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CBREグループ CBRE

世界最大の商業不動産サービス。管理型の安定収益が下支えだが、ならした利益の約 26 倍の今の値段は、利益ベースの正当化 PER の内側の倍率(中立の 10 年は 12.2 倍)で測ると高い。総合は今の時価総額に対し -34% で割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)88.48 ドル266 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)131.2 ドル395 億ドル差 −32.6%
10 年後から見ると 割高 価値 88.48 ドル266 億ドル · 差 −32.6% · 期待の年率 +3.4%
期待の年率リターン(10 年)+3.4%資本コスト比 −5.1 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

CBRE グループ(CBRE Group)は世界最大の商業不動産サービス会社。賃貸・売買の仲介と融資・鑑定・運用を行うアドバイザリー、オフィス・工場・データセンターの施設運営(ビルディング・オペレーションズ)、建設・開発の管理(プロジェクト・マネジメント。ターナー・アンド・タウンゼンドなど)、開発の 4 本で稼ぐ。2025 年の売上は 406 億ドルだが約 167 億ドルは顧客の費用の立て替え(実費転嫁)で利益はほぼ付かない。実質の稼ぎ頭は、取引で振れるアドバイザリー(セグメント利益 18 億ドル)と、景気に強い施設運営とプロジェクト管理(合計 17 億ドル)である。2026 年 4〜6 月期は売上 +16%、Core EBITDA +34% で、通期の Core 1 株利益の見通しを約 +23% へ引き上げた。

10 年後もこの事業は存在し、データセンターや工場の建設・運営で今より強い可能性が高い。ただし堀は規模と顧客との長い関係で、利益の約 5 割は金利と取引量で振れる。

バリュー投資の観点では、取得した無形資産の償却を費用として引いた「ならした純利益」は 2025 年で約 15〜16 億ドルで、今の時価総額 400 億ドルはその約 26 倍。2026 年の好調を織り込んでも 20 倍近い。倍率を利益ベースの正当化 PER の内側(10 年後の中立は 12.3 倍、資本コスト 8.5%)に置く。中立の筋書きは、10 年で時価総額 463 億ドル。10 年後は今の時価総額(400 億ドル)を上回るが、資本コスト 8.5% で 10 年割り引くと今の値段に届かない。悲観(不況の底・構造的な負け)を含めた総合は今の時価総額に対し -34% で、割高とみる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資家なら、まず 10 年後もあるかを問う。答えは、ある。大企業は不動産を売買・賃貸・運営するたびに外部の専門家を使い続け、CBRE は世界最大でデータも人員も厚い。堀は規模・データ・顧客との関係だが、技術の壁ではなく、人材が移れば揺らぐので、堀は「広い」とまでは言えない。

オーナー利益は、Core の利益から取得無形資産の償却(税引き後約 4 億ドル)を引いて 2025 年に約 15〜16 億ドル。FCF は 2025 年に 12 億ドルで時価総額の約 3%。10 年国債 5% より低い。2026 年は 4〜6 月期の勢いで約 20 億ドルへ伸びる見通しだが、取引の山に近いことを割り引く必要がある。

資本配分は評価できる。借金は軽く、自社株買いを年 10 億ドル続け、買収は事業の増強に使っている。ただし配当はなく、自社株買いの価格は今の高い局面では割高になりやすい。

安全域は薄い。中立の筋書きの年率は 10 年で約 4% と資本コスト 8.5% に届かず、やや楽観以上の筋書きで初めて今の値段が正当化される。取引量と金利が読めない部分が大きいので、確信度は中くらい。優良な会社だが、値段が高ければ報われない。

何で稼ぐ会社か

アドバイザリー(2025 年の売上 88 億ドル・セグメント利益 18 億ドル)は、オフィス・工場・物流施設の賃貸と売買の仲介、融資の仲介と返済管理、鑑定、そして運用資産約 1,550 億ドルの投資運用(手数料)を含む。取引量と金利に敏感で、2026 年 4〜6 月期は賃貸が +24%、売買も大きく伸びた。

ビルディング・オペレーションズ(売上 232 億ドル・利益 11 億ドル)は、顧客企業のオフィス・工場・データセンターの運営を長期で請け負い、人件費や資材を顧客に請求する。売上は大きいが利益率は 5% 弱。2025 年 11 月に買収したピアース・サービシズなどで、インフラ関連サービスは 4〜6 月期に +45% 超、約 12 億ドル、データセンター関連は +30% 近くで 7 億ドル超へ伸びた。

プロジェクト・マネジメント(売上 77 億ドル・利益 5.6 億ドル)は、ターナー・アンド・タウンゼンドなどが建設・開発・設備の導入を管理する事業で、手数料型。データセンター・製造・再エネの建設増で伸びる。

リアル・エステート・インベストメンツ(売上 8.8 億ドル・利益 3.2 億ドル)は、物件の開発。パイプラインは約 296 億ドル。

実費転嫁は売上の約 4 割(167 億ドル)あり、売上の伸びと利益の伸びを分けて見る必要がある。2026 年の Core 1 株利益見通しは +23%、2027 年も +15% 以上を目標にする。

優良さと弱いところ

堀は 3 つ。第 1 に規模で、世界の主要都市で最大の取引・賃貸・運営のデータと人員を持ち、多国籍の顧客に一括して提供できる。第 2 に顧客との長期契約で、施設運営とプロジェクト管理は数年の契約で更新率が高く、収益の約 6 割が景気に左右されにくい。第 3 に資本の軽さで、資産を自分で持たない(開発を除く)ので、純負債は 2025 年末で 41 億ドル、純レバ 1.24 倍と低く、年 10 億ドルの自社株買いを続けても余力がある。

弱みも 3 つ。第 1 に、営業利益率は売上全体で 3% 台(実費転嫁を含む)で、仲介の人材(ブローカー)の報酬が固定費に近く、取引が減ると利益が急に落ちる。リーマン時の株価は −92%。第 2 に、堀は技術の壁でなく人と関係の堀で、競合のジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド、コリアーズも同じ事業を持ち、ブローカーは会社を移れる。第 3 に、取得無形資産の償却と買収の繰り返しで、会計の利益と Core の利益が約 2 割ずれる。

経営は買収に積極的だが、2025 年はピアース・サービシズ(インフラ関連サービス)に加え自社株買いも続けており、資本配分は評価できる。ただし、買収の効果は 5 年見ないと分からない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

商業不動産サービスは世界の上位 4〜5 社(CBRE・JLL・クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・コリアーズ・ニューマーク)の寡占で、CBRE が最大。2026 年は取引の回復が鮮明で、4〜6 月期はクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドの賃貸が +27%、コリアーズの売上が +17%、CBRE のアドバイザリーが +17.7% と、全社が同じ方向。業界全体で取引の山に近づいている。

循環のどこにいるか:商業不動産の投資額は 2021 年の山から 2023〜24 年に大きく減り、2025 年に回復し、2026 年は前年比 16% 増の見通し。金利が 5% の世界では利回りが下がりにくく、2021 年の山には戻らないと見る。2027 年のアドバイザリーは鈍る見通しで、会社も取引型の伸びは景気の平均に戻ると見ている。

構造の変化は 3 つ。第 1 にデータセンター・半導体工場・電力設備の建設需要で、プロジェクト管理と施設運営の売上が伸びる。第 2 に、AI による仲介の自動化と情報サービス(コスターなど)の浸透で、鑑定・調査の手間が減る可能性。第 3 に、オフィス需要の二極化で、高品質な賃貸は強く、低品質は縮む。水・電力・地元の反対がデータセンター建設の制約になりうる。

資本政策と M&A

還元は自社株買いが中心で、配当は出さない。2025 年に 7.6 百万株・10 億ドル超(平均価格は今より高い)、2026 年も年初来で約 10 億ドルを買った。株数は 2025 年に 2.5% 減った。payout_oku は自社株買いから株式報酬による増加分(年 2〜3 億ドル相当)を引いた正味で置いた。

借金は低く、純負債は 41 億ドル(純レバ 1.24 倍、2026 年 6 月は 1.60 倍)。借換えは約 5.75% で、利払いは今後 3 億ドル台後半へ増える。買収では、ターナー・アンド・タウンゼンド(2021 年)、ピアース・サービシズ(2025 年)などでインフラ・プロジェクト管理を厚くしており、過去の買収は成長に寄与している。

M&A は今後も年 5〜10 億ドル規模で続くと見る。TOB の対象には大きすぎる(時価総額 400 億ドル)。資本配分の評価の分かれ目は、買収の投資収益が資本コスト 8.5% を上回るか、自社株買いを割高な時期に増やさないか。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

CBRE の利益の約 6 割は、施設運営・プロジェクト管理・投資運用といった景気に強い事業で、2026 年 4〜6 月期は全 4 セグメントでセグメント利益が +25% 超だった。データセンター関連は +30% 近く(7 億ドル超)、インフラ関連は +45% 超(約 12 億ドル)と、AI の建設需要が追い風になっており、ターナー・アンド・タウンゼンドとピアース・サービシズの買収はここに賭けた投資だった。

取引型も回復の途中にある。商業不動産の投資額は 2026 年に前年比 16% 増の見通しで、2021 年の山までは遠い。賃貸は +24%、売買も二桁成長で、取引量が山に戻れば、アドバイザリーの利益率は 20% から 25% へ上がる。

資本が軽く、純レバ 1.6 倍・年 10 億ドルの自社株買いで、株数は毎年 2% 前後減る。会社は 2026 年の Core 1 株利益を +23%、2027 年も +15% 以上と見ている。ならした純利益が 2028 年に 26 億ドル、2035 年に 46 億ドルまで届けば、20 倍の評価がつき、今の時価総額は割安に変わる。

慎重な見方

2026 年の数字は、金利が下がらない中で取引が一時的に戻った山に近い。アドバイザリーの利益は取引量と金利に直結し、2008〜09 年は取引の手数料が約 45% 落ち、CBRE の株価は山から谷で −92%(リーマン)、コロナでも −38%、2022 年の利上げで −38%。2027 年のアドバイザリーは鈍る見通しで、すでに山の後半と見る。

売上の 4 割は実費転嫁で、売上の伸びが利益の伸びを意味しない。Core の利益は買収の償却を足し戻した値で、ならすと約 2 割低い。そのうえ今の時価総額は、ならした純利益の約 26 倍、2026 年の見通しでも 20 倍近くで、成熟後の倍率(g 4.0%・k 8.5% の式で約 15 倍)より高い。

競合も同じ追い風を受け、ジョーンズ・ラング・ラサールやクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドと差別化できているか疑わしい。ブローカーは移動でき、AI による鑑定・調査の自動化は手数料を削る。データセンター関連の建設は、水・電力・地元の反対で止まる可能性もある。還元を足しても期待の年率は 10 年で約 4% と資本コストに届かず、割高。

どちらに重みを置いたか

事業の質と管理型の安定収益、資本の軽さは強気の見方が強く、確率を少し楽観側へ寄せた(10 年の楽観・やや楽観の合計 32%、やや悲観・悲観の合計 35%)。ただし値段は慎重な見方が強い。中立の年率は、倍率を利益ベースの上限の内側に置くと資本コスト 8.5% を下回る(成熟後の倍率が 12.3 倍と、今の倍率より低いため)。10 年は構造的な負けを 13% に置いた。結論は「優良だが、値段は高い」(総合で今の時価総額に対し -34%、判定は割高)。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 150.31 ドル452 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 33.08 ドル100 億ドル)。 今の値に割り戻すと 88.48 ドル266 億ドル、今との差 −32.6%、 期待の年率 +3.4%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 291.50 ドル877 億ドル 49.88 ドル150 億ドル +160.1% +10.0% 34.14 ドル103 億ドル
やや楽観 22% 209.38 ドル630 億ドル 41.56 ドル125 億ドル +91.2% +6.7% 55.21 ドル166 億ドル
中立 33% 153.95 ドル463 億ドル 34.91 ドル105 億ドル +43.9% +3.7% 62.32 ドル187 億ドル
やや悲観 22% 89.54 ドル269 億ドル 24.94 ドル75 億ドル −12.8% −1.4% 25.19 ドル76 億ドル
悲観 13% 35.38 ドル106 億ドル 14.96 ドル45 億ドル −61.6% −9.1% 6.54 ドル20 億ドル
加重平均100% 150.31 ドル452 億ドル33.08 ドル100 億ドル +39.7% +3.4% 183.40 ドル552 億ドル

今の株価時価総額 131.24 ドル395 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 楽観:インフラ・データセンター関連が育ち、規模の優位が広がる 利益 59 億ドル · PER 14.9 倍 · 株価時価総額 291.50 ドル877 億ドル

10 年後(2035 年)、アドバイザリーは取扱量 年 +4.5%・手数料 年 +4.1% で 205 億ドル、利益率 27.5%(規模と技術投資で営業レバレッジ)。施設運営は管理面積 年 +3.4%・単価 物価超で 471 億ドル、利益率 5.7%。プロジェクト管理は人員 年 +6%・単価 年 +3.8% で 200 億ドル、利益率 9%。売上は 896 億ドル(実費転嫁を含む)、ならした純利益は 59 億ドル。データセンターの設計・建設・運営の市場が年 10% 超で伸び、ターナー・アンド・タウンゼンドとピアース・サービシズがその受け皿になる。M&A は小粒を続け、価値を壊さない。10 年の還元は自社株買いの正味で 150 億ドル。g 4.0%・ROE 23.1%・k 8.50% の式(正当化 PER 16.6 倍)の 9.0 割にあたる 14.91 倍を利益に掛けて、時価総額は約 877 億ドル。

  • アドバイザリー(賃貸・売買の仲介、融資・鑑定・運用):数量 49.6(取扱量(億平方フィート相当、推定))× 価格 4.14(1 平方フィート相当あたりの手数料収入(ドル))→ 売上 205 億ドル・営業利益 57 億ドル。取扱量と1単位あたり手数料
  • ビルディング・オペレーションズ・アンド・エクスペリエンス(施設運営):数量 98.0(管理する面積(億平方フィート、推定))× 価格 4.81(1 平方フィートあたり売上(ドル。実費転嫁を含む))→ 売上 471 億ドル・営業利益 27 億ドル。管理面積と1平方フィートあたり収入
  • プロジェクト・マネジメント(建設・開発の管理):数量 72.0(プロジェクト管理の人員(千人、推定))× 価格 278(1 人あたり売上(千ドル。実費転嫁を含む))→ 売上 200 億ドル・営業利益 18 億ドル。人員と1人あたり収入
  • リアル・エステート・インベストメンツ(開発):数量 444(開発パイプライン(億ドル))× 価格 0.04(パイプラインに対する年間収入率)→ 売上 19 億ドル・営業利益 8 億ドル。開発パイプラインと収入率

倍率:利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。 事業の ROE は筋書きの利益 58.8 ÷ 自己資本 254.0 = 23.1%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 15.8%、正当化 PER は 16.6 倍。 上限は利益 58.8 × 16.6 倍 = 976 億ドル。置いた 14.91 倍は上限の 9.0 割。

確率:AI とデータセンターの建設・運営需要が 10 年続き、同業の寡占が進み、手数料率も守られる確率を 1 割に置く。

やや楽観 22% やや楽観:管理・施設運営の安定成長が積み上がる 利益 46 億ドル · PER 13.6 倍 · 株価時価総額 209.38 ドル630 億ドル

アドバイザリーは取扱量 年 +3.8%・手数料 年 +3.6% で 183 億ドル、利益率 25.5%。施設運営は 439 億ドル、利益率 5.3%。プロジェクト管理は人員 年 +5.1%・単価 年 +3.6% で 180 億ドル、利益率 8.3%。売上は 818 億ドル、ならした純利益は 46 億ドル。買収は年 5〜10 億ドル規模で続き、償却を引いてある。データセンター・半導体工場・電力設備の建設管理と運営が育ち、売上に占める管理型の比率が高まる。取引型は景気の平均で、金利が 5% で高止まりしても毎年の取引は一定量あり、手数料は物価並みに上がる。10 年の還元は正味 125 億ドル。g 4.0%・ROE 20.0%・k 8.50% の式(正当化 PER 16.0 倍)の 8.5 割にあたる 13.60 倍を利益に掛けて、時価総額は約 630 億ドル。

  • アドバイザリー(賃貸・売買の仲介、融資・鑑定・運用):数量 46.4(取扱量(億平方フィート相当、推定))× 価格 3.95(1 平方フィート相当あたりの手数料収入(ドル))→ 売上 183 億ドル・営業利益 47 億ドル。取扱量と1単位あたり手数料
  • ビルディング・オペレーションズ・アンド・エクスペリエンス(施設運営):数量 93.1(管理する面積(億平方フィート、推定))× 価格 4.71(1 平方フィートあたり売上(ドル。実費転嫁を含む))→ 売上 439 億ドル・営業利益 23 億ドル。管理面積と1平方フィートあたり収入
  • プロジェクト・マネジメント(建設・開発の管理):数量 66.0(プロジェクト管理の人員(千人、推定))× 価格 272(1 人あたり売上(千ドル。実費転嫁を含む))→ 売上 180 億ドル・営業利益 15 億ドル。人員と1人あたり収入
  • リアル・エステート・インベストメンツ(開発):数量 400(開発パイプライン(億ドル))× 価格 0.04(パイプラインに対する年間収入率)→ 売上 17 億ドル・営業利益 6 億ドル。開発パイプラインと収入率

倍率:利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。 事業の ROE は筋書きの利益 46.3 ÷ 自己資本 232.0 = 20.0%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 14.2%、正当化 PER は 16.0 倍。 上限は利益 46.3 × 16.0 倍 = 740 億ドル。置いた 13.60 倍は上限の 8.5 割。

確率:施設運営・プロジェクト管理が年 7〜8% で伸び続け、取引も景気の平均を少し上回る確率を 22% に置く。

中立 33% 中立:世界最大の地位を保ち、名目 GDP を少し上回って伸びる 利益 38 億ドル · PER 12.3 倍 · 株価時価総額 153.95 ドル463 億ドル

10 年後の売上は 777 億ドル(2025 年比 年 +6.7%、実費転嫁を含む)。アドバイザリーは市場の取扱量 年 +3%・シェア維持・手数料 物価並みで 168 億ドル、利益率 23%。施設運営は管理面積 年 +2.7%・単価 物価並みで 426 億ドル、利益率 5%。プロジェクト管理は人員 年 +4.5%・単価 物価並みで 167 億ドル、利益率 7.8%。開発は 16 億ドル。セグメント利益 79 億ドルから本社費 9 億ドル・減価償却と償却 12.5 億ドルを引いた営業利益は 57 億ドル、利払い 5 億ドル、ならした純利益は 38 億ドル。10 年の還元は自社株買いの正味で 105 億ドル。中立では、取引型の景気循環の平均、競合とのシェアの現状維持、AI による仲介業務の一部自動化と人員の効率化が相殺する。g 4.0%・ROE 17.2%・k 8.50% の式(正当化 PER 15.3 倍)の 8.0 割にあたる 12.28 倍を利益に掛けて、時価総額は約 463 億ドル。

  • アドバイザリー(賃貸・売買の仲介、融資・鑑定・運用):数量 43.2(取扱量(億平方フィート相当、推定))× 価格 3.89(1 平方フィート相当あたりの手数料収入(ドル))→ 売上 168 億ドル・営業利益 39 億ドル。取扱量と1単位あたり手数料
  • ビルディング・オペレーションズ・アンド・エクスペリエンス(施設運営):数量 91.0(管理する面積(億平方フィート、推定))× 価格 4.68(1 平方フィートあたり売上(ドル。実費転嫁を含む))→ 売上 426 億ドル・営業利益 21 億ドル。管理面積と1平方フィートあたり収入
  • プロジェクト・マネジメント(建設・開発の管理):数量 62.0(プロジェクト管理の人員(千人、推定))× 価格 270(1 人あたり売上(千ドル。実費転嫁を含む))→ 売上 167 億ドル・営業利益 13 億ドル。人員と1人あたり収入
  • リアル・エステート・インベストメンツ(開発):数量 385(開発パイプライン(億ドル))× 価格 0.04(パイプラインに対する年間収入率)→ 売上 16 億ドル・営業利益 6 億ドル。開発パイプラインと収入率

倍率:利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。 事業の ROE は筋書きの利益 37.7 ÷ 自己資本 219.0 = 17.2%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 12.9%、正当化 PER は 15.3 倍。 上限は利益 37.7 × 15.3 倍 = 577 億ドル。置いた 12.28 倍は上限の 8.0 割。

確率:業界ノートの中立(売上 年 +6〜7%・利益率は横ばい〜微増・Core 1 株利益は年 +8〜9%)に沿う。

やや悲観 22% やや悲観:仲介の手数料が下がり、オフィスの需要が細る 利益 24 億ドル · PER 11.5 倍 · 株価時価総額 89.54 ドル269 億ドル

アドバイザリーは取扱量 年 +1.4%・手数料 年 +2.9%(物価に届かない)で 135 億ドル、利益率 20%。施設運営は競争で価格が下がり、単価 年 +3.0%、利益率 4.7%。プロジェクト管理は人員 年 +2.7%・単価 年 +3.0% で 134 億ドル、利益率 7%。売上は 651 億ドル、ならした純利益は 23.5 億ドル(2025 年の 1.5 倍に届くが、物価で目減りして実質では横ばい)。M&A で規模を保つが、償却が重い。還元は正味 75 億ドル。g 4.0%・ROE 12.5%・k 8.50% の式(正当化 PER 13.8 倍)の 8.3 割にあたる 11.46 倍を利益に掛けて、時価総額は約 269 億ドル。

  • アドバイザリー(賃貸・売買の仲介、融資・鑑定・運用):数量 36.8(取扱量(億平方フィート相当、推定))× 価格 3.67(1 平方フィート相当あたりの手数料収入(ドル))→ 売上 135 億ドル・営業利益 27 億ドル。取扱量と1単位あたり手数料
  • ビルディング・オペレーションズ・アンド・エクスペリエンス(施設運営):数量 82.6(管理する面積(億平方フィート、推定))× 価格 4.48(1 平方フィートあたり売上(ドル。実費転嫁を含む))→ 売上 370 億ドル・営業利益 17 億ドル。管理面積と1平方フィートあたり収入
  • プロジェクト・マネジメント(建設・開発の管理):数量 52.0(プロジェクト管理の人員(千人、推定))× 価格 259(1 人あたり売上(千ドル。実費転嫁を含む))→ 売上 134 億ドル・営業利益 9 億ドル。人員と1人あたり収入
  • リアル・エステート・インベストメンツ(開発):数量 296(開発パイプライン(億ドル))× 価格 0.04(パイプラインに対する年間収入率)→ 売上 11 億ドル・営業利益 3 億ドル。開発パイプラインと収入率

倍率:利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。事業の g は 3.5%(取引型 年 +5%、管理・施設運営・インフラ 年 +8%(名目)で、式の値はその分だけ上限より低い。 事業の ROE は筋書きの利益 23.5 ÷ 自己資本 188.0 = 12.5%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 10.5%、正当化 PER は 13.8 倍。 上限は利益 23.5 × 13.8 倍 = 323 億ドル。置いた 11.46 倍は上限の 8.3 割。

確率:在宅勤務の定着によるオフィス需要の縮小と、AI・テクノロジー企業による仲介の簡素化で、手数料が物価に届かなくなる確率を 22% に置く。

悲観 13% 悲観:仲介が AI で置き換わり、競合に負けて優良ではなくなる 利益 11 億ドル · PER 9.8 倍 · 株価時価総額 35.38 ドル106 億ドル

10 年後、アドバイザリーの取扱量は 5% 減り、手数料は物価に負けて年 +1.4% にとどまり、売上は 97 億ドル、利益率 16%。施設運営は価格競争で利益率 4.2%、プロジェクト管理も 6.2% に下がる。売上は 515 億ドル、営業利益は 20 億ドル、ならした純利益は 11 億ドル。ここまで下がる要因は、取引の仲介の価値が下がることと、過去の買収(のれん)の減損が自己資本を削ること。ROE 7.0% が k 8.50% 以下なので、倍率の上限は 1÷k の 11.8 倍。その 8.3 割の 9.76 倍を利益に掛けて、時価総額は約 106 億ドル。リーマンの −92% よりは浅い(今のレバは低く、管理型の収益が残る)。

  • アドバイザリー(賃貸・売買の仲介、融資・鑑定・運用):数量 30.4(取扱量(億平方フィート相当、推定))× 価格 3.17(1 平方フィート相当あたりの手数料収入(ドル))→ 売上 97 億ドル・営業利益 15 億ドル。取扱量と1単位あたり手数料
  • ビルディング・オペレーションズ・アンド・エクスペリエンス(施設運営):数量 73.5(管理する面積(億平方フィート、推定))× 価格 4.15(1 平方フィートあたり売上(ドル。実費転嫁を含む))→ 売上 305 億ドル・営業利益 13 億ドル。管理面積と1平方フィートあたり収入
  • プロジェクト・マネジメント(建設・開発の管理):数量 44.0(プロジェクト管理の人員(千人、推定))× 価格 239(1 人あたり売上(千ドル。実費転嫁を含む))→ 売上 105 億ドル・営業利益 7 億ドル。人員と1人あたり収入
  • リアル・エステート・インベストメンツ(開発):数量 237(開発パイプライン(億ドル))× 価格 0.03(パイプラインに対する年間収入率)→ 売上 8 億ドル・営業利益 2 億ドル。開発パイプラインと収入率

倍率:利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。事業の g は 2.5%(取引型 年 +5%、管理・施設運営・インフラ 年 +8%(名目)で、式の値はその分だけ上限より低い。 事業の ROE は筋書きの利益 10.9 ÷ 自己資本 156.0 = 7.0%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 ROE 7.0% が k 8.50% 以下なので、PER は 1÷k = 11.8 倍まで(ためた利益は額面未満の価値)。 上限は利益 10.9 × 11.8 倍 = 128 億ドル。置いた 9.76 倍は上限の 8.3 割。

確率:AI と情報サービスが仲介の手数料を削り、クライアントが自社で運営・調達する動きが広がるか、買収の失敗で資本を損なう確率を 13% に置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

アドバイザリー(賃貸・売買の仲介、融資・鑑定・運用)

賃貸・売買の仲介、融資の仲介、鑑定、投資運用の手数料。取引量と金利で振れる。

数量取扱量(億平方フィート相当、推定)価格1 平方フィート相当あたりの手数料収入(ドル)売上営業利益
今 2025/12 32.0 2.76 88 18
10 年後 中立 43.2 3.89 168 39

取り方:アドバイザリーの売上 88.4 億ドルを、賃貸・売買で扱う面積相当 約 32 億平方フィート(推定)で割り、1 平方フィートあたり約 2.76 ドルの手数料と置いた。セグメント利益 18.3 億ドル(償却前)。

ビルディング・オペレーションズ・アンド・エクスペリエンス(施設運営)

顧客企業のオフィス・工場・データセンターの運営を長期契約で請け負う。費用の立て替えを含む。

数量管理する面積(億平方フィート、推定)価格1 平方フィートあたり売上(ドル。実費転嫁を含む)売上営業利益
今 2025/12 70.0 3.32 232 11
10 年後 中立 91.0 4.68 426 21

取り方:売上 232.2 億ドル(実費転嫁を含む)を、管理面積 約 70 億平方フィート(推定)で割り、1 平方フィートあたり約 3.3 ドル。セグメント利益 10.9 億ドル。

プロジェクト・マネジメント(建設・開発の管理)

ターナー・アンド・タウンゼンドなどによる建設・設備導入の管理。手数料型。

数量プロジェクト管理の人員(千人、推定)価格1 人あたり売上(千ドル。実費転嫁を含む)売上営業利益
今 2025/12 40.0 192 77 6
10 年後 中立 62.0 270 167 13

取り方:売上 76.6 億ドルを、プロジェクト管理の人員 約 4 万人(推定)で割り、1 人あたり約 19 万ドル。セグメント利益 5.6 億ドル。

リアル・エステート・インベストメンツ(開発)

物件の開発と売却。パイプラインは約 296 億ドル。収益は物件の売却時期で振れる。

数量開発パイプライン(億ドル)価格パイプラインに対する年間収入率売上営業利益
今 2025/12 296 0.03 9 3
10 年後 中立 385 0.04 16 6

取り方:売上 8.79 億ドルを、開発パイプライン 296 億ドルの約 3% と置いた。セグメント利益 3.24 億ドル。

リスクと懸念

取引量と金利への依存

アドバイザリーは取引量に直結し、利益の約 5 割が金利で振れる。2008〜09 年は賃貸・売買の手数料が約 45% 落ち、株価は −92%。10 年国債が 5% を超えて上がれば、2026 年の回復が止まる。

取引の山での評価

2026 年の利益は取引の回復で膨らんだ山に近く、2027 年のアドバイザリーは鈍る見通し。今の時価総額はならした純利益の約 26 倍で、山の利益を恒常と見ると、利益が戻った時に倍率ごと下がる二重の逆風になる。

競合とブローカーの流出

ジョーンズ・ラング・ラサール、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド、コリアーズが同じ追い風で動く。仲介のブローカーは会社を移れるので、報酬競争で利益率が下がる。堀は人と関係で、技術の壁ではない。人材の移動で顧客ごと持っていかれることもある。

AI による仲介・調査の置き換え

鑑定・調査・契約書の作成・市場分析は AI で効率化されやすい。手数料が下がるか、顧客が自社で内製すれば、アドバイザリーの価格が物価に届かなくなる。逆に人員の効率化で利益率が上がる面もあり、方向は定まらない。

買収の実行と償却

ターナー・アンド・タウンゼンド、ピアース・サービシズなど買収で成長を作っており、買収は今後も続く。Core の利益は取得無形資産の償却を足し戻した値で、ならした利益は約 2 割低い。高く買えば償却とのれんの減損が資本を削る。

データセンター関連の制約

インフラ・データセンター関連の売上が +30〜45% で伸びているが、水・電力・地元の反対で建設が遅れる可能性がある。AI の設備投資が減速すれば、この部分の売上が先に落ちる。ピアース・サービシズなどの買収で積み上げた売上は、建設の波に左右される部分が大きく、受注が止まると数年は固定費だけが残る。

英国の防火改修の引当と開発

2026 年 4〜6 月期に、英国の開発事業で防火改修の引当を 1.68 億ドル積み増した。過去の開発の瑕疵が残り、さらに積み増す可能性がある。GAAP の利益には出るが、Core の利益には出ない。ならした純利益では、この種の引当を繰り返し起こりうる費用として、約 1 億ドル前後(税引き後)を毎年見込む必要がある。

今後の分かれ目

商業不動産の投資額が 2021 年の山の水準へ戻り、賃貸・売買の手数料が 2 年連続で二桁増となったら
10 年の楽観・やや楽観の確率を上げる。ただし山の利益を恒常と見ないよう、倍率は据え置く。
10 年国債が 5% を超えて上がり、取引量が減り始めたら
悲観・やや悲観の確率を上げ。アドバイザリーの利益を 3 割下げて見る。
インフラ関連・データセンター関連の売上が 2 年連続で +30% を超え、利益率も保たれたら
施設運営とプロジェクト管理の利益率を 0.5pt 上げ、10 年の楽観・やや楽観の確率を上げる。
大型の買収(年 20 億ドル超)を割高で行い、のれんが大きく増えたら
資本配分の評価を下げ、倍率を 1〜2 倍下げる。減損のリスクを悲観の確率に加える。
AI による仲介の自動化で、賃貸・売買の手数料率が 1 年で 10% 以上下がったら
アドバイザリーの手数料を物価より低く置き直し、10 年のやや悲観・悲観の確率を上げる。

見ておくもの

  • 賃貸・売買の手数料と商業不動産の投資額(四半期の決算・MSCI)
  • インフラ関連・データセンター関連の売上の伸び
  • セグメント利益率(特にアドバイザリー 20%→25%)
  • 純レバ(1.6 倍)と自社株買いの額、買収の額
  • 競合(ジョーンズ・ラング・ラサール、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)の賃貸の伸び
  • 10 年国債の利回り

倍率と資本コストの決め方

今の PER 34.5 倍(GAAP)や、ならした純利益の約 26 倍、2026 年の Core 1 株利益見通しから見た 17 倍弱を見る前に、取扱量×手数料・管理面積×単価・人員×単価で売上を積み上げ、セグメント利益率から営業利益・ならした純利益を出した。倍率はそのあとに、利益ベースの正当化 PER で出した。10 年の中立は g 4.0%・k 8.5%・帳簿の ROE 17.2%(のれん込み)・moat 普通で正当化 PER 15.3 倍。上限の 8.0 割の 12.3 倍に置いた。上限の 8.0 割の 12.2 倍に置いた。前の 17.9 倍は上限を超えていた。今の倍率には寄せていない。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%(内訳と理由は quality_why)。個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。

同じ業種(不動産)の AI 分析

やや割安 VICIプロパティーズVICI ゲーミング施設を長期で貸す最大手。堀は厚いが借り手の集中が重い。今の値段は賃料減額の懸念を織り込み過ぎで、株主の手に残る利益で測っても価値は今を 2 割台半ば上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 コスター・グループCSGP Homes.com の赤字が今の利益を抑えるが、商業データと賃貸掲載の核は強い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、中立の 10 年後は今の時価総額を上回る。総合は今の時価総額に対し +16% でやや割安 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 アメリカン・タワーAMT 米国タワー最大手。長期契約と固定の上げ幅が堀だが、DISH 解約・借換え・海外の通貨が重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -2% で適正 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 Realty IncomeO 米国最大のネットリース REIT。A 格の資金力と分散は優良だが、成長は買収頼みで増資が価値を薄め、株主の手に残る利益で測ると価値は今の値段をわずかに下回る程度 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヘルスピーク・プロパティーズDOC ライフサイエンス研究所の空室という重い荷物を抱えるが、外来医療と上場した高齢者住宅が稼ぎを支える医療施設の REIT。式で出す価値は今の値段を約 8% 下回り、ラボの空室を厚く置くと適正 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 Public StoragePSA セルフストレージ最大手。NSA 取り込みで規模を広げ、A 格の財務で底からの回復を待つ。株主の手に残る利益(AFFO)で測ると、価値は今の時価総額を 7% ほど下回る程度で、適正 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インビテーション・ホームズINVH 戸建て賃貸の最大手。維持の設備投資や株式報酬を引いたオーナー利益で測ると、総合は今の時価総額に対し約 12% 下でやや割高 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エクイニクスEQIX 世界最大の中立型データセンター兼相互接続の要。堀は厚いが、増設が自己資金を超え、正味 AFFO の約 27 倍は利益ベースの正当化 PER の内側の倍率(中立の 10 年は 20.0 倍)より高く、やや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 Digital RealtyDLR データセンター最大手の賃貸型。電力つき土地と開発力が堀で成長は速いが、巨額の開発資金と物価に届かない大口賃料が重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 SBA コミュニケーションズSBAC 米国と海外のタワーを持つ 3 位。契約は堅いが、借入比率は 6.4 倍と重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -22% でやや割高 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 クラウン・キャッスルCCI 米国タワー専業へ移行した 2 位。契約は堅いが、価格は固定の上げ幅で物価に届かず、借入比率 6 倍超。株主の手に残る利益(正味 AFFO)の約 19 倍の今の値段は、正当化 PER の内側ではやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ミッド・アメリカ・アパートメント・コミュニティーズMAA サンベルト最大の集合住宅 REIT。足元は新築供給の山で NOI が減るが、財務は堅い。株主の手に残る利益(AFFO 約 9.1 億ドル)の約 15 倍という今の値段は、式の価値を 1 割ほど上回る 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 Extra Space StorageEXR 全米最大のセルフストレージ。保険・受託・融資で稼ぎ口を広げるが、純負債が時価総額の約 5 割と重く、株主の手に残る利益(AFFO)の約 18 倍という今の値段は、利益ベースの価値より 2 割ほど高い 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 リージェンシー・センターズREG 全米で屋外型の食品スーパー核を最も堅く持つ会社。占有も賃料の上がりも同業の先を行くが、倍率はそれを織り込み、価値は今の値段を 1 割ほど下回る 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 キムコ・リアルティKIM 全米の食品スーパー核の屋外型ショッピングセンター最大手。占有は過去最高で需給は強いが、成長は賃料の上がりに頼り、正味の価値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 Iron MountainIRM 紙の保管という岩盤の上にデータセンターを積む、借金で伸びる複利機械。事業は強いが、今の値段は成長の大半を先取りしている 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 Alexandria Real Estate EquitiesARE ラボの空室と借金の重さで、株主に残る利益は 2027 年にいったん細る。会計の純利益は減価償却で赤字だが、足し戻して維持の支出を引いた利益(中立の 10 年は 10.0 倍)で測ると、総合は今の時価総額に対し 約 -26% でやや割高 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) 割高 ビブマーク・レジデンシャル(旧エクイティ・レジデンシャル)EQR 合併で米国最大の賃貸住宅 REIT になった。評価替えの償却を除き、維持の費用を引いた株主の手に残る利益(AFFO 約 27 億ドル)で測ると、今の値段は 1 割ほど高い 本質価値との差 −30.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サイモン・プロパティ・グループSPG 米国最大の上位モール・アウトレットの王者。堀と再投資の利回りは優良だが、借換えの重しと高い倍率で、価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 プロロジスPLD 世界最大の物流 REIT で堀は広がる。株主の手に残る利益(AFFO 約 42 億ドル)の約 29 倍という今の値段は、利益ベースの価値を 4 割以上上回る 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ホスト・ホテルズ・アンド・リゾーツHST 高級ホテルを所有する最大の上場 REIT。足元は好調だが、維持投資を引くと利回りは薄く、今の値段は本質価値をかなり先取りしている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 エセックス・プロパティ・トラストESS 供給の細る北カリフォルニアに強みがあるが、規制と借換えで伸びは物価並み。株主の手に残る利益(AFFO 約 9.4 億ドル)の約 18 倍という今の値段は、利益ベースの価値を 2 割弱上回る 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カムデン・プロパティ・トラストCPT カリフォルニアを売ってサンベルトに純化した。維持の設備投資を引いたオーナー利益で測ると、総合は今の時価総額に対し約 32% 下で割高 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 UDR, Inc.UDR 西海岸と北東部が牽引し、サンベルトは供給待ち。借換えで AFFO が目減りし、式で測る価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェアーハウザーWY 米国最大の民有林を持つ木材 REIT。森林の時価は帳簿を大きく上回るが、収益は住宅の循環に握られる。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、総合は今の時価総額に対し -36% で割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 BXP(ボストン・プロパティーズ)BXP 都心の一流オフィスで占有が戻り始めたが、借金の重さと改装費で株主に残る利益は薄い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -37% で割高 本質価値との差 −36.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ベンタスVTR 運営型シニア住宅の利益が占有と利益率の改善で伸びる優良な REIT。今の値段は式で出す先の価値より高く、割高 本質価値との差 −36.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 Federal Realty Investment TrustFRT 所得の高い立地に集中した、食品スーパー核の近隣型と複合開発の米国最上位の屋外型 REIT。質は高いが借金が重く、式で測る価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −41.7% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ウェルタワーWELL シニア住宅の需給は強く堀も広がるが、株主の手に残る利益(AFFO)の約 41 倍という今の値段は、10 年後の中立の 13.4 倍より大きく高く、割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.8%)

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読んだ資料

  1. CBRE 2025 年通期決算
  2. CBRE 2026 年 4〜6 月期決算
  3. CBRE 2026 年 4〜6 月期 決算説明の要点(MarketBeat)
  4. CBRE 2026 年 4〜6 月期 決算説明の要点(Nasdaq)
  5. クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド 2026 年 4〜6 月期
  6. ジョーンズ・ラング・ラサール 2026 年 4〜6 月期(SEC 8-K)

分析日 2026-10-16