株譜
AI 銘柄分析 · ガラス・土石製品 · 試作

イトーヨーギョー 5287

道路用コンクリート製品と空調施工の小さな堅実企業。手元の現金は厚いが、稼ぐ力は資本コスト並みで、価値は今の値段をやや下回る。

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)707 円21 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)815 円24 億円差 −13.3%
10 年後から見ると やや割高 価値 707 円21 億円 · 差 −13.3% · 期待の年率 +5.9%
期待の年率リターン(10 年)+5.9%資本コスト比 −2.4 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

イトーヨーギョーは、神戸を地盤にコンクリート製品と空調設備の施工・販売を営む小さな会社だ。道路や下水の製品で売上の 6 割弱、輸入の空調機器と施工で 4 割弱、残りは賃貸マンションからなる。東証スタンダードと名証メインに上場している。

筆者の結論は、本質価値は今の時価総額をやや下回る、というものだ。前期は営業利益が 3.4 億円と、過去 12 年で最高の水準になった。ただ今期の計画は 2 億円で、第 1 四半期の営業利益は前年の 1 割に落ちた。

堅実さは本物だ。自己資本比率は 7 割で、現金が借入を 6 億円上回る。配当も出している。

一方で、国内のコンクリート製品は需要が細る市場にあり、規模の小さい会社が値決めの力を持つのは難しい。配当は利益の 2 割ほどにとどまる。資本の稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない。

この会社は、悪くない事業を適正な値段で持つ会社だ。安全域を取れるほど安くはない。

前期の好調は、建築設備の大型案件と原価の落ち着きが重なった結果と見る。毎年繰り返せる利益ではない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は壊れにくいが、増えにくい。前期の ROE は 8% で、資本コストをわずかに超えた。ただ過去 10 年の中央値は 4% 台で、この水準が続く保証はない。

事業の中身は、規格品を地元の現場に運ぶ仕事だ。他社がまねできない強みとまでは言えない。値決めの力が乏しいので、物価が上がる世界では、利益は原価と賃金に押される。

資本の使い方は慎重だ。借入は少なく、配当も出す。安全域は、厚い現金と 7 割の自己資本にある。ただ現金の戻り方は、持株比率や株主の顔ぶれが見えにくいので、満額では数えない。

10 年持ちたい会社かと問われれば、答えは「悪くないが、買う値段次第」だ。今の値段には、その安全域が足りない。

現金は魅力だが、時価総額の 4 分の 1 でしかない。残りの 4 分の 3 を、資本コストをわずかに下回る事業に払うことになる。

何で稼ぐ会社か

事業は 3 つある。最大はコンクリート関連で、売上の約 6 割。道路の側溝や縁石などの道路関連製品、下水や排水に使うバイコンパイプ、マンホール、ゴムジョイントを作り、公共工事の現場に納める。

2 つ目は建築設備機器関連で、売上の約 4 割。海外メーカーの空調機器を仕入れ、施工と保守まで請け負う。受注は前期に 9 割近く増え、受注残も厚い。最大の販売先は神戸都市振興サービスで、売上の 1 割強を占める。

3 つ目は不動産関連で、兵庫県西宮市などの賃貸マンションを持つ。売上は 1.2 億円と小さいが、営業利益率は高く、安定した下支えになっている。

従業員は 124 人。売上の半分近くが公共工事とその周辺にあるため、年度の上期と下期で売上に偏りが出る。

製品の多くは規格品で、他社との違いが出にくい。差がつくのは運搬の距離と現場への対応の速さだ。

売上の中心は、道路管理者や自治体が発注する小さな工事の積み重ねだ。1 件あたりの金額は小さく、大型案件に頼らない代わりに、利益の振れも小さい。賃貸の収入は、その下支えになる。

優良さと弱いところ

優良さは中程度だ。強みは地盤と財務にある。神戸・阪神間で道路製品の現場に長く入り、運搬の距離が近いことが、重くて割に合わない製品の競争を和らげている。自己資本比率は 7 割で、倒れにくい。

弱みは値決めの力の乏しさだ。公共工事は入札で価格が決まり、セメントや電力の値上がりを売価に移せない年がある。過去 10 年の ROE の中央値は 4% 台で、資本コストを下回り続けてきた。

前期の営業利益率 8.5% は、建築設備の大型案件と原価の落ち着きが重なった山だった。ここから先、同じ利益率が続くとは見ていない。

経営は慎重で、設備投資も年 1 億円前後と控えめだ。中期計画では売上 40 億円、経常利益 2.5 億円を掲げ、前期に前倒しで達成した。目標は低めに置くタイプで、計画を信用できる反面、成長の意欲は小さい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内のコンクリート製品は、長い縮小の途中にある。ヒューム管の需要はピークの 4 割も残っていない。杭の出荷も 20 年で半分近くに細った。人口が減り、新設の道路や下水が減る一方、老朽化した設備の更新が下支えする。国土強靱化の予算がその更新を後押ししている。

同業には、日本ヒュームやベルテクスなどの大手がある。大手は下水道の大型案件と周辺事業の買収で利益を稼ぐ。イトーヨーギョーのように近畿の小さな会社は、地元の道路製品と小口の注文で戦う。

空調施工は、築古ビルの設備更新が需要を作る。ただ施工の人手が足りず、受注が増えても売上に変えにくい。人件費は物価以上に上がる。

セメントと電力の価格が原価を左右する。両方とも物価で上がる前提で、売価に移せるかが利益率を決める。

供給側では、需要の縮小と原価高で、地場の小さなメーカーが数を減らす方向にある。需要が縮むなかで供給が減れば、生き残った会社は値上げをしやすくなる。ただ、その恩恵を受けるのは規模の大きい会社が先だ。

公共の発注は、価格だけでなく、納期と品質の実績も見られる。長く納めてきた会社に有利に働く面がある。

資本政策と M&A

配当は利益の 2 割ほどで、前期の配当性向は 20% だった。自己株式の取得はない。現金が借入を 6 億円上回り、自己資本比率は 7 割を超える。上場株式を 4 銘柄、1.6 億円持つが、全体の価値を左右する額ではない。

中期計画の最終年度(2027 年 3 月期)の目標は、売上 40 億円、経常利益 2.5 億円。前期に両方とも超えたが、今期の計画は経常 2.7 億円で、水準は維持する。

2024 年に名証メインにも上場した。M&A は会社の方針に出てこない。TOB の可能性は、現金が厚く規模が小さいため残るが、足元で動きはない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

前期の営業利益は 3.4 億円と、前の期の 1.7 倍に増えた。コンクリート関連は営業利益が 3 倍になり、建築設備は受注が 9 割近く伸びて受注残が積み上がった。価格転嫁が進み、営業利益率は構造的に 1 段上がったとみてよい。

国土強靱化の予算は 5 か年加速対策で続き、老朽化した道路・下水の更新は今後 10 年の需要を支える。築古ビルの空調更新は、建築設備の追い風だ。

財務は鉄壁に近い。現金が借入を 6 億円上回り、自己資本比率は 7 割。時価総額の 4 分の 1 が現金で、事業が稼ぐ利益はその上に乗る。小さな会社が配当を続け、今期の計画を保守的に置くことも、慎重な経営の表れだ。

利益がもう 1 段伸びれば、本質価値は今の値段を上回る。

さらに、建築設備の受注残は 5 億円ほどあり、今期の売上の一部を支える。第 1 四半期の落ち込みは、納期の偏りで説明できる。

賃貸の不動産は、帳簿の価額が 17 億円ある。

慎重な見方

前期は建築設備の大型案件と原価の落ち着きが重なった山で、再現しにくい。今期の計画は営業利益 2 億円と、前期の 6 割に戻る。第 1 四半期の営業利益は前年の 1 割に落ちた。山のあとの平常化はすでに始まっている。

過去 10 年、純利益は 3 億円の赤字から 4 億円の黒字まで揺れ、ROE の中央値は 4% 台だ。資本コストを稼げない年のほうが多い。

公共工事は入札で価格が決まり、セメントと電力の値上がりを売価に移せない。主要な販売先への依存もある。同業の大手は買収で規模を広げ、地方の小さな会社は価格で押される。

現金は事業の運転資金と設備更新にも使われ、全額が株主のものとは言えない。持株比率が見えにくく、戻り方も不確かだ。本質価値は、今の値段を超えない。

加えて、時価総額が小さく、売買が薄い。株主が現金の戻りを求める力も弱く、現金は事業の中に滞留しやすい。

賃貸の不動産は、帳簿の価額 17 億円に対して利益は 0.4 億円にとどまり、資本の稼ぎとしては薄い。

どちらに重みを置いたか

前期の山と今期の計画の落差が大きく、慎重な側の言い分がやや強い。営業利益率は平常に戻る中立を最も厚くし、悲観側の確率を 3 割台後半に置いた。現金の厚さは認めて余った現金として足したが、戻り方は満額にしていない。結果として、本質価値は今の値段をやや下回る。

確率は、中立に 4 割弱、楽観側の合計を 25% に置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,205 円36 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 240 円7 億円)。 今の値に割り戻すと 707 円21 億円、今との差 −13.3%、 期待の年率 +5.9%(資本コスト 8.3%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 1,953 円58 億円 438 円13 億円 +193.4% +11.4% 167 円5 億円
やや楽観 18% 1,688 円50 億円 338 円10 億円 +148.6% +9.5% 365 円11 億円
中立 38% 1,433 円42 億円 253 円7 億円 +106.9% +7.5% 641 円19 億円
やや悲観 27% 754 円22 億円 163 円5 億円 +12.5% +1.2% 247 円7 億円
悲観 10% 162 円5 億円 83 円2 億円 −69.9% −11.3% 25 円1 億円
加重平均100% 1,205 円36 億円240 円7 億円 +77.3% +5.9% 1,445 円43 億円

今の株価時価総額 815 円24 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 7% 国土強靱化と空調更新が重なり、利益率が定着 利益 4 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,953 円58 億円

国土強靱化の予算が続き、道路関連の製品とマンホールの出荷が 10 年間ほぼ今の水準を保つ。原材料の値上がりを売価に移せる力が定着し、コンクリート関連の営業利益率は 9% 前後に乗る。

建築設備では、築 30 年を超えた建物の空調更新が神戸を中心に増える。受注残が積み上がり、施工の人手を確保できた分だけ売上が伸びる。

賃貸は西宮などの物件で安定した利益を出し続ける。会社全体の利益は今期の水準を名目で 4 割上回る。それでも、資本の稼ぐ力は資本コストをわずかに下回る。

小さな会社がここまで条件に恵まれるのは例外で、確率は 1 割に届かない。

楽観の利益でも、今の時価総額を数割上回る程度にとどまる。

  • コンクリート関連:数量 85.0(年間の出荷(千トン、推定))× 価格 0.37(1 千トンあたりの売上(億円。セメント・電力・賃金の上昇を売価に移して物価並みに上がる))→ 売上 32 億円・営業利益 3 億円。出荷(千トン) 85、単価は今の 1.38 倍、営業利益率 9.0%
  • 建築設備機器関連:数量 340(年間の案件数(推定))× 価格 0.07(1 案件あたりの売上(億円。機器と人件費の上昇で物価並みに上がる))→ 売上 23 億円・営業利益 2 億円。年間の案件数(推定) 340、単価は今の 1.36 倍、営業利益率 8.0%
  • 不動産関連:数量 100(賃貸の戸数(推定))× 価格 0.02(1 戸あたりの年間賃料(億円。賃料は物価に遅れて上がる))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。賃貸の戸数(推定) 100、単価は今の 1.34 倍、営業利益率 38.0%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.2% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)2 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 56 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:強靱化予算と空調の更新が 10 年続き、かつ値上げが定着するのは、小さな会社にとって条件がそろいすぎる。少数に置く。

やや楽観 18% 今期の好調がおおむね続く 利益 4 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,688 円50 億円

コンクリート関連は出荷が 1〜2 割減にとどまり、値上げでその分を埋める。営業利益率は 8% で、前期の水準に近い。

建築設備機器は受注が前期に 9 割近く増え、受注残も厚い。空調の施工は人手がボトルネックで、価格は取れるが、数量は伸びにくい。

不動産賃貸は賃料の改定が物価に遅れ、利益は微増にとどまる。全体の利益は今期の水準を 1 割ほど上回る。

現金は少しずつ積み上がり、配当は利益の 3 割台で続く。

新しい事業や買収には手を出さず、本業の延長で稼ぎ続ける。

賃料も物価に遅れて上がるので、不動産の利益は微増にとどまる。

  • コンクリート関連:数量 82.0(年間の出荷(千トン、推定))× 価格 0.36(1 千トンあたりの売上(億円。セメント・電力・賃金の上昇を売価に移して物価並みに上がる))→ 売上 30 億円・営業利益 2 億円。出荷(千トン) 82、単価は今の 1.35 倍、営業利益率 8.0%
  • 建築設備機器関連:数量 320(年間の案件数(推定))× 価格 0.07(1 案件あたりの売上(億円。機器と人件費の上昇で物価並みに上がる))→ 売上 22 億円・営業利益 2 億円。年間の案件数(推定) 320、単価は今の 1.35 倍、営業利益率 7.0%
  • 不動産関連:数量 100(賃貸の戸数(推定))× 価格 0.02(1 戸あたりの年間賃料(億円。賃料は物価に遅れて上がる))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。賃貸の戸数(推定) 100、単価は今の 1.32 倍、営業利益率 36.0%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.2% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)2 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 47 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:前期の利益率の大幅な改善が、一時の追い風でなく構造に近いなら、この筋書きが現実になる。一定の確率を置く。

中立 38% 公共需要を守りながら、利益率は平常に戻る 利益 3 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,433 円42 億円

コンクリート関連の出荷は、公共工事の横ばいと人口減が相殺し、10 年で 1 割ほど減る。単価は物価の上昇をほぼ映し、営業利益率は 6〜7% に落ち着く。

建築設備は空調の更新需要で案件数を保つが、人手の制約から伸びない。賃貸は賃料の改定が物価に遅れ、利益はほぼ横ばいで推移する。

この会社には、利益を一気に伸ばす材料も、一気に崩す材料もない。堅実に稼ぎ、現金を少しずつ積む。自己資本は 10 年で厚みを増すが、ROE は資本コストに届かない。

気がかりは、人手の不足で施工が詰まることと、公共予算の波だ。どちらも会社が制御できない。

賃貸の収入だけが、全体の利益を下から支える。

  • コンクリート関連:数量 78.0(年間の出荷(千トン、推定))× 価格 0.36(1 千トンあたりの売上(億円。セメント・電力・賃金の上昇を売価に移して物価並みに上がる))→ 売上 28 億円・営業利益 2 億円。出荷(千トン) 78、単価は今の 1.32 倍、営業利益率 6.5%
  • 建築設備機器関連:数量 300(年間の案件数(推定))× 価格 0.07(1 案件あたりの売上(億円。機器と人件費の上昇で物価並みに上がる))→ 売上 20 億円・営業利益 1 億円。年間の案件数(推定) 300、単価は今の 1.34 倍、営業利益率 6.5%
  • 不動産関連:数量 100(賃貸の戸数(推定))× 価格 0.02(1 戸あたりの年間賃料(億円。賃料は物価に遅れて上がる))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。賃貸の戸数(推定) 100、単価は今の 1.30 倍、営業利益率 35.0%

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.1% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)2 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 38 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:前期は建築設備の大型受注と原価の落ち着きが重なり、営業利益率が過去 12 年で最高になった。今期の計画は営業利益で前期の 6 割に戻る。この平常化を中立にした。

やや悲観 27% 公共予算の減少と原価高で利益が削られる 利益 2 億円 · PER 8.8 倍 · 株価時価総額 754 円22 億円

公共投資の予算が頭打ちから減少に転じ、コンクリート製品の出荷は 7 割台に落ちる。セメント価格と電力費の上昇を売価に移せず、営業利益率は 4% 台前半に下がる。

建築設備では、空調の施工を担う人手が足りず、受注があっても売上にならない。外貨建ての輸入商品の仕入れも、円安で利益が削られる。

賃貸の不動産は利益を保つが、全体を押し上げるほどではない。利益は今期の 6 割ほどに縮む。今期の計画がそのまま下振れし続ける形だ。

配当は据え置かれるが、現金の積み上がりは遅くなり、設備更新と運転資金に回る分が増える。

  • コンクリート関連:数量 72.0(年間の出荷(千トン、推定))× 価格 0.35(1 千トンあたりの売上(億円。セメント・電力・賃金の上昇を売価に移して物価並みに上がる))→ 売上 25 億円・営業利益 1 億円。出荷(千トン) 72、単価は今の 1.28 倍、営業利益率 4.5%
  • 建築設備機器関連:数量 270(年間の案件数(推定))× 価格 0.07(1 案件あたりの売上(億円。機器と人件費の上昇で物価並みに上がる))→ 売上 18 億円・営業利益 1 億円。年間の案件数(推定) 270、単価は今の 1.30 倍、営業利益率 5.0%
  • 不動産関連:数量 95.0(賃貸の戸数(推定))× 価格 0.01(1 戸あたりの年間賃料(億円。賃料は物価に遅れて上がる))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。賃貸の戸数(推定) 95、単価は今の 1.28 倍、営業利益率 32.0%

倍率:ROE 3.4% が k 8.25% 以下なので、伸びても価値は増えず(ためた利益は額面未満)、正当化 PER は 1÷k=12.5 倍。利益が薄く、上限の 7.0 割の 8.8 倍に置いた。余った現金 3.0 億円は戻り方 0.75 を掛けて足した(悲観側は今の額の 0.75 倍)。

確率:コンクリート製品は国内の需要が長期で細っており、競合は同じ規格品で値引き競争を仕掛けてくる。価格を転嫁できない年が続く確率は高い。

悲観 10% 国内需要の縮小と値下げ競争で赤字に近づく 利益 0 億円 · PER 8.8 倍 · 株価時価総額 162 円5 億円

公共投資の予算が大きく減り、大手のヒューム管・コンクリート製品メーカーが近畿で価格を下げて攻める。出荷は 6 割台に落ち、売価は物価に追いつかない。営業利益率は 1% 台に沈む。

建築設備は空調の更新需要が先送りされ、最大の販売先を失うと受注が急に細る。賃貸の不動産だけが、かろうじて黒字を支える。

会社は設備を縮め、人員を整理しながら現金を守る。ただ手元の現金は運転資金と設備の更新にも使われ、株主に戻る分は少ない。

結果として、利益は薄い黒字にとどまり、配当を続けるのがやっとになる。

手元の現金は、事業を守るために減っていく。

  • コンクリート関連:数量 62.0(年間の出荷(千トン、推定))× 価格 0.32(1 千トンあたりの売上(億円。セメント・電力・賃金の上昇を売価に移して物価並みに上がる))→ 売上 20 億円・営業利益 0 億円。出荷(千トン) 62、単価は今の 1.18 倍、営業利益率 1.5%
  • 建築設備機器関連:数量 220(年間の案件数(推定))× 価格 0.06(1 案件あたりの売上(億円。機器と人件費の上昇で物価並みに上がる))→ 売上 13 億円・営業利益 0 億円。年間の案件数(推定) 220、単価は今の 1.20 倍、営業利益率 2.0%
  • 不動産関連:数量 90.0(賃貸の戸数(推定))× 価格 0.01(1 戸あたりの年間賃料(億円。賃料は物価に遅れて上がる))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。賃貸の戸数(推定) 90、単価は今の 1.20 倍、営業利益率 25.0%

倍率:ROE 0.9% が k 8.25% 以下なので、伸びても価値は増えず(ためた利益は額面未満)、正当化 PER は 1÷k=12.5 倍。優位を失った後は、市場の稼ぎでなく稼ぐ力(純利益÷k)で測り、上限の 7.0 割の 8.8 倍に置いた。余った現金 3.0 億円は戻り方 0.75 を掛けて足した(悲観側は今の額の 0.5 倍)。

確率:神戸を中心とする限られた地盤で、公共予算の減少と大手の攻勢が同時に来る複合の筋書き。実際に利益が出ない年は過去に何度もあり、確率を 1 割に置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

コンクリート関連

道路関連製品、バイコンパイプ、マンホール、ゴムジョイントなどの製造・販売。公共工事向けが中心。

数量年間の出荷(千トン、推定)価格1 千トンあたりの売上(億円。セメント・電力・賃金の上昇を売価に移して物価並みに上がる)売上営業利益
今 2026/03 85.0 0.27 23 2
10 年後 中立 78.0 0.36 28 2

取り方:出荷の重さは開示されないので、売上 22.97 億円を、コンクリート二次製品の平均的な単価(1 トンあたり約 2.7 万円と推定)で割って約 8.5 万トンとした(推定)。市場全体は国内で縮小が続くため、数量は 10 年で 0.9 倍前後を中立とした。

建築設備機器関連

海外メーカーの空調機器の販売、施工、保守。神戸を地盤にする。

数量年間の案件数(推定)価格1 案件あたりの売上(億円。機器と人件費の上昇で物価並みに上がる)売上営業利益
今 2026/03 300 0.05 15 1
10 年後 中立 300 0.07 20 1

取り方:案件数は開示されないので、売上 15.18 億円を 1 件あたり約 500 万円と推定して約 300 件とした(推定)。受注は 15.9 億円で受注残 5.0 億円。

不動産関連

兵庫県西宮市などの賃貸マンションの賃貸・管理。

数量賃貸の戸数(推定)価格1 戸あたりの年間賃料(億円。賃料は物価に遅れて上がる)売上営業利益
今 2026/03 100 0.01 1 0
10 年後 中立 100 0.02 2 1

取り方:戸数は開示されないので、売上 1.17 億円を 1 戸あたり月 10 万円弱と推定して約 100 戸とした(推定)。賃貸施設の帳簿価額は 16.9 億円。

リスクと懸念

公共工事への依存

コンクリート関連は公共工事向けが中心で、予算が減れば出荷が落ちる。入札で価格が決まるため、需要が減った年は値引きの圧力も強まる。国土強靱化の予算の延長が見通せない年は、業績が急に振れる。

セメント・電力の値上がり

原価の大半はセメント、骨材、電力で、物価を上回って上がる年がある。売価に移すのに 1 年以上かかることがあり、その間の利益率は薄くなる。

特定の取引先への依存

建築設備では、神戸都市振興サービスが最大の販売先で、売上の 1 割強を占める。この取引先の発注が減れば、建築設備の利益が大きく動く。

空調施工の人手

施工の人手が足りず、受注があっても売上にできない年が出る。人件費は物価より速く上がるおそれがある。

輸入商品の為替

空調機器は海外メーカーから外貨建てで仕入れる。円安になると原価が上がり、売価に移せなければ利益が減る。

利益の山と谷

前期の営業利益率 8.5% は過去 12 年で最高で、今期の計画は営業利益 2 億円に戻る。第 1 四半期の営業利益は前年の 1 割だった。前期の水準を前提にすると、利益を高く見すぎる。

今後の分かれ目

建築設備の受注残が、売上に変わる速度が上がったら
空調施工の人手の制約が緩んだ合図で、中立の営業利益率を上げてよい。やや楽観の確率を厚くする。
セメントや電力の値上がりを、売価にすぐ移せなくなったら
コンクリート関連の利益率は 4% 台に下がる。やや悲観の確率を上げる。
国土強靱化の予算が打ち切られたら
出荷は 1 〜 2 割落ち、利益率も下がる。悲観の筋書きに近づく。
自己株式の取得や増配が方針として出たら
現金の戻り方を 1.0 に引き上げる材料になる。余った現金の価値が増す。
第三者が TOB を発表したら
現金の厚さと小さな時価総額が買う側の動機になりうる。買付価格は本質価値の前後で比べるだけで、分析の前提は変わらない。

見ておくもの

  • 建築設備の受注残と、売上への転換の速度
  • コンクリート関連の営業利益率と、原価の動き
  • 公共投資の予算(国土強靱化)
  • 現金と借入、配当の方針

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価や同業の倍率を見ず、ROE が資本コストに届かない会社の上限(1÷k)の何割かで置いた。中立の営業利益率は 6.7% と、前期の 8.5% の山を下回る。純利益÷営業利益は過去の中央値 0.93 に合わせた。減価償却は年 0.9 億円で、取得時の値段のまま。更新の投資は建築費の上昇で増えるので、償却を上回る分は現金が出る。余った現金は 3 億円とし、運転資金と季節の偏りを残した(リースの約束は大きくないとみる)。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.25→12.12 倍・やや楽観 PER 10.62→12.12 倍・中立 PER 10→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(ガラス・土石製品)の AI 分析

割安 ヤマックス5285 熊本発の二次製品メーカー。利益率は3年で3倍に跳ねた。山が半分戻ってもなお、今の値段は低い 本質価値との差 +79.2% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 石塚硝子5204 ガラスびん・プラスチック容器・食器を手がける容器メーカー。稼ぐ力は資本コストに届かないが、時価総額は純資産の3分の1で、政策保有株と賃貸不動産の含みまで考えると、値段は低すぎると見る 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 太平洋セメント5233 国内の縮む需要を米国と廃棄物処理で埋める会社。稼ぐ力に対し、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +52.9% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 クニミネ工業5388 ベントナイトの国内最大手。資源と現金の厚みは本物だが、主力の鋳物向けが縮み、値段は適正圏 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 アジアパイルホールディングス5288 国内の杭で首位を争う会社。過去最高の利益が定着するかが分かれ目で、今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 日本興業5279 四国の土木用コンクリート製品の会社。防災と維持補修の仕事は底堅く、今の値段には小さな安全域がある 本質価値との差 +37.5% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 ヤマウホールディングス5284 利益率16%の山をならして置いても、値段は妥当圏。上振れは大きいが、公共予算と値崩れの下振れも深い 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 美濃窯業5356 セメント向け耐火物で国内首位、半導体向け焼成炉が稼ぎ頭。純現金が時価総額の3割あり、還元が強まれば差が出る 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 神島化学工業4026 海水から作るマグネシウムと外装建材の2本柱。利益は伸びたが、住宅の縮小と投資の重さが重い 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ニチハ7943 国内の窯業系外壁材で6割を握る堅い会社だが、縮む新築市場と米国の失敗で稼ぐ力は戻りきらず、今の値段はほぼ適正から小幅な割高 本質価値との差 +23.4% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ベルテクスコーポレーション5290 下水道・浸水対策のコンクリート製品で国内首位級。稼ぐ力は堅いが、買収の効果が出るまでは割安とは言い切れない 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 エーアンドエーマテリアル5391 ビルの耐火ボードと船・プラントの断熱で稼ぐ太平洋セメント系の素材会社。借金とアスベストの重荷があり、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ノザワ5237 堅い財務と高い還元はあるが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段は妥当圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 ニッコー5343 浄化槽とセラミック基板で立ち直った金沢の老舗。基板の伸びは本物だが、薄い自己資本と無配を考えるとまだやや割高 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 TOTO5332 国内トイレ首位の安定収益と中国不振を抱えつつ、半導体用セラミックスが利益の半分を稼ぐ柱に育ち、10年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +10.7% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 日本カーボン5302 半導体向け炭素材とSiC繊維に稼ぎの核があるが、電極事業の重しで価値は今の値段の近辺 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 品川リフラ5351 鉄鋼向け耐火物の世界大手だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、利益の質も見かけより低い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 日本インシュレーション5368 けい酸カルシウムの保温材で 100 年続く老舗だが、国内プラントの集約で補修の母数が細る。純現金は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 ノリタケ5331 MLCC 材料が稼ぎを引っ張る一方、砥石と食器が重く、資本効率は低い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 AGC5201 建築・自動車ガラスの世界首位級の地位とEUVマスクブランクスの成長は本物だが、ライフサイエンスの再建とROEの資本コスト割れの解消が本質価値を左右する 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 フジミインコーポレーテッド5384 半導体を磨く材料で世界の過半を握る優良会社。ただ 1,300 億円の投資が実る前の値段は、おおむね妥当 本質価値との差 +8.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 SECカーボン5304 アルミ精錬の炉に敷く炭素の部材で世界の二強の一角。現金と保有株は時価総額並みだが、稼ぐ力は市況次第で、評価はほぼ適正 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 日本ヒューム5262 下水道管と杭で稼ぐ堅実な会社。利益の質は悪くないが、今の値段は稼ぐ力に対してやや高い 本質価値との差 +4.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ジオスター5282 トンネルの部材を作る日鉄系の軽い工場会社。現金は厚いが、事業の稼ぎは細り、現金の戻り方も弱く、安さは見かけほどではない 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 MARUWA5344 AI 向けの通信基板で利益は急伸中。ただ稼ぎが一つの需要に偏り、今の値段は先の先まで織り込んでいる 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 三谷セキサン5273 杭で首位に並ぶ軽い事業と、使われない現金の山。利益率は山の上にあり、今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本山村硝子5210 国内シェア首位のガラスびん会社。稼ぐ力は戻ったが、縮む市場と窯の更新費が値段の上限を決める 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 TYK5363 製鉄所の炉を守る耐火物の老舗。純現金は厚いが、国内の需要が縮み、資本の効率は資本コストに届かない 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 住友大阪セメント5232 国内セメントは稼げない側に回り、半導体部品が頼み。稼ぐ力に比べ今の値段は割高 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) やや割高 日本電気硝子5214 液晶ガラスの値上げで利益は戻ったが、稼ぐ力はまだ資本コストに届かない。今の値段は先の成功をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −11.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ヨータイ5357 鉄鋼・セメント・ガラスの窯を守る耐火物の専業。無借金で稼ぎは安定するが、鉄鋼の縮小が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 日本特殊陶業(Niterra)5334 デンソー統合の白紙撤回で規模拡大の青写真は消え、今の値段がもう無い前提をまだ映していないかが問われる 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 ニチアス5393 断熱とシールで堅実に稼ぐ会社だが、半導体の追い風を先取りした今の値段は高い 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ニッカトー5367 電子部品の工場で使う消耗品が稼ぎの柱。堅い財務は魅力だが、事業の利益は 10 年で現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 日東紡績3110 AI サーバー向けガラスクロスで稼ぐ力は本物。ただし今の値段は、その好況が長く続くところまで織り込んでいる 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 日本ガイシ(NGK)5333 事業構成の転換は方向として正しいが、今の値段はその転換の成功をすでに先取りしすぎている 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) 割高 日本ルツボ5355 140年続く坩堝の老舗。焼却炉の工事が稼ぎ頭に育ったが、資本コストに届く稼ぎはまだ遠く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 オハラ5218 半導体露光装置向けの素材は本物の強み。ただ光学ガラスの赤字と低い資本効率が重く、今の値段は回復を先取りしている 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東洋炭素5310 黒鉛で世界首位級の素材会社。SiC の調整で利益は急減し、今の値段は中計どおりの回復を先取りしている 本質価値との差 −33.7% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 マイポックス5381 光ファイバーと半導体の研磨フィルムを作る小型メーカー。AI 需要で利益は戻るが、波が大きく、利益の波と借入が重く、10 年の価値は評価を下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 東海カーボン5301 炭素素材の老舗。半導体とアルミ向けの追い風で稼ぎは戻ったが、倍率は先を見すぎている 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 鶴弥5386 屋根瓦の国内最大手だが、新築の減少で稼ぐ力は細る。純資産の 2 割の値段でも、本業の利益を見ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 日本コンクリート工業5269 杭で首位に離され、稼ぎは資産の半分も活かせない。持ち合い株の厚みが下値を支えるが、値段は先走り 本質価値との差 −48.9% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 トーヨーアサノ5271 建物の基礎杭を作る静岡・東京の小さな会社。売上は2年で3割縮み、借金は自己資本を超える。稼ぐ力に比べ、今の値段は割高 本質価値との差 −54.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 旭コンクリート工業株式会社5268 下水道のヒューム管などを作る小さな堅実企業。無借金で利益率は最高圏だが、成長はなく、今の値段は割高 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 ダントーホールディングス5337 外装タイルの老舗は12年連続で営業赤字。不動産の売却益で純利益が出ただけの会社に、今の値段は蓄電池への期待を先に払いすぎで大幅な割高 本質価値との差 −95.6% · 10 年 割高(年 −19.2%)

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読んだ資料

  1. イトーヨーギョー 有価証券報告書(FY2026)
  2. イトーヨーギョー 決算短信 2026年3月期

分析日 2026-10-22