株譜
AI 銘柄分析 · 繊維製品 · 試作

トーア紡コーポレーション 3204

毛糸と車の内装材と商業施設の賃料。借金の金利が上がると、稼ぎの多くが利払いに消える

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)325 円28 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)498 円43 億円差 −34.8%
10 年後から見ると 割高 価値 325 円28 億円 · 差 −34.8% · 期待の年率 +2.9%
期待の年率リターン(10 年)+2.9%資本コスト比 −5.6 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

トーア紡コーポレーションは、四日市を地盤とする毛織物の老舗だ。今は毛糸や制服の生地、自動車の内装材の原料、商業施設の賃貸、医薬品や電子部品までを手がける。筆者の結論は割高だ。今の値段は自己資本の3割ほどで安く見えるが、その自己資本は2%台しか稼がず、しかも借入が116億円と重いからである。

利益の柱は不動産だ。ショッピングセンターなどの賃料が、営業利益の大半を生む。繊維の本業は、羊毛の値上がりと制服の在庫調整に揺れ、利益率は数%にとどまる。車の内装材は値上げが通り始めたが、取引先の力が強い。

この先の10年で効くのは金利だ。これまで1%ほどだった借入の金利は、借り換えのたびに3%台へ上がる。営業利益が中期計画どおり伸びても、増えた分の多くは銀行に払う利息に消える。帳簿の値段より安いことは、ここでは安全域にならない。安いのは、帳簿の中身が株主のためにほとんど稼いでいないからだ。資本の整理は始まったが、借金の重さを変えるにはまだ遠い。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、帳簿より安い株は、その帳簿が稼ぐ時だけ掘り出し物になる。トーア紡の自己資本は、過去10年で2%台しか稼いでいない。

オーナー利益、つまり設備を保つ投資を済ませたあとに株主に残る利益は、ならせば年3〜4億円だ。しかも、そのうちの不動産の賃料は、古くなる建物の修繕に毎年お金を食う。会計上の減価償却は昔の値段のままだが、建て替えや改修の費用は建築費とともに上がる。利益は見かけより細い。

借金の重さも気になる。金利が上がる世界では、借入の多い会社の株主は、銀行の後ろに並ぶことになる。営業利益が伸びても、その多くが利息に回る。

経営は資本の整理を始めた。中国の子会社の売却と、政策保有株の縮減は正しい方向だ。その現金で借入を返し、事業を絞れば、評価は変わりうる。今の時点では、払う値段に見合う稼ぎが見えない。筆者は、資産の厚さより、資産が生む利益の薄さを重く見る。

何で稼ぐ会社か

事業は六つに分かれるが、稼ぎの中身は単純だ。営業利益の大半を、売上の5%しかない不動産が生む。残りの繊維や化学は、売上は大きいが利益は薄い。

いちばん売上が大きいのはインテリア産業資材で、全体の4割を占める。自動車の床に敷くカーペットの原料となるポリプロピレンの綿や、防草シートなどの不織布を作る。最大の取引先は自動車内装材の林テレンプで、売上の13%を占める。2025年12月期に中国の内装材の子会社を売った。

二つ目は衣料で、売上の3割強だ。毛糸、学校や官公庁の制服の生地、紳士服の生地を作る。羊毛の相場と、制服を作るメーカーの在庫に左右される。

三つ目が不動産で、四日市などのショッピングセンター、ビジネスホテル、本社の隣のビルを貸す。売上は9億円ほどだが、利益率は6割近い。ほかに電動工具の制御基板などのエレクトロニクス、半導体向けの材料と医薬品原料のファインケミカル、子会社のムサシノ製薬、自動車教習所、洋菓子店がある。

従業員は連結で414人だ。多角化は、縮む繊維の穴を埋めるために重ねてきた結果で、どの事業も規模は小さい。全社の営業利益は6億円弱で、借入の利息が上がれば余裕はほとんどない。

優良さと弱いところ

筆者の見立てでは、この会社に堀、つまり他社がまねできない強みと呼べるものは、不動産の立地くらいしかない。繊維も化学も、規模が小さく、値段を決める力が弱い。

衣料は羊毛の相場をそのまま受ける。相場が上がれば受注が止まり、制服のメーカーが在庫を絞れば生地は売れない。車の内装材の原料は、内装材の大手と自動車メーカーの値決めに従う立場だ。原料や電気代の値上げは、いつも半年から一年遅れて通る。

資本の効率は低い。自己資本の稼ぎは過去10年の中央値で2.3%で、資本コストの4分の1ほどだ。しかも借入は116億円と自己資本の8割を超え、減価償却前の利益の10倍に近い。政策保有株を27銘柄も持ってきたことも、資本を眠らせてきた。

評価できるのは、最近の動きだ。中国の子会社を売り、政策保有株を毎年減らし、上期には小さいながら自社株も買った。資本の整理は始まっているが、借金の重さを変えるほどの規模ではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

トーア紡のいる市場は、どれも数量が伸びにくい。繊維製品の業界全体では、東レや帝人のような素材の大手が海外の需要を取り込む一方、国内の紡績や毛織物は人口の減少と海外製品との値段の競争で縮み続けている。

毛織物は特に厳しい。国内の衣料の需要は細り、スーツを着る人は減った。羊毛の相場は世界の需給で動き、上がった年は日本の毛織物の受注が止まる。制服は少子化で数が減るが、学校や官公庁、企業の別注は一定の量が残る。尾州の産地の協力工場とともに、環境負荷の低いウールを打ち出す動きもあるが、量を押し上げる力は小さい。

車の内装材は、国内の自動車の生産台数に結びつく。生産は横ばいからゆるやかな減少で、電気自動車でも床のカーペットは要る。ただ、内装材の大手が値段を握り、原料のポリプロピレンや電気代の上昇を転嫁するのに時間がかかる。廃食用油から作るポリプロピレン繊維のような環境対応は、値上げの材料になりうる。

地方のショッピングセンターの賃貸は、人口の減少とネット通販に押される。2026年上期にもテナントの一部が抜けた。賃料は物価ほどには上がらず、建物の修繕の費用は建築費とともに膨らむ。

資本政策と M&A

配当は安定配当が方針で、2025年12月期は総額1億円強、利益の2割ほどだ。2026年上期には自社株を10万株ほど、0.5億円買った。規模は小さいが、還元の姿勢に変化は出ている。

資本の整理も進む。2025年12月期に中国の自動車内装材の子会社を売り、政策保有株は毎年売っている。上期の純利益が増えたのも、政策保有株の売却益のためだ。ただ、売却の数値目標は見当たらず、まだ上場の27銘柄、27億円ほどが残る。

借入は116億円で、前の期から13億円減った。中期計画は2027年12月期に純利益7億円を掲げるが、借入の金利が上がる分は織り込みが薄いとみる。時価総額は40億円台と小さく、不動産と政策保有株を持つので、投資ファンドの関心を引く余地はある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

今の値段は自己資本の3割にすぎず、政策保有株と不動産を持つ会社としては安すぎる。上場の政策保有株だけで27億円あり、時価総額の6割を超える。これを売って借入を返せば、金利の上昇の打撃はかなり和らぐ。

事業の手応えも出てきた。インテリア産業資材は値上げが通り、上期の利益は前年の2.7倍になった。不織布は防草や寝装、緑化の用途で伸びている。廃食用油から作るポリプロピレン繊維や、炭素繊維の再生の技術は、環境の需要に乗れば値段を取れる。中期計画は2027年12月期に営業利益10億円、純利益7億円を掲げ、今の2倍近い。

経営も変わり始めた。中国の子会社を売り、政策保有株を毎年減らし、自社株も買った。小さな会社が資産を整理して借入を減らせば、自己資本の稼ぎは一気に上がる。不動産と政策保有株を持つ割安な会社は、投資ファンドに狙われやすいことも忘れてはいけない。値段が資産の価値を大きく下回る今は、上に振れる材料のほうが多い。下値は政策保有株と不動産が支える。

慎重な見方

帳簿が安いのは、帳簿が稼がないからだ。自己資本の稼ぎは過去10年の中央値で2.3%、良い年でも6%に届かない。多角化は、縮む繊維の穴を埋めるために小さな事業を重ねた結果で、どれも値段を決める力がない。

金利の上昇がとどめを刺す。借入は116億円あり、これまでの金利は1%ほどだった。借り換えのたびに3%台に上がれば、利息は年2億円以上増える。今の営業利益の4割近くが、新たに銀行に回る計算だ。中期計画の利益目標は、この重さを十分に織り込んでいない。

利益の柱の不動産も盤石ではない。地方のショッピングセンターは、人口の減少とネット通販でテナントが抜ける。上期にも一部が撤退した。建物は古くなり、修繕の費用は建築費とともに膨らむ。衣料は羊毛の相場と少子化に揺れる。政策保有株を売っても、借入の返済に消えるだけで、株主には残らない。資産が厚く見えても、その前には銀行が並んでいる。帳簿の安さは、この順番を映した値段だ。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方のほうが強い。資本の整理が始まったことと、インテリア産業資材の値上げは評価し、上振れの筋書きに重みを残した。ただ、借入の金利が上がる影響は計算でほぼ確実に効き、事業の伸びでそれを打ち消すのは難しい。中心は営業利益が少し伸びても純利益が細る筋書きに置き、確率は悲観の側に寄せた。借入を大きく返す数字が出れば、強気の側へ戻す。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 526 円46 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 138 円12 億円)。 今の値に割り戻すと 325 円28 億円、今との差 −34.8%、 期待の年率 +2.9%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 1,118 円98 億円 206 円18 億円 +166.0% +10.3% 93 円8 億円
やや楽観 18% 809 円71 億円 172 円15 億円 +97.0% +7.0% 177 円15 億円
中立 40% 539 円47 億円 149 円13 億円 +38.1% +3.3% 275 円24 億円
やや悲観 23% 299 円26 億円 115 円10 億円 −17.0% −1.8% 95 円8 億円
悲観 12% 149 円13 億円 57 円5 億円 −58.6% −8.4% 25 円2 億円
加重平均100% 526 円46 億円138 円12 億円 +33.4% +2.9% 664 円58 億円

今の株価時価総額 498 円43 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 7% 資産を売って借入を返し、中期計画の先まで伸びる 利益 8 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 1,118 円98 億円

政策保有株をほぼ売り切り、その現金で借入を返す。インテリア産業資材は値上げが定着し、不織布は防草や緑化、寝装の用途で数を伸ばす。廃食用油から作る繊維や再生の炭素繊維が環境の需要をつかみ、値段を取れる品が増える。

衣料は制服の別注と環境に配慮したウールで規模を保つ。ショッピングセンターはテナントを入れ替えて賃料を守る。営業利益は今の2倍を超え、借入が減った分だけ金利の上昇の打撃も小さい。それでも自己資本の稼ぎは5%に届かず、資本コストの半分ほどだ。会社は身軽になるが、稼ぐ力の上限は事業の小ささが決める。それでも、借金の重さから解き放たれた会社として、初めて株主が報われる10年になる。

  • 衣料:数量 1.7(毛糸・生地の出荷量(千トン・年、推定))× 価格 4,140(1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 70 億円・営業利益 3 億円。数量 0.85 倍 × 単価 1.38 倍、利益率 5%
  • インテリア産業資材:数量 12.7(原綿・不織布の出荷面積(百万平方メートル・年、推定))× 価格 816(1 平方メートルあたりの平均単価(円・名目))→ 売上 103 億円・営業利益 4 億円。数量 1.05 倍 × 単価 1.36 倍、利益率 4%
  • 不動産:数量 6.1(貸している床の面積(万平方メートル、推定))× 価格 20,100(1 平方メートルあたりの年間の賃料(円・名目))→ 売上 12 億円・営業利益 7 億円。面積 1.03 倍 × 賃料 1.34 倍、利益率 58%
  • エレクトロニクス・ファインケミカル・その他:数量 13.0(製品・サービスの販売数(百万個・年、推定))× 価格 469(1 個あたりの平均単価(円・名目))→ 売上 61 億円・営業利益 3 億円。数量 1.3 倍 × 単価 1.38 倍、利益率 5%

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.5% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 98 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中期計画の達成と借入の返済の両方が要る筋書きで、過去に営業利益率が5%台に乗ったのは一度だけなので低くした。

やや楽観 18% 値上げが定着し、中期計画に近い利益を出す 利益 6 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 809 円71 億円

インテリア産業資材の値上げが定着し、利益率は今の3倍ほどになる。衣料は羊毛の相場が落ち着き、制服の在庫調整も終わって利益を戻す。電子材料と医薬品原料は少しずつ伸びる。

営業利益は中期計画の水準に近づく。ただ、借入は半分ほどしか減らず、借り換えの金利が利益を削る。純利益は今より少し増える程度だ。配当は利益の2割強を保ち、自社株買いも時々行う。政策保有株は半分ほど売り、残りは持ち続ける。自己資本の稼ぎは3%台で、会社は安定するが、株主の取り分はそれほど増えない。借入の金利が上がらない世界なら評価は違ったが、その前提はもう無い。

  • 衣料:数量 1.6(毛糸・生地の出荷量(千トン・年、推定))× 価格 4,080(1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 65 億円・営業利益 3 億円。数量 0.8 倍 × 単価 1.36 倍、利益率 4.5%
  • インテリア産業資材:数量 12.1(原綿・不織布の出荷面積(百万平方メートル・年、推定))× 価格 798(1 平方メートルあたりの平均単価(円・名目))→ 売上 96 億円・営業利益 3 億円。数量横ばい × 単価 1.33 倍、利益率 3.2%
  • 不動産:数量 6.0(貸している床の面積(万平方メートル、推定))× 価格 19,500(1 平方メートルあたりの年間の賃料(円・名目))→ 売上 12 億円・営業利益 7 億円。面積横ばい × 賃料 1.30 倍、利益率 56%
  • エレクトロニクス・ファインケミカル・その他:数量 12.0(製品・サービスの販売数(百万個・年、推定))× 価格 462(1 個あたりの平均単価(円・名目))→ 売上 55 億円・営業利益 2 億円。数量 1.2 倍 × 単価 1.36 倍、利益率 4%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.4% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 71 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:インテリア産業資材の値上げは上期に効き始めており、中期計画に近い所まで届く道筋はありうる。金利の上昇が残るので中立に次ぐ重みにとどめた。

中立 40% 営業利益は伸びるが、利息に食われる 利益 4 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 539 円47 億円

毛織物と制服の数量は10年で4分の1ほど減る。車の内装材の原料は国内の自動車の生産に沿ってわずかに減り、値上げは物価に少し遅れて通る。ショッピングセンターの賃料は物価ほどには上がらない。電子材料と医薬品原料は少しずつ伸びる。

営業利益は名目で7億円ほどに増えるが、借入の金利は1%台から3%台に上がる。政策保有株を半分ほど売って借入を返しても、利息は年2億円以上増える。純利益は4億円ほどで、今とほぼ変わらない。自己資本の稼ぎは2%台にとどまり、帳簿の値段より安い状態は続く。会社は残るが、株主の価値はほとんど増えない。資産の厚さは、株主でなく銀行を守る役に回る。

  • 衣料:数量 1.5(毛糸・生地の出荷量(千トン・年、推定))× 価格 4,020(1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 60 億円・営業利益 2 億円。数量 0.75 倍 × 単価 1.34 倍、利益率 3.5%
  • インテリア産業資材:数量 11.4(原綿・不織布の出荷面積(百万平方メートル・年、推定))× 価格 780(1 平方メートルあたりの平均単価(円・名目))→ 売上 89 億円・営業利益 2 億円。数量 0.95 倍 × 単価 1.30 倍、利益率 2.5%
  • 不動産:数量 6.0(貸している床の面積(万平方メートル、推定))× 価格 18,750(1 平方メートルあたりの年間の賃料(円・名目))→ 売上 11 億円・営業利益 6 億円。面積横ばい × 賃料 1.25 倍、利益率 55%
  • エレクトロニクス・ファインケミカル・その他:数量 11.0(製品・サービスの販売数(百万個・年、推定))× 価格 456(1 個あたりの平均単価(円・名目))→ 売上 50 億円・営業利益 2 億円。数量 1.1 倍 × 単価 1.34 倍、利益率 3%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 2.4% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 47 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:事業はほぼ横ばいで値段は物価並みに上がり、借入の金利の上昇が純利益を削るのが最もありそうな道筋とみた。

やや悲観 23% 繊維が細り、利益のほとんどが利息に消える 利益 1 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 299 円26 億円

羊毛の相場が高止まりし、毛織物の受注は大きく減る。制服は少子化で数が減り、紳士服の生地も細る。車の内装材の原料は値上げが遅れ、電気代の上昇を返せない。ショッピングセンターはテナントが抜け、賃料を下げて埋める。

営業利益は2億円台に落ち、借り換えの金利がそれをほぼ食い尽くす。純利益はわずかに黒字を保つ程度だ。政策保有株は借入の返済に回り、株主には残らない。価値は事業の稼ぎより、売れる資産の税後の手取りで測るしかなくなる。帳簿の値段とのかい離は、さらに広がる。経営は事業の売却を迫られ、残る事業はさらに小さくなる。

  • 衣料:数量 1.2(毛糸・生地の出荷量(千トン・年、推定))× 価格 3,750(1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 45 億円・営業利益 0 億円。数量 0.6 倍 × 単価 1.25 倍、利益率 1%
  • インテリア産業資材:数量 10.2(原綿・不織布の出荷面積(百万平方メートル・年、推定))× 価格 750(1 平方メートルあたりの平均単価(円・名目))→ 売上 77 億円・営業利益 1 億円。数量 0.85 倍 × 単価 1.25 倍、利益率 1%
  • 不動産:数量 5.7(貸している床の面積(万平方メートル、推定))× 価格 17,250(1 平方メートルあたりの年間の賃料(円・名目))→ 売上 10 億円・営業利益 5 億円。面積 0.95 倍 × 賃料 1.15 倍、利益率 50%
  • エレクトロニクス・ファインケミカル・その他:数量 10.0(製品・サービスの販売数(百万個・年、推定))× 価格 425(1 個あたりの平均単価(円・名目))→ 売上 43 億円・営業利益 1 億円。数量横ばい × 単価 1.25 倍、利益率 1.5%

倍率:純利益がほぼ利息に消えるので稼ぐ力では測れない。今の自己資本 139 億円に PBR 0.136 を掛け、売れる資産(政策保有株の税後)の 19 億円に合わせた。この筋書きでは営業利益が 2 億円台に落ち、時価総額に純負債 99 億円を足すと営業利益の 50 倍を超える。利益の倍率では値が付かず、資産でしか測れない状態を表す。

確率:羊毛の高騰と制服の在庫調整、価格転嫁の遅れは足元でも起きている。金利の上昇が重なれば赤字すれすれになるので厚めに置いた。

悲観 12% 本業が赤字に沈み、資産を売って借入を返す 利益 −5 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 149 円13 億円

毛織物は国内の工場を畳む所まで縮み、車の内装材は取引先の海外生産の移管で数量を失う。ショッピングセンターは大きなテナントが抜け、賃料は物価を大きく下回る。工場の閉鎖と減損で自己資本も減る。

営業損益は赤字に沈み、借入の利息が赤字を広げる。配当は大きく減らし、政策保有株は借入の返済にすべて回る。不動産も一部を手放す。株主に残るのは、借入を返したあとの資産の残りだけになる。少数株主は資産の使い道を決められず、清算の値段より低い所で値が付き続ける。四日市の毛織物の老舗という看板だけが残り、株主の取り分は資産の残りかすほどになる。

  • 衣料:数量 0.9(毛糸・生地の出荷量(千トン・年、推定))× 価格 3,600(1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 32 億円・営業利益 −1 億円。数量 0.45 倍 × 単価 1.2 倍、赤字
  • インテリア産業資材:数量 8.4(原綿・不織布の出荷面積(百万平方メートル・年、推定))× 価格 720(1 平方メートルあたりの平均単価(円・名目))→ 売上 61 億円・営業利益 −1 億円。数量 0.7 倍 × 単価 1.2 倍、赤字
  • 不動産:数量 5.1(貸している床の面積(万平方メートル、推定))× 価格 16,500(1 平方メートルあたりの年間の賃料(円・名目))→ 売上 8 億円・営業利益 4 億円。面積 0.85 倍 × 賃料 1.1 倍、利益率 45%
  • エレクトロニクス・ファインケミカル・その他:数量 9.0(製品・サービスの販売数(百万個・年、推定))× 価格 408(1 個あたりの平均単価(円・名目))→ 売上 37 億円・営業利益 0 億円。数量 0.9 倍 × 単価 1.2 倍、損益ゼロ

倍率:赤字なので PER は当てない。今の自己資本 139 億円に PBR 0.093 を掛け、赤字と返済に食われた後の売れる資産 13 億円に合わせた。

確率:借入が重く、繊維と内装材が同時に崩れれば赤字が続く。過去にも赤字の期があり、金利の上昇で谷は深くなるので1割強に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

衣料

毛糸、制服の生地、紳士服の生地。中国の現地法人で毛糸も作る。

数量毛糸・生地の出荷量(千トン・年、推定)価格1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目)売上営業利益
今 2025/12 2.0 3,000 59 3
10 年後 中立 1.5 4,020 60 2

取り方:セグメント売上 59.4 億円・利益 2.57 億円(有報)。数量は非開示。羊毛の毛糸と生地をならした 1 kg あたりの単価を 3,000 と置き、年 1,980 トンと推定。

インテリア産業資材

自動車の床のカーペットの原料(ポリプロピレンの綿)、カーペット、防草などの不織布。

数量原綿・不織布の出荷面積(百万平方メートル・年、推定)価格1 平方メートルあたりの平均単価(円・名目)売上営業利益
今 2025/12 12.1 600 72 1
10 年後 中立 11.4 780 89 2

取り方:セグメント売上 72.3 億円・利益 1.03 億円(有報)。数量は非開示。原綿と不織布を面積に換算し、1 平方メートルあたり 600 と置いて年 1,205 万平方メートルと推定。2025 年 12 月に中国の内装材の子会社を売ったが、上期の売上は国内の伸びで前年並み。

不動産

四日市などのショッピングセンター、ビジネスホテル、本社隣のビルの賃貸。

数量貸している床の面積(万平方メートル、推定)価格1 平方メートルあたりの年間の賃料(円・名目)売上営業利益
今 2025/12 6.0 15,000 9 5
10 年後 中立 6.0 18,750 11 6

取り方:セグメント売上 8.96 億円・利益 5.12 億円(有報)。床面積は非開示。地方の商業施設の賃料を年 1 平方メートル 15,000 と置き、約 6 万平方メートルと推定。

エレクトロニクス・ファインケミカル・その他

電動工具の制御基板、半導体向けの材料と医薬品原料、ムサシノ製薬、自動車教習所、洋菓子店。

数量製品・サービスの販売数(百万個・年、推定)価格1 個あたりの平均単価(円・名目)売上営業利益
今 2025/12 10.0 340 34 1
10 年後 中立 11.0 456 50 2

取り方:エレクトロニクス 10.8 億円(△0.14)、ファインケミカル 15.3 億円(1.25)、その他 8.0 億円(△0.60)の合計(有報)。品目がばらばらなので 1 個 340 の平均で年 1,000 万個と推定。

リスクと懸念

借入の金利の上昇

借入は116億円で、これまでの金利は1%ほどだった。借り換えのたびに3%台へ上がれば、利息は年2億円以上増える。営業利益の4割近くに当たり、純利益を直接削る。

羊毛の相場と制服の需要

衣料は羊毛の相場をそのまま受け、上がった年は受注が止まる。制服は少子化で数が減り、メーカーの在庫調整にも揺れる。2026年上期の衣料の利益は前年の4割に落ちた。

取引先への依存

最大の取引先の林テレンプが売上の13%を占める。車の内装材の値段は取引先と自動車メーカーが握り、原料や電気代の値上げを返すのに時間がかかる。自動車の海外生産の移管も数量を削る。

商業施設の賃料

利益の柱は地方のショッピングセンターの賃料だ。人口の減少とネット通販でテナントが抜け、2026年上期にも一部が撤退した。建物の修繕の費用は建築費とともに膨らむ。

小さな事業の寄せ集め

医薬品、電子部品、教習所、洋菓子店と事業が多く、どれも規模が小さい。経営の目が分散し、どの事業でも値段を決める力を持てない。売却や撤退の判断が遅れれば、資本はさらに眠る。

今後の分かれ目

政策保有株の売却の数値目標を示し、その現金で借入を大きく返したら
金利の上昇の打撃が小さくなるとみて、上振れの筋書きの確率を上げる。
中期計画の2027年12月期の営業利益10億円を達成したら
値上げが定着したとみて、やや楽観の確率を上げる。
ショッピングセンターで大きなテナントが抜けたら
利益の柱が揺らぐとみて、悲観側に寄せる。
借入の平均の金利が2%を超えたら
純利益が細る筋書きが近づいたとみて、確率を見直す。
投資ファンドや同業が株式を買い集め始めたら
資産に近い値段が付く場面になりうる。ただし筋書きの確率は事業と借金の中身で決める。

見ておくもの

  • 借入の残高と平均の金利
  • 政策保有株の売却額
  • インテリア産業資材の利益率
  • ショッピングセンターの稼働と賃料

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段から置かず、資本コスト8.5%と10年後の自己資本の稼ぎだけで決めた。中立のROEは2%台でkを大きく下回るので、PERの上限は1÷kで、中立はその7割に置いた。純負債は時価総額の2倍を超えるが、中立の時価総額に純負債を足しても営業利益の17倍ほどで20倍を超えない。悲観側は今の自己資本に、売れる資産の税後に合わせたPBRを掛けた。今のPBRが0.3倍であることは計算の後に比べただけで、割安の根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.2→11.76 倍・やや楽観 PER 8.1→11.76 倍・中立 PER 7.6→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(繊維製品)の AI 分析

割安 ゴールドウイン8111 稼ぐ力は本物だが、1 つのブランドに乗りすぎている。10 年で見ると今の値段はおおむね妥当だ 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +9.5%) やや割安 オーベクス3583 帽子の技術から生まれたペン先の名脇役。稼ぐ力は資本コストに届かず、現金は戻りにくい。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 セーレン3569 車の内装材で世界首位の堅い会社だが、最高益の続きを前提にした今の値段はやや高い 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本毛織3201 利益の半分は商業施設と不動産が稼ぐ。会社は堅いが、10年の伸びは物価並みで、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 サイボー3123 稼ぎの9割は商業施設の賃料。借金が重く、2027年の契約更新と繊維の赤字が分かれ目 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) 適正 富士紡ホールディングス3104 半導体の研磨パッドで稼ぐ元繊維会社。事業の質は高いが、利益の山を織り込んだ今の値段に余裕はない 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 小松マテーレ3580 染め物の技術は確かで財務も堅いが、稼ぐ力は並み。今の値段は、良い目も悪い目も織り込んだ水準に近い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 東京ソワール8040 喪服の老舗卸。売場の百貨店が消えていく中で稼ぎは細く、現金と株の厚さほどの値打ちはない 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 オンワードホールディングス8016 立て直しは本物だが、稼ぐ力はまだ資本コストに届かない。10 年で見ると今の値段はやや先を行く 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 東レ3402 炭素繊維で世界首位の複合化学大手。事業は強いが、資本の稼ぎが資本コストに届かず、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 TSIホールディングス3608 多ブランドで利益は上向く。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると今の値段は先を行く 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 倉敷紡績3106 本業は化成品と計測機器で稼ぎ始めたが、保有株の含み益を足しても、今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 クラウディアホールディングス3607 ドレスを作る会社から式場の運営へ。利益は戻ったが、婚礼の数が細るなか借金と家賃が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 イチカワ3513 製紙機械の消耗品フェルトで国内を二分する堅い会社。ただ国内の紙は縮み、直近の高い利益率は山。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 マツオカコーポレーション3611 ユニクロ・東レ向けの縫製受託で売上は伸びるが、利益は薄く為替頼み。為替が動かない前提では今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ルックホールディングス8029 海外ブランドの独占契約で稼ぐ会社で、純資産は厚いが利益率が低く契約の更新に左右され、確率の加重では今の値段を2割台後半下回る 本質価値との差 −11.5% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 帝人3401 繊維商社・アラミド・在宅医療を抱える複合企業。立て直しは緒に就いたが、稼ぐ力が資本コストに届かず、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 ダイニック3551 製本クロス・壁装材・フィルム加工の老舗。利益は回復したが資本効率は低く、純負債も重い。10年後の価値は今の時価総額を下回り割高の側 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東海染工3577 縮む国内の染色と、伸びる保育の二本足。帳簿は厚いが稼ぐ力は細く、今の値段は高い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 丸八ホールディングス3504 ふとんの訪問販売は縮み、稼ぎの半分は運用収益。親会社が 68% を持つ会社で、株主に戻る額を考えると割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 帝国繊維3302 消防ホース国内首位の堅い防災会社だが、今期の好調と眠る資産の戻りを織り込んだ今の値段はやや高い 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 シキボウ3109 紡績と織物の老舗がユニチカの衣料事業を取り込んだが、借入は重く、10年の価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 SUMINOE3501 車とカーペットの繊維メーカー。売上は大きいが稼ぐ力が薄く、10年で見れば今の値段は割高と筆者は見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 自重堂3597 作業服の老舗で、財務は無借金で極めて厚い。ただ売上は10年で縮み、稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ソトー3571 毛織物の染色加工が赤字を垂れ流す一方、有価証券と賃貸不動産の厚みで支える会社。10年で見ると今の値段は高い 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 グンゼ3002 肌着の老舗は、稼ぎ頭が樹脂と医療へ移る途中にある。今の値段は、再建の成功をほぼ織り込んだ水準だ 本質価値との差 −36.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 日東製網3524 漁網の老舗だが、在庫を抱える借入が売上の 8 割。金利の上昇が稼ぎを食い、価値は今の値段の半分ほど 本質価値との差 −37.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フエルト3512 製紙用フェルトの老舗。本業の稼ぎは薄く、価値の大半は保有株と賃貸ビル。資産の還元は進むが今の値段は高い 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ナイガイ8013 老舗の靴下卸は借りたブランドで売上の8割を稼ぎ、本業はほぼ利益を出さない。持ち合い株と現金は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −39.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 フジックス3600 京都の老舗の縫い糸メーカー。本業は 5 期続けて赤字で、時価総額を上回る現金と銀行株が株主に戻る道は細い 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 キング8118 利益の大半は賃貸ビルが稼ぎ、アパレルは赤字。時価総額の半分は現金で、その現金が株主に戻るかどうかが価値を決める 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ワコールホールディングス3591 稼ぐ力はまだ戻っていない。資産の厚みに支えられているが、10 年で見ると今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ダイドーリミテッド3205 再建の入口に立つ会社。買収と資産売却で形は整ったが、利益はまだ薄く、今の値段は成功を先取りしている 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ヤマトインターナショナル8127 クロコダイルを量販店で売る老舗。本業は赤字すれすれだが、現金と株式で時価総額の大半を説明できる資産型の会社 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ダイトウボウ3202 稼ぎの柱はショッピングセンター一つ。借金の利息と本社の費用に削られ、株主に残る利益は薄い 本質価値との差 −57.3% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 アツギ3529 本業のストッキングと肌着は赤字が続く。価値は厚木の賃貸地と保有株に宿るが、自力で引き出す道筋は見えない 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 山喜3598 ワイシャツの老舗だが、背広離れで売上は10年で半分に。借金が時価総額を上回り、今の値段でも割高 本質価値との差 −81.4% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 オーミケンシ3111 工場跡地の賃料で食いつなぐ元レーヨン大手。借金と優先株の重みで、普通株に残る価値は薄い 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 北紡3409 紡績の老舗が、中東向けの生地、のど飴、ハイヤー、ビットコインへと手を広げた。17 期を超える赤字が続き、値打ちの芯は土地しか残らない 本質価値との差 −90.4% · 10 年 割高(年 −13.4%) 割高 ユニチカ3103 フィルムと樹脂の会社に生まれ変わったが、普通株の取り分は転換で約 1 割に薄まる仕組みで、今の時価総額は事業の価値と釣り合わない 本質価値との差 −91.4% · 10 年 割高(年 −15.6%) 割高 キムラタン8107 子供服から不動産の買取再販に姿を変えた小型株。借金が重く、今の値段は資産に見合わない 本質価値との差 −96.7% · 10 年 割高(年 −21.9%)

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読んだ資料

  1. トーア紡コーポレーション 有価証券報告書 FY2025(edinetdb)
  2. トーア紡コーポレーション 令和8年12月期 中間決算説明資料

分析日 2026-10-20