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BXP(ボストン・プロパティーズ) BXP

都心の一流オフィスで占有が戻り始めたが、借金の重さと改装費で株主に残る利益は薄い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -37% で割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)37.34 ドル59 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-21)58.6 ドル93 億ドル差 −36.3%
10 年後から見ると 割高 価値 37.34 ドル59 億ドル · 差 −36.3% · 期待の年率 +2.8%
期待の年率リターン(10 年)+2.8%資本コスト比 −7.2 pt
推定の資本コスト10.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 10.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

BXP(ボストン・プロパティーズ)は、ボストン・ニューヨーク・サンフランシスコ・ワシントン DC・ロサンゼルス・シアトルの都心に、稼働中で約 4,750 万平方フィートのオフィスを持つ米国最大級のオフィス REIT で、NOI の 92% が都心の一流床、ボストンが 41%・ニューヨークが 25%・サンフランシスコ 16%・ワシントン 13% を占める。2026 年 4〜6 月期の占有率は 88.4%(2025 年末 86.7%)、契約済みは 91.3% まで戻り、通期の FFO 見通しは 1 株 7.02 に引き上げられた。

会計の利益(FFO)で見ると今の時価総額 約 94 億ドルは FFO(普通株分で約 11.2 億ドル)の約 8.4 倍と安く見える。しかしオフィスは入居のたびに改装費と仲介手数料がかかり、2026 年は約 5 億ドルを使う。会計の純利益(GAAP)に減価償却を足し戻し、売却益と維持の支出(改装費・定額賃料の調整を含む)を引いた株主のものになる利益(FAD)は、2026 年で GAAP 約 1.8 + 償却 約 9.4 − 売却益 0 − 維持 約 6.4 = 普通株分で約 4.8 億ドルにすぎず、今の値段は FAD の約 19.7 倍にあたる。純有利子負債は EBITDA の 7.9 倍、金利 5% の世界で 2026 年 10 月に 3.5% の社債 10 億ドルを約 6% へ借り換える。

結論:中立の 10 年後は占有 90%・FAD 8.6 億ドル・倍率 10.0 倍(資本コスト 10%、正当化 PER 12.6 倍の 8.0 割)で時価総額 約 86 億ドル。資本コストは基本の 8% に、オフィス需要の景気感応・借金の重さ・在宅勤務による占有の底の低下を足した 10%。優良な物件を持つが、賃料は物価並みに届かず借金が利益を食うため、安全域は無い。強気の筋書きは AI 企業の拡張と出社回帰、慎重な筋書きは AI による事務職の減少と借換えの重さ。 確率で重みを付けた本質価値は、今の時価総額に対し -37% で割高。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず 10 年後も存在するかを問う。答えは、ある。ただし堀は広がらない。一流の都心の床は需要が集まっているが、AI による事務職の減少で床の総量が縮むリスクがあり、賃料は物価に届かない。10 年後に今より強い会社かは確信が持てず、予測の難しさは大きい。

オーナー利益は FFO でなく FAD で見る(GAAP 純利益に減価償却を足し戻し、売却益と維持の支出を引いた値と同じ)。2026 年の FFO は普通株分で約 11.2 億ドルだが、改装費・仲介手数料(約 5 億ドル)と維持の設備投資(約 0.6 億ドル)、定額賃料の調整(約 1.5 億ドル)を引くと約 4.8 億ドル。FFO の半分以下しか株主に残らない。今の時価総額 約 94 億ドルは FAD の約 19.7 倍にあたり、FFO の倍率の安さは見せかけである。

資本配分は、配当を FAD の範囲まで切り詰め、売却で借金を返す点は評価できる。一方、金利 5% の世界で純負債が EBITDA の 7.9 倍あり、借換えのたびに利益が目減りする。安全域は、物件の再調達費(ボストン・ニューヨークの一流床は高い)と、2021 年の水準に戻らない賃料のどちらを重く見るかで決まる。優良さに相応の値段が付いており、安全域は薄い。

何で稼ぐ会社か

収益のほぼ全部が賃貸料(付帯の回収費・駐車場込み)。契約は平均 7〜10 年(2026 年 4〜6 月期の新規・更新は平均 83 か月)と長く、入れ替えや更新の時に市場賃料へ動く。入居には改装費・仲介手数料がかかり、2026 年 4〜6 月期に再賃貸した 88 万平方フィートで 1 平方フィートあたり 99 ドルの費用、無料賃貸期間は平均 172 日だった。そのため FFO と、実際に株主へ回せる現金(FAD)の差が大きい。

セグメントは地域で四つに分けた。ボストン(NOI の 40.6%)は最も強く、占有 92.9%・契約済み 94%、更新で賃料が 2 割以上上がる(現金ベース +23.7%)。ケンブリッジの 290 ビニー(AstraZeneca が 57 万平方フィートを 100% 賃借)と、ウォルサムのレゼルボワ・プレイス(ボストン・ダイナミクスが 89% を先行賃貸)が新しい柱。ニューヨーク(24.9%)は占有 86.7%・契約済み 92% で、ミッドタウンの賃料が +14%、新築の 343 マディソン(2029 年完成予定、利回り約 8%)を建てている。サンフランシスコ・シアトル(17.8%)は占有 80% 前後と最も弱いが、AI 企業の吸収で空室が減り、サリーセールスフォースタワーの満了分(2027〜28 年に 20〜25 万平方フィート)は 3〜4 割の賃料上昇が見込める。ワシントン DC・ロサンゼルス(16.8%)は更新で賃料が下がる(DC −10%)が、残りは小さい。

収益の外側に、開発・管理サービスの収入(年 約 0.34 億ドル)、解約金(年 約 0.2 億ドル)、小さなホテルと賃貸住宅がある。2025 年の投資家説明会で、3 年で 19 億ドルの売却、配当の見直し、占有 91% への回復、レバレッジ 7 倍台前半への低下を掲げた。

優良さと弱いところ

都心の一流床が堀になる。一流の物件(プレミア)の空室は 4 つの中心業務地区で約 8%、市場全体は 13.5% と、需要が上位の床に集まる二極化が進んでおり、賃料は一般物件より 6 割超高い。ボストンのバックベイのクラス A の空室は約 11% だが、BXP が競う一流物件の集まりでは約 2% と締まっている。AI 企業・金融・法律事務所の入居が続き、2026 年 4〜6 月期の契約面積は過去 10 年の同期平均の 129%(180 万平方フィート)だった。

財務は強くない。純有利子負債は EBITDA の 7.94 倍(目標は 7 倍台前半)、BXP 持ち分の負債は市場価値の 56.6%。2026 年の改装費・仲介手数料は当初の 4 億ドルから約 5 億ドルへ増えた。2027 年は 177 万平方フィートが満了し、約 100 万平方フィートは退去が確定している。借金は 2026 年 10 月に 10 億ドル(GAAP 3.5%)、2027 年 12 月 7.5 億ドル(6.75%)、2028 年 12 月 10 億ドル(4.5%)が満期を迎え、新債は約 6% で借りる。

弱みは三つ。第一に、物価(3.5%)に賃料がついていけない。長期契約と無料賃貸期間、改装費の上昇で、実質では賃料が目減りする。第二に、AI による事務職の減少で床の需要が中長期で 1〜2 割減るリスクがあり、需要は二流の床から先に消える。第三に、ラボ(ケンブリッジ・アーバンエッジ)は創薬の資金調達の弱さで需要が戻らない。再投資の利回りは新規開発で 7〜9%(343 マディソン約 8%・290 ビニー 8.9%)あるが、借入金利 6% との差は薄い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

オフィスは 2020 年以降の在宅勤務で 5 年かけて空室が積み上がり、全米の空室率は調査会社で 14〜20%(CoStar 14% 弱、Yardi 17.6%、CBRE 18.3%)と水準が違うが、新築の減少で悪化は止まって横ばいになった。2026 年は一流の都心物件に需要が集まる回復の年で、サンフランシスコの空室は 26〜29%(CBRE 29.2%、1 年で約 5pt 低下)、AI 企業が 2023 年以降の契約の 3 割を占める。マンハッタンでは AI・テック企業が転貸の在庫を吸収し、転貸在庫は 1,100 万平方フィートを下回った。

数量と価格に分けると、数量は在宅と AI による事務職の変化で床あたりの人数が減る方向、価格は 7〜10 年の契約と無料賃貸期間のため、市場賃料の動きが 5 年ほど遅れて収入に届く。業界ノートの中立は占有が横ばい〜+3pt、賃料が年 +2〜2.5%。物価 3.5% を下回り、実質で目減りする。取引市場では 2026 年 4〜6 月期のオフィス売買が 126 億ドル(前年並み)、利回りは 7% 前後で、ボストンのシーポートの 1 件は 4.35 億ドル・低い 7% 台、ベルビューの 1 件は 3.4 億ドル・6.75%(1 平方フィートあたり約 900 ドル)で売れた。

競合は上場ではニューヨークの SL グリーン・リアルティ(占有 94.7%、置き換え契約の賃料 +18%)とボルネード・リアルティ、ラボのアレクサンドリア・リアル・エステート、西海岸のキルロイ・リアルティなど、未上場ではブラックストーンなど。BXP はニューヨークの占有で SL グリーンに約 8pt 後れており、その分が伸びしろにも弱みにもなる。構造の変化は、AI による事務職の減少と、二流オフィスの住宅・ラボへの転用待ち。

資本政策と M&A

資本配分は守りに回った。配当は 2025 年に見直され、いまは四半期 0.70(年換算で普通株分約 4.5 億ドル、FAD の約 9 割)。売却益で借金を返し、7 倍台前半のレバレッジを目指す。自社株買いは検討中で未確定。

開発は選別する。343 マディソン(ニューヨーク、完成 2029 年)は総額 約 20 億ドル規模、12 億ドルの建設ローン(SOFR + 2.5%)で費用の約 6 割をまかない、30〜50% の持ち分を売って利回りを 8% から 5.5〜6% の安定時の利回りへ換える方針。7 件・350 万平方フィート・BXP の投資 32 億ドルの計画があるが、パートナーの出資を入れる。住宅はウェストン(ボストン近郊)とサンタモニカが 2027 年に始まる。

M&A の面では、時価総額が物件の資産価値(NAV)を下回る局面が続けば、非上場の資金や大手投資家による買収・TOB の対象にもなりうる。ただし純負債が大きく、買い手は借金も引き受けるため、割引の幅は限られる。2026 年 10 月の社債は新債で約 6%、2027〜28 年にも置き換えが続く。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

AI が都心オフィスの需要を作り直している。サンフランシスコでは AI 企業が 2023 年以降の契約の 3 割を占め、2 四半期で約 300 万平方フィートの純吸収、見込み客は約 900 万平方フィートにのぼる。マンハッタンでは転貸在庫が 1,100 万平方フィートを下回り、ミッドタウンの賃料は +14%。BXP の契約済みは 91.3% と占有 88.4% を 3pt 近く上回り、約 130 万平方フィートがこれから賃料を払い始める。経営陣は年末に占有 90%、2027 年末に 91%、長期は 94〜95% を見ており、ボストンとニューヨークの一流床はすでに満室に近い。

契約が更新される時の賃料の上げ幅も大きい。ボストンの更新は市場賃料が 20〜25% 高く、サリーセールスフォースタワーの満了分は 30〜40%。これが 7〜10 年の契約に載って、10 年で 1 占有平方フィートあたりの収入が物価並み(1.4〜1.5 倍)まで上がる。売却は 7% 台の利回りで進み、借金を返せば純負債は EBITDA の 5 倍に下がる。

10 年後は占有 93%、FFO は普通株分で約 19.3 億ドル、株主に残る FAD は約 13.4 億ドルで、資本コスト 10% の式の倍率は 11 倍強、10 倍を置いて時価総額は約 134 億ドルになる。NAV の割引も埋まり、買収の提案が出ても不思議でない。

慎重な見方

AI は床の需要を減らす側に働く。事務職が 1〜2 割減れば、オフィスの総面積は縮み、需要は一流の床の内側でも二流から先に消える。在宅は定着して、占有 91% は届かない。物価 3.5% に賃料はついていけず、無料賃貸期間と改装費(2026 年は約 5 億ドル、さらに膨らむ)が上がり、FFO が増えても FAD は増えない。

借金は 5% の世界で借り換えるたびに重くなる。2026 年 10 月の 3.5% の社債は約 6% に、2027〜2030 年にも置き換えが続く。純有利子負債は EBITDA の 7.9 倍と高く、占有が 3〜5pt 下がれば借入利息の保証倍率が一気に薄くなる。343 マディソンなどの開発は建設費が先行し、完成後も借金の増加と競合の新築に挟まれる。

ラボとサンフランシスコは弱く、ワシントン DC は連邦の需要次第。売却の利回りは 7% から 8〜9% へ上がり、1 平方フィートあたり 650 ドルに下がれば売却で借金を返しにくい。配当は FAD に合わせて削られ、10 年後の占有は 84%。FFO は 2026 年の約 11 億ドルから約 6 億ドルへ減り、FAD は赤字に近づく。株主に残るのは資産と借金の差だけで、その価値は純資産の簿価前後にとどまる。

どちらに重みを置いたか

強気の根拠は、ボストンとニューヨークの一流床と AI 企業の入居という事実に支えられているが、会社全体の 6 割強にとどまり、サンフランシスコ・DC・ロサンゼルスはまだ弱い。慎重な根拠(賃料が物価に届かない・借換えで 5% の金利が毎年効く・改装費・FAD が FFO の半分以下)は全社に効き、起きる確率が高い。ただし占有は戻っており、契約済みが 91% を超え、ボストンとニューヨークの質も高いので、構造的な負けは 14% にとどめた。確率は中立 34% を中心に、楽観・やや楽観が合わせて 28%、やや悲観・悲観が合わせて 38%。借金の重さが下振れを大きくするため、慎重側にやや寄せた。 資本コストを借金とオフィス需要の不安で 10% に付け直し、倍率は正当化 PER の下限(1÷k)に置いた。本質価値は今の時価総額に対し -37% で、判定は割高。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 44.95 ドル71 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 32.22 ドル51 億ドル)。 今の値に割り戻すと 37.34 ドル59 億ドル、今との差 −36.3%、 期待の年率 +2.8%(資本コスト 10.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 84.09 ドル134 億ドル 50.42 ドル80 億ドル +129.4% +8.7% 10.76 ドル17 億ドル
やや楽観 20% 65.09 ドル103 億ドル 41.54 ドル66 億ドル +81.8% +6.2% 21.33 ドル34 億ドル
中立 34% 54.38 ドル86 億ドル 36.57 ドル58 億ドル +55.1% +4.5% 30.92 ドル49 億ドル
やや悲観 24% 20.58 ドル33 億ドル 24.23 ドル39 億ドル −23.6% −2.7% 10.76 ドル17 億ドル
悲観 14% 12.65 ドル20 億ドル 11.64 ドル19 億ドル −58.6% −8.4% 3.40 ドル5 億ドル
加重平均100% 44.95 ドル71 億ドル32.22 ドル51 億ドル +31.6% +2.8% 77.17 ドル123 億ドル

今の株価時価総額 58.64 ドル93 億ドル(2026-10-21)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 10.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 強気:AI と出社回帰で一流の床が満室、借金も軽くなる 利益 13 億ドル · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 84.09 ドル134 億ドル

AI 企業の拡張と出社回帰で一流の都心床が満室に近づき、サンフランシスコの空室も解消へ向かう。占有は 2029 年に 92.9% まで上がり、ボストン・ニューヨークは 95%・94%。1 占有平方フィートあたりの収入は 10 年でボストン 1.45 倍・ニューヨーク 1.47 倍・サンフランシスコ 1.39 倍・DC/LA 1.27 倍(物価 1.41 倍並みかやや上)。343 マディソンは 2029 年に完成して満室、パートナーへの 30〜50% 売却で利回り 5.5〜6% を確定し、レゼルボワ・プレイスも 10% 超の利回りで稼働する。売却は 10 年で約 21 億ドルを 6.5〜7% 台で進め、借換えは 5.5% に収まり、純負債は EBITDA の 5.1 倍に下がる。SL グリーンやブラックストーンなどの競合との差は縮まらないが、需要の厚みが勝つ。FFO は普通株分で約 19.3 億ドル、FAD は約 13.4 億ドル。g 4.0%・ROE 44.1%・k 10.00% の式(正当化 PER 13.5 倍)の 7.4 割にあたる 10.00 倍を利益に掛けて、時価総額は約 134 億ドル。 10 年の AFFO(オーナー利益)の累計は約 96 億ドル、GAAP 純利益の累計は約 59 億ドル(減価償却の累計 117 億ドルを引き、維持の支出の累計 79 億ドルを戻した後)。自己資本は今 51.5 + 累計 − 還元 80.1 で約 30.3 億ドル。

  • ボストン:数量 13.5(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 129(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 17 億ドル・営業利益 11 億ドル。占有 95.0%、収入あたり価格は今の 1.45 倍。長い契約と無料賃貸期間のため、更新の上昇(+20% 超)が収入に届くのは遅く、物価(10 年 1.41 倍)を下回る
  • ニューヨーク:数量 11.3(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 130(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 15 億ドル・営業利益 9 億ドル。占有 94.0%、収入あたり価格は今の 1.47 倍。更新の上昇は大きいが契約が長く、物価を下回る
  • サンフランシスコ・シアトル:数量 6.2(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 150(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 9 億ドル・営業利益 5 億ドル。占有 88.0%、収入あたり価格は今の 1.39 倍。空室が多く、更新で賃料が下がる契約もあるため物価を下回る
  • ワシントン DC・ロサンゼルス:数量 7.7(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 84(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 6 億ドル・営業利益 4 億ドル。占有 92.0%、収入あたり価格は今の 1.27 倍。更新で賃料が下がる(ワシントン DC −10%)ため、物価を下回る

倍率:2035年のオーナー利益(AFFO 型)13.4 億ドル = GAAP 純利益 9.0 + 減価償却 13.6 − 売却益 0 − 維持の支出 9.3(改装費・仲介手数料・維持の設備投資・定額賃料)。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +2.00% = 10.00%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。事業の g は 4.0%(物価 3.5% から賃料が物価に届かない分を引き、占有の戻りを足した。内訳は story)で、式の値はその分だけ上限より低い。 事業の ROE は筋書きの利益 13.4 ÷ 自己資本 30.3 = 44.1%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 弱い(残る割合 0.33)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 21.4%、正当化 PER は 13.5 倍。 上限は利益 13.4 × 13.5 倍 = 181 億ドル。置いた 10.00 倍は上限の 7.4 割。

確率:AI 企業の拡張と出社回帰、サンフランシスコの吸収は事実だが、会社全体の 6 割強(ボストン・ニューヨーク)に効く話で、物価を 1 ポイント上回る賃料を 10 年続けるのは強い前提。確率は 8% にとどめる。

やや楽観 20% やや強気:占有 91% 台に戻り、賃料は物価並みに届く 利益 10 億ドル · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 65.09 ドル103 億ドル

需要の回復は続くが、サンフランシスコと DC は完全には戻らない。占有は 2030 年に 91.5% で止まる(ボストン 94.5%・ニューヨーク 92.5%・サンフランシスコ 85%・DC/LA 90.5%)。10 年の収入あたりの価格はボストン 1.39 倍・ニューヨーク 1.42 倍・サンフランシスコ 1.31 倍・DC/LA 1.21 倍と、物価 1.41 倍にほぼ並ぶが、無料賃貸期間と改装費の上昇で現金は食われる。売却は約 16 億ドル、借換えは約 5.75%、343 マディソンは 2029 年に完成して 7 割を埋める。競合との比較では、ニューヨークの占有で SL グリーンに追いつく途上。純負債は EBITDA の 5.6 倍へ下がり、FFO は約 16.4 億ドル、FAD は約 10.3 億ドル。g 4.0%・ROE 34.2%・k 10.00% の式(正当化 PER 13.0 倍)の 7.7 割にあたる 10.00 倍を利益に掛けて、時価総額は約 103 億ドル。 10 年の AFFO(オーナー利益)の累計は約 81 億ドル、GAAP 純利益の累計は約 45 億ドル(減価償却の累計 113 億ドルを引き、維持の支出の累計 77 億ドルを戻した後)。自己資本は今 51.5 + 累計 − 還元 66.0 で約 30.2 億ドル。

  • ボストン:数量 13.6(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 123(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 17 億ドル・営業利益 11 億ドル。占有 94.5%、収入あたり価格は今の 1.39 倍。長い契約と無料賃貸期間のため、更新の上昇(+20% 超)が収入に届くのは遅く、物価(10 年 1.41 倍)を下回る
  • ニューヨーク:数量 11.1(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 126(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 14 億ドル・営業利益 8 億ドル。占有 92.5%、収入あたり価格は今の 1.42 倍。更新の上昇は大きいが契約が長く、物価を下回る
  • サンフランシスコ・シアトル:数量 6.0(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 141(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 9 億ドル・営業利益 5 億ドル。占有 85.0%、収入あたり価格は今の 1.31 倍。空室が多く、更新で賃料が下がる契約もあるため物価を下回る
  • ワシントン DC・ロサンゼルス:数量 7.7(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 80(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 6 億ドル・営業利益 3 億ドル。占有 90.5%、収入あたり価格は今の 1.21 倍。更新で賃料が下がる(ワシントン DC −10%)ため、物価を下回る

倍率:2035年のオーナー利益(AFFO 型)10.3 億ドル = GAAP 純利益 6.2 + 減価償却 12.9 − 売却益 0 − 維持の支出 8.8(改装費・仲介手数料・維持の設備投資・定額賃料)。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +2.00% = 10.00%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。事業の g は 3.5%(物価 3.5% から賃料が物価に届かない分を引き、占有の戻りを足した。内訳は story)で、式の値はその分だけ上限より低い。 事業の ROE は筋書きの利益 10.3 ÷ 自己資本 30.2 = 34.2%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 弱い(残る割合 0.33)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 18.1%、正当化 PER は 13.0 倍。 上限は利益 10.3 × 13.0 倍 = 134 億ドル。置いた 10.00 倍は上限の 7.7 割。

確率:契約済み 91.3%・2026 年末 約 90% の目標・賃料上昇の実績(ボストン +23.7%・ニューヨーク +19.9%)から、占有 91〜92% は十分ありうる。やや強気は 20%。

中立 34% 中立:占有 90% で落ち着き、賃料は物価をやや下回る 利益 9 億ドル · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 54.38 ドル86 億ドル

2026 年に占有 89%、2030 年に 90.2% で落ち着く(ボストン 94%・ニューヨーク 91%・サンフランシスコ 83%・DC/LA 89%)。賃料は業界ノートの中立(年 +2〜2.5%)に、ボストンとニューヨークの更新の上昇(+20%)を加えて、10 年の収入あたり価格がボストン 1.36 倍・ニューヨーク 1.39 倍・サンフランシスコ 1.26 倍・DC/LA 1.21 倍(物価 1.41 倍を下回る。DC/LA は更新で賃料が下がる局面が続くため)。無料賃貸期間と改装費の上昇で、改装費・仲介手数料は 2026 年の約 5.0 億ドルから 2035 年に約 5.4 億ドル。売却は 14 億ドルを 7% 台で進め、借換えは 6.0%。2027 年の約 100 万平方フィートの退去と、2028 年の 10 億ドルの置き換え(4.5% → 6%)を FFO の伸びが吸収し、FFO は約 14.8 億ドル、FAD は約 8.6 億ドルへ。g 4.0%・ROE 28.8%・k 10.00% の式(正当化 PER 12.6 倍)の 8.0 割にあたる 10.00 倍を利益に掛けて、時価総額は約 86 億ドル。 10 年の AFFO(オーナー利益)の累計は約 72 億ドル、GAAP 純利益の累計は約 37 億ドル(減価償却の累計 111 億ドルを引き、維持の支出の累計 76 億ドルを戻した後)。自己資本は今 51.5 + 累計 − 還元 58.1 で約 30.0 億ドル。

  • ボストン:数量 13.6(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 121(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 16 億ドル・営業利益 10 億ドル。占有 94.0%、収入あたり価格は今の 1.36 倍。長い契約と無料賃貸期間のため、更新の上昇(+20% 超)が収入に届くのは遅く、物価(10 年 1.41 倍)を下回る
  • ニューヨーク:数量 10.9(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 123(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 13 億ドル・営業利益 8 億ドル。占有 91.0%、収入あたり価格は今の 1.39 倍。更新の上昇は大きいが契約が長く、物価を下回る
  • サンフランシスコ・シアトル:数量 5.9(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 136(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 8 億ドル・営業利益 4 億ドル。占有 83.0%、収入あたり価格は今の 1.26 倍。空室が多く、更新で賃料が下がる契約もあるため物価を下回る
  • ワシントン DC・ロサンゼルス:数量 7.6(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 80(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 6 億ドル・営業利益 3 億ドル。占有 89.0%、収入あたり価格は今の 1.21 倍。更新で賃料が下がる(ワシントン DC −10%)ため、物価を下回る

倍率:2035年のオーナー利益(AFFO 型)8.6 億ドル = GAAP 純利益 4.6 + 減価償却 12.6 − 売却益 0 − 維持の支出 8.5(改装費・仲介手数料・維持の設備投資・定額賃料)。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +2.00% = 10.00%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。事業の g は 2.8%(物価 3.5% から賃料が物価に届かない分を引き、占有の戻りを足した。内訳は story)で、式の値はその分だけ上限より低い。 事業の ROE は筋書きの利益 8.6 ÷ 自己資本 30.0 = 28.8%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 弱い(残る割合 0.33)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 16.3%、正当化 PER は 12.6 倍。 上限は利益 8.6 × 12.6 倍 = 109 億ドル。置いた 10.00 倍は上限の 8.0 割。

確率:業界ノートの中立(占有 横ばい〜+3pt、賃料 年 +2〜2.5%)に、2026 年の見通し(占有 88.5〜89.25%、同一物件 NOI +1.8〜2.6%)と更新の上昇を足した、いちばんありうる筋書き。34%。

やや悲観 24% やや慎重:賃料が物価に届かず、金利と改装費で FAD が減る 利益 5 億ドル · PER 7.1 倍 · 株価時価総額 20.58 ドル33 億ドル

占有が 87.6% までしか戻らず、賃料はボストン 1.30 倍・ニューヨーク 1.32 倍・サンフランシスコ 1.17 倍・DC/LA 1.13 倍(物価 1.41 倍に届かない)。AI で事務職が減って床の需要が横ばいにとどまり、無料賃貸期間と改装費(約 5.6 億ドル)が膨らみ、借換えは 6.25%。売却は約 20 億ドルを 7.5% 台以上で進めるが、売るほど FFO が減る。FFO は約 10.9 億ドルでほぼ横ばいだが、金利と改装費の上昇で FAD は約 4.6 億ドルへ減る。配当は 2029 年に約 3 割削減。競合のブラックストーン系にも負けて二流の床が増える。g 4.0%・ROE 15.7%・k 10.00% の式(正当化 PER 11.1 倍)の 6.4 割にあたる 7.12 倍を利益に掛けて、時価総額は約 33 億ドル。 10 年の AFFO(オーナー利益)の累計は約 50 億ドル、GAAP 純利益の累計は約 16 億ドル(減価償却の累計 104 億ドルを引き、維持の支出の累計 71 億ドルを戻した後)。自己資本は今 51.5 + 累計 − 還元 38.5 で約 29.3 億ドル。

  • ボストン:数量 13.0(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 115(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 15 億ドル・営業利益 9 億ドル。占有 92.5%、収入あたり価格は今の 1.30 倍。長い契約と無料賃貸期間のため、更新の上昇(+20% 超)が収入に届くのは遅く、物価(10 年 1.41 倍)を下回る
  • ニューヨーク:数量 10.5(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 117(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 12 億ドル・営業利益 6 億ドル。占有 88.0%、収入あたり価格は今の 1.32 倍。更新の上昇は大きいが契約が長く、物価を下回る
  • サンフランシスコ・シアトル:数量 5.5(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 126(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 7 億ドル・営業利益 3 億ドル。占有 79.0%、収入あたり価格は今の 1.17 倍。空室が多く、更新で賃料が下がる契約もあるため物価を下回る
  • ワシントン DC・ロサンゼルス:数量 7.0(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 75(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 5 億ドル・営業利益 2 億ドル。占有 86.0%、収入あたり価格は今の 1.13 倍。更新で賃料が下がる(ワシントン DC −10%)ため、物価を下回る

倍率:2035年のオーナー利益(AFFO 型)4.6 億ドル = GAAP 純利益 1.0 + 減価償却 11.2 − 売却益 0 − 維持の支出 7.6(改装費・仲介手数料・維持の設備投資・定額賃料)。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +2.00% = 10.00%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。事業の g は 2.0%(物価 3.5% から賃料が物価に届かない分を引き、占有の戻りを足した。内訳は story)で、式の値はその分だけ上限より低い。 事業の ROE は筋書きの利益 4.6 ÷ 自己資本 29.3 = 15.7%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 弱い(残る割合 0.33)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 11.9%、正当化 PER は 11.1 倍。 上限は利益 4.6 × 11.1 倍 = 51 億ドル。置いた 7.12 倍は上限の 6.4 割。

確率:賃料が物価に届かず、2027 年の約 100 万平方フィートの退去と改装費の増加、借換えの重さが重なる可能性は高い。純負債が重いので、中立より少し薄い 24% に置く。

悲観 14% 慎重:床の需要が縮み、借金を返しながら優良でなくなる 利益 0 億ドル · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 12.65 ドル20 億ドル

構造的に負け、もう優良とは言えなくなる。AI による事務職の減少で床の需要が 1〜2 割減り、占有は 84% に下がる(ボストン 90%・ニューヨーク 84%・サンフランシスコ 74%・DC/LA 83%)。収入あたりの価格は名目で 1.2 倍にとどまり(ボストン・ニューヨーク 1.21 倍・サンフランシスコ 1.10 倍・DC/LA 1.06 倍)、物価 1.41 倍に大きく負ける。無料賃貸と改装費は 3 割増、借換えは 6.5%。売却の利回りは 8% 台へ上がり、10 年で約 44 億ドルを 1 平方フィート 650 ドル前後で売って借金を返すが、売るたびに FFO が減る。FFO は約 6.3 億ドル、改装費・維持費を引く FAD は赤字に近い。配当は 2028 年から大きく削る。純資産(簿価)は約 25 億ドルまで減り、株主の価値は簿価前後にとどまる。 10 年の AFFO(オーナー利益)の累計は約 22 億ドル、GAAP 純利益の累計は約 -8 億ドル(減価償却の累計 92 億ドルを引き、維持の支出の累計 61 億ドルを戻した後)。自己資本は今 51.5 + 累計 − 還元 18.5 で約 24.8 億ドル。

  • ボストン:数量 11.4(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 107(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 12 億ドル・営業利益 7 億ドル。占有 90.0%、収入あたり価格は今の 1.21 倍。長い契約と無料賃貸期間のため、更新の上昇(+20% 超)が収入に届くのは遅く、物価(10 年 1.41 倍)を下回る
  • ニューヨーク:数量 10.1(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 107(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 11 億ドル・営業利益 5 億ドル。占有 84.0%、収入あたり価格は今の 1.21 倍。更新の上昇は大きいが契約が長く、物価を下回る
  • サンフランシスコ・シアトル:数量 4.3(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 118(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 5 億ドル・営業利益 2 億ドル。占有 74.0%、収入あたり価格は今の 1.10 倍。空室が多く、更新で賃料が下がる契約もあるため物価を下回る
  • ワシントン DC・ロサンゼルス:数量 5.4(BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果))× 価格 70(1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み))→ 売上 4 億ドル・営業利益 2 億ドル。占有 83.0%、収入あたり価格は今の 1.06 倍。更新で賃料が下がる(ワシントン DC −10%)ため、物価を下回る

倍率:2035年のオーナー利益(AFFO 型)-0.4 億ドル = GAAP 純利益 -3.5 + 減価償却 9.2 − 売却益 0 − 維持の支出 6.2(改装費・仲介手数料・維持の設備投資・定額賃料)。資産価値は、2035 年の NOI 16.0 億ドルから改装費・維持費の半分(一時的でない分)を引いた約 12.6 億ドルを売買利回り 8.5% で割った約 148 億ドル、そこから純有利子負債 118 億ドルを引くと約 30 億ドル。売り急ぎの割引(約 3 分の 1)を掛けて約 20 億ドルとした。自己資本(今 51.5 + GAAP の累計 -8.2 − 還元 18.5 = 24.8 億ドル)に対しては PBR 0.81 倍で、0.35 倍を下回らない。構造的に負けても株主に簿価の 8 割ほどは残るとした。net_oku は FAD の普通株分で赤字(-0.4 億ドル)。

確率:AI による事務職の減少で床の需要が縮み、売却の利回りが 8% 台へ上がり借換えも苦しくなる構造的な負けを 14% に置く。純負債 EBITDA 7.9 倍・長期契約の薄い堀から、一般の優良株より厚めにした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

ボストン

ボストン・ケンブリッジ・ウォルサムのオフィス・ラボ(占有床)。NOI の 40.6%。

数量BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果)価格1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み)売上営業利益
今 2025/12 13.8 89 12 8
10 年後 中立 13.6 121 16 10

取り方:占有床 = 稼働中の床 1,629 万平方フィート(補足資料)× 持ち分換算 0.92(共同投資・パートナーの持ち分を除く推定)× 占有率 91.9%(2025 年末)。価格 = 1 占有平方フィートあたりの年間収入(賃料・回収費・小売・駐車場込み)で、BXP の持ち分の収入を NOI 構成比 40.6% から逆算した推定(利益率 64%)。市場は「ボストンの一流オフィス」、BXP は都心の一流床の最大手で、ボストン・ケンブリッジの契約済みは 98%。競合:非上場のブラックストーン(Blackstone)など私募の大手と、ケンブリッジのラボではアレクサンドリア・リアル・エステート(Alexandria)。

ニューヨーク

ニューヨーク(ミッドタウン・グランドセントラル周辺・タイムズスクエア)のオフィス。NOI の 24.9%。

数量BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果)価格1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み)売上営業利益
今 2025/12 10.0 89 9 5
10 年後 中立 10.9 123 13 8

取り方:占有床 = 稼働中の床 1,303 万平方フィート × 持ち分換算 0.92(共同投資・パートナー持ち分を除く推定)× 占有率 83.8%(2025 年末)。価格 = 1 占有平方フィートあたりの年間収入で、NOI 構成比 24.9% から逆算した推定(利益率 54%。不動産税と運営費が重い)。競合:SL グリーン・リアルティ(SL Green Realty、マンハッタンの占有 94.7%)とボルネード・リアルティ(Vornado)。BXP は占有で SL グリーンに約 8pt 劣る=遅れを取り戻す途上。

サンフランシスコ・シアトル

サンフランシスコ(エンバカデロセンター・サリーセールスフォースタワー)とシアトル・ベルビューのオフィス。NOI の 17.8%。

数量BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果)価格1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み)売上営業利益
今 2025/12 5.9 108 6 3
10 年後 中立 5.9 136 8 4

取り方:占有床 = 稼働中の床 822 万平方フィート(サンフランシスコ 670 + シアトル 152)× 持ち分換算 0.92 × 占有率 77.6%(2025 年末)。価格 = 1 占有平方フィートあたりの年間収入で、NOI 構成比 17.8% から逆算した推定(利益率 54%)。サリーセールスフォースタワーなど都心の最上級床を持ち、価格は高いが空室も多い。市場の空室はサンフランシスコで 26〜29%。

ワシントン DC・ロサンゼルス

ワシントン DC 都市圏(リストン・レストン・バージニア北部を含む)とロサンゼルスのオフィス。NOI の 16.8%。

数量BXP 持ち分で数えた占有床面積(百万平方フィート)= 稼働中の床 × 持ち分換算 × 占有率(市場の需要 × BXP のシェアの結果)価格1 占有平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料・回収費・小売・駐車場込み)売上営業利益
今 2025/12 8.3 66 6 3
10 年後 中立 7.6 80 6 3

取り方:占有床 = 稼働中の床 1,000 万平方フィート(ワシントン DC 796 + ロサンゼルス 204)× 持ち分換算 0.92 × 占有率 90.6%(2025 年末)。価格 = 1 占有平方フィートあたりの年間収入で、NOI 構成比 16.8% から逆算した推定(利益率 59%)。ワシントン DC は連邦政府の需要に左右され、ロサンゼルス(西ロサンゼルス)は契約更新で賃料が下がる局面。

リスクと懸念

借換えで利払いが毎年重くなる

2026 年 10 月に 10 億ドルの 3.5% 債が約 6% へ、2027 年 12 月に 7.5 億ドル(6.75%)、2028 年 12 月に 10 億ドル(4.5% → 約 6%)、2030 年に交換社債も満期を迎える。10 年でほぼ全部が新しい金利になり、BXP の純利払いは 6 億ドル台から 8 億ドル近くへ増える。純負債は EBITDA の 7.9 倍で、利益の伸びがこれを吸収できないと FAD が減る。

AI による事務職の減少で床の総量が縮む

AI 企業は今は床を増やしているが、中長期で事務職・金融・法律の人数が 1〜2 割減れば、オフィスの需要は二流の床から先に消え、一流の床も賃料が伸びなくなる。2022 年の利上げ局面で BXP は山から谷で −60% 下がった。強気と慎重の分かれ目の中心。

改装費・仲介手数料が FFO の半分近くを食う

入居のたびに 1 平方フィートあたり 99 ドル前後の費用と 172 日の無料賃貸が要り、2026 年は約 5 億ドルと当初の 4 億ドルから増えた。FFO が増えても FAD は増えにくく、会計の利益の倍率の安さは見せかけになる。市場が弱いほど費用は上がる。

サンフランシスコ・DC・ロサンゼルスの弱さ

サンフランシスコの占有は 79.7%(市場の空室 26〜29%)、更新の賃料は −17.8%。ワシントン DC は −10.2%、ロサンゼルスは 0%、シアトルは −20.1%。この三地域で NOI の 3 割強を占め、AI の吸収が続かないと賃料の下げが残る。マウンテンビューのテック物件は賃料が月・平方フィートあたり 6 ドルから 4〜5 ドルへ下がった。

開発(343 マディソンなど)の実行と費用

343 マディソン(完成 2029 年)は費用の約 94% を確定済みで、50% が先行賃貸。ただし完成までは借金が増え、完成後も新築との競合がある。パートナーへの 30〜50% の売却が計画どおり進まないと、BXP の投資額 32 億ドルの重さが残る。

売却の価格と配当の水準

利回りが 8〜9% へ上がると、売って借金を返すほど FFO が減る(2026 年の希薄化は 1 株 0.11 と当初の 0.06〜0.09 より重い)。配当は FAD の約 9 割で、FAD が伸びないと再度の削減もありうる。

ラボとケンブリッジの空室

ケンブリッジのラボは 100% 契約済みだが、アーバンエッジのラボは新興企業の資金調達が遅く弱い。創薬への資金が細れば、ボストンの強さに隠れていた空室が表に出て、ラボを抱えるボストン・サンフランシスコの占有と賃料の見通しを引き下げる。ラボはオフィスより改装費も重い。

今後の分かれ目

2027 年の約 100 万平方フィートの退去が重なり、占有が 2026 年末の約 90% から下がったら
占有 91% の目標が崩れ、中立から慎重へ確率が移る。FAD は 2028 年に約 1 億ドル減り、時価総額の見通しは 2 割下がる。
サンフランシスコで AI 企業の拡張が続き、サリーセールスフォースタワーの 2027〜28 年の満了分が 30〜40% 高く決まったら
サンフランシスコの占有が 85% 台へ戻り、強気・やや強気の確率が増える。FAD は 10 年で約 1 億ドル増える。
10 年国債が 5% を超えて上がり、売却の利回りが 8% 台へ上がったら
売っても借金を減らせず、NAV が 1 割以上下がる。借換えの金利も 6.5% へ上がり、慎重の筋書きに寄る。
金利が大きく下がり、売買市場が 2021 年に近い利回り(5〜6%)へ戻ったら
物件の資産価値と NAV が 2〜3 割上がり、借換えも軽くなって強気の筋書きに近づく(ただし本評価は金利の低下を前提にしない)。
AI による事務職の減少が数字に出て、全米のオフィス空室が 20% を超えたら
一流の床も賃料が伸びず、構造的な負けの筋書き(占有 84%・FAD 赤字)の確率が 14% から 25% 程度に上がる。
343 マディソンの持ち分 30〜50% を計画どおりパートナーへ売れたら
利回り 8% の開発が 5.5〜6% の価値で確定し、純負債が減って FAD への金利負担が軽くなる。

見ておくもの

  • 占有率の四半期ごとの推移(88.4% → 年末 90%・2027 年末 91% の目標)と、契約済みと占有の差(2.9pt)
  • 2027 年の満了 177 万平方フィートのうち、更新・再賃貸できた面積と退去の確定分
  • 改装費・仲介手数料と FAD 配当性向(87.5%)の推移
  • サンフランシスコの空室率(CBRE 29.2%)とサリーセールスフォースタワーの更新賃料
  • 純有利子負債 / EBITDAre(7.94 倍 → 7 倍台前半)と社債の借換え金利(新債 約 6%)
  • 売却の利回り(7% 前後)と 19 億ドルの進み具合、343 マディソンの持ち分売却
  • 全米・ニューヨーク・ボストンのオフィス空室率と、SL グリーンの占有(94.7%)との差

倍率と資本コストの決め方

今の時価総額 約 94 億ドルは見る前に、四つの地域の占有床 × 1 平方フィートあたりの収入を積んだ。利益は NOI から本社費・利払い・改装費・維持の設備投資・定額賃料を引いた FAD(GAAP 純利益 + 減価償却 − 売却益 − 維持の支出と同じ。会社自身の指標も FAD)。倍率はそのあとに利益ベースの正当化 PER で出した。自己資本は 今 + GAAP の累計 − 還元 で流れて約 30 億ドルまで痩せ、帳簿の ROE は 29%(40% 以下なので帳簿の値で測る)。moat は弱い(残る割合 1/3)、k は 10%(基本 8% + quality 2%)、g は筋書きごとに 1〜4%。10 年の中立は、正当化 PER 12.6 倍に対し、ROE が k を超える会社の下限 1÷k(10 倍)に置いた。10 年の悲観は資産価値(NAV)の下側。今の株価や FFO の安さには寄せていない。

資本コスト 10.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。基本 8.0% + quality +2.00% = 10.00%(内訳と理由は quality_why)。個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。

同じ業種(不動産)の AI 分析

やや割安 VICIプロパティーズVICI ゲーミング施設を長期で貸す最大手。堀は厚いが借り手の集中が重い。今の値段は賃料減額の懸念を織り込み過ぎで、株主の手に残る利益で測っても価値は今を 2 割台半ば上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 コスター・グループCSGP Homes.com の赤字が今の利益を抑えるが、商業データと賃貸掲載の核は強い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、中立の 10 年後は今の時価総額を上回る。総合は今の時価総額に対し +16% でやや割安 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 アメリカン・タワーAMT 米国タワー最大手。長期契約と固定の上げ幅が堀だが、DISH 解約・借換え・海外の通貨が重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -2% で適正 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 Realty IncomeO 米国最大のネットリース REIT。A 格の資金力と分散は優良だが、成長は買収頼みで増資が価値を薄め、株主の手に残る利益で測ると価値は今の値段をわずかに下回る程度 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヘルスピーク・プロパティーズDOC ライフサイエンス研究所の空室という重い荷物を抱えるが、外来医療と上場した高齢者住宅が稼ぎを支える医療施設の REIT。式で出す価値は今の値段を約 8% 下回り、ラボの空室を厚く置くと適正 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 Public StoragePSA セルフストレージ最大手。NSA 取り込みで規模を広げ、A 格の財務で底からの回復を待つ。株主の手に残る利益(AFFO)で測ると、価値は今の時価総額を 7% ほど下回る程度で、適正 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インビテーション・ホームズINVH 戸建て賃貸の最大手。維持の設備投資や株式報酬を引いたオーナー利益で測ると、総合は今の時価総額に対し約 12% 下でやや割高 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エクイニクスEQIX 世界最大の中立型データセンター兼相互接続の要。堀は厚いが、増設が自己資金を超え、正味 AFFO の約 27 倍は利益ベースの正当化 PER の内側の倍率(中立の 10 年は 20.0 倍)より高く、やや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 Digital RealtyDLR データセンター最大手の賃貸型。電力つき土地と開発力が堀で成長は速いが、巨額の開発資金と物価に届かない大口賃料が重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 SBA コミュニケーションズSBAC 米国と海外のタワーを持つ 3 位。契約は堅いが、借入比率は 6.4 倍と重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -22% でやや割高 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 クラウン・キャッスルCCI 米国タワー専業へ移行した 2 位。契約は堅いが、価格は固定の上げ幅で物価に届かず、借入比率 6 倍超。株主の手に残る利益(正味 AFFO)の約 19 倍の今の値段は、正当化 PER の内側ではやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ミッド・アメリカ・アパートメント・コミュニティーズMAA サンベルト最大の集合住宅 REIT。足元は新築供給の山で NOI が減るが、財務は堅い。株主の手に残る利益(AFFO 約 9.1 億ドル)の約 15 倍という今の値段は、式の価値を 1 割ほど上回る 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 Extra Space StorageEXR 全米最大のセルフストレージ。保険・受託・融資で稼ぎ口を広げるが、純負債が時価総額の約 5 割と重く、株主の手に残る利益(AFFO)の約 18 倍という今の値段は、利益ベースの価値より 2 割ほど高い 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 リージェンシー・センターズREG 全米で屋外型の食品スーパー核を最も堅く持つ会社。占有も賃料の上がりも同業の先を行くが、倍率はそれを織り込み、価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 キムコ・リアルティKIM 全米の食品スーパー核の屋外型ショッピングセンター最大手。占有は過去最高で需給は強いが、成長は賃料の上がりに頼り、正味の価値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 Iron MountainIRM 紙の保管という岩盤の上にデータセンターを積む、借金で伸びる複利機械。事業は強いが、今の値段は成長の大半を先取りしている 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 Alexandria Real Estate EquitiesARE ラボの空室と借金の重さで、株主に残る利益は 2027 年にいったん細る。会計の純利益は減価償却で赤字だが、足し戻して維持の支出を引いた利益(中立の 10 年は 10.0 倍)で測ると、総合は今の時価総額に対し 約 -26% でやや割高 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) 割高 ビブマーク・レジデンシャル(旧エクイティ・レジデンシャル)EQR 合併で米国最大の賃貸住宅 REIT になった。評価替えの償却を除き、維持の費用を引いた株主の手に残る利益(AFFO 約 27 億ドル)で測ると、今の値段は 1 割ほど高い 本質価値との差 −30.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サイモン・プロパティ・グループSPG 米国最大の上位モール・アウトレットの王者。堀と再投資の利回りは優良だが、借換えの重しと高い倍率で、価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 プロロジスPLD 世界最大の物流 REIT で堀は広がる。株主の手に残る利益(AFFO 約 42 億ドル)の約 29 倍という今の値段は、利益ベースの価値を 4 割以上上回る 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 CBREグループCBRE 世界最大の商業不動産サービス。管理型の安定収益が下支えだが、ならした利益の約 26 倍の今の値段は、利益ベースの正当化 PER の内側の倍率(中立の 10 年は 12.2 倍)で測ると高い。総合は今の時価総額に対し -34% で割高 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ホスト・ホテルズ・アンド・リゾーツHST 高級ホテルを所有する最大の上場 REIT。足元は好調だが、維持投資を引くと利回りは薄く、今の値段は本質価値をかなり先取りしている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 エセックス・プロパティ・トラストESS 供給の細る北カリフォルニアに強みがあるが、規制と借換えで伸びは物価並み。株主の手に残る利益(AFFO 約 9.4 億ドル)の約 18 倍という今の値段は、利益ベースの価値を 2 割弱上回る 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カムデン・プロパティ・トラストCPT カリフォルニアを売ってサンベルトに純化した。維持の設備投資を引いたオーナー利益で測ると、総合は今の時価総額に対し約 32% 下で割高 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 UDR, Inc.UDR 西海岸と北東部が牽引し、サンベルトは供給待ち。借換えで AFFO が目減りし、式で測る価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェアーハウザーWY 米国最大の民有林を持つ木材 REIT。森林の時価は帳簿を大きく上回るが、収益は住宅の循環に握られる。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、総合は今の時価総額に対し -36% で割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ベンタスVTR 運営型シニア住宅の利益が占有と利益率の改善で伸びる優良な REIT。今の値段は式で出す先の価値より高く、割高 本質価値との差 −36.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 Federal Realty Investment TrustFRT 所得の高い立地に集中した、食品スーパー核の近隣型と複合開発の米国最上位の屋外型 REIT。質は高いが借金が重く、式で測る価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −41.7% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ウェルタワーWELL シニア住宅の需給は強く堀も広がるが、株主の手に残る利益(AFFO)の約 41 倍という今の値段は、10 年後の中立の 13.4 倍より大きく高く、割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.8%)

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読んだ資料

  1. BXP 2026 年 4〜6 月期 決算発表(8-K)
  2. BXP 2026 年 4〜6 月期 補足資料(FAD・NOI 構成・見通し)
  3. BXP 2026 年 4〜6 月期 決算説明会の記録
  4. BXP 決算説明会の要約(MarketBeat)
  5. BXP 2025 年投資家説明会の進捗
  6. SL グリーン 2026 年 4〜6 月期 決算発表(8-K)
  7. サンフランシスコのオフィス市場 2026 年 4〜6 月期(Cresa)
  8. サンフランシスコのオフィス空室率(The Real Deal)
  9. マンハッタンの転貸在庫と AI 企業(CRE Daily)
  10. オフィス市場の見通し(Yardi Matrix 2026 年 6 月)
  11. BXP 株価・時価総額

分析日 2026-10-16