株譜
AI 銘柄分析 · 繊維製品 · 試作

キング 8118

利益の大半は賃貸ビルが稼ぎ、アパレルは赤字。時価総額の半分は現金で、その現金が株主に戻るかどうかが価値を決める

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)680 円109 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,179 円188 億円差 −42.3%
10 年後から見ると 割高 価値 680 円109 億円 · 差 −42.3% · 期待の年率 +1.1%
期待の年率リターン(10 年)+1.1%資本コスト比 −6.5 pt
推定の資本コスト7.6%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.6% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

キングは、婦人服の卸売で知られる京都生まれの会社だ。今の稼ぎの中心は、自社ビルの賃貸にある。2026/03期の営業利益7.9億円のうち、賃貸が8.1億円を稼ぎ、アパレルは0.4億円の赤字だった。

筆者の結論は、今の時価総額181億円は、10年の筋書きを確率で重ねた価値より高いというものだ。割高と見る。理由は、現金の半分近くが株主に戻らないと見るからだ。

財務は極めて堅い。純現金は94億円で、時価総額の52%を占める。自己資本比率は86.5%。ただし、資本効率は悪い。ROEは2.7%と、資本コスト7.6%を大きく下回る。自己資本231億円のうち、約85億円は事業に使われていない現金である。

分かれ目は2つある。1つは、アパレルが赤字を脱するかどうか。売上は10年の年率-4.4%で縮み続けている。もう1つは、余った現金が配当や自社株買いで株主に戻るかどうかだ。大株主に海外の投資会社(LNSマネジメント、9.4%)がいる。この投資会社は、経営への助言や提案を保有目的に挙げている。ただ、現金の戻り方は、会社の決めることだ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、この会社を一言で言えば、安全な賃貸ビルと現金の山に、赤字のアパレルがくっついた会社だ。

倒れる心配はない。自己資本比率は86.5%、純現金は94億円。賃貸ビルは自社の所有で、年10億円の賃料が入る。アパレルが赤字でも、10年は持ちこたえる。

問題は、現金の使い方だ。資本効率が低く、ROEは2.7%。自己資本の4割が、事業に使われない現金だ。現金を事業に再投資しても、資本コスト7.6%に届く見込みが薄い。株主に戻すのが正しいが、会社は10年のあいだ、現金を減らしていない。

アパレルの赤字は、経営の課題だ。売上は年率-4.4%で縮み、固定費が重い。立て直しが成功すれば価値は上がるが、成功の確率は高くない。

安全域は、現金と賃貸ビルにある。ただし、賃貸ビルの含み益は、賃料の稼ぎとして利益に入っている。別に足すと二重になる。現金が戻らないなら、少数株主にとっての現金の価値は、額面を下回る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は3つの事業だ。アパレルは、婦人服とファッション雑貨を、百貨店・専門店・ショッピングモールなどに卸している。売上は60.5億円で、全体の77%を占める。ところが営業損益は0.4億円の赤字。テキスタイルは、子会社のポーンが生地を卸す事業で、売上は7.7億円、営業利益は0.3億円。エステートは、自社ビルの賃貸だ。売上は10.2億円、営業利益は8.1億円で、営業利益率は80%近い。

貸し出しているのは東京の本社(品川区)、大阪店(吹田市)、京都本店(下京区)の3つで、外部への貸付面積は合わせて約14,600㎡。建物に占める貸付の割合は、東京27%、大阪69%、京都78%。ほかに、港区に賃貸専用の土地(296㎡)がある。

生産は商社や国内メーカーに委託し、大部分が中国で作られる。新ブランドとして、LETICIA(2024秋冬)とpierre cardin(2025秋冬)を展開する。従業員は連結で148人。

売上は2015/03期の128億円から、2026/03期の78億円まで縮んだ。営業利益は8〜14億円の幅を保ってきたが、それはアパレルの利益が落ちた分を、賃貸の安定が支えてきたためだ。

数量や単価の内訳は開示されない。筆者は、アパレルを年173万点×1点0.35万円、テキスタイルを年110万メートル×1メートル0.07万円、エステートを貸付面積14,600㎡×年6.95万円と見積もった(推定)。

優良さと弱いところ

筆者は、アパレルの堀を弱いと見る。ブランド力で選ばれる事業ではなく、卸売の相手は百貨店と専門店で、国内の婦人服は人口減少で縮む。10年の売上は年率-4.4%で減り、営業利益は2025/03期に0.45億円、2026/03期は赤字まで落ちた。

一方、エステートには立地の強みがある。品川と大阪・京都の自社ビルは、取得から長い年月が経ち、簿価は低い。外部貸しの売上10億円に対し、営業利益は8億円。この安定が、全社の損益を支えている。

資本効率は低い。ROEは10年の中央値が3.2%、直近は2.7%。自己資本の約4割が、事業に使われない現金で、これがROEを押し下げている。

経営は、配当性向40%を目安に、配当を続けている(2026/03期は性向46%)。自己株式を約36%持ち、過去に自社株買いを行ってきた。ただ、現金は10年のあいだ減っておらず、事業の外に積み上がっている。

会社は、売上拡大を最重要課題に掲げ、新ブランドの展開を始めた。成果は未確認である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の婦人服の卸売は、成熟した縮む市場だ。国内のアパレル小売市場は2024年に8兆5,010億円(名目)と、4年連続で増えたが、1990年代の約15兆円から約4割縮んだ。売上が伸びて見えるのは価格の上昇のためで、数量の伸びは小さい。

市場の変化は、卸にとって厳しい。ファーストリテイリングなどの大手と、EC専業のブランドが顧客を奪う。百貨店や専門店の店舗網が細り、卸の売り先が減る。キングも、売上が年率-4.4%で縮んだ。

生産の大部分は中国に頼る。為替と関税、調達の制約が費用を押し上げる。物価の上昇を価格に転嫁できるかが、利益率を決める。

一方、オフィスビルの賃貸は別の市場だ。東京の品川は、需要が堅い。大阪(吹田)と京都は、東京より賃料が上がりにくい。物価が上がる局面では、既存契約の改定が遅れるため、賃料の上昇は物価に届きにくい。

分かれ目は、アパレルの新ブランドが縮小に歯止めをかけられるかと、賃貸の空き区画をどれだけ埋められるかだ。後者は、本社に勤める人が減るほど、貸せる面積が広がる。前者は、百貨店や専門店の売り場が細るなかで、新しい売り先を見つけられるかにかかる。

資本政策と M&A

資本政策は、守りだ。配当は総額2.9億円(2026/03期)。配当性向は46%で、会社の目安40%を上回る。自社株買いは、2022年11月から2023年3月、2023年11月から2024年3月に行われた。自己株式は、発行済2,477万株のうち880万株(36%)にのぼる。

それでも現金は減っていない。現金同等物は98億円で、純現金は94億円。財務は堅く、営業利益÷支払利息は79倍。自己資本比率は86.5%。

政策保有株は、上場153銘柄で計30.7億円。主な銘柄は、三菱UFJ(6.2億円)、ワコール(4.8億円)、中央倉庫(4.4億円)、TSI(3.4億円)。持ち合いの色が濃い。

株主構成は、特定の親会社がいない。LNSマネジメント(シンガポール)が9.37%、山田育英財団が7.23%、中央倉庫が6.36%、三菱UFJ銀行が4.70%、京都銀行が4.64%を持つ。LNSは、投資目的に経営への助言と重要提案を挙げている。物言う株主が、現金の還元を迫る可能性は残る。筆者の参照するモデルは、10年以内のTOB・買収の確率を21.6%と置く。

減価償却は、既存の建物は取得時の値段のまま。新しい修繕・改装の分だけ、物価で膨らむ。2026/03期の設備投資は5.2億円で、主に店頭の内装。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

キングは、純現金が時価総額の半分を占める会社だ。純現金は94億円、自己資本比率は86.5%。この現金だけで、悲観の場合の価値を支えられる。

賃貸ビルは、年10億円の賃料を生み、営業利益は8億円と、全社の営業利益を上回る。東京本社は建物8,214㎡のうち外部貸しが27%で、空き区画を貸せば増収の余地がある。物価が上がれば、賃料も改定で上がる。

アパレルは、新ブランドが始まった。LETICIAは2024年秋冬、pierre cardinは2025年秋冬から。2027/03期の会社予想は、営業利益9億円と、前期より1.1億円増える見通しだ。

株主構成も変化している。LNSマネジメントが9.4%を持ち、経営への助言と重要提案を保有目的に挙げた。現金の還元が進めば、価値は大きく上がる。TOBの確率も、モデルで21.6%ある。自己株式が36%と多く、市場に出回る株は薄い。さらに、純現金は94億円と、時価総額の半分を超える。事業の価値がゼロでも、現金だけで株価の半分を支える計算になる。賃貸ビルの含み益は、簿価が低い分だけ大きいとみられる。

慎重な見方

同社の問題は、稼ぐ力が弱いことだ。売上は2015/03期の128億円から、2026/03期の78億円まで、年率-4.4%で縮んだ。アパレルは営業赤字で、賃貸ビルの稼ぎを食っている。

現金の使い方は、期待しにくい。純現金は94億円で、10年のあいだ、ほとんど減っていない。ROEは2.7%と、資本コスト7.6%を大きく下回る。自社株買いはあったが、年1億円台と小さく、現金の山は変わらなかった。

大株主は、友好的な持ち合いの会社が並ぶ。山田育英財団、中央倉庫、三菱UFJ銀行、京都銀行、日本生命。LNSが提案しても、他の株主が賛成するとは限らない。

新ブランドの成果は、まだ見えない。2027/03期の第1四半期は売上が0.3%増、営業利益は11.8%減。立て直しの兆しは薄い。TOBのプレミアムを期待して買うのは、本質価値の分析ではなく、会社の出方に賭ける行為だ。株価は、安全だが成長しない資産株として、すでに現金に近い値段で評価されている。

どちらに重みを置いたか

強い方は慎重な見方だった。賃貸ビルと現金の安全は確かだが、価値を決めるのは、現金が株主に戻るかと、アパレルの赤字が止まるかだ。ここは、現金が10年減っていないという実績が語る。そこで余った現金の戻り方は0.5とし、中立の営業利益率は11.4%、楽観でも14%と置いた。確率は中立を最も厚い36%にし、やや悲観と悲観の合計を40%、楽観側の合計を24%とした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,091 円174 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 224 円36 億円)。 今の値に割り戻すと 680 円109 億円、今との差 −42.3%、 期待の年率 +1.1%(資本コスト 7.6%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 1,541 円246 億円 398 円64 億円 +64.4% +5.1% 116 円19 億円
やや楽観 18% 1,401 円224 億円 317 円51 億円 +45.7% +3.8% 309 円49 億円
中立 36% 1,239 円198 億円 242 円39 億円 +25.6% +2.3% 533 円85 億円
やや悲観 27% 871 円139 億円 159 円25 億円 −12.7% −1.3% 278 円44 億円
悲観 13% 507 円81 億円 101 円16 億円 −48.4% −6.4% 79 円13 億円
加重平均100% 1,091 円174 億円224 円36 億円 +11.6% +1.1% 1,316 円210 億円

今の株価時価総額 1,179 円188 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.6% を下回るほど割高。

楽観 6% 楽観:新ブランドが当たり、アパレルの赤字が消える 利益 12 億円 · PER 13.2 倍 · 株価時価総額 1,541 円246 億円

pierre cardinとLETICIAが百貨店と専門店で定着し、アパレルの卸売は点数が1割減にとどまる。卸値は1.3倍に上がり、赤字が消えて小さな黒字に戻る。

エステートも伸びる。東京本社は建物8,214㎡のうち外部への賃貸が2,247㎡と27%にとどまる。社員が減るなかで空き区画を貸し出し、貸付面積は1割増える。賃料は物価並みの1.32倍に上がり、賃貸の営業利益は11億円に届く。

売上は95億円、営業利益は13.6億円、営業利益率は14%になる。過去12年で最も高い2023/03期の12.7%を超える水準で、アパレルが好転する場合だけに起こりうる。配当性向は6割に引き上げられる。

  • 婦人服・ファッション雑貨の卸売(アパレル):数量 156(推定の販売点数(万点))× 価格 0.46(1点あたりの卸売上(万円。10年で1.25倍。卸値は物価に届かない))→ 売上 71 億円・営業利益 2 億円。新ブランドが当たり、点数の減りは1割にとどまる。営業利益率3%
  • テキスタイル(生地の卸売):数量 110(推定の販売数量(万メートル))× 価格 0.09(1メートルあたりの売上(万円。10年で1.25倍))→ 売上 10 億円・営業利益 1 億円。新しい販路が開け、数量は横ばい。営業利益率5%
  • エステート(自社ビルの賃貸):数量 16,060(外部への貸付面積(㎡))× 価格 9.18(1㎡あたりの年間賃料(万円。10年で1.25倍。既存契約の改定が遅れる))→ 売上 15 億円・営業利益 11 億円。本社の空き区画を貸し出し面積が1割増える。賃料は物価並み。営業利益率75%

倍率:事業の純利益 10 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.3% が k 7.60% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)112 億円。全体の PER 13.16 倍、時価総額 246 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:新ブランドpierre cardinとLETICIAが売上を押し上げ、アパレルが黒字に戻る筋書き。ただし売上は10年の年率-4.4%で縮んでおり、これを覆す材料はまだ開示にない。営業利益率は14%台と過去12年の山12.7%を超えるため、薄く6%とした。

やや楽観 18% やや楽観:アパレルは赤字を脱し、賃貸の増収が支える 利益 10 億円 · PER 13.2 倍 · 株価時価総額 1,401 円224 億円

アパレルは点数が2割弱減る。新ブランドが縮小の速度を弱め、赤字から脱して小さな黒字に戻る。

エステートは、本社の空き区画の一部を貸して面積が5%増える。賃料は物価に届かない1.28倍で、賃貸の営業利益は10億円になる。

売上は86億円、営業利益は11.3億円、営業利益率は13%。2018/03期から2019/03期の12%台に並ぶ水準だ。純利益は10億円で、配当性向を5割台半ばまで高め、自己資本は約273億円に積み上がる。

ただし、事業のROEは5%台と資本コストの8.0%に届かない。余った現金は積み上がり続け、価値の主役は賃貸ビルと現金のままだ。

  • 婦人服・ファッション雑貨の卸売(アパレル):数量 142(推定の販売点数(万点))× 価格 0.45(1点あたりの卸売上(万円。10年で1.25倍。卸値は物価に届かない))→ 売上 64 億円・営業利益 1 億円。点数は2割弱減るが、赤字を脱して営業利益率1.5%
  • テキスタイル(生地の卸売):数量 101(推定の販売数量(万メートル))× 価格 0.09(1メートルあたりの売上(万円。10年で1.25倍))→ 売上 9 億円・営業利益 0 億円。数量は1割弱減。営業利益率4.5%
  • エステート(自社ビルの賃貸):数量 15,330(外部への貸付面積(㎡))× 価格 8.90(1㎡あたりの年間賃料(万円。10年で1.25倍。既存契約の改定が遅れる))→ 売上 14 億円・営業利益 10 億円。空き区画の一部を貸し、面積5%増。賃料は物価に届かない1.28倍。営業利益率74%

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.3% が k 7.60% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)111 億円。全体の PER 13.16 倍、時価総額 224 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2027/03期の会社予想は営業利益9億円で、売上は+2%。足元の第1四半期は売上が横ばい(+0.3%)。アパレルの減少が止まり赤字が小さくなる筋書きで18%とした。

中立 36% 中立:アパレルは細り、賃貸ビルが利益を支え続ける 利益 8 億円 · PER 13.2 倍 · 株価時価総額 1,239 円198 億円

アパレルは点数が10年で4分の1減る。国内の婦人服は人口減少の影響を受け、売上は2015/03期の128億円から2026/03期の78億円まで縮んだ。この流れが続く。卸値は物価に届かない1.25倍で、固定費の重さが残り、営業利益率は-1%と小さな赤字が続く。

一方、エステートは堅い。貸付面積は変わらず、賃料は既存契約の改定が遅れて1.25倍。賃貸の営業利益は9.3億円になり、全社の営業利益の100%を超える。

売上は78億円、営業利益は8.8億円、営業利益率は11.4%。2027/03期の会社予想(営業利益9億円)とほぼ同じ水準だ。純利益は8億円台で、このうち1.5億円ほどは余った現金の利息である。配当性向は5割で、現金は10年で約109億円に積み上がる。

  • 婦人服・ファッション雑貨の卸売(アパレル):数量 130(推定の販売点数(万点))× 価格 0.44(1点あたりの卸売上(万円。10年で1.25倍。卸値は物価に届かない))→ 売上 57 億円・営業利益 −1 億円。点数は10年で4分の1減る。価格は卸値の上げが物価に届かず1.25倍。営業利益率-1%
  • テキスタイル(生地の卸売):数量 93.2(推定の販売数量(万メートル))× 価格 0.09(1メートルあたりの売上(万円。10年で1.25倍))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。数量は15%減。営業利益率3%
  • エステート(自社ビルの賃貸):数量 14,600(外部への貸付面積(㎡))× 価格 8.69(1㎡あたりの年間賃料(万円。10年で1.25倍。既存契約の改定が遅れる))→ 売上 13 億円・営業利益 9 億円。面積は横ばい。賃料は既存契約の改定が遅れ1.25倍。営業利益率73%

倍率:事業の純利益 7 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.2% が k 7.60% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)109 億円。全体の PER 13.16 倍、時価総額 198 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:賃貸ビルが営業利益の大半を稼ぎ、アパレルが細りながら損益ゼロ近辺で続く姿。過去12年の営業利益は8〜14億円の幅で推移した。中立の営業利益率11.4%は山の12.7%以下で、最も厚い36%とした。

やや悲観 27% やや悲観:アパレルの赤字が賃貸の稼ぎを食う 利益 6 億円 · PER 8.8 倍 · 株価時価総額 871 円139 億円

アパレルの点数は4割近く減る。卸値は物価に届かない1.2倍で、固定費が重く営業利益率は-5%まで落ちる。損失は年2億円を超える。

エステートも傷む。築年が進み空室が増え、賃料は1.15倍にとどまる。賃貸の営業利益は7.8億円まで減るが、それでもアパレルの損失を上回る。

売上は62億円、営業利益は5.5億円、営業利益率は8.8%。純利益は6億円弱で、配当は純利益の45%。事業のROEは2%台に落ちる。

安全域は現金にある。余った現金は約100億円残り、株主に戻るかどうかが価値を分ける。アパレルの赤字が年2億円を超えても、現金の利息と賃貸の稼ぎで全体は黒字を保つ。ただし、そこから新しい成長は生まれない。

  • 婦人服・ファッション雑貨の卸売(アパレル):数量 107(推定の販売点数(万点))× 価格 0.42(1点あたりの卸売上(万円。10年で1.25倍。卸値は物価に届かない))→ 売上 45 億円・営業利益 −2 億円。点数は4割近く減り、固定費の重さで営業利益率-5%
  • テキスタイル(生地の卸売):数量 76.8(推定の販売数量(万メートル))× 価格 0.08(1メートルあたりの売上(万円。10年で1.25倍))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。数量3割減、営業利益率1%
  • エステート(自社ビルの賃貸):数量 14,162(外部への貸付面積(㎡))× 価格 7.99(1㎡あたりの年間賃料(万円。10年で1.25倍。既存契約の改定が遅れる))→ 売上 11 億円・営業利益 8 億円。築年の進みで空室が増え、賃料は1.15倍にとどまる。営業利益率69%

倍率:事業の ROE 2.7%。k を大きく下回り、アパレルの赤字が続くので、上限 12.5 倍の 7 割の 8.75 倍に置いた。引き上げはしていない。

確率:アパレルは2025/03期に営業利益0.45億円まで落ち、2026/03期は赤字になった。この流れが続き、赤字が賃貸の稼ぎを削る筋書きは自然で、中立より少し薄い27%とした。

悲観 13% 悲観:アパレルの赤字が膨らみ、賃貸も傷む 利益 3 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 507 円81 億円

アパレルの点数は半分以下に落ちる。販売員の費用や在庫の負担が削れず、売上30億円で3.6億円の赤字が出る。テキスタイルも半減して小さな赤字になる。

エステートも、貸し面積が8%減り、賃料は物価に届かない1.05倍。修繕費と固定資産税の増加で営業利益率は62%まで下がり、賃貸の営業利益は6億円にとどまる。

売上は44億円、営業利益は2.2億円と、賃貸ビルの稼ぎもアパレルの赤字でほとんど消える。この状態の価値は、持っている現金・投資有価証券・賃貸ビルで支えられる。ただし、現金の使い道を決めるのは経営陣で、少数株主は取り出せない。

2021/03期の営業利益ゼロは、売上が3割減るとアパレルが赤字になることを示した。ここでは、その状態が長く続く。

  • 婦人服・ファッション雑貨の卸売(アパレル):数量 77.8(推定の販売点数(万点))× 価格 0.39(1点あたりの卸売上(万円。10年で1.25倍。卸値は物価に届かない))→ 売上 30 億円・営業利益 −4 億円。点数は半分以下になり、販売の費用が削れず赤字。営業利益率-12%
  • テキスタイル(生地の卸売):数量 54.9(推定の販売数量(万メートル))× 価格 0.07(1メートルあたりの売上(万円。10年で1.25倍))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。数量は半減し、小さな赤字
  • エステート(自社ビルの賃貸):数量 13,432(外部への貸付面積(㎡))× 価格 7.30(1㎡あたりの年間賃料(万円。10年で1.25倍。既存契約の改定が遅れる))→ 売上 10 億円・営業利益 6 億円。貸し面積が8%減り、賃料は1.05倍。修繕と税で営業利益率62%

倍率:事業の稼ぐ力(事業の純利益 約 2 億円 ÷ k)では約 24 億円にしかならない。そこで売れる資産・現金を床にした。PBR は床の約 81 億円を今の自己資本 231.2 億円で割った 0.35 倍。

確率:点数が半分以下になり、固定費が重く赤字が膨らむ筋書き。2021/03期のコロナ禍では営業利益がゼロまで落ちた実績がある。賃貸ビルが残るため倒れる形ではなく、13%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

婦人服・ファッション雑貨の卸売(アパレル)

婦人服とファッション雑貨を、百貨店・専門店・ショッピングモールなどに卸す。自社ブランドと海外コラボのブランド。

数量推定の販売点数(万点)価格1点あたりの卸売上(万円。10年で1.25倍。卸値は物価に届かない)売上営業利益
今 2026/03 173 0.35 61 0
10 年後 中立 130 0.44 57 −1

取り方:アパレルの売上は60.5億円、営業損益は-0.41億円(有報)。点数と単価は開示されない。婦人服の卸の1点あたりの卸売上を0.35万円と仮定し、売上から点数を逆算した(推定)。仕入高は24.0億円で、売上総利益率は高い。

テキスタイル(生地の卸売)

子会社のポーンが、生地を卸す。

数量推定の販売数量(万メートル)価格1メートルあたりの売上(万円。10年で1.25倍)売上営業利益
今 2026/03 110 0.07 8 0
10 年後 中立 93.2 0.09 8 0

取り方:テキスタイルの売上は7.68億円、営業利益は0.32億円(有報)。数量は開示されない。1メートルあたり0.07万円と仮定し、売上から逆算した(推定)。

エステート(自社ビルの賃貸)

東京本社(品川区)、大阪店(吹田市)、京都本店(下京区)のビルと、港区の賃貸専用地を貸す。

数量外部への貸付面積(㎡)価格1㎡あたりの年間賃料(万円。10年で1.25倍。既存契約の改定が遅れる)売上営業利益
今 2026/03 14,600 6.95 10 8
10 年後 中立 14,600 8.69 13 9

取り方:エステートの売上は10.15億円、営業利益は8.08億円(有報)。貸付面積は東京2,247㎡、大阪6,794㎡、京都5,559㎡の計14,600㎡(有報の設備の状況)。港区の賃貸専用地は面積が不明で、面積には含めず、賃料にだけ含まれる。1㎡あたりの賃料は売上÷面積で逆算した(推定)。

リスクと懸念

アパレルの赤字の定着

売上は10年の年率-4.4%で縮み、2026/03期は営業赤字になった。固定費の重さが残り、点数がさらに減ると、赤字が賃貸の稼ぎを食う。

現金が戻らない

純現金94億円は10年間減っていない。ROEが2.7%と資本コストを下回る状態が続き、現金は事業の外に積み上がる。

賃貸ビルの老朽化と空室

東京・大阪・京都の自社ビルは築年が進む。修繕・更新の費用は建築費の上昇で膨らみ、空室が増えれば賃料が下がる。

海外調達

生産の大部分は中国。輸出入規制、中国経済、災害が調達を止める恐れがある。為替は150円の固定で見たが、動けば原価が振れる。

政策保有株の値動き

上場153銘柄、30.7億円を持つ。株価が下がれば自己資本が減り、配当の受け取りも減る。

ガバナンスと持ち合い

大株主に友好的な持ち合いの会社が並ぶ。物言う株主が現れても、提案が通るとは限らない。

今後の分かれ目

新ブランドが定着し、アパレルが営業黒字に戻る
営業利益率は13%台に乗り、やや楽観から楽観の筋書きに寄る。
アパレルの売上減が続き、赤字が年2億円を超える
営業利益率が9%を割り、やや悲観の筋書きに寄る。
自社株買いや増配で、余った現金を大きく減らす
現金の戻り方が上がり、価値が上振れる。
LNSマネジメントが現金の還元を求める提案を出す
他の大株主の賛否を見る。賛成が広がれば、還元が進む。
TOBや買収の提案が出る
取引の価格が決まる。現金の評価が市場に織り込まれているかを見る。
賃貸ビルの空き区画の貸出が進む
貸付面積が増え、営業利益が1〜2億円上積みされる。

見ておくもの

  • 2027/03期の営業利益(会社予想9億円)と、アパレルの損益
  • 新ブランド(LETICIA、pierre cardin)の売上と、アパレルの点数
  • 配当性向(約46%)と、自社株買いの有無
  • LNSマネジメントなど大株主の保有比率の変化
  • エステートの貸付面積と賃料

倍率と資本コストの決め方

売上はアパレル・テキスタイル・エステートの3つを、推定の数量(点数・メートル・貸付面積)と単価で積み、単価は物価の1.34倍に届かない1.05〜1.32倍に置いた(アパレルの卸値は上げにくく、賃料は既存契約の改定が遅れる)。倍率は式(ROEがk以下なら1÷kが上限)の7〜9割に置いた。余った現金は戻り方0.5で別に足し、賃貸ビルの含み益は稼ぎとして利益に入っているので足していない。今・過去・同業のPER・PBRは根拠にしていない。悲観は余った現金・投資有価証券・賃貸の稼ぎからアパレルの赤字を引いた額を床にし、帳簿のPBRの底は使っていない。営業利益率は中立で過去12年の山(12.7%)以下に抑えた。今の株価(PBR0.8倍)には寄せていない。新リース会計基準(2028/03期から)は、店舗を借りる会社の数字の形を変えるが、同社は主に自社ビルを持つ貸し手であり、影響は小さい。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.25→13.16 倍・やや楽観 PER 10.62→13.16 倍・中立 PER 10.25→13.16 倍)。

資本コスト 7.6% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +0.5% = 8.0%。新ブランドの成否や物言う株主の動きといった個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.60%。

同じ業種(繊維製品)の AI 分析

割安 ゴールドウイン8111 稼ぐ力は本物だが、1 つのブランドに乗りすぎている。10 年で見ると今の値段はおおむね妥当だ 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +9.5%) やや割安 オーベクス3583 帽子の技術から生まれたペン先の名脇役。稼ぐ力は資本コストに届かず、現金は戻りにくい。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 セーレン3569 車の内装材で世界首位の堅い会社だが、最高益の続きを前提にした今の値段はやや高い 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本毛織3201 利益の半分は商業施設と不動産が稼ぐ。会社は堅いが、10年の伸びは物価並みで、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 サイボー3123 稼ぎの9割は商業施設の賃料。借金が重く、2027年の契約更新と繊維の赤字が分かれ目 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) 適正 富士紡ホールディングス3104 半導体の研磨パッドで稼ぐ元繊維会社。事業の質は高いが、利益の山を織り込んだ今の値段に余裕はない 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 小松マテーレ3580 染め物の技術は確かで財務も堅いが、稼ぐ力は並み。今の値段は、良い目も悪い目も織り込んだ水準に近い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 東京ソワール8040 喪服の老舗卸。売場の百貨店が消えていく中で稼ぎは細く、現金と株の厚さほどの値打ちはない 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 オンワードホールディングス8016 立て直しは本物だが、稼ぐ力はまだ資本コストに届かない。10 年で見ると今の値段はやや先を行く 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 東レ3402 炭素繊維で世界首位の複合化学大手。事業は強いが、資本の稼ぎが資本コストに届かず、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 TSIホールディングス3608 多ブランドで利益は上向く。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると今の値段は先を行く 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 倉敷紡績3106 本業は化成品と計測機器で稼ぎ始めたが、保有株の含み益を足しても、今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 クラウディアホールディングス3607 ドレスを作る会社から式場の運営へ。利益は戻ったが、婚礼の数が細るなか借金と家賃が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) やや割高 イチカワ3513 製紙機械の消耗品フェルトで国内を二分する堅い会社。ただ国内の紙は縮み、直近の高い利益率は山。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 マツオカコーポレーション3611 ユニクロ・東レ向けの縫製受託で売上は伸びるが、利益は薄く為替頼み。為替が動かない前提では今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ルックホールディングス8029 海外ブランドの独占契約で稼ぐ会社で、純資産は厚いが利益率が低く契約の更新に左右され、確率の加重では今の値段を2割台後半下回る 本質価値との差 −11.5% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 帝人3401 繊維商社・アラミド・在宅医療を抱える複合企業。立て直しは緒に就いたが、稼ぐ力が資本コストに届かず、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 ダイニック3551 製本クロス・壁装材・フィルム加工の老舗。利益は回復したが資本効率は低く、純負債も重い。10年後の価値は今の時価総額を下回り割高の側 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東海染工3577 縮む国内の染色と、伸びる保育の二本足。帳簿は厚いが稼ぐ力は細く、今の値段は高い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 丸八ホールディングス3504 ふとんの訪問販売は縮み、稼ぎの半分は運用収益。親会社が 68% を持つ会社で、株主に戻る額を考えると割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 帝国繊維3302 消防ホース国内首位の堅い防災会社だが、今期の好調と眠る資産の戻りを織り込んだ今の値段はやや高い 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 シキボウ3109 紡績と織物の老舗がユニチカの衣料事業を取り込んだが、借入は重く、10年の価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 SUMINOE3501 車とカーペットの繊維メーカー。売上は大きいが稼ぐ力が薄く、10年で見れば今の値段は割高と筆者は見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 自重堂3597 作業服の老舗で、財務は無借金で極めて厚い。ただ売上は10年で縮み、稼ぐ力は資本に見合わない 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 ソトー3571 毛織物の染色加工が赤字を垂れ流す一方、有価証券と賃貸不動産の厚みで支える会社。10年で見ると今の値段は高い 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 トーア紡コーポレーション3204 毛糸と車の内装材と商業施設の賃料。借金の金利が上がると、稼ぎの多くが利払いに消える 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 グンゼ3002 肌着の老舗は、稼ぎ頭が樹脂と医療へ移る途中にある。今の値段は、再建の成功をほぼ織り込んだ水準だ 本質価値との差 −36.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 日東製網3524 漁網の老舗だが、在庫を抱える借入が売上の 8 割。金利の上昇が稼ぎを食い、価値は今の値段の半分ほど 本質価値との差 −37.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フエルト3512 製紙用フェルトの老舗。本業の稼ぎは薄く、価値の大半は保有株と賃貸ビル。資産の還元は進むが今の値段は高い 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ナイガイ8013 老舗の靴下卸は借りたブランドで売上の8割を稼ぎ、本業はほぼ利益を出さない。持ち合い株と現金は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −39.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 フジックス3600 京都の老舗の縫い糸メーカー。本業は 5 期続けて赤字で、時価総額を上回る現金と銀行株が株主に戻る道は細い 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ワコールホールディングス3591 稼ぐ力はまだ戻っていない。資産の厚みに支えられているが、10 年で見ると今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −44.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ダイドーリミテッド3205 再建の入口に立つ会社。買収と資産売却で形は整ったが、利益はまだ薄く、今の値段は成功を先取りしている 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ヤマトインターナショナル8127 クロコダイルを量販店で売る老舗。本業は赤字すれすれだが、現金と株式で時価総額の大半を説明できる資産型の会社 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ダイトウボウ3202 稼ぎの柱はショッピングセンター一つ。借金の利息と本社の費用に削られ、株主に残る利益は薄い 本質価値との差 −57.3% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 アツギ3529 本業のストッキングと肌着は赤字が続く。価値は厚木の賃貸地と保有株に宿るが、自力で引き出す道筋は見えない 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −3.0%) 割高 山喜3598 ワイシャツの老舗だが、背広離れで売上は10年で半分に。借金が時価総額を上回り、今の値段でも割高 本質価値との差 −81.4% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 オーミケンシ3111 工場跡地の賃料で食いつなぐ元レーヨン大手。借金と優先株の重みで、普通株に残る価値は薄い 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 北紡3409 紡績の老舗が、中東向けの生地、のど飴、ハイヤー、ビットコインへと手を広げた。17 期を超える赤字が続き、値打ちの芯は土地しか残らない 本質価値との差 −90.4% · 10 年 割高(年 −13.4%) 割高 ユニチカ3103 フィルムと樹脂の会社に生まれ変わったが、普通株の取り分は転換で約 1 割に薄まる仕組みで、今の時価総額は事業の価値と釣り合わない 本質価値との差 −91.4% · 10 年 割高(年 −15.6%) 割高 キムラタン8107 子供服から不動産の買取再販に姿を変えた小型株。借金が重く、今の値段は資産に見合わない 本質価値との差 −96.7% · 10 年 割高(年 −21.9%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. キング 有価証券報告書の要約(EDINET DB・2026/03期)
  2. キング 会社概要・大株主・配当(EDINET DB)
  3. LNS Management による大量保有報告書(キング)

分析日 2026-10-19