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リージェンシー・センターズ REG

全米で屋外型の食品スーパー核を最も堅く持つ会社。占有も賃料の上がりも同業の先を行くが、倍率はそれを織り込み、価値は今の値段を 1 割ほど下回る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)54.95 ドル103 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)74.4 ドル139 億ドル差 −26.1%
10 年後から見ると やや割高 価値 54.95 ドル103 億ドル · 差 −26.1% · 期待の年率 +3.7%
期待の年率リターン(10 年)+3.7%資本コスト比 −4.8 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

リージェンシー・センターズ(Regency Centers)は、食品スーパーを核にした屋外型ショッピングセンターを全米で約 480 物件持つ REIT である(約 8 割が食品核。賃料の約 2 割が食品、約 4 割が核テナント)。2026 年 4〜6 月期の同一物件のリース率は 96.9%(核 98.4%・小型店 94.4%)と過去最高圏で、新規と更新の賃料は旧契約より現金で約 10〜12%、直線ベースで約 20% 上がっている。2026 年の FFO(償却を戻した利益)は約 9.1 億ドルの見通しで、同一物件の収益は年 3.7〜4.1% 伸びる。

見るべき利益は、FFO からテナントの内装費など毎年の設備投資(推定で約 1.6 億ドル)と賃料の平準化による非現金収益(約 0.5 億ドル)を引いた正味 AFFO で、2026 年は約 7.0 億ドル。FFO の約 77% が株主の手元に残る。時価総額約 137 億ドルは正味 AFFO の約 19.6 倍、FFO の約 15 倍。純負債は時価総額の約 4 割で、純負債÷EBITDA は 5.0 倍(目標 5.0〜5.5 倍の下端)と同業で最も軽い。

バリュー投資の観点では、10 年後も存在し今より強い事業で、立地と食品核の質は同業の中でも一番堅い。ただし価格を決める力は特等地のモールほどではなく、賃料の伸びは物価に届くかどうかの水準。中立の成熟後の倍率は 17.0 倍。利益ベースの正当化 PER の上限 15.2 倍(k 8.5%・g 4.0%・帳簿 ROE 16.7%)の 8.5 割の 12.9 倍で、同業のキムコ(11.8 倍)より高いのは、借金が軽く ROE が高いため。筋書きの確率加重の価値は今の値段を 25% 下回り、やや割高と見る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず 10 年後も存在し今より強いかを問う。答えは、はい。食品核の屋外型は日々の買い物に使われ、EC で置き換えにくく、新築が止まって既存の物件が強い。REG はその中でも所得の高い郊外の物件を押さえ、占有も賃料の上がりも同業の先を行く。堀は広がるというより、立地と開発の力で維持され、小さく広がる姿である。

次にオーナー利益。2026 年の FFO は約 9.1 億ドル、そこから設備投資(推定約 1.6 億ドル)と非現金収益(約 0.5 億ドル)を引いた正味 AFFO は約 7.0 億ドルで、配当は約 5.55 億ドル(約 79%)。残る約 1.5 億ドルが開発の元手の一部になる。開発の利回りは約 9% と高いが、金額が毎年 3.5〜4 億ドルと大きいので、借金と株式が毎年入る。成長は資本を食うので、「FFO が伸びる」より「正味 AFFO が伸びる」を見る。

資本配分は堅実。パワーセンターを避け、土地は許可と核の事前契約が揃ってから買い、ほとんどの案件が工期と予算どおりに収まっている。ただし株式を先渡しで出して開発に充てるので、株価が安い時の増資は価値を削る。

安全域は薄い。成熟後の倍率は正当化 PER の 8.5 割の 17.0 倍(キムコは 11.6 倍)で、今の約 19.6 倍を下回る。楽観でも今の 1.3 倍、悲観の 10 年後で今の約 4 割の非対称で、10 年の期待の年率は約 4% と、資本コスト 8.5% を下回る。確信度は高いが、割安とは言えない。

何で稼ぐ会社か

収益の中心は、食品スーパー(クローガー・パブリックス・ホール・フーズなど)を核にした屋外型センターの賃料と共益費の回収である。核は食品スーパーが賃料のおよそ 2 割、核テナント全体で約 4 割を占め、小型店(美容・飲食・医療・フィットネス・サービス)が高い賃料を払う。医療とフィットネスは賃料の約 12% で、5 年前より約 2 ポイント増えた。占有は同一物件のリース率 96.9%、開業ベース 94.5%。署名済みだが未開業の差(SNO)は約 240bp と平常の約 180bp より厚く、2026〜27 年に賃料が増える。

数量は賃貸中の貸床面積(連結ベースで約 4,360 万平方フィートと推定)、価格は 1 平方フィートあたりの収入(賃料+共益費の回収)で、2025 年の売上 15.6 億ドルから 1 平方フィートあたり約 35(ドル建て)と置いた。新規の小型店契約の 8 割超に年 3% 以上の固定の上げ幅が入り、核は 10〜20 年の固定賃料が多く、今は約 5 年ごとの上げ幅を取り始めている。賃料の上がりは固定の上げ幅(年 2% 前後)と更新時の上がり(毎年約 1 割の契約が +10〜12%)で成り立つ。

第 2 の柱は開発・再開発で、2026 年は着工を約 4 億ドルまで増やし、進行中は 6.8 億ドル(見込み利回り約 9%)。ground-up は利回り 7% 以上で査定し、土地は許可・核の事前契約・入札が揃ってから買う。第 3 に合弁の管理・取引手数料(年約 0.27 億ドル)と付随収入(約 0.35 億ドル)がある。純利益は償却で小さく(2025 年 約 5.3 億ドル、ROE 7.6%)、実態は AFFO で見る。2026 年は FFO(約 9.1 億ドル)から設備投資と非現金収益を引き、約 7.0 億ドルが正味 AFFO。株式報酬は G&A(年約 1.0 億ドル)に入って費用済みで、優先配当も FFO の段階で引いてある。

優良さと弱いところ

堀は 3 つある。第 1 は立地で、食品スーパーを核にした物件は来店の頻度が高く、EC で置き換えにくい。REG の物件は人口が多く所得の高い郊外が中心で、同一物件の収益は 2026 年に年 3.7〜4.1% と、キムコの年 3.0〜3.5% を上回る(占有も 96.9% 対 96.4%)。第 2 は財務で、純負債÷EBITDA は 5.0 倍と目標の下端、リボルビングの空きは約 15 億ドル、格付けは A 格。借り換えの重さは同業より軽い。第 3 は開発能力で、許可・核の事前契約・入札が揃ってから着工するため、進行中の 6.8 億ドルは 8 割が契約済みで利回りは約 9%。新規供給が極端に少ない(小売の新築は在庫の 1% に満たない)なかで、REG は自前で新しい物件を作れる。

弱い所は 3 つある。第 1 に、価格を決める力は SPG のモールほど強くない。核の賃料は 10〜20 年の固定が多く、小型店の上がりで物価を追う構図で、物価(3.5%)に届くのは更新の上がりが効く間だけ。第 2 に、私募の資金が食品核の物件に殺到し、取得の利回りが「4% 台」まで下がっているため、買って伸ばす道は狭く、開発に頼る。第 3 に、成長が資本を食う。開発と再開発の約 4 億ドルは、毎年の自由に使える現金(約 1.8 億ドル)では足りず、借金と株式(ATM)で補う。

資本効率:帳簿の ROE 7.6% は償却の見かけ。倍率に使う ROE は、筋書きの正味 AFFO ÷ 自己資本の帳簿の値で、中立は 16.7%。40% 以下なので帳簿のまま使う。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の屋外型ショッピングセンターは、リージェンシー・キムコ(Kimco)・フェデラル・リアルティ(Federal Realty)・ブリックスマー(Brixmor)の 4 社で、機関投資家向けの食品核の物件の大半を握る。小売の空室は全米で 5.7% にとどまり、屋外型はそれより低い。新築は金利 5% の世界では採算が合わず、在庫の 1% に満たない。食品スーパー・ディスカウント・医療・フィットネスの店は店舗網を広げたいので、貸し手の交渉力が強く、占有と賃料の上がりは数年続きやすい。REG の署名済み未開業の差は約 240bp と平常より厚く、これが 2026〜27 年に収益化する。

取引は、2022 年からの金利上昇で凍りついたあと、2026 年は回復している(CBRE は投資額が前年比 +16% と見込む)。ただし食品核の物件は私募の資金が高く買い、利回りは 5% 台半ばから「4% 台」の取引まで下がった。REG は取得を約 0.7 億ドルに絞り、開発を約 4 億ドルまで増やしている。会社自体が私募に買われる側に回る可能性は、時価総額が約 137 億ドルと大きいので低いが、ゼロではない。

構造の変化は 3 つ。第 1 に、EC に置き換わる業態(書店・家具・衣料の一部)は縮み、食品・サービス・医療・フィットネスが増えている。第 2 に、クローガー・アルバートソンズの統合は REG の物件の重なりが小さく影響は軽い。第 3 に、金利 5% では借り換えが重い。REG は 2026 年 2 月に 4.50% の 2033 年債を 4.5 億ドル出し、5.75% 前後への借り換えが 10 年で全部に及ぶ。景気後退では、コロナ(2020 年)の株価は −41%、リーマン(2007〜09 年)は −62% で、キムコの −53%・−82% より浅かった(立地と財務の差)。

資本政策と M&A

還元は配当が中心。2026 年の配当は約 5.55 億ドル(四半期配当を年換算、正味 AFFO の約 79%、FFO の約 61%)。優先配当は FFO の段階で引いてある。自社株買いはなく、逆に 2026 年 2 月に ATM(先渡し含む)を最大 5 億ドルに広げ、開発や取得の元手に株式も使う。台帳の株数(1.822 億株)より FFO 用の希薄化後株数(1.872 億株)が 2.7% 多く、増資と OP ユニットの分が入っている。経営陣は「株式は大型案件や開発の拡大のときに賢く出す」と述べており、筋書きの payout_oku は配当から増資の払い込みを引いた正味で書いた。

開発の元手は、2026 年の自由に使える現金約 1.8 億ドル、借金(純負債÷EBITDA 5.0〜5.5 倍の枠)、必要なら株式と合弁(オレゴンの年金資金など)。着工の約 4 億ドルは全額を自前で賄えず、毎年 1〜2 億ドルは外から入れる計算になる。借金は約 51 億ドルで、2025 年 3 月の平均金利は 4.2%・平均残存 6.6 年。5.75% に全部が替わると 10 年で約 0.8 億ドル(正味 AFFO の約 11%)の利払い増になる。

M&A は、2023 年のアーステッド・ビドル(Urstadt Biddle)の買収と 2025 年の南カリフォルニアの大型ポートフォリオの取得で規模を作った。今は物件の入れ替えは小さく(取得約 0.7 億・売却約 0.05 億ドル)、パワーセンターは狙わないと明言している。無理な買収で価値を壊す危険は小さい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

REG の強みは、同業の中でいちばん質の高い立地と、自前で作れる成長にある。同一物件の収益は年 3.7〜4.1%(キムコは 3.0〜3.5%)で、署名済み未開業の差が約 240bp と平常(約 180bp)より厚く、2026〜27 年にこれが収益になる。新規の小型店契約の 8 割超に年 3% 以上の固定の上げ幅が入り、更新時の上がりは直近 12 か月で現金 +11.8%・直線 +22.7%。新築は在庫の 1% に満たず、食品スーパー・ティージェイ・マックス・医療・フィットネスの出店意欲が続くので、占有 97% 台と、物価(3.5%)を超える賃料の上がりが続く可能性は十分ある。

開発は進行中が 6.8 億ドルで 8 割が契約済み、利回りは約 9%。着工は 2026 年に 4 億ドルへ増えており、毎年 4 億ドル規模を続ければ、貸床面積が毎年 1% 以上増える。純負債÷EBITDA は 5.0 倍と目標の下端で借金の余力も大きく、開発の元手は借金と合弁でまかなえる。借り換えの重さは 10 年で約 0.8 億ドル(正味 AFFO の約 11%)にとどまる。リーマンの株価は −62%・コロナは −41% と同業より浅く、守りの強さも実績がある。

賃料の上がりが年 3.9%、貸床面積が年 1.3% 伸びる強気の筋書きなら、正味 AFFO は 2026 年の約 7.0 億ドルから 2035 年に約 12.7 億ドル(年 +6.9%)になり、倍率も正当化 PER の 9.5 割の 19 倍に上がる。

慎重な見方

成長の中身は、賃料の上がりと、借金と株式で賄う開発である。核の賃料は 10〜20 年の固定が多く、今は約 5 年ごとの上げ幅をようやく取り始めた段階で、契約全体の固定の上げ幅は年 2% 前後。更新時の +10% の上がりが効くのは毎年約 1 割の契約で、価格(1 平方フィートあたりの収入)の伸びは物価(3.5%)に届かない年 3% 台にとどまる。SNO の厚さ(約 240bp)も、署名済みの店が開業しなければ収益にならない。

成長の元手も重い。開発・再開発の約 4 億ドルは毎年の自由に使える現金(約 1.8 億ドル)では足りず、借金と ATM の株式(最大 5 億ドル)に頼る。株が安い時に増資すれば価値を削り、借金を足せば利払いが 5.75% で重くなる。FFO と見るべき正味 AFFO の差も大きく、FFO で約 15 倍に見える倍率は正味 AFFO では約 19.6 倍。私募の資金が食品核の物件を高く買い(取得利回りは「4% 台」)、取得で伸ばす道は閉じている。

景気後退では、コロナで −41%、リーマンで −62% と、同業より浅くても大きく下がった株で、小型店の占有(94.4%)は景気に最も敏感な部分。利益ベースの倍率は中立で 17.0 倍(正当化 PER の 8.5 割)、今の約 19.6 倍を下回る。値段は強い立地の価値をすでに織り込み、期待の年率は約 4% で資本コスト 8.5% を下回る。

どちらに重みを置いたか

強気の主張(同一物件の強さ、署名済み未開業の厚み、開発の利回りと契約済みの割合、軽い借金)は事実の裏付けが厚い。確率はキムコと同じ置き方(10 年 12・26・34・18・10%)にそろえ、REG の強さは ROE と成長の中身(賃料 年 3.2%・貸床面積 年 0.8%)に反映した。慎重な主張(固定賃料が物価に届かない、成長が資本を食う、取得利回りの低下)は、倍率の上限割合(中立 8.5 割)と、増資の払い込みの引き算(payout_oku)に入れた。結果、価値は今の値段を 25% 下回り、やや割高になった。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 73.32 ドル137 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 33.86 ドル63 億ドル)。 今の値に割り戻すと 54.95 ドル103 億ドル、今との差 −26.1%、 期待の年率 +3.7%(資本コスト 8.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 97.87 ドル183 億ドル 34.08 ドル64 億ドル +77.4% +5.9% 15.83 ドル30 億ドル
やや楽観 26% 85.05 ドル159 億ドル 34.94 ドル65 億ドル +61.3% +4.9% 31.20 ドル58 億ドル
中立 34% 73.56 ドル138 億ドル 35.15 ドル66 億ドル +46.2% +3.9% 36.96 ドル69 億ドル
やや悲観 18% 63.20 ドル118 億ドル 32.91 ドル62 億ドル +29.2% +2.6% 17.30 ドル32 億ドル
悲観 10% 30.77 ドル58 億ドル 28.10 ドル53 億ドル −20.9% −2.3% 5.89 ドル11 億ドル
加重平均100% 73.32 ドル137 億ドル33.86 ドル63 億ドル +44.1% +3.7% 107.18 ドル201 億ドル

今の株価時価総額 74.38 ドル139 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 12% 楽観:需給の締まりが 10 年続き、賃料は年 3.9%、貸床面積は年 1.2% で伸びる 利益 13 億ドル · PER 14.4 倍 · 株価時価総額 97.87 ドル183 億ドル

2035 年、売上は約 26.8 億ドル。貸床面積は 10 年で 1.16 倍(年 +1.3%。開発・再開発の開業)、価格は 1.48 倍と物価の 1.41 倍を上回る(更新時の上がりと固定の上げ幅の組み合わせが、核の契約にも広がる)。占有は 97% 前後を保つ。開発は毎年 4 億ドル規模を続け、利回り 9% が積み上がる。借り換えは全て 5.75% で 10 年に約 0.8 億ドルの利払い増。開発の元手は毎年の自由に使える現金と借金で足りず、10 年に増資の払い込み約 10.8 億ドルを payout から引いた。正味 AFFO は約 12.7 億ドル(2026 年の約 7.0 億ドルの 1.8 倍、年 +6.9%)。配当は年 6% 台で伸び、10 年の正味還元は約 63.8 億ドル。堀は小さく広がる。AFFO は 2026 年の約 7.0 億ドルから 2035 年に約 12.7 億ドル、期間の GAAP 純利益の累計は約 67.5 億ドル(償却を引いた後。AFFO の累計は約 96.1 億ドル)。 g 4.0%・ROE 16.8%・k 8.50% の式(正当化 PER 15.2 倍)の 9.5 割にあたる 14.39 倍を利益に掛けて、時価総額は約 183 億ドル。

  • 食品スーパー核の屋外型(既存の安定物件):数量 44.2(賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。連結ベースの推定))× 価格 52(1 平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料+共益費の回収))→ 売上 23 億ドル・営業利益 10 億ドル。食品スーパー核の屋外型(既存の安定物件)
  • 開発・再開発の開業分と新規取得の物件:数量 6.5(賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。推定))× 価格 51(1 平方フィートあたりの年間収入(ドル))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。開発・再開発の開業分と新規取得の物件
  • 合弁の管理報酬・付随収入:数量 4.7(管理する資産の基盤額(指数。推定))× 価格 0.15(基盤あたりの収益率)→ 売上 1 億ドル・営業利益 1 億ドル。合弁の管理報酬・付随収入

倍率:2025 年の実績(億ドル):GAAP 純利益 5.14 + 償却 4.31(持ち分込み)− 売却益 1.00(減損 0.05 は戻す)+ OP ユニット 0.07 = Nareit FFO 8.56、− 非現金の収益(純)0.43 − 運営の資本支出(改装・手当・仲介手数料)1.37 + 負債費用 0.09 = AFFO 6.85(会社発表の 7.07 から株式報酬の戻し 0.22 を除く)。2026 年は FFO 9.09 − 非現金 0.48 − 資本支出 約 1.6 = AFFO 約 7.0。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。 事業の ROE は筋書きの利益 12.7 ÷ 自己資本 76.0 = 16.8%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 12.6%、正当化 PER は 15.2 倍。 上限は利益 12.7 × 15.2 倍 = 193 億ドル。置いた 14.39 倍は上限の 9.5 割。

確率:新築が止まったまま食品スーパー・医療・フィットネスの出店が続き、REG の立地の強さと開発の自前の力で、賃料が物価(3.5%)を上回り、開発が年 4 億ドル規模で続く 10 年が来る確率を 12% に置く。同一物件の収益が年 4% 台を保つのは、REG の現状(+3.7〜4.1%)の延長で、実現は難しいので低めにとどめた。

やや楽観 26% やや楽観:賃料は年 3.6%、貸床面積は年 1.0%。正味 AFFO は年 5.8% 利益 12 億ドル · PER 13.7 倍 · 株価時価総額 85.05 ドル159 億ドル

2035 年、売上は約 25.3 億ドル。貸床面積は 10 年で 1.13 倍(年 +1.0%)、価格は 1.44 倍で物価並み。占有は 96〜97% を保ち、小型店は 94% 台。開発は年 3.5〜4 億ドル、利回り 8〜9%。借り換えは全て 5.75% で約 0.8 億ドルの利払い増。10 年に増資の払い込み約 6.3 億ドルを payout から引いた。正味 AFFO は約 11.6 億ドル(2026 年から年 +5.7%)。配当は年 5.5% 程度で伸び、10 年の正味還元は約 65.4 億ドル。堀は維持され、競合のキムコ・フェデラル・リアルティも同じ追い風を受けるので、REG だけが突き抜けるわけではない。AFFO は 2026 年の約 7.0 億ドルから 2035 年に約 11.6 億ドル、期間の GAAP 純利益の累計は約 62.7 億ドル(償却を引いた後。AFFO の累計は約 91.3 億ドル)。 g 4.0%・ROE 16.8%・k 8.50% の式(正当化 PER 15.2 倍)の 9.0 割にあたる 13.71 倍を利益に掛けて、時価総額は約 159 億ドル。

  • 食品スーパー核の屋外型(既存の安定物件):数量 43.5(賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。連結ベースの推定))× 価格 50(1 平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料+共益費の回収))→ 売上 22 億ドル・営業利益 9 億ドル。食品スーパー核の屋外型(既存の安定物件)
  • 開発・再開発の開業分と新規取得の物件:数量 5.7(賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。推定))× 価格 50(1 平方フィートあたりの年間収入(ドル))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。開発・再開発の開業分と新規取得の物件
  • 合弁の管理報酬・付随収入:数量 4.5(管理する資産の基盤額(指数。推定))× 価格 0.14(基盤あたりの収益率)→ 売上 1 億ドル・営業利益 1 億ドル。合弁の管理報酬・付随収入

倍率:2025 年の実績(億ドル):GAAP 純利益 5.14 + 償却 4.31(持ち分込み)− 売却益 1.00(減損 0.05 は戻す)+ OP ユニット 0.07 = Nareit FFO 8.56、− 非現金の収益(純)0.43 − 運営の資本支出(改装・手当・仲介手数料)1.37 + 負債費用 0.09 = AFFO 6.85(会社発表の 7.07 から株式報酬の戻し 0.22 を除く)。2026 年は FFO 9.09 − 非現金 0.48 − 資本支出 約 1.6 = AFFO 約 7.0。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。 事業の ROE は筋書きの利益 11.6 ÷ 自己資本 69.0 = 16.8%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 12.7%、正当化 PER は 15.2 倍。 上限は利益 11.6 × 15.2 倍 = 177 億ドル。置いた 13.71 倍は上限の 9.0 割。 EV でも見た:(時価総額 159 + 純有利子負債 52)÷ 営業利益 10 = 22 倍と高く出るのは、REIT の営業利益が減価償却後で小さいため。利払い前のオーナー利益(利益 11.6 + 借入金利 5.75% × 純負債)14.6 で割ると 14.5 倍で、利益の倍率で出した値と食い違わない。

確率:需給の追い風が続き、同一物件の収益が年 4% 前後で伸びる確率を 26% に置く。署名済み未開業の差が収益化し、開発の利回りが 9% 前後を保つ前提。

中立 34% 中立:賃料は年 3.2%、貸床面積は年 0.8%。正味 AFFO は年 4.8% 利益 11 億ドル · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 73.56 ドル138 億ドル

2035 年、売上は約 24.0 億ドル。貸床面積は 10 年で 1.11 倍(年 +0.8% + 2026 年の取得・開業の跳ね)、価格は 1.39 倍で物価の 1.41 倍よりわずかに低い。占有は 96% 前後で、小型店は 93〜94%。開発・再開発は年 3 億ドル前後(利回り 8.5%)。借り換えは全て 5.75% で約 0.8 億ドルの利払い増。毎年の自由に使える現金を超える分は借金と ATM で賄い、10 年に増資の払い込み約 3.6 億ドルを payout から引いた。正味 AFFO は約 10.7 億ドル(2026 年から年 +4.8%)で、FFO は約 13.5 億ドル。配当は年 4.8%、10 年の正味還元は約 65.8 億ドル。キムコとの差(同一物件の収益)は大きくは縮まらない。AFFO は 2026 年の約 7.0 億ドルから 2035 年に約 10.7 億ドル、期間の GAAP 純利益の累計は約 58.6 億ドル(償却を引いた後。AFFO の累計は約 87.3 億ドル)。 g 4.0%・ROE 16.7%・k 8.50% の式(正当化 PER 15.2 倍)の 8.5 割にあたる 12.89 倍を利益に掛けて、時価総額は約 138 億ドル。

  • 食品スーパー核の屋外型(既存の安定物件):数量 43.1(賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。連結ベースの推定))× 価格 48(1 平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料+共益費の回収))→ 売上 21 億ドル・営業利益 9 億ドル。食品スーパー核の屋外型(既存の安定物件)
  • 開発・再開発の開業分と新規取得の物件:数量 5.2(賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。推定))× 価格 48(1 平方フィートあたりの年間収入(ドル))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。開発・再開発の開業分と新規取得の物件
  • 合弁の管理報酬・付随収入:数量 4.4(管理する資産の基盤額(指数。推定))× 価格 0.14(基盤あたりの収益率)→ 売上 1 億ドル・営業利益 1 億ドル。合弁の管理報酬・付随収入

倍率:2025 年の実績(億ドル):GAAP 純利益 5.14 + 償却 4.31(持ち分込み)− 売却益 1.00(減損 0.05 は戻す)+ OP ユニット 0.07 = Nareit FFO 8.56、− 非現金の収益(純)0.43 − 運営の資本支出(改装・手当・仲介手数料)1.37 + 負債費用 0.09 = AFFO 6.85(会社発表の 7.07 から株式報酬の戻し 0.22 を除く)。2026 年は FFO 9.09 − 非現金 0.48 − 資本支出 約 1.6 = AFFO 約 7.0。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。 事業の ROE は筋書きの利益 10.7 ÷ 自己資本 64.0 = 16.7%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 12.6%、正当化 PER は 15.2 倍。 上限は利益 10.7 × 15.2 倍 = 162 億ドル。置いた 12.89 倍は上限の 8.5 割。 EV でも見た:(時価総額 138 + 純有利子負債 52)÷ 営業利益 9 = 21 倍と高く出るのは、REIT の営業利益が減価償却後で小さいため。利払い前のオーナー利益(利益 10.7 + 借入金利 5.75% × 純負債)13.7 で割ると 13.9 倍で、利益の倍率で出した値と食い違わない。

確率:業界ノートの中立(貸床面積 年 +0.5%・賃料 年 +3.5%)より、貸床面積はやや高く(REG は開発を自前で作れる)、賃料はやや低く(核の固定賃料が物価に届かない)置く。固定の上げ幅の年 2% 前後と更新の +10% 前後(毎年約 1 割の契約)で年 3.2%、2026 年に既に上がった分を含めて 10 年で 1.39 倍。市場の伸びを超えるシェアの増は、開発の分だけ小さく置いた。

やや悲観 18% やや悲観:賃料の伸びが年 2.6% に鈍り、貸床面積は横ばい。正味 AFFO は年 2.3% 利益 9 億ドル · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 63.20 ドル118 億ドル

2035 年、売上は約 21.5 億ドル。貸床面積は 10 年で 1.06 倍、賃料は年 +2.6% と物価(3.5%)に 0.9 ポイント届かず、価格は 10 年で 1.30 倍。占有は 94〜95%、小型店は 91% 台で、信用損失は 1% 前後が続く。借り換えは 6.0% 近くで約 0.9 億ドルの利払い増。開発は絞り、増資はしない。正味 AFFO は約 8.6 億ドル(2026 年から年 +2.3%)。配当は据え置きに近く、10 年の正味還元は約 61.6 億ドル。堀は狭まるが、食品核を中心とした優良さは保つ。キムコ・フェデラル・リアルティとの差は縮み、REG の倍率の上乗せも小さくなる。AFFO は 2026 年の約 7.0 億ドルから 2035 年に約 8.6 億ドル、期間の GAAP 純利益の累計は約 48.9 億ドル(償却を引いた後。AFFO の累計は約 77.5 億ドル)。 g 4.0%・ROE 15.3%・k 8.50% の式(正当化 PER 14.7 倍)の 9.4 割にあたる 13.84 倍を利益に掛けて、時価総額は約 118 億ドル。

  • 食品スーパー核の屋外型(既存の安定物件):数量 42.1(賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。連結ベースの推定))× 価格 45(1 平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料+共益費の回収))→ 売上 19 億ドル・営業利益 8 億ドル。食品スーパー核の屋外型(既存の安定物件)
  • 開発・再開発の開業分と新規取得の物件:数量 3.9(賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。推定))× 価格 45(1 平方フィートあたりの年間収入(ドル))→ 売上 2 億ドル・営業利益 1 億ドル。開発・再開発の開業分と新規取得の物件
  • 合弁の管理報酬・付随収入:数量 4.2(管理する資産の基盤額(指数。推定))× 価格 0.13(基盤あたりの収益率)→ 売上 1 億ドル・営業利益 1 億ドル。合弁の管理報酬・付随収入

倍率:2025 年の実績(億ドル):GAAP 純利益 5.14 + 償却 4.31(持ち分込み)− 売却益 1.00(減損 0.05 は戻す)+ OP ユニット 0.07 = Nareit FFO 8.56、− 非現金の収益(純)0.43 − 運営の資本支出(改装・手当・仲介手数料)1.37 + 負債費用 0.09 = AFFO 6.85(会社発表の 7.07 から株式報酬の戻し 0.22 を除く)。2026 年は FFO 9.09 − 非現金 0.48 − 資本支出 約 1.6 = AFFO 約 7.0。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。 事業の ROE は筋書きの利益 8.6 ÷ 自己資本 56.0 = 15.3%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 11.9%、正当化 PER は 14.7 倍。 上限は利益 8.6 × 14.7 倍 = 126 億ドル。置いた 13.84 倍は上限の 9.4 割。 EV でも見た:(時価総額 118 + 純有利子負債 52)÷ 営業利益 8 = 22 倍と高く出るのは、REIT の営業利益が減価償却後で小さいため。利払い前のオーナー利益(利益 8.6 + 借入金利 5.75% × 純負債)11.6 で割ると 14.8 倍で、利益の倍率で出した値と食い違わない。

確率:EC の浸食・小売の閉店・借り換えの重さが重なり、賃料が物価に大きく届かない 10 年になる確率を 18% に置く。取得利回りの低下で買う道も閉じ、開発の利回りも 7% 台に下がる。

悲観 10% 悲観:EC と核テナントの破産で優良さが薄れ、賃料も占有も伸びない 利益 6 億ドル · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 30.77 ドル58 億ドル

2035 年までに、食品スーパー以外の核(ホームファニシング・百貨店・ドラッグストア)の閉店が続き、占有は 92% 前後、小型店は 88%、信用損失は大きく増える。賃料は年 +1.6%、貸床面積は年 −0.6% で、売上は約 18.2 億ドルとほぼ横ばい。借り換えは 6.4% に上がって約 1.0 億ドルの利払い増。開発は絞り、リース・維持の設備投資だけが物価で増え続ける。正味 AFFO は約 5.8 億ドル(2026 年から約 2 割減)。配当は 2028 年に減らし、以後は AFFO の約 87% を払い、10 年の正味還元は約 52.6 億ドル。もう伸びる会社ではなく、横ばいの配当を払う会社として評価される。 10 年の純利益の累計は約 29 億ドル(正味 AFFO の累計 60 億ドルから、減価償却・維持の設備投資などの差の累計 31 億ドルを引く)。AFFO は 2026 年の約 7.0 億ドルから 2035 年に約 5.8 億ドル、期間の GAAP 純利益の累計は約 35.2 億ドル(償却を引いた後。AFFO の累計は約 63.8 億ドル)。 g 4.0%・ROE 11.6%・k 8.50% の式(正当化 PER 13.4 倍)の 7.4 割にあたる 9.95 倍を利益に掛けて、時価総額は約 58 億ドル。

  • 食品スーパー核の屋外型(既存の安定物件):数量 40.7(賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。連結ベースの推定))× 価格 41(1 平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料+共益費の回収))→ 売上 17 億ドル・営業利益 7 億ドル。食品スーパー核の屋外型(既存の安定物件)
  • 開発・再開発の開業分と新規取得の物件:数量 2.2(賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。推定))× 価格 41(1 平方フィートあたりの年間収入(ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。開発・再開発の開業分と新規取得の物件
  • 合弁の管理報酬・付随収入:数量 3.9(管理する資産の基盤額(指数。推定))× 価格 0.12(基盤あたりの収益率)→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。合弁の管理報酬・付随収入

倍率:2025 年の実績(億ドル):GAAP 純利益 5.14 + 償却 4.31(持ち分込み)− 売却益 1.00(減損 0.05 は戻す)+ OP ユニット 0.07 = Nareit FFO 8.56、− 非現金の収益(純)0.43 − 運営の資本支出(改装・手当・仲介手数料)1.37 + 負債費用 0.09 = AFFO 6.85(会社発表の 7.07 から株式報酬の戻し 0.22 を除く)。2026 年は FFO 9.09 − 非現金 0.48 − 資本支出 約 1.6 = AFFO 約 7.0。 利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)。k は 基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%。 検査の g は 4.0%(長期の上限)。 事業の ROE は筋書きの利益 5.8 ÷ 自己資本 50.0 = 11.6%(帳簿の値で 40% 以下なので ROIC には直さない)。 moat は 普通(残る割合 0.50)、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 10.0%、正当化 PER は 13.4 倍。 上限は利益 5.8 × 13.4 倍 = 77 億ドル。置いた 9.95 倍は上限の 7.4 割。

確率:構造的な負け(核テナントの破産が続く・食品核の優位が薄れる・資金コストが上がり開発の採算が割れる)の確率を 10% に置く。REG は財務が軽く、食品核は比較的堅いので 1 割にとどめる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

食品スーパー核の屋外型(既存の安定物件)

食品スーパー(クローガー・パブリックス・ホール・フーズなど)を核に、小型店(美容・飲食・医療・フィットネス)を周りに置く屋外型センターの賃料と共益費。

数量賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。連結ベースの推定)価格1 平方フィートあたりの年間収入(ドル。賃料+共益費の回収)売上営業利益
今 2025/12 41.0 35 14 6
10 年後 中立 43.1 48 21 9

取り方:2025 年の売上 15.6 億ドルのうち、安定した既存物件の賃料と共益費の約 14.3 億ドル(92%)を、賃貸中の面積(連結ベースで約 4,100 万平方フィートと推定)で割り、1 平方フィートあたり約 35(ドル建て)と置いた。営業利益は償却後・G&A 控除前で約 42.5%(G&A は adjust に)。価格は固定上げ幅(年 2% 前後)と更新時の上がり(毎年約 1 割の契約が +10〜12%)で年 3.2〜3.6%、10 年で 1.39 倍(物価の 1.41 倍よりわずかに低い)と置く。

開発・再開発の開業分と新規取得の物件

進行中の開発・再開発(6.8 億ドル、利回り約 9%)の開業分と、新規に取得する物件。開業から安定まで数年かかる。

数量賃貸中の貸床面積(百万平方フィート。推定)価格1 平方フィートあたりの年間収入(ドル)売上営業利益
今 2025/12 2.6 35 1 0
10 年後 中立 5.2 48 3 1

取り方:開業から日が浅い開発・再開発の物件と 2025 年取得の約 0.9 億ドルを、面積約 260 万平方フィートと推定して割った(1 平方フィートあたり約 35)。営業利益率は約 40%(償却が重い)。価格の動きは既存物件と同じ。

合弁の管理報酬・付随収入

合弁(共同出資)の物件の管理・取引・リース手数料(年約 0.27 億ドル)と、その他の収入。

数量管理する資産の基盤額(指数。推定)価格基盤あたりの収益率売上営業利益
今 2025/12 4.0 0.10 0 0
10 年後 中立 4.4 0.14 1 1

取り方:合弁の管理・取引・リース手数料(約 0.27 億ドル)とその他の収入約 0.13 億ドルを合わせた約 0.4 億ドルを、基盤額の指数 4.0 × 収益率 0.10 と置いた。人件費が小さく営業利益率は約 90%。

リスクと懸念

成長が資本を食う(借金と増資への依存)

開発・再開発の着工は 2026 年に約 4 億ドルへ増えるが、毎年の自由に使える現金は約 1.8 億ドルで、残りは借金と ATM(最大 5 億ドル)の株式で賄う。株価が安い局面で増資をすれば価値を削り、借金を増やせば 5.75% の利払いが重くなる。開発の利回り(約 9%)が資本コスト(8.5%)を大きく上回る間は価値を作るが、利回りが 7% を割れば逆転する。

賃料の上がりが物価に届かない

核の賃料は 10〜20 年の固定が多く、今は約 5 年ごとの上げ幅を取り始めた段階。契約全体の固定の上げ幅は年 2% 前後で、更新時の +10〜12% が効くのは毎年約 1 割の契約だけ。物価(3.5%)に届かない年 3% 台が続けば、実質で価値が目減りする。署名済み未開業の差(約 240bp)も、店が開業しなければ収益にならない。

小型店の占有と信用損失

小型店の占有は 94.4% と過去最高圏だが、景気に最も敏感な部分。EV 運営会社が 11 区画を解約するなど、契約の解約・破産は起こる。信用損失が戻れば同一物件の収益が 1 割落ちうる。解約料(賃料 4 年分)は 2026 年 7〜9 月期に一時的に入るが、同一物件の収益には含まれない。

借り換えと金利

有利子負債は約 51 億ドルで、2025 年 3 月の平均金利は 4.2%・平均残存 6.6 年。5.75% に全部が替わると 10 年で約 0.8 億ドル(正味 AFFO の約 11%)の利払い増になる。長期金利が 6% を超えれば重しが増し、倍率(k − g の差)も縮む。純負債÷EBITDA は 5.0 倍と軽いが、開発の借金が増えれば 5.5 倍に近づく。

取得利回りの低下と私募との競争

食品核の物件は私募の資金が高く買い、取得利回りは「4% 台」まで下がった。REG は取得を約 0.7 億ドルに絞り、買って伸ばす道は狭い。売る側に回れば高く売れるが、REG は売却をほとんどしていない。会社自体の買収提案が出れば値段は上がるが、時価総額約 137 億ドルは大きく、確率は低い。

食品核への集中と EC・業態の置き換え

賃料の約 2 割が食品スーパー、約 4 割が核テナントで、クローガー・アルバートソンズの統合のような食品スーパーの再編が起きると、閉鎖・賃料の見直しが出る。REG はアルバートソンズの物件を持たず重なりは小さいが、食品以外の核(ホームファニシング・衣料)は EC で縮む。医療・フィットネスは賃料の約 12% まで増え、分散は進んでいる。

今後の分かれ目

署名済み未開業の差(約 240bp)が予定どおり 2026〜27 年に開業し、更新時の上がりが +12% を超える
同一物件の収益が年 4% 台に乗り、やや楽観〜楽観に寄る。正味 AFFO は 10 年で約 11.6 億ドル(やや楽観の筋書き)へ。
小売の破産が相次ぎ、小型店の占有が 91% を割る
信用損失が増え、同一物件の収益は年 2% 前後に鈍る。やや悲観に寄り、倍率は 15 倍前後に下がる。
10 年国債が 6% を超え、借り換えが 6% を上回る
利払い増が 10 年で 1 億ドルを超え、正味 AFFO の伸びが年 1〜2 ポイント落ちる。k も上がり、倍率は 2 割近く下がる。
開発の利回りが 7% を割る、または株価が大きく下がった局面で増資が続く
成長は価値を作らず、増資の払い込みが payout から差し引かれて価値が削れる。やや悲観の筋書きに寄る。
私募の資金による REG(または同業)への買収提案が出る
取得利回り「4% 台」の評価が REG の価値に及び、値段は上振れする。ただし長期の保有価値の評価は変わらない。

見ておくもの

  • 同一物件の収益の伸び(2026 年見通し 3.7〜4.1%)と、小型店のリース率(94.4%)
  • 署名済み未開業との差(SNO。約 240bp。平常は約 180bp)の縮み方と、新規・更新の賃料の上がり(現金 +10〜12%)
  • 開発の着工額(2026 年は約 4 億ドル)と利回り(約 9%)、契約済みの割合(8 割)
  • 純負債÷EBITDA(5.0 倍。目標は 5.0〜5.5 倍)と ATM の発行の規模、借り換えの金利
  • 食品核の取得利回り(「4% 台」)と私募の買い手の動き
  • キムコ・フェデラル・リアルティとの同一物件の収益・占有・倍率の差

倍率と資本コストの決め方

今の値段(正味 AFFO の約 19.6 倍、FFO の約 15 倍)を見る前に、セグメントごとに貸床面積 × 1 平方フィートあたりの収入で売上を積み上げ、正味 AFFO(FFO − リース・維持の設備投資 − 非現金収益)を出した。倍率は利益ベースの正当化 PER = (1 − g/RONIC)÷(k − g)(RONIC = k + 1/2 ×(事業の ROE − k))に、k 8.5%(基本 8% + quality +0.5%)・g 4.0%・ROE(筋書きの正味 AFFO ÷ 自己資本の帳簿の値 11.6〜16.8%)を入れ、その 6.5〜9.5 割に置いた(中立は上限 15.2 倍の 8.5 割で 12.9 倍。楽観 14.4・やや楽観 13.7・やや悲観 13.8・悲観 9.9 倍)。キムコの 11.8 倍より高いのは、ROE が高いため。今の約 19.6 倍に寄せていない。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。基本 8.0% + quality +0.50% = 8.50%(内訳と理由は quality_why)。個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。

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やや割安 VICIプロパティーズVICI ゲーミング施設を長期で貸す最大手。堀は厚いが借り手の集中が重い。今の値段は賃料減額の懸念を織り込み過ぎで、株主の手に残る利益で測っても価値は今を 2 割台半ば上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 コスター・グループCSGP Homes.com の赤字が今の利益を抑えるが、商業データと賃貸掲載の核は強い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、中立の 10 年後は今の時価総額を上回る。総合は今の時価総額に対し +16% でやや割安 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 アメリカン・タワーAMT 米国タワー最大手。長期契約と固定の上げ幅が堀だが、DISH 解約・借換え・海外の通貨が重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -2% で適正 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 Realty IncomeO 米国最大のネットリース REIT。A 格の資金力と分散は優良だが、成長は買収頼みで増資が価値を薄め、株主の手に残る利益で測ると価値は今の値段をわずかに下回る程度 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヘルスピーク・プロパティーズDOC ライフサイエンス研究所の空室という重い荷物を抱えるが、外来医療と上場した高齢者住宅が稼ぎを支える医療施設の REIT。式で出す価値は今の値段を約 8% 下回り、ラボの空室を厚く置くと適正 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 Public StoragePSA セルフストレージ最大手。NSA 取り込みで規模を広げ、A 格の財務で底からの回復を待つ。株主の手に残る利益(AFFO)で測ると、価値は今の時価総額を 7% ほど下回る程度で、適正 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インビテーション・ホームズINVH 戸建て賃貸の最大手。維持の設備投資や株式報酬を引いたオーナー利益で測ると、総合は今の時価総額に対し約 12% 下でやや割高 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エクイニクスEQIX 世界最大の中立型データセンター兼相互接続の要。堀は厚いが、増設が自己資金を超え、正味 AFFO の約 27 倍は利益ベースの正当化 PER の内側の倍率(中立の 10 年は 20.0 倍)より高く、やや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 Digital RealtyDLR データセンター最大手の賃貸型。電力つき土地と開発力が堀で成長は速いが、巨額の開発資金と物価に届かない大口賃料が重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 SBA コミュニケーションズSBAC 米国と海外のタワーを持つ 3 位。契約は堅いが、借入比率は 6.4 倍と重い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -22% でやや割高 本質価値との差 −18.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 クラウン・キャッスルCCI 米国タワー専業へ移行した 2 位。契約は堅いが、価格は固定の上げ幅で物価に届かず、借入比率 6 倍超。株主の手に残る利益(正味 AFFO)の約 19 倍の今の値段は、正当化 PER の内側ではやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ミッド・アメリカ・アパートメント・コミュニティーズMAA サンベルト最大の集合住宅 REIT。足元は新築供給の山で NOI が減るが、財務は堅い。株主の手に残る利益(AFFO 約 9.1 億ドル)の約 15 倍という今の値段は、式の価値を 1 割ほど上回る 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 Extra Space StorageEXR 全米最大のセルフストレージ。保険・受託・融資で稼ぎ口を広げるが、純負債が時価総額の約 5 割と重く、株主の手に残る利益(AFFO)の約 18 倍という今の値段は、利益ベースの価値より 2 割ほど高い 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 キムコ・リアルティKIM 全米の食品スーパー核の屋外型ショッピングセンター最大手。占有は過去最高で需給は強いが、成長は賃料の上がりに頼り、正味の価値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −27.1% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 Iron MountainIRM 紙の保管という岩盤の上にデータセンターを積む、借金で伸びる複利機械。事業は強いが、今の値段は成長の大半を先取りしている 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 Alexandria Real Estate EquitiesARE ラボの空室と借金の重さで、株主に残る利益は 2027 年にいったん細る。会計の純利益は減価償却で赤字だが、足し戻して維持の支出を引いた利益(中立の 10 年は 10.0 倍)で測ると、総合は今の時価総額に対し 約 -26% でやや割高 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) 割高 ビブマーク・レジデンシャル(旧エクイティ・レジデンシャル)EQR 合併で米国最大の賃貸住宅 REIT になった。評価替えの償却を除き、維持の費用を引いた株主の手に残る利益(AFFO 約 27 億ドル)で測ると、今の値段は 1 割ほど高い 本質価値との差 −30.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サイモン・プロパティ・グループSPG 米国最大の上位モール・アウトレットの王者。堀と再投資の利回りは優良だが、借換えの重しと高い倍率で、価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 プロロジスPLD 世界最大の物流 REIT で堀は広がる。株主の手に残る利益(AFFO 約 42 億ドル)の約 29 倍という今の値段は、利益ベースの価値を 4 割以上上回る 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 CBREグループCBRE 世界最大の商業不動産サービス。管理型の安定収益が下支えだが、ならした利益の約 26 倍の今の値段は、利益ベースの正当化 PER の内側の倍率(中立の 10 年は 12.2 倍)で測ると高い。総合は今の時価総額に対し -34% で割高 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ホスト・ホテルズ・アンド・リゾーツHST 高級ホテルを所有する最大の上場 REIT。足元は好調だが、維持投資を引くと利回りは薄く、今の値段は本質価値をかなり先取りしている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 エセックス・プロパティ・トラストESS 供給の細る北カリフォルニアに強みがあるが、規制と借換えで伸びは物価並み。株主の手に残る利益(AFFO 約 9.4 億ドル)の約 18 倍という今の値段は、利益ベースの価値を 2 割弱上回る 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カムデン・プロパティ・トラストCPT カリフォルニアを売ってサンベルトに純化した。維持の設備投資を引いたオーナー利益で測ると、総合は今の時価総額に対し約 32% 下で割高 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 UDR, Inc.UDR 西海岸と北東部が牽引し、サンベルトは供給待ち。借換えで AFFO が目減りし、式で測る価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −35.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェアーハウザーWY 米国最大の民有林を持つ木材 REIT。森林の時価は帳簿を大きく上回るが、収益は住宅の循環に握られる。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、総合は今の時価総額に対し -36% で割高 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 BXP(ボストン・プロパティーズ)BXP 都心の一流オフィスで占有が戻り始めたが、借金の重さと改装費で株主に残る利益は薄い。利益ベースの正当化 PER の内側に置くと、本質価値は今の時価総額に対し -37% で割高 本質価値との差 −36.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ベンタスVTR 運営型シニア住宅の利益が占有と利益率の改善で伸びる優良な REIT。今の値段は式で出す先の価値より高く、割高 本質価値との差 −36.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 Federal Realty Investment TrustFRT 所得の高い立地に集中した、食品スーパー核の近隣型と複合開発の米国最上位の屋外型 REIT。質は高いが借金が重く、式で測る価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −41.7% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ウェルタワーWELL シニア住宅の需給は強く堀も広がるが、株主の手に残る利益(AFFO)の約 41 倍という今の値段は、10 年後の中立の 13.4 倍より大きく高く、割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.8%)

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読んだ資料

  1. Regency Centers 2026 年 4〜6 月期決算 8-K(2026-07-29)
  2. Regency Centers 2026 年 4〜6 月期決算説明(議事録の要約)
  3. Regency Centers 4.50% 2033 年債 4.5 億ドルの発行(2026-02-18)
  4. Regency Centers 普通株の配当・優先株の配当の宣言(2026-05-06)
  5. Regency Centers の貸借対照表(集計値)
  6. Kimco 2026 年 4〜6 月期決算 8-K(同業の比較)
  7. Regency Centers の事業の概要(Morningstar)

分析日 2026-10-16