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ピーエス・コンストラクション 銘柄分析・適正株価・割安/割高判定
建設 土木 基礎工事
現在値
時価総額
投資テーゼ
ピーエス・コンストラクションは土木と建築の施工で更新需要を取り込む建設会社である。現場力は支えになるが、建設業らしく受注競争と人手不足の影響を受けやすい。
5
競争優位性
業界内MOAT
4
業界成長性
セクター動態
5
リスク耐性
財務・事業安定性
5
株主還元
配当・自社株買い
5
見通し
上振れ経路の確度
総合スコア
4.8/10
競争優位性
5
業界成長性
4
リスク耐性
5
株主還元
5
見通し
5
📋 事業内容
1,356億円
売上高
FY2025実績
82億円
親会社帰属
純利益
160億円
営業CF
FY2025実績
44.2%
自己資本
比率
14.1%
ROE
FY2025

土木と建築の施工を担い、公共と民間の更新需要に対応する。現場管理と施工品質が収益の中心になる。案件の取得、運営、販売や施工のどこまで自前で回せるかで、収益の振れ方と再現性が変わりやすい。一方で現場運営や案件管理の比重が重く、デジタルだけでは置き換えにくい判断と実務が多い。

競争優位性(業界内MOAT) 5/10

実績と現場対応の蓄積はあるが、建設業は競争が強い。価格だけでない信頼をどこまで維持できるかが重要だ。良い案件を見抜く力と現場を回し切る力がかみ合うほど、表面化しにくい堀が厚くなる。ただし資産価格が強いだけの局面と実力で収益を作れている局面は分けて見る必要がある。

📈 業界の成長性・セクター動態 4/10

老朽化対応や更新需要はあるものの、高成長を描く業態ではない。選別受注で収益性を高められるかが焦点になる。伸びしろは案件回転だけでなく、運営収益や周辺サービスをどこまで積み上げられるかでも変わる。一方で市況が弱い局面では、需要があっても案件化や販売の速度が鈍りやすい。

⚠️ リスクファクター分析 5/10

スコアは「リスクが小さい」ことではなく、「リスクに対する財務・構造的耐性の高さ」を評価したものです。

中リスク採算管理

工期や原価のずれが利益に響きやすい。このリスクは採算管理が重なる局面で強まりやすく、案件の選別が難しくなるほど影響が広がりやすい。その場合は案件回転や採算、資金繰りの見え方に響きやすく、在庫や工事原価の重さが表面化しやすい。市況への不安が高まると評価も縮みやすい。

中リスク人手不足

現場の担い手不足が強まると、受注余地があっても消化しにくい。このリスクは人手不足が重なる局面で強まりやすく、案件の選別が難しくなるほど影響が広がりやすい。その場合は案件回転や採算、資金繰りの見え方に響きやすく、在庫や工事原価の重さが表面化しやすい。市況への不安が高まると評価も縮みやすい。

低リスク受注競争

案件獲得を優先すると、利幅を犠牲にしやすい。このリスクは受注競争が重なる局面で強まりやすく、案件の選別が難しくなるほど影響が広がりやすい。その場合は案件回転や採算、資金繰りの見え方に響きやすく、在庫や工事原価の重さが表面化しやすい。市況への不安が高まると評価も縮みやすい。

💡 見通し(上振れ経路と実現確度) 5/10

業績を構造的に変える可能性のある具体的な上振れ経路のみ。種まき新規事業・ニュースに出た小さな特許・抽象的な期待論は対象外。

更新需要の継続

老朽化対応の流れを捉え続ければ、安定した受注環境を保ちやすい。見通しの鍵は更新需要の継続が単発案件で終わらず、運営や資産の質の改善として続くかにある。この動きが進むほど、回転と採算の両方を整えやすい。資産の質が伝わるほど評価の見直し余地も広がる。

採算重視の受注

選別受注が進めば、建設会社としての評価の質を高めやすい。見通しの鍵は採算重視の受注が単発案件で終わらず、運営や資産の質の改善として続くかにある。この動きが進むほど、回転と採算の両方を整えやすい。資産の質が伝わるほど評価の見直し余地も広がる。

保守領域の強化

施工後の接点を広げられれば、受注の波を和らげる余地がある。見通しの鍵は保守領域の強化が単発案件で終わらず、運営や資産の質の改善として続くかにある。この動きが進むほど、回転と採算の両方を整えやすい。資産の質が伝わるほど評価の見直し余地も広がる。

💰 株主還元政策 5/10

還元余地はあるが、施工体制の維持や安全投資も欠かせない。安定感はあっても上振れの見え方は限定的だ。成熟度が高い事業ほど還元の継続性は評価されやすいが、守りのための投資を削ってまで厚くする局面とは限らない。不動産や建設では案件機会の波が大きく、還元の厚みよりも資産回転と採算管理の質が先に見られやすい。

EPS / DPS 長期推移(年次・全期間)
EPS(1株益) DPS(1株配当年間)
⚖️ 内在価値の推定(確率加重フェアバリュー)
📐 株主資本コスト(CoE)の算出
30年国債利回り(リスクフリーレート)+3.70%
成熟市場ERP(Damodaran)+4.23%
日本カントリーリスクプレミアム+0.91%
業種ベータ(建設・ゼネコン)×0.74
 → 業種調整後の市場リスクプレミアム+3.81%
リスク耐性スコア調整(5/10)+0.00%
MOAT スコア調整(5/10)+0.00%
当社中立CoE7.51%
悲観 CoE
10.5%
中立 CoE
7.5%
楽観 CoE
6.0%
リスク耐性スコア(5/10)を用いて3シナリオに確率ウェイトを配分。安定性が高いほど中立シナリオの比重が増し、リスクが高いほど悲観・楽観シナリオの比重が増加する。各モデルの確率加重平均を等ウェイトで平均した値を総合フェアバリューとして表示。
悲観 35%
中立 40%
楽観 25%
悲観 35% — 採算の低い受注が重なる
中立 40% — 更新需要を着実に積む
楽観 25% — 高採算案件の構成が良くなる
総合フェアバリュー(確率加重・4モデル平均)
¥2,137/株
悲観35% / 中立40% / 楽観25%
リスク耐性スコア 5/10 より算出
DCF法による算定を見送り
直近3期のいずれかでFCFが赤字のため、DCF法による算定を見送り
直近3期FCF: 2025年度 151億円 / 2024年度 140億円 / 2023年度 -187億円

2段階配当割引モデル(2-Stage DDM)。ベースDPS=¥72。成長率は過去DPS CAGR(10年=28.1%、直近3年=33.9%)から算出、MOATスコアに応じたフェード期間(10年)でターミナル成長率に収束。

悲観 35%
採算の低い受注が重なる
¥1,885
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト10.5%
ターミナル成長率0.1%
中立 40%
更新需要を着実に積む
¥3,697
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト7.5%
ターミナル成長率1.0%
楽観 25%
高採算案件の構成が良くなる
¥7,096
推定フェアバリュー/株
株主資本コスト6.0%
ターミナル成長率2.0%

2段階残余利益モデル。BPS₀=¥1,239、配当性向41%でBPS追跡。

悲観 35%
採算の低い受注が重なる
¥526
推定フェアバリュー/株
CoE10.5%
ROE(初年→10年目)-5.0%→6.5%
TV成長率0.1%
中立 40%
更新需要を着実に積む
¥1,522
推定フェアバリュー/株
CoE7.5%
ROE(初年→10年目)8.6%→8.6%
TV成長率1.0%
楽観 25%
高採算案件の構成が良くなる
¥2,537
推定フェアバリュー/株
CoE6.0%
ROE(初年→10年目)11.2%→8.8%
TV成長率2.0%

PERマルチプル法。ピークEPS=¥176、総合スコア4.8から指数関数的に倍率算出。

悲観 35%
採算の低い受注が重なる
¥1,407
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥176
想定PER8倍
中立 40%
更新需要を着実に積む
¥2,111
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥176
想定PER12倍
楽観 25%
高採算案件の構成が良くなる
¥3,342
推定フェアバリュー/株
ピークEPS¥176
想定PER19倍

過去長期(10年以上)のPBR分位 × 現BPS。市場の不況・好況局面を含む歴史的レンジから価値帯を算定。中央値PBR=0.76倍、現BPS=¥1,239。

PBR推移(月次・全期間)
PBR月次 下位25% (0.57) 中央値 (0.76) 上位25% (0.96)
悲観 35%
採算の低い受注が重なる
¥703
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PBR0.57倍
中立 40%
更新需要を着実に積む
¥941
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PBR0.76倍
楽観 25%
高採算案件の構成が良くなる
¥1,187
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PBR0.96倍

過去長期(10年以上、赤字年除外)のPER分位 × ピーク/正規化EPS。歴史的バリュエーションレンジから価値帯を算定。基準EPS=¥176。

PER推移(月次・全期間、赤字年除外)
PER月次 下位25% (9.4) 中央値 (13.0) 上位25% (17.4)
悲観 35%
採算の低い受注が重なる
¥1,647
推定フェアバリュー/株
分位下位25%
適用PER9.4倍
中立 40%
更新需要を着実に積む
¥2,283
推定フェアバリュー/株
分位中央値
適用PER13.0倍
楽観 25%
高採算案件の構成が良くなる
¥3,053
推定フェアバリュー/株
分位上位25%
適用PER17.4倍

10年後の株価を 5000通りの未来シナリオでシミュレーション。 業績の成長・横ばい・衰退・倒産の確率を過去データから推定し、1株利益の動きと適正株価の幅を予測します。 (最終計算: 2026-05-10)

総合判定(期待利回り vs 必要利回り)
回避
期待年利が必要利回りを上回る確率: 10.7%
期待年利(10年保有した場合)
下振れ -14.4% / 中央 -4.1% / 上振れ 8.7%
中央シナリオで必要利回り(7〜8%目安)を超えるか
10年後株価の幅(5000シナリオ)
下振れ ¥210 / 中央 ¥704 / 上振れ ¥3,850
現在 ¥2,683 → 分布の下から 1%地点(低いほど割安)
10年以内の倒産・上場廃止確率
0.6%
10年後の状態: 成長16% 横ばい57% 衰退27% 倒産・上場廃止1%
事象タグ別の10年発生確率
景気後退・需要減
50.6%
株主還元強化
46.0%
好況・上振れサイクル
41.9%
バリュエーション低下
41.8%
利益率改善
33.8%
バリュエーション上昇
26.1%
大幅業績ショック
22.7%
利益率悪化
21.4%
競争優位低下
14.8%
構造的衰退
13.7%
TOB・買収
12.7%
希薄化・増資
7.1%
過剰債務・既存株主毀損
5.9%
倒産・上場廃止
2.9%
銘柄の状態、業種の景気敏感度、スコア、資本効率、現在PBRなどから各事象の露出度を作り、EPS/BPSシミュレーション内で発生させています。
📊 10年後の株価予想分布(5000通りのシナリオ)
横軸 = 10年後の株価 / 縦軸 = その株価に到達するシナリオ数。 現在 ¥2,683(赤線)より右に分布があれば株価上昇期待、左なら下落リスク。
株価の10年推移予想(中央線=中央シナリオ、帯=下振れ〜上振れ)
入力値 / 各モデルの結果下振れ中央上振れ
必要利回り(株主資本コスト)4.77%8.27%12.77%
成長持続年数(競争優位性に連動)7年10年13年
EPS/BPS-first MC 適正株価(中央)¥1,063
10年後EPS/BPS×出口評価(中央)¥1,063
スタート時の状態S(名目永続成長率 0.5%、直近売上成長 7.1%)

※ 試算精度について:現在は 5000通りのシミュレーションで、売上成長・利益率・株数からEPSとBPSを作り、配当は総リターンに、内部留保と自社株買いはBPS/株に反映します。10年後EPS/BPSに対して出口PER/PBR/PSRを評価し、赤字パスでは黒字時のPERを使わず、資産・売上倍率ベースの低い評価に切り替えます。さらにTOB、競争優位低下、景気後退、赤字からの回復、利益率変化、希薄化、バリュエーション変化などの事象タグを各銘柄の露出度に応じて発生させています。TOBは時価総額が大きい銘柄ほど発生確率を下げています。

評価モデル 悲観 (35%) 中立 (40%) 楽観 (25%) 加重平均
DCF
配当割引 ¥1,885 ¥3,697 ¥7,096 ¥3,913
残余利益 ¥526 ¥1,522 ¥2,537 ¥1,427
PERマルチプル ¥1,407 ¥2,111 ¥3,342 ¥2,172
PBR分位法 ¥703 ¥941 ¥1,187 ¥919
PER分位法 ¥1,647 ¥2,283 ¥3,053 ¥2,253
モデル平均 ↑ 各モデルの確率加重平均 ¥2,137
📊 株価チャート
バリュエーションゾーン
¥679 割安
¥1,234
FV¥2,137 割高
¥3,443
¥4,304
本レポートは公開情報(有価証券報告書・IR資料・各種統計)に基づく定性・定量分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。財務数値はEDINET開示データより自動取得しており、最新の決算発表を反映していない場合があります。割引率は NYU Stern Damodaran (Jan 2026) の Japan ERP および日本国債利回りを基に算定。投資判断はご自身の責任においてご判断ください。
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