株譜
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西日本フィナンシャルホールディングス 7189

福岡で福岡銀行を追う地銀。資本コスト8.25%はROEの回復に厳しく、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでやや割高

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)4,094 円5,702 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,348 円6,056 億円差 −5.8%
10 年後から見ると 適正 価値 4,094 円5,702 億円 · 差 −5.8% · 期待の年率 +6.5%
期待の年率リターン(10 年)+6.5%資本コスト比 −1.8 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

西日本フィナンシャルホールディングスは、福岡県を地盤とする地方銀行グループである。中核の西日本シティ銀行は県内の貸出で 2 位、首位の福岡銀行を追う立場が長い。結論は「やや割高」だ。金利のある世界で稼ぐ力は戻っているが、株価はその回復をかなり織り込んでいる。

稼ぎの源は貸出の利ざやである。2026 年 3 月期の純利益は 401 億円と過去最高になった。貸出金利回りが上がるのに、預金に払う利率の上がり方は緩く、預貸ざやは約 1.03% まで広がった。新しい中期経営計画は、2029 年 3 月期に純利益 600 億円、ROE 9% 程度を掲げる。筆者は、この計画はほぼ達成されると見る。

弱みもはっきりしている。福岡では福岡銀行が強く、メガバンクやネット銀行も入ってくる。預金に競争が及べば、ざやの広がりは見込みより小さくなる。ざやの広がりは、同業の標準より小さいとみる。自己資本比率は総資産比で 4.5% と薄く、債券の評価損にも弱い。

中立の 10 年後は、純利益 810 億円、ROE 8.5% である。割安と言えるのは、計画どおりに進んだ時だけで、厚い安全域はない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「良くなりつつある普通の銀行」だ。持ち続けたいほどの強い堀はない。ただ、福岡という成長の続く土地で 2 位の地位を持ち、利ざやが追い風になっている。

筆者が見るのは、株主に残る利益の質である。銀行は貸出を増やせば資本が要る。純利益のうち、成長に必要な資本を除いた分が本当の配当原資だ。西日本シティの自己資本比率は薄く、成長に回せる余裕は大きくない。還元性向 40% 程度は、この制約の中での現実的な線だと見る。

もう 1 つは、安全域である。今の PER は 16 倍、PBR は 1 倍をわずかに超える。計画が達成されれば、PER は 11 倍まで下がる。つまり、計画どおりに進んで初めて割安と呼べる値段だ。計画が崩れた場合の下値は PBR 0.4 倍台まで見ておく必要がある。

10 年後も事業は残り、いまより稼ぐ力は強いと考える。ただし堀は広がらない。本質価値は今の値段をやや下回る(−16.0%)。大きな安全域を求める人向けではない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの土台は、福岡県内の貸出と預金だ。西日本シティ銀行と長崎銀行を傘下に持ち、貸出金は 10 兆 2 千億円、預金は 10 兆 9 千億円に達する。与信の約 8 割が福岡県向けで、地域の景気がそのまま業績になる。

事業は大きく 4 つに分けて見られる。第 1 は法人向け貸出で、福岡市・北九州市を中心に中堅・中小企業と地方公共団体に貸す。第 2 は個人向けで、住宅ローンが中心だ。新計画は個人ローン残高 2.8 兆円を目標にしている。第 3 は預金で集めた余りを回す有価証券運用で、残高は 1.9 兆円ある。第 4 は預かり資産の販売、決済、カード、証券などの手数料事業だ。九州カードや西日本シティ TT 証券がここを担う。

グループには、2022 年に資本・業務提携した九州リースサービスもある。リースや信用保証を取り込み、貸出以外の稼ぎを増やす狙いだ。非銀行のグループ会社が利益に寄与する額は、新計画で 55 億円を見込んでいる。

本店機能は博多駅前にあり、新計画では駅前の複合ビルを使った地域振興を柱の 1 つに置く。従業員は連結で約 4,250 人、うち銀行は約 3,270 人である。

優良さと弱いところ

この会社の堀、つまり他社がまねしにくい強みは、福岡県の法人取引の厚みである。県内の貸出シェアは 2 割弱で、福岡銀行に次ぐ 2 位にいる。人口が増える福岡市に店と顧客を持つことが、地方銀行の中では恵まれた点だ。

ただし、その堀は広くない。シェアで首位に届かず、価格を決める力は福岡銀行より弱い。2004 年の合併後は重複店舗の整理に長く追われ、攻めに出るのが遅れた。資本効率を示す ROE は 2017 年以降 3〜6% 台で、資本コストを下回り続けてきた。

改善の兆しは数字に出ている。2026 年 3 月期は預貸ざやが約 0.1 ポイント広がり、純利益は 3 割伸びた。新計画は経費率を 60% から 50% 台前半へ下げるとしている。生成 AI で年間 20 万時間を減らす計画も、人件費が物価で上がる中では大事な対策だ。

筆者が気にする弱点は 3 つある。自己資本比率は総資産比で 4.5% と薄い。有価証券の評価損は資本を直接削る。政策保有株の上場分は約 990 億円あり、株価次第で純資産が動く。規制上の自己資本比率は 11.4% で、新計画はこれを 10% 台前半に保つ前提だ。貸出を伸ばせば、資本の余裕は少しずつ減る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

地方銀行は、30 年ぶりの金利のある世界に入った。短期金利が 2% へ向かえば、変動金利の貸出は先に上がり、預金金利は遅れて付いてくる。この時間差が、預貸ざやの広がりと利益の増加を生む。西日本シティ銀行も、2026 年 3 月期に貸出利回りが 0.25 ポイント上がり、預金利回りは 0.14 ポイントしか上がらなかった。

福岡の競争は、全国でも特に激しい。福岡銀行を中核とするふくおかフィナンシャルグループは、県内の貸出シェアで 25% 台と首位を占める。西日本シティ銀行は 18% 前後で、差は大きい。そこへメガバンクやネット銀行も預金を取りにくる。預金の獲得競争が強まれば、預金ベータ、つまり政策金利の上げに預金金利が付いていく割合が高くなる。

九州では再編も進んでいる。肥後銀行と鹿児島銀行は九州フィナンシャルグループになり、長崎では十八銀行と親和銀行が合流した。福岡県内の地銀は、福岡銀行と西日本シティ銀行の 2 強がなお変わらない。西日本シティ銀行は、規模の差を埋める道として、提携や統合の選択肢を残している。

業界の数量は、貸出と預かり資産の残高である。地元の人口が減る地域が多い中、福岡県は人の流入が続き、貸出の伸びは全国の地銀より高めに置ける。それでも名目の伸びは年 3% 台で、利益を押し上げる主役は残高よりざやだ。

資本政策と M&A

還元は、配当性向 40% 程度を目安とする。26 年 3 月期の配当性向は 41% だった。新計画は、機動的な自己株式取得も行うとする。ただし 26 年 3 月期の自社株買いはごくわずかで、実際の柱は配当である。

資本を厚くする道は 2 つある。1 つは政策保有株の圧縮だ。上場株式は約 600 銘柄、約 990 億円あり、毎年の検証で改善が見られないものは縮減する方針を掲げる。もう 1 つは利益の積み上げで、規制上の自己資本比率を 10% 台前半に保つ。

M&A は大型のものがなく、2022 年の九州リースサービスとの提携が目立つ程度だ。成長投資は 3 年で 170 億円を見込み、中心はシステムと店舗の再編である。

統合の可能性は消えない。九州では再編が進み、規模で劣る銀行の選択肢は限られてくる。kabufu の推計では、10 年以内に買収や TOB に至る確率は 13% 前後だ。西日本シティ銀行が買う側になる場合は、のれんと統合費用が資本を削る点が心配になる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

金利のある世界の恩恵は、まだ半分も出ていない。26 年 3 月期の貸出利回りは 1.23% だが、短期金利が 2% へ向かえば、変動金利の貸出はさらに上がる。預金に付いていく割合を 4 割とすれば、ざやは 10 年かけて広がり続ける。

福岡は人が増える街だ。県内の貸出は全国の地銀より高く伸び、2 位の西日本シティ銀行にもシェアを取る余地がある。博多駅前の新本店ビルを使った再開発や、One to One 型の提案営業で、法人・個人とも関係を深める。

経費率は 60% から 50% 台前半へ下がる計画で、生成 AI や店舗再編が効けば人件費の増加を吸収できる。政策保有株の売却で資本が厚くなり、自社株買いも出せる。中計の 600 億円は通過点で、ROE は 10% 超へ進む。九州で再編が起きれば、統合効果も上乗せになる。

もう 1 つ見逃せないのは、今の水準の低さだ。ROE が 9% を超えれば、市場は PER を 14 倍台に置き直す余地がある。計画の達成と同時に倍率も上がれば、株価は二重に報われる。福岡という成長市場で 2 位に付ける銀行が、地方銀行の平均に甘んじる理由は乏しい。

慎重な見方

広がったざやは、いつまでも続かない。福岡では福岡銀行が首位に立ち、メガバンクやネット銀行も預金を取りにくる。預金の金利は、貸出より遅れて、しかし確実に上がる。26 年 3 月期に 0.06% から 0.20% へ上がった預金利回りは、まだ途中だ。

自己資本比率は総資産比で 4.5% と薄い。有価証券 1.9 兆円に金利上昇の評価損が出れば、資本が削られる。与信費用は 75 億円と歴史的な低さで、景気が悪くなれば数倍に増えうる。

過去を振り返ると、ROE は 2017 年以降ずっと資本コストを下回ってきた。新計画の 600 億円は、純利益が 5 割増えるという強気の前提だ。福岡銀行に差をつけられた構図は、この 10 年変わっていない。今の PER 16 倍は、その計画をほぼ織り込んでいる。計画が少し遅れるだけで、株価は割高に変わる。

さらに、利ざやで稼ぐ銀行は、金利が下がる局面に弱い。日銀が利上げを止めたり戻したりすれば、追い風は止まる。残るのは薄い自己資本と、首位に届かない競争上の位置だけになる。

どちらに重みを置いたか

楽観の主張には根拠がある。ざやの追い風は本物で、福岡という市場にも恵まれている。ただ、慎重な見方が突く競争と資本の薄さも現実の弱点だ。

そこで、確率はやや慎重な側に寄せた。10 年では、楽観・やや楽観を合わせて 34%、やや悲観・悲観を合わせて 36% とした。結果はやや割高で、計画の達成を織り込んだ値段に安全域はない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 6,327 円8,813 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,828 円2,547 億円)。 今の値に割り戻すと 4,094 円5,702 億円、今との差 −5.8%、 期待の年率 +6.5%(資本コスト 8.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 9,563 円1.33 兆円 2,415 円3,363 億円 +175.5% +10.7% 1,198 円1,668 億円
やや楽観 24% 8,284 円1.15 兆円 2,172 円3,025 億円 +140.5% +9.2% 2,509 円3,495 億円
中立 30% 7,159 円9,971 億円 1,956 円2,725 億円 +109.6% +7.7% 2,735 円3,809 億円
やや悲観 23% 4,386 円6,110 億円 1,553 円2,163 億円 +36.6% +3.2% 1,366 円1,903 億円
悲観 13% 1,741 円2,425 億円 935 円1,302 億円 −38.5% −4.7% 348 円485 億円
加重平均100% 6,327 円8,813 億円1,828 円2,547 億円 +87.6% +6.5% 8,156 円1.14 兆円

今の株価時価総額 4,348 円6,056 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 10% 福岡の成長と提携が結実する 10 年 利益 1,000 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 9,563 円1.33 兆円

福岡の成長と提携戦略がともに実り、規模の差を縮める 10 年になる。福岡市の人口と法人が増え続け、貸出は年 3.8% 前後で伸びる。短期 2%・長期 3% の金利が定着し、預貸ざやは今より 0.4 ポイント近く広がる。

預かり資産は新 NISA と相続の波に乗り、残高が 1.7 倍に増える。手数料収入が貸出の収益を補い、経費率は 40% 台前半まで下がる。システムを他の地銀と共同化して、固定費も抑える。

九州での再編や業務提携で、福岡県外にも貸出の裾野を広げる。純利益は 1,000 億円、ROE は 10% を超え、PBR は 1.5 倍台へ上がる。福岡銀行を追う 2 位から、利益水準では並ぶ位置へ進む。

  • 法人貸出:数量 11.2(法人・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 1.6%(貸出利ざや(%、預金コストを引いた後))→ 売上 1,776 億円・営業利益 840 億円。残高 11.24 兆円 × 率 1.58%、利益率 47%
  • 個人貸出:数量 3.5(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 1.3%(貸出利ざや(%、預金コストを引いた後))→ 売上 455 億円・営業利益 153 億円。残高 3.45 兆円 × 率 1.32%、利益率 34%
  • 有価証券・資金運用:数量 2.7(有価証券残高(兆円))× 価格 1.1%(運用の純ざや(運用利回り − 調達コスト、%))→ 売上 283 億円・営業利益 227 億円。残高 2.70 兆円 × 率 1.05%、利益率 80%
  • 預かり資産・手数料事業:数量 2.4(預かり資産残高(兆円))× 価格 1.9%(役務利益 ÷ 預かり資産残高(%))→ 売上 452 億円・営業利益 209 億円。残高 2.38 兆円 × 率 1.90%、利益率 46%

倍率:事業の純利益 1,000 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.2% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍。全体の PER 13.32 倍、時価総額 13,320 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:福岡の成長と提携で規模の差が縮み、利ざやが長く高く保たれるという、最も良い形。堀が広がる 10 年を想定するため、確率は 1 割にとどめた。

やや楽観 24% 利ざやの高止まりと資産運用で安定成長 利益 900 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 8,284 円1.15 兆円

利ざやの高止まりと資産運用が支える安定成長の 10 年だ。預貸ざやは今より 0.3 ポイント近く広く、貸出も年 3.6% 前後で伸びる。福岡の需要に加え、個人ローンの深掘りが効く。

預かり資産は 10 年で 1.6 倍に増え、手数料収入が全体の稼ぎの 1 割台半ばを占める。経費は物価で上がるものの、デジタル化と店舗の再編で経費率は 40% 台後半に下がる。与信費用は景気の 1〜2 回の波を経て、平均的な水準に収まる。

純利益は 900 億円、ROE は 9.3% に達する。資本コストを 2 ポイントほど上回る水準で、PER も 14 倍台半ばが保たれる。福岡で 2 位の地位は変わらないが、利益の質が上がったと評価される。

  • 法人貸出:数量 10.9(法人・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 1.5%(貸出利ざや(%、預金コストを引いた後))→ 売上 1,629 億円・営業利益 753 億円。残高 10.93 兆円 × 率 1.49%、利益率 46%
  • 個人貸出:数量 3.4(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 1.2%(貸出利ざや(%、預金コストを引いた後))→ 売上 418 億円・営業利益 135 億円。残高 3.38 兆円 × 率 1.24%、利益率 32%
  • 有価証券・資金運用:数量 2.6(有価証券残高(兆円))× 価格 1.0%(運用の純ざや(運用利回り − 調達コスト、%))→ 売上 257 億円・営業利益 203 億円。残高 2.62 兆円 × 率 0.98%、利益率 79%
  • 預かり資産・手数料事業:数量 2.3(預かり資産残高(兆円))× 価格 1.8%(役務利益 ÷ 預かり資産残高(%))→ 売上 417 億円・営業利益 193 億円。残高 2.27 兆円 × 率 1.84%、利益率 46%

倍率:事業の純利益 900 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.3% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.8 倍。全体の PER 12.82 倍、時価総額 11,538 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ざやの追い風と手数料事業の育成が両立する形。福岡の経済力を考えれば十分ありうるので、4 分の 1 弱を置いた。

中立 30% 中立:金利は定着し福岡 2 位の地位が続く 利益 810 億円 · PER 12.3 倍 · 株価時価総額 7,159 円9,971 億円

短期 2%・長期 3% の金利が定着し、福岡で 2 位の地位を保つ 10 年だ。預貸ざやは今より 0.2 ポイント前後広がったところで落ち着く。福岡銀行やネット銀行との預金競争で、ざやの広がりは同業の標準より小さい。

貸出は法人が年 3.3%、個人が年 2.8% で伸びる。預かり資産は年 4.5% で増える。経費は物価並みに上がるが、システム共通化と AI で経費率は 40% 台後半に下がる。与信費用は景気の波をならした水準の年 150 億円ほどだ。

純利益は 810 億円、ROE は 8.5%。資本コストを 1.4 ポイント上回る程度で、突出した稼ぐ力はない。再編や大型の M&A は起こらず、単独で歩む。福岡の経済力に支えられた、無理のない着実な 10 年だ。

  • 法人貸出:数量 10.6(法人・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 1.4%(貸出利ざや(%、預金コストを引いた後))→ 売上 1,491 億円・営業利益 687 億円。残高 10.65 兆円 × 率 1.40%、利益率 46%
  • 個人貸出:数量 3.3(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 1.2%(貸出利ざや(%、預金コストを引いた後))→ 売上 382 億円・営業利益 120 億円。残高 3.29 兆円 × 率 1.16%、利益率 32%
  • 有価証券・資金運用:数量 2.5(有価証券残高(兆円))× 価格 0.9%(運用の純ざや(運用利回り − 調達コスト、%))→ 売上 229 億円・営業利益 179 億円。残高 2.55 兆円 × 率 0.90%、利益率 78%
  • 預かり資産・手数料事業:数量 2.2(預かり資産残高(兆円))× 価格 1.8%(役務利益 ÷ 預かり資産残高(%))→ 売上 386 億円・営業利益 178 億円。残高 2.17 兆円 × 率 1.78%、利益率 46%

倍率:事業の純利益 810 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.5% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.3 倍。全体の PER 12.31 倍、時価総額 9,971 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:短期 2%・長期 3% の定着と、与信費用の平均化を前提にした中心の姿。福岡の競争は構造的に続くため、特別な上振れも下振れも置かない。

やや悲観 23% 預金競争でざやが縮み、経費が重い 利益 560 億円 · PER 10.9 倍 · 株価時価総額 4,386 円6,110 億円

預金競争で利ざやが縮み、経費の重さが残る 10 年だ。福岡でネット銀行や他行が預金を取りにくる。預金金利は貸出より速く上がり、ざやは今の水準から 0.1 ポイント程度しか広がらない。

貸出の伸びは年 2% 弱に落ち、与信費用は景気の悪化を 1 度挟んで年 200 億円近くに増える。人件費は物価で上がり、システム更新の費用も重い。経費率の改善は 50% 台後半で止まる。

純利益は 560 億円、ROE は 6.4% と資本コストを下回る。『計画の 600 億円が天井だった』と見られ、PBR は 0.75 倍に落ち着く。破綻はせず配当も続くが、成長の物語は終わる。

  • 法人貸出:数量 9.2(法人・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 1.3%(貸出利ざや(%、預金コストを引いた後))→ 売上 1,183 億円・営業利益 470 億円。残高 9.24 兆円 × 率 1.28%、利益率 40%
  • 個人貸出:数量 2.9(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 1.1%(貸出利ざや(%、預金コストを引いた後))→ 売上 302 億円・営業利益 78 億円。残高 2.85 兆円 × 率 1.06%、利益率 26%
  • 有価証券・資金運用:数量 2.3(有価証券残高(兆円))× 価格 0.8%(運用の純ざや(運用利回り − 調達コスト、%))→ 売上 187 億円・営業利益 138 億円。残高 2.28 兆円 × 率 0.82%、利益率 74%
  • 預かり資産・手数料事業:数量 1.8(預かり資産残高(兆円))× 価格 1.7%(役務利益 ÷ 預かり資産残高(%))→ 売上 309 億円・営業利益 126 億円。残高 1.82 兆円 × 率 1.70%、利益率 41%

倍率:10年後のROE6.4%(純利益560億円÷自己資本8,812億円)。ROEはk8.25%以下なので、ためた利益は額面未満の価値で、PERは1÷k=12.1倍までが上限。筋書きは「預金競争でざやが縮み、経費が重い」。上限の9.0割に置き、10.91倍。還元を会社の方針(45%)に合わせたため自己資本が厚くなった。

確率:ROE が長く資本コストを下回ってきた過去があり、福岡では強い首位が存在する。この形になる確率は 4 分の 1 弱と見て、やや悲観を厚めにした。

悲観 13% 構造的に負け、福岡 2 位の地位も揺らぐ 利益 250 億円 · PER 9.7 倍 · 株価時価総額 1,741 円2,425 億円

構造的に負け、福岡 2 位の地位も揺らぐ 10 年だ。ネット銀行と大手が預金と若年層の取引を奪い、西日本シティ銀行は預金金利の引き上げで収益を削られる。福岡銀行との差は広がり、法人取引でも劣勢になる。

貸出は伸びず、金利の追い風も預金コストに食われる。システム投資に多額を使っても効果が出ず、経費率は 60% 近くに張り付く。景気の悪化も重なり、与信費用は急増する。九州で再編が進む中、統合の交渉でも弱い立場に置かれる。

純利益は 250 億円、ROE は 3% 台。優良な地銀とは言えなくなり、PBR は 0.42 倍まで下がる。ただし政策保有株の含み益と資本規制の厚みが、さらなる下落を防ぐ。

  • 法人貸出:数量 7.7(法人・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 1.0%(貸出利ざや(%、預金コストを引いた後))→ 売上 732 億円・営業利益 213 億円。残高 7.70 兆円 × 率 0.95%、利益率 29%
  • 個人貸出:数量 2.5(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.8%(貸出利ざや(%、預金コストを引いた後))→ 売上 196 億円・営業利益 21 億円。残高 2.45 兆円 × 率 0.80%、利益率 11%
  • 有価証券・資金運用:数量 2.0(有価証券残高(兆円))× 価格 0.6%(運用の純ざや(運用利回り − 調達コスト、%))→ 売上 120 億円・営業利益 78 億円。残高 2.00 兆円 × 率 0.60%、利益率 65%
  • 預かり資産・手数料事業:数量 1.4(預かり資産残高(兆円))× 価格 1.4%(役務利益 ÷ 預かり資産残高(%))→ 売上 196 億円・営業利益 67 億円。残高 1.40 兆円 × 率 1.40%、利益率 34%

倍率:10年後のROE3.4%(純利益250億円÷自己資本7,400億円)は k8.25% 以下なので、ためた利益は額面未満の価値で、PERは1÷k=12.1倍までが上限。筋書きは「構造的に負け、福岡 2 位の地位も揺らぐ」。上限の8割に置き、9.70倍。今の自己資本6,169億円に対する倍率は0.39倍。稼ぐ力から出した値で、自己資本の何割という置き方はしていない。

確率:構造的に負ける姿として、10 年では 1 割強を置いた。福岡の競争と資本の薄さを考え、同業の標準よりやや厚めにしている。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

法人貸出

福岡県を中心とする中堅・中小企業・地方公共団体向けの貸出。西日本シティ銀行と長崎銀行の事業性融資。

数量法人・公共向け貸出残高(兆円)価格貸出利ざや(%、預金コストを引いた後)売上営業利益
今 2026/03 7.7 1.2% 924 333
10 年後 中立 10.6 1.4% 1,491 687

取り方:貸出金 10.24 兆円(2026/03 末)のうち、個人ローン約 2.5 兆円(新計画の目標 2.8 兆円から逆算した筆者の推定)を除いた約 7.7 兆円を法人・公共向けとした。利ざやは、貸出金利回り 1.23%(国内 1.21%)から預金・調達コストを引いた実質で 1.20% と置いた(資金利益 約 1,302 億円から有価証券の分を除いた合計に合わせた推定)。同領域の標準(預金ベータ 40%、3 年 +0.27%・10 年 +0.45%)より広がり幅を小さく置く:2026/03 期に預貸ざやが約 0.1 ポイント既に広がり、福岡は預金競争が強いため。残高はお金の量で名目 3.3%(物価 3% + 福岡の実質成長)で伸びる。 【2026-10-19 確認】数量は名目、率は物価を掛けていない(率は金利・手数料などの事業の理由でだけ動かす)。

個人貸出

住宅ローンを中心とする個人向け貸出。新計画で個人ローン残高 2.8 兆円を目標にする。

数量個人向け貸出残高(兆円)価格貸出利ざや(%、預金コストを引いた後)売上営業利益
今 2026/03 2.5 1.0% 250 60
10 年後 中立 3.3 1.2% 382 120

取り方:個人向けを約 2.5 兆円(新計画の 2029 年目標 2.8 兆円から逆算した推定)、利ざやを住宅ローン中心で 1.0% と置いた。法人より薄く、経費もかかるので利益率は低い。残高は名目 2.8%(物価 3% + 実質 0%、福岡の人口増と全国の人口減の差を含む)で伸ばす。ざやの広がり幅は同領域の標準(3 年 +0.24%・10 年 +0.40%)より小さく、3 年 +0.12%・10 年 +0.16% と置く(法人と同じ理由)。 【2026-10-19 確認】数量は名目、率は物価を掛けていない(率は金利・手数料などの事業の理由でだけ動かす)。

有価証券・資金運用

預金の余りを国債・債券・株式・投信で回す運用と、日銀預け金などの資金運用。

数量有価証券残高(兆円)価格運用の純ざや(運用利回り − 調達コスト、%)売上営業利益
今 2026/03 1.9 0.7% 127 100
10 年後 中立 2.5 0.9% 229 179

取り方:有価証券 1.91 兆円(2026/03 末)に、運用利回りから調達コストを引いた純ざや 0.67% を掛けた。資金利益 約 1,302 億円のうち貸出の分を除いた残りで合わせた(有価証券利息配当金 約 391 億円から預金・借用金のコストを引いた実質)。残高は預金の伸びに合わせて名目 3%。再投資利回りが上がるので純ざやは 10 年で 0.90% へ。 【2026-10-19 確認】数量は名目、率は物価を掛けていない(率は金利・手数料などの事業の理由でだけ動かす)。

預かり資産・手数料事業

投資信託・保険の販売、決済、カード、証券などグループ会社の手数料収入。

数量預かり資産残高(兆円)価格役務利益 ÷ 預かり資産残高(%)売上営業利益
今 2026/03 1.4 1.9% 266 116
10 年後 中立 2.2 1.8% 386 178

取り方:役務収益 403 億円から役務費用を引いた純額を約 266 億円と置き、預かり資産 1.4 兆円(新計画の 2029 年目標 1.9 兆円から逆算した筆者の推定)で割った実効率 1.9% とした。カード・決済・証券・信託など預かり資産以外の手数料も同じ率に入れている。預かり資産は名目で年 4.5%(物価 3% + 新 NISA・相続の資産形成)で伸び、実効率は競争で少しずつ下がる。 【2026-10-19 確認】数量は名目、率は物価を掛けていない(率は金利・手数料などの事業の理由でだけ動かす)。

リスクと懸念

預金競争でざやが伸びない

福岡は金利に敏感な預金者が多く、福岡銀行やメガバンク、ネット銀行が預金を取りにくる。預金金利の上がり方が貸出より速くなれば、26 年 3 月期に約 1.03% まで広がった預貸ざやは頭打ちになる。この会社の利益増の大半はざやで、そこが崩れると計画の 600 億円は遠くなる。

与信費用の正常化

与信費用は 26 年 3 月期で 75 億円と、歴史的な低水準にある。福岡県向けが総与信の約 8 割を占めるので、地元の景気が悪くなれば影響は集中する。金利が上がる過程では、借り手の中小企業の利払いも増える。平時の水準に戻るだけでも年 100 億円を超える。

自己資本の薄さと債券の評価損

自己資本比率は総資産比で 4.5% と薄く、同業の中央値の 5.0% を下回る。有価証券は 1.9 兆円あり、金利が上がるほど債券の評価損は資本を直接削る。規制上の比率は 11% 台に収まるが、新計画はこれを 10% 台前半に保つ前提で、貸出の増加に資本の伸びが追いつかない場面がありうる。

福岡銀行との差が埋まらない

福岡県の貸出シェアは、福岡銀行が 25% 台、西日本シティ銀行が 18% 前後と見られ、差は長く動いていない。2004 年の合併後の整理に時間を取られ、攻めが遅れた経緯がある。新計画の One to One 型の提案営業が効かなければ、2 位のまま収益力で水をあけられる。

計画の達成が遅れる

新計画は純利益を 3 年で 5 割増やす強気の前提で、経費率も 60% から 50% 台前半へ下げる。システム投資を約 2 倍にし、サイバー要員も 2 倍強に増やすので、費用が先に出る。人件費は物価で上がり、効果が遅れれば経費率の改善は計画どおりに進まない。

政策保有株の価格変動

上場の政策保有株は約 600 銘柄、約 990 億円ある。毎年の検証で縮減する方針だが、株価が大きく下がれば純資産が目減りする。売却で出る益は一時的で、利益の質としては低い。計画の 600 億円にも、売却益の上乗せが入っている点に注意が要る。

再編に乗り遅れる

九州では肥後銀行と鹿児島銀行、十八銀行と親和銀行が合流した。福岡で 2 強の一角を占めるが、全国では中位にとどまる。規模の経済で劣る状態が続けば、システム投資の負担が重くなる。統合の話が出ても、条件で弱い立場に置かれる可能性がある。

今後の分かれ目

日銀が短期金利を 2% へ向けて計画より速く上げたら
楽観・やや楽観の確率を上げてよい。貸出利回りが先に上がり、預金金利が遅れる時間差で預貸ざやが広がる。決算で預貸ざやの広がり幅を確認する。
預金利回りの上昇が貸出利回りの上昇を上回り、預貸ざやが縮んだら
やや悲観の確率を上げる。福岡の預金競争が想定より強いということで、中計の 600 億円と ROE 9% は届きにくい。
与信費用が 150 億円を超え、福岡の中小企業の倒産が増えたら
景気の谷に入る合図。悲観の確率を上げ、債券の評価損と合わせて自己資本の減り方を点検する。
中計の 2 年目(2028 年 3 月期)に純利益が 550 億円を超え、経費率が 50% 台に入ったら
計画の達成確度が上がる。中立の確率を厚くし、やや楽観へ寄せる。
九州の他の地銀や福岡の企業との統合・提携が報じられたら
規模の差を埋める動きなので、条件次第で見方が変わる。のれんや株式交換での持ち分の希薄化がないかを必ず確認する。
政策保有株の縮減が進み、自社株買いが出たら
資本の質と 1 株の価値が上がる。ただし自己資本比率が薄い点は変わらないので、還元は 40% 台にとどまるとみる。

見ておくもの

  • 預貸ざや(貸出利回り − 預金利回り)の四半期ごとの推移
  • 与信費用と福岡県内の企業倒産件数
  • 有価証券の評価損益と自己資本比率(国内基準・最終化ベース)
  • 預かり資産残高と個人ローン残高(新計画の 1.9 兆円・2.8 兆円)
  • 経費率(OHR)と経費の伸び(目標は 50% 台前半)

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価を見ずに決めた。楽観・やや楽観・中立は10年後のROEとk 8.25%(基本7.5%+quality +0.75%)・g 4.0%から利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)の上限を出し、その9.5・9・9.1割に置いた(下限は1÷k=12.1倍)。やや悲観・悲観はROEがk(8.25%)以下なので、PERは1÷k=12.1倍が上限で、その9・8割に置いた。悲観の利益は貸出の利ざやが競争で縮み与信費用が重い構造から、自己資本に対するROE約3%に置き、過去の底値や今の倍率は根拠にしていない。kが1%高い(9.25%)と10年の中立のPERは11.1倍から9.8倍に下がる。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.65→13.32 倍・やや楽観 PER 11.54→12.82 倍・中立 PER 11.14→12.31 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β 0.79 × 5% + 規模 0.50%。基本7.5%に quality +0.75% を足して k 8.25%(決まり v2。β・規模は使わない。内訳と理由は quality_why)。銀行は預金が仕入れなので利払いの式は当てはめず、利ざやで扱う。個別のリスク(福岡での競争と自己資本の薄さ)は k に足さず、確率と筋書きで表す。事業は傾いていないので上乗せ(extra)は 0。同じ地方銀行どうしで同じ物差しを使い、差は quality の4部品だけで出している。

同じ業種(銀行業)の AI 分析

割安 大光銀行8537 新潟・長岡の第二地銀。金利上昇で稼ぎは戻るが、薄い資本と人口減の県で、戻り幅が価値を分ける 本質価値との差 +64.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 筑波銀行8338 茨城2位の地銀。金利上昇で利益は倍近くまで伸びるが、公的資金350億円の返済と薄い資本が重荷。今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 三井住友トラストグループ8309 受託資産と手数料が厚い信託グループ。利益ベースの正当化PERで控えめに置き、資本コスト7.25%で10年の本質価値は今の時価総額を約5%上回る(適正) 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 東京きらぼしフィナンシャルグループ7173 東京唯一の地銀。金利上昇で稼ぎは伸びるが、資本の薄さと再編の行方で価値が大きく分かれる 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ひろぎんホールディングス7337 広島の厚い基盤と金利上昇でROEは10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、改善はほぼ織り込まれ今の値段は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 株式会社紀陽銀行8370 大阪の成長と和歌山の首位を併せ持つが、資本は薄い。金利上昇の追い風を織り込んでも、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トマト銀行8542 岡山2番手の第二地銀。金利で稼ぎは戻るが、優先株100億円の行方が普通株主の取り分を左右する 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 三井住友フィナンシャルグループ8316 利ざや拡大と海外・Olive で ROE 10% 前後へ。新しく投じるお金の稼ぎだけが薄れる利益ベースの PER で測ると、3 メガで最も低い今の PBR は適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 武蔵野銀行8336 埼玉で2番手の地方銀行。利ざやの広がりでROEは9%へ向かい、資本コスト8%で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 栃木銀行8550 金利上昇の追い風は強いが、稼ぐ力の底上げは道半ば。栃木の第二地銀は10年後の収益力に見合う値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 ゆうちょ銀行7182 貯金は伸びないが、国債の入れ替えと日銀預け金の金利で利ざやが広がる。利益が金利頼みで倍率を控えめに置くと、親会社の売出しも入れて今の値段はやや割高 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 トモニホールディングス8600 利ざやの拡大でROEは7%台へ上がるが資本コストに届かない。今の値段は価値を1割弱上回るが、適正の範囲 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ5832 岡山で県内企業の45%が主取引とする基盤に利ざや拡大が乗る。資本コスト8.25%の利益ベースで測ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社七十七銀行8341 宮城でシェア55.9%の牙城。半導体工場の白紙撤回後も利ざや拡大とVision 2030の上方修正が効くが、資本コスト8%の利益ベースで今の値段は適正 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東和銀行8558 群馬の2番手行。債券の入れ替えで膿を出し切り、稼ぐ力は戻る途上だが、資本の薄さが値段の上限を決める 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 株式会社佐賀銀行8395 県内企業の6割弱をメイン先にする盤石の地銀。金利の追い風は厚いが資本が薄く、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ふくおかフィナンシャルグループ8354 九州最大手。会社予想どおり利益が伸びROE10%前後が続くなら、資本コスト8.25%の利益ベースで見ても今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 清水銀行8364 静岡県全域に店舗を持つ中堅地銀。金利上昇で稼ぎは2倍以上になるが、ROEは資本コストに届かず、厚い自己資本を価値に変えきれない 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306 国内最大で最も国際分散した銀行グループ。利益ベースの PER で測ると ROE 10〜11%に見合う値段は今よりやや低く、3 メガで最も上の余地が小さい。やや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 いよぎんホールディングス5830 海事金融という堀を持つ愛媛の首位行。堀は本物だが自己資本が厚く、資本コスト8.25%の利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 横浜フィナンシャルグループ7186 神奈川の厚い基盤に利ざや拡大が乗りROE10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 十六フィナンシャルグループ7380 岐阜の県内首位を握る地銀。金利で利ざやは広がるが人口減の逆風が重く、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社琉球銀行8399 沖縄の厚い基盤と金利の追い風は本物。ただ資本が薄く効率も低め。今の値段は本質価値と大きく変わらない 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 りそなホールディングス8308 国内専業で利ざや拡大の恩恵が素直に効く。ROE 12% 前後を利益ベースの PER で測り、資本コスト 7.5% に合わせると、今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 池田泉州ホールディングス8714 大阪北摂・泉州の地銀。金利の追い風でROE10%へ向かうが、競争と費用の重さで10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 第四北越フィナンシャルグループ7327 新潟で貸出の半分を握る地方銀行。金利上昇の追い風は本物だが人口減が量を抑え、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 南都銀行8367 奈良の5割の基盤に金利の追い風が乗る。人口減と重い経費が利益の伸びを抑え、10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 山口フィナンシャルグループ8418 山口・広島・北九州に3行を持つ中四国最大級の地銀。利ざやの改善で稼ぐ力は戻るが収益性は同業に見劣りし、今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 大東銀行8563 福島県郡山の小さな単独行。利ざやの回復は追い風だが、評価損と薄い資本で価値の伸びは限られる。 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社CCIグループ7381 石川の首位行は金利上昇の追い風を受けるが、利益はまだ薄い。10年で見ても、今の値段にはやや先走り感がある 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 九州フィナンシャルグループ7180 TSMC熊本効果で法人融資が伸びる肥後・鹿児島銀行の持株会社。ROEが資本コストにまだ届かず、今の値段は追い風を払いすぎてやや割高 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 北洋銀行8524 道内首位の基盤に金利上昇の追い風。ただ自己資本比率が薄く、資本コスト8.75%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 鳥取銀行8383 鳥取県の最大の地銀。利ざやの回復は追い風だが、薄い利ざやと人口減で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 フィデアホールディングス8713 山形と秋田の2番手行が2027年1月に合併する。稼ぐ力は戻りつつあるが、人口減と薄い資本が上値を抑える 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 株式会社岩手銀行8345 岩手県の貸出の47%を握る首位行。北東北3行の統合協議に入ったが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 千葉銀行8331 千葉興業銀行との統合を含め貸出が名目で伸びるが、資本コスト8%の利益ベースのPERで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社おきなわフィナンシャルグループ7350 沖縄の厚い基盤に金利の追い風。ただ資本が薄く観光に偏る点を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 めぶきフィナンシャルグループ7167 北関東の統合地銀。利ざや拡大でROEは10%を超えるが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 SBI新生銀行8303 公的資金完済・再上場で身軽になったSBI系複合銀行。利ざや拡大とレイク・アプラスの高採算を乗せても、資本コスト8.5%で見ると今の値段はやや先取りで、やや割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 山陰合同銀行8381 経費の軽さと県外への貸出拡大が強み。利ざや拡大の追い風は大きいが、人口減と含み損が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 山梨中央銀行8360 県内シェア5割強の地銀。利ざやで利益は伸びるが、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや高め 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社プロクレアホールディングス7384 青森で企業の7割が主力行に選ぶ首位行。金利で稼ぎは大きく伸びるが、薄い自己資本と人口減でROEは資本コストに届かず、10年後の価値は今を下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 京葉銀行8544 利ざや拡大で稼ぐ力は戻るが、千葉の再編で後ろに回る不安が残る。今の値段は10年の見通しに対して高め 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 名古屋銀行8522 愛知県内2位の地銀。金利上昇で利益は伸びるが、ROEは資本コスト並みにとどまり、統合の条件も未定のため、利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 千葉興業銀行8337 千葉銀行との1対1の統合で行き先は決まった。金利上昇で利益は倍になるが、薄い自己資本が還元を縛りROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社百十四銀行8386 香川の寡占と船舶金融を持つ良い銀行だが、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は金利上昇を織り込んでもやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 三十三フィナンシャルグループ7322 金利の追い風は確か。だが資本が薄く再編も白紙で、ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段を2割余り下回る 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 南日本銀行8554 鹿児島の第二地銀。直近の利益は税の軽さで厚く、優先株 85 億円の整理が普通株の取り分を決める。 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社大分銀行8392 大分の企業の半数がメインバンクに選ぶ盟主。利ざやで稼ぎは2倍以上に伸びるが、薄い自己資本が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 みずほフィナンシャルグループ8411 ROE は 10% 前後にとどまり、3 メガ共通の控えめな倍率で置くと、利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社秋田銀行8343 秋田県で企業の過半が主力行に選ぶ首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、人口減が重く、ROEは資本コストに届かず今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 富山銀行8365 富山の小さな地銀。直近の増益は債券の売却益頼みで、本業の稼ぐ力は ROE を資本コストへ届かせない。 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 株式会社宮崎銀行8393 宮崎県の最大手地銀。利ざやで稼ぎは膨らむが、薄い自己資本と人口減が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社四国銀行8387 金利の追い風は強いが、高知の人口減で稼ぐ力が資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社ほくほくフィナンシャルグループ8377 北陸・北海道2行体制に利ざや拡大とラピダス特需が乗るが、単独路線のまま。資本コスト8.5%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社 百五銀行8368 三重の預金と貸出で首位の地銀。資本が厚く稼ぎ方が重いため、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は先の利益を織り込んで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 福井銀行8362 福井県の貸出の約半分を握る地銀。合併の効果と利ざや拡大でROEは上向くが、資本コストには届かず、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 株式会社 北日本銀行8551 北東北で唯一残る第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 株式会社滋賀銀行8366 県内の預貯金の約半分を握る滋賀の地銀。利上げの追い風は本物だが経費率が重く、資本コスト7.75%の利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 八十二長野銀行8359 長野で合算シェア6割超の堀を持つが、資本コスト8%の利益ベースで測ると、中計ROE8%の達成を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 群馬銀行8334 群馬県内シェア44%の最強地銀。利ざや拡大と第四北越FGとの越境統合でROE10%超を狙うが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 しずおかフィナンシャルグループ5831 静岡で法人取引の首位を握る東海最大級の地方銀行。事業は強いがROEは資本コストを少し上回る程度で、利益ベースの今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 筑邦銀行8398 福岡県南部の地銀。貸出は伸びているが、薄い収益と自己資本で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 島根銀行7150 SBI の資本で立て直す島根の小さな地銀。優先株が 170 億円まで膨らみ、普通株主に残る利益は薄い。値打ちは今の値段を下回る 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 セブン銀行8410 コンビニ ATM の独走に、ファミマ 1.6 万台という追い風。ただ稼ぎは薄く、キャッシュレスの長い逆風も続く。倍率を抑えて見ると、いまの値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 あおぞら銀行8304 米国オフィス融資の傷が癒え、大和証券を軸に投資銀行へ軸足を移すあおぞら銀行。ROEが資本コストに届かない間は、今の値段に安全域は乏しい 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 東邦銀行8346 福島で預金・貸出の3分の1強を握る首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、ROEは資本コスト未満にとどまり今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 株式会社阿波銀行8388 徳島の盟主は利ざや拡大で稼ぎが伸びるが、ROEは資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 大垣共立銀行8361 岐阜の老舗地銀。利ざや拡大は追い風だが ROE は資本コストに届かず、今の値段には届かない 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 山形銀行8344 県内最大手でも人口減の山形が地盤。利ざやで稼ぎは倍増するが資本コストに届かず、今の値段は10年先の価値より高い 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 スルガ銀行8358 シェアハウス問題を片付け、利ざや拡大で稼ぐ力が戻った地方銀行。だが税の軽さで膨らんだ利益を前提に値が付いており、資本コストを大きく超える見込みも薄く、割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 富山第一銀行7184 富山県2位の地銀。利ざや拡大は追い風だが、運用益に頼る利益とROEの低さで、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 京都フィナンシャルグループ5844 京都の地盤と政策保有株の含み益が強みだが、ニデック株は会計不正で下落。資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高。2026年3月期の利益は株の売却益で膨らんでおり、実力利益で測る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 あいちフィナンシャルグループ7389 名古屋圏2位の合併行。統合の宿題と低いROEを抱え、資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 愛媛銀行8541 県内第2位の第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、人口減で資本コストに届かず、今の値段は10年先の稼ぎに対して割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 福島銀行8562 福島県の第二地銀。SBI 新生銀行が筆頭株主になったが、薄い収益と赤字の履歴が重い。 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 宮崎太陽銀行8560 宮崎県の第二地銀。本業は回復中だが、売却益に押された利益と優先株 60 億円の整理が焦点。 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 東北銀行8349 岩手の中堅地銀。利ざやは回復するが、公的資金の優先株 100 億円が普通株の取り分を削る。 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 豊和銀行8559 大分の小さな第二地銀。普通株の取り分は、220 億円の優先株が先に取った残りで決まり、今の値段を下回る。 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 高知銀行8416 高知県の地銀。評価差額金の赤字が自己資本の 27% に達し、優先株 68 億円も重く、利益の戻りは遅い。 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 じもとホールディングス7161 宮城・山形の 2 地銀を持つ持株会社。収益は回復するが、公的資金の優先株 780 億円が普通株の取り分を大きく削る。 本質価値との差 −85.1% · 10 年 割高(年 −11.0%)

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読んだ資料

  1. 西日本フィナンシャルホールディングス 中期経営計画「未来共創2029」(EDINET DB 要約)
  2. 西日本 FH の新中計、純利益 50% 増の 600 億円 29 年 3 月期目標(日本経済新聞)
  3. 中期経営計画「未来共創2029」策定のお知らせ(西日本 FH)
  4. 西日本 FH、26 年 3 月期は過去最高益更新(データ・マックス)
  5. 有価証券報告書テキスト FY2026(EDINET DB)
  6. 決算の主要項目 FY2026(EDINET DB)
  7. 九州地銀の貸出シェア(データ・マックス)
  8. 西日本 FH の配当金・自社株買い推移(Strainer)

分析日 2026-10-16