株譜
クオンツ

市場は、何を織り込んでいるのか

オプションの値段を行使価格で2 回微分すると、市場が思っている 「満期にどの価格でいくらの確率か」がそのまま出てきます(Breeden-Litzenberger)。
予想は 1 つの数字ではなく分布で、しかも左右対称ではありません。 ここでは板から取り出したその分布を、実際に起きた分布と並べます。

市場が織り込んでいる満期時の分布

板の値段だけから取り出した確率分布です。仮定は「裁定が無いこと」だけで、 正規分布も対数正規分布も仮定していません。
株価指数では必ず左に長い尾が出ます。暴落の保険が高く買われているからで、 これが「同じ確率のはずの上下で、下側だけ値段が高い」の正体です。

銘柄
満期

分布の形

左の分布を数字にしたもの。歪度がマイナスなら 下方向の尾が長い(急落の織り込み)、尖度が大きいほど「ふだんは静か、たまに大きく飛ぶ」形です。

板から均した予想変動率

生の気配は飛び飛びなので、 総分散を log(行使価格/フォワード) の 3 次式で均してから微分しています。 点が実際の気配、線が均したあと。

リスク中立密度は板の気配から数値的に取り出したもので、将来の確率そのものではありません (リスク回避のぶんだけ下側が厚く出ます)。当サイトの情報は投資助言を構成するものではありません。