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ホスト・ホテルズ・アンド・リゾーツ HST

高級ホテルを所有する最大の上場 REIT。足元は好調だが、維持投資を引くと利回りは薄く、今の値段は本質価値をかなり先取りしている

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)16.60 ドル115 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)24.9 ドル173 億ドル差 −33.2%
10 年後から見ると 割高 価値 16.60 ドル115 億ドル · 差 −33.2% · 期待の年率 +2.8%
期待の年率リターン(10 年)+2.8%資本コスト比 −6.2 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ホスト・ホテルズ・アンド・リゾーツ(Host Hotels & Resorts)は、米国の高級・アップスケールのホテルとリゾートを約 70 館(約 4.1 万室)所有する最大の上場ホテル REIT である。運営はマリオット(Marriott)やハイアット(Hyatt)などのブランド会社に委託し、自社は物件の所有・改装・売買に専念する。収入は客室数 × 稼働率 × 客室単価で毎日変わり、賃貸料が長期で固定されるネットリース型の REIT とは正反対の、景気に敏感な事業である。

2026 年は好調で、4〜6 月の客室あたり収入は前年比 7.0% 伸び(ワールドカップが約 1.6 ポイント)、通期の見通しも 4.75〜5.25% に引き上げられた。調整後 EBITDAre は 18.2〜18.4 億ドルを見込む。2 月にフォーシーズンズ 2 館を 11 億ドルで売り、特別配当で株主に返し、有利子負債は 50.8 億ドル(平均金利 4.8%・2026 年の満期なし・格付け Baa2)と軽い。

ただしバリュー投資の目では、ホテルの稼ぎは「調整後 FFO」より小さい。ホテルは数年ごとに客室・設備を作り直さないと価値が落ちるので、毎年約 3 億ドルの維持投資(R&R)を引いたオーナー利益を見る必要がある。2025 年は GAAP 純利益 7.8 + 減価償却 8.0 − 売却益 約 1.6 − 維持 約 2.9 = 約 11.3 億ドル(会社の調整後 FFO 14.4 億ドルより 3 億ドル小さい)で、今の時価総額 166 億ドルに対し利回り 6.8% にとどまる。10 年を通じて利益は物価並み(年 2〜3%)に伸びる中立の筋書きで、倍率は利益ベースの正当化 PER(RONIC の式、k 9.0%)の 7.1 割にあたる 11.1 倍。景気の谷では収益が 3〜5 割落ちる点を悲観に厚く置いた結果、本質価値は今の時価総額を約 31% 下回り、「割高」と見る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず 10 年後もホテルが使われているかを問う。旅行・出張・会議は無くならないが、収益は他社の運営と景気に左右され、事業そのものの堀は広くない。堀は物件の希少性(立地・用地の制約)と、同業で最も保守的な財務の 2 点で、価格を決める力や顧客の切り替え費用のような強い堀ではない。

オーナー利益は、GAAP 純利益に減価償却を足し戻し、売却益と維持の支出を引いた値で、2025 年は 7.8 + 8.0 − 約 1.6 − 約 2.9 = 約 11.3 億ドル。会社の調整後 FFO(約 14.4 億ドル)から維持投資と株式報酬を引いた値と一致する。ホテルは設備を作り直し続けないと稼ぐ力が落ちるので、償却を足し戻した FFO は株主の取り分より大きい。今の時価総額 166 億ドルに対し利回り 6.8%(倍率で 14.8 倍)は、5% の国債に対して安全域が薄い。

経営は資本配分の規律が高く、割安なら自社株を買い、高ければ売る。この点は評価できる。一方、景気の谷では収益が大きく減り、確信度は「中」にとどめる。強気も弱気も議論した上で、中立の利益が物価並みに伸びる前提で式を当てはめると、本質価値は今を約 31% 下回る。売買の勧めではなく、今は安全域がないという評価にとどまる。

何で稼ぐ会社か

収益の柱は所有するホテルの運営収益で、客室収入のほか、宴会・飲食・リゾート料金・駐車などが加わる。2025 年は売上 61.1 億ドル、そのうち客室が約 6 割。ホテルごとの利益(EBITDA)は売上の約 3 割で、残りは人件費・光熱・保険・固定資産税・ブランド会社への運営手数料に消える。ブランド会社が日々の運営を握り、Host は所有者として改装資金を出す関係で、この「所有者と運営者の分業」がネットリースとの根本的な違いである。

物件は米国の大都市(ニューヨーク、ワシントン、ボストン、サンフランシスコ)、リゾート(マウイ、フロリダ、サンディエゴ)、団体・会議向けの大型ホテルに分かれる。2026 年の比較対象は 74 館 40,974 室で、客室単価は高級帯、稼働率は 72.6%(上半期)。2025 年の稼働率は 70.0% で、新型コロナ前(約 8 割)にはまだ戻っていない。団体・会議と出張の戻りが遅く、レジャー・リゾートが先に戻った。

資産の入れ替えが事業のもう一つの柱である。2025 年にウェスティン・シンシナティなど 2 館を 2.4 億ドルで、2026 年 2 月にフォーシーズンズ・リゾート・オーランドとジャクソンホール(計 569 室)を 11 億ドルで、6 月にドン・セザーとシェラトン・パーシッパニーを売った。売却益のうち約 5 億ドルは課税利益として特別配当で返した。改装では、マリオットとの第 2 の大型改装計画(〜2029 年に 3〜3.5 億ドル)とハイアット計画(6 件中 3 件完了)があり、ブランド側が営業利益の保証を付ける(2026 年に約 0.19 億ドル)。マウイの大型リゾートは 2023 年の山火事から回復中である。

優良さと弱いところ

優良さの根拠は 3 つある。第 1 は立地と資産の質。高級ホテルは新規に建てにくく(用地・許認可・建築費の物価上昇)、都心と海辺のリゾートは供給が増えにくい。第 2 は財務。純負債の対 EBITDA は約 2.0〜2.2 倍と同業で最も保守的な水準で、Moody's は 2025 年に Baa2 へ引き上げた。コロナで売上が大きく落ちた 2020〜2021 年も流動性を保ち、配当を一時止めただけで乗り切った。第 3 は資本配分の規律で、割安と見れば自社株を買い(2025 年は約 1,310 万株・2.05 億ドル)、高く売れると見れば売る(フォーシーズンズ売却)。

弱みも大きい。第 1 に、価格を決める力が弱い。ホテルの客室は毎日値が変わり、供給過剰になれば単価が落ちる。第 2 に、費用の硬さ。人件費は物価より速く上がる(賃金年 4%)ため、売上が伸びても利益率はほぼ横ばいで、景気後退では固定費の重さで利益が売上の 2 倍以上の速さで落ちる。第 3 に、資本集約的である。改装を怠ると稼働・単価が落ち、2025 年の資本支出は 6.4 億ドル(調整後 FFO の約 45%)だった。第 4 に、運営を他社に委ねるため、運営の巧拙を自分では直せない。

ROE は帳簿で 10% 前後だが、土地・建物が古い簿価で載り、売却益を含む年は膨らむ。本業の力は、償却前の利益から維持投資を引いたオーナー利益で見るのが筋である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の高級ホテルは、2026 年に入って分かれ目にある。2 月時点の予想は、STR・ツーリズム・エコノミクスが +0.6%、CBRE が +2.5%、HVS が +4.5%(8 月)と割れていたが、Host の 2026 年 4〜6 月は +7.0% とどの予想も上回った。ワールドカップの開催都市での需要が約 1.6 ポイント、マウイの回復、団体需要がけん引した。7 月は +10% の見込みで、後半は鈍ると HVS は見る。

競合の上場 REIT は、パーク・ホテルズ・アンド・リゾーツ(Park Hotels & Resorts)、ペブルブルック・ホテル・トラスト(Pebblebrook)、ライマン・ホスピタリティ(Ryman)、サンストーン・ホテル(Sunstone)、ダイヤモンドロック(DiamondRock)。Host は規模・財務・立地で最上位、ライマンは会議特化、パークは都市型で負債が重い。ブランド側ではマリオット、ヒルトン、ハイアットが寡占で、手数料と改装の要求で所有者の取り分を抑える。もう一つの競合は短期賃貸(エアビーアンドビー)だが、高級・団体需要には直接ぶつからない。

今後 10 年は、物価 3.5%・金利 5% の世界である。ホテルは日々値付けを変えられるため物価に追随しやすい一方、賃金上昇は止まらず、利益率は伸びない。供給は金利と建築費の高さで抑えられ、需要は米国内の旅行と団体・出張の戻り、海外からの訪問の回復が決める。景気では、リーマン期の米ホテルの客室あたり収入は約 17% 下がり(業界ノートの推定)、コロナ期は約 48% 下がった。Host の株価は 2007〜2009 年に 83%、2020 年に 42% 下がった。

資本政策と M&A

還元は配当と自社株買い。2025 年は通常配当に特別配当を加え、配当と自社株買いで合計 8.6 億ドルを返した。2026 年は 2 月のフォーシーズンズ売却益に伴う課税利益約 5 億ドルを特別配当(約 4.9 億ドル、7 月払い)で返し、通常配当は年 5.5 億ドル前後。自社株買いの残り枠は約 4 億ドル。

成長は買収よりも、改装による既存ホテルの底上げと入れ替えに頼る。コロナ後は高く買わず、売れるものを売り、ブランド会社に営業利益の保証を出させる形で改装を進める。新規の買収は規律的で、2026 年前半は買収なし。買収が割に合う条件は、改装後の利回りが維持投資後で 7.5〜8% 以上になること。

OP ユニットは台帳の株数に既に入っている。Host Hotels & Resorts, L.P. の外部保有ユニットは約 9.4 百万(普通株換算 9.6 百万)、普通株 685.1 百万と合わせて約 694.7 百万株で、台帳(694.1 百万)との差は 0.1%。借入は有利子負債 50.8 億ドル、平均金利 4.8%、平均満期 4.7 年で、2026 年の満期なし。現金 19.5 億ドルは 7 月に特別配当で約 6.3 億ドルが出た。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

高級ホテルは新しく建てにくく、供給が絞られる中で、需要は戻りの途上にある。稼働率は 70〜72% と新型コロナ前の約 8 割を下回っており、団体・出張の戻りが完全なら稼働の余地が残る。2026 年の客室あたり収入は +5% で、ワールドカップ、マウイの回復、団体需要が追い風となり、7 月は +10%。調整後 FFO の見通しも期初から 2 度上方修正された。

財務は同業で最も軽く、純負債は EBITDA の約 2 倍、Baa2、2026 年の満期なし。景気が崩れても耐えられる体力があり、割安な局面では自社株を買い、フォーシーズンズ 2 館は 11 億ドルで売って特別配当で株主に返した。マリオット・ハイアットの大型改装は営業利益の保証付きで、改装後に単価と利益率が上がる。

物価 3.5% の世界では、ホテルは日々値を直せる数少ない不動産で、物価に追随して利益が名目で伸びる。条件が揃えば、10 年後のオーナー利益は 17 億ドル前後に届き、倍率も 15 倍を超える。

慎重な見方

利益率が上がらない。賃金は年 4% で上がり続け、客室単価が物価並みに伸びても利益率は横ばいにとどまる。2026 年は比較できる 74 館の利益率が 29.6% と 2025 年を 0.7 ポイント上回るが、その相当部分はワールドカップのような一過性。団体・出張の戻りは遅く、稼働率は 72% 前後で頭打ちになりうる。

調整後 FFO は維持投資を引いていない。2025 年の資本支出は 6.4 億ドル、2026 年は 5.5〜6.3 億ドルで、調整後 FFO 15 億ドルの 4 割近くを毎年作り直しに使う。維持投資と株式報酬を引いたオーナー利益は約 11.7 億ドルで、時価総額 166 億ドルに対し利回り 7%、5% の国債に対して余裕が小さい。

景気では、客室あたり収入はリーマン期に約 17%、コロナ期に約 48% 落ちた。固定費の重さで利益は売上の 2 倍以上の速さで落ち、株価は 2007〜2009 年に 83% 下がった。ブランド会社に運営を握られ、所有者の取り分は改装費と固定資産税で目減りする。10 年後に利益が今の名目並みにとどまる筋書きは十分ありうる。

どちらに重みを置いたか

強気の根拠(資産の質・財務の軽さ・2026 年の勢い)は事実だが、調整後 FFO から維持投資を引くと値段に余裕がない点は慎重な見方が強い。中立は利益が物価並み、利益率は横ばいで、中立の確率は 33%。景気後退を含む構造的な負けを 13% と、ホテルの景気敏感さを反映して悲観を厚めに置いた。強気は 10% にとどめた。結果は、今の時価総額が本質価値を約 31% 先取りしている(資本コスト 9.0%)。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 20.45 ドル142 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 12.26 ドル85 億ドル)。 今の値に割り戻すと 16.60 ドル115 億ドル、今との差 −33.2%、 期待の年率 +2.8%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 30.76 ドル214 億ドル 14.10 ドル98 億ドル +80.4% +6.1% 4.49 ドル31 億ドル
やや楽観 22% 25.26 ドル175 億ドル 13.27 ドル92 億ドル +54.9% +4.5% 8.48 ドル59 億ドル
中立 33% 22.43 ドル156 億ドル 12.56 ドル87 億ドル +40.7% +3.5% 11.55 ドル80 億ドル
やや悲観 22% 15.63 ドル109 億ドル 11.55 ドル80 億ドル +9.3% +0.9% 5.98 ドル42 億ドル
悲観 13% 7.48 ドル52 億ドル 9.52 ドル66 億ドル −31.6% −3.7% 2.21 ドル15 億ドル
加重平均100% 20.45 ドル142 億ドル12.26 ドル85 億ドル +31.5% +2.8% 32.70 ドル227 億ドル

今の株価時価総額 24.87 ドル173 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 10% 楽観:高級ホテルの供給難が続き、単価と利益率が上がる 利益 17 億ドル · PER 12.3 倍 · 株価時価総額 30.76 ドル214 億ドル

高級ホテルの供給が金利と建築費で絞られ続け、団体・出張が完全に戻って稼働率は 74% に近づく。客室単価は物価(1.41 倍)を上回って 1.44 倍まで上がり、改装と営業利益の保証で利益率は 2025 年より 3 ポイント上がる。2035 年の調整後 EBITDAre は約 26.7 億ドル、維持投資と株式報酬を引いたオーナー利益は約 17.4 億ドル(2025 年の 1.5 倍)。年 10% を超える伸びは続かないので、倍率は g 4.8%(市場の実質 1.0% + 価格 3.8%)の 1 段で式を出す。買収を再開できる割安な局面があり、資本配分の規律がさらに価値を高める。優良さ(立地・財務)は保たれ、競合のパークやペブルブルックは負債で動けないため、Host が相対的に有利になる。 10 年の AFFO(オーナー利益)の累計は約 147 億ドル、GAAP 純利益の累計は約 88 億ドル(減価償却の累計 94 億ドルを引き、維持の支出の累計 36 億ドルを戻した後)。自己資本は今 65.6 + 累計 − 還元 97.9 で約 55.9 億ドル。 g 4.0%・ROE 31.2%・k 9.00% の式(正当化 PER 16.0 倍)の 7.7 割にあたる 12.25 倍を利益に掛けて、時価総額は約 214 億ドル。

  • 客室(室夜 × 客室単価):数量 11.0(販売室夜(百万))× 価格 467(客室単価(ドル))→ 売上 51 億ドル・営業利益 18 億ドル。室夜 10.95 百万
  • 飲食・宴会・その他(室夜あたり):数量 11.0(販売室夜(百万))× 価格 324(1 室夜あたりの客室以外の売上(ドル))→ 売上 35 億ドル・営業利益 9 億ドル。室夜 10.95 百万

倍率:2035年のオーナー利益(AFFO 型)17.4 億ドル = GAAP 純利益 10.6 + 減価償却 11.1 − 売却益 0 − 維持の支出 4.2(改装・入替(R&R)の維持投資)。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +1.00% = 9.00%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。 事業の ROE は筋書きの利益 17.4 ÷ 自己資本 55.9 = 31.2%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 20.1%、正当化 PER は 16.0 倍。 上限は利益 17.4 × 16.0 倍 = 279 億ドル。置いた 12.25 倍は上限の 7.6 割。

確率:楽観は 1 割に置く。高級帯の供給難と団体・出張の完全な戻りが 10 年続く必要があり、賃金上昇に勝って利益率を上げ続けるのは難しい。

やや楽観 22% やや楽観:単価は物価を上回り、改装が利益率を支える 利益 16 億ドル · PER 11.3 倍 · 株価時価総額 25.26 ドル175 億ドル

客室単価は物価を少し上回る 1.40 倍、稼働率は 73%、利益率は改装の成果で 2025 年より 1.8 ポイント上がる。2035 年の調整後 EBITDAre は約 24.7 億ドル、オーナー利益は約 15.5 億ドル。マリオット・ハイアットとの大型改装は営業利益の保証付きで、2029 年までに単価・利益率を押し上げる。金利 5.75% への借り換えは全部終わり純利息は約 3.4 億ドルに増えるが、増えた利益が吸収する。競合との対比では、Host の高級立地と軽い財務が相対的に上位を保つ。倍率は g 4.3%・ROE 9.5% で式から 14.1 倍。 10 年の AFFO(オーナー利益)の累計は約 136 億ドル、GAAP 純利益の累計は約 79 億ドル(減価償却の累計 92 億ドルを引き、維持の支出の累計 35 億ドルを戻した後)。自己資本は今 65.6 + 累計 − 還元 92.1 で約 52.3 億ドル。 g 4.0%・ROE 29.7%・k 9.00% の式(正当化 PER 15.9 倍)の 7.1 割にあたる 11.28 倍を利益に掛けて、時価総額は約 175 億ドル。

  • 客室(室夜 × 客室単価):数量 10.9(販売室夜(百万))× 価格 454(客室単価(ドル))→ 売上 49 億ドル・営業利益 17 億ドル。室夜 10.88 百万
  • 飲食・宴会・その他(室夜あたり):数量 10.9(販売室夜(百万))× 価格 315(1 室夜あたりの客室以外の売上(ドル))→ 売上 34 億ドル・営業利益 9 億ドル。室夜 10.88 百万

倍率:2035年のオーナー利益(AFFO 型)15.5 億ドル = GAAP 純利益 8.9 + 減価償却 10.7 − 売却益 0 − 維持の支出 4.0(改装・入替(R&R)の維持投資)。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +1.00% = 9.00%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。 事業の ROE は筋書きの利益 15.5 ÷ 自己資本 52.3 = 29.7%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 19.4%、正当化 PER は 15.9 倍。 上限は利益 15.5 × 15.9 倍 = 247 億ドル。置いた 11.28 倍は上限の 7.1 割。

確率:単価が物価を上回る筋書きを 22% に置く。立地と改装の質で稼働・単価を保つ見方で、強気の根拠の一部が通る。

中立 33% 中立:物価並みに伸び、利益率は横ばい 利益 14 億ドル · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 22.43 ドル156 億ドル

稼働率は 72.5% で今の水準を保ち、客室単価は 2026 年の水準(フォーシーズンズ 2 館の売却で平均単価が約 1% 下がった)から 9 年間物価並みに上がり、2025 年比 1.35 倍(中立の 1.41 倍より低いのは売却による下押しだけ)。賃金(年 4%)の上昇で利益率は 2026 年の水準から横ばい〜1 ポイント低下し、2035 年の調整後 EBITDAre は約 23.0 億ドル、オーナー利益は約 14.0 億ドル。純利息は借り換えとレバレッジ維持で約 3.4 億ドル、維持投資は売上の 4.8%。成長は市場(実質 0.4%)× シェア(横ばい)× 価格(3.4%)で g 3.8%、ROE 9% で式は 13.18 倍。改装計画は単価の上積みを保ちつつ、競合(パーク・ペブルブルック・ライマン)と同程度の利益率にとどまる。配当は通常分と時々の特別配当、自社株買いで合計約 87.2 億ドル。 10 年の AFFO(オーナー利益)の累計は約 127 億ドル、GAAP 純利益の累計は約 71 億ドル(減価償却の累計 90 億ドルを引き、維持の支出の累計 34 億ドルを戻した後)。自己資本は今 65.6 + 累計 − 還元 87.2 で約 49.4 億ドル。 g 4.0%・ROE 28.4%・k 9.00% の式(正当化 PER 15.7 倍)の 7.1 割にあたる 11.11 倍を利益に掛けて、時価総額は約 156 億ドル。

  • 客室(室夜 × 客室単価):数量 10.8(販売室夜(百万))× 価格 441(客室単価(ドル))→ 売上 48 億ドル・営業利益 16 億ドル。室夜 10.82 百万
  • 飲食・宴会・その他(室夜あたり):数量 10.8(販売室夜(百万))× 価格 306(1 室夜あたりの客室以外の売上(ドル))→ 売上 33 億ドル・営業利益 8 億ドル。室夜 10.82 百万

倍率:2035年のオーナー利益(AFFO 型)14.0 億ドル = GAAP 純利益 7.6 + 減価償却 10.3 − 売却益 0 − 維持の支出 3.9(改装・入替(R&R)の維持投資)。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +1.00% = 9.00%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。事業の g は 3.8%(市場の実質 0.4% + 価格 3.4%、シェアは横ばい)で、式の値はその分だけ上限より低い。 事業の ROE は筋書きの利益 14.0 ÷ 自己資本 49.4 = 28.4%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 18.7%、正当化 PER は 15.7 倍。 上限は利益 14.0 × 15.7 倍 = 220 億ドル。置いた 11.11 倍は上限の 7.1 割。

確率:利益が物価並みに伸び、利益率は横ばいという筋書きを 33% に置く。ホテルは景気循環で上下が大きく、確率は中立でも 3 分の 1 にとどめた。

やや悲観 22% やや悲観:賃金と維持投資に削られ、名目でも伸びない 利益 11 億ドル · PER 9.7 倍 · 株価時価総額 15.63 ドル109 億ドル

稼働率が 70% 台前半にとどまり、客室単価は物価をやや下回って 1.30 倍。賃金上昇に利益率を削られて 2025 年より 0.5 ポイント低下し、2035 年の調整後 EBITDAre は約 19.9 億ドル、オーナー利益は約 11.2 億ドルと名目で 2025 年の 11.3 億ドルとほぼ同じ(実質では約 3 割減)。景気後退を 1 回経験し、ブランド会社との手数料・改装の要求で所有者の取り分が減る。競合のライマンやパークとの差は縮まる。倍率は g 3.3%・ROE 8% で式から 12.02 倍。 10 年の AFFO(オーナー利益)の累計は約 107 億ドル、GAAP 純利益の累計は約 54 億ドル(減価償却の累計 85 億ドルを引き、維持の支出の累計 32 億ドルを戻した後)。自己資本は今 65.6 + 累計 − 還元 80.2 で約 39.3 億ドル。 g 4.0%・ROE 28.5%・k 9.00% の式(正当化 PER 15.7 倍)の 6.2 割にあたる 9.68 倍を利益に掛けて、時価総額は約 108 億ドル。

  • 客室(室夜 × 客室単価):数量 10.5(販売室夜(百万))× 価格 422(客室単価(ドル))→ 売上 44 億ドル・営業利益 14 億ドル。室夜 10.50 百万
  • 飲食・宴会・その他(室夜あたり):数量 10.5(販売室夜(百万))× 価格 293(1 室夜あたりの客室以外の売上(ドル))→ 売上 31 億ドル・営業利益 7 億ドル。室夜 10.50 百万

倍率:2035年のオーナー利益(AFFO 型)11.2 億ドル = GAAP 純利益 5.3 + 減価償却 9.6 − 売却益 0 − 維持の支出 3.6(改装・入替(R&R)の維持投資)。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +1.00% = 9.00%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。 事業の ROE は筋書きの利益 11.2 ÷ 自己資本 39.3 = 28.5%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 18.8%、正当化 PER は 15.7 倍。 上限は利益 11.2 × 15.7 倍 = 176 億ドル。置いた 9.68 倍は上限の 6.2 割。

確率:賃金と維持投資が単価の伸びを食う筋書きを 22% に置く。団体・出張の戻りが鈍い、稼働が頭打ち、というホテルの弱点が現れる形で、慎重な見方が強い。

悲観 13% 悲観:構造的に負ける(需要の減少・固定費・運営の弱さ) 利益 6 億ドル · PER 8.9 倍 · 株価時価総額 7.48 ドル52 億ドル

10 年のうちに不況が 2 回来て、遠隔会議と短期賃貸で団体・出張の需要が減り、稼働率は 66%(今より 4 ポイント低い)。客室単価は 1.18 倍にとどまり、人件費だけが上がって利益率は 2025 年より 3 ポイント低下する。2035 年の調整後 EBITDAre は約 14.0 億ドル、維持投資を引いたオーナー利益は約 5.8 億ドルと今の半分。ブランド会社との契約で所有者の取り分が減り、改装計画は利回りが出ずに減損する。もう優良ではなく、競合に資産を売る側に回り、配当は絞られる。倍率は g 2%・ROE 6.5% で式から 11.12 倍。 10 年の AFFO(オーナー利益)の累計は約 52 億ドル、GAAP 純利益の累計は約 4 億ドル(減価償却の累計 75 億ドルを引き、維持の支出の累計 27 億ドルを戻した後)。自己資本は今 65.6 + 累計 − 還元 66.1 で約 3.4 億ドル。 g 4.0%・ROE 171.8%・k 9.00% の式(正当化 PER 19.1 倍)の 4.7 割にあたる 8.89 倍を利益に掛けて、時価総額は約 52 億ドル。

  • 客室(室夜 × 客室単価):数量 9.7(販売室夜(百万))× 価格 383(客室単価(ドル))→ 売上 37 億ドル・営業利益 10 億ドル。室夜 9.70 百万
  • 飲食・宴会・その他(室夜あたり):数量 9.7(販売室夜(百万))× 価格 266(1 室夜あたりの客室以外の売上(ドル))→ 売上 26 億ドル・営業利益 5 億ドル。室夜 9.70 百万

倍率:2035年のオーナー利益(AFFO 型)5.8 億ドル = GAAP 純利益 0.9 + 減価償却 8.0 − 売却益 0 − 維持の支出 3.0(改装・入替(R&R)の維持投資)。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +1.00% = 9.00%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。事業の g は 2.0%(実質 −1.5% + 価格 3.5%)で、式の値はその分だけ上限より低い。 事業の ROE は筋書きの利益 5.8 ÷ 自己資本 3.4 = 171.8%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 90.4%、正当化 PER は 19.1 倍。 上限は利益 5.8 × 19.1 倍 = 112 億ドル。置いた 8.89 倍は上限の 4.7 割。

確率:10 年の間に不況が複数回来る、需要が構造的に減る(遠隔会議、短期賃貸、国内旅行の鈍化)、ブランド会社との契約で所有者の取り分が減る、が重なる筋書きを 13% に置く。景気敏感な事業なので悲観を厚くする。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

客室(室夜 × 客室単価)

所有ホテルの客室収入。販売室夜(客室数 × 365 × 稼働率)に客室単価(ADR)を掛ける。

数量販売室夜(百万)価格客室単価(ドル)売上営業利益
今 2025/12 10.7 328 35 12
10 年後 中立 10.8 441 48 16

取り方:2025 年の比較対象 76 館 41,839 室 × 365 日 × 稼働率 70.0% = 約 10.69 百万室夜、客室単価 327.5(8-K)で客室収入 35.0 億ドル。ホテル段階の営業利益(調整後 EBITDAre に本社費を戻したもの)18.2 億ドルを客室と飲食・他に配り、客室の利益率を 34%(推定)とした。

飲食・宴会・その他(室夜あたり)

宴会・飲食・リゾート料金・駐車・コンドミニアム販売・調査対象外のホテルなど客室以外の売上。

数量販売室夜(百万)価格1 室夜あたりの客室以外の売上(ドル)売上営業利益
今 2025/12 10.7 244 26 6
10 年後 中立 10.8 306 33 8

取り方:総売上 61.14 億ドルから客室収入 35.0 億ドルを引いた 26.13 億ドルを同じ販売室夜 10.69 百万で割って 1 室夜あたり約 244 ドル(総 RevPAR と客室 RevPAR の差から出した比較対象の約 219 ドルに、コンドミニアム販売 0.99 億ドルと調査対象外の約 1.7 億ドルを乗せた)。利益率は 24%(推定)。

リスクと懸念

景気後退と固定費

ホテルは費用の大半が固定で、客室収入が 1 割落ちると利益は 2 割以上落ちる。リーマン期の客室あたり収入は約 17% 減、コロナ期は約 48% 減。株価も 2007〜2009 年に 83%、2020 年に 42% 下がった。2026 年は好調だが、ワールドカップのような一過性が剥がれる 2027 年以降は反動もありうる。

賃金上昇と利益率

賃金は年 4% で上がり、客室単価が物価並みに伸びても利益率は上がらない。ブランド会社の運営手数料と改装の要求が重なり、2026 年の利益率改善(約 0.7 ポイント)が定着するかは不確か。利益率が横ばいなら、利益の伸びは売上の伸び(物価並み)に等しくなる。

維持投資の重さ

2025 年の資本支出は 6.4 億ドル、2026 年は 5.5〜6.3 億ドル。調整後 FFO にはこの維持投資が引かれていないため、数字より株主の取り分は小さい。改装を怠れば稼働・単価が落ち、続ければ配当の余地が減る。

団体・出張・海外客の戻りが鈍い

稼働率は 70〜72% で新型コロナ前の約 8 割を下回る。遠隔会議が出張・会議を代替し、海外からの訪問が為替・政策で減る可能性がある。レジャー・リゾートは戻ったが、都心の団体・出張が戻らないと稼働の上積みがない。

借り換えと金利

有利子負債 50.8 億ドルの平均金利は 4.8%。借り換えのたびに 5.75% 前後へ上がり、2026 年の満期はないが、2027 年以降の更新で純利息は約 1 億ドル重くなる。金利が下がらない世界では、物件の売却利回りも上がり、資産価値を押さえる。

運営をブランド会社に委ねる構造

日々の運営はマリオット・ハイアットなどが握り、所有者は手数料と改装費を負担する。ブランド側の要求(改装計画)で資本が拘束され、運営の巧拙は自分で直せない。マリオットとの第 2 の改装計画(〜2029 年に 3〜3.5 億ドル)の収益が出るかも見る点。

資産入れ替えの価値判断

2026 年 2 月のフォーシーズンズ 2 館の売却(11 億ドル)は高値で売れたが、売った後の再投資先で同じ利回りを得られるかは不確か。売却益に伴う課税利益は特別配当で返しており、今後の特別配当は繰り返せない。

今後の分かれ目

客室あたり収入が 2027 年に +3% を割り、稼働率が 70% 以下に戻る
2026 年の好調が一過性と分かり、中立から やや悲観へ確率を寄せる。倍率は 12 倍前後へ下がる。
客室あたり収入が 2027〜2028 年に年 +5% を保つ
楽観・やや楽観の確率を増やす。オーナー利益が 2028 年に 13 億ドルを超え、割高感が薄れる。
景気後退で客室あたり収入が 15% 以上落ちる
オーナー利益は半分以下になり、時価総額は 40% 以上下がる。財務の軽さ(Baa2)で配当は守られるが特別配当はなくなる。
マリオット・ハイアットの改装後に営業利益率が 2 ポイント以上上がる
ブランドの保証を超えて自社のオーナー利益が増え、ROE を 10% に上げて式を見直す。
株価が NAV を下回り、自社株買いを大きく進める
1 株あたりの価値は増えるが、会社全体の価値は変わらない。買い戻しが割安なら資本配分は評価できる。
売却資金で優良ホテルを維持投資後の利回り 8% 以上で買える
成長に資本を回せる局面で、g を 4% 台前半へ上げて式を見直す。

見ておくもの

  • 四半期の比較ホテルの客室あたり収入(RevPAR)の伸びと稼働率、団体の予約の積み上がり
  • ホテル段階の営業利益率(比較ホテルの EBITDA 利益率 29.6% 前後)と賃金の伸び
  • 維持投資(R&R)と ROI 投資の額、調整後 FFO から引いたオーナー利益
  • マリオット・ハイアットの大型改装の進み方と営業利益の保証の有無
  • 借り換えの金利、格付け(Baa2)、純負債の対 EBITDA(約 2 倍)、自社株買いの残り枠

倍率と資本コストの決め方

今の株価(調整後 FFO の約 11 倍、オーナー利益の約 15 倍)を見る前に、客室数 × 稼働率 × 客室単価で売上を積み上げ、利益率と維持投資・利息を引いてオーナー利益(GAAP 純利益 + 減価償却 − 売却益 − 維持の支出)を出した。倍率は利益ベースの正当化 PER = (1−g/RONIC)÷(k−g)、RONIC = k + 1/2 ×(ROE − k)。k は 9.0%(基本 8% + quality 1%)、moat は普通、ROE は自己資本を 今 + GAAP の累計 − 還元 で流して出した(10 年の中立は 28%)。中立の 10 年は上限 15.7 倍の 7.1 割で 11.1 倍。結果が今を約 31% 下回ったのは、維持投資を引いたオーナー利益の利回りが 6.8% と、5% の国債に対し薄いことの反映で、今の値段に寄せていない。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。基本 8.0% + quality +1.00% = 9.00%(内訳と理由は quality_why)。個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。

同じ業種(不動産)の AI 分析

やや割安 VICIプロパティーズVICI ゲーミング施設を長期で貸す最大手。堀は厚いが借り手の集中が重い。今の値段は賃料減額の懸念を織り込み過ぎで、株主の手に残る利益で測っても価値は今を 2 割台半ば上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 コスター・グループCSGP Homes.com の赤字が今の利益を抑えるが、商業データと賃貸掲載の核は強い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、中立の 10 年後は今の時価総額を上回る。総合は今の時価総額に対し +16% でやや割安 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 アメリカン・タワーAMT 米国タワー最大手。長期契約と固定の上げ幅が堀だが、DISH 解約・借換え・海外の通貨が重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -2% で適正 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 Realty IncomeO 米国最大のネットリース REIT。A 格の資金力と分散は優良だが、成長は買収頼みで増資が価値を薄め、株主の手に残る利益で測ると価値は今の値段をわずかに下回る程度 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヘルスピーク・プロパティーズDOC ライフサイエンス研究所の空室という重い荷物を抱えるが、外来医療と上場した高齢者住宅が稼ぎを支える医療施設の REIT。式で出す価値は今の値段を約 8% 下回り、ラボの空室を厚く置くと適正 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 Public StoragePSA セルフストレージ最大手。NSA 取り込みで規模を広げ、A 格の財務で底からの回復を待つ。株主の手に残る利益(AFFO)で測ると、価値は今の時価総額を 7% ほど下回る程度で、適正 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インビテーション・ホームズINVH 戸建て賃貸の最大手。維持の設備投資や株式報酬を引いたオーナー利益で測ると、総合は今の時価総額に対し約 12% 下でやや割高 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エクイニクスEQIX 世界最大の中立型データセンター兼相互接続の要。堀は厚いが、増設が自己資金を超え、正味 AFFO の約 27 倍は利益ベースの正当化 PER の内側の倍率(中立の 10 年は 20.0 倍)より高く、やや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 Digital RealtyDLR データセンター最大手の賃貸型。電力つき土地と開発力が堀で成長は速いが、巨額の開発資金と物価に届かない大口賃料が重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 SBA コミュニケーションズSBAC 米国と海外のタワーを持つ 3 位。契約は堅いが、借入比率は 6.4 倍と重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -22% でやや割高 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 クラウン・キャッスルCCI 米国タワー専業へ移行した 2 位。契約は堅いが、価格は固定の上げ幅で物価に届かず、借入比率 6 倍超。株主の手に残る利益(正味 AFFO)の約 19 倍の今の値段は、正当化 PER の内側ではやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ミッド・アメリカ・アパートメント・コミュニティーズMAA サンベルト最大の集合住宅 REIT。足元は新築供給の山で NOI が減るが、財務は堅い。株主の手に残る利益(AFFO 約 9.1 億ドル)の約 15 倍という今の値段は、式の価値を 1 割ほど上回る 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 Extra Space StorageEXR 全米最大のセルフストレージ。保険・受託・融資で稼ぎ口を広げるが、純負債が時価総額の約 5 割と重く、株主の手に残る利益(AFFO)の約 18 倍という今の値段は、利益ベースの価値より 2 割ほど高い 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 リージェンシー・センターズREG 全米で屋外型の食品スーパー核を最も堅く持つ会社。占有も賃料の上がりも同業の先を行くが、倍率はそれを織り込み、価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 キムコ・リアルティKIM 全米の食品スーパー核の屋外型ショッピングセンター最大手。占有は過去最高で需給は強いが、成長は賃料の上がりに頼り、正味の価値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 Iron MountainIRM 紙の保管という岩盤の上にデータセンターを積む、借金で伸びる複利機械。事業は強いが、今の値段は成長の大半を先取りしている 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 Alexandria Real Estate EquitiesARE ラボの空室と借金の重さで、株主に残る利益は 2027 年にいったん細る。会計の純利益は減価償却で赤字だが、足し戻して維持の支出を引いた利益(中立の 10 年は 10.0 倍)で測ると、総合は今の時価総額に対し 約 -26% でやや割高 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) 割高 ビブマーク・レジデンシャル(旧エクイティ・レジデンシャル)EQR 合併で米国最大の賃貸住宅 REIT になった。評価替えの償却を除き、維持の費用を引いた株主の手に残る利益(AFFO 約 27 億ドル)で測ると、今の値段は 1 割ほど高い 本質価値との差 −30.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サイモン・プロパティ・グループSPG 米国最大の上位モール・アウトレットの王者。堀と再投資の利回りは優良だが、借換えの重しと高い倍率で、価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 プロロジスPLD 世界最大の物流 REIT で堀は広がる。株主の手に残る利益(AFFO 約 42 億ドル)の約 29 倍という今の値段は、利益ベースの価値を 4 割以上上回る 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 CBREグループCBRE 世界最大の商業不動産サービス。管理型の安定収益が下支えだが、ならした利益の約 26 倍の今の値段は、利益ベースの正当化 PER の内側の倍率(中立の 10 年は 12.2 倍)で測ると高い。総合は今の時価総額に対し -34% で割高 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 エセックス・プロパティ・トラストESS 供給の細る北カリフォルニアに強みがあるが、規制と借換えで伸びは物価並み。株主の手に残る利益(AFFO 約 9.4 億ドル)の約 18 倍という今の値段は、利益ベースの価値を 2 割弱上回る 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カムデン・プロパティ・トラストCPT カリフォルニアを売ってサンベルトに純化した。維持の設備投資を引いたオーナー利益で測ると、総合は今の時価総額に対し約 32% 下で割高 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 UDR, Inc.UDR 西海岸と北東部が牽引し、サンベルトは供給待ち。借換えで AFFO が目減りし、式で測る価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェアーハウザーWY 米国最大の民有林を持つ木材 REIT。森林の時価は帳簿を大きく上回るが、収益は住宅の循環に握られる。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、総合は今の時価総額に対し -36% で割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 BXP(ボストン・プロパティーズ)BXP 都心の一流オフィスで占有が戻り始めたが、借金の重さと改装費で株主に残る利益は薄い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -37% で割高 本質価値との差 −36.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ベンタスVTR 運営型シニア住宅の利益が占有と利益率の改善で伸びる優良な REIT。今の値段は式で出す先の価値より高く、割高 本質価値との差 −36.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 Federal Realty Investment TrustFRT 所得の高い立地に集中した、食品スーパー核の近隣型と複合開発の米国最上位の屋外型 REIT。質は高いが借金が重く、式で測る価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −41.7% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ウェルタワーWELL シニア住宅の需給は強く堀も広がるが、株主の手に残る利益(AFFO)の約 41 倍という今の値段は、10 年後の中立の 13.4 倍より大きく高く、割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.8%)

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  1. Host Hotels & Resorts 2026 年 4〜6 月期決算(8-K)
  2. Host Hotels & Resorts 2026 年 6 月 10-Q
  3. Host Hotels & Resorts 2025 年通期決算(8-K)
  4. Host Hotels & Resorts 2026 年 1〜3 月 10-Q
  5. HST 4〜6 月期決算説明会の要点(MarketBeat)

分析日 2026-10-16