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九州リースサービス 8596

地方銀行系のリースと不動産の二刀流。低い調達コストが武器だが、金利上昇で利ざやが試される。10 年で見ると適正の範囲

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,640 円371 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,481 円335 億円差 +10.8%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,640 円371 億円 · 差 +10.8% · 期待の年率 +8.5%
期待の年率リターン(10 年)+8.5%資本コストと同じ
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

九州リースサービスは、福岡を地盤に、企業の設備リースと不動産の開発・賃貸・販売を手がける会社である。西日本シティ銀行の流れをくむ地場のリース会社で、筆者の結論は、ROE が資本コストにほぼ並ぶ堅い会社で、今の値段は適正の範囲、というものだ。

稼ぎの中心は、安く借りて貸す利ざやである。資金の調達コストは 0.5% 前後と低く、営業資産は 2,000 億円を超えた。利益の4割は不動産が稼ぐ。九州では熊本の半導体工場や福岡の再開発で、物件の需要が厚い。

ただ、これから 10 年は金利の上昇が逆風になる。調達コストが先に上がり、リース料の改定は後から追いかける。借入は 1,500 億円を超え、自己資本比率は 2 割ほどと薄い。

また、不動産の売却益は年によって大きく振れる。直近の営業利益率 17% は、過去最高である。筆者は、この水準が続くとは見ない。

中立の筋書きでは、利益は名目で年 4〜5% 伸び、ROE は 7% 台後半になる。資本コストをわずかに下回るため、10 年後の時価総額は今の 1.8 倍ほどで、配当を足して年率は資本コストをほぼ満たす。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、「堅い地場の金融だが、資本の稼ぎが突出していない」と映る。理由は、利益の質を決めるのが、資本の厚さではなく、調達の低コストと不動産の景気だからだ。

事業は 10 年後も続く。企業は設備を借り、不動産は需要があり続ける。だが、堀は浅い。リース料は金利と手数料の横並びで、他社と大きな差が出にくい。調達コストの低さは強みだが、金利が上がれば優位が薄れる。

株主のものになる利益で見ると、純利益の約 3 分の 1 を配当に回し、残りは営業資産の積み上げに使う。資産が増えるほど利益も増えるが、自己資本比率は 2 割ほどと薄く、信用コストの悪化に弱い。

安全域は、資産の堅さにある。リース物件や不動産には担保性がある。ただ、純負債が自己資本の 3 倍を超えるため、景気後退で売却益が消えると、利益の落ち込みは大きい。

筆者は、今の値段には安全域が厚くないが、割高とも言えないと見る。割安と言えるのは、不動産の利益が落ち着いた時の水準でも、ROE が 7% を保つ場合だ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、企業に設備を貸し、不動産を開発して売り貸す、2 本の柱だ。2026 年 3 月期の売上は約 358 億円、営業利益は約 61 億円。営業資産は約 2,060 億円で、前の期から 8% 増えた。

最大の売上は、リース・割賦である。工作機械、産業機械、車両、航空機や船舶まで貸す。売上は約 218 億円で、利益率は 9% 弱と薄い。件数が多く、地場の中小企業が顧客の中心だ。

利益の稼ぎ頭は、不動産だ。賃貸用の物件を持ち、開発した物件を売る。売上は約 96 億円だが、営業利益は約 28 億円と、利益率は 3 割に近い。西日本不動産開発をグループ化して、開発から販売までを手がける。販売用の不動産は約 134 億円ある。

ファイナンスは、不動産開発の資金などの融資で、売上は約 26 億円と小さいが、利益率は 6 割ある。環境ソリューションは、太陽光発電所の売電や設備のリースで、営業資産は 300 億円台に増えた。フィービジネスは、カーリースや保険の代理店である。

調達は、銀行借入が中心で、社債とコマーシャルペーパーも使う。有利子負債は約 1,530 億円。調達コストは 0.4〜0.5% と低く、これが貸し出しの利ざやを支える。為替は 1 ドル 150 円で置く。

優良さと弱いところ

優良さは「地場で手堅く、資本の稼ぎはほどほど」だ。顧客は地元の中小企業と、地場の不動産事業者。大手のリース会社が入りにくい小口の案件と、地元の情報が武器になる。銀行系のため信用の調達にも強い。

強みは、調達コストの低さと、不動産の目利きにある。不動産の利益は、2024 年 3 月期に 7 割近く増えた。熊本や福岡の需要が追い風になり、開発から売却までを自前で回す。

弱みは、資本の薄さだ。自己資本比率は 2 割ほどで、純負債は自己資本の 3 倍を超える。信用コストが跳ねれば、利益が一気に削られる。リーマン級の不況では、リース業界の取扱高が 2〜3 割減った前例がある。

ROE は過去 10 年の中央値が 8.3% で、資本コストとほぼ同じだ。突出して高いわけではない。株主構成は、西日本フィナンシャルホールディングスが約 3 割、福岡地所が約 15% と、地元の大株主が厚い。経営は安定するが、少数株主の発言力は弱い。

経営は、保守的な増配を続けている。1 株の配当は 4 年で 3 倍ほどに上がり、配当性向は 33% 台になった。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内のリース市場は、成熟している。業界全体の取扱高は、2025 年度で約 5 兆 2,000 億円と、前の年から 3% 増えた。設備投資の循環に左右され、人口減で名目の伸びは年 0〜2% ほどだ。九州は、半導体工場の進出で投資が厚いが、全国と同じく成熟の側にいる。

金利の上昇が、一番の変化だ。短期金利が 2% に上がると、調達コストが先に上がる。リース料は契約時に決まるので、既存の契約の利回りは変わらず、新しい契約から料率を上げる。転嫁が追いつくまでの数年は、利ざやが薄くなる。九リースの調達コストは低い水準から始まるため、上げ幅の影響が大きい。

不動産は、地価と建築費が上がる局面にある。福岡の再開発や熊本の半導体関連で、需要は強い。ただ、不動産の売却益は、景気と金利で大きく振れる。金利が上がれば、買い手の利回りの要求も高くなる。

構造の変化は、新リース会計基準だ。借りる側の企業が、リースを貸借対照表に載せる。貸す側の収益構造への影響は限定的とされるが、不要なリースを減らす動きが出れば、取扱高の逆風になる。

競合は、大手のリース会社、地銀系のリース会社、メーカー系の販売金融である。九リースは九州の地場に特化し、小口と不動産の併営で差別化する。

資本政策と M&A

還元の方針は、配当を基本とし、利益の成長に応じて水準を上げるものだ。2026 年 3 月期の配当性向は 33% 台で、株主資本配当率は 3% だった。増配を続け、2027 年 3 月期も増配を見込む。自社株買いの実績は見当たらず、株主還元は配当に限られる。

資本の使い道は、営業資産の積み上げだ。第 1 次の中期経営計画「共創 2027」(2027 年 3 月期まで)では、純利益 40 億円、ROE 8% 超、営業資産 1,820 億円を掲げた。営業資産はすでに 2,060 億円と目標を超え、純利益も 2026 年 3 月期に 39 億円と、目標にほぼ届いた。次の計画は、2027 年 4 月から始まる見込みだ。

買収は、西日本不動産開発のグループ化が中心で、新規事業では少額出資や事業会社との提携を掲げる。大型の買収は想定していない。

西日本フィナンシャルホールディングスが、約 3 割を持つ。2022 年に資本・業務提携を結び、持分法適用会社にした。完全子会社化や TOB の可能性は、10 年で 2 割台半ばと見られている。実現すれば、少数株主に有利な価格が付く可能性がある。

株主優待は見当たらなかった。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

九州は、投資が集まる地域だ。熊本の半導体工場、福岡の再開発、観光の回復と、設備と不動産の需要が重なる。九リースは、地場の小口案件と不動産の併営で、他社が入りにくい領域を持つ。営業資産は 2026 年 3 月期に 8% 増え、2,060 億円になった。

利益の質も上がった。不動産とファイナンスは利益率が高く、全体の営業利益率は 17% と過去最高だ。2027 年 3 月期の第 1 四半期は、営業利益が 5 割増えた。

金利の上昇も、味方になる面がある。融資や不動産の利回りは、金利とともに上がる。調達コストは 0.5% 前後と低く、銀行系の信用で安く借り続けられる。新規のリース料率を上げられれば、利ざやは拡大する。

資本政策も前向きだ。配当性向を 3 割台まで引き上げ、増配を続けている。西日本フィナンシャルホールディングスが後ろ盾にいて、完全子会社化なら、少数株主に有利な価格が付く可能性が高い。ROE が 9% を超える持続は、十分に現実味がある。

慎重な見方

今の利益は、ピークに近い。営業利益率 17% は過去最高で、その一部は不動産の売却益に支えられている。売却益は、景気と金利で大きく振れる。販売用の不動産は約 134 億円あり、金利が上がって買い手の利回りが高くなれば、在庫の売却が難しくなる。

金利の上昇は、逆風になる。調達コストは 0.5% 前後から、数年で 3% 近くに上がる。借入は 1,500 億円を超え、1 ポイント上がるだけで 15 億円の費用が増える。リース料の転嫁は、契約の更新を待つので遅れる。利ざやが薄くなる期間が長引く。

資本が薄い。自己資本比率は 2 割で、純負債は自己資本の 3 倍を超える。信用コストが跳ねると、一気に利益が削られる。リーマン級の不況では、業界の取扱高が 2〜3 割減った。

成長には限界もある。九州は成熟した市場で、大手や地銀系の競合も多い。営業資産を積み上げるには、さらに借入を増やすしかない。ROE が 8% 台にとどまるなら、資本コストに届かず、倍率は上がらない。

どちらに重みを置いたか

強気の見方は、九州の需要と調達の低コストを正しく捉えている。慎重な見方は、金利の上昇と、不動産の利益の振れ、資本の薄さを的確に突いている。

確率は中立を中心に置き、悲観側をやや厚くした。強気の筋書きは、金利の転嫁が早く進み、不動産の利益が続く場合に限った。悲観は、不動産の市況悪化と信用コストの上昇が重なる場合だ。二つの見方は拮抗していて、確率の差は小さい。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,660 円602 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 697 円158 億円)。 今の値に割り戻すと 1,640 円371 億円、今との差 +10.8%、 期待の年率 +8.5%(資本コスト 8.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 4,602 円1,042 億円 1,016 円230 億円 +279.3% +14.3% 449 円102 億円
やや楽観 20% 3,781 円856 億円 883 円200 億円 +214.9% +12.2% 933 円211 億円
中立 37% 3,178 円720 億円 773 円175 億円 +166.8% +10.3% 1,462 円331 億円
やや悲観 23% 1,346 円305 億円 530 円120 億円 +26.7% +2.4% 431 円98 億円
悲観 12% 419 円95 億円 265 円60 億円 −53.8% −7.4% 82 円19 億円
加重平均100% 2,660 円602 億円697 円158 億円 +126.7% +8.5% 3,357 円760 億円

今の株価時価総額 1,481 円335 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 転嫁が進み、不動産が続く 利益 83 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 4,602 円1,042 億円

九州の投資が続き、営業資産は実質で3割増える。新規のリース料率を速やかに引き上げ、調達コストの上昇を転嫁し切る。不動産は熊本と福岡の開発が当たり、売却益が毎年続く。ファイナンスは不動産開発向けの融資が 6 割伸びる。営業利益は 126 億円に増える。貸倒は低く抑えられ、配当性向は 3 割台で続く。完全子会社化の話が出れば、少数株主に有利な価格が付く可能性もある。ROE は 10% 近くに上がり、資本コストを超える。成長を評価され、地方リースの優等生になる。不動産と環境の物件は担保性が高く、貸倒に備える引当も厚い。調達は銀行の信用で安く回り、社債の格付けも上がる。地場の小口の案件を取り込む力が、同業との差になる。

  • リース・割賦:数量 1,365(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.50(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 425 億円・営業利益 36 億円。営業資産 1.3 倍、利益率は転嫁で維持
  • 不動産:数量 728(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.34(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 167 億円・営業利益 53 億円。営業資産 1.3 倍、売却益が続く
  • ファイナンス:数量 640(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.50(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 62 億円・営業利益 37 億円。融資 1.6 倍
  • 環境・手数料:数量 70.5(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.34(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 34 億円・営業利益 11 億円。営業資産 1.5 倍

倍率:事業の純利益 83 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.8% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.51 倍、時価総額 1,042 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:金利の転嫁が早く進み、不動産の利益も続き、貸倒も抑えられる必要がある。過去最高の利益率を更に超えるため、確率は低い。

やや楽観 20% 転嫁がほぼ追いつき、8% 台の ROE 利益 72 億円 · PER 11.9 倍 · 株価時価総額 3,781 円856 億円

短期金利の上昇に、リース料率の改定がほぼ追いつく。営業資産は実質で 2 割増え、利益率は維持される。不動産は再開発の需要で、売却益が緩やかに増える。ファイナンスの融資は 4 割以上伸び、環境ソリューションも広がる。営業利益は 110 億円ほどになる。貸倒は平常の範囲に収まる。配当性向は 3 割台で、ROE は 9% 近くになる。ただ、九州の市場は成熟していて、大きな飛躍はない。地味だが堅い金融として評価される。新しい中期経営計画では、ROE の目標を 9% に引き上げ、営業資産を積み上げる。九州の大手リース会社との競争は続くが、小口と不動産の併営で居場所を保つ。

  • リース・割賦:数量 1,260(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.50(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 392 億円・営業利益 32 億円。営業資産 1.2 倍
  • 不動産:数量 683(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.34(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 157 億円・営業利益 47 億円。営業資産 1.22 倍
  • ファイナンス:数量 580(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.50(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 57 億円・営業利益 33 億円。融資 1.45 倍
  • 環境・手数料:数量 63.5(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.34(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 31 億円・営業利益 9 億円。営業資産 1.35 倍

倍率:事業の純利益 72 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.7% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.9 倍。全体の PER 11.91 倍、時価総額 856 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:調達コストの低さと九州の需要は実績がある。転嫁は数年かかるが、追いつく可能性は十分ある。

中立 37% 転嫁が追いつき、ROE は 7% 台後半 利益 61 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 3,178 円720 億円

営業資産は実質で1割ほど増え、物価の上昇を合わせて名目では 5 割増える。短期金利の上昇で調達コストが 3% 近くに上がり、数年は利ざやが薄くなる。やがてリース料率の改定が追いつき、利ざやは戻る。不動産は売却益が落ち着き、営業利益は 42 億円ほどになる。ファイナンスは不動産開発向けの融資が 3 割増える。全体の営業利益は 96 億円で、直近の約 1.6 倍だ。営業利益率は 16% 台で、過去最高の 17% を下回る。配当性向は 3 割台で、ROE は 7% 台後半。資本コストをわずかに下回る。

  • リース・割賦:数量 1,155(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.50(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 360 億円・営業利益 28 億円。営業資産 1.1 倍、利益は物価並み
  • 不動産:数量 644(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.34(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 148 億円・営業利益 42 億円。営業資産 1.15 倍、売却益は落ち着く
  • ファイナンス:数量 520(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.50(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 51 億円・営業利益 28 億円。融資 1.3 倍
  • 環境・手数料:数量 56.4(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.34(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 27 億円・営業利益 8 億円。営業資産 1.2 倍

倍率:事業の純利益 61 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.7% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 720 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:営業資産は実質で緩やかに増え、利益率は過去の水準を保つ構造が最も起こりやすい。金利の転嫁に数年かかるが、10 年なら追いつく。

やや悲観 23% 利ざやの圧迫と不動産の悪化で ROE 5% 台 利益 38 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 1,346 円305 億円

短期金利の上昇に、リース料率の改定が追いつかず、利ざやが薄いまま続く。営業資産の増加は止まり、実質で横ばいにとどまる。不動産は市況が悪化して売却益が減り、販売用不動産の評価損も出る。貸倒も増える。営業利益は 61 億円と、今の水準で名目では増えない。実質では 4 分の 1 ほど目減りする。評価損や貸倒で自己資本が 30 億円ほど削られる。配当性向は保つが、金額は伸びない。ROE は 5% 台に下がり、資本コストを大きく下回る。優良という評価は消える。調達の面では、銀行の信用に頼る構造は変わらず、コストの上昇を吸収する余裕は小さい。新規の貸し出しにも慎重になり、成長の勢いは失われる。

  • リース・割賦:数量 1,050(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.45(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 316 億円・営業利益 20 億円。営業資産は横ばい、利ざやは追いつかず
  • 不動産:数量 560(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.30(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 125 億円・営業利益 28 億円。営業資産は横ばい、売却益が減る
  • ファイナンス:数量 440(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.45(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 41 億円・営業利益 19 億円。融資 1.1 倍
  • 環境・手数料:数量 47.0(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.30(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 22 億円・営業利益 5 億円。営業資産は横ばい

倍率:事業の純利益 38 億円、ROE 5.4% で資本コストを大きく下回る。正当化 PER は約 9.4 倍で、それをやや下回る 8.0 倍に置いた。

確率:金利の転嫁が遅れる、不動産の売却益が落ちる、という流れは現実味がある。直近の営業利益率は過去最高なので、反動が出やすい。

悲観 12% 金利と信用コストで構造的に負ける 利益 16 億円 · PER 6.0 倍 · 株価時価総額 419 円95 億円

金利が上がっても料率の改定が通らず、利ざやが大きく縮む。不動産は市況が崩れ、売却が止まって在庫が積み上がる。九州の景気が悪化し、貸倒が急増する。営業資産は実質で 15% 減り、営業利益は 26 億円と、今の半分以下になる。評価損と貸倒で、自己資本が 120 億円削られる。配当は性向を下げて続けるが、金額は大きく減る。自己資本比率は 2 割を割り込み、新規の調達も細る。西日本フィナンシャルホールディングスの支援を受けるか、事業を縮小するかの岐路に立つ。優良なリース会社という評価は消え、割安な低成長株の扱いになる。

  • リース・割賦:数量 893(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.40(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 259 億円・営業利益 12 億円。営業資産 0.85 倍、利ざや縮小
  • 不動産:数量 448(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.20(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 92 億円・営業利益 12 億円。営業資産 0.8 倍、市況悪化
  • ファイナンス:数量 340(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.40(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 31 億円・営業利益 10 億円。融資 0.85 倍
  • 環境・手数料:数量 37.6(営業資産(実質・億円、推定の按分))× 価格 1.20(資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁))→ 売上 16 億円・営業利益 2 億円。営業資産 0.8 倍

倍率:事業の純利益 16 億円、ROE 2.8% で資本コストを大きく下回る。正当化 PER は約 6.5 倍で、それをやや下回る 6.0 倍に置いた。リース物件と不動産には担保性があり、清算の価値は自己資本を下回るものの一定程度は残る。ただ、構造的な負けでは調達が細り、成長と配当が止まる形で価値が削られるため、稼ぐ力で置いた。

確率:金利の転嫁が遅れ、不動産市況が崩れ、貸倒も同時に増える構造的な負け。自己資本が薄く、一度崩れると回復が遅いため、12% に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

リース・割賦

工作機械・産業機械・車両・航空機などのリースと割賦。地場の中小企業が顧客の中心。件数が多く、利益率は薄い。

数量営業資産(実質・億円、推定の按分)価格資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁)売上営業利益
今 2026/03 1,050 1.00 218 19
10 年後 中立 1,155 1.50 360 28

取り方:今。営業資産の按分は推定(総額 2,057 億円のうち約 1,050 億円)。資産あたりの売上は 0.208。セグメント別の営業資産は開示が見つからず、総額を売上と利益率から按分した。実質の営業資産 × 資産あたり売上の指数で置く。

不動産

賃貸用の物件の保有、開発した物件の販売。西日本不動産開発をグループ化。利益の4割を稼ぐが売却益は振れる。

数量営業資産(実質・億円、推定の按分)価格資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁)売上営業利益
今 2026/03 560 1.00 96 28
10 年後 中立 644 1.34 148 42

取り方:今。営業資産の按分は推定(約 560 億円、販売用不動産 134 億円を含む)。資産あたりの売上は 0.171。九州の再開発と熊本の半導体関連が需要を支える。

ファイナンス

不動産開発の資金などの融資。売上は小さいが、利益率が高い。

数量営業資産(実質・億円、推定の按分)価格資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁)売上営業利益
今 2026/03 400 1.00 26 16
10 年後 中立 520 1.50 51 28

取り方:今。営業資産の按分は推定(約 400 億円)。資産あたりの売上は 0.065 と融資の利回りに近い。不動産開発の資金需要が成長を左右する。

環境・手数料

太陽光発電所の売電と設備のリース(環境)と、カーリース・保険の代理店(手数料)。

数量営業資産(実質・億円、推定の按分)価格資産あたり売上の指数(今=1.00。物価 10 年 1.34 倍+金利の転嫁)売上営業利益
今 2026/03 47.0 1.00 17 5
10 年後 中立 56.4 1.34 27 8

取り方:今。営業資産の按分は推定(約 47 億円。環境関連の営業資産は 300 億円台だが一部は他の区分)。売電とカーリース・保険の手数料が中心。

リスクと懸念

金利上昇による利ざやの圧迫

調達コストは 0.5% 前後と低い。短期金利が 2% に上がると、先に費用が増え、リース料の改定は契約の更新まで遅れる。借入は約 1,500 億円で、1 ポイントの上昇が 15 億円の負担になる。

不動産の売却益の振れ

不動産は営業利益の4割を稼ぐが、売却益は年によって大きく動く。2026 年 3 月期の営業利益率 17% は過去最高。販売用不動産は約 134 億円あり、市況が崩れれば評価損と在庫の積み上がりが出る。

信用コストの悪化

地場の中小企業が顧客の中心で、不況では貸倒が増える。リーマン級では、業界の取扱高が 2〜3 割減った。自己資本比率が 2 割と薄く、信用コストの跳ねが利益を直接削る。

九州への集中

顧客も物件も、九州に偏る。熊本の半導体関連の投資が止まる、または福岡の地価が反落すれば、不動産とファイナンスが同時に傷む。全国に分散する大手より、地域の景気に左右される。

資金調達の依存

借入と社債・CP で約 1,530 億円を調達している。銀行系の信用が低コストを支えるが、親会社筋の信用や貸し出し姿勢が変われば、調達コストが一段と上がる。

大株主による資本政策の制約

西日本フィナンシャルホールディングスが約 3 割、福岡地所が約 15% を持つ。安定の面ではよいが、完全子会社化の価格や時期は大株主の意向が強く、少数株主の発言力は弱い。

今後の分かれ目

短期金利が 2% に上がっても、営業資産の利回りが同じ幅で上がった
転嫁が進み、利ざやは保たれる。楽観側の確率を上げてよい。調達コストの上昇を読み切れているかの証拠になる。
不動産セグメントの営業利益が 2 期続けて 20 億円を割った
売却益頼みの姿が表に出る。中立の営業利益率を下げ、やや悲観の確率を上げる。
貸倒関連の費用が営業利益の 1 割を超えた
自己資本が薄いため、利益の落ち込みが大きい。悲観の確率を上げる。担保の評価と回収の状況を見る。
西日本フィナンシャルホールディングスが、完全子会社化または TOB を発表した
少数株主に有利な価格が付く可能性がある。事業の価値は変わらないが、時価総額は上振れうる。条件の中身を確かめる。
次の中期経営計画で、ROE 目標が 10% に引き上げられた
資本効率に本気で取り組む証拠になる。配当性向の引き上げや自社株買いを伴うかが、評価の分かれ目。
九州の地価が大きく下がり、熊本の半導体関連の投資が止まった
不動産とファイナンスが同時に傷む。悲観の筋書きに近づく。地場に集中している弱みが出る局面。

見ておくもの

  • 不動産セグメントの営業利益と、販売用不動産の残高
  • 調達コスト(資金原価率)とリース料率の改定の進み方
  • 営業資産残高の伸びと、自己資本比率
  • 貸倒関連の費用と延滞の状況
  • 次の中期経営計画(2027 年 4 月〜)の目標と還元方針
  • 西日本フィナンシャルホールディングスの持株の動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE が資本コストをわずかに下回る事業として、正当化 PER の式(g は 4%)から上限を出し、その約 9 割に置いた。今の PER や PBR、過去の水準には寄せていない。営業資産は実質で積み、価格の欄は物価 1.34 倍と金利の転嫁を合わせた資産あたり売上の指数にした。セグメント別の営業資産は未開示で、総額を売上と利益率から按分した推定。金融の借入は利ざやの中で扱い、純利益に別に利払いを足していない。2026 年 3 月期の営業利益率 17% は過去最高なので、中立はそれ以下に置いた。新リース会計基準は、貸し手の収益構造への影響が限定的とみて、今の形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11→12.51 倍・やや楽観 PER 10.5→11.91 倍・中立 PER 10→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality を足した。個別の事情は筋書きと確率で表した。

同じ業種(その他金融業)の AI 分析

割安 中道リース8594 北海道の中小企業に設備を貸す地場のリース会社。稼ぐ力は資本コストに少し届かないが、今の値段はそれを大きく下回る 本質価値との差 +49.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 インテグラル5842 日本の中堅企業を買って育てる PE の運用会社。利益の大半は売却時の成功報酬で、年ごとに大きく動く。10 年で見ると値打ちは今の値段をやや上回るが、安全域は厚くない 本質価値との差 +44.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 ジェイリース7187 家賃保証の独立系大手。件数と利益は急伸したが、利益率は貸倒れ次第で振れ、借入も増えた。今の値段はやや安い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 アサックス8772 首都圏の不動産担保ローン専業。貸倒れがほぼ無く自己資本比率も4割だが、資本を抱え込みROEは7%台。金利上昇の転嫁が10年の分かれ目 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 プレミアグループ7199 中古車ローンと故障保証を束ねる独立系。伸びは本物だが、借金と中古車一本足が安全域を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) やや割安 全国保証7164 銀行の住宅ローンに保証をつけて稼ぐ独立系。利益の安定に比べ、今の値段は安いと筆者は見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 クレディセゾン8253 カードに頼らない稼ぎ方へ変わりつつあるが、借金の重さが安全域を削る。事業の力に対して値段は低い 本質価値との差 +28.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 みずほリース8425 みずほ・丸紅・日鉄興和不動産を株主に据え、リースから不動産と海外へ軸足を移す。借金が仕入れの薄利の商売で、利ざやの守り方が値打ちを決める 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オリックス8591 法人営業・不動産・事業投資・環境エネルギー・金融を束ねる複合金融グループ。中計ROE11%は道半ばで、今の株価は新中計の実行をかなり素直に織り込む水準 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 東京センチュリー8439 航空機と海外に厚みのある独立系総合リース。中計2030の利益倍増は7割強の達成と見て、10年の価値は今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ニッポンインシュア5843 福岡発の家賃保証会社。回収の腕で高い利益率を保つが、初回の件数は横ばいで、現金を株主に返す気配は薄い 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 Casa7196 独立系の家賃保証。引当の見積りを外して赤字になり、回復は遅い。今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 芙蓉総合リース8424 みずほ系の総合リース。再エネ債権の失敗で利益が沈んだ今期を、傷が癒える前の底と見るか、体質の表れと見るかが分かれ目 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ネットプロテクションズホールディングス7383 後払いの老舗が、企業間決済と分割払いで利益の柱を替えつつある。ただし料率の下落が利益を削る 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 NECキャピタルソリューション8793 NEC の販売金融から SBI 新生銀行の持分法会社へ。自己資本比率 10% を切る薄い資本で稼ぐ、小さなリース会社 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 全保連5845 家賃債務保証の専業で、MUFG傘下に入って利益率が上がり始めた。ROEは20%台と高いが、市場は成熟し料率は下がりやすい。今の値段は妥当圏と見る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 三菱HCキャピタル8593 航空機・エンジン・コンテナのグローバルリースで稼ぐ総合リース最大手。2028中計は前回の目標が半分しか埋まらなかった実績の延長で見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 SBIアルヒ7198 フラット35の件数で首位を守る専業。稼ぎの回復を織り込んでも、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 フィンテック グローバル8789 事業承継ファンドで稼ぐ軽い投資銀行。足元の純利益は一過性を含み、繰り返せる実力は営業利益で37億円前後と見る。今の値段はやや高い 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 日本証券金融8511 日本で唯一の証券金融会社。独占の地位は本物だが、市況の山にいる利益に今の値段はほぼ見合っている 本質価値との差 +3.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 イントラスト7191 家賃保証と医療・介護の費用保証の会社。ROEは20%台で増配も続くが、売上の6割強が一つの取引先に偏る。今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 日本モーゲージサービス7192 中小の工務店にフラット35と住宅かし保険をまとめて売る会社。住宅の着工は細るが、顧客の工務店への入り込みで稼ぐ力は保つ。値段はおおむね妥当 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ジャックス8584 金利の上昇で利ざやが削られ、稼ぐ力が細る信販会社。MUFG の後ろ盾はあるが、値段はやや高め 本質価値との差 −1.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NEXYZ.Group4346 中小企業に省エネ設備を月払いで入れる仕組みが、地銀・信金の紹介で伸びる。ただ解約と貸倒れの重みは過去に一度会社を傾けた。値段はやや高い 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 オリエントコーポレーション8585 車と分割払いを支える老舗の信販会社。利益は薄く借金は重い。みずほ・アイフル・物言う株主の動きが焦点 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アコム8572 金利の上限規制と貸し倒れの循環の中で、10 年の価値は今の値段を約 2 割下回る 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 Jトラスト8508 日本の保証が稼ぎ、アジアの銀行が足を引く。10 年の価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンフィナンシャルサービス8570 イオン経済圏とアセアンで稼ぐが、資本の薄さと低い ROE が重い。事業の力に対して今の値段は高め 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 イー・ギャランティ8771 会社間の売掛金に保証をつける軽い資本の会社。事業は良いが、料率の下落に比べて今の値段は高いと筆者は見る 本質価値との差 −24.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ヒロセ通商7185 個人向けFXの中堅で利益率は高いが、スプレッド競争と規制の影響を受ける。利益を内部にためて自己資本が膨らむ形で、今の値段は10年の価値を3割ほど上回り割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 日本取引所グループ8697 国内現物・デリバティブ・清算をほぼ独占する取引所インフラ。今の株価は中計目標超えの好決算が続く前提をすでに大きく超えて織り込む水準 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) やや割高 リコーリース8566 ベンダーリースで中小企業を支える堅実な会社。ただ ROE が資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 信金中央金庫8421 上場しているのは定額配当の優先出資。金庫がいくら稼いでも持ち主の取り分は増えにくく、今の値段は高い 本質価値との差 −54.8% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 山田再生系債権回収総合事務所4351 債権回収と、創業家の司法書士法人への事務の派遣で稼ぐ小さな会社。本社の費用が稼ぎをほぼ食い、ROEは2%。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 九州リースサービス 中期経営計画『共創2027』の整理
  2. 九州リースサービス 2026年3月期 決算の整理
  3. 九州リースサービス 2027年3月期 第1四半期決算短信

分析日 2026-10-16