7730 マニー 銘柄分析・適正株価
5.6Sol 個別レビュー
投資テーゼ
高精度消耗品、認証・品質履歴、医師/顧客工程のswitchingは10年優位になり得る。中国recall再発、地域競争、新工場/M&Aの実行を下方へ残す。
主な懸念
品質事故・登録停止、現地優先政策、MMG赤字、新製品/工場の立上げ遅延、M&A overpayが主要な恒久損失経路。
シナリオ内訳
| シナリオ | 確率 | 妥当価値 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 品質事故・販売停止 | 10.0% | 199円 | Year-10正常EPSにSurgical/Eyeless/Dental、認証/quality・recall、海外成長、工場/R&D、M&Aを統合。配当はinterim PV、買戻しはshares pathだけに反映する。 |
| 中国圧力・MMG低迷 | 20.0% | 594円 | Year-10正常EPSにSurgical/Eyeless/Dental、認証/quality・recall、海外成長、工場/R&D、M&Aを統合。配当はinterim PV、買戻しはshares pathだけに反映する。 |
| 消耗品反復・中計部分達成 | 43.0% | 1,369円 | Year-10正常EPSにSurgical/Eyeless/Dental、認証/quality・recall、海外成長、工場/R&D、M&Aを統合。配当はinterim PV、買戻しはshares pathだけに反映する。 |
| 新製品・海外成長 | 22.0% | 2,258円 | Year-10正常EPSにSurgical/Eyeless/Dental、認証/quality・recall、海外成長、工場/R&D、M&Aを統合。配当はinterim PV、買戻しはshares pathだけに反映する。 |
| 医療ニッチM&A・製品群拡張 | 5.0% | 3,205円 | Year-10正常EPSにSurgical/Eyeless/Dental、認証/quality・recall、海外成長、工場/R&D、M&Aを統合。配当はinterim PV、買戻しはshares pathだけに反映する。 |
FY2025実績
純利益
FY2025実績
比率
FY2025
同社は計測、医療、光学など高精度が求められる分野で機器や部材を提供する。誤差を抑える技術や使い勝手の細かな作り込みが価値の中心になる。用途は専門的でも、一度信頼を得ると長く使われやすい。見えにくい精度の積み上げが、事業の厚みを形作る。
精密機器の堀は、設計力、品質保証、現場での再現性に宿る。精度が重要な場面では、実績のある機器ほど選ばれやすい。導入後の調整や保守まで含めて評価される企業は、単純な価格競争から距離を置きやすい。高い信頼性は、外からすぐには作れない資産である。
成長余地は、高付加価値用途への展開と継続採用の広がりにある。医療、研究、製造現場など、精度の要求が高まる分野ほど追い風を受けやすい。単品販売から保守やソリューションへ広がると収益の質も改善しやすい。ニッチでも重要な位置を取れる企業は強い。
スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。
研究や設備投資の鈍化が起きると、受注の勢いが弱まりやすい。用途が専門的なほど影響も目立ちやすい。
高精度分野では改良の遅れがそのまま競争力低下につながりやすい。強みを保つには継続投資が要る。
特定用途や顧客への偏りが強いと、環境変化の影響を受けやすい。ニッチの強さが弱点になることもある。
業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。
品質要求の高まる分野で採用が広がれば、精密機器会社としての格が上がりやすい。収益の質にも効く。
導入後の支援まで強められれば、装置販売の波を和らげやすい。安定感のある見通しを作りやすい。
培った精度技術を別分野へ広げられれば、ニッチの天井感をやわらげやすい。再評価のきっかけになる。
精密機器では、開発と品質維持への投資が競争力の土台になる。そのうえで還元を続けられる企業は、成熟工業株として安心感がある。大切なのは短期の配分より、技術の鮮度を保つ資本規律だ。長く信頼される製品群が、資本政策の説得力を支える。
リスク耐性スコア 8/10 より算出
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 -1億円 / 2024年度 12億円 / 2023年度 40億円
2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥39。成長率は過去DPS CAGR(10年=16.9%、直近3年=9.1%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(13年)でターミナル成長率に収束。
2段階残余利益モデル。BPS₀=¥544、配当性向83%でBPS追跡。
PERマルチプル法。ピークEPS=¥64、総合スコア6.4から指数関数的に倍率算出。
過去PBR中央値が1.5超のため、PBR法による価値算定は適していません(高ROE/成長銘柄)
過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥64。
10年後の株価を 1000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-07-29)
| 入力値 / 各モデルの結果 | 下振れ | 中央 | 上振れ |
|---|---|---|---|
| 必要利回り(株主資本コスト) | 3.95% | 7.45% | 11.95% |
| 成長持続年数(競争優位性に連動) | 7年 | 10年 | 13年 |
| EPS/BPS-first MC 適正株価(中央) | ¥1,655 | ||
| 10年後EPS/BPS×出口評価(中央) | ¥2,043 | ||
| スタート時の状態 | S(名目永続成長率 2.0%、直近売上成長 13.6%) | ||
※ 試算精度について:現在は 1000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。
| 評価モデル | 悲観 (34%) | 中立 (39%) | 楽観 (27%) | 加重平均 |
|---|---|---|---|---|
| DCF | — | — | — | — |
| 配当割引 | ¥590 | ¥1,297 | ¥2,610 | ¥1,411 |
| 残余利益 | ¥314 | ¥826 | ¥1,165 | ¥743 |
| PERマルチプル | ¥702 | ¥1,021 | ¥1,596 | ¥1,068 |
| PBR分位法 | — | — | — | — |
| PER分位法 | ¥1,232 | ¥1,969 | ¥2,420 | ¥1,840 |
| モデル平均 | ↑ 各モデルの確率加重平均 | ¥1,266 | ||
¥710 FV¥1,266 割高
¥1,948 ¥2,435