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オリーズ・バーゲン・アウトレット・ホールディングス OLLI

店舗倍増の余地と仕入れの腕は魅力だが、既存店の弱さと固定家賃を考えると今の値段には安全域が乏しく、やや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)69.33 ドル43 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)90.3 ドル56 億ドル差 −23.2%
10 年後から見ると やや割高 価値 69.33 ドル43 億ドル · 差 −23.2% · 期待の年率 +5.3%
期待の年率リターン(10 年)+5.3%資本コスト比 −3.2 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約0.6%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

オリーズは、メーカーの余剰品や販売終了品を安く仕入れ、倉庫型の店で売る米国の値引き小売だ。出店余地は大きいが、今の株価は成功をかなり先取りしており、筆者の結論は「やや割高」である。2025年度の売上は26.5億ドル、純利益は2.4億ドルだった。2026年10月には店舗が715店に増え、規模の拡大はまだ続いている。

安く仕入れる技術と、毎回違う商品を探す楽しさは本物の強みである。常連向け会員制度も育ち、全国1,300店超を出せるという経営側の見立てには根拠がある。ただし2026年5~7月期の既存店売上は1.8%減った。粗利益率の改善も関税還付による押し上げが大きく、足元の増益をそのまま10年先へ延ばすのは危険だ。

中立では、出店を続けて10年後に1,125店、売上約65億ドル、純利益5.67億ドルまで育つと考える。しかし、仕入れた商品を安く売る商売には値上げの自由も乗り換え費用も少ない。家賃を抱えたまま出店が鈍る悲観を無視できず、5つの筋書きの現在価値は約42.6億ドルとなる。手元の時価総額約54.2億ドルとの差は約21%で、優れた成長機会に対してなお安全域が足りない。

とくに値引き小売では、店舗数と売上の増加だけでは堀の強さを測れない。売れる処分品を継続して集められるか、固定家賃を払った後の現金が増えるかを、今後の四半期で確かめたい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず10年後も店が必要かを考える。答えは肯定的だ。余った商品を安く買い、近所で探す楽しさとともに売る役割は、生成AIが普及しても消えない。だが、客が他社に移る手間は小さく、仕入れ先との契約も保証ではない。ブランドへの愛着はあるが、値上げしても客が逃げない独占的な堀とは違う。

次に、株主のものになる利益を見る。2025年度の純利益2.4億ドルに対し、成長投資後に残ったフリーキャッシュフローは1.9億ドルだった。店舗数を倍近くにする過程では、棚卸資産、設備、開業前の家賃に現金を回す必要がある。安値で手に入れた店舗が資本コストを上回る利益を生むなら再投資は歓迎できる。反対に、出店数だけが伸びて既存店の客単価が落ちるなら、留保した利益は株主価値を増やさない。

経営は過去に無理な大型買収を避け、倒産店の物件を選んで増やしてきた。この規律は評価する。しかし2026年の追加自社株買い枠が大きいことは、それだけで割安さの証拠にならない。筆者の中立では10年後の利益は今の2倍以上になるが、競争と家賃負担を含めて今へ引き直すと、現在の値段を下回る。資産価値の床も、のれんではなく在庫と現金の処分額で見る必要がある。良い会社を持つことと、良い値段で買うことは別の判断だ。

何で稼ぐ会社か

儲けの源は、メーカーや卸売業者の余剰在庫をまとめて買い取る力である。定番品を同じ値段でそろえる普通の量販店とは違い、売り場の顔ぶれが頻繁に変わる。伝統的な小売価格より最大70%安い商品も扱い、客に「今日買わなければなくなる」と思わせる。自社企画商品も一部で補うが、主役はメーカー品の安値仕入れだ。

会計上の報告セグメントは小売の一つだけである。ただし2025年度の商品の内訳は、食品・日用品など消耗品が8.46億ドル、家具・家庭用品が7.49億ドル、季節商品が5.06億ドル、書籍・衣料・雑貨などが5.49億ドルと開示されている。販売点数と品群別利益は非開示なので、商品群ごとに対象市場の実質需要と当社の推定占有率を分けて考える。利益の品群別内訳は費用配賦による推定であり、会社の開示ではない。

2025年度末に645店だった店舗は、2026年8月に686店、10月12日には715店へ増えた。平均的な店舗は約3万2,000平方フィートで、四つの配送拠点が支える。会員制度「オリーズ・アーミー」は2026年8月に1,810万人となった。2025年度には会員が売上の8割超を占め、非会員より一度の購入額が約4割大きかった。広告は来店を促すための費用であり、広告枠を販売する情報サービスではない。

見落とせないのは、店舗を借りて運営する商売だということだ。家賃はすでに営業費用に入るが、2025年度末の未割引のリース支払約8.32億ドルは、客足が減っても簡単には消えない。ネット通販の規模ではなく、仕入れの差額と売り場の回転を稼ぐ会社なのである。

優良さと弱いところ

競争相手がすぐ真似できない部分は、仕入れ先との長年の関係と、決まり切らない商品を大量にさばく現場の仕組みだ。約40年育てたブランドと四つの配送センターは、メーカーの在庫処分を引き受ける信用につながる。会員の来店履歴も販促に役立つ。店が増えれば大口の余剰品を引き受けやすくなり、品ぞろえがさらに増える循環が働く。

それでも、独占的な堀とは言えない。客は別の安い店へ簡単に移れ、オリーズ自身が「どこよりも安く」を約束している。表示価格を継続的に物価以上に引き上げた証拠はなく、価格の主導権は弱い。仕入れも長期の供給保証がない。したがって、10年先の超過利益がすべて残る「強い堀」ではなく、調達の腕に支えられた普通の堀と評価する。

資本効率はまずまずだ。台帳の2025年度ROEは12.7%で、過去10年の中央値も12.5%である。中立の将来ROEは14%台と見るが、出店の再投資利回りが資本コスト8.5%を超えることが前提だ。会社は新店の投下資本利益率が魅力的だと述べるものの、統一した数値は公表していない。筆者は在庫と賃借負担まで考えた新店の増分利回りを、中立で11~14%程度の推定として扱う。

2025年度のフリーキャッシュフローは1.9億ドルで、純利益2.4億ドルより小さい。新店、物流、在庫への投資が要るからだ。利益のすべてを株主に配れる会社ではないし、高い株価での自社株買いは利益の見かけの成長と本当の価値を取り違えかねない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

市場全体は大きいが、余剰在庫の仕入れ可能量には別の限界がある。米国の食品・飲料専門小売の売上は2024年に約9,820億ドルだった。オリーズの消耗品には薬局や量販店の日用品も含むので、対象市場を広めの約1.5兆ドルと推定する。家具・家庭用品は約2,500億ドル、季節品は約1,800億ドル、その他雑貨は約5,000億ドルを比較用の市場とする。重複を避けきれない概算で、専業の余剰在庫市場の公表値ではない。

この広い市場に対するオリーズの推定占有率は、消耗品0.056%、家庭用品0.30%、季節品0.28%、その他0.11%にとどまる。食品・飲料ではウォルマートが約20%、コストコ約8%、アマゾンとホールフーズが約8%を占めるが、こちらは食品中心の別定義である。直接比較できる商品群別の競合シェアは開示されていない。ダラー・ゼネラルやダラー・ツリーは生活必需品、ティージェイエックスやロス・ストアーズは余剰商品の仕入れ、アマゾンは利便性で競う。

米国の既存小売市場の実質数量は年0~1%程度の拡大が基本とみる。その中でオリーズが伸びるには、新たな地域で店を増やし、限られたメーカーの処分品の取り分を増やさねばならない。2025年度に86店を新設し、2026年度も75店を目指す。ビッグ・ロッツなど同業の撤退跡を借りられる点は追い風だが、空き店舗が安くても良い仕入れが無限に増えるわけではない。

景気後退は両刃である。消費者が安い店へ移る一方、住居用品や季節品の需要が減り、在庫処分の値下げも深くなる。製造業者が在庫管理を改善すれば仕入れ機会が減る。業界ノートの食品小売の安定性を、この裁量商品比率が高い会社にそのまま当てはめるべきではない。

資本政策と M&A

資本配分の第一順位は新店と配送設備であり、その後に自社株買いが来る。2025年度は86店を開き、設備投資は約1.02億ドルだった。2026年度は75店の開店と配送センターの拡張に1.03~1.13億ドルを投じる計画だ。四半期決算で示した通期の売上見通しは29.28~29.41億ドルへ下がったが、関税還付を含む営業利益の見通しは3.45~3.50億ドルとなった。調整後純利益の会社予想は2.75~2.79億ドルだが、将来の評価ではGAAPの純利益を用いる。

同社は通常の現金配当を行わず、自社株買いで還元する。2019年の開始以来2026年10月までの累計買い戻しは約6.79億ドル。2026年度上半期だけで約1.37億ドルを買い、通期には約1.75億ドルを見込む。10月13日には新たに5億ドルの買い戻し枠を承認し、既存枠を合わせて約5.61億ドルの余力になった。ただし枠は実施の約束ではなく、株式報酬による希薄化を差し引く必要がある。

大型企業の買収よりも、倒産した小売店の賃借権を競売で引き受け、店を転用してきた。これは安く成長拠点を確保できる一方、開業前から家賃を払う危険もある。経営陣は2025年に社長交代を済ませ、普通株主に特別な劣後を強いる複数議決権やVIEは確認されない。純負債約3.9億ドルの大半はリース負担であり、現金があるから財務上の約束が軽いとは見ない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

オリーズには、既存の食品量販とは違う成長の余白がある。経営は全国1,300店超を視野に入れ、実際に2025年度に86店、2026年度にも75店を計画している。2026年10月には715店に達した。倒産した小売業者の空き物件を使えば、大きな土地取得費を払わず新しい商圏に入れる。四つの配送センターと会員1,810万人は、店舗の増加を支える資産になる。

米国の家計が節約を意識するほど、掘り出し物を安く探す仕組みには客が集まる。メーカーも季節外れ商品や生産過剰をゼロにはできず、まとめて引き取る業者が要る。会員は2025年度売上の8割超を担い、通常の客より買い物かごが大きい。店舗密度が増せば宣伝効率と物流効率も改善する。ダラー・ゼネラルやダラー・ツリーにない、知名度の高いブランド品を不定期に安く並べる楽しさも強みである。

この道筋では2035年度に約1,300店へ増え、1店当たり売上は約640万ドルに達する。値上げ頼みではなく購買点数と商圏の拡張が主役となる。売上は約84億ドル、営業利益率は13%台、純利益は8.6億ドルまで育つ。10年の正味の自社株買いが30億ドルに届いても、資本は成長に十分回せる。関税還付は一過性でも、仕入れ力の厚みは十年単位で強くなるという見方だ。

慎重な見方

出店が順調であることと、既存店が魅力を増していることは別である。2026年5~7月期には既存店売上が1.8%減り、主因は一度に買う金額の減少だった。会社は通期の既存店見通しを約2%増から0~0.5%増へ下げた。粗利益率の改善も関税還付で3.8ポイント押し上げられており、これを平常の稼ぎと取り違えると将来の利益を大きく見積もる。

商品の供給は不安定だ。メーカーが在庫予測を高度化し、アマゾンやティージェイエックスなどが余剰品を競って買えば、魅力ある仕入れは細る。ブランド品が減って自社企画品の比率が上がれば、「ここでしか見つからない」魅力も鈍る。出店数を増やすほど既存店との食い合いが起き、安い物件だけでは補えなくなる。消耗品以外の家庭・季節・その他が売上の約7割を占めるので、低所得層の財布が痩せれば客足は減る。

費用は簡単に縮まない。2025年度末の未割引リース支払は約8.32億ドルで、家賃は来店客が減っても続く。2022年度には営業利益率が7.8%まで落ちた。構造的に負ければ、閉店費用と値下げで5%台もあり得る。2026年10月に増やした自社株買い枠も、利益力を確かめないまま使えば株主価値を減らす。最悪は店舗が増えず、利益が今の半分以下となる。

どちらに重みを置いたか

生存と出店余地については前向きな見方が優勢だが、値決め力の弱さと最近の既存店減速は軽視できない。中立を39%とし、楽観側29%より悲観側32%を少し厚くした。これはAIによる直接代替を恐れるためではなく、商品調達の不確実性と固定家賃があるためだ。

資本コストは8.5%とし、普通の堀で超過利益が徐々に薄れる利益ベースの評価を使う。会社が目標の店舗数に近づいても、株主に残る価値には限界がある。確率で重ねた現在価値は約42.6億ドルで、台帳時価総額から約21%低い。事業は評価できても、現在の値段はやや割高という結論になる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 113.84 ドル70 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 28.54 ドル18 億ドル)。 今の値に割り戻すと 69.33 ドル43 億ドル、今との差 −23.2%、 期待の年率 +5.3%(資本コスト 8.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 218.57 ドル135 億ドル 48.56 ドル30 億ドル +196.0% +13.1% 21.37 ドル13 億ドル
やや楽観 21% 167.73 ドル104 億ドル 40.47 ドル25 億ドル +130.7% +9.9% 43.72 ドル27 億ドル
中立 39% 120.88 ドル75 億ドル 32.38 ドル20 億ドル +69.8% +6.2% 59.77 ドル37 億ドル
やや悲観 22% 56.48 ドル35 億ドル 14.57 ドル9 億ドル −21.3% −2.6% 15.63 ドル10 億ドル
悲観 10% 15.67 ドル10 億ドル 3.24 ドル2 億ドル −79.1% −15.3% 1.89 ドル1 億ドル
加重平均100% 113.84 ドル70 億ドル28.54 ドル18 億ドル +57.7% +5.3% 142.38 ドル88 億ドル

今の株価時価総額 90.26 ドル56 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 楽観:全国1,300店へ達し仕入れと物流の規模が利益率を押し上げる 利益 9 億ドル · PER 15.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 218.57 ドル135 億ドル

出店余地が実現し、2035年度末には約1,300店が稼働する。2026年10月の715店から年60店前後を増やす道筋で、経営の全国出店構想にほぼ届く。廃業した同業の安い物件を取り込み、四つの配送拠点を拡張する。会員の来店頻度が高まり、住宅用品も良い処分品を仕入れられる。市場の実質需要は年1%前後の緩やかな増加だが、当社の販売数量は商圏と仕入れシェアの拡大で2.1~2.3倍になる。

商品の価格指数は約1.4倍となり、店舗当たり売上も約640万ドルまで増す。消耗品は26.43億ドル、家庭用品は24.63億ドル、季節品は14.88億ドルになる。ティージェイエックスやロスとの仕入れ競争は続くが、商品を選ぶ腕と物流が競り勝つ。営業利益率は13.4%まで回復して純利益は8.6億ドルとなる。出店投資の増分利回りは資本コストを大きく超え、正味30億ドルの買い戻しをしても財務の余裕が残る。利益累計55億ドルから株式報酬控除後の還元30億ドルを差し引き、自己資本は43.9億ドルとなる。

  • 消耗品(食品・洗剤・美容・ペット関連):数量 18.6(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.42(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 26 億ドル・営業利益 3 億ドル。食品・洗剤等の小口反復需要と会員の増加で実質数量2.20倍
  • 家庭用品(家具・室内装飾・台所用品):数量 17.2(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.43(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 25 億ドル・営業利益 4 億ドル。家庭用のブランド処分品を大口仕入れでき数量2.30倍
  • 季節商品(園芸・空調・祝日用品・玩具):数量 10.6(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.40(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 15 億ドル・営業利益 2 億ドル。季節品は在庫回転が改善し数量2.10倍
  • その他一般商品(書籍・衣料・電気小物など):数量 12.4(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.43(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 18 億ドル・営業利益 2 億ドル。衣料・書籍等の幅を広げ数量2.25倍

倍率:k8.5%、2035年度ROE19.59%、普通の堀で残る割合1/2よりRONIC14.05%。gは米国市場の実質数量約0.5%+出店余地が残るシェア獲得約0.1~0.3%+実効価格上昇約3.3%の名目4.0%(上限内、ROEから逆算しない)。正当化PERは翌年利益基準15.89倍、当年利益換算16.53倍。仕入れ優位が実現する高品質の筋書きなので上限の95%を採用し15.70倍。GAAP純利益8.60×15.70=135.02億ドル。

確率:全国1,300店超という長期余地は会社開示に基づくが、10年にわたり良質な仕入れ品と新規物件の両方を確保する難しさから8%にとどめる。

やや楽観 21% やや楽観:1,230店まで増え、会員の定着で商品回転が改善する 利益 7 億ドル · PER 14.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 167.73 ドル104 億ドル

出店は計画より少し穏やかながら、2035年度に約1,230店へ達する。空き物件の取得と同じ地域での店の追加がうまく進み、会員数の増加が売り場の回転を支える。米国全体の消費数量は大きく伸びないが、オリーズは売れるブランド品の買い付けを増やし、四つの商品群で実質数量を約2倍にする。平均売価は物価にほぼ沿って上がる。

家庭用品の利益率は13.4%、季節品は14.0%まで改善する。一方、ウォルマートやダラー・ゼネラルとの低価格競争は続き、値上げで利幅を大きく広げることはできない。売上は75.38億ドル、純利益は7.16億ドルとなる。配送拠点の追加費用を吸収しながら、株式報酬を差し引いた買い戻しを累計25億ドル行う。全国1,300店の目標にはまだ余地があるため、10年後も名目の伸びが細く続く。利益累計47.8億ドルと正味還元25億ドルから、自己資本は41.7億ドルとなる。

  • 消耗品(食品・洗剤・美容・ペット関連):数量 17.1(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.41(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 24 億ドル・営業利益 3 億ドル。新店増と会員で数量2.02倍
  • 家庭用品(家具・室内装飾・台所用品):数量 15.4(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.40(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 22 億ドル・営業利益 3 億ドル。新しい商圏の家庭用品需要で数量2.05倍
  • 季節商品(園芸・空調・祝日用品・玩具):数量 9.9(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.41(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 14 億ドル・営業利益 2 億ドル。季節品の数量1.95倍
  • その他一般商品(書籍・衣料・電気小物など):数量 11.3(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.41(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 16 億ドル・営業利益 2 億ドル。一般商品の数量2.05倍

倍率:k8.5%、ROE17.17%、普通の堀によるRONIC12.84%。市場の実質需要約0.4%+シェア約0.2%+平均価格約3.3%からg3.9%とする。翌年利益の正当化PER15.13倍に1.039を掛けた当年利益の上限15.72倍に対し、仕入れ不確実性を残して92%の14.47倍。GAAP純利益7.16×14.47=103.61億ドル。

確率:空き物件の獲得と会員利用が進む成功は十分あり得るが、2026年の既存店減速と大手の仕入れ競争を考え、全面的な成功より低い21%とする。

中立 39% 中立:1,125店へ着実に出店するが、値引き競争で利益率は伸びない 利益 6 億ドル · PER 13.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 120.88 ドル75 億ドル

順調な増店と既存店の伸び悩みが同時に起こる。2026年10月の715店から平均して年40店強を増やし、2035年度末は約1,125店となる。会社の全国1,300店超という想定には届かない。米国の対象市場は実質で年0~1%ほどしか増えないが、地域と仕入れ先を広げ、オリーズの占有率は各商品群で約1.6~1.7倍となる。価格は物価にほぼ沿った1.40~1.41倍で、販売数量にインフレを混ぜない。

売上は64.97億ドルへ育つ。消耗品は客数を支えるが、家庭用品と季節品はアマゾンや大手値引き店に押され、値下げや人件費の負担が残る。営業利益率は11.5%と2025年度よりやや低く、純利益は5.67億ドルになる。大型企業の買収はなく、店舗と物流に利益を再投資する。正味の自社株買いは10年累計20億ドルで、自己資本は39.25億ドルまで積み上がる。期間純利益累計40.35億ドルは出店の積み上がりを反映している。

  • 消耗品(食品・洗剤・美容・ペット関連):数量 15.1(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.40(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 21 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場実質約1.08倍とシェア約1.66倍で数量1.79倍
  • 家庭用品(家具・室内装飾・台所用品):数量 13.1(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.41(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 18 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場実質約1.05倍とシェア約1.67倍で数量1.75倍
  • 季節商品(園芸・空調・祝日用品・玩具):数量 8.3(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.40(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 12 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場実質約1.02倍とシェア約1.62倍で数量1.65倍
  • その他一般商品(書籍・衣料・電気小物など):数量 9.7(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.40(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 14 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場実質約1.05倍とシェア約1.69倍で数量1.77倍

倍率:k8.5%、2035年度帳簿ROE14.45%、普通の堀の残存割合1/2によりRONIC11.47%。長期g3.7%は市場の実質数量約0.3%+シェア変化0%前後+実効販売価格約3.4%から導き、ROE×留保率は使わない。翌年利益に対する正当化PER14.11倍、当年利益へ1.037を掛けた上限14.64倍の90%として13.17倍。GAAP純利益5.67×13.17=74.67億ドル。

確率:2025年度の86店開店と2026年度75店計画を踏まえ、出店の持続を最も起こりやすいと見る。ただし既存店の数量停滞を差し引いて39%とする。

やや悲観 22% やや悲観:新店の採算が鈍り、値引きと家賃が利益を削る 利益 3 億ドル · PER 10.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 56.48 ドル35 億ドル

新店の競争環境が厳しくなり、2035年度末の店舗数は約900店にとどまる。メーカーが過剰在庫を減らし、ティージェイエックスやアマゾンも処分品を取り込むので、オリーズは良いブランド品を以前ほど安く仕入れられない。新しい店が近隣店の売上を奪い、値引きで客数を守るため平均売価は10年で1.33倍と物価を下回る。

それでも増店で全社の実質販売量は増え、売上は45.84億ドルとなる。家庭用品の営業利益率は10%へ下がり、季節品では天候外れと在庫処分で9%台になる。固定家賃と配送料が重く、全社の営業利益率は約9%にとどまる。ROEは資本コストを下回り、純利益は3.03億ドル。経営は新店投資を優先して買い戻しを縮め、10年の正味還元は9億ドルにとどまる。期間純利益累計27.15億ドルから正味還元9億ドルを引き、自己資本は37.05億ドルとなる。

  • 消耗品(食品・洗剤・美容・ペット関連):数量 11.4(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.33(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 15 億ドル・営業利益 1 億ドル。物価以下の売価上昇、数量1.35倍
  • 家庭用品(家具・室内装飾・台所用品):数量 9.7(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.33(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 13 億ドル・営業利益 1 億ドル。新店で増えるが競合に押され数量1.30倍
  • 季節商品(園芸・空調・祝日用品・玩具):数量 6.2(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.33(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。天候と在庫回転悪化で数量1.22倍
  • その他一般商品(書籍・衣料・電気小物など):数量 7.1(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.33(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 9 億ドル・営業利益 1 億ドル。通販競争で数量1.30倍

倍率:ROE8.18%はk8.5%を下回るので、成長による超過収益を認めず利益倍率は1/k=11.76倍以下に制限する。市場の数量横ばいとシェア鈍化、物価に届かない実効価格を含む長期g2.5%。普通の堀によるRONIC8.34%で出る当年利益の理論値11.96倍より低い10.70倍とし、固定家賃と低い増分ROICを評価する。GAAP純利益3.03×10.70=32.42億ドル。

確率:2026年の既存店売上減少は実際に起きており、良質在庫の確保が弱まると店数だけでは稼げない。値引きと固定家賃の複合悪化を22%とする。

悲観 10% 悲観:売り場の独自性を失い、閉店と在庫処分で稼ぐ力が細る 利益 1 億ドル · PER 8.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 15.67 ドル10 億ドル

新たな商圏では売れる処分品が十分に集まらず、撤退店も増える。2035年度末の稼働店舗は約700店で、2026年秋の715店を下回る。AIを使った価格比較やアマゾンの通販は来店機会を奪うが、実物の仕入れ業務そのものがAIに置き換わるわけではない。ブランド品の供給不足で独自性が崩れ、自社企画品を値引きして売る普通の小売になってしまう。

名目の値上げも十分通らず、売上は29.46億ドルと10年前からほぼ横ばいに近い。家賃と人件費は残り、季節品の売れ残りと閉店費用で営業利益率は5.4%まで縮む。2029~2032年度には店舗整理で利益の谷が生じ、10年累計純利益は16億ドルにとどまる。最終年の純利益は1.10億ドル、正味還元は2億ドルまで縮小する。のれんは換金できず、在庫・現金・設備の処分価値だけが辛うじて下支えする。期間中の純利益累計16億ドルから正味還元2億ドルを引き、自己資本は32.9億ドルとなる。

  • 消耗品(食品・洗剤・美容・ペット関連):数量 8.0(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.25(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 10 億ドル・営業利益 1 億ドル。客数が減り2025価格換算の数量0.95倍
  • 家庭用品(家具・室内装飾・台所用品):数量 6.6(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.23(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 8 億ドル・営業利益 0 億ドル。広い家屋向け市場でもシェア縮小し0.88倍
  • 季節商品(園芸・空調・祝日用品・玩具):数量 4.2(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.22(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 5 億ドル・営業利益 0 億ドル。季節品の需要・シェア縮小で0.83倍
  • その他一般商品(書籍・衣料・電気小物など):数量 4.9(対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額)× 価格 1.25(当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない))→ 売上 6 億ドル・営業利益 0 億ドル。小物が通販へ移り0.90倍

倍率:ROE3.34%でk8.5%を大きく下回り、超過利益は残らない。長期g1%は実効価格上昇約2.5%が客数とシェアの減少約1.5%で相殺されるため。RONIC5.92%、当年利益換算の式の値11.19倍だが、競争に負ける構造と閉店負担で8.80倍に抑えた。GAAP純利益1.10×8.80=9.68億ドルで、稼ぐ力の上限1.10÷0.085=12.94億ドルを超えず、処分資産の床約4.2億ドルも上回る。

確率:商品供給と商圏の両方で負け、店を閉じる構造的衰退は極端だが、長期契約のない仕入れと大きいリース負担から10%を残す。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

消耗品(食品・洗剤・美容・ペット関連)

食品、菓子、飲料、洗剤、美容用品、ペット用消耗品を扱う。繰り返し買う品が多く、四群のうち客数の下支えとなる。

数量対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額価格当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない)売上営業利益
今 2025/12 8.5 1.00 8 1
10 年後 中立 15.1 1.40 21 2

取り方:食品・飲料専門店に薬局・量販店の日用品を加えた全米対象市場を実質約1.5兆ドルと概算する。食品・飲料専門店だけで2024年約9,820億ドル(米センサスAIES、FRED AIES445RCTUS)。当社消耗品売上8.46億ドルをこの市場で割った推定シェアは0.056%。個数・平均販売単価は非開示なので、全米市場の実質需要×シェアを当社の2025年価格評価の販売数量8.46億ドル相当とした。会社10-Kの分類比率31.9%で照合し、営業利益0.89億ドルは部門別粗利益の非開示を踏まえた試算。

家庭用品(家具・室内装飾・台所用品)

家具、寝具、台所用品、室内装飾、家庭用工具を販売する。大きな購買額が見込めるが、住宅市場や景気の影響が強い。

数量対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額価格当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない)売上営業利益
今 2025/12 7.5 1.00 7 1
10 年後 中立 13.1 1.41 18 2

取り方:家具・家庭用品専門店の米センサス2024年市場約1,250億ドル(FRED AIES442RCTUS)に、量販店・ホームセンターの該当商品を加えて広義の対象市場約2,500億ドルと推定した。当社の売上7.49億ドルから推定シェア0.300%。会社10-KのHome比率28.3%に照合した。販売点数の非開示を補うため市場×シェアを数量とし、家庭用品の販価指数だけを価格に入れた。部門営業利益0.97億ドルは全社費用を仮配分した推定。

季節商品(園芸・空調・祝日用品・玩具)

園芸品、屋外家具、冷暖房器具、玩具、祝日用品などを販売する。仕入れが当たれば利幅が大きいが、天候や季節外れが在庫損を生む。

数量対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額価格当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない)売上営業利益
今 2025/12 5.1 1.00 5 1
10 年後 中立 8.3 1.40 12 2

取り方:園芸用品・屋外レジャー・家庭用冷暖房・玩具・ホリデー用品の用途別売上を対象に、2025年価格で全米約1,800億ドルの市場を概算した。米センサスのホームセンター、園芸店、スポーツ・玩具店だけでなく量販店内販売も対象とするが、分類を完全に切り分けられず誤差が大きい。当社売上5.06億ドルの推定シェアは0.281%。10-Kの季節商品比率19.1%に照合し、利益0.70億ドルは推定。

その他一般商品(書籍・衣料・電気小物など)

書籍、文具、小型電機、衣料、スポーツ用品、自動車用品などを販売する。通販との価格・品ぞろえ競争が最も強くなる部分である。

数量対象カテゴリーの米国実質需要(2025年価格の億ドル)×オリーズの占有率。結果は当社販売分の実質数量を2025年価格で評価した額価格当社の同一商品の平均売値指数(2025年度=1、占有率を含めない)売上営業利益
今 2025/12 5.5 1.00 5 1
10 年後 中立 9.7 1.40 14 2

取り方:衣料・書籍・文具・家電小物・スポーツ・雑貨を用途別に集め、量販店で売るものも含めた全米の市場を実質約5,000億ドルと概算する。米センサスの該当小売分類を起点にした推計で、メーカー出荷額の確定値ではない。当社売上5.49億ドルの推定シェアは0.110%。10-KのOther比率20.7%と突き合わせ、値段指数を別建てにした。品群別営業利益は非開示なので0.64億ドルを推定。

リスクと懸念

処分品の供給と仕入れ価格

商品の多くはメーカーや卸売業者の余剰品で、長期の仕入れ契約による供給保証はない。AIを使う在庫管理が進み過剰生産が減れば、売れるブランド品そのものが減る。ティージェイエックスやロスなどとの取り合いで仕入れ値が上がり、店は増えても客を引きつける品ぞろえが薄まる危険がある。

出店拡大と固定家賃

2025年度末の未割引リース支払は約8.32億ドル。空き店舗を転用する戦略には開店前から家賃が発生することがあり、2025年度には倒産業者から得た物件で追加の空家賃が生じた。出店先の選定を誤ると、隣接する既存店との食い合いと退店費用が同時に起こり、帳簿の自己資本はすぐには現金化できない。

関税還付と利益率の見誤り

2026年度第2四半期の粗利益率は43.5%と高かったが、関税還付だけで3.8ポイント押し上げられた。会社は還付分を価格施策へ再投資する方針であり、平常の採算改善と同一視できない。関税制度が変わり、輸入コストや物流費が上がると、値上げで転嫁しきれない部分が営業利益を直接削る。

消費者の弱さとネット通販

2026年度第2四半期の既存店売上は1.8%減り、買い物かごが小さくなった。家庭用品と季節品は食料品ほど生活に不可欠ではない。アマゾン、テム、シーインの価格比較にさらされ、店での宝探しが足を運ぶ動機でなくなれば、販売数量は店舗数ほど増えず、在庫の値引き損が膨らむ。

AIと購買経路の変化

実物の商品調達・店舗販売は人月課金、席課金ソフト、広告運用のようなAIエージェント直接代替の対象ではない。一方、買い物を代行するエージェントが価格と在庫を横断比較すれば、店頭で偶然見つける体験の集客力は弱まり得る。AIの導入でメーカーの余剰在庫が減る方が、直接代替より重大な間接リスクである。

自社株買いと株主価値

2026年10月に追加した5億ドルの買い戻し枠は資本政策の柔軟性を示すが、買い戻す価格次第で将来の株主価値は変わる。株式報酬を無視した総額だけでは正味の還元を過大に見積もる。新店への投資利回りが下がった後も成長の看板を守ろうとし、同時に高値で株を買うことが最大の資本配分上の失敗になりうる。

棚卸資産・季節性・安全規制

季節商品は気温や祝日の需要に左右され、見込み違いが翌期の大幅値引きにつながる。2025年度末の棚卸資産は約6.5億ドルと大きく、商品を買う眼力が鈍ると現金への転換が遅い。製品安全違反、盗難、輸入検査、個人情報保護の費用が重なる場合、店の規模拡大が利益率の改善を保証しなくなる。

今後の分かれ目

2027年度までに既存店売上が4四半期連続で前年割れとなり、平均購買額の下落が続いたら
新店による売上増加が既存店の弱さを覆い隠していると判断する。消耗品以外の数量を引き下げ、やや悲観の確率を上げる。
2030年度末までに900店を超え、既存店売上も名目年2%以上増えていたら
会社の全国出店構想に近づく速度が中立を上回るため、楽観側の店舗数と実質シェア獲得を見直す。ただし家賃と在庫回転も同時に確かめる。
関税還付を除いても粗利益率が40%超を保ち、営業利益率が12%前後へ戻ったら
仕入れの交渉力が経常的な利益に結びついていると判断する。高い増分ROICが続く場合だけ、やや楽観の重みを高める。
毎年の新店数が30店未満になり、既存店の売上も横ばいとなったら
全国1,300店の目標は市場の大きさだけでは達成できないと判断する。出店シェアの伸びを鈍らせ、固定家賃の重さを悲観の営業利益率に反映する。
買い戻しが急増する一方、フリーキャッシュフローが純利益の半分を2年続けて下回ったら
店舗投資と還元の両立に無理が生じた可能性を疑う。正味還元を株式報酬控除後で点検し、自己資本の積み上がりと資金繰りを再計算する。
会員数が2,000万人を超えても既存店の来店件数が減り続けたら
会員登録は堀の十分条件ではないと判断する。会員の買い物頻度と客単価に分けて確認し、実質数量と利益率の前提を下げる。
商品回転率が落ち、棚卸資産の増加率が売上増加率を2年連続で大きく上回ったら
仕入れ数量の拡大が販売につながっていないと見る。季節商品とその他商品の値下げ損を増やし、楽観シナリオの調達優位を弱める。

見ておくもの

  • 同一店舗売上を客数と1回当たり購入額に分けた伸び(関税還付の影響を除く)
  • 四つの商品群の売上比率、季節商品の売れ残り、棚卸資産回転日数
  • 店舗数・年間純増店数・新規店の成熟後売上と近隣既存店への影響
  • 2026年度会社見通しの売上29.28~29.41億ドル、営業利益3.45~3.50億ドルの達成度
  • 関税還付を除いた粗利益率と、家賃を営業費用に含む営業利益率
  • オリーズ・アーミー会員数と会員の買い物頻度・1回当たり購入額
  • 実際のFCF・設備投資・買い戻し総額から株式報酬を差し引いた正味還元
  • 出店先の家賃、未割引リース支払総額、退店費用、配送センターの稼働状況
  • 競合ティージェイエックス、ロス、ダラー・ゼネラル、アマゾンの価格攻勢と余剰在庫の仕入れ競争

倍率と資本コストの決め方

2025年度の4つの商品群について、開示された売上構成と全米の商品用途別市場を突き合わせた。数量は物価を除く市場需要×推定シェア、価格は10年の名目単価指数として分離し、全国出店数と1店売上でも確認した。現在の株価や過去・同業のPERから価値を逆算していない。中立の帳簿ROE14.45%、普通の堀によるRONIC11.47%、k8.5%、市場・シェア・価格からのg3.7%なら10年目の正当化上限は14.64倍であり、利益の変動を見てその9割の13.17倍とした。米国ではASC842によりリース負債をすでに貸借対照表に載せ、家賃は営業費用に反映済みなので二重に控除しない。財務台帳の株数は直近発行済株式数より少し多い希薄化後の期中平均であり、外部時価総額との差約4%はその差で説明できる。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国共通の基本8.0%に品ぞろえの景気感応度を反映したquality+0.5%を加えた。個別の競争、店舗閉鎖、関税還付の不確実性はkへ重ねず利益率と確率へ反映した。

同じ業種(生活必需品)の AI 分析

割安 スプラウツ・ファーマーズ・マーケットSFM 健康志向の専門スーパーで独自商品と小型店の出店余地がある。既存店の失速と賃料負担を織り込んでも、十年の利益と正味還元から見た価値には大きな安全域がある。 本質価値との差 +154.8% · 10 年 割安(年 +21.1%) 割安 アルバートソンズACI 地域密着の食品スーパー大手。再建による利益回復の余地はあるが、顧客流出と重い負債が難点。10年価値はやや割安でも安全域は薄い。 本質価値との差 +46.4% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 イングレディオンINGR 高付加価値のでんぷんと食品原料に強い加工メーカー。汎用品の数量減と大型買収リスクはあるが、長期の稼ぐ力と還元を合わせた価値には安全域があり、割安と判断する。 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +12.7%) やや割安 スミスフィールド・フーズSFD 加工肉の強さが上流の市況変動を支える。支配株主と大型投資を割り引いても、10年価値は現値を約1割上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 クロロックスCLX 漂白剤・猫砂・ごみ袋・ピュレルの必需品ブランド。ERP 移行の傷・CEO 交代・借入増が重なり利益が谷にあるが、k 8.75% の利益ベースの正当化 PER で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 ピルグリムズ・プライドPPC 鶏肉需要は長寿命で規模も強いが、利益は市況と親会社に振れる。独立前提の価値はやや割安、少数株主の出口が最大の論点 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) 適正 マコーミックMKC 調味料で世界首位の安定事業。米国の数量は弱いが、k 8.25% の利益ベースの正当化 PER(その 8.5 割)で測った値は今の時価総額を上回り、ユニリーバ統合を除いた単体ではやや割安 本質価値との差 +10.0% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 アンベブABEV ブラジルの圧倒的なビール流通網と純現金は魅力だが、税制改革と数量停滞を織り込むと、10月23日基準の本質価値は市場価格を約16%下回り、やや割高。 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 コナグラ・ブランズCAG 冷凍食品と肉スナックには残る顧客がいるが、値決め力の弱さと重い買収負債が利益を削る。配当半減後も安全域は薄く、10年の確率加重価値はほぼ適正圏 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 シーボードSEB 簿価割れは目を引くが、低い資本効率も本物。硬い資産の床と利益の弱さが釣り合い、10年価値は適正圏 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 ペプシコPEP 飲料とスナックの二本柱だが、値下げと原料高で北米の利益が痩せている。利益ベースの正当化 PER(その 8.5 割)で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ポストホールディングスPOST 食品の寄せ集めを買収と自社株買いで磨く会社だが、数量減と重い負債が相殺する。10年価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正と見る 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 ターゲットTGT 縮んだ総合量販が立て直しに投資する局面。成功すれば倍率以上に利益が戻り、競合に負ければ構造的に縮む。利益ベースの正当化 PER で測ると、今の値段は適正 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 クローガーKR 米国最大の伝統的な食品スーパー。占有率を毎年失う薄利の成熟事業だが、食料品は落ちにくく、利益ベースの正当化 PER(その 8 割)で見ると今の値段は適正 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ゼネラル・ミルズGIS 数量が縮み利益が 2 期続けて落ちた大手ブランド。価格投資は一巡したが、借金の重さを k に入れて確率を慎重側に厚くすると、本質価値は今の時価総額とほぼ同じで適正 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 BJsホールセール・クラブ・ホールディングスBJ 会員の継続と新規出店で利益は伸びるが、投資負担と競争も重い。今の値段はおおむね適正で、長期保有の安全域は薄い。 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 キンバリークラークKMB ハギーズ・クリネックスの北米首位と、IFP 売却後の身軽な形。北米の価格投資と中国の失速はあるが、k 8.5% の利益ベースの正当化 PER(来年の利益に約 15 倍)は今の PER 17 倍と近く、値段は適正 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) やや割高 タイソン・フーズTSN 牛肉の赤字を鶏肉と加工食品が支える食肉大手。k 9.75% の正当化 PER(弱い堀で下限の 1 ÷ k に近い)で測ると、中立の価値は今を上回るが、期待の年率は k を下回り、適正 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +8.3%) やや割高 モルソン・クアーズ・ビバレッジTAP 米国ビールの縮小とシェア低下で利益が減る最中。それでも伸びのない会社の式(PER = 1 ÷ k = 10.5 倍)で測ると中立の 10 年後は今とほぼ同じで、確率を重ねるとやや割高 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 ユニリーバUL 世界的な日用品ブランドと新興国での数量成長は魅力だが、食品事業の再編と値上げ力の限界を考えると安全域は薄い。10年の本質価値ではやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 HLNHLN 治療用歯磨き剤のブランドと現金創出力は強いが、サプリメントの競争と借入負担を含めると安全域が約26%不足し、やや割高である。 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ダーリン・イングレディエンツDAR 回収網とコラーゲンに堀があるが、燃料政策と負債で利益は大きく揺れる。10年の本質価値にはまだ安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +7.7%) やや割高 ホーメル・フーズHRL 豚肉の原価高と撤退で利益が落ちた、配当 127 年の加工肉・外食の会社。借金は軽いが、利益ベースの正当化 PER(その 8 割)で測ると今の時価総額をやや下回り、適正 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 ブンゲ・グローバルBG 世界最大級の油糧種子の圧搾・穀物商社。2026 年は圧搾利幅が山で、ならした利益に弱い堀の正当化 PER(下限の 1 ÷ k = 10.0 倍)を当てると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +8.1%) やや割高 BTIBTI 紙巻きの強い値上げ力とVeloの成長を持つ世界大手。ただし数量減少と規制、買収の後遺症を考えると、10年価値に対して今はやや割高 本質価値との差 −15.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ダラー・ゼネラルDG 農村の小型店の密度で食品の来店頻度を握る会社が、盛り損の削減と改装で利益率を戻す局面。今の値段はやや割高で、利益率の戻りが続くかが価値を分ける 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 レイノルズ・コンシューマー・プロダクツREYN 箔とごみ袋の首位ブランドは長く残るが、顧客集中と支配株主が安全域を削る。10年価値は今の時価総額を約17%下回り、やや割高 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 コンステレーション・ブランズSTZ モデロ・コロナの輸入ビール一本足。数量が縮む産業で純負債も重いが、伸びのない会社の正当化 PER(1 ÷ k)で測ると、中立の 10 年後は今の 0.94 倍で、還元を足しても資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 クラフト・ハインツKHC ブランドは強いが数量が毎年縮む会社。k 9.0% の稼ぐ力(純利益 ÷ k)で測ると中立の価値は今の時価総額とほぼ同じで、確率を悲観側に置いた総合ではやや割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 ダラー・ツリーDLTR 裁量品が約半分の均一価格店が、多価格化と客層の広がりで利益率 9% 前後に乗せた局面。利益ベースの正当化 PER で測るとやや割高で、関税還付の一過性と客数の弱さから確率も慎重側に厚く置いた 本質価値との差 −17.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハーシーHSY チョコレート首位のブランドが、カカオ高の谷を価格改定で抜けた直後。k 7.5% の利益ベースの正当化 PER で測ると、値段はやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ザ・キャンベルズ・カンパニーCPB スープとラオズには長く残る堀があるが、スナックの数量減と重い借金が株主利益を削る。配当減額後も安全域は不足し、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アルトリア・グループMO 数量が毎年 5% 減る紙巻きを値上げで支える高配当の縮む事業。名目の利益は横ばいで、伸びのない会社の正当化 PER(1 ÷ k)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 モンデリーズ・インターナショナルMDLZ 世界首位のビスケットと世界 2 位のチョコを持ち、カカオ高で利益が削られた谷にある。k 8.0% の利益ベースの正当化 PER で測ると、今の値段は中立の価値とほぼ同じで、確率を悲観側に置いた総合ではやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 コルゲート・パルモリブCL 歯磨きで世界首位とペット用療法食を持つ超安定企業。北米の数量減は重く、k 7.5% の利益ベースの正当化 PER(来年の利益に約 20 倍)で見ると今の PER 25 倍はやや高く、利益の質は高いがやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 KOFKOF 中南米の独占的な瓶詰め・配送網は長寿だが、設備投資と原液供給者への依存が重い。還元込みでも今の評価には安全域が薄く、やや割高 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 シスコSYY 米国最大の外食向け食品卸。薄利の物流業で価格を決める力は弱いが、規模の経済と AI 効率化で利益は着実に伸びる。利益ベースの正当化 PER で見ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 プロクター・アンド・ギャンブルPG 世界最強の日用品ブランド群だが、PER 24 倍は k 7.5% の利益ベースの正当化 PER(来年の利益に約 19 倍)を上回る。数量の弱さを長期の成長に入れると、値段はやや割高 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 フレッシュペットFRPT 冷蔵棚と自社工場の堀で生鮮ペットフードを主流化する先駆者だが、大手参入後も高成長が続く前提が残り、利益ベースでは約2割のやや割高 本質価値との差 −24.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 コカ・コーラKO 世界最強のブランド原液事業。強い堀の利益ベースの正当化 PER で測っても、k 7.5% では中立の 10 年後が今の約 1.1 倍にとどまり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 セルシウス・ホールディングスCELH 3ブランドとペプシコの販路は強みだが、主力の減速と優先株の取り分が重い。10年の期待価値ではやや割高とみる 本質価値との差 −25.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 プリモ・ブランズ・コーポレーションPRMB 全米最大級の水ブランドと宅配網は有力だが、大型統合の借金と値上げ力の弱さを考えると、10年価値は現状を下回りやや割高。 本質価値との差 −26.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 FMXFMX OXXOの店舗網とコカ・コーラの製造・配送網は強いが、少数株主持分と小売の資本負担が重い。10年価値は現在より約28%低く、やや割高 本質価値との差 −27.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 BUDBUD 世界首位のビール企業は中南米・アフリカの寡占で成長できるが、米国の飲酒減と借金が重い。10年の加重価値では割高。 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 キューリグ・ドクターペッパーKDP JDE ピーツの買収で純負債が時価総額の 6 割になった飲料・コーヒー複合。強い飲料と縮むポッドの綱引きで、借金の重さを k に入れると 10 年の中立は今の約 0.93 倍にとどまり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 DEODEO ジョニーウォーカーとギネスの堀は強いが、米国のシェア喪失と高負債が重い。10年の還元込み本質価値は現状を下回り、割高。 本質価値との差 −28.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 JM スマッカーSJM コーヒーの値付けと借金返済で利益の底が見えたが、ブランドの堀は広がらず、k 8.75% の利益ベースの正当化 PER で測ると中立の価値は今とほぼ同じで、確率を悲観側に置いた総合ではやや割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) 割高 ケンビューKVUE タイレノール・リステリン・ニュートロジーナを持つが、数量は縮み、訴訟が再燃。買収条件に連動する株価に安全域は見えず、単体の本質価値はやや下 本質価値との差 −30.0% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ラム・ウェストン・ホールディングスLW 北米の冷凍ポテトでは圧倒的な規模を持つが、海外の過剰設備と値下げ競争が収益を削る。10年後の利益回復を織り込んでも、今の株価には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −31.4% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 ブラウン・フォーマンBF-B ジャックダニエルを軸にした酒類の老舗。米国の飲酒減・関税・カナダの棚外しが重いが、財務は軽く、利益ベースの正当化 PER(下限の 1 ÷ k)で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 アーチャー・ダニエルズ・ミッドランドADM 価格を決める力のない農産物加工の循環株。バイオ燃料の追い風で 2026 年は利益の山。ならした利益に k 9.5% の稼ぐ力(弱い堀の下限 1 ÷ k = 10.5 倍)を当てると、値段は割高 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 フィリップ モリス インターナショナルPM 紙巻きの減りを煙の出ない製品で埋める成長株。強い堀の利益ベースの正当化 PER でも、資本コスト 7.5% に対して今の値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 ウォルマートWMT 食品の規模・通販・広告で堀は広がる。だが今の PER 43 倍は、強い堀の利益ベースの正当化 PER(約 22 倍)の 2 倍近くで、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 USフーズ・ホールディングUSFD 外食店の仕入れを支える配送網は残り、独立系レストラン向けのシェアも伸びる。ただし薄利と借金を考えると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −41.2% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 e.l.f.ビューティーELF 化粧品の市場シェア獲得力は卓越するが、買収と流行への依存を慎重に見る。10年後の利益成長を織り込んでも本質価値は現在より約44%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 チャーチ・アンド・ドワイトCHD 猫砂・洗濯・オーラルケアの強いブランドを買い足して伸びる必需品の中堅。ウォルマート依存と買収の失敗が影で、k 7.75% の利益ベースの正当化 PER で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 モンスタービバレッジMNST エナジー専業の高採算ブランド。利益ベースの正当化 PER で測っても、中立の 10 年後は今の時価総額の約 0.87 倍にとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −46.2% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 コカ・コーラ・コンソリデーティッドCOKE 14州に広がるコカ・コーラの独占販売網は強いが、原液とブランドは他社のもの。借入を伴う巨額自社株買い後の価格には安全域が乏しく、10年価値では割高。 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 コストコ・ホールセールCOST 会費が利益の半分を生む堀は本物だが、PER 47.6 倍は成熟後の約 2 倍。10 年の年率は資本コスト 7.5% に届かず割高 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 パフォーマンス・フード・グループPFGC 外食とコンビニを支える大型食品卸。配送網は10年後も必要だが、薄利と買収負債が株主利益を削る。独立店での成長を認めても、現値には安全域が乏しく割高と見る 本質価値との差 −51.4% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 エスティ ローダーEL 高級美容の名門が再建の途中。利益率は戻るが、利益ベースの正当化 PER(k 9.25%・ROE 25% 台で来年の利益に約 14 倍)では今の約 380 億ドルは回復を先取りしており、割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 ケーシーズ・ゼネラル・ストアーズCASY 米国 3 位のコンビニ。小さな町の寡占と調理品で伸びる良質な事業だが、燃料粗利が高止まりの今、GAAP の約 36 倍は利益ベースの正当化 PER(約 15 倍)の倍以上で割高 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.5%)

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読んだ資料

  1. オリーズ 2025年度 Form 10-K(2026年3月19日、SEC)
  2. オリーズ 2026年度第2四半期決算・通期見通し(2026年9月2日)
  3. オリーズ 新たな5億ドル自社株買い枠(2026年10月13日)

分析日 2026-10-23