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6997 日本ケミコン 銘柄分析・適正株価

日本ケミコン 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
電気機器 定量スコア 財務履歴ベース JCR BBB- (negative) R&I BBB- (negative)
現在値
時価総額
投資テーゼ
年次財務履歴のみから作成した暫定定量評価。事業内容の個別文章は未作成で、収益性、成長、財務安全性、資本効率、直近改善度を保守的に採点している。
1
競争優位性
業界内MOAT
2
業界成長性
セクター動態
1
リスク耐性
財務・事業安定性
1
株主還元
配当・自社株買い
4
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
1.8/10
競争優位性
1
業界成長性
2
リスク耐性
1
株主還元
1
見通し
4

5.6Sol 個別レビュー

Claude Opus 5によるシナリオ加重評価
見送り寄り 簡易
5.6Sol乖離率 -21.4% レビュー時株価との比較
妥当価値 2,436円 シナリオ加重平均
基準株価 3,100円 2026-07-21 / kabufu-db
確信度 簡易評価

投資テーゼ

アルミ電解コンデンサでAIサーバー・車載向け需要が立ち上がり、27/3期は売上1600億円(+17.0%)・営業利益80億円(+137.4%)・純利益40億円・EPS166.08円・配当25円を計画する。25/3期の営業利益37億円、26/3期33.7億円という底からの回復シナリオ自体は否定しないが、粗利率の低い受注構造で営業利益を2.4倍にする計画は原材料価格と為替の前提に強く依存する。適正PBR=(ROE-g)/(COE-g)にCOE7.89%・g1.0%を当てると、正常化純利益34億円(営業65億円-金融費用、税率35%)なら持続ROE5.5%で適正PBR0.65倍=1694円、会社計画どおり純利益40億円が定着してもROE6.4%で適正PBR0.78倍=2033円にしかならない。現値3100円はBPS2594円に対しPBR1.19倍、持続ROE9.2%を織り込む水準で、過去5期で一度も到達していない。5シナリオの確率加重適正値は2435.5円で現値を21.4%下回り、EV/EBIT法でもクロスチェックが取れる(株式時価総額746.6億円+純有利子負債492億円=EV1238.6億円は26/3期営業利益の36.8倍、27/3期計画営業利益でも15.5倍)。一過性益・過小BPS・CB希薄化の三重の罠が重なっており買い候補にしない。

主な懸念

DBのeps_0=106.6は26/3期実績EPS106.26とほぼ一致するが、その純利益24億円には2026年3月27日開示の和解金による特別利益約17億円が含まれており、実力純利益は7億円前後・実力EPSは30円程度にすぎない。営業利益は33.7億円(前期比-9.9%、売上高営業利益率2.5%)、経常利益21億円で、経常より純利益が大きいこと自体が一過性益の証拠。DBのbps_0=1815.6も誤り。自己資本624.8億円を株数34,412,000で割った値であり、自己株式を除く期末株数2,408.5万株ベースの正しいBPSは2,594.2円で、DB値は30%過小。revenue_0=1458億円もTTM集計で26/3期実績1368.2億円と+6.6%ズレる。財務レバレッジはDBのprob_default=0.058を裏付ける水準で、有利子負債705.1億円に対し現金213億円、純有利子負債492億円は営業利益33.7億円の14.6倍、自己資本比率37.6%、利益剰余金は▲243.3億円の欠損。2021年7月に発行した2026年満期ユーロ円建転換社債(手取り約298億円)の満期が到来し、株価3100円が転換価額圏にあるため転換なら株数は最大34,412千株へ約43%希薄化、非転換なら現金213億円で300億円級の償還に対応できず借換えが必要という二者択一。2026年3月27日に第三者割当による種類株式の発行と資本金・資本準備金の減少、A種種類株式の取得・消却を決議し2026年6月29日に払込を完了しており、資本再構築の途上にある。

シナリオ内訳

5.6Sol評価のシナリオ、確率、妥当価値、根拠
シナリオ確率妥当価値根拠
悲観 15.0% 1,050円 コンデンサ需要が腰折れし営業利益率1%台へ逆戻り、CBを現金償還できず希薄化を伴う資本増強に追い込まれる。BPS2594円に対しPBR0.40倍の解散価値近辺まで売られる。
弱気 25.0% 1,700円 27/3期計画は未達で正常化純利益34億円・持続ROE5.5%に留まる。COE7.89%・g1.0%で適正PBR0.65倍。実力EPS30円台という26/3期の姿が続くケース。
中立 27.0% 2,300円 会社計画の8割程度を達成し純利益44億円・持続ROE7.0%が定着。適正PBR0.87倍。AIサーバー向けは伸びるが車載と汎用品の価格競争が利益率を抑える。
強気 22.0% 3,300円 27/3期計画を達成し営業利益80億円・純利益60億円・持続ROE9.6%へ。適正PBR1.25倍。CBは株価上昇で転換されレバレッジが低下し金融費用も軽くなる。
楽観 11.0% 4,600円 AIサーバーと車載電動化で導電性高分子コンデンサが構造的に伸び営業利益130億円(23/3期ピーク超え)・持続ROE13%。適正PBR1.78倍。欠損解消で本格増配に移行。
評価日: 2026-08-03 09:00:00
📋 事業内容
1,227億円
売上高
FY2025実績
0億円
親会社帰属
純利益
-5億円
営業CF
FY2025実績
34.4%
自己資本
比率
💰 株主還元政策 1/10
EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
10年国債利回り(リスクフリーレート)+2.86%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(電機・重電)×1.20
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+6.15%
リスク耐性スコア調整(1/10)+2.50%
MOAT スコア調整(1/10)+1.20%
格付け調整(JCR BBB- / R&I BBB-)+0.50%
当社中立CoE13.21%
悲観 CoE
16.2%
中立 CoE
13.2%
楽観 CoE
10.7%
リスク耐性スコア(1/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 46%
中立 18%
楽観 36%
悲観 46% — 財務悪化
中立 18% — 履歴並み
楽観 36% — 改善継続
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥5,111/株
悲観46% / 中立18% / 楽観36%
リスク耐性スコア 1/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 -102億円 / 2024年度 -178億円 / 2023年度 -117億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=—。

悲観 46%
財務悪化
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト16.2%
ターミナル成長率0.3%
中立 18%
履歴並み
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト13.2%
ターミナル成長率1.0%
楽観 36%
改善継続
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト10.7%
ターミナル成長率2.0%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥2,654、配当性向45%でBPS追跡。

悲観 46%
財務悪化
¥762
推定フェアバリュー/株
CoE16.2%
ROE(初年→10年目)-4.3%→8.0%
TV成長率0.3%
中立 18%
履歴並み
¥1,705
推定フェアバリュー/株
CoE13.2%
ROE(初年→10年目)9.8%→9.8%
TV成長率1.0%
楽観 36%
改善継続
¥2,646
推定フェアバリュー/株
CoE10.7%
ROE(初年→10年目)12.0%→10.2%
TV成長率2.0%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥610、総合スコア1.8から指数関数的に倍率算出。

悲観 46%
財務悪化
¥2,439
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥610
想定PER4倍
中立 18%
履歴並み
¥3,658
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥610
想定PER6倍
楽観 36%
改善継続
¥6,707
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥610
想定PER11倍

過去長期(10年以上)のPBR分位 × 現BPS。市場の不況・好況局面を含む歴史的レンジから価値帯を算定。中央値PBR=0.78倍、現BPS=¥2,654。

PBR推移(月次・全期間)
PBR月次 下位25% (0.63) 中央値 (0.78) 上位25% (1.01)
悲観 46%
財務悪化
¥1,674
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PBR0.63倍
中立 18%
履歴並み
¥2,058
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PBR0.78倍
楽観 36%
改善継続
¥2,686
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PBR1.01倍

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥610。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (11.1) 中央値 (17.4) 上位25% (34.2)
悲観 46%
財務悪化
¥6,762
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER11.1倍
中立 18%
履歴並み
¥10,631
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER17.4倍
楽観 36%
改善継続
¥20,857
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER34.2倍

10年後の株価を 1000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-07-29)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 0.8%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -31.9% / 中央 -18.8% / 上振れ -6.2%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(1000シナリオ)
下振れ ¥66 / 中央 ¥385 / 上振れ ¥1,632
現在 ¥3,100 → 分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
5.8%
10年後の状態: 成長0% 横ばい43% 衰退52% 倒産・上場廃止6%
事象タグ別の10年発生確率
rate environment net interest bridge
99.9%
chronic share issuance drift
94.1%
株主還元強化
49.3%
AI電力・光通信インフラ需要
45.8%
景気後退・需要減
42.9%
バリュエーション低下
41.1%
AI投資の供給側恩恵
38.1%
希薄化・増資
38.0%
好況・上振れサイクル
33.1%
利益率改善
28.2%
大幅業績ショック
26.8%
利益率悪化
25.0%
バリュエーション上昇
24.1%
balance sheet recapitalization
19.1%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(1000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥3,100(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
🍝 トータルリターンの10年推移(1000通りのシナリオ)
横軸 = 経過年 / 縦軸 = 配当込み累積トータルリターン(%)。薄い線1本1本が1回のシミュレーション、 太線が中央シナリオ、帯が下振れ〜上振れ(P10〜P90)。0%(灰線)より上なら投資元本を上回る。
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)4.39%7.89%12.39%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥322
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥334
スタート時の状態S(名目永続成長率 1.5%、直近売上成長 3.1%)

※ 試算精度について:現在は 1000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (46%) 中立 (18%) 楽観 (36%) 加重平均
DCF
配当割引
残余利益 ¥762 ¥1,705 ¥2,646 ¥1,610
PERマルチプル ¥2,439 ¥3,658 ¥6,707 ¥4,195
PBR分位法 ¥1,674 ¥2,058 ¥2,686 ¥2,107
PER分位法 ¥6,762 ¥10,631 ¥20,857 ¥12,533
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥5,111
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥1,600 割安
¥2,909
FV¥5,111 割高
¥8,224
¥10,280
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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