株譜
AI 銘柄分析 · 繊維製品 · 試作

小松マテーレ 3580

染め物の技術は確かで財務も堅いが、稼ぐ力は並み。今の値段は、良い目も悪い目も織り込んだ水準に近い

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)702 円262 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)694 円259 億円差 +1.1%
10 年後から見ると 適正 価値 702 円262 億円 · 差 +1.1% · 期待の年率 +6.5%
期待の年率リターン(10 年)+6.5%資本コスト比 −1.5 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

小松マテーレは、ポリエステルやナイロンの生地を染め、撥水や防臭などの機能を加える石川県の会社だ。ブランドや商社が企画した生地を仕上げる、縁の下の存在である。売上は約416億円、営業利益は25億円。

筆者の結論は「やや割高」である。10年先の中心の見立てでは、価値は今の時価総額とほぼ同じ。だが悪い目が出た時の下振れが、良い目の上振れより大きい。

強みは技術と地盤だ。国内の染色加工で約14%、地元の石川県では約9割を占める。中東の民族衣装と北米のファッションが伸び、5期連続で増収増益を続けた。

弱みは、値段を自分で決められないことだ。加工賃は発注元との交渉で決まる。今期は中東の混乱で約20億円の利益が消える見通しで、さらに工場の建て替えに300億円以上をかける。

財務は堅い。純現金は92億円、自己資本比率は76%ある。ただ、利益が小さく、自己資本利益率は10年の中央値で5%に届かない。堅さが、そのまま株主の利益になっていない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、「良い会社だが、持ち続けて複利で増える会社ではない」と見る。

技術は本物だ。しかし加工賃を決めるのは発注元で、営業利益率が6%に届いたのは、過去12年で最後の1年だけだ。稼ぐ力を測ると、営業利益は25億円、ならした純利益は23億円ほど。時価総額の260億円に対し、およそ11倍にあたる。

安全域は財務にある。純現金92億円と、上場の政策保有株の時価71億円で、時価総額の6割をまかなえる。ただ、この現金は事業に使われる。工場の建て替えに300億円以上、今期の設備投資は49億円で、償却費の2倍を超える。投じた資金が、資本コスト以上の稼ぎを生むか。勝負はここにある。

資本の使い方は、評価できる点が多い。配当と自社株買いで、純利益に近い額を戻してきた。一方で、非上場株の評価損のように、小さな賭けが外れた例もある。

10年後に今より強い会社か。新素材と中東が伸びれば強くなり、工場が重荷になれば弱くなる。分かれ目は、省人化で利益率が上がるかどうかだ。今の値段に、十分な安全域があるとは言えない。

何で稼ぐ会社か

事業の本体は、化学素材メーカーを名乗る染色加工だ。ポリエステルやナイロンの生地を、年に約2億平方メートル染める。糸や生地を作る川上と、服や鞄を作る川下の間に立つ。国内の染色加工では約14%、石川県内ではほぼ9割を持つ。

売上の7割は衣料ファブリックで、296億円。スポーツ、ファッション、中東の民族衣装(トーブ)の3本柱だ。民族衣装は64億円で、前期より15%増えた。海外売上は176億円で、半分以上が中東と北米である。

資材ファブリックは88億円。鞄や日傘などの生活関連資材が、過去最高の29億円になった。車輌、電子材料、リビング、医療・福祉向けもある。

製品部門は26億円。子会社の連結で、前期のほぼ2倍になった。生地の加工から最終製品へ、事業を広げる試みだ。

新素材にも出資している。人工のタンパク質を作るSpiberや、植物由来の繊維を作るBioworksの素材を、染色の技術で仕上げる狙いだ。炭素繊維の耐震補強材や、汚泥を減らす微生物の製剤もある。どれもまだ小さい。

衣料と資材を合わせた営業利益は22.5億円。全社の営業利益率は6.0%で、過去12年の最高である。

優良さと弱いところ

一言でいえば、腕は確かだが、値段は決められない会社だ。

技術の幅が、堀に近い。染色だけでなく、風合いの変化、撥水や防臭、膜をつける加工を一社でこなす。イタリアの染色会社との交流で磨いた「製品染め」もある。欧州のラグジュアリーブランドや北米の有名ブランドが使う理由は、この仕上げの幅にある。

一方で、加工賃は発注元が握る。東レは大株主で、主な納入先とされる。一つの客の影響は大きい。中東の民族衣装も、取引先が限られる。堀と呼べるのは技術の幅までで、価格を決める力にはなっていない。

資本効率は低い。自己資本利益率は過去10年の中央値で4.9%、最高でも7.4%だ。自己資本比率76%の厚い財務が、利益率を薄めている。

資本配分は評価が割れる。政策保有株の縮減と自社株買いで、株主に戻す姿勢は明確だ。総還元性向は2025年3月期に155%まで上げた。だが非上場株に出資し、12億円の評価損を出した。新素材への賭けは、結果が出るまで時間がかかる。

経営は、中山大輔社長のもとで、中期経営計画の営業利益の目標を1年前倒しで達成した。実績は積み上がっている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

市場の大枠は、衣料と資材向けの素材の需要だ。国内の衣料は人口減で細る。海外のブランド向けは、品質志向で堅い。同社は、この二つの間に立つ。

中東の民族衣装は、海外の柱だ。2026年3月期の中東向けは60億円で、12%増えた。ところが今期は、中東情勢の緊迫で約20億円の利益が押し下げられる見通しだ。ホルムズ海峡の封鎖で、出荷した製品が洋上で滞っている。ナフサなど石油製品の供給にも影響が出ており、合成繊維の原料価格の不安も重なる。

北米向けのファッションは伸びている。2026年3月期は57億円で、12%増えた。アジア向け、特に中国のカジュアルは減っている。

染色加工の競争は、国内では設備を持つ同業との差別化、海外ではアジアの加工業者との価格競争が軸になる。同社は設備の老朽化と人手不足を、工場の再編の理由に挙げている。

資材は用途が分かれる。鞄や日傘のような生活雑貨、車輌、電子材料だ。景気の山谷は、衣料よりも小さい。

需要の波をならすと、実質の数量は横ばいに近い。国内の人口減と、海外の緩やかな伸びが打ち消し合うからだ。値段は物価並みに上がるのが基本だが、発注元の値下げ要求で、わずかに物価を下回りやすい。

10年を通した前提は、1ドル150円で動かさない。

資本政策と M&A

還元は厚い。配当は連結配当性向40%以上が目安で、2026年3月期は51%、前期は70%だった。これに自社株買いが加わり、総還元性向は2025年3月期に155%、2026年3月期に86%となった。今は上限17億円の自社株買いを、2026年10月末まで実行中だ。

政策保有株は、時価で78億円、純資産の19.5%ある。3年で半分、約40億円を減らす計画で、2026年3月期は約15億円を売った。上場11社に加え、非上場12社の株も持つ。

工場の再編「factoRe100」は、総工費が300億円以上で、完成は2043年。3〜5年ごとに、既存の敷地内で建て替えと新設を進める。年平均では十数億円で、今期の償却費22億円より小さい。ただ、今期は基幹システムの更新も重なり、設備投資は49億円に膨らむ。

M&Aは、子会社の取得で製品部門を広げた段階にとどまる。買われる側の可能性は否定できない。純現金と上場の政策保有株を合わせると、時価総額の6割にあたる。東レが約1割を持つ。kabufu の推計では、10年以内の買収の確率は2割ほどだ。

株主優待はない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

5期連続で増収増益を続け、中期経営計画の営業利益25億円・利益率6%を1年前倒しで達成した。実績は言葉だけではない。

中東の民族衣装は高付加価値品の継続投入で増え、北米のファッションも伸びた。海外売上は過去最高の176億円で、国内の人口減に左右されにくい。中東の混乱は一時的な要因で、洋上で滞った製品は、いずれ売上に戻る。

今期の営業利益15億円の予想は、工場の建て替えやシステム、福利厚生といった構造改革の費用を、20億円分あえて先に積んだ結果だ。この費用が一巡すれば、利益は戻る。価格改定も16億円の効果を見込んでおり、値上げが通る力はある。

製品部門は、子会社の取得で売上が倍になった。生地の加工から最終製品へ広がれば、値段を握る力が増える。植物由来や人工タンパクの新素材と染色技術の組み合わせは、石油に頼らない素材の波に乗る。

財務は盤石で、純現金92億円、政策保有株の売却で40億円を捻出し、自社株買いも続く。株主に戻す姿勢が明確だ。

慎重な見方

利益率6%は過去12年で初めての水準で、10年のほとんどは4〜5%台だった。最高益は、値上げと円安の効果が大きい。続く保証はない。

今期の営業利益は、会社自身が40%の減益を予想している。中東の混乱が収まっても、構造改革の費用は戻らない。費用の中身はシステム、設備、福利厚生で、固定費として残る。さらに、工場の建て替えは300億円以上。償却費が増え、利益を押し下げ続ける。

加工賃を決めるのは発注元だ。東レのような大きな客や、中東の特定の取引先に偏る。アジアの加工業者が品質を上げれば、価格競争に巻き込まれる。

自己資本利益率は10年の中央値で4.9%と、資本コストを大きく下回る。厚い財務は、安全というより、使われていない資本でもある。非上場株の評価損12億円は、新素材への賭けの危うさを示している。

純現金や政策保有株は、すぐ株主の手に戻るわけではない。工場に使われれば、積み上げた現金は消える。

どちらに重みを置いたか

強気の言い分は、実績と新素材に説得力がある。ただ、利益率の上振れを10年支える証拠は、最高益の1年だけだ。慎重な言い分は、固定費と外部要因という具体的な重しを挙げており、こちらが少し強い。

そこで確率は、中立に4割強を置き、やや悲観までを厚めにした。やや楽観より上は合わせて23%、やや悲観より下は35%。ただし純現金と政策保有株が、悲観を深くしすぎない床になる。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 860 円321 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 446 円167 億円)。 今の値に割り戻すと 702 円262 億円、今との差 +1.1%、 期待の年率 +6.5%(資本コスト 8.0%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 1,538 円575 億円 643 円240 億円 +214.3% +12.1% 131 円49 億円
やや楽観 17% 1,188 円444 億円 549 円205 億円 +150.3% +9.6% 295 円110 億円
中立 42% 1,021 円381 億円 495 円185 億円 +118.4% +8.1% 637 円238 億円
やや悲観 24% 460 円172 億円 375 円140 億円 +20.3% +1.9% 200 円75 億円
悲観 11% 242 円90 億円 147 円55 億円 −44.0% −5.6% 43 円16 億円
加重平均100% 860 円321 億円446 円167 億円 +88.2% +6.5% 1,306 円488 億円

今の株価時価総額 694 円259 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 6% 中東と新素材が重なり、工場の建て替えも実を結ぶ 利益 40 億円 · PER 13.5 倍 · 株価時価総額 1,538 円575 億円

石川の工場の建て替えが順調に進み、自動化で人手と電力のむだが減る。中東向けの民族衣装は高付加価値品の比率が上がり、北米のファッション向けも伸びる。加工量は今の1.1倍強になり、値段は物価をわずかに上回る。

資材では、鞄や日傘などの生活関連資材が定着し、植物由来や人工タンパクの素材が量産に乗る。製品部門は、買収した子会社の販路を使って今の2倍超に育つ。

営業利益率は7%に届く。過去の最高を1ポイントほど超えるが、構造改革費用が一巡し、省人化の効果が出る前提だ。会社が掲げた6%の目標を1年早く達成した実績は、この筋書きの裏づけになる。

純現金は戻り続け、自社株買いも続く。ただし現金の使い道に無理な買収は入れていない。

  • 衣料ファブリック:数量 140(加工量(百万m2))× 価格 322(1m2あたり加工売上(円)。物価と高付加価値品の比率、客の値下げ要求で動く)→ 売上 451 億円・営業利益 31 億円。加工量1.12倍、値段1.36倍。高付加価値品が増え営業利益率6.8%
  • 資材ファブリック:数量 97.5(加工量(百万m2))× 価格 162(1m2あたり加工売上(円)。物価と用途の構成で動く)→ 売上 158 億円・営業利益 11 億円。加工量1.3倍。生活関連資材と新素材が伸び、営業利益率7.2%
  • 製品:数量 288(販売点数(万点))× 価格 2,771(1点あたり売上(円))→ 売上 80 億円・営業利益 6 億円。販売点数2.2倍。営業利益率7.5%
  • その他:数量 1.0(1式)× 価格 6.89(売上(億円))→ 売上 7 億円・営業利益 1 億円。物価並み

倍率:事業の純利益 39 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.4% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)50 億円。全体の PER 13.52 倍、時価総額 575 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中東・北米・新素材・工場の自動化が同時にうまくいく必要がある。営業利益率は過去の最高を超える。実績は積み上がっているが、重なる確率は低いので6%にとどめた。

やや楽観 17% 高付加価値品が伸び、利益率は最高水準を保つ 利益 32 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 1,188 円444 億円

中東向けの民族衣装が堅調で、北米のファッションも伸びる。工場の建て替えは計画どおりに進み、費用は利益で吸収できる。加工量は今の1.05倍、資材は1.15倍まで伸びる。

製品部門は子会社化の効果が続き、今の2倍近くになる。営業利益率は6.2%と、いまの最高水準をわずかに上回る。構造改革費用が一巡し、価格改定が定着した分だけ、利益率が上がる。

一方で、国内のユニフォームやスポーツは細り、アジア向けの回復は鈍い。新素材は事業として芽が出るが、利益への寄与は小さい。

還元は配当性向40%以上の方針に自社株買いを足す形で続く。株主への戻しは、純利益の8割弱に収まる。

  • 衣料ファブリック:数量 131(加工量(百万m2))× 価格 318(1m2あたり加工売上(円)。物価と高付加価値品の比率、客の値下げ要求で動く)→ 売上 417 億円・営業利益 25 億円。加工量1.05倍、値段1.34倍。営業利益率6.0%
  • 資材ファブリック:数量 86.3(加工量(百万m2))× 価格 160(1m2あたり加工売上(円)。物価と用途の構成で動く)→ 売上 138 億円・営業利益 9 億円。加工量1.15倍。営業利益率6.2%
  • 製品:数量 249(販売点数(万点))× 価格 2,731(1点あたり売上(円))→ 売上 68 億円・営業利益 5 億円。販売点数1.9倍。営業利益率7%
  • その他:数量 1.0(1式)× 価格 6.69(売上(億円))→ 売上 7 億円・営業利益 1 億円。物価並み

倍率:事業の純利益 32 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.8% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)50 億円。全体の PER 12.5 倍、時価総額 444 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:5期連続の増益を続けた実績があり、利益率6%の目標も1年早く達成した。この勢いの延長は十分ありうる。ただし中東の混乱と構造改革費用が重いので、17%とした。

中立 42% 利益は物価並みに伸びるだけで、実力は横ばい 利益 27 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 1,021 円381 億円

加工量は今と同じ水準で、値段は物価をわずかに下回る1.32倍に収まる。中東向けは伸びる一方、国内のユニフォームやスポーツは細り、差し引きで横ばいになる。

資材は、生活関連資材が伸びて車輌と電材が横ばいで、加工量は1.05倍になる。製品部門は子会社の効果で1.6倍に伸びる。

営業利益率は5.6%。今の6.0%から少し戻る。工場の建て替えで償却費が増え、システムと福利厚生の費用も固定費として残るからだ。営業利益は物価の伸びとほぼ同じ32億円ほどで、実力はほとんど増えない。

現金の利息が増える分、純利益は27億円ほど。株主への戻しは純利益の8割弱で、自己資本はゆっくり増える。

  • 衣料ファブリック:数量 125(加工量(百万m2))× 価格 313(1m2あたり加工売上(円)。物価と高付加価値品の比率、客の値下げ要求で動く)→ 売上 391 億円・営業利益 21 億円。加工量は横ばい、値段は1.32倍(客の値下げ圧力で物価をやや下回る)。営業利益率5.4%
  • 資材ファブリック:数量 78.8(加工量(百万m2))× 価格 157(1m2あたり加工売上(円)。物価と用途の構成で動く)→ 売上 124 億円・営業利益 7 億円。加工量1.05倍。営業利益率5.6%
  • 製品:数量 210(販売点数(万点))× 価格 2,691(1点あたり売上(円))→ 売上 56 億円・営業利益 4 億円。販売点数1.6倍。営業利益率6.5%
  • その他:数量 1.0(1式)× 価格 6.69(売上(億円))→ 売上 7 億円・営業利益 1 億円。物価並み

倍率:事業の純利益 26 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.7% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)50 億円。全体の PER 12.5 倍、時価総額 381 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:強気の言い分(実績と新素材)と慎重な言い分(外部要因と固定費)の落としどころ。実力は物価並みで横ばいとみて、4割強を置いた。

やや悲観 24% 中東と国内ユニフォームが細り、工場投資の重さが残る 利益 17 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 460 円172 億円

中東の需要が戻らず、民族衣装の高付加価値品が値下がりする。国内のユニフォームやスポーツは細り、アジア向けも戻らない。加工量は今の9割に減り、値段も物価に追いつかない。

染め工程の稼働が落ちると、固定費の重い工場は利益が急に削られる。営業利益率は3.8%まで下がる。工場の建て替えは続くので、償却費が重くのしかかる。

資材は、車輌や電材が横ばいでも、生活関連資材が一服し、数量は5%減る。製品部門は伸びるが、利益は薄い。

純利益は17億円ほどで、自己資本利益率は資本コストを大きく下回る。配当は性向どおりに減り、自社株買いは細る。

  • 衣料ファブリック:数量 113(加工量(百万m2))× 価格 303(1m2あたり加工売上(円)。物価と高付加価値品の比率、客の値下げ要求で動く)→ 売上 341 億円・営業利益 12 億円。加工量0.9倍、値段1.28倍。営業利益率3.6%
  • 資材ファブリック:数量 71.3(加工量(百万m2))× 価格 153(1m2あたり加工売上(円)。物価と用途の構成で動く)→ 売上 109 億円・営業利益 4 億円。加工量0.95倍。営業利益率4%
  • 製品:数量 170(販売点数(万点))× 価格 2,610(1点あたり売上(円))→ 売上 45 億円・営業利益 2 億円。販売点数1.3倍。営業利益率4.5%
  • その他:数量 1.0(1式)× 価格 6.49(売上(億円))→ 売上 7 億円・営業利益 1 億円。物価並み

倍率:事業のROE約4.4%がk8%を大きく下回り、ためた利益は額面を大きく割る。利益が谷に向かう筋書きでもあり、上限の1÷k=11.8倍の約7割の8.0倍に置いた。余った現金は谷で食う前提で今の0.75倍の37.5億円、戻り方1.0で足した。

確率:利益率は過去10年のほとんどで4〜5%台で、最高益は値上げと円安の効果が大きい。中東の混乱、ユニフォームの縮小、工場投資の重さを考え、同じ領域のセーレンと並ぶ24%を置いた。

悲観 11% 加工賃の競争に負け、巨額の工場投資だけが残る 利益 3 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 242 円90 億円

染色加工の価格競争に敗れる。アジアの加工業者が品質を上げ、ブランド側は発注を海外へ移す。中東向けの民族衣装も、現地や周辺国の生産に置き換わる。加工量は今の7割まで減り、値段も物価に届かない。

工場の建て替えには巨額の資金がかかる。需要が細るなかで新しい設備を抱え、稼働率が上がらず、償却費が重い。営業利益はほぼゼロになり、非上場株の評価損も重なる。

配当は減らし、自社株買いは止める。ただし純現金と政策保有株が残るので、会社が立ち行かなくなる筋書きではない。

価値は稼ぐ力ではなく、売れる資産で測られる。

  • 衣料ファブリック:数量 90.0(加工量(百万m2))× 価格 289(1m2あたり加工売上(円)。物価と高付加価値品の比率、客の値下げ要求で動く)→ 売上 260 億円・営業利益 0 億円。加工量0.72倍、値段1.22倍。固定費を回収できず営業利益はほぼゼロ
  • 資材ファブリック:数量 60.0(加工量(百万m2))× 価格 147(1m2あたり加工売上(円)。物価と用途の構成で動く)→ 売上 88 億円・営業利益 1 億円。加工量0.8倍。営業利益率1%
  • 製品:数量 131(販売点数(万点))× 価格 2,510(1点あたり売上(円))→ 売上 33 億円・営業利益 0 億円。販売点数は横ばい、利益なし
  • その他:数量 0.9(1式)× 価格 6.24(売上(億円))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。縮小

倍率:稼ぐ力は純利益3億円ほどで、事業の価値は小さい。床は稼ぐ力ではなく、純現金の半分(約46億円)と政策保有株の税引き後(約45億円)。構造的に負ける筋書きで、現金は新工場の穴埋めに使われ、少数株主には決められない。合計約90億円を今の自己資本392億円の0.23倍として置いた。

確率:加工賃の競争に負け、巨額の工場投資が稼ぎにつながらない構造的な負けの筋書き。ただし自己資本比率が7割台で純現金があり、技術の評価も高いので、1割強にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

衣料ファブリック

スポーツ・ファッション・民族衣装向けの合成繊維生地の染色と機能加工。中東向けトーブ、北米・欧州のブランド向けが中心。

数量加工量(百万m2)価格1m2あたり加工売上(円)。物価と高付加価値品の比率、客の値下げ要求で動く売上営業利益
今 2026/03 125 237 296 17
10 年後 中立 125 313 391 21

取り方:会社全体の加工規模は年約2億m2(会社開示)。衣料と資材の内訳は開示がなく、売上比で衣料125百万m2・資材75百万m2と置いた推定。衣料と資材の営業利益は合算22.5億円の開示なので、売上比で按分した(衣料17.3億円)。

資材ファブリック

生活関連資材(鞄・日傘など)、車輌、電子材料、リビング、医療・福祉向けの生地の加工。

数量加工量(百万m2)価格1m2あたり加工売上(円)。物価と用途の構成で動く売上営業利益
今 2026/03 75.0 117 88 5
10 年後 中立 78.8 157 124 7

取り方:売上88.1億円。加工量75百万m2は推定(衣料の項を参照)。営業利益は衣料と合算の22.5億円を売上比で按分した5.2億円。

製品

子会社化で広がった最終製品(資材系の製品、雑貨など)の販売。2026年3月期に売上が14億円から26億円へほぼ倍になった。

数量販売点数(万点)価格1点あたり売上(円)売上営業利益
今 2026/03 131 2,008 26 2
10 年後 中立 210 2,691 56 4

取り方:売上26.3億円・営業利益1.94億円(会社開示)。点数の開示はなく、売上を平均単価で割った131万点という推定。子会社化の効果が通期に入った初年度なので、数量の伸びは中計の目標とあわせて置いた。

その他

不動産賃貸などの周辺事業。

数量1式価格売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 1.0 4.99 5 1
10 年後 中立 1.0 6.69 7 1

取り方:会社開示の売上5.0億円・営業利益0.58億円。

リスクと懸念

中東情勢と出荷の滞留

中東向けは売上の14%で、民族衣装が伸びている。今期は封鎖の影響で、約20億円の利益が押し下げられる見通しだ。混乱が長引くと、洋上の在庫の損失と、需要の戻りの遅れが重なる。

工場の建て替えの重さ

factoRe100は総工費300億円以上で、2043年まで続く。償却費が増える一方、売上が追いつかなければ、投資に見合う利益が出ない。計画の見直しも、費用の増加もありうる。

加工賃の価格競争

加工賃は発注元との交渉で決まる。アジアの加工業者が品質を上げれば、価格で押される。最大の客である東レをはじめ、取引先が絞られているのも弱みだ。

非上場株への出資の失敗

新素材のベンチャーなど、非上場12社の株を持つ。2026年3月期は、そのうち一部で12億円の評価損を出した。残りの出資にも、同様の損失が出る可能性がある。

原料価格と石油製品の供給

合成繊維は石油由来で、ナフサの供給と価格が加工コストに響く。中東の混乱で、原料の確保と値上がりの不安が続く。転嫁には発注元との交渉が要る。

国内需要の細りと人手不足

国内の衣料需要は人口減で細り、ユニフォームやスポーツは生産調整が入った。工場の人手不足も課題で、会社は省人化を工場再編の理由に挙げている。

今後の分かれ目

中東の混乱が収まり、洋上の在庫が売上に戻ったら
今期の減益は一過性だったと判断し、中立の営業利益率を上げる余地が出る。やや楽観より上の確率を引き上げる。
営業利益率が、構造改革費用の一巡後も5%を割ったままなら
最高益が一時的だったとみて、やや悲観・悲観の確率を上げる。固定費が重い構造の合図になる。
工場再編の最初の新工場で、省人化と電力の削減が計画どおり出たら
投資に見合う利益が出るとみて、中立の利益率を引き上げる。
非上場株でさらに評価損が出たら
資本配分への見方を厳しくし、余った現金の戻り方を下げる。
東レなど大口の客が、発注を内製や他社へ移したら
シェアと稼働率の前提を下げ、悲観側の確率を上げる。
政策保有株の売却が進み、自社株買いや配当に回ったら
資本効率が上がり、余った現金の戻り方は1.0を保てる。見立てがわずかに上がる。

見ておくもの

  • 営業利益率(構造改革費用が一巡した後の水準)
  • 中東向け売上と洋上の在庫の解消
  • factoRe100の最初の新工場の立ち上がりと償却費
  • 製品部門の売上と利益
  • 政策保有株の売却と自社株買い、非上場株の評価損

倍率と資本コストの決め方

売上は衣料・資材の加工量と1m2あたりの値段、製品の販売点数で積み上げた。今の株価とPERは見ずに筋書きを置いた。倍率は資本コスト8%(基本7.5%に循環+0.5%・値決め力+0.5%)と長期成長4%、事業のROEから出る正当化PERの9〜9.5割に置いた。10年後の営業利益率は、2026年3月期の最高6.0%から、構造改革費用の固定化と工場の償却費の分だけ戻した。本社費はセグメントに含まれ、物価で増える前提。リース会計の影響は小さく調整していない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.5→13.52 倍・やや楽観 PER 10.5→12.5 倍・中立 PER 10→12.5 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 ゴールドウイン8111 稼ぐ力は本物だが、1 つのブランドに乗りすぎている。10 年で見ると今の値段はおおむね妥当だ 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +9.5%) やや割安 オーベクス3583 帽子の技術から生まれたペン先の名脇役。稼ぐ力は資本コストに届かず、現金は戻りにくい。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 セーレン3569 車の内装材で世界首位の堅い会社だが、最高益の続きを前提にした今の値段はやや高い 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本毛織3201 利益の半分は商業施設と不動産が稼ぐ。会社は堅いが、10年の伸びは物価並みで、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 サイボー3123 稼ぎの9割は商業施設の賃料。借金が重く、2027年の契約更新と繊維の赤字が分かれ目 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) 適正 富士紡ホールディングス3104 半導体の研磨パッドで稼ぐ元繊維会社。事業の質は高いが、利益の山を織り込んだ今の値段に余裕はない 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京ソワール8040 喪服の老舗卸。売場の百貨店が消えていく中で稼ぎは細く、現金と株の厚さほどの値打ちはない 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 オンワードホールディングス8016 立て直しは本物だが、稼ぐ力はまだ資本コストに届かない。10 年で見ると今の値段はやや先を行く 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 東レ3402 炭素繊維で世界首位の複合化学大手。事業は強いが、資本の稼ぎが資本コストに届かず、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 TSIホールディングス3608 多ブランドで利益は上向く。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると今の値段は先を行く 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 倉敷紡績3106 本業は化成品と計測機器で稼ぎ始めたが、保有株の含み益を足しても、今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 クラウディアホールディングス3607 ドレスを作る会社から式場の運営へ。利益は戻ったが、婚礼の数が細るなか借金と家賃が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 イチカワ3513 製紙機械の消耗品フェルトで国内を二分する堅い会社。ただ国内の紙は縮み、直近の高い利益率は山。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 マツオカコーポレーション3611 ユニクロ・東レ向けの縫製受託で売上は伸びるが、利益は薄く為替頼み。為替が動かない前提では今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ルックホールディングス8029 海外ブランドの独占契約で稼ぐ会社で、純資産は厚いが利益率が低く契約の更新に左右され、確率の加重では今の値段を2割台後半下回る 本質価値との差 −11.5% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 帝人3401 繊維商社・アラミド・在宅医療を抱える複合企業。立て直しは緒に就いたが、稼ぐ力が資本コストに届かず、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 ダイニック3551 製本クロス・壁装材・フィルム加工の老舗。利益は回復したが資本効率は低く、純負債も重い。10年後の価値は今の時価総額を下回り割高の側 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東海染工3577 縮む国内の染色と、伸びる保育の二本足。帳簿は厚いが稼ぐ力は細く、今の値段は高い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 丸八ホールディングス3504 ふとんの訪問販売は縮み、稼ぎの半分は運用収益。親会社が 68% を持つ会社で、株主に戻る額を考えると割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 帝国繊維3302 消防ホース国内首位の堅い防災会社だが、今期の好調と眠る資産の戻りを織り込んだ今の値段はやや高い 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 シキボウ3109 紡績と織物の老舗がユニチカの衣料事業を取り込んだが、借入は重く、10年の価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 SUMINOE3501 車とカーペットの繊維メーカー。売上は大きいが稼ぐ力が薄く、10年で見れば今の値段は割高と筆者は見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 自重堂3597 作業服の老舗で、財務は無借金で極めて厚い。ただ売上は10年で縮み、稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ソトー3571 毛織物の染色加工が赤字を垂れ流す一方、有価証券と賃貸不動産の厚みで支える会社。10年で見ると今の値段は高い 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 トーア紡コーポレーション3204 毛糸と車の内装材と商業施設の賃料。借金の金利が上がると、稼ぎの多くが利払いに消える 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 グンゼ3002 肌着の老舗は、稼ぎ頭が樹脂と医療へ移る途中にある。今の値段は、再建の成功をほぼ織り込んだ水準だ 本質価値との差 −36.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 日東製網3524 漁網の老舗だが、在庫を抱える借入が売上の 8 割。金利の上昇が稼ぎを食い、価値は今の値段の半分ほど 本質価値との差 −37.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フエルト3512 製紙用フェルトの老舗。本業の稼ぎは薄く、価値の大半は保有株と賃貸ビル。資産の還元は進むが今の値段は高い 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ナイガイ8013 老舗の靴下卸は借りたブランドで売上の8割を稼ぎ、本業はほぼ利益を出さない。持ち合い株と現金は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −39.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 フジックス3600 京都の老舗の縫い糸メーカー。本業は 5 期続けて赤字で、時価総額を上回る現金と銀行株が株主に戻る道は細い 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 キング8118 利益の大半は賃貸ビルが稼ぎ、アパレルは赤字。時価総額の半分は現金で、その現金が株主に戻るかどうかが価値を決める 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ワコールホールディングス3591 稼ぐ力はまだ戻っていない。資産の厚みに支えられているが、10 年で見ると今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ダイドーリミテッド3205 再建の入口に立つ会社。買収と資産売却で形は整ったが、利益はまだ薄く、今の値段は成功を先取りしている 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ヤマトインターナショナル8127 クロコダイルを量販店で売る老舗。本業は赤字すれすれだが、現金と株式で時価総額の大半を説明できる資産型の会社 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ダイトウボウ3202 稼ぎの柱はショッピングセンター一つ。借金の利息と本社の費用に削られ、株主に残る利益は薄い 本質価値との差 −57.3% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 アツギ3529 本業のストッキングと肌着は赤字が続く。価値は厚木の賃貸地と保有株に宿るが、自力で引き出す道筋は見えない 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 山喜3598 ワイシャツの老舗だが、背広離れで売上は10年で半分に。借金が時価総額を上回り、今の値段でも割高 本質価値との差 −81.4% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 オーミケンシ3111 工場跡地の賃料で食いつなぐ元レーヨン大手。借金と優先株の重みで、普通株に残る価値は薄い 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 北紡3409 紡績の老舗が、中東向けの生地、のど飴、ハイヤー、ビットコインへと手を広げた。17 期を超える赤字が続き、値打ちの芯は土地しか残らない 本質価値との差 −90.4% · 10 年 割高(年 −13.4%) 割高 ユニチカ3103 フィルムと樹脂の会社に生まれ変わったが、普通株の取り分は転換で約 1 割に薄まる仕組みで、今の時価総額は事業の価値と釣り合わない 本質価値との差 −91.4% · 10 年 割高(年 −15.6%) 割高 キムラタン8107 子供服から不動産の買取再販に姿を変えた小型株。借金が重く、今の値段は資産に見合わない 本質価値との差 −96.7% · 10 年 割高(年 −21.9%)

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読んだ資料

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  2. 小松マテーレが工場再編、総工費300億円(ファッションスナップ)

分析日 2026-10-16