7199 プレミアグループ 銘柄分析・適正株価
5.6Sol 個別レビュー
投資テーゼ
26/3期は売上440億(+20.9%)、営業利益84億(+23.2%)、純利益60.7億(+30.5%)、EPS157.21円、ROE24.02%、配当54円。27/3期会社予想は売上510億・純利益69億・EPS177.44円・ROE27.31%・配当64円で、5期連続の20%前後成長を計画する。COE7.71%・g2.5%で適正PBR=(0.24-0.025)/(0.0771-0.025)=4.13倍、BPS649.86円に対し適正2684円。ROEを保守的に20%へ落としても3.36倍=2183円で現値2105円を上回る。PERでも実績157.21円に対し13.4倍、会社予想177.44円に対し11.9倍と、成長率15〜20%に対してPEGは0.7前後。5シナリオの確率加重は2553.6円で現値を21.3%上回る。ただしこの割安さは高レバレッジの対価であり、信用サイクルが逆流すれば適正値そのものが下方シフトする。悲観シナリオの下落率-46%はその左裾を表現したもので、ポジションサイズは絞るべき銘柄。
主な懸念
DBのeps_0=167.1円はIR BANKの26/3期実績EPS157.21円に対し+6.3%過大、revenue_0=462.49億も実績売上440億に対し+5.1%過大で、いずれもTTM集計と通期実績のズレ。dividend_0=55.5円も実績54円と食い違う。bps_0=653.1円だけは実績649.86円とほぼ一致する。以下は実績側で評価した。金融事業のためモンテカルロは信用コストの尾を扱えず壊れるので採用せず、適正PBR=(ROE-g)/(COE-g)を主軸にした。最大の懸念はレバレッジで、自己資本は649.86円×38.69百万株=251億円に対し自己資本比率12.7%すなわち総資産1980億円、レバレッジ7.9倍。ROA3.07%をレバレッジで24%のROEに増幅している構造で、ROAが1.5%に落ちればROEは12%まで半減する。クレジット債権残高は前期比+23.1%の7786億円と過去最高を更新中で、与信サイクル後半での急拡大は典型的な警戒シグナル。会社説明ではオートクレジットは全額保険付きで貸倒引当金へのPL影響はないとされるが、これは信用リスクが保険会社に移転しているだけで、保険料率の引き上げや引受基準の厳格化という形で戻ってくる。中古車は3Q単Qで前年割れとなっており、原資産の市況にも陰りがある。
シナリオ内訳
| シナリオ | 確率 | 妥当価値 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 悲観 | 14.0% | 1,140円 | 中古車市況の悪化と金利上昇で代位弁済と保険コストが急増、ROEは12%へ半減しEPS90円。適正PBR(0.12-0.02)/0.0571=1.75倍。 |
| 弱気 | 24.0% | 1,900円 | 債権残高の伸びが1桁台へ鈍化し成長が失速、EPS160円で横ばい・ROE18%。PER11.9倍相当。 |
| 中立 | 30.0% | 2,600円 | 27/3期会社予想EPS177.44円を達成しROE24%を維持。COE7.71%・g2.5%の適正PBR4.0倍相当で、PERでは14.7倍。 |
| 強気 | 22.0% | 3,300円 | 高採算の故障保証・整備などオートモビリティサービスが伸びて利益構成が改善、EPS220円にPER15倍。 |
| 楽観 | 10.0% | 4,320円 | タイ・インドネシアの海外事業が軌道に乗り成長が再加速、EPS270円にPER16倍。 |
FY2025実績
純利益
FY2025実績
比率
FY2025
リスク耐性スコア 1/10 より算出
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 -102億円 / 2024年度 -6億円 / 2023年度 -28億円
2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥40。
2段階残余利益モデル。BPS₀=¥499、配当性向33%でBPS追跡。
PERマルチプル法。ピークEPS=¥123、総合スコア5.2から指数関数的に倍率算出。
長期PBR履歴が不足(120ヶ月未満)のためPBR法による価値算定を見送り
長期PER履歴が不足(赤字年除外後120ヶ月未満)のためPER法による価値算定を見送り
10年後の株価を 1000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-07-29)
| 入力値 / 各モデルの結果 | 下振れ | 中央 | 上振れ |
|---|---|---|---|
| 必要利回り(株主資本コスト) | 4.21% | 7.71% | 12.21% |
| 成長持続年数(競争優位性に連動) | 7年 | 10年 | 13年 |
| EPS/BPS-first MC 適正株価(中央) | ¥2,398 | ||
| 10年後EPS/BPS×出口評価(中央) | ¥2,398 | ||
| スタート時の状態 | S(名目永続成長率 1.1%、直近売上成長 22.9%) | ||
※ 試算精度について:現在は 1000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。
| 評価モデル | 悲観 (37%) | 中立 (33%) | 楽観 (30%) | 加重平均 |
|---|---|---|---|---|
| DCF | — | — | — | — |
| 配当割引 | ¥244 | ¥438 | ¥850 | ¥490 |
| 残余利益 | ¥173 | ¥459 | ¥782 | ¥450 |
| PERマルチプル | ¥981 | ¥1,594 | ¥2,452 | ¥1,625 |
| PBR分位法 | — | — | — | — |
| PER分位法 | — | — | — | — |
| モデル平均 | ↑ 各モデルの確率加重平均 | ¥855 | ||
¥466 FV¥855 割高
¥1,361 ¥1,701
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