株譜
AI 銘柄分析 · 繊維製品 · 試作

アツギ 3529

本業のストッキングと肌着は赤字が続く。価値は厚木の賃貸地と保有株に宿るが、自力で引き出す道筋は見えない

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)392 円63 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,011 円162 億円差 −61.3%
10 年後から見ると 割高 価値 392 円63 億円 · 差 −61.3% · 期待の年率 −3.0%
期待の年率リターン(10 年)−3.0%資本コスト比 −11.5 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

アツギは、ストッキングと肌着の老舗だ。1947年創業の国内大手で、全社の売上の約9割を衣料が占める。もう1つの柱が、神奈川県厚木市に持つ賃貸用の土地だ。

結論から言う。今の値段は割高と見る。衣料が7年連続で営業赤字で、資産を使って穴を埋めている。資産は豊富でも、利益を生む力は弱い。

2026年3月期は、売上215億円に対し営業損益が10億円の赤字だった。衣料は15億円の赤字で、賃貸の黒字5億円が赤字の3分の1を埋めた。会社は7期ぶりの黒字化を掲げたが届かず、中期経営計画も取り下げた。配当は2021年3月期から無配が続く。

資産は厚い。純現金32億円、上場株の保有44億円、賃貸地の簿価105億円がある。自己資本は320億円で、時価総額165億円の約2倍だ。ただ、賃貸地の賃料利回りは時価の約4%で、資本コストの8.75%に届かない。

救いは株主構成だ。アセット・バリュー・インベスターズが28%を持ち、提案の姿勢を明らかにしている。資産が株主に戻る可能性はあるが、時間とともに価値は削られる。確率を重くした強気の筋書きでも、今の値段には届かない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、アツギは「事業ではなく、資産の株」だ。ただし、資産を引き出す力は経営にない。

事業は、7年連続の赤字だ。衣料の損失が賃貸の黒字を食い、資産を取り崩している。10年で堀を築き直すのは難しい。

資産は本物だ。厚木の土地、保有株、純現金を足すと、税を引いても約190億円になる。時価総額165億円を上回る。ただ、賃貸地の利回りは時価の約4%で、資本コストに届かない。資産を持ち続けるほど、価値は目減りする。

安全域は、資産を売って株主に戻したときだけ生まれる。そのためには、経営が動くか、外から動かされる必要がある。アセット・バリュー・インベスターズの28%は、その可能性を示す。だが、動くまでの時間が長いほど、資本コストの分だけ価値は下がる。

オーナー利益、つまり再投資を引いて株主に残る利益は、ほぼゼロだ。配当もない。資産が戻らなければ、株主の取り分は増えない。

何で稼ぐ会社か

アツギは、ストッキングやタイツ、靴下などのレッグウエアと、肌着などのインナーウエアを作って売る会社だ。事業の中心は衣料で、不動産の賃貸と介護関連が小さく加わる。

2026年3月期の売上は215億円。内訳は、レッグウエアが111億円、インナーウエアが91億円、不動産が7億円、その他が6億円だ。営業損益は、衣料が15億円の赤字、不動産が5億円の黒字、その他が1億円の黒字となる。

主な販路は衣料専門店、通販、他社ブランドの受託生産(OEM)だ。最大の取引先はしまむらで、売上の約3割(61億円)を占める。自社ブランドの「ATSUGI」「Tight」などに加え、介護や医療の分野へ向けた肌着にも力を入れている。

生産は海外に移った。主力工場は中国の山東省・煙台にあり、国内の生産子会社は生産を終えた。2026年8月には煙台で希望退職120人を募り、構造改革を進めている。従業員は連結で約1,200人。

不動産は、厚木に持つ土地(賃貸中148千平方メートル)で賃料を得る。利益率は8割近く、衣料の赤字を支える。ほかに、介護用品の販売、グループホームの運営、太陽光発電による売電も営む。

優良さと弱いところ

堀は浅い。ブランドの知名度と、日本人の足にあうサイズ設計は強みだが、価格を決める力に結びついていない。

客のしまむらが売上の3割を占め、OEMでは値下げの圧力を受ける。ストッキングは、普段着の変化とパンツスタイルの定着で市場が縮み続ける。自社の売上も、10年前の234億円から215億円へ細った。

利益は長く出ていない。過去12年で営業黒字は2016年から2018年の3期だけで、直近7期は赤字が続く。ROE(自己資本に対する純利益の割合)は、10年の中央値でマイナス3.7%だ。

2018年から2023年の赤字は、店舗の不振と在庫の積み上がりが原因だった。原材料と物流費の上昇を価格に転嫁できず、2026年も同じ構図が続いた。

財務は強い。自己資本比率は8割で、借金は軽い。賃貸の黒字と保有株の配当が、赤字の穴を一部埋める。

経営の資本配分は、保有資産を抱え続けてきた点が弱い。赤字を資産の取り崩しで埋めてきたため、自己資本は10年で497億円から320億円へ減った。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

レッグウエアの需要は、女性の装いの変化で長く細っている。ストッキングは仕事着のカジュアル化とパンツスタイルの定着で、ここ20年で市場が大きく縮んだ。インナーは、介護や機能性の需要が支えになり、売上はほぼ横ばいだ。

2026年3月期は、レッグウエアが5%減、インナーウエアが1%増だった。ストッキングの減少は、まだ止まる気配がない。

競争相手は、同じ繊維大手のグンゼ、福助、岡本などだ。海外では中国・東南アジアの安価な靴下が流れ込み、価格を押し下げる。大手のユニクロは、機能性インナーで市場を広げた。

原材料はナイロン糸と綿で、石油と為替に影響される。加えて、中国の工場の人件費が上がり、為替が円安に動くほど調達コストが増す。値上げを受け入れる客は少なく、利益は削られる。

近い領域の他社を見ると、売上の過半が衣料のワコールやグンゼも、国内の需要は細る。アツギは、ブランド力の弱さと赤字の長さが、同業のなかでも目立つ。

10年の構図は、数量が緩やかに縮み、価格は物価の4分の3ほどしか上がらないというものだ。改善の余地は構造改革と海外にあるが、その確度は高くない。

資本政策と M&A

資本政策の焦点は、持っている資産をどう使うかだ。純現金は32億円、上場株は17銘柄で44億円。東レ(20億円)、しまむら(11億円)、イオン(10億円)が大きい。賃貸地は簿価で105億円あり、賃貸等不動産の時価は最大で約134億円との数字もある(時期は未確認)。

還元の実績は乏しい。配当は2021年3月期から無配が続く。会社は資産で赤字を埋めてきた。中期経営計画は取り下げられ、新しい計画は検討中だ。

圧力は株主からかかる。アセット・バリュー・インベスターズが28.47%を持ち、保有目的を「純投資及び重要提案行為等」としている。東レが6.4%、オンワードが3.8%。kabufuの試算で、10年以内のTOB(公開買い付け)の確率は約30%だ。

資産の価値は、上場株の売却益にかかる税を引いて数えた。賃貸地は、稼ぎを利益に残すと二重になるため、売る筋書きの強気側だけ売却益を足した。

株主優待は、自社の通販で使える30%割引だ。費用は年0.2億円程度と推定し、還元に少額を足した。本社の土地は賃借で、年1億円の家賃が固定費として残る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

強気の見方は、資産が株主に戻る筋書きだ。アセット・バリュー・インベスターズが28%を持ち、東証のPBR改善要請も追い風になる。10年以内のTOBの確率も約30%と試算される。

この筋書きでは、賃貸地の大半を売る。簿価105億円の土地を税引きで125億円ほどに換金し、保有株44億円と純現金32億円も合わせて、10年で170億円を配当と自社株買いで戻す。

衣料も立て直る。中国の工場の人員を整理し、国内の物流を集約する。介護や医療向けの肌着を伸ばし、インナーは今の1.15倍に増える。価格は物価の分だけ上がる。レッグウエアは縮むが、赤字の事業を減らし、衣料の営業利益は黒字に戻る。

全体の営業利益は9億円、純利益は8億円。2017年3月期の10億円に近い水準を取り戻す。

賃貸地を売ると、賃料の利益は減る。ただ、資産を戻す効果が、それを上回る。株主に戻る額は、土地の売却代金、保有株の売却、純現金で賄う。この筋書きの重みは、経営が自発的に動くかどうかで決まる。

慎重な見方

慎重な見方は、赤字が止まらない筋書きだ。衣料の営業損失は15億円で、6年前から改善していない。国内のレッグウエアは縮み続け、OEMの値下げ圧力も続く。

原材料と物流費の上昇を価格に転嫁できず、コスト削減も追いつかない。構造改革を重ねても、売上の縮小が先に進む。中計を取り下げた経営に、10年の絵を描く力があるとは言いにくい。

資産は、赤字の穴埋めで目減りする。10年で衣料の赤字が累積100億円に達すれば、純現金と保有株は消え、土地を売って埋めるしかなくなる。

賃貸地も、時価がいつまでも保てる保証はない。厚木の土地の相場は上がっているが、売却には税と手間がかかる。

株主の28%を持つ投資家が動いても、経営が動かなければ、資産は戻らない。配当のない状態が続けば、持ち続ける理由は薄れる。ストッキングの需要が細る間に、コストの高い国内の体制を直せなかったことも、重い。

賃貸の黒字は安定しているが、全体の赤字を埋めるには足りない。中国の工場も、人件費の上昇と円安で、コスト優位が薄れている。

どちらに重みを置いたか

どちらにも根拠がある。強気の見方は資産の厚さに、慎重な見方は赤字の長さに支えられている。

筆者は、慎重な見方を強いと見た。資産が戻る筋書きにも確率を厚く置いたが、戻るまでの時間と、本業の損失が価値を削る。強気に12%、やや強気に23%、中立に30%を置いた。結果として、強気の筋書きでも今の値段に届かず、割高と出た。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 459 円74 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 283 円45 億円)。 今の値に割り戻すと 392 円63 億円、今との差 −61.3%、 期待の年率 −3.0%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 701 円112 億円 1,062 円170 億円 +74.3% +5.7% 211 円34 億円
やや楽観 23% 631 円101 億円 562 円90 億円 +18.0% +1.7% 274 円44 億円
中立 30% 458 円73 億円 75 円12 億円 −47.3% −6.2% 160 円26 億円
やや悲観 23% 317 円51 億円 19 円3 億円 −66.8% −10.4% 77 円12 億円
悲観 12% 168 円27 億円 0 円0 億円 −83.4% −16.4% 20 円3 億円
加重平均100% 459 円74 億円283 円45 億円 −26.5% −3.0% 743 円119 億円

今の株価時価総額 1,011 円162 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 12% 資産が株主に戻り、衣料も立て直る 利益 8 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 701 円112 億円

資産が株主に戻る。賃貸地の8割を売り、保有株も整理して、10年で170億円を配当と自社株買いで戻す。アセット・バリュー・インベスターズの提案が通るか、TOBが動く。

衣料も立て直る。中国の工場の人員整理と国内の物流集約が進み、介護・ヘルスケア向けの肌着を伸ばす。インナーは今の1.15倍、レッグウエアは0.85倍で下げ止まる。価格は物価と同じ1.34倍まで上がる。衣料の営業利益率は、レッグが1〜2%、インナーが4〜5%に戻る。

賃貸地は大半を売るため、賃料の利益は2億円ほどに減る。全社の営業利益は9億円、純利益は8億円。ROEは4%にとどまり、資本コストに届かないため、倍率は式の上限の9割にした。赤字からの回復が早く、10年の純利益の合計は34億円になる。これに、土地の売却益(税引後で16億円)が入る。還元170億円は、利益だけでは足りず、売却代金と純現金で払う。

  • レッグウエア(ストッキング・タイツ・靴下):数量 2,890(販売足数(万足、推定))× 価格 436(1足あたりの平均売上(円、名目))→ 売上 126 億円・営業利益 2 億円。営業利益率1.5%
  • インナーウエア(肌着・機能性・介護向け):数量 2,990(販売点数(万点、推定))× 価格 469(1点あたりの平均売上(円、名目))→ 売上 140 億円・営業利益 6 億円。営業利益率4.5%
  • 不動産(賃貸):数量 3.0(賃貸面積(万平方メートル))× 価格 0.66(1万平方メートルあたりの年間賃料(億円、名目))→ 売上 2 億円・営業利益 2 億円。営業利益率78%
  • その他(介護・売電):数量 1.2(事業一式)× 価格 8.00(売上(億円、名目))→ 売上 10 億円・営業利益 1 億円。営業利益率12%

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.5% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)23 億円。全体の PER 11.76 倍、時価総額 112 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:28%の大株主、東証のPBR改善要請、TOB確率30%の試算を踏まえ、資産の還元が大きく動く姿として12%を置いた。ただし、7年の赤字と取り下げた計画を見ると、確度は高くない。

やや楽観 23% 一部の資産が戻り、赤字がほぼ消える 利益 6 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 631 円101 億円

経営が動き、資産の一部が戻る。賃貸地の6割を売り、保有株の一部も整理して、10年で90億円を還元する。TOBは起きないが、投資家の圧力で配当が復活する。

衣料は赤字を減らす。レッグウエアは0.78倍まで縮むが、インナーは1.05倍に増える。価格は物価の9割ほどまで上がる。衣料の営業損益はほぼ均衡し、賃貸の黒字が利益を支える。

全社の営業利益は6億円、純利益は6億円。会社の2018年3月期の水準(営業8億円)には届かない。ROEは2%前後で、資本コストの4分の1にとどまる。売却代金が配当の原資になる点は、強気の筋書きと同じだ。中国の工場の人員整理は予定どおり進み、特別損失は一時で済む。

  • レッグウエア(ストッキング・タイツ・靴下):数量 2,652(販売足数(万足、推定))× 価格 423(1足あたりの平均売上(円、名目))→ 売上 112 億円・営業利益 −1 億円。営業利益率-1.0%
  • インナーウエア(肌着・機能性・介護向け):数量 2,730(販売点数(万点、推定))× 価格 455(1点あたりの平均売上(円、名目))→ 売上 124 億円・営業利益 4 億円。営業利益率3.5%
  • 不動産(賃貸):数量 7.4(賃貸面積(万平方メートル))× 価格 0.64(1万平方メートルあたりの年間賃料(億円、名目))→ 売上 5 億円・営業利益 4 億円。営業利益率77%
  • その他(介護・売電):数量 1.1(事業一式)× 価格 7.69(売上(億円、名目))→ 売上 8 億円・営業利益 1 億円。営業利益率12%

倍率:事業の純利益 5 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 2.5% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)45 億円。全体の PER 11.76 倍、時価総額 101 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:圧力で一部の資産が戻り、配当が復活する姿は現実味がある。経営の動きが遅いため、23%にとどめた。

中立 30% 中立:赤字は縮むが、資産の還元は遅い 利益 3 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 458 円73 億円

会社は赤字を縮めるが、資産を戻す動きは遅い。賃貸地の3割を売り、10年で12億円を還元する程度にとどまる。

レッグウエアは年3%のペースで縮み、10年で0.72倍。インナーは0.97倍でほぼ横ばい。価格は物価の4分の3の1.25倍しか上がらない。衣料の営業損失は、今の15億円から4億円ほどに減る。中国の人員整理、物流の集約、生産の海外移転で、ようやく赤字が縮む。

賃貸の利益は5億円で、全社の営業利益は2億円。受取配当と利息1.5億円を足し、純利益は3億円ほど。ROEは1%に満たない。減価償却と設備投資は、ともに今の6億円台が続く。

純現金と保有株の一部は、赤字の穴埋めで目減りする。それでも、売った土地の代金と合わせて、余った現金は73億円残る。

  • レッグウエア(ストッキング・タイツ・靴下):数量 2,448(販売足数(万足、推定))× 価格 407(1足あたりの平均売上(円、名目))→ 売上 100 億円・営業利益 −4 億円。営業利益率-3.5%
  • インナーウエア(肌着・機能性・介護向け):数量 2,522(販売点数(万点、推定))× 価格 437(1点あたりの平均売上(円、名目))→ 売上 110 億円・営業利益 2 億円。営業利益率1.5%
  • 不動産(賃貸):数量 10.4(賃貸面積(万平方メートル))× 価格 0.61(1万平方メートルあたりの年間賃料(億円、名目))→ 売上 6 億円・営業利益 5 億円。営業利益率77%
  • その他(介護・売電):数量 1.0(事業一式)× 価格 7.69(売上(億円、名目))→ 売上 8 億円・営業利益 1 億円。営業利益率12%

倍率:事業の純利益 2 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 0.7% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)55 億円。全体の PER 11.76 倍、時価総額 73 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:赤字が縮み、資産の還元は遅いという姿が最も自然。構造改革は動き出したが、中計の取り下げが示す通り、見通しの確度は低い。

やや悲観 23% 黒字には戻らず、資産が目減りする 利益 2 億円 · PER 7.5 倍 · 株価時価総額 317 円51 億円

赤字は縮むが、黒字には戻らない。賃貸地の1割を売るだけで、還元は3億円にとどまる。

レッグウエアは0.66倍まで縮み、価格は物価の半分ほどしか上がらない。インナーは0.90倍に減る。衣料の営業損失は3億円ほどのまま残り、賃貸の黒字6億円がそれを打ち消す。

全社の営業利益は1億円、純利益は2億円。ROEは1%に届かない。10年で赤字の累積は30億円に達し、純現金と保有株の多くが消える。配当は復活しない。

資産はあるが、使い方が変わらず、資本コストの分だけ価値が目減りする。保有株の配当と賃貸の黒字が、赤字をわずかに上回る程度で、株主の取り分は増えない。

  • レッグウエア(ストッキング・タイツ・靴下):数量 2,244(販売足数(万足、推定))× 価格 384(1足あたりの平均売上(円、名目))→ 売上 86 億円・営業利益 −3 億円。営業利益率-4.0%
  • インナーウエア(肌着・機能性・介護向け):数量 2,340(販売点数(万点、推定))× 価格 413(1点あたりの平均売上(円、名目))→ 売上 97 億円・営業利益 0 億円。営業利益率0.0%
  • 不動産(賃貸):数量 12.6(賃貸面積(万平方メートル))× 価格 0.59(1万平方メートルあたりの年間賃料(億円、名目))→ 売上 7 億円・営業利益 6 億円。営業利益率75%
  • その他(介護・売電):数量 0.9(事業一式)× 価格 7.07(売上(億円、名目))→ 売上 6 億円・営業利益 1 億円。営業利益率10%

倍率:ROE1%未満でk8.5%を大きく下回る。PERは上限の約6割の7.49倍に置いた。余った現金は赤字の累積で減るとし、戻り方0.5を掛けた。

確率:黒字化の失敗はこの会社の履歴そのもので、7期連続の赤字を踏まえ、厚めの23%を置いた。

悲観 12% 赤字が続き、純現金も保有株も消える 利益 −7 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 168 円27 億円

赤字が止まらず、資産が削られる。レッグウエアは0.55倍、インナーは0.80倍まで縮み、価格は物価の3分の1ほどしか上がらない。衣料の営業損失は12億円に広がり、構造改革の費用もかさむ。

全社の営業利益は8億円の赤字、純損益は7億円の赤字。10年の累積赤字は100億円に達し、純現金と保有株はなくなる。穴を埋めるため、土地を売るか借金を増やす。

最後は、事業の縮小か売却に追い込まれる。税と手間を引いた土地の値段が、株主の最後の取り分となる。株主に戻るのは、その後に残った分だけだ。10年のあいだ、配当は一度も出ない。

  • レッグウエア(ストッキング・タイツ・靴下):数量 1,870(販売足数(万足、推定))× 価格 358(1足あたりの平均売上(円、名目))→ 売上 67 億円・営業利益 −7 億円。営業利益率-10.0%
  • インナーウエア(肌着・機能性・介護向け):数量 2,080(販売点数(万点、推定))× 価格 385(1点あたりの平均売上(円、名目))→ 売上 80 億円・営業利益 −6 億円。営業利益率-7.0%
  • 不動産(賃貸):数量 14.8(賃貸面積(万平方メートル))× 価格 0.54(1万平方メートルあたりの年間賃料(億円、名目))→ 売上 8 億円・営業利益 6 億円。営業利益率70%
  • その他(介護・売電):数量 0.8(事業一式)× 価格 6.77(売上(億円、名目))→ 売上 5 億円・営業利益 0 億円。営業利益率5%

倍率:赤字なのでPBRで置く。稼ぐ力はなく、価値は売れる資産の税後。今の自己資本320億円に0.084を掛けて約27億円。床の資産の内訳は別欄に書いた。

確率:原材料の上昇と値下げ圧力が重なり、赤字が10年止まらない姿は、確率は高くないが深い。12%を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

レッグウエア(ストッキング・タイツ・靴下)

自社ブランドとOEMで売るストッキング・タイツ・靴下。国内の需要が縮む主力。

数量販売足数(万足、推定)価格1足あたりの平均売上(円、名目)売上営業利益
今 2026/03 3,400 325 111 −9
10 年後 中立 2,448 407 100 −4

取り方:有報のレッグウエア売上110.6億円を、販売足数を3,400万足と仮置きして割り、1足あたり325(円)とした(推定。足数は開示なし)。数量は、ストッキング市場の縮小と、しまむらなどOEMの値下げ圧力で、中立で10年0.72倍(年3%減)。価格は物価(1.34倍)の4分の3の1.25倍。理由は、売上の3割を占めるしまむらとの取引や、原材料の上昇を転嫁しきれなかった実績による。営業利益は、繊維全体の赤字15億円を、レッグ(下げ幅が大きい)9.0億円・インナー5.95億円と推定で按分した。競合はグンゼ、福助、岡本など。

インナーウエア(肌着・機能性・介護向け)

肌着、機能性インナー、介護・ヘルスケア向けの下着。ほぼ横ばいで、成長の期待はここにある。

数量販売点数(万点、推定)価格1点あたりの平均売上(円、名目)売上営業利益
今 2026/03 2,600 350 91 −6
10 年後 中立 2,522 437 110 2

取り方:有報のインナーウエア売上91.0億円を、販売点数を2,600万点と仮置きして割り、1点あたり350(円)とした(推定)。数量は中立で0.97倍。介護・ヘルスケア向けと、D2C(自社通販)の伸びが、国内の人口減を相殺する程度。価格は1.25倍(レッグと同じ理由)。営業利益はレッグと按分。競合はグンゼ、ワコール、ユニクロ。

不動産(賃貸)

厚木に持つ賃貸地(148千平方メートル)の賃料。利益率が高く、衣料の赤字を支える。

数量賃貸面積(万平方メートル)価格1万平方メートルあたりの年間賃料(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 14.8 0.47 7 5
10 年後 中立 10.4 0.61 6 5

取り方:有報の不動産売上6.97億円を、賃貸中の面積14.8万平方メートルで割り、1万平方メートルあたり0.471(億円)とした。営業利益は開示の5.38億円(利益率77%)。賃料は契約の更改で、物価の4割ほど上がるとして、中立で10年1.30倍。数量は、中立で3割の売却を置く(アセット・バリュー・インベスターズの圧力と、利回りが資本コストを下回るため)。

その他(介護・売電)

介護用品の販売、グループホームの運営、太陽光発電の売電。

数量事業一式価格売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 1.0 6.15 6 1
10 年後 中立 1.0 7.69 8 1

取り方:有報のその他6.15億円。営業利益は0.75億円(利益率12%)。介護は需要が伸びる一方、売電は固定価格で伸びない。価格は中立で1.25倍。

リスクと懸念

衣料の赤字が続く

衣料は営業損失15億円で、7期連続の赤字。原材料と物流費の上昇を価格に転嫁できず、中計も取り下げた。赤字が10年続けば、純現金と保有株が消える。

ストッキング市場の縮小

レッグウエアは2026年3月期に5%減った。普段着の変化で市場が縮み続け、アツギの売上も10年で2割近く細っている。

客先の値下げ圧力

しまむらが売上の3割(61億円)を占める。OEMの値下げ要求が強く、価格を物価ほどには上げられない。

資産が株主に戻らない

無配が2021年3月期から続く。賃貸地の利回りは時価の約4%で、資本コストを下回る。資産を持ち続けるほど、価値が削られる。

保有株の価格変動

上場17銘柄の44億円のうち、東レが20億円、しまむらが11億円。株価が下がれば、資産の価値が目減りする。

中国の工場と為替

主力工場は中国の煙台。人件費の上昇と円安で、調達コストが増える。希望退職120人の費用(約2.1億円)も出る。

大株主の動き次第

28%の投資家が動けば資産が戻るが、動かなければ膠着する。保有を減らす場合は、株価の下押し要因にもなる。

今後の分かれ目

賃貸地や保有株の売却と、配当・自社株買いの復活が発表されたら
強気・やや強気の確率を上げ、余った現金の戻り方を見直す。
衣料の営業損益が黒字に転じたら
中立の利益を上げ、レッグ・インナーの利益率を見直す。
衣料の赤字が2期連続で拡大したら
慎重な見方の確率を上げ、純現金の目減りを前倒しで織り込む。
アセット・バリュー・インベスターズがTOBや株主提案に踏み切ったら
買い取り価格が資産の税後の価値を上回るかを別に確かめる。
しまむらなど主要取引先の取引が減ったら
数量を下方に見直し、売上の3割の変動を織り込む。
賃貸等不動産の時価が開示で大きく動いたら
床の資産と、売却時の税引後の価値を直す。

見ておくもの

  • 衣料の営業損益と、レッグウエアの売上の減り方
  • 賃貸地・保有株の売却と、配当・自社株買い
  • アセット・バリュー・インベスターズの保有と提案
  • 新しい中期経営計画の中身
  • しまむらの売上比率

倍率と資本コストの決め方

売上は、レッグウエアを足数×1足あたり売上、インナーを点数×1点あたり売上、賃貸を面積×賃料で積んだ。足数と点数は仮置き(推定)で、価格は物価の4分の3を基本にした。倍率は式から決め、事業の純利益に掛けるPERの上限1÷kの約8割に置いた。余った現金(純現金と保有株の税引後)は別に足し、その配当・利息の分(1.4%)を純利益から引いて、二重に数えないようにした。戻り方は0.5とし、賃貸地は売る筋書きの強気側だけ現金に足した。今の株価は見ずに決め、最後に比べて割高と出た。新リース会計基準の影響は、借りているのが本社の土地(年1億円)だけで軽い。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.3→11.76 倍・やや楽観 PER 9.8→11.76 倍・中立 PER 9.1→11.76 倍・やや悲観 PER 7→7.49 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%にqualityの+1.25%を足して8.75%。7期の赤字は、純現金と厚い自己資本があるため事業が傾いているとは見ず、上乗せ(extra)は置かない。赤字の続く姿は筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.75% → 8.50%。

同じ業種(繊維製品)の AI 分析

割安 ゴールドウイン8111 稼ぐ力は本物だが、1 つのブランドに乗りすぎている。10 年で見ると今の値段はおおむね妥当だ 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +9.5%) やや割安 オーベクス3583 帽子の技術から生まれたペン先の名脇役。稼ぐ力は資本コストに届かず、現金は戻りにくい。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 セーレン3569 車の内装材で世界首位の堅い会社だが、最高益の続きを前提にした今の値段はやや高い 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本毛織3201 利益の半分は商業施設と不動産が稼ぐ。会社は堅いが、10年の伸びは物価並みで、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 サイボー3123 稼ぎの9割は商業施設の賃料。借金が重く、2027年の契約更新と繊維の赤字が分かれ目 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) 適正 富士紡ホールディングス3104 半導体の研磨パッドで稼ぐ元繊維会社。事業の質は高いが、利益の山を織り込んだ今の値段に余裕はない 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 小松マテーレ3580 染め物の技術は確かで財務も堅いが、稼ぐ力は並み。今の値段は、良い目も悪い目も織り込んだ水準に近い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 東京ソワール8040 喪服の老舗卸。売場の百貨店が消えていく中で稼ぎは細く、現金と株の厚さほどの値打ちはない 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 オンワードホールディングス8016 立て直しは本物だが、稼ぐ力はまだ資本コストに届かない。10 年で見ると今の値段はやや先を行く 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 東レ3402 炭素繊維で世界首位の複合化学大手。事業は強いが、資本の稼ぎが資本コストに届かず、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 TSIホールディングス3608 多ブランドで利益は上向く。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると今の値段は先を行く 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 倉敷紡績3106 本業は化成品と計測機器で稼ぎ始めたが、保有株の含み益を足しても、今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 クラウディアホールディングス3607 ドレスを作る会社から式場の運営へ。利益は戻ったが、婚礼の数が細るなか借金と家賃が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 イチカワ3513 製紙機械の消耗品フェルトで国内を二分する堅い会社。ただ国内の紙は縮み、直近の高い利益率は山。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 マツオカコーポレーション3611 ユニクロ・東レ向けの縫製受託で売上は伸びるが、利益は薄く為替頼み。為替が動かない前提では今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ルックホールディングス8029 海外ブランドの独占契約で稼ぐ会社で、純資産は厚いが利益率が低く契約の更新に左右され、確率の加重では今の値段を2割台後半下回る 本質価値との差 −11.5% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 帝人3401 繊維商社・アラミド・在宅医療を抱える複合企業。立て直しは緒に就いたが、稼ぐ力が資本コストに届かず、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 ダイニック3551 製本クロス・壁装材・フィルム加工の老舗。利益は回復したが資本効率は低く、純負債も重い。10年後の価値は今の時価総額を下回り割高の側 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東海染工3577 縮む国内の染色と、伸びる保育の二本足。帳簿は厚いが稼ぐ力は細く、今の値段は高い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 丸八ホールディングス3504 ふとんの訪問販売は縮み、稼ぎの半分は運用収益。親会社が 68% を持つ会社で、株主に戻る額を考えると割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 帝国繊維3302 消防ホース国内首位の堅い防災会社だが、今期の好調と眠る資産の戻りを織り込んだ今の値段はやや高い 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 シキボウ3109 紡績と織物の老舗がユニチカの衣料事業を取り込んだが、借入は重く、10年の価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 SUMINOE3501 車とカーペットの繊維メーカー。売上は大きいが稼ぐ力が薄く、10年で見れば今の値段は割高と筆者は見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 自重堂3597 作業服の老舗で、財務は無借金で極めて厚い。ただ売上は10年で縮み、稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ソトー3571 毛織物の染色加工が赤字を垂れ流す一方、有価証券と賃貸不動産の厚みで支える会社。10年で見ると今の値段は高い 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 トーア紡コーポレーション3204 毛糸と車の内装材と商業施設の賃料。借金の金利が上がると、稼ぎの多くが利払いに消える 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 グンゼ3002 肌着の老舗は、稼ぎ頭が樹脂と医療へ移る途中にある。今の値段は、再建の成功をほぼ織り込んだ水準だ 本質価値との差 −36.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 日東製網3524 漁網の老舗だが、在庫を抱える借入が売上の 8 割。金利の上昇が稼ぎを食い、価値は今の値段の半分ほど 本質価値との差 −37.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フエルト3512 製紙用フェルトの老舗。本業の稼ぎは薄く、価値の大半は保有株と賃貸ビル。資産の還元は進むが今の値段は高い 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ナイガイ8013 老舗の靴下卸は借りたブランドで売上の8割を稼ぎ、本業はほぼ利益を出さない。持ち合い株と現金は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −39.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 フジックス3600 京都の老舗の縫い糸メーカー。本業は 5 期続けて赤字で、時価総額を上回る現金と銀行株が株主に戻る道は細い 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 キング8118 利益の大半は賃貸ビルが稼ぎ、アパレルは赤字。時価総額の半分は現金で、その現金が株主に戻るかどうかが価値を決める 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ワコールホールディングス3591 稼ぐ力はまだ戻っていない。資産の厚みに支えられているが、10 年で見ると今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ダイドーリミテッド3205 再建の入口に立つ会社。買収と資産売却で形は整ったが、利益はまだ薄く、今の値段は成功を先取りしている 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ヤマトインターナショナル8127 クロコダイルを量販店で売る老舗。本業は赤字すれすれだが、現金と株式で時価総額の大半を説明できる資産型の会社 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ダイトウボウ3202 稼ぎの柱はショッピングセンター一つ。借金の利息と本社の費用に削られ、株主に残る利益は薄い 本質価値との差 −57.3% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 山喜3598 ワイシャツの老舗だが、背広離れで売上は10年で半分に。借金が時価総額を上回り、今の値段でも割高 本質価値との差 −81.4% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 オーミケンシ3111 工場跡地の賃料で食いつなぐ元レーヨン大手。借金と優先株の重みで、普通株に残る価値は薄い 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 北紡3409 紡績の老舗が、中東向けの生地、のど飴、ハイヤー、ビットコインへと手を広げた。17 期を超える赤字が続き、値打ちの芯は土地しか残らない 本質価値との差 −90.4% · 10 年 割高(年 −13.4%) 割高 ユニチカ3103 フィルムと樹脂の会社に生まれ変わったが、普通株の取り分は転換で約 1 割に薄まる仕組みで、今の時価総額は事業の価値と釣り合わない 本質価値との差 −91.4% · 10 年 割高(年 −15.6%) 割高 キムラタン8107 子供服から不動産の買取再販に姿を変えた小型株。借金が重く、今の値段は資産に見合わない 本質価値との差 −96.7% · 10 年 割高(年 −21.9%)

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読んだ資料

  1. アツギ 有価証券報告書の抽出(EDINET DB)
  2. アツギ 2026年3月期決算の概要(Fashionsnap)
  3. アツギ 大量保有報告書の一覧

分析日 2026-10-19