株譜
AI 銘柄分析 · 非鉄金属 · 試作

オーナンバ 5816

家電・産業機器向けワイヤーハーネスの専業。現金は厚いが値決めが弱く、10年で利益は伸びても資本コストに届かず、今の値段はほぼ妥当

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,760 円215 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,485 円181 億円差 +18.5%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,760 円215 億円 · 差 +18.5% · 期待の年率 +8.6%
期待の年率リターン(10 年)+8.6%資本コスト比 +0.6 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

オーナンバは、家電や産業機器の中に入る配線の束、ワイヤーハーネスを作る大阪の専業メーカーだ。売上の4割強は海外で、中国・ベトナム・タイ・インドネシア・米国・チェコなど8か国に生産拠点を持つ。

筆者の結論は、今の時価総額176億円は、10年の筋書きを確率で重ねた価値とほぼ釣り合うというものだ。割安でも割高でもない。事業は安定しているが、強みは顧客に寄り添う小回りで、値段を自分で決める力は弱い。

足元の営業利益は26億円で、2022年から4年は25億円前後で安定している。一方、会社は2026年2月に、2026/12期の目標を売上500億円から470億円、営業利益35億円から27億円へ引き下げた。欧州の空調需要の減少、産業機器の在庫調整、コスト競争が理由だ。2026年の上期は営業利益11億円で、通期の4割にとどまる。

筆者は、台数が緩やかに増え、電線で新しい柱が育っても、営業利益率が5%台後半にとどまる姿を中立とみる。ROEは資本コスト8%に届かない。現金と土地の厚みが下値を支えるが、割安と言い切る根拠にはならない。割安に転ぶ鍵は、電線の新工場が稼働を始め、データセンター向けが育つかどうかだ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、この会社を一言で言えば、堅実だが、強みが薄い会社だ。

事業は10年後も続く。家電・産業機器の中に配線は要り続けるし、自動化とデータセンターで需要は増える。拠点網は小さな会社には貴重な資産だ。借金は少なく、現金もある。倒れる会社ではない。

問題は、稼ぐ力に比べて資産が重いことだ。営業利益26億円のために、売上債権と棚卸資産だけで207億円、有形固定資産で89億円を使う。営業利益率は5〜6%で、ROEは過去10年の中央値で4.4%と、資本コストの8.5%に届いていない。しかも、値段を自分で決める力が弱いので、人件費が上がっても転嫁できないことがある。

会社は積極的な還元と、電線という新しい柱を打ち出した。これは良い方向だが、電線は売上の7%にすぎず、新工場の遅れも出た。筆者は、計画の数字よりも、営業利益率が6%を超える年が出るかを見る。

安全域は限られる。悲観でも、現金と運転資本、土地で、今の値段の6割近くは支えられる。ただし、株主がそれを取り出す力は弱い。今の値段は、ほぼ妥当な水準だ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、ワイヤーハーネスだ。家電、空調機器、産業機器、情報通信機器、自動車部品、半導体製造装置の内部で、電源や信号をつなぐ配線を、顧客の仕様に合わせて束ねて作る。売上の68%を占める。

ほかに3つの事業がある。ハーネス加工用の機械と部品(売上の18%)は、電線を切る・皮をむく・端子をつける機械と、端子などの部品を、同業他社を含めて売る。電線(7%)は、銅と塩化ビニルから電線を作る。新エネルギー(6.5%)は、太陽光発電用の接続箱やケーブル、省エネ・再エネのシステムを扱う。

地域別の売上は、日本54%、欧米27%、アジア19%。生産高ではアジアが最も大きく、人件費の低い国で作り、日本と欧米で売る形だ。従業員は3,556人で、日本は496人と少なく、欧米1,397人、アジア1,663人が現場を担う。

同社の特色は、少量多品種に対応する小回りと、グローバルで同じ品質を保つ生産体制だ。顧客のメーカーが海外で組み立てる時に、近くで供給できる。

主要原料は銅と塩化ビニルのコンパウンドで、価格転嫁で対応するが、遅れが利益に響く。台数と単価の内訳は開示されていない。筆者は、ハーネスを年に約8,700万本と推定した(本数は開示がなく推定)。

優良さと弱いところ

筆者は、同社の堀、つまり他社がまねしにくい強みを、限定的と見る。8か国21社の拠点網と、顧客の仕様に合わせる小回りは強みだが、ハーネスの製造は人手が多く、技術の差が出にくい。顧客が複数のメーカーに発注を分けることも多く、値決めの力は強くない。2026年2月の下方修正でも「コスト競争の激化」を理由に挙げた。

加工機械と部品は異なる。自社でハーネスを作る経験から、機械と部品をそろえて売れるので、売上の18%でも利益率が高い。ハーネス加工機械は、EV向け部品の納入拡大が計画の柱だ。電線は、データセンター向けの高付加価値品に新工場で挑む。

利益の安定性は上がった。営業利益は2017/12期の5億円から、2022/12期以降は25億円前後になった。営業利益率は5〜6%で、2017〜2020年の1〜2%台より明らかに高い。

資本効率は低い。過去10年のROEの中央値は4.4%で、2022〜2024年の10%前後は、利益に一時的な要因が入った期だ。経営は、計画に慎重さが足りない。PROGRESS 2020は未達、2023は達成、2026は2回下方修正と、見通しの精度に波がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

家電・産業機器向けのワイヤーハーネスは、世界の製造業の生産量に連動する。自動車向けと違い、1社が大量に量産する形ではなく、種類は多く、1品あたりの数量は少ない。

足元の需要は弱い。会社は、欧州の補助金が終わって、空調関連の需要が大きく減ったと説明する。産業機器は在庫調整が続く。2026年の上期は、売上は241億円、営業利益は11億円と、通期の目標27億円の4割にとどまる。

中長期では追い風もある。製造業の自動化、データセンターの電力・通信配線、EVの充電設備とV2Hが、配線の需要を押し上げる。会社は、データセンター向けの電線市場が年約10%で伸びるとみて、新工場を作った。ただし、新工場の生産開始は遅れ、2026年は減販が見込まれる。

人件費の上昇も重い。アジアの人件費は年数%で上がり、ハーネスの原価の大半が人件費だ。価格転嫁が遅れると利益率が下がる。為替は円安が利益を押し上げるが、筆者は150円固定で見ている。

景気の谷では、2009/03期の純損失7億円のように、赤字になりうる。

同業の動きとしては、顧客のメーカーが生産を海外に移すのに合わせて、配線の拠点も移る。同社は中国・ベトナム・タイ・インドネシア・チェコ・メキシコと拠点が広く、顧客の移動についていける点が、小さな会社としては強みになる。

資本政策と M&A

資本政策は、守りから攻めに変わった。2024年の中期経営計画で、安定的な還元から「積極的な株主還元」に方針を変え、配当性向の目標を30%以上に引き上げた。2026年2月の修正後は44.9%で、配当は年8.5億円前後になる。自社株買いは、状況に応じて検討する方針だ。

財務は堅い。現金72億円に対し、有利子負債は26億円で、純現金は約46億円、自己資本比率は66%。ただし、売上債権110億円と棚卸資産97億円という重い運転資本を抱え、現金の多くはその運転に使われている。

設備投資は3年で51億円と、前の計画の約2倍になる。電線の新工場、自動化、EV向け部品に使う。研究開発は3年で20億円。新工場の立ち上がりが遅れており、投資の回収には時間がかかる。

政策保有株は、住友電気工業(仕入先)、カネカ(販売先)、金融機関などで、2025年に三菱電機の全株を売却した。投資有価証券は23億円と小さい。

株主構成は動いている。ESG投資事業組合が8%、カネカ6.6%、日本生命4.8%、住友電工4.4%が上位だ。2025年11月に5%を超えたBe Braveは、純投資のほか状況に応じて重要な提案をする可能性がある、というのが他社での同社の標準的な保有目的だ(同社の目的は未確認)。TOBの確率は21%と、筆者の参照するモデルは置く。

減価償却は、今ある設備は取得時の値段のままで、新しい設備の分だけ物価に沿って増える。設備投資が償却を上回る分だけ、現金が出ていく。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

オーナンバは、ここ4年で営業利益を25億円前後の水準に引き上げ、安定させた。2017/12期の5億円、営業利益率1.3%から、5〜6%の体質に変わったことは確かだ。

電線の新工場が動き出せば、データセンター向けという新しい需要を取れる。同市場は年約10%で成長するという。電線の利益率はハーネスより高く、売上の7%が2割に育てば、全社の利益率を押し上げる。加工機械と部品は、EV向けと自動化投資で伸びる。

株主還元も変わった。配当性向は44.9%に引き上げられ、自社株買いも検討する。純現金は約46億円で、時価総額の26%に当たる。借金が少なく、設備投資を自前で賄える。

2026年の営業利益27億円という予想は、2026年2月に下方修正した後の、現実的な数字だ。産業機器の在庫調整が終われば、上期11億円から下期は一気に伸びる。さらに、ESG投資事業組合が8%、Be Braveが5%超を持ち、資本効率の改善を求める圧力が株主から出ている。PBR0.6倍の今の値段は、その改善が実現すれば大きく見直される。

慎重な見方

同社の中期計画は、信頼しにくい。PROGRESS 2020は未達、2023は達成したが、2026は2026年2月に売上500億円を470億円、営業利益35億円を27億円に引き下げた。しかも上期の営業利益は11億円で、修正後の通期27億円の4割にとどまる。

主力のハーネスは、顧客が内製化や中国・ASEANの受託メーカーに切り替えやすい。会社自身が、コスト競争の激化を理由に挙げた。人件費は毎年上がるが、価格転嫁は遅れる。ハーネスの営業利益率は5%に届かない。

電線の新工場は、投資を完了しながら、生産開始が遅れた。データセンター向けは、高い品質認証や大手メーカーとの関係が要る。売上32億円の電線に、設備投資11億円を入れた賭けだ。

資本の面でも課題がある。売上債権と棚卸資産が207億円と、売上の半分近い。営業キャッシュフローは2025年に18億円で、投資キャッシュフロー15億円を引くとほとんど残らない。純現金は46億円あっても、運転資本を回すための現金で、株主に戻る余裕は小さい。

配当性向45%でも、自己資本は積み上がり、ROEは6〜7%にとどまる。PERが10倍前後でも、割安とは言えない。

どちらに重みを置いたか

強い方は慎重な見方だった。事業の質は悪くないが、価値を決めるのは稼ぐ力と資本の重さの差で、ここは計画の言葉より過去の実績が語る。営業利益率は直近4年で5〜6%、中立は5.8%、楽観でも6.8%と、過去の山(6.9%)を超えない範囲に置いた。確率は中立を最も厚い38%にし、やや悲観と悲観の合計を35%、楽観側の合計を27%とした。電線の新工場と株主の圧力は、楽観側をわずかに厚くする材料として7%と20%に反映した。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 2,547 円310 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 853 円104 億円)。 今の値に割り戻すと 1,760 円215 億円、今との差 +18.5%、 期待の年率 +8.6%(資本コスト 8.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 4,740 円578 億円 1,408 円172 億円 +314.0% +15.3% 430 円52 億円
やや楽観 20% 3,562 円434 億円 1,127 円137 億円 +215.7% +12.2% 938 円114 億円
中立 38% 2,841 円346 億円 912 円111 億円 +152.7% +9.7% 1,426 円174 億円
やや悲観 25% 1,366 円166 億円 629 円77 億円 +34.4% +3.0% 499 円61 億円
悲観 10% 821 円100 億円 249 円30 億円 −27.9% −3.2% 107 円13 億円
加重平均100% 2,547 円310 億円853 円104 億円 +129.0% +8.6% 3,400 円414 億円

今の株価時価総額 1,485 円181 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 7% 楽観:データセンター向け電線と加工機械が伸び、営業利益率が過去の山(7%)に迫る 利益 43 億円 · PER 13.6 倍 · 株価時価総額 4,740 円578 億円

産業機器の在庫調整が終わり、家電・空調の需要が戻る。ハーネスはグローバルの顧客との共同開発で台数が2割増える。電線では、電線の新工場がデータセンター向けの高付加価値製品を軌道に乗せ、台数が3倍近くに増える。加工機械と部品は、EV向け部品の納入が広がる。

売上は870億円に近づき、営業利益は59億円、営業利益率は6.8%になる。過去の山である2007/03期の6.9%に並ぶ水準で、会社が当初掲げた7%の目標に近い。配当性向を5割に引き上げ、自社株買いも加わる。ただし、この筋書きは電線が事業として育つことに強く依存する。電線は今、売上の7%にすぎない。

  • ワイヤーハーネス(家電・産業機器・自動車部品用):数量 104(推定出荷本数(百万本))× 価格 4.83(平均単価(億円/百万本。10年で1.34倍が基本))→ 売上 504 億円・営業利益 28 億円。家電・産業機器の受注が戻りシェアも上がる。台数1.2倍、営業利益率5.6%
  • ハーネス加工用機械・部品:数量 320(推定出荷点数(万点))× 価格 0.55(平均単価(万円/点。10年で1.34倍が基本))→ 売上 175 億円・営業利益 18 億円。ハーネス加工機械とEV用部品が伸びる。営業利益率10%
  • 電線:数量 4,800(推定出荷量(製品トン))× 価格 0.03(平均単価(億円/トン。1トンあたり約200万円。10年で、銅価格の上昇が物価より緩やかなので1.30倍))→ 売上 127 億円・営業利益 11 億円。データセンター向け電線が本格化し台数が3倍に。営業利益率8.5%
  • 新エネルギー(太陽光関連・省エネシステム):数量 90.0(推定出荷点数(万点))× 価格 0.73(平均単価(万円/点。太陽光関連は値下がりが続き、10年で1.2倍))→ 売上 66 億円・営業利益 3 億円。省エネ・再エネのシステム事業が黒字で定着。営業利益率4%

倍率:事業の純利益 43 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.5% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.6 倍。全体の PER 13.56 倍、時価総額 578 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:電線の新工場が計画どおり立ち上がり、データセンター向けが育つ筋書き。2023/12期から2025/12期の営業利益率5〜6%台を超えて過去の山(2007/03期の6.9%)に迫る。会社自身が計画を2回下方修正していることから、薄く7%とした。

やや楽観 20% やや楽観:産業機器と空調が戻り、電線が育って営業利益率が6%台に 利益 35 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 3,562 円434 億円

ハーネスの台数は1割ほど増え、価格転嫁が進む。電線は新工場が立ち上がり、台数が2.4倍になる。機械・部品は4割増える。

売上は770億円、営業利益は49億円、営業利益率は6.4%になる。2022/12期以降の5〜6%台から一段上がるが、過去の山は超えない。配当性向は5割近くまで高まる。営業利益の伸びの大半は、ハーネスの数量増ではなく、電線と加工機械の高い利益率による。

それでも主力のハーネスは、顧客の価格交渉力が強く、人件費の上昇の転嫁も限られる。利益率の上昇は、新分野の育ち方に左右される。

株主還元が厚くなっても、自己資本は積み上がる。事業のROEは8%と資本コストに並ぶ程度で、価値の伸びは利益の伸びほど大きくならない。筆者は、電線の稼働と加工機械の拡大が数字に表れる時期を、2028年前後とみる。

  • ワイヤーハーネス(家電・産業機器・自動車部品用):数量 97.4(推定出荷本数(百万本))× 価格 4.76(平均単価(億円/百万本。10年で1.34倍が基本))→ 売上 464 億円・営業利益 25 億円。空調と産業機器が回復し台数1.12倍。営業利益率5.3%
  • ハーネス加工用機械・部品:数量 280(推定出荷点数(万点))× 価格 0.54(平均単価(万円/点。10年で1.34倍が基本))→ 売上 151 億円・営業利益 14 億円。機械・部品が堅調で台数1.4倍。営業利益率9.5%
  • 電線:数量 3,840(推定出荷量(製品トン))× 価格 0.03(平均単価(億円/トン。1トンあたり約200万円。10年で、銅価格の上昇が物価より緩やかなので1.30倍))→ 売上 101 億円・営業利益 8 億円。データセンター向けが育ち台数2.4倍。営業利益率8%
  • 新エネルギー(太陽光関連・省エネシステム):数量 75.0(推定出荷点数(万点))× 価格 0.71(平均単価(万円/点。太陽光関連は値下がりが続き、10年で1.2倍))→ 売上 53 億円・営業利益 2 億円。システム事業が緩やかに伸びる。営業利益率3.5%

倍率:事業の純利益 35 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.0% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.51 倍、時価総額 434 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2022/12期から2025/12期は営業利益率5〜6%台で安定している。産業機器の在庫調整が終われば、6%台に戻る可能性は十分あるので20%とした。

中立 38% 中立:台数は緩やかに増えるが、人件費に押され営業利益率は5%台後半 利益 28 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 2,841 円346 億円

産業機器の需要は戻るが、欧州の空調向けの落ち込みを埋めるほどではない。ハーネスの台数は5%増える。電線は新工場の稼働で台数が1.8倍になり、加工機械・部品も台数1.25倍になる。

売上は680億円、営業利益は39億円、営業利益率は5.8%になる。過去12年の山(6.9%)を下回る水準で、直近の5.9%とほぼ同じだ。人件費の上昇がアジアと欧米で続くので、ハーネスの利益率は5%を下回る。

会社は「積極的な株主還元」に方針を変え、配当性向を45%前後にする。それでも、自己資本は約410億円に膨らむ。ROEは6〜7%で資本コストの8.5%に届かない。事業の質は悪くないが、資本効率は課題として残る。

  • ワイヤーハーネス(家電・産業機器・自動車部品用):数量 91.4(推定出荷本数(百万本))× 価格 4.69(平均単価(億円/百万本。10年で1.34倍が基本))→ 売上 428 億円・営業利益 21 億円。台数は5%増、単価は物価並み。人件費の上昇を転嫁しきれず営業利益率4.8%
  • ハーネス加工用機械・部品:数量 250(推定出荷点数(万点))× 価格 0.53(平均単価(万円/点。10年で1.34倍が基本))→ 売上 133 億円・営業利益 12 億円。台数1.25倍、単価は物価並み。営業利益率9%
  • 電線:数量 2,880(推定出荷量(製品トン))× 価格 0.03(平均単価(億円/トン。1トンあたり約200万円。10年で、銅価格の上昇が物価より緩やかなので1.30倍))→ 売上 76 億円・営業利益 5 億円。データセンター向けで台数1.8倍、銅の上昇が物価より緩やかなので単価は1.3倍。営業利益率7%
  • 新エネルギー(太陽光関連・省エネシステム):数量 60.0(推定出荷点数(万点))× 価格 0.70(平均単価(万円/点。太陽光関連は値下がりが続き、10年で1.2倍))→ 売上 42 億円・営業利益 1 億円。台数1.2倍、太陽光は値下がりで単価は1.2倍。営業利益率3%

倍率:事業の純利益 28 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.7% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 346 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:営業利益は直近4年25億円前後で、台数が緩やかに増えても人件費と競争で率は5%台後半にとどまる。中期計画の7%には届かないとみて、最も厚い38%とした。

やや悲観 25% やや悲観:価格競争と電線の立ち上がり遅れで、営業利益率が5%を割る 利益 18 億円 · PER 8.2 倍 · 株価時価総額 1,366 円166 億円

欧州の空調向けと産業機器の需要が戻らず、価格競争が強まる。ハーネスは顧客が価格差に敏感で、台数が5%減り、単価は物価に届かない。電線は新工場の立ち上がりが遅れ、台数は1.4倍にとどまる。

売上は570億円、営業利益は26億円で、営業利益は今とほぼ同じ水準にとどまる。売上は3割増えるが、人件費の上昇と競争で率は4.6%に下がる。2017/12期の1.3%よりは高いが、成長が利益に結びつかない姿だ。

配当性向は4割程度に下がり、自己資本は約380億円に積み上がる。ROEは5%を割る。\この筋書きで怖いのは、設備投資を回収できないことだ。電線の新工場、自動化、EV向け部品の設備投資は3年で51億円に上る。稼働率が上がらなければ、償却の負担だけが残る。運転資本が売上の4割を超えるので、営業キャッシュフローも増えにくい。会社は計画を修正し続ける局面に入り、2028年前後に、事業の見直しを迫られる可能性がある。

  • ワイヤーハーネス(家電・産業機器・自動車部品用):数量 82.7(推定出荷本数(百万本))× 価格 4.55(平均単価(億円/百万本。10年で1.34倍が基本))→ 売上 376 億円・営業利益 14 億円。価格競争で台数が5%減り、人件費の上昇を転嫁できない。営業利益率3.8%
  • ハーネス加工用機械・部品:数量 210(推定出荷点数(万点))× 価格 0.51(平均単価(万円/点。10年で1.34倍が基本))→ 売上 108 億円・営業利益 9 億円。台数5%増にとどまる。営業利益率8%
  • 電線:数量 2,240(推定出荷量(製品トン))× 価格 0.03(平均単価(億円/トン。1トンあたり約200万円。10年で、銅価格の上昇が物価より緩やかなので1.30倍))→ 売上 57 億円・営業利益 3 億円。新工場の立ち上がりが遅れ台数1.4倍。営業利益率5%
  • 新エネルギー(太陽光関連・省エネシステム):数量 45.0(推定出荷点数(万点))× 価格 0.64(平均単価(万円/点。太陽光関連は値下がりが続き、10年で1.2倍))→ 売上 29 億円・営業利益 0 億円。太陽光の値下がりで単価が上がらない。営業利益率1.5%

倍率:ROE 4.8% で k を大きく下回る。稼ぐ力(純利益 ÷ k)から、上限 11.8 倍の 7 割の 8.2 倍に置いた。引き上げはしていない。

確率:会社は2026年2月に計画を引き下げ、欧州の空調需要の落ち込みと価格競争を挙げた。この状況が続けば、利益率は5%を割る。ハーネスは顧客が多少の価格差で動く商売なので25%とした。

悲観 10% 悲観:大口顧客を失い、ハーネスの採算が崩れて利益が細る 利益 6 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 821 円100 億円

大口の家電・産業機器メーカーが、内製化や中国・ASEANの受託メーカーへの切り替えを進める。ハーネスの台数は2割減り、単価は物価を大きく下回る。電線の新工場は稼働率が上がらず、減価償却の負担が残る。新エネルギーは太陽光関連の縮小で赤字になる。

売上は430億円と今とほぼ同じで、営業利益は9億円、営業利益率は2%に下がる。2009/03期の赤字や2017/12期の1.3%の経験が再び起きる。

この状態の価値は、稼ぐ力よりも、持っている現金・有価証券・土地・運転資本で支えられる。ただし、これらの資産を株主が取り出す力は弱く、資産の一部しか評価に乗らない。

  • ワイヤーハーネス(家電・産業機器・自動車部品用):数量 69.6(推定出荷本数(百万本))× 価格 4.20(平均単価(億円/百万本。10年で1.34倍が基本))→ 売上 292 億円・営業利益 4 億円。大口の顧客が内製や中国メーカーに切り替え、台数2割減。営業利益率1.5%
  • ハーネス加工用機械・部品:数量 170(推定出荷点数(万点))× 価格 0.48(平均単価(万円/点。10年で1.34倍が基本))→ 売上 81 億円・営業利益 4 億円。自動化投資の停滞で台数15%減。営業利益率5%
  • 電線:数量 1,600(推定出荷量(製品トン))× 価格 0.02(平均単価(億円/トン。1トンあたり約200万円。10年で、銅価格の上昇が物価より緩やかなので1.30倍))→ 売上 37 億円・営業利益 1 億円。新工場が稼働率を満たせず台数は横ばい。営業利益率2%
  • 新エネルギー(太陽光関連・省エネシステム):数量 30.0(推定出荷点数(万点))× 価格 0.58(平均単価(万円/点。太陽光関連は値下がりが続き、10年で1.2倍))→ 売上 18 億円・営業利益 0 億円。太陽光関連が縮み赤字。営業利益率−2%

倍率:稼ぐ力は純利益 5.7 億円 ÷ k では 67 億円にしかならない。そこで現金・有価証券と運転資本の一部を床にした。PBR は床の約 100 億円を今の自己資本 278 億円で割った 0.36 倍。

確率:大口の家電・産業機器メーカーが内製化や中国の受託メーカーに切り替える筋書き。2017/12期の営業利益率1.3%、2009/03期の赤字は、過去にも起きた。ただし現金が厚く、倒れる形ではないので10%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ワイヤーハーネス(家電・産業機器・自動車部品用)

顧客の仕様に合わせて電線を束ね、端子をつけた配線。売上の68%。

数量推定出荷本数(百万本)価格平均単価(億円/百万本。10年で1.34倍が基本)売上営業利益
今 2025/12 87.0 3.50 305 16
10 年後 中立 91.4 4.69 428 21

取り方:有価証券報告書の部門別売上(ワイヤーハーネス303.7億円)を、百万本あたり3.5億円と置いて約8,700万本と推定した(本数・単価は開示がなく推定)。営業利益は部門別の開示がないため、全社26.2億円を、ハーネス15.8億円(5.2%)、機械・部品7.5億円(9.5%)、電線1.9億円、新エネ0.9億円と配分した推定。

ハーネス加工用機械・部品

電線の切断・皮むき・端子圧着の機械と、端子などの部品。売上の18%、前期比11%増。

数量推定出荷点数(万点)価格平均単価(万円/点。10年で1.34倍が基本)売上営業利益
今 2025/12 200 0.40 79 8
10 年後 中立 250 0.53 133 12

取り方:部門別売上79.2億円を、機械と部品の混合で平均約4千円と置き、約200万点と推定した(点数は開示がなく推定)。営業利益率は9.5%と推定。

電線

銅と塩化ビニルから作る電線。データセンター向けの高付加価値電線を新工場で狙う。売上の7%。

数量推定出荷量(製品トン)価格平均単価(億円/トン。1トンあたり約200万円。10年で、銅価格の上昇が物価より緩やかなので1.30倍)売上営業利益
今 2025/12 1,600 0.02 33 2
10 年後 中立 2,880 0.03 76 5

取り方:部門別売上32.5億円を、1トンあたり約200万円(銅の価格に加工賃)と置いて約1,600トンと推定した(量は開示がなく推定)。営業利益率は6%と推定。

新エネルギー(太陽光関連・省エネシステム)

太陽光発電用の接続箱・ケーブル、省エネ・再エネのシステム。売上の6.5%。

数量推定出荷点数(万点)価格平均単価(万円/点。太陽光関連は値下がりが続き、10年で1.2倍)売上営業利益
今 2025/12 50.0 0.58 29 1
10 年後 中立 60.0 0.70 42 1

取り方:部門別売上29.1億円を、1点あたり平均約0.58万円と置いて約50万点と推定した(点数は開示がなく推定)。営業利益率は3%と推定。

リスクと懸念

顧客の内製化と受託メーカーへの切り替え

家電・産業機器メーカーが、ハーネスを自社で作る、または中国・ASEANの受託メーカーに移す動きが進めば、台数と単価が同時に落ちる。会社自身が、コスト競争の激化を2026年2月の下方修正の理由に挙げた。ハーネスは売上の68%を占める。

人件費の上昇と価格転嫁の遅れ

ハーネスの原価の大半は人件費で、アジアや欧米の賃金は毎年数%上がる。顧客が値上げを受け入れなければ、営業利益率が5%を割る。銅や塩化ビニルの価格上昇も転嫁が遅れる。

電線新工場の立ち上がり遅れ

データセンター向け電線を狙う新工場は、投資を終えながら生産開始が遅れ、2026年は減販が見込まれる。高い品質認証と大手との関係が要る領域で、売上32億円の事業に設備投資11億円を入れた賭けだ。稼働率が上がらなければ、償却負担が残る。

欧州の空調需要の落ち込み

欧州の補助金の終了で、空調関連の需要が大きく減った。欧米の売上は2025/12期に9%減った。補助金や規制の変更で需要が上下するため、予想が外れやすい。

品質問題

2025/12期に品質保証引当金2.45億円を特別損失に計上した。製造物責任は配線の事業の重いリスクで、不具合が顧客の機器に及ぶと、損失が大きくなりうる。

計画の信頼性と運転資本の重さ

PROGRESS 2020は未達、2026は2回の下方修正。売上債権と棚卸資産が207億円と売上の半分近く、営業キャッシュフローは2025年に18億円と、利益に比べて現金が増えにくい。新工場や自動化への投資で、さらに重くなる。

今後の分かれ目

データセンター向け電線が2027年までに量産に入り、売上が数倍になる
電線の利益率が全社を押し上げ、営業利益率は6%台に乗る。やや楽観から楽観の筋書きに寄る。
欧州の空調需要が回復し、産業機器の在庫調整が終わる
下期の営業利益が伸び、2026/12期の目標27億円に近づく。ハーネスの稼働率が上がり、中立より上の筋書きに寄る。
主要顧客がハーネスを内製化または別の受託メーカーに移す
ハーネスの台数が1割以上減り、営業利益が数億円規模で減る。やや悲観の筋書きに寄る。
銅・塩化ビニルの価格が急上昇して転嫁が遅れる
数か月から1年は営業利益率が1ポイント近く下がる。値上げが通ると戻る。
5%超の株主が資本効率の改善を求め、自社株買いや増配が実現する
ROEが資本コストに近づき、余った現金の戻り方が上がる。価値は上振れる。
ほかの会社が株式を取得するなどTOBや資本提携の動きが出る
PBR0.6倍で純現金の厚い会社は、買収の対象になりうる。住友電工とカネカが仕入先・販売先で株主でもあり、動くなら両社の判断が鍵になる。

見ておくもの

  • 2026/12期の営業利益(会社予想27億円)と、下期の電線・ハーネスの回復
  • 電線新工場のデータセンター向け量産開始の時期と受注
  • 営業利益率が6%を超える年が出るか
  • 売上債権と棚卸資産の水準、営業キャッシュフロー
  • 配当性向(45%)の維持と自社株買いの有無、Be Braveなど5%超の株主の動き

倍率と資本コストの決め方

売上はハーネス・加工機械と部品・電線・新エネルギーの4部門を、推定の数量と単価で積み、単価は物価並みの10年1.34倍を基本にした(銅を使う電線と太陽光は物価より緩やかに置いた)。倍率は式(ROEがk以下なら1÷kが上限)の7〜8.5割に置き、値決めの弱さを反映した。今・過去・同業のPER・PBRは根拠にしていない。悲観は現金・運転資本・土地の一部を床にし、帳簿のPBRの底は使っていない。営業利益率は過去12年の山(6.9%)を超えない範囲に抑えた。新リース会計基準の影響は小さい(リース債務5億円)ので、今と同じ形で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.5→13.56 倍・やや楽観 PER 10→12.51 倍・中立 PER 9.4→12.5 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +1.0% = 8.5%。電線新工場の遅れや顧客の内製化といった個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 8.00%。

同じ業種(非鉄金属)の AI 分析

割安 カナレ電気5819 放送向けケーブルの堅実な会社。時価総額を上回る金融資産を抱え、本業がほぼ無料で付いてくる 本質価値との差 +88.2% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 DOWAホールディングス5714 環境・リサイクルと製錬を束ねる堅い会社。株価は金属高と一時益を織り込み、10年で見ると、やや割安の水準にある 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +9.9%) やや割安 アーレスティ5852 自動車向けアルミ鋳造の専業。稼ぐ力は薄く米国の再建しだいで振れ幅が大きいが、価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 三菱マテリアル5711 利益は山の上にあるが、純資産の割には株価が低い。重い借金と製錬の構造不況を見込んで資本コストを10%に上げると、やや割高 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 CKサンエツ5757 国内首位の黄銅棒メーカーだが、市場は細り利益は相場で揺れる。10 年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 リョービ5851 自動車向けアルミ鋳造の大手。軽量化の追い風はあるが稼ぎは薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 AREホールディングス5857 金価格の急騰で稼ぎは倍になったが、その利益が10年続くとは見ない。値段は本質価値のほぼ近辺にある 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 日本伸銅5753 CKサンエツ傘下の黄銅棒メーカー。資産は厚いが稼ぎは資本コストに届かず、利益もほぼ配らない。やや割高と見る 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) 適正 住友電気工業5802 ワイヤーハーネス世界首位は本物だが、一時的な特別利益とAI特需で高まったROEを今の株価はかなり先まで織り込んでいる 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 SWCC5805 電力網の更新に支えられた堅い電線会社。ただし利益は特需の山にあり、10 年先の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 三井金属5706 AIサーバー向け極薄銅箔MicroThinで世界シェア9割超、株価は強気の成長持続をすでに織り込む 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 古河機械金属5715 稼ぐ力は鉱山機械と金属の二本足、だが収益は普通で、買い手が払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日本精鉱5729 アンチモンの国内首位。相場の急騰で利益は膨らんだが、足元はすでに急落し、元の水準へ戻る道が見える 本質価値との差 +1.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 日本軽金属ホールディングス5703 アルミを核にした総合素材。放熱・電池・半導体向けは育つが、薄い利益と借金で、今の値段は妥当圏に見える 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 中外鉱業1491 金の取引で稼ぐ貴金属リサイクル。利益は金価格と販売先2社に左右され、10年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 JMC5704 3DプリンタとCTで高い利ざやを稼ぐが、本業の鋳造で大きくつまずいた。立て直しの途中で、今の値段はやや高い 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) 割高 JX金属5016 半導体材料の堀は本物だが、利益の半分近くは銅価格頼み。自社株買いで財務も重くなり、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 大阪チタニウムテクノロジーズ5726 航空機向けの先行増産は強みだが、利益の伸びに対して資本と借入の負担が重く、今の値段は計画の達成を織り込みすぎている 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 平河ヒューテック5821 太陽光向けケーブルの山で利益は倍増したが、山は続かない。10 年で測ると今の値段は先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 UACJ5741 アルミ圧延の国内最大手。北米の缶材は強いが、薄い利益と重い借金で、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 東邦亜鉛5707 事業再生でファンド支援下に入った非鉄製錬の会社。希薄化と債務が重く、今の値段は10年の価値を大きく上回る 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 大紀アルミニウム工業所5702 国内最大手の再生アルミ合金メーカー。今期の利益は相場高の山で、薄い値ざやと重い運転資金から見て割高 本質価値との差 −40.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 住友金属鉱山5713 資源(金・銅鉱山権益)が利益の過半を支えるが、その価値は山の金額ではなく平準化した値段で測るべきだ 本質価値との差 −40.6% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 エヌアイシ・オートテック5742 工場の骨組みを作るアルミフレームの会社。高い配当は利益で賄えておらず、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −42.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 JMACS5817 半導体と工場の更新で稼ぎは跳ねたが、長く低い利益率が地の力。山の利益を地の力と見るには早い 本質価値との差 −45.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 三ッ星5820 キャプタイヤケーブルの老舗が、大きな希薄化を伴う増資で蓄電池とスクラップに手を広げる。既存株主の取り分が4割薄まり割高 本質価値との差 −47.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 アサカ理研5724 金の急騰で利益が膨らんだ貴金属リサイクル。巨額の電池再生投資が重く、10年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −57.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 フジクラ5803 データセンター向け光配線は本物の追い風だが、株価はブームが長く続く前提を既に織り込みすぎている 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 古河電気工業5801 AIデータセンター向け光部品で3位の実力はあるが、今のPER32.8倍は会社自身の2030年度目標達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 エスクリプトエナジー5721 価値の中心は約300枚のビットコイン。本業の赤字と大きな希薄化を引くと、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −78.7% · 10 年 割高(年 −5.8%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. オーナンバ 有価証券報告書の要約(EDINET DB)
  2. オーナンバ 中期経営計画の修正(EDINET DB)
  3. オーナンバ 大株主・大量保有報告(株探)

分析日 2026-10-19