株主還元政策 3/10

資本配分はまず事業の安定化が優先されやすい。還元より採算改善の進展を先に見たい。資本配分では、競争力を守る投資と財務の安定をどう両立するかがまず問われる。不動産や建設では案件機会の波が大きく、還元の厚みよりも資産回転と採算管理の質が先に見られやすい。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
10年国債利回り(リスクフリーレート)+2.61%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(建設・ゼネコン)×0.74
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+3.81%
リスク耐性スコア調整(4/10)+0.60%
MOAT スコア調整(5/10)+0.00%
当社中立CoE7.02%
悲観 CoE
10.0%
中立 CoE
7.0%
楽観 CoE
6.0%
リスク耐性スコア(4/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 32%
中立 42%
楽観 26%
悲観 32% — 大型案件の採算悪化が重なる
中立 42% — 選別受注で安定化を進める
楽観 26% — 高採算案件が続き収益体質が改善する
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥2,427/株
悲観32% / 中立42% / 楽観26%
リスク耐性スコア 4/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 -429億円 / 2024年度 133億円 / 2023年度 61億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥25。

悲観 32%
大型案件の採算悪化が重なる
¥200
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト10.0%
ターミナル成長率0.1%
中立 42%
選別受注で安定化を進める
¥419
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト7.0%
ターミナル成長率1.0%
楽観 26%
高採算案件が続き収益体質が改善する
¥809
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト6.0%
ターミナル成長率2.0%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥1,025、配当性向72%でBPS追跡。

悲観 32%
大型案件の採算悪化が重なる
¥393
推定フェアバリュー/株
CoE10.0%
ROE(初年→10年目)-5.0%→5.4%
TV成長率0.1%
中立 42%
選別受注で安定化を進める
¥1,116
推定フェアバリュー/株
CoE7.0%
ROE(初年→10年目)7.5%→7.5%
TV成長率1.0%
楽観 26%
高採算案件が続き収益体質が改善する
¥1,588
推定フェアバリュー/株
CoE6.0%
ROE(初年→10年目)10.1%→7.7%
TV成長率2.0%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥209、総合スコア4.2から指数関数的に倍率算出。

悲観 32%
大型案件の採算悪化が重なる
¥1,462
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥209
想定PER7倍
中立 42%
選別受注で安定化を進める
¥2,297
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥209
想定PER11倍
楽観 26%
高採算案件が続き収益体質が改善する
¥3,758
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥209
想定PER18倍
PBR法による価値算定を見送り
過去BPSデータの連続性に問題があるため、PBR法による価値算定を見送り(時系列に不連続な急変あり(株式分割の遡及反映が不完全な可能性))

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥209。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (16.2) 中央値 (25.0) 上位25% (47.2)
悲観 32%
大型案件の採算悪化が重なる
¥3,389
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER16.2倍
中立 42%
選別受注で安定化を進める
¥5,229
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER25.0倍
楽観 26%
高採算案件が続き収益体質が改善する
¥9,849
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER47.2倍

10年後の株価を 1000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-06-05)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 0.2%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -81.5% / 中央 -21.5% / 上振れ -10.9%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(1000シナリオ)
下振れ ¥0 / 中央 ¥187 / 上振れ ¥664
現在 ¥2,109 → 分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
11.3%
10年後の状態: 成長0% 横ばい27% 衰退62% 倒産・上場廃止11%
事象タグ別の10年発生確率
rate environment net interest bridge
99.1%
希薄化・増資
91.9%
赤字・低収益からの回復
69.7%
debt service profit drag
56.3%
好況・上振れサイクル
52.6%
大幅業績ショック
48.9%
景気後退・需要減
47.6%
利益率改善
46.7%
バリュエーション低下
43.2%
ordinary dilution financing
39.3%
distress restructuring survival
31.1%
バリュエーション上昇
28.3%
discounted recap financing
27.8%
倒産・上場廃止
25.1%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(1000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥2,109(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)3.75%7.25%11.75%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥203
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥203
スタート時の状態L(名目永続成長率 1.0%、直近売上成長 -2.9%)

※ 試算精度について:現在は 1000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (32%) 中立 (42%) 楽観 (26%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥200 ¥419 ¥809 ¥450
残余利益 ¥393 ¥1,116 ¥1,588 ¥1,007
PERマルチプル ¥1,462 ¥2,297 ¥3,758 ¥2,410
PBR分位法
PER分位法 ¥3,389 ¥5,229 ¥9,849 ¥5,841
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥2,427
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥749 割安
¥1,361
FV¥2,427 割高
¥4,001
¥5,001
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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