4483 JMDC 銘柄分析・適正株価
5.6Sol 個別レビュー
投資テーゼ
AIが希少にするのは分析画面ではなく、適法で継続更新される縦断医療データと顧客workflow接点。これが有機成長と一株CFへ転換すれば価値が残る。
主な懸念
NRR/CAC・データ権利の粒度が未開示で、利益未達、固定費先行、のれん・負債、支配株主/SBCを調整後EBITDAが隠す可能性。
シナリオ内訳
| シナリオ | 確率 | 妥当価値 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| データ利用制約・AI機能代替・減損 | 12.0% | 162円 | 保険者/医療機関データ接点、利用権・同意、分析AI代替、処理能力、有機成長、M&A/のれん、SBC・株数、負債を10年EPSへ整合。 |
| 製薬需要軟調・固定費先行・M&A低収益 | 23.0% | 1,044円 | 保険者/医療機関データ接点、利用権・同意、分析AI代替、処理能力、有機成長、M&A/のれん、SBC・株数、負債を10年EPSへ整合。 |
| データ基盤成長・分析機能は選別 | 40.0% | 3,336円 | 保険者/医療機関データ接点、利用権・同意、分析AI代替、処理能力、有機成長、M&A/のれん、SBC・株数、負債を10年EPSへ整合。 |
| 医療データAI基盤・有機成長加速 | 20.0% | 7,117円 | 保険者/医療機関データ接点、利用権・同意、分析AI代替、処理能力、有機成長、M&A/のれん、SBC・株数、負債を10年EPSへ整合。 |
| 標準医療データOS化 | 5.0% | 14,436円 | 保険者/医療機関データ接点、利用権・同意、分析AI代替、処理能力、有機成長、M&A/のれん、SBC・株数、負債を10年EPSへ整合。 |
FY2025実績
純利益
FY2025実績
比率
FY2025
JMDCは医療データ基盤を握る点で、一般的なSaaSよりもAI時代に残りやすい。分析機能の代替は起こりうるが、基礎データと顧客接点の価値は比較的守られやすい。業務システムは顧客の基幹業務に入り込むため、一度定着すると継続性を持ちやすい。導入の重さはあるが、運用支援まで握れる企業は強い。この会社を見るときは、目先の追い風よりも事業の型がどれだけ再現性を持つかを丁寧に見たい。
競争優位の源泉
データ資産と顧客接点は強く、単なる機能提供よりも防御力が高い。業務理解と導入実績、切り替えコストの高さは明確な堀になる。安定稼働への信頼がある企業ほど解約されにくい。強みが本物かどうかは、価格以外の理由で選ばれ続けるかに表れやすい。
成長の見通し
医療データ活用の余地はあるが、期待先行で見過ぎない方がよい。更新需要や業務効率化の流れを捉えられると、成長の見通しは描きやすい。クラウド化や周辺機能の追加が広がりを作りやすい。外部環境の追い風があっても、最終的には自社の得意分野をどこまで広げられるかが差を生みやすい。
スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。
規制対応は必要でも、基盤型の収益は相対的に安定しやすい。大型案件では要件変更や開発難航が採算を傷めやすい。売上計上の時期もぶれやすくなる。短期の揺れだけでなく、事業の癖として続きやすいかを見分けることが大切だ。
規制対応は必要でも、基盤型の収益は相対的に安定しやすい。技術者の確保が難しいと、需要があっても受注を伸ばし切れない。育成負担も重くなりやすい。短期の揺れだけでなく、事業の癖として続きやすいかを見分けることが大切だ。
規制対応は必要でも、基盤型の収益は相対的に安定しやすい。保守的な顧客基盤が強みである一方、新しい提供形態への移行が遅れると成長が鈍りやすい。変化対応が問われる。短期の揺れだけでなく、事業の癖として続きやすいかを見分けることが大切だ。
業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。
見通しはデータ活用の広がりに余地があり、AIはむしろ基盤価値を高めうる。基幹システムの刷新や制度対応は、継続的な需要の土台になりやすい。長い関係を持つ企業ほど強い。見通しが現実味を持つほど、評価の視線は短期の変動より事業の質へ移りやすい。
見通しはデータ活用の広がりに余地があり、AIはむしろ基盤価値を高めうる。導入後も収益が積み上がる形へ寄せられると、見通しは安定しやすい。受託偏重の弱さを和らげられる。見通しが現実味を持つほど、評価の視線は短期の変動より事業の質へ移りやすい。
見通しはデータ活用の広がりに余地があり、AIはむしろ基盤価値を高めうる。既存顧客の別部門へ広げられると、営業効率良く成長しやすい。業務理解の深さが武器になる。見通しが現実味を持つほど、評価の視線は短期の変動より事業の質へ移りやすい。
成長投資の優先度が高く、還元だけで魅力を語りにくい。開発人材への投資が必要だが、継続収益が厚い企業は還元の見通しも立てやすい。受託だけでなく保守の積み上がりが重要になる。派手さよりも、無理のない資本配分を続けられるかが長期の評価に結びつきやすい。
リスク耐性スコア 6/10 より算出
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 112億円 / 2024年度 -249億円 / 2023年度 -187億円
2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥16。
2段階残余利益モデル。BPS₀=¥1,194、配当性向14%でBPS追跡。
PERマルチプル法。ピークEPS=¥111、総合スコア5.8から指数関数的に倍率算出。
過去BPSデータの連続性に問題があるため、PBR法による価値算定を見送り(長期データ不足(10年未満))
黒字年の長期データ不足のためPER法による価値算定を見送り
10年後の株価を 1000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-07-29)
| 入力値 / 各モデルの結果 | 下振れ | 中央 | 上振れ |
|---|---|---|---|
| 必要利回り(株主資本コスト) | 5.26% | 8.76% | 13.26% |
| 成長持続年数(競争優位性に連動) | 7年 | 10年 | 13年 |
| EPS/BPS-first MC 適正株価(中央) | ¥1,841 | ||
| 10年後EPS/BPS×出口評価(中央) | ¥1,724 | ||
| スタート時の状態 | S(名目永続成長率 2.7%、直近売上成長 24.2%) | ||
※ 試算精度について:現在は 1000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。
| 評価モデル | 悲観 (29%) | 中立 (48%) | 楽観 (23%) | 加重平均 |
|---|---|---|---|---|
| DCF | — | — | — | — |
| 配当割引 | ¥118 | ¥256 | ¥523 | ¥277 |
| 残余利益 | ¥551 | ¥1,580 | ¥3,346 | ¥1,688 |
| PERマルチプル | ¥1,002 | ¥1,559 | ¥2,561 | ¥1,628 |
| PBR分位法 | — | — | — | — |
| PER分位法 | — | — | — | — |
| モデル平均 | ↑ 各モデルの確率加重平均 | ¥1,198 | ||
¥557 FV¥1,198 割高
¥2,143 ¥2,679