株譜kabufu
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日本証券金融 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
その他金融 証券金融 市場インフラ JCR AA- (stable) R&I AA- (stable)
現在値
時価総額
投資テーゼ
日本証券金融は信用取引を支える資金貸借の要所を担う、市場インフラ寄りの金融会社である。収益は市場活動の濃淡に左右されるが、機能そのものの重要性は高い。
7
競争優位性
業界内MOAT
3
業界成長性
セクター動態
7
リスク耐性
財務・事業安定性
6
株主還元
配当・自社株買い
3
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
5.2/10
競争優位性
7
業界成長性
3
リスク耐性
7
株主還元
6
見通し
3
📋 事業内容
595億円
売上高
FY2025実績
104億円
親会社帰属
純利益
-5,351億円
営業CF
FY2025実績
0.9%
自己資本
比率
7.7%
ROE
FY2025

同社は融資、リース、決済、投資などを通じて資金需要や資産運用の橋渡しを担う。銀行とは違う切り口で、顧客ごとの事情に合わせたサービスを組み立てるのが特徴だ。景気や金利の影響は受けるが、ニッチな強みを持つ企業も多い。資金を貸すだけでなく、流れを設計する力が事業の差になる。

競争優位性(業界内MOAT) 7/10

非銀行金融の堀は、審査ノウハウ、回収力、営業接点の深さで形作られる。案件の質を見抜く力がある企業は、表面利回りに惑わされにくい。長く築いた提携網や顧客基盤は、簡単には複製できない資産だ。ただし環境が悪化すると、強みの有無が急に試されやすい。

📈 業界の成長性・セクター動態 3/10

成長余地は、既存顧客の深掘りと周辺サービスの拡張にある。資金需要の変化に合わせて商品を磨ければ、単なる残高の積み上げ以上の価値が出る。景気敏感な面はあるが、分野選択がうまい企業は局面ごとに機会を拾いやすい。質の良い拡大が続くかどうかを見極めたい。

⚠️ リスクファクター分析 7/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

高リスク信用コスト

景気が悪化すると、延滞や回収の重さが利益に響きやすい。良い時に見えにくい傷みが表面化することもある。

中リスク調達環境

金利や資金調達の環境が変わると、利ざやや成長の自由度が狭まりやすい。外部条件への感応度は無視できない。

中リスク分野偏り

特定領域に案件が偏ると、その市場の変調をまともに受けやすい。分散の弱さは後から重く見えやすい。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 3/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

専門領域の深掘り

得意分野で審査や提案の質を高められれば、価格競争を避けやすい。非銀行らしい強みが見えやすくなる。

周辺収益の拡大

決済や管理、投資支援などの周辺機能が厚くなると、収益の安定感が増す。単線的な融資依存を和らげやすい。

守りの評価

逆風局面でも資産の質を保てれば、金融株としての信頼が高まりやすい。見通しの改善に直結しやすい。

💰 株主還元政策 6/10

金融業では、還元を見る前に資産の質と調達の安定感を確かめたい。守りを固めたうえで配分に余裕があれば、継続的な還元は評価されやすい。反対に無理な成長を優先すると、見えないところで傷みがたまりやすい。平時も逆風時もぶれない資本規律が重要になる。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
30年国債利回り(リスクフリーレート)+3.70%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(その他金融(リース・消費者金融))×1.15
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+5.93%
リスク耐性スコア調整(7/10)-0.40%
MOAT スコア調整(7/10)-0.30%
格付け調整(JCR AA- / R&I AA-)-0.50%
当社中立CoE8.43%
悲観 CoE
11.4%
中立 CoE
8.4%
楽観 CoE
6.0%
リスク耐性スコア(7/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 32%
中立 46%
楽観 22%
悲観 32% — 市場参加の低迷で取引関連収益が痩せる
中立 46% — 市場インフラとして安定運営を続ける
楽観 22% — 売買活況で金融機能の収益が伸びる
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥2,431/株
悲観32% / 中立46% / 楽観22%
リスク耐性スコア 7/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 -5,333億円 / 2024年度 3,880億円 / 2023年度 3,070億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥84。成長率は過去DPS CAGR(10年=14.3%、直近3年=40.9%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(12年)でターミナル成長率に収束。

悲観 32%
市場参加の低迷で取引関連収益が痩せる
¥1,264
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト11.4%
ターミナル成長率-0.1%
中立 46%
市場インフラとして安定運営を続ける
¥3,852
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト8.4%
ターミナル成長率1.0%
楽観 22%
売買活況で金融機能の収益が伸びる
¥14,211
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト6.0%
ターミナル成長率2.0%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥1,614、配当性向67%でBPS追跡。

悲観 32%
市場参加の低迷で取引関連収益が痩せる
¥956
推定フェアバリュー/株
CoE11.4%
ROE(初年→10年目)-3.7%→8.6%
TV成長率-0.1%
中立 46%
市場インフラとして安定運営を続ける
¥2,148
推定フェアバリュー/株
CoE8.4%
ROE(初年→10年目)10.5%→10.5%
TV成長率1.0%
楽観 22%
売買活況で金融機能の収益が伸びる
¥4,001
推定フェアバリュー/株
CoE6.0%
ROE(初年→10年目)12.8%→10.8%
TV成長率2.0%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥125、総合スコア5.2から指数関数的に倍率算出。

悲観 32%
市場参加の低迷で取引関連収益が痩せる
¥1,121
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥125
想定PER9倍
中立 46%
市場インフラとして安定運営を続ける
¥1,620
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥125
想定PER13倍
楽観 22%
売買活況で金融機能の収益が伸びる
¥2,492
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥125
想定PER20倍

過去長期(10年以上)のPBR分位 × 現BPS。市場の不況・好況局面を含む歴史的レンジから価値帯を算定。中央値PBR=0.50倍、現BPS=¥1,614。

PBR推移(月次・全期間)
PBR月次 下位25% (0.39) 中央値 (0.50) 上位25% (0.68)
悲観 32%
市場参加の低迷で取引関連収益が痩せる
¥634
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PBR0.39倍
中立 46%
市場インフラとして安定運営を続ける
¥812
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PBR0.50倍
楽観 22%
売買活況で金融機能の収益が伸びる
¥1,096
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PBR0.68倍

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥125。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (14.0) 中央値 (18.0) 上位25% (22.4)
悲観 32%
市場参加の低迷で取引関連収益が痩せる
¥1,750
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER14.0倍
中立 46%
市場インフラとして安定運営を続ける
¥2,243
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER18.0倍
楽観 22%
売買活況で金融機能の収益が伸びる
¥2,794
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER22.4倍

10年後の株価を 5000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-05-10)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 1.8%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -12.1% / 中央 -3.6% / 上振れ 4.9%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(5000シナリオ)
下振れ ¥163 / 中央 ¥569 / 上振れ ¥1,990
現在 ¥2,189 → 分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
4.7%
10年後の状態: 成長19% 横ばい74% 衰退2% 倒産・上場廃止5%
事象タグ別の10年発生確率
株主還元強化
44.6%
バリュエーション低下
43.9%
景気後退・需要減
42.9%
AI代替・知識労働サービス圧迫
42.1%
好況・上振れサイクル
33.2%
利益率改善
28.0%
大幅業績ショック
25.2%
過剰債務・既存株主毀損
24.8%
バリュエーション上昇
23.7%
利益率悪化
20.2%
TOB・買収
13.4%
構造的衰退
11.3%
競争優位低下
8.6%
倒産・上場廃止
7.2%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(5000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥2,189(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)6.83%10.33%14.83%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥805
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥805
スタート時の状態S(名目永続成長率 0.5%、直近売上成長 15.4%)

※ 試算精度について:現在は 5000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (32%) 中立 (46%) 楽観 (22%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥1,264 ¥3,852 ¥14,211 ¥5,303
残余利益 ¥956 ¥2,148 ¥4,001 ¥2,174
PERマルチプル ¥1,121 ¥1,620 ¥2,492 ¥1,652
PBR分位法 ¥634 ¥812 ¥1,096 ¥818
PER分位法 ¥1,750 ¥2,243 ¥2,794 ¥2,206
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥2,431
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥630 割安
¥1,145
FV¥2,431 割高
¥4,919
¥6,149
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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