株譜
AI 銘柄分析 · 生活必需品 · 試作

タイソン・フーズ TSN

牛肉の赤字を鶏肉と加工食品が支える食肉大手。k 9.75% の正当化 PER(弱い堀で下限の 1 ÷ k に近い)で測ると、中立の価値は今を上回るが、期待の年率は k を下回り、適正

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)51.30 ドル179 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)57.1 ドル199 億ドル差 −10.1%
10 年後から見ると やや割高 価値 51.30 ドル179 億ドル · 差 −10.1% · 期待の年率 +6.6%
期待の年率リターン(10 年)+6.6%資本コスト比 −3.1 pt
推定の資本コスト9.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

タイソン・フーズは、米国の鶏肉(市場の約 2 割、推定)・牛肉・豚肉を加工する最大級の会社で、ジミー・ディーン、ヒルシャー・ファーム、ボール・パーク、ライト、アイデルズ、ステート・フェアなどの食品ブランドも持つ。2025 年 9 月期の売上は 544.4 億ドル、調整後営業利益は 22.9 億ドル(率 4.1%)。稼ぎ手は鶏肉(調整後で約 19 億ドル)と加工食品(約 13 億ドル)で、牛肉は 2026 年に 6〜8 億ドルの損失の見通し。米国の牛の頭数は 1951 年以来の最少で、牛の仕入れ値が肉の売値より速く上がり、第 3 四半期の牛肉は数量 −15.9%・価格 +12.1% でも赤字だった。

会社は 2026 年 1 月にレキシントンを閉鎖し、8 月にジョスリンとイーグルマウンテンの閉鎖とパスコの売却先探しを発表して、牛肉をダコタシティ・ホルコム・アマリロの 3 工場に集める(年 1.0〜1.5 億ドルの節約、推定)。2026 年 10 月 4 日に P&G 出身のスコンバーガーが CEO に就任し、核の食肉の利益率とブランドを重点にする。

バリュー投資の観点では、資本コスト 9.75%(基本 8.0% + quality +1.75%)、自己資本 ROE 約 12.6%(10 年後・中立)、長期の g 約 2.8%(市場 +0.2% × シェア 0% × 価格 +2.6%)の利益ベースの正当化 PER は、弱い堀で来年の利益に約 10.6 倍(下限の 1 ÷ k は 10.3 倍)、その 9.5 割を使い 10 年目の利益に 10.4 倍。ただし食肉は循環が大きく、中立でも 10 年後の純利益は 27.6 億ドルで、2021〜22 年の 30 億ドル前後より小さい(鶏肉の利益率を今の約 11% から 8.5% に、牛肉を 3.5% に平均へ寄せたため)。確率は牛肉の回復が遅れる慎重側を厚くしたが、中立の 10 年後の時価総額は約 287 億ドル(今の約 1.5 倍)だが、必要な利回り 9.75% を期待の年率(約 7%)が下回り、総合では今の時価総額(約 193 億ドル)を約 7% 下回る「適正」と出る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、タイソンは「10 年後も存在する」確度は高いが、「今より強い」とは言えない事業である。人は肉を食べ続け、鶏肉の規模と加工食品のブランドは残るが、堀は広くない。堀が広い会社は、値上げと数量が両立し、景気の谷でも利益率が崩れない。タイソンは 2023 年に営業利益率 1.2%・2026 年に牛肉で数億ドルの赤字を出しており、価格を決める力は牛肉・豚肉・鶏肉にはない。

オーナー利益は、純利益 約 14〜15 億ドル(2025〜26 年の調整後)から、設備投資が減価償却をほぼ賄うので同程度。今の時価総額(約 193 億ドル)は調整後純利益の約 14 倍で、配当利回りは約 3.6%(約 70 億ドル)。資本配分は、のれんの重い買収(ヒルシャー、キーストーン)で割高に買った過去があり評価できないが、2025〜26 年の借金返済(9 か月で 8.2 億ドル)と牛肉の工場の損切りは堅実。経営者の交代(2026 年 10 月)でどこまでブランド寄りの資本配分になるかは未確認。

式の値(ROE 約 12.6%・g 約 2.8%・k 9.75%)は 10 年目の利益に約 10.9 倍で、下限の 1 ÷ k(約 10.3 倍)に近く、上限の 9.5 割に置いた。10 年後の中立の利益(27.6 億ドル)が 2021〜22 年の山より小さい点も織り込んである。価格の安全域は薄い(やや悲観で時価総額は自己資本 181 億ドルの約 0.9 倍、悲観で約 0.3 倍まで下がる)。支えは、牛肉の赤字(年 6〜8 億ドル)が工場の集約で縮む見込みがある点。予測しにくい事業(牛の頭数・商品相場)なので確信度は低〜中程度とし、確率を慎重側に寄せた。

何で稼ぐ会社か

5 つのセグメントで稼ぐ。牛肉(2025 年売上 216.2 億ドル、全体の約 4 割)は牛を買って解体・部位別に卸す事業で、利益は「牛の仕入れ値と部位別卸売価格の差(パッカーの利幅)」で決まり、2025 年は赤字、2026 年は 6〜8 億ドルの赤字見通し。鶏肉(168.4 億ドル)はヒナ・飼料・契約農家・加工までの垂直統合で、2026 年の調整後営業利益は約 19 億ドル(率 約 11%)と過去最高水準。豚肉(57.8 億ドル)は豚の購入価格との差が薄く、調整後で 2〜3 億ドル。加工食品(99.3 億ドル)はジミー・ディーン(朝食ソーセージ)、ヒルシャー・ファームとアイデルズ(デリ・ソーセージ)、ボール・パーク(ホットドッグ)、ライト(ベーコン)、ステート・フェア(コーンドッグ)と外食向け調理品で、利益率は 12〜13%(調整後・本社費を除く)。国際は 22.9 億ドルで、アジア・欧州・中南米の食肉と加工品。

収益の仕組みは数量 × 価格。牛肉は牛の供給(飼育頭数)が数量の上限を決め、価格は牛の仕入れ値を追う。鶏肉は市場の需要(1 人あたり消費は増加傾向)と USDA が見る生産量、価格はそれに連動する。加工食品はブランドの値上げ(2026 年 9 か月で +4.6%)とミックス。数量は開示がないため、売上 ÷ 推定の 1 ポンドあたり単価で「億ポンド」に逆算した(牛肉 72 億ポンド × 3.00 ドル、鶏肉 185 億ポンド × 0.91 ドル、加工食品 36 億ポンド × 2.76 ドル、豚肉 45 億ポンド × 1.29 ドル、国際 10 億ポンド × 2.29 ドルのいずれも推定)。

2026 年 2 月に報告区分が変わり、本社費(2026 年は約 7.6 億ドル)と償却(約 2.0 億ドル)はセグメントに配らず別に出す。組み替え後の 2025 年の調整後セグメント営業利益は公表がなく、GAAP の組み替え値に法的引当(7.4 億ドル)・牛肉ののれん減損(3.4 億ドル)などを戻して推定した(牛肉 −2.6・豚肉 1.9・鶏肉 19.2・加工食品 12.8・国際 1.7、本社費・償却 −10.1、調整後営業利益 22.9)。2026 会計年度は 53 週で、見通しは 52 週に直した値。

優良さと弱いところ

堀は弱く、鶏肉と加工食品の一部にだけある。鶏肉は米国の約 2 割(推定)のシェアと垂直統合で規模の費用が下がり、外食チェーン・小売との長期の取引(2026 年 9 月の見通しでも「戦略的顧客との提携と付加価値品の比率」を理由に挙げる)がある。しかし商品相場に価格が連動する商品で、利益率は年ごとに大きく動く(組み替え後で 2025〜26 年は約 11% と高いのに対し、2023 年は会社全体の営業利益率が 1.2%)。加工食品はジミー・ディーン、ヒルシャー・ファーム、ボール・パークなどが各カテゴリーの上位で、利益率は 12〜13% と同業のホーメル(営業利益率 7.2%)より高いが、PB・スミスフィールド・クラフト・ハインツ(オスカーマイヤー)と戦う。

牛肉は寡占(タイソン・JBS・カーギル・ナショナル ビーフの上位 4 社、推定)でも価格を決める力がなく、牛の仕入れ値(頭数が 1951 年以来の最少)が壁で、規模が大きいほど稼働率が下がると赤字が膨らむ。ROE は 2018 年の 23.6% から 2023 年の −3.6%、2025 年の 2.6% と大きく振れ、自己資本 181 億ドルの大半はのれんと無形資産。経営は 2026 年に入って牛肉の工場を 4 か所手放すなど、損切りの判断が遅れた面がある。

弱み:(1) 牛肉の赤字と牛の頭数の回復の遅さ。(2) 鶏肉の利益率が過去最高水準にあり、平均に戻る余地が大きい。(3) 法的引当が毎年出る(2025 年 7.4 億ドル、2026 年 9 か月で 2.5 億ドル。牛・豚・鶏の独禁法訴訟)。(4) 経営者の交代(2026 年 10 月)。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の食肉は成熟し、人口の伸び(年 0.4% 前後)に近い数量で、価格は飼料と家畜の費用に連動する。USDA の 2026 会計年度の生産見通しは牛肉 −3%・豚肉 +2%・鶏肉 +3%(全体 +1%)で、牛は少なく、鶏と豚は増える。牛の飼育頭数は 8,620 万頭(2026 年 1 月、1951 年以来最少)で、ひき肉は 1 ポンド 7.06 ドルの記録(2026 年 5 月)。頭数の回復は雌牛を出荷せず繁殖に回す必要があり、2 年以上かかる。メキシコからの子牛の輸入の制限も続き、輸入が再開されても飼育・加工の期間で近い将来の効果は小さい。

競合は事業ごとに違う。牛肉は JBS・カーギル・ナショナル ビーフ(上位 4 社でシェアの大半、推定)、鶏肉はピルグリムズ・プライド(JBS 系)・ウェイン・サンダーソン・パーデュー(タイソンは約 2 割、推定)、豚肉はスミスフィールド・JBS・ホーメル、加工肉はホーメル・スミスフィールド・クラフト・ハインツ(オスカーマイヤー)・コナグラ。業界ノートの置き方(食肉:数量 ±0%・価格 +3.0%/年、10 年で 1.35 倍、タイソンの営業利益率 4〜5%)より、牛の頭数の回復が遅い間は低く、牛肉の黒字化後は上がる形に置いた。

循環のどこにいるか:牛肉は谷の中(牛の供給が最悪の 2026〜27 年)、鶏肉は山(利益率が約 11% で、USDA の生産が +3% と供給が増える)、豚肉は供給増で谷寄り、加工食品は安定。つまり全社の利益は、牛肉の谷(損失 6〜8 億ドル)と鶏肉の山(約 19 億ドル)が打ち消し合って 2026 年に 約 19 億ドルで、牛肉が戻り鶏肉が下がれば合計は大きく変わらない。構造の変化は、GLP-1 薬の普及でのたんぱく質志向(追い風)と食品全体の数量減(逆風)、関税、PB、動物福祉・独禁法の規制。

資本政策と M&A

還元は配当が主役:配当は年 70 億ドル前後(A 種 2.04 ドル・B 種 1.836 ドルの 2% 増配を 2026 年も継続)、2025 年の自社株買いは 2.0 億ドル、2026 年は 9 か月で 1.2 億ドル。FCF は 2026 年に 13〜17 億ドルの見通しで、配当と自社株買いを賄い、純負債は 2025 年末 76.0 億ドル(純負債 ÷ 調整後 EBITDA 2.1 倍)から 2026 年 6 月の 72.7 億ドルに減った。借金は借り換えで 5.75% に上がるため、純利払いは約 3.65 億ドルから緩やかに増える。

M&A は 2014 年のヒルシャー、2018 年のキーストーン・フーズ(鶏肉)など、のれんの重い買収の歴史があり、2023 年の減損で自己資本が目減りした。2025 年に牛肉ののれん 3.4 億ドルを減損し、2026 年は工場の閉鎖と売却(パスコ)へ向かう。新 CEO のスコンバーガーは取締役として戦略・買収委員会の議長を務め(2021 年から)、P&G で 35 年過ごした人で、ブランドの買収や牛肉の切り離しなど、ポートフォリオの見直しを行う可能性がある。買収や切り離しは未成立なので筋書きには入れず、確率と文章で触れる。2026 年は 53 週の年で、決算期は 9 月末に近い土曜日。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

2026 年は牛肉の谷に鶏肉の山が重なった年で、全社の調整後営業利益 約 19 億ドルは、牛肉の赤字(6〜8 億ドル)を除けば 約 26 億ドルの稼ぐ力がある。牛肉は 1 月のレキシントン閉鎖に続き 8 月にジョスリン・イーグルマウンテンを閉鎖、パスコを売却し、ダコタシティ・ホルコム・アマリロの 3 工場に集める。収穫頭数は今の水準を保ち、年 1.0〜1.5 億ドルの節約が出て、アマリロの 2 交代目は牛の供給が戻れば再開する。会社自身が「FY2027 に入ると費用圧力が下がり始める」と言う。

牛の頭数は 1951 年以来の最少で、これ以上は減りにくい。ひき肉が 1 ポンド 7 ドルを超える(2026 年 5 月)ほど価格は高く、牛の仕入れ値が落ち着けば、パッカーの利益率は 2010 年代後半(推定 5〜8%)に戻りうる。加工食品は 12〜13% の利益率で、ジミー・ディーン・ヒルシャー・ファームなど強いブランドを持ち、新 CEO の P&G 流のブランド運営(価格・パック・販路)が効く。鶏肉は需要が戻り(2026 年第 3 四半期の数量 +1.0%、価格 +2.2%)、FCF は 13〜17 億ドル、配当利回り 約 3.6% で待てる。今の時価総額は調整後純利益の 約 14 倍。利益が 2021〜22 年の山(30 億ドル前後)に近い 27.6 億ドルへ戻れば、中立の倍率 10.4 倍でも時価総額は今の約 1.5 倍になる。

慎重な見方

牛の頭数は 1951 年以来の最少で、雌牛を繁殖に回す期間を含めて回復は 2030 年前後。会社も「牛の深刻な不足」「値動きの荒さ」を理由に、2026 年の牛肉の損失見通しを 9 月に 6.25〜7.75 億ドルへ(8 月は 5.0〜6.5)引き下げ、通期の調整後営業利益も 18.5〜20.5 億ドルへ下げた(8 月は 21〜23)。わずか 1 か月で 2 度目の下方修正で、工場の集約(4 工場)は損失を止めたのではなく、損失が止まらないことを認めた動きとも読める。

鶏肉の約 19 億ドルは過去最高水準で、USDA は 2026 年の鶏肉の生産を +3% と見る。供給が増えれば価格は下がり、2026 年 9 月の見通しの鶏肉は 8 月の 19〜20.5 から 18.5〜19.5 へ下がった。2023 年に営業利益率が 1.2% まで落ちた時、鶏肉の利益が急減した。豚肉も豚の出荷増で差益が縮み、見通しを 2.5〜3.0 から 2.0〜2.5 に下げた。法的引当(2025 年 7.4 億ドル・2026 年 9 か月で 2.5 億ドル)は毎年出て、GAAP の利益は調整後より 3〜4 割低い。

加工食品の数量は横ばい(2026 年 9 か月 +0.2%)で、伸びは値上げ(+4.6%)頼み。第 3 四半期は価格 +1.6% に鈍り、利益率は 12.6% と前年の 13.3% から下がった。PB と GLP-1 による食品の数量減が重なれば、ブランド力でも利益率を保てない。CEO が交代したばかり(10 月 4 日)で、戦略の変更には時間がかかる。

どちらに重みを置いたか

強気の見方は、牛肉の損失が工場の集約と頭数の底打ちで縮み、加工食品と鶏肉の稼ぐ力が残る点が強い。慎重な見方は、牛肉の回復が 2030 年前後まで遅れ、鶏肉の利益率が平均に戻り、通期の見通しが 1 か月で 2 度下がった点が強い。双方を取り入れ、中立は牛肉を 2028 年に 1.0%(損失から黒字へ)・2035 年に 3.5%、鶏肉を 2028 年 9.2%・2035 年 8.5%(今の約 11% から平均へ)に置き、全社の利益は 2025〜26 年の調整後とほぼ同水準にした。確率は中立を最も厚く(37%)、慎重側(やや悲観 25%・悲観 13%)を強気側(やや楽観 18%・楽観 7%)より厚くした。倍率は式の値の 9.5 割で、総合の差は約 −7% で「適正」と出る。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 71.29 ドル248 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 36.91 ドル128 億ドル)。 今の値に割り戻すと 51.30 ドル179 億ドル、今との差 −10.1%、 期待の年率 +6.6%(資本コスト 9.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 124.31 ドル433 億ドル 55.17 ドル192 億ドル +214.5% +12.1% 12.56 ドル44 億ドル
やや楽観 18% 103.30 ドル360 億ドル 49.14 ドル171 億ドル +167.1% +10.3% 27.44 ドル95 億ドル
中立 37% 82.33 ドル287 億ドル 43.10 ドル150 億ドル +119.8% +8.2% 46.41 ドル162 億ドル
やや悲観 25% 45.46 ドル158 億ドル 25.86 ドル90 億ドル +25.0% +2.3% 17.83 ドル62 億ドル
悲観 13% 16.64 ドル58 億ドル 13.79 ドル48 億ドル −46.7% −6.1% 3.96 ドル14 億ドル
加重平均100% 71.29 ドル248 億ドル36.91 ドル128 億ドル +89.6% +6.6% 108.20 ドル377 億ドル

今の株価時価総額 57.07 ドル199 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.8% を下回るほど割高。

楽観 7% 楽観:牛肉は本来の利益率に戻り、鶏肉・加工食品のブランドが厚くなる 利益 39 億ドル · PER 11.2 倍 · 株価時価総額 124.31 ドル433 億ドル

2035 会計年度(2035 年 9 月期)。売上(内部取引の消去前)891 億ドル(今 565)、セグメント営業利益の合計 68.9 億ドル(牛肉 16.3・鶏肉 25.4・加工食品 20.5・豚肉 3.6・国際 3.1)、本社費・償却・法的引当等 -12.3、営業利益 56.6 億ドル、純利益 38.8 億ドル、自己資本 241 億ドル、10 年の正味還元 約 192 億ドル。牛の頭数は 2028 年から 2030 年代前半に回復し、牛肉の数量は +1.2%/年(工場を絞った 3 拠点に、アマリロの 2 交代目を戻して集中)、価格は牛の仕入れ値の安定で +3.5%/年、利益率は 5.0%(2010 年代後半の 5〜8%、推定、に近い)。鶏肉は数量 +1.8%/年(市場 +1.5% にシェアの上積み)、価格は +3.7%/年、利益率 9.0%。加工食品はスコンバーガーのブランド戦略(P&G 流の価格・パック設計、ジミー・ディーンの朝食、ヒルシャー・ファームの精肉デリ)で数量 +1.2%/年、利益率 13.2%。国際は 8.5%。長期の g は 市場 +0.5% × シェア +0.2% × 価格 +2.9% = 約 3.6%。競合のホーメル(営業利益率 7.2%)、クラフト・ハインツのオスカーマイヤー(営業利益率 18.9% の中の一部)を上回る加工食品の利益率を保つ。

  • 牛肉:数量 71.7(販売量(億ポンド、推定))× 価格 4.56(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 327 億ドル・営業利益 16 億ドル。数量 FY27 -1.0%・FY28 +4.0%・以後 +1.2%/年;価格 FY27 +4.0%・FY28 +2.0%・以後 +3.5%/年;利益率 FY28 2.0%→FY35 5.0%。数量=市場(牛の供給・頭数の回復)× シェア。価格=牛肉の卸売価格(牛の仕入れ値に連動)
  • 豚肉:数量 52.2(販売量(億ポンド、推定))× 価格 1.73(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 90 億ドル・営業利益 4 億ドル。数量 FY27 +1.5%・FY28 +1.5%・以後 +1.2%/年;価格 FY27 +2.0%・FY28 +3.0%・以後 +3.5%/年;利益率 FY28 4.0%→FY35 4.0%。価格が物価を下回る理由は豚の出荷増と PB・競争。数量=市場(豚の出荷)× シェア。価格は豚の供給増で物価を下回る
  • 鶏肉:数量 222(販売量(億ポンド、推定))× 価格 1.27(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 283 億ドル・営業利益 25 億ドル。数量 FY27 +1.8%・FY28 +1.8%・以後 +1.8%/年;価格 FY27 +3.0%・FY28 +3.5%・以後 +3.7%/年;利益率 FY28 9.5%→FY35 9.0%。数量=市場(米国の鶏肉需要 年 +1.5% 前後)× シェア。価格は供給(USDA の生産 +3%)に連動
  • 加工食品:数量 40.2(販売量(億ポンド、推定))× 価格 3.86(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 155 億ドル・営業利益 21 億ドル。数量 FY27 +1.2%・FY28 +1.2%・以後 +1.2%/年;価格 FY27 +2.5%・FY28 +3.0%・以後 +3.5%/年;利益率 FY28 13.0%→FY35 13.2%。数量=市場 × ブランドのシェア。価格はブランドの値上げ(PB との差で物価をやや下回る)
  • 国際:数量 11.3(販売量(億ポンド、推定))× 価格 3.26(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 37 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量 FY27 +1.5%・FY28 +1.5%・以後 +1.5%/年;価格 FY27 +3.5%・FY28 +3.5%・以後 +3.5%/年;利益率 FY28 8.5%→FY35 8.5%。数量=海外の市場 × シェア。価格は現地通貨の値上げ

倍率:ROE 16.1%、k 9.75%(基本 8.0% + quality +1.8%)、残る割合 弱い堀 1/3、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 11.9%、g 3.6%(事業の数量 × シェア × 価格から出した値。ROE から出していない)で、正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) = 11.3 倍(来年の利益に対して)。弱い堀で再投資の超過利益の 1/3 しか残らず、式の値は下限の 1 ÷ k に近いので上限の 9.5 割に置いた。上限の 9.5 割に置いた。10 年目の利益に掛けるので ×(1+g) で 11.2 倍。時価総額 = 純利益 39 億ドル × 11.2 倍 = 433 億ドル。

確率:牛の頭数が回復し、鶏肉も高い利益率が続く条件が重なるため 1 割未満。ただし 2021〜22 年の純利益は 30 億ドル台で、名目で 2035 年に 39 億ドルは物価(1.41 倍)を考えると過去の最高の延長にすぎない。

やや楽観 18% やや楽観:牛肉は平均並みに回復し、鶏肉は少し下がる 利益 34 億ドル · PER 10.7 倍 · 株価時価総額 103.30 ドル360 億ドル

2035 会計年度(2035 年 9 月期)。売上(内部取引の消去前)850 億ドル(今 565)、セグメント営業利益の合計 62.3 億ドル(牛肉 13.0・鶏肉 24.1・加工食品 19.0・豚肉 3.4・国際 2.8)、本社費・償却・法的引当等 -12.9、営業利益 49.4 億ドル、純利益 33.5 億ドル、自己資本 232 億ドル、10 年の正味還元 約 171 億ドル。牛の数量は +0.9%/年、価格 +3.2%/年、利益率は 2035 年に 4.25%(2010 年代後半の下の端から中ほど、推定)。鶏肉は数量 +1.65%/年、価格 +3.6%/年、利益率 8.8%(2025〜26 年の約 11% から平均へ)。加工食品は数量 +0.9%/年、価格 +3.3%/年、利益率 12.8%。豚肉は 4.0%。長期の g は 市場 +0.4% × シェア +0.1% × 価格 +2.7% = 約 3.2%。新 CEO の下でブランドの比率が上がり、牛肉・豚肉の振れが全社に与える影響が小さくなる。競合のピルグリムズ・プライドが営業利益率で二桁を保つ鶏肉で、タイソンはシェア(約 2 割、推定)を保つ。

  • 牛肉:数量 69.2(販売量(億ポンド、推定))× 価格 4.43(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 307 億ドル・営業利益 13 億ドル。数量 FY27 -1.5%・FY28 +3.0%・以後 +0.9%/年;価格 FY27 +3.5%・FY28 +1.8%・以後 +3.2%/年;利益率 FY28 1.5%→FY35 4.2%。数量=市場(牛の供給・頭数の回復)× シェア。価格=牛肉の卸売価格(牛の仕入れ値に連動)
  • 豚肉:数量 51.1(販売量(億ポンド、推定))× 価格 1.68(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 86 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量 FY27 +1.2%・FY28 +1.2%・以後 +1.0%/年;価格 FY27 +1.5%・FY28 +2.5%・以後 +3.2%/年;利益率 FY28 3.8%→FY35 4.0%。価格が物価を下回る理由は豚の出荷増と PB・競争。数量=市場(豚の出荷)× シェア。価格は豚の供給増で物価を下回る
  • 鶏肉:数量 220(販売量(億ポンド、推定))× 価格 1.25(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 274 億ドル・営業利益 24 億ドル。数量 FY27 +1.7%・FY28 +1.7%・以後 +1.7%/年;価格 FY27 +2.5%・FY28 +3.0%・以後 +3.6%/年;利益率 FY28 9.4%→FY35 8.8%。数量=市場(米国の鶏肉需要 年 +1.5% 前後)× シェア。価格は供給(USDA の生産 +3%)に連動
  • 加工食品:数量 39.1(販売量(億ポンド、推定))× 価格 3.79(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 148 億ドル・営業利益 19 億ドル。数量 FY27 +0.9%・FY28 +0.9%・以後 +0.9%/年;価格 FY27 +2.2%・FY28 +2.8%・以後 +3.3%/年;利益率 FY28 12.7%→FY35 12.8%。数量=市場 × ブランドのシェア。価格はブランドの値上げ(PB との差で物価をやや下回る)
  • 国際:数量 11.0(販売量(億ポンド、推定))× 価格 3.18(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 35 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量 FY27 +1.2%・FY28 +1.2%・以後 +1.2%/年;価格 FY27 +3.2%・FY28 +3.2%・以後 +3.2%/年;利益率 FY28 8.0%→FY35 8.0%。数量=海外の市場 × シェア。価格は現地通貨の値上げ

倍率:ROE 14.4%、k 9.75%(基本 8.0% + quality +1.8%)、残る割合 弱い堀 1/3、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 11.3%、g 3.2%(事業の数量 × シェア × 価格から出した値。ROE から出していない)で、正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) = 10.9 倍(来年の利益に対して)。式の値が下限の 1 ÷ k に近いので上限の 9.5 割に置いた。上限の 9.5 割に置いた。10 年目の利益に掛けるので ×(1+g) で 10.7 倍。時価総額 = 純利益 34 億ドル × 10.7 倍 = 360 億ドル。

確率:牛の頭数の回復が 2030 年代に進み、鶏肉の平均回帰も浅い落としどころ。強気の見方の中心で、中立より少し厚めの確率。

中立 37% 中立:牛肉は平均、鶏肉は 8.5%、加工食品は 12% 利益 28 億ドル · PER 10.4 倍 · 株価時価総額 82.33 ドル287 億ドル

2035 会計年度(2035 年 9 月期)。売上(内部取引の消去前)814 億ドル(今 565)、セグメント営業利益の合計 54.9 億ドル(牛肉 10.2・鶏肉 22.6・加工食品 16.7・豚肉 2.9・国際 2.5)、本社費・償却・法的引当等 -13.7、営業利益 41.2 億ドル、純利益 27.6 億ドル、自己資本 218 億ドル、10 年の正味還元 約 150 億ドル。牛の頭数は 2030 年前後から回復するが、タイソンのシェアは保つだけ(市場 +0.7%/年)で数量は +0.7%/年。価格は 2026 年に +12.5% と大きく上がった後、+3.0%/年(牛の仕入れ値の高止まりを卸売価格が追う)。利益率は 3.5%(2010 年代後半の 5〜8% より低く、工場の集約と JBS・カーギル・ナショナル ビーフの 4 社寡占で今の赤字よりは戻る)。鶏肉は数量 +1.5%/年(市場。シェアは保つ)、価格は 2027〜28 年に物価を下回った後 +3.5%/年、利益率は 8.5%(2025〜26 年の 約 11% は平均に戻る。ここでの利益率はどれも本社費・償却を除く組み替え後の値で、組み替え前の開示より 2 ポイント前後高い)。加工食品は数量 +0.5%/年、価格 +3.0%/年、利益率 12.0%(GLP-1 でのたんぱく質志向は追い風だが、PB とホーメル・スミスフィールドが押さえる)。長期の g は 市場 +0.2% × シェア 0% × 価格 +2.6% = 約 2.8%(個別の値は商品相場が決める)。配当は年 2% 増、自社株買いは自己資本の伸び 2.8%/年を残して。

  • 牛肉:数量 67.3(販売量(億ポンド、推定))× 価格 4.34(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 292 億ドル・営業利益 10 億ドル。数量 FY27 -2.0%・FY28 +2.0%・以後 +0.7%/年;価格 FY27 +3.0%・FY28 +1.5%・以後 +3.0%/年;利益率 FY28 1.0%→FY35 3.5%。数量=市場(牛の供給・頭数の回復)× シェア。価格=牛肉の卸売価格(牛の仕入れ値に連動)
  • 豚肉:数量 50.9(販売量(億ポンド、推定))× 価格 1.64(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 83 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量 FY27 +1.0%・FY28 +1.0%・以後 +1.0%/年;価格 FY27 +1.0%・FY28 +2.0%・以後 +3.0%/年;利益率 FY28 3.3%→FY35 3.5%。価格が物価を下回る理由は豚の出荷増と PB・競争。数量=市場(豚の出荷)× シェア。価格は豚の供給増で物価を下回る
  • 鶏肉:数量 217(販売量(億ポンド、推定))× 価格 1.23(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 266 億ドル・営業利益 23 億ドル。数量 FY27 +1.5%・FY28 +1.5%・以後 +1.5%/年;価格 FY27 +2.0%・FY28 +2.5%・以後 +3.5%/年;利益率 FY28 9.2%→FY35 8.5%。数量=市場(米国の鶏肉需要 年 +1.5% 前後)× シェア。価格は供給(USDA の生産 +3%)に連動
  • 加工食品:数量 37.7(販売量(億ポンド、推定))× 価格 3.70(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 139 億ドル・営業利益 17 億ドル。数量 FY27 +0.5%・FY28 +0.5%・以後 +0.5%/年;価格 FY27 +2.0%・FY28 +2.5%・以後 +3.0%/年;利益率 FY28 12.3%→FY35 12.0%。数量=市場 × ブランドのシェア。価格はブランドの値上げ(PB との差で物価をやや下回る)
  • 国際:数量 10.8(販売量(億ポンド、推定))× 価格 3.12(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 34 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量 FY27 +1.0%・FY28 +1.0%・以後 +1.0%/年;価格 FY27 +3.0%・FY28 +3.0%・以後 +3.0%/年;利益率 FY28 7.5%→FY35 7.5%。数量=海外の市場 × シェア。価格は現地通貨の値上げ

倍率:ROE 12.7%、k 9.75%(基本 8.0% + quality +1.8%)、残る割合 弱い堀 1/3、RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 10.7%、g 2.8%(事業の数量 × シェア × 価格から出した値。ROE から出していない)で、正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) = 10.6 倍(来年の利益に対して)。ROE が k を超えるので中立の PER は 1 ÷ k を下回らせられない。式の値が下限に近いので上限の 9.5 割に置いた。上限の 9.5 割に置いた。10 年目の利益に掛けるので ×(1+g) で 10.4 倍。時価総額 = 純利益 28 億ドル × 10.4 倍 = 286 億ドル。

確率:過去 10 年の傾向の延長に近い。牛の頭数は 2030 年ごろに回復し、鶏肉は 2025〜26 年の高い利益率が平均に戻る。最も厚く置く。

やや悲観 25% やや悲観:牛肉は薄利、鶏肉は 7%、加工食品は PB に押される 利益 16 億ドル · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 45.46 ドル158 億ドル

2035 会計年度(2035 年 9 月期)。売上(内部取引の消去前)757 億ドル(今 565)、セグメント営業利益の合計 40.6 億ドル(牛肉 5.4・鶏肉 17.6・加工食品 13.4・豚肉 2.2・国際 2.0)、本社費・償却・法的引当等 -15.1、営業利益 25.5 億ドル、純利益 15.9 億ドル、自己資本 199 億ドル、10 年の正味還元 約 90 億ドル。牛の数量は +0.3%/年(頭数の回復が遅く、ブラジルなどの輸入牛肉が国内の加工の差益を削る)、価格 +2.8%/年、利益率は 2.0% にとどまる。鶏肉は数量 +1.3%/年、価格 +3.2%/年、利益率 7.0%(供給の増加が続き、ピルグリムズ・プライドとの価格競争)。加工食品は数量 0%、価格 +2.5%/年、利益率 10.5%(PB・ホーメル・スミスフィールドの価格攻勢、ブランドの棚が減る)。長期の g は 市場 0% × シェア −0.3% × 価格 +2.4% = 約 2.1%。法的引当等は年 4 億ドル(牛・豚・鶏の独禁法訴訟の残り)。配当は 2% 増を止めて据え置き。

  • 牛肉:数量 63.5(販売量(億ポンド、推定))× 価格 4.24(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 269 億ドル・営業利益 5 億ドル。数量 FY27 -3.0%・FY28 +0.0%・以後 +0.3%/年;価格 FY27 +2.5%・FY28 +1.0%・以後 +2.8%/年;利益率 FY28 -0.2%→FY35 2.0%。数量=市場(牛の供給・頭数の回復)× シェア。価格=牛肉の卸売価格(牛の仕入れ値に連動)
  • 豚肉:数量 48.7(販売量(億ポンド、推定))× 価格 1.60(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 78 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量 FY27 +0.5%・FY28 +0.5%・以後 +0.5%/年;価格 FY27 +0.5%・FY28 +1.5%・以後 +2.8%/年;利益率 FY28 2.6%→FY35 2.8%。価格が物価を下回る理由は豚の出荷増と PB・競争。数量=市場(豚の出荷)× シェア。価格は豚の供給増で物価を下回る
  • 鶏肉:数量 213(販売量(億ポンド、推定))× 価格 1.18(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 251 億ドル・営業利益 18 億ドル。数量 FY27 +1.3%・FY28 +1.3%・以後 +1.3%/年;価格 FY27 +1.0%・FY28 +1.5%・以後 +3.2%/年;利益率 FY28 7.5%→FY35 7.0%。数量=市場(米国の鶏肉需要 年 +1.5% 前後)× シェア。価格は供給(USDA の生産 +3%)に連動
  • 加工食品:数量 36.1(販売量(億ポンド、推定))× 価格 3.54(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 128 億ドル・営業利益 13 億ドル。数量 FY27 +0.0%・FY28 +0.0%・以後 +0.0%/年;価格 FY27 +1.5%・FY28 +2.0%・以後 +2.5%/年;利益率 FY28 11.0%→FY35 10.5%。数量=市場 × ブランドのシェア。価格はブランドの値上げ(PB との差で物価をやや下回る)
  • 国際:数量 10.3(販売量(億ポンド、推定))× 価格 2.99(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 31 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量 FY27 +0.5%・FY28 +0.5%・以後 +0.5%/年;価格 FY27 +2.5%・FY28 +2.5%・以後 +2.5%/年;利益率 FY28 6.5%→FY35 6.5%。数量=海外の市場 × シェア。価格は現地通貨の値上げ

倍率:ROE が k 以下(または自己資本が薄い)で、k 9.75%(基本 8.0% + quality +1.8%)、g 2.1%(事業の数量 × シェア × 価格から出した値。ROE から出していない)。正当化 PER = 1 ÷ k = 10.3 倍(来年の利益に対して)。ROE が k 以下なので稼ぐ力の 1 ÷ k が下限。悲観側も純利益 ÷ k から出し、市場の倍率は使わない。上限の 9.5 割に置いた。10 年目の利益に掛けるので ×(1+g) で 9.9 倍。時価総額 = 純利益 16 億ドル × 9.9 倍 = 158 億ドル。

確率:牛の頭数の回復が遅く、鶏肉は供給過剰が続き、加工食品は PB に押される。慎重な見方の中心で中立の次に厚く置く。

悲観 13% 悲観:構造的に負け、牛肉は本業の赤字、鶏肉・加工食品の利益率も縮む 利益 6 億ドル · PER 9.8 倍 · 株価時価総額 16.64 ドル58 億ドル

2035 会計年度(2035 年 9 月期)。売上(内部取引の消去前)682 億ドル(今 565)、セグメント営業利益の合計 27.5 億ドル(牛肉 0.0・鶏肉 13.9・加工食品 10.7・豚肉 1.5・国際 1.4)、本社費・償却・法的引当等 -16.1、営業利益 11.4 億ドル、純利益 5.9 億ドル、自己資本 170 億ドル、10 年の正味還元 約 48 億ドル。牛の供給は戻らず、数量 −0.5%/年(シェアの喪失)、価格 +2.5%/年、利益率は 0%(工場を絞っても固定費を賄えない)。鶏肉は USDA の生産が増え続け、数量 +0.8%/年、価格は 2027 年 −0.5%・2028 年 +0.5% と下がった後 +3.0%/年、利益率 6.0%。加工食品はブランドが PB に負け、数量 −1.0%/年、利益率 9.5%。法的引当等は年 5 億ドル、配当は 2028 年に 4 割切って据え置き、自社株買いは止める。長期の g は 市場 −0.3% × シェア −1.0% × 価格 +2.0% = 約 0.7%。式の ROE は 約 3.5%。

  • 牛肉:数量 58.2(販売量(億ポンド、推定))× 価格 4.11(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 239 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量 FY27 -4.0%・FY28 -2.0%・以後 -0.5%/年;価格 FY27 +2.0%・FY28 +0.5%・以後 +2.5%/年;利益率 FY28 -2.0%→FY35 0.0%。数量=市場(牛の供給・頭数の回復)× シェア。価格=牛肉の卸売価格(牛の仕入れ値に連動)
  • 豚肉:数量 46.6(販売量(億ポンド、推定))× 価格 1.50(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 70 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量 FY27 +0.0%・FY28 +0.0%・以後 +0.0%/年;価格 FY27 +0.0%・FY28 +1.0%・以後 +2.0%/年;利益率 FY28 1.5%→FY35 2.2%。価格が物価を下回る理由は豚の出荷増と PB・競争。数量=市場(豚の出荷)× シェア。価格は豚の供給増で物価を下回る
  • 鶏肉:数量 204(販売量(億ポンド、推定))× 価格 1.14(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 231 億ドル・営業利益 14 億ドル。数量 FY27 +0.8%・FY28 +0.8%・以後 +0.8%/年;価格 FY27 -0.5%・FY28 +0.5%・以後 +3.0%/年;利益率 FY28 6.5%→FY35 6.0%。数量=市場(米国の鶏肉需要 年 +1.5% 前後)× シェア。価格は供給(USDA の生産 +3%)に連動
  • 加工食品:数量 33.0(販売量(億ポンド、推定))× 価格 3.43(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 113 億ドル・営業利益 11 億ドル。数量 FY27 -1.0%・FY28 -1.0%・以後 -1.0%/年;価格 FY27 +1.0%・FY28 +1.5%・以後 +2.2%/年;利益率 FY28 10.5%→FY35 9.5%。数量=市場 × ブランドのシェア。価格はブランドの値上げ(PB との差で物価をやや下回る)
  • 国際:数量 9.8(販売量(億ポンド、推定))× 価格 2.86(1 ポンドあたり平均単価(ドル))→ 売上 28 億ドル・営業利益 1 億ドル。数量 FY27 +0.0%・FY28 +0.0%・以後 +0.0%/年;価格 FY27 +2.0%・FY28 +2.0%・以後 +2.0%/年;利益率 FY28 5.0%→FY35 5.0%。数量=海外の市場 × シェア。価格は現地通貨の値上げ

倍率:ROE が k 以下(または自己資本が薄い)で、k 9.75%(基本 8.0% + quality +1.8%)、g 0.7%(事業の数量 × シェア × 価格から出した値。ROE から出していない)。正当化 PER = 1 ÷ k = 10.3 倍(来年の利益に対して)。ROE が k 以下なので稼ぐ力の 1 ÷ k が下限。悲観側も純利益 ÷ k から出し、市場の倍率は使わない。上限の 9.5 割に置いた。10 年目の利益に掛けるので ×(1+g) で 9.8 倍。時価総額 = 純利益 6 億ドル × 9.8 倍 = 58 億ドル。

確率:牛の供給が戻らず、鶏肉は供給過剰、加工食品は PB に負け、法的引当が続く構造的な負け。2023 年(営業利益率 1.2%)の延長で、タイソン自身が過去に経験した下の端。13% を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

牛肉

牛を買って解体し部位別に卸す。牛の仕入れ値との利幅で稼ぐ。売上の約 4 割・今は赤字。

数量販売量(億ポンド、推定)価格1 ポンドあたり平均単価(ドル)売上営業利益
今 2025/12 72.0 3.00 216 −3
10 年後 中立 67.3 4.34 292 10

取り方:2025 年売上 216.2 億ドル(数量 −1.9%・価格 +9.0%)。組み替え後の調整後セグメント営業利益は GAAP の組み替え値(−9.8)に牛肉ののれん減損(3.4)・法的引当などを戻した推定 −2.6。数量は開示がなく、推定の平均単価 3.00 ドルで 72 億ポンドに逆算。2026 年 9 か月は数量 −12.0%・価格 +13.4%、調整後 −4.8 億ドル、通期見通し −6.25〜−7.75。

豚肉

豚を買って加工して卸す。豚の購入価格との利幅。

数量販売量(億ポンド、推定)価格1 ポンドあたり平均単価(ドル)売上営業利益
今 2025/12 45.0 1.29 58 2
10 年後 中立 50.9 1.64 83 3

取り方:2025 年売上 57.8 億ドル(数量 −1.7%・価格 +5.3%)、調整後 1.9 億ドル(9 か月の組み替え値 1.92)。45 億ポンド × 1.285 ドルは推定。2026 年 9 か月は数量 +3.7%・価格 +0.9%、調整後 2.1 億ドル、通期見通し 2.0〜2.5。

鶏肉

ヒナ・飼料・契約農家・加工まで垂直統合。外食と小売に卸す。2026 年は過去最高水準の利益率。

数量販売量(億ポンド、推定)価格1 ポンドあたり平均単価(ドル)売上営業利益
今 2025/12 185 0.91 168 19
10 年後 中立 217 1.23 266 23

取り方:2025 年売上 168.4 億ドル(数量 +2.6%・価格 −0.1%)。組み替え後の調整後は GAAP の組み替え値 18.6 に調整項目を戻して推定 19.2(9 か月の組み替え値 13.3+第 4 四半期)。185 億ポンド × 0.91 ドルは推定。2026 年 9 か月は数量 +2.1%・価格 +1.3%、調整後 14.7 億ドル(率 11.4%)、通期見通し 18.5〜19.5。

加工食品

ジミー・ディーン、ヒルシャー・ファーム、ボール・パーク、ライト、アイデルズ、ステート・フェアなどのブランドと外食向け調理品。

数量販売量(億ポンド、推定)価格1 ポンドあたり平均単価(ドル)売上営業利益
今 2025/12 36.0 2.76 99 13
10 年後 中立 37.7 3.70 139 17

取り方:2025 年売上 99.3 億ドル(数量 −2.5%・価格 +3.3%)。組み替え後の調整後は GAAP の組み替え値 12.5 に調整項目を戻して推定 12.8(利益率 12.9%)。36 億ポンド × 2.76 ドルは推定。2026 年 9 か月は数量 +0.2%・価格 +4.6%、調整後 10.1 億ドル(率 13.1%)、通期見通し 13.0〜13.5。

国際

アジア・欧州・中南米の食肉と加工品。

数量販売量(億ポンド、推定)価格1 ポンドあたり平均単価(ドル)売上営業利益
今 2025/12 10.0 2.29 23 2
10 年後 中立 10.8 3.12 34 3

取り方:2025 年売上 22.9 億ドル(数量 −0.1%・価格 −2.5%)、調整後 1.7 億ドル(9 か月の組み替え値 1.45)。10 億ポンド × 2.29 ドルは推定。2026 年 9 か月は数量 −1.8%・価格 +4.9%、調整後 1.3 億ドル、通期見通し 1.5〜2.0。

リスクと懸念

牛の頭数の回復が遅い・牛肉の赤字が続く

牛の頭数は 1951 年以来の最少(8,620 万頭)。雌牛を繁殖に回す期間を含めて回復は 2030 年前後で、2026 年の牛肉の損失見通しは 9 月に 6.25〜7.75 億ドルへ下がった。工場を 4 つ手放しても損失が止まるとは限らず、メキシコからの子牛の輸入の制限も続く。

鶏肉の利益率が平均に戻る

鶏肉は 2026 年に利益率 約 11%・営業利益 約 19 億ドルと過去最高水準。USDA は生産が +3% 増えると見て、ピルグリムズ・プライドなどの供給増で価格が下がれば、利益率は 2026 年の約 11% から 8〜9% 台に戻る。鶏肉 1% の利益率の変化は 約 1.8 億ドル。2023 年は会社全体の営業利益率が 1.2% まで落ちた。

法的引当と独禁法訴訟

牛・豚・鶏の価格協定をめぐる訴訟で、2025 年は 7.4 億ドル、2026 年は 9 か月で 2.5 億ドルの引当を売上から差し引いた。調整後の利益には入らず、GAAP の純利益は 3〜4 割低くなる。毎年のように出る費用で、筋書きの GAAP 純利益に年 3〜6 億ドルを入れた。

加工食品の PB への移行と GLP-1

加工食品は 2026 年 9 か月で数量 +0.2%・価格 +4.6% と値上げ頼み。第 3 四半期は価格 +1.6%・利益率 12.6%(前年 13.3%)に鈍った。PB(小売の自社ブランド)とホーメル・スミスフィールドの競争に加え、GLP-1 薬で食品全体の数量が落ちる懸念がある。

経営者の交代と戦略の見直し

2026 年 10 月 4 日に P&G 出身のスコンバーガーが CEO に就任(キングは取締役に残る)。第 3 四半期に CEO 交代関連の費用 0.73 億ドル。ブランド重視への戦略転換で、買収・切り離しが出るか、のれんの重い過去(2023 年の減損)を繰り返さないかが見えない。

借り換えによる利払いの増加

純負債は 72.7 億ドル(2026 年 6 月)。調整後 EBITDA の約 2 倍で、借り換えで金利が 5.75% 前後に上がる。純利払いは 約 3.65 億ドルから年 4.0〜4.5 億ドルに増えるが、純負債を自己資本の約 0.37 倍に保つ前提では税引き後で 年 0.3〜0.5 億ドルの利益減。

関税・飼料・為替

トウモロコシ・大豆かすの飼料費(鶏肉の費用の 約 4 割、推定)、牛肉・豚肉の輸出入(関税)、国際セグメントの為替が利益を揺らす。国際は売上の約 4% で小さい。2025 年の鶏肉の飼料費は、トウモロコシ・大豆かすの相場が下がったことで利益率を押し上げたが、再び上がれば逆に働き、利益率を数ポイント動かしうる。

今後の分かれ目

2026 年第 4 四半期(11 月 10 日発表)で牛肉の損失が 7.75 億ドルを超え、2027 年度の見通しが牛肉の赤字継続を示す
牛肉の黒字化を 2029 年以降にずらし、やや悲観・悲観の確率を上げる。中立の牛肉の利益率 2028 年 +1.0% を 0% に下げると全社の純利益は 約 1.7 億ドル減り、価値は 1 割強下がる。
牛の飼育頭数が 2027 年に前年比で増加に転じ、雌牛の保留が数字で見える
やや楽観・楽観の確率を上げ、牛肉の数量を 2028 年 +3〜4%・利益率 2.0% へ。中立の価値は 2〜3 割上がる。
鶏肉の利益率が 2027 年に 9% を下回る(USDA の生産 +3% が実現し価格が下がる)
鶏肉の平均回帰が早まる。中立の鶏肉の利益率 2028 年 9.2% を 8% に下げると全社の純利益は 約 1.7 億ドル減。やや悲観の確率を上げる。
パスコの売却・牛肉の追加の切り離し、または加工食品の買収・売却が成立する
成立するまで筋書きには入れない。売却価格・減損・残る利益で再計算する。牛肉を切り離せば、利益の循環が小さくなり倍率の見方が上がる可能性がある。
法的引当が年 5 億ドルを超える(独禁法訴訟の和解が積み上がる)
GAAP の純利益を年 1〜2 億ドル下げる。やや悲観・悲観の確率を上げ、配当の増額を止める可能性も見る。
10 年国債が 6% を超える、または物価が 4.5% を超えて続く
k の 9.75% は低すぎたことになり、倍率が 1 割前後下がる。全筋書きの価値が下がる。

見ておくもの

  • 2026 年第 4 四半期決算(2026-11-10)と 2027 会計年度の見通し(牛肉・鶏肉・全社の調整後営業利益)
  • USDA の牛の飼育頭数(1 月・7 月の報告)と雌牛の保留、牛の屠畜数
  • 牛肉のパッカーマージン(牛の仕入れ値と部位別卸売価格の差)、ひき肉の小売価格
  • 鶏肉の USDA 生産見通し(+3%)、ブロイラーの卸売価格、ピルグリムズ・プライドの利益率
  • 加工食品の数量・価格(Circana)、ジミー・ディーン・ヒルシャー・ファームの占有率
  • 法的引当の追加と独禁法訴訟の和解
  • パスコの売却、スコンバーガー CEO の戦略発表(ブランド・買収・切り離し)
  • 純負債(72.7 億ドル)と純利払い、配当の増額(2% 増)の継続

倍率と資本コストの決め方

今の時価総額(約 193 億ドル、調整後純利益の約 14 倍)を見る前に、牛肉・豚肉・鶏肉・加工食品・国際を、推定の販売量(億ポンド)× 1 ポンドあたり単価で積み、2026 年の見通し(調整後営業利益 18.5〜20.5 億ドル)に合わせた上で、牛肉と鶏肉の利益率を過去の平均(牛肉 3.5%・鶏肉 8.5%)に寄せた。倍率は k 9.75%(基本 8.0% + quality +1.75%)の式 (1 − g/RONIC) ÷ (k − g) × (1 + g) で置き、弱い堀なので下限の 1 ÷ k に近く、上限の 9.5 割に置いた。g は市場・シェア・価格から出し ROE から出していない。ROE は帳簿の自己資本 ROE(のれんを除かない)。悲観側も純利益 ÷ k で測り、過去の PER・PBR は使っていない。

資本コスト 9.8% = 無リスク金利 5% + β 0.67 × 5%。k = 基本 8.0% + quality +1.75% = 9.75%。必需品で数量は落ちにくいが、商品相場と牛肉の損益の振れは大きいので、その分を quality で上乗せした。個別のリスク(牛の頭数・独禁法訴訟・経営者の交代)は k に足さず、筋書きと確率で表した。

同じ業種(生活必需品)の AI 分析

適正 クロロックスCLX 漂白剤・猫砂・ごみ袋・ピュレルの必需品ブランド。ERP 移行の傷・CEO 交代・借入増が重なり利益が谷にあるが、k 8.75% の利益ベースの正当化 PER で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 マコーミックMKC 調味料で世界首位の安定事業。米国の数量は弱いが、k 8.25% の利益ベースの正当化 PER(その 8.5 割)で測った値は今の時価総額を上回り、ユニリーバ統合を除いた単体ではやや割安 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 ペプシコPEP 飲料とスナックの二本柱だが、値下げと原料高で北米の利益が痩せている。利益ベースの正当化 PER(その 8.5 割)で測ると、本質価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 クローガーKR 米国最大の伝統的な食品スーパー。占有率を毎年失う薄利の成熟事業だが、食料品は落ちにくく、利益ベースの正当化 PER(その 8 割)で見ると今の値段は適正 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ターゲットTGT 縮んだ総合量販が立て直しに投資する局面。成功すれば倍率以上に利益が戻り、競合に負ければ構造的に縮む。利益ベースの正当化 PER で測ると、今の値段は適正 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 ゼネラル・ミルズGIS 数量が縮み利益が 2 期続けて落ちた大手ブランド。価格投資は一巡したが、借金の重さを k に入れて確率を慎重側に厚くすると、本質価値は今の時価総額とほぼ同じで適正 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) やや割高 キンバリークラークKMB ハギーズ・クリネックスの北米首位と、IFP 売却後の身軽な形。北米の価格投資と中国の失速はあるが、k 8.5% の利益ベースの正当化 PER(来年の利益に約 15 倍)は今の PER 17 倍と近く、値段は適正 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ホーメル・フーズHRL 豚肉の原価高と撤退で利益が落ちた、配当 127 年の加工肉・外食の会社。借金は軽いが、利益ベースの正当化 PER(その 8 割)で測ると今の時価総額をやや下回り、適正 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 モルソン・クアーズ・ビバレッジTAP 米国ビールの縮小とシェア低下で利益が減る最中。それでも伸びのない会社の式(PER = 1 ÷ k = 10.5 倍)で測ると中立の 10 年後は今とほぼ同じで、確率を重ねるとやや割高 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ダラー・ツリーDLTR 裁量品が約半分の均一価格店が、多価格化と客層の広がりで利益率 9% 前後に乗せた局面。利益ベースの正当化 PER で測るとやや割高で、関税還付の一過性と客数の弱さから確率も慎重側に厚く置いた 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ブンゲ・グローバルBG 世界最大級の油糧種子の圧搾・穀物商社。2026 年は圧搾利幅が山で、ならした利益に弱い堀の正当化 PER(下限の 1 ÷ k = 10.0 倍)を当てると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アルトリア・グループMO 数量が毎年 5% 減る紙巻きを値上げで支える高配当の縮む事業。名目の利益は横ばいで、伸びのない会社の正当化 PER(1 ÷ k)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 コンステレーション・ブランズSTZ モデロ・コロナの輸入ビール一本足。数量が縮む産業で純負債も重いが、伸びのない会社の正当化 PER(1 ÷ k)で測ると、中立の 10 年後は今の 0.94 倍で、還元を足しても資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 クラフト・ハインツKHC ブランドは強いが数量が毎年縮む会社。k 9.0% の稼ぐ力(純利益 ÷ k)で測ると中立の価値は今の時価総額とほぼ同じで、確率を悲観側に置いた総合ではやや割高 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ダラー・ゼネラルDG 農村の小型店の密度で食品の来店頻度を握る会社が、盛り損の削減と改装で利益率を戻す局面。今の値段はやや割高で、利益率の戻りが続くかが価値を分ける 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モンデリーズ・インターナショナルMDLZ 世界首位のビスケットと世界 2 位のチョコを持ち、カカオ高で利益が削られた谷にある。k 8.0% の利益ベースの正当化 PER で測ると、今の値段は中立の価値とほぼ同じで、確率を悲観側に置いた総合ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ハーシーHSY チョコレート首位のブランドが、カカオ高の谷を価格改定で抜けた直後。k 7.5% の利益ベースの正当化 PER で測ると、値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 コルゲート・パルモリブCL 歯磨きで世界首位とペット用療法食を持つ超安定企業。北米の数量減は重く、k 7.5% の利益ベースの正当化 PER(来年の利益に約 20 倍)で見ると今の PER 25 倍はやや高く、利益の質は高いがやや割高 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 コカ・コーラKO 世界最強のブランド原液事業。強い堀の利益ベースの正当化 PER で測っても、k 7.5% では中立の 10 年後が今の約 1.1 倍にとどまり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 プロクター・アンド・ギャンブルPG 世界最強の日用品ブランド群だが、PER 24 倍は k 7.5% の利益ベースの正当化 PER(来年の利益に約 19 倍)を上回る。数量の弱さを長期の成長に入れると、値段はやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) やや割高 キューリグ・ドクターペッパーKDP JDE ピーツの買収で純負債が時価総額の 6 割になった飲料・コーヒー複合。強い飲料と縮むポッドの綱引きで、借金の重さを k に入れると 10 年の中立は今の約 0.93 倍にとどまり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) 割高 JM スマッカーSJM コーヒーの値付けと借金返済で利益の底が見えたが、ブランドの堀は広がらず、k 8.75% の利益ベースの正当化 PER で測ると中立の価値は今とほぼ同じで、確率を悲観側に置いた総合ではやや割高 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 シスコSYY 米国最大の外食向け食品卸。薄利の物流業で価格を決める力は弱いが、規模の経済と AI 効率化で利益は着実に伸びる。利益ベースの正当化 PER で見ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ケンビューKVUE タイレノール・リステリン・ニュートロジーナを持つが、数量は縮み、訴訟が再燃。買収条件に連動する株価に安全域は見えず、単体の本質価値はやや下 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 フィリップ モリス インターナショナルPM 紙巻きの減りを煙の出ない製品で埋める成長株。強い堀の利益ベースの正当化 PER でも、資本コスト 7.5% に対して今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ブラウン・フォーマンBF-B ジャックダニエルを軸にした酒類の老舗。米国の飲酒減・関税・カナダの棚外しが重いが、財務は軽く、利益ベースの正当化 PER(下限の 1 ÷ k)で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −35.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アーチャー・ダニエルズ・ミッドランドADM 価格を決める力のない農産物加工の循環株。バイオ燃料の追い風で 2026 年は利益の山。ならした利益に k 9.5% の稼ぐ力(弱い堀の下限 1 ÷ k = 10.5 倍)を当てると、値段は割高 本質価値との差 −36.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ウォルマートWMT 食品の規模・通販・広告で堀は広がる。だが今の PER 43 倍は、強い堀の利益ベースの正当化 PER(約 22 倍)の 2 倍近くで、割高 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 チャーチ・アンド・ドワイトCHD 猫砂・洗濯・オーラルケアの強いブランドを買い足して伸びる必需品の中堅。ウォルマート依存と買収の失敗が影で、k 7.75% の利益ベースの正当化 PER で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 モンスタービバレッジMNST エナジー専業の高採算ブランド。利益ベースの正当化 PER で測っても、中立の 10 年後は今の時価総額の約 0.87 倍にとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 エスティ ローダーEL 高級美容の名門が再建の途中。利益率は戻るが、利益ベースの正当化 PER(k 9.25%・ROE 25% 台で来年の利益に約 14 倍)では今の約 380 億ドルは回復を先取りしており、割高 本質価値との差 −51.4% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 コストコ・ホールセールCOST 会費が利益の半分を生む堀は本物だが、PER 47.6 倍は成熟後の約 2 倍。10 年の年率は資本コスト 7.5% に届かず割高 本質価値との差 −52.4% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 ケーシーズ・ゼネラル・ストアーズCASY 米国 3 位のコンビニ。小さな町の寡占と調理品で伸びる良質な事業だが、燃料粗利が高止まりの今、GAAP の約 36 倍は利益ベースの正当化 PER(約 15 倍)の倍以上で割高 本質価値との差 −62.1% · 10 年 割高(年 −3.1%)

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読んだ資料

  1. タイソン 2026 年第 3 四半期決算(8-K 別紙・セグメント表)
  2. タイソン 2026 会計年度の見通しの更新(8-K、2026-09-03)
  3. タイソン 2025 年第 4 四半期・通期決算(セグメント・見通し)
  4. タイソン 報告区分の組み替え後の 2025 年(8-K 別紙)
  5. Tyson Foods: Chicken And Prepared Foods Generate 104% Of Segment Profit As Beef Outlook Worsens(Pulse 2.0、2026-08-04)
  6. Tyson Foods Will Close Or Sell Three US Beef Facilities As Industry Struggles(ESM Magazine)
  7. Schomburger to succeed King as Tyson president, CEO(Beef Magazine)
  8. タイソン 10-Q(2026-06-27、株数)
  9. TSN 時価総額(Motley Fool・Robinhood 系の表示)

分析日 2026-10-16