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エンプラス 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
電気機器 精密部品 先端用途
現在値
時価総額
投資テーゼ
株式会社エンプラスは精密成形や高機能部品で厳しい要求に応え、先端分野へ入り込む部材メーカーだ。技術の厚みはあるが、需要先の投資波動は大きい。
7
競争優位性
業界内MOAT
6
業界成長性
セクター動態
5
リスク耐性
財務・事業安定性
4
株主還元
配当・自社株買い
6
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
5.6/10
競争優位性
7
業界成長性
6
リスク耐性
5
株主還元
4
見通し
6
📋 事業内容
381億円
売上高
FY2025実績
39億円
親会社帰属
純利益
71億円
営業CF
FY2025実績
88.0%
自己資本
比率
7.1%
ROE
FY2025

株式会社エンプラスは精密成形部品を通じて、先端機器や高機能用途の性能を支える。量産だけでなく設計対応力も重要だ。顧客の調達や生産、設備運営のどこに入り込むかで、単発受注か継続取引かの色合いが変わりやすい。一方で物理的な供給力や現場対応が必要なため、デジタルだけでは置き換わりにくい領域を持つ。

競争優位性(業界内MOAT) 7/10

材料、金型、量産条件の知見が堀になる。物理的な性能要求が高く、AI に置き換わる役務とは性格が異なる。規格対応、量産立ち上げ、品質保証のような積み上げがある領域では、AIだけで代替できない実務力が効く。それでも顧客の値下げ圧力は残るため、採用後も技術と供給責任で選ばれ続けることが重要になる。

📈 業界の成長性・セクター動態 6/10

成長は先端用途の採用拡大に左右される。波はあるが高付加価値分野での伸びしろは見やすい。伸びしろは既存顧客内での深耕、新用途への展開、周辺収益の積み上げのどれが効くかで見え方が変わる。ただし外部環境が弱い局面では、需要があっても案件化や採用の速度が鈍りやすい。

⚠️ リスクファクター分析 5/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

中リスク需要先波動

主要顧客の投資調整で需要が振れやすい。高機能分野ほど波も大きくなりやすい。このリスクは需要先波動が顕在化する局面で強まりやすく、需要の弱さと供給側の負担が同時に出やすい。

中リスク顧客集中

特定用途に依存すると景況感の影響が強まる。用途分散の厚みが重要だ。このリスクは顧客集中が顕在化する局面で強まりやすく、需要の弱さと供給側の負担が同時に出やすい。

低リスク投資先行

能力増強が先行すると回収まで時間差が生じやすい。実行の精度が問われる。このリスクは投資先行が顕在化する局面で強まりやすく、需要の弱さと供給側の負担が同時に出やすい。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 6/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

先端採用拡大

重要部材としての認識が強まるほど評価されやすい。見通しの鍵は先端採用拡大が一過性の採用ではなく、用途の広がりや供給責任の強化につながるかにある。この動きが進むほど、採用品目や用途が広がり、受注の質と値決めの力が改善しやすい。供給責任を果たせる企業として見られれば評価も底上げされやすい。

設計深耕

採用が長期化しやすくなる。見通しの鍵は設計深耕が一過性の採用ではなく、用途の広がりや供給責任の強化につながるかにある。この動きが進むほど、採用品目や用途が広がり、受注の質と値決めの力が改善しやすい。供給責任を果たせる企業として見られれば評価も底上げされやすい。

用途分散

波をならしながら成長余地を増やせる。見通しの鍵は用途分散が一過性の採用ではなく、用途の広がりや供給責任の強化につながるかにある。この動きが進むほど、採用品目や用途が広がり、受注の質と値決めの力が改善しやすい。供給責任を果たせる企業として見られれば評価も底上げされやすい。

💰 株主還元政策 4/10

資本配分は能力増強と還元の均衡が中心になる。成長局面では投資優先になりやすい。資本配分では、競争力を守る投資と財務の安定をどう両立するかがまず問われる。製造業では設備、開発、供給責任への投資が欠かせず、還元の魅力は事業の強さが続く前提で評価されやすい。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
30年国債利回り(リスクフリーレート)+3.70%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(精密機器)×1.09
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+5.58%
リスク耐性スコア調整(5/10)+0.00%
MOAT スコア調整(7/10)-0.30%
当社中立CoE8.98%
悲観 CoE
12.0%
中立 CoE
9.0%
楽観 CoE
6.5%
リスク耐性スコア(5/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 35%
中立 40%
楽観 25%
悲観 35% — 主要用途の投資減速で採算が鈍る局面
中立 40% — 高機能部品の供給を安定して続ける局面
楽観 25% — 先端用途の採用拡大で評価が高まる局面
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥9,836/株
悲観35% / 中立40% / 楽観25%
リスク耐性スコア 5/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のFCFブレが30%超のため、DCF法による算定を見送り(年次変動が大きく将来推計が困難)
直近3期FCF: 2025年度 2億円 / 2024年度 41億円 / 2023年度 62億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥70。成長率は過去DPS CAGR(10年=0.0%、直近3年=13.8%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(12年)でターミナル成長率に収束。

悲観 35%
主要用途の投資減速で採算が鈍る局面
¥578
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト12.0%
ターミナル成長率1.0%
中立 40%
高機能部品の供給を安定して続ける局面
¥1,262
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト9.0%
ターミナル成長率1.8%
楽観 25%
先端用途の採用拡大で評価が高まる局面
¥3,665
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト6.5%
ターミナル成長率2.9%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥6,258、配当性向16%でBPS追跡。

悲観 35%
主要用途の投資減速で採算が鈍る局面
¥2,811
推定フェアバリュー/株
CoE12.0%
ROE(初年→10年目)-4.0%→8.2%
TV成長率1.0%
中立 40%
高機能部品の供給を安定して続ける局面
¥8,572
推定フェアバリュー/株
CoE9.0%
ROE(初年→10年目)10.6%→10.6%
TV成長率1.8%
楽観 25%
先端用途の採用拡大で評価が高まる局面
¥19,548
推定フェアバリュー/株
CoE6.5%
ROE(初年→10年目)13.7%→10.5%
TV成長率2.9%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥629、総合スコア5.6から指数関数的に倍率算出。

悲観 35%
主要用途の投資減速で採算が鈍る局面
¥5,665
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥629
想定PER9倍
中立 40%
高機能部品の供給を安定して続ける局面
¥8,812
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥629
想定PER14倍
楽観 25%
先端用途の採用拡大で評価が高まる局面
¥14,477
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥629
想定PER23倍

過去長期(10年以上)のPBR分位 × 現BPS。市場の不況・好況局面を含む歴史的レンジから価値帯を算定。中央値PBR=1.02倍、現BPS=¥6,258。

PBR推移(月次・全期間)
PBR月次 下位25% (0.78) 中央値 (1.02) 上位25% (1.48)
悲観 35%
主要用途の投資減速で採算が鈍る局面
¥4,856
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PBR0.78倍
中立 40%
高機能部品の供給を安定して続ける局面
¥6,365
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PBR1.02倍
楽観 25%
先端用途の採用拡大で評価が高まる局面
¥9,243
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PBR1.48倍

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥629。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (15.0) 中央値 (26.3) 上位25% (80.4)
悲観 35%
主要用途の投資減速で採算が鈍る局面
¥9,423
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER15.0倍
中立 40%
高機能部品の供給を安定して続ける局面
¥16,571
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER26.3倍
楽観 25%
先端用途の採用拡大で評価が高まる局面
¥50,581
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER80.4倍

10年後の株価を 5000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-05-10)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 23.7%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -7.5% / 中央 3.7% / 上振れ 14.6%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(5000シナリオ)
下振れ ¥2,772 / 中央 ¥13,900 / 上振れ ¥44,803
現在 ¥13,750 → 分布の下から 0%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
0.3%
10年後の状態: 成長46% 横ばい51% 衰退2% 倒産・上場廃止0%
事象タグ別の10年発生確率
株主還元強化
49.6%
景気後退・需要減
43.3%
バリュエーション低下
38.4%
好況・上振れサイクル
35.2%
AI投資の供給側恩恵
34.0%
利益率改善
26.0%
AI先端パッケージ・材料需要
25.6%
バリュエーション上昇
24.0%
利益率悪化
17.5%
大幅業績ショック
14.8%
TOB・買収
12.0%
構造的衰退
9.9%
競争優位低下
9.0%
倒産・上場廃止
2.8%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(5000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥13,750(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)6.50%10.00%14.50%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥8,893
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥8,893
スタート時の状態S(名目永続成長率 1.0%、直近売上成長 6.5%)

※ 試算精度について:現在は 5000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (35%) 中立 (40%) 楽観 (25%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥578 ¥1,262 ¥3,665 ¥1,623
残余利益 ¥2,811 ¥8,572 ¥19,548 ¥9,300
PERマルチプル ¥5,665 ¥8,812 ¥14,477 ¥9,127
PBR分位法 ¥4,856 ¥6,365 ¥9,243 ¥6,556
PER分位法 ¥9,423 ¥16,571 ¥50,581 ¥22,572
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥9,836
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥2,567 割安
¥4,667
FV¥9,836 割高
¥19,503
¥24,379
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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