株譜
AI 銘柄分析 · 陸運業 · 試作

新潟交通 9017

新潟のバスと万代シテイを営む地域の顔。不動産が稼ぐが、重い借金の利払いが金利の上昇で利益を削る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,126 円43 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,961 円75 億円差 −42.6%
10 年後から見ると 割高 価値 1,126 円43 億円 · 差 −42.6% · 期待の年率 +3.0%
期待の年率リターン(10 年)+3.0%資本コスト比 −6.2 pt
推定の資本コスト9.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

新潟交通は、新潟市と佐渡の路線バス、高速バスを走らせ、繁華街の万代シテイを持つ会社だ。バスと不動産のほか、旅行、宿、新潟空港の地上業務まで手がける。

筆者の結論は「割高」だ。いちばんの理由は借金にある。有利子負債は255億円と、時価総額の3倍を超える。今は金利が低く、利払いは営業利益の2割ほどで済んでいる。だが借り換えのたびに金利は上がり、10年後には利払いが営業利益の4割近くを食う。

稼ぎ頭は不動産だ。万代シテイの賃貸は売上の13%で、営業利益の45%を稼ぐ。一方、バスは人口減と運転士の不足で乗客が減り、利益率は6%に届かない。

会社自身も次の期は純利益が半分になると見込む。地域に欠かせない会社であることと、株主にとっての価値は別だ。筆者は、借金を返した後に株主に残る稼ぐ力は細いと見る。

今の値段は自己資本の4割弱で、帳簿の上では安い。だが稼ぐ力が資本コストの半分にも届かない会社では、帳簿の厚さは安さの理由にならない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「地域に欠かせないが、株主にはあまり残らない」事業だ。10年後もバスは走り、万代シテイも残るだろう。ただ堀、つまり他社がまねできない強みは、利益を守る力としては弱い。運賃は認可で決まり、乗客は減る。

株主のものになる利益で見ると、営業利益22億円から利払いと税を引き、車両とビルの更新の投資が償却を上回る分を引くと、手元に残る現金は少ない。今の償却は昔の値段のままで、会計の利益は実態より良く見える。

安全域は、不動産の値打ちにあるように見える。だがその前に、255億円の借金がある。不動産を売れば、まず借金が返る。

資本の配分は守りに徹している。借金の返済を優先するのは正しいが、そのぶん株主に戻る額は細い。オーナーとして持つなら、借金が大きく減った後の姿を見てからにしたい。地域にとっての価値と、株主にとっての価値は別のものだ。

何で稼ぐ会社か

売上203億円のうち、運輸が42%を占める。新潟市と周辺、佐渡の路線バス、新潟から首都圏や県内各地を結ぶ高速バス、貸切バスだ。乗合の路線の一部は、自治体の補助金で支えている。運輸の営業利益は5億円だ。

不動産は売上27億円で、営業利益は10億円と全社で最も稼ぐ。新潟の繁華街の万代シテイに商業ビルを持ち、バスセンターを核に人を集める。1973年の開業から50年を超え、2021年に大きな改修を終えた。2026年6月には、BP2ビルを20億円で売った。

残りは、新潟交通観光の旅行、万代シルバーホテルと佐渡の八幡館などの宿、物販、新潟空港で航空会社の地上業務を受ける航空代理、清掃や整備などだ。航空代理は売上8億円で営業利益2億円と、小さいが利益率が高い。

従業員は連結で約1,200人。費用の中心は運転士の人件費、燃料、車両の償却だ。

バスと不動産は互いに支え合う形になっている。万代シテイのバスセンターに路線が集まり、人の流れが商業ビルの客になる。バスで稼ぎにくくなった分を、不動産の賃料が埋めてきた。

優良さと弱いところ

強みは、新潟市の中心で長く築いた地位だ。バスの路線網と万代シテイは、地域の暮らしの土台で、代わりの会社はすぐには現れない。運賃は国の認可制で、費用の上昇を時間をかけて転嫁できる。

弱みは三つある。一つ目は借金の重さだ。有利子負債は255億円で、純負債は年間の現金の稼ぎ(営業利益と償却の合計)の6倍を超える。銀行との約束で、営業損失を出せない。二つ目は、バスの乗客の減少だ。新潟市の人口は減り、運転士の不足で便を減らすほど乗客が離れる。三つ目は、更新の投資の重さだ。バスの車両と商業ビルは、建設費と車両の値段の上昇で、償却を上回る現金を食う。

資本の効率は低い。自己資本利益率は過去10年の中央値で5%台だ。配当は年0.4億円と、利益の3%ほどにとどまる。経営は借金を減らす守りに徹している。BP2ビルの売却も、その流れの一つだ。ただ守りに徹するほど、更新の投資は先送りになりやすい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

地方の路線バスは、構造的に縮む市場だ。人口減と車社会で乗客は減り、多くの会社が自治体の補助で路線を保っている。2024年には運転士の働き方の規制が強まり、運転士の不足で減便や路線の廃止が全国で相次いだ。

運賃は国の認可制で、上限の運賃を申請して変える。運転士の賃金を上げるため、各地のバス会社が値上げに動いている。新潟交通も2025年10月に佐渡の運賃を改定した。ただ値上げは乗客の減少を招きやすい。

地方の中心街の商業ビルは、郊外の大型店と通販に押されて厳しい。万代シテイは新潟駅前と並ぶ繁華街で、若者が集まる場所として残るが、賃料を大きく上げられる立地ではない。

10年で見れば、乗客は減り、運賃は物価並みに上がる。利益が残るかは、運転士の賃金と運賃のずれ、自治体の補助の行方で決まる。同じ地方バスの神姫バスや北海道中央バスは借金が少なく、新潟交通は金利の上昇の影響をより強く受ける。

一方、地方の空港の地上業務や観光の宿は、訪日客の地方への広がりで追い風を受ける。新潟は首都圏からの近さと佐渡の観光で、客を呼ぶ余地はある。ただ全社の利益に占める割合は小さい。

資本政策と M&A

資本政策の中心は、借金の返済だ。有利子負債は255億円あり、2026年6月にBP2ビルを20億円で売って一部を返す。設備投資はバスの車両と万代シテイの改修に年17億円ほどかかり、償却の13億円を上回る。

配当は総額0.4億円と、利益の3%ほどだ。自社株買いはない。株主優待はバスの乗車証とホテルの優待券で、会社の負担は小さい。

地元の銀行や企業が主な株主で、他社に買われる筋書きは考えにくい。銀行との借入には、純資産と営業損失についての約束が付いている。不動産の追加の売却が、次の資本政策の焦点になる。売った資金で借金を返せば、金利の上昇に対する備えになる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

万代シテイは新潟の顔だ。繁華街の土地と建物は、帳簿の値段よりずっと価値がある。不動産は売上の13%で営業利益の45%を稼ぎ、景気にもあまり振れない。

バスも悪くない。運賃は認可制で、費用の上昇を時間をかけて転嫁できる。2025年には佐渡で運賃を改定し、増収になった。高速バスと貸切バスは伸びている。新潟空港の地上業務も、訪日客の増加で伸びる。

直近3期で営業利益は14億円から22億円へ伸びた。BP2ビルを20億円で売り、借金も着実に減っている。今の値段は自己資本の4割弱で、地域の独占的な事業と繁華街の不動産を安く買える。

物価が上がる世界では、昔の値段で買った土地と建物の値打ちは名目で上がる。償却は昔の値段のままなので、会計の利益も物価とともに膨らみやすい。借金は名目の額で決まっているので、物価の上昇は借り手に有利に働く。

会社は借金を着実に減らしてきた。純負債は2015年3月期の294億円から、10年で220億円まで減った。この流れが続けば、利払いの重さは時間とともに薄れる。

慎重な見方

借金が重すぎる。有利子負債は255億円で、時価総額の3倍を超える。金利が2%弱から4%台に上がれば、利払いは今の倍近くになり、営業利益の4割近くを食う。会社自身も次の期の純利益を半分の6億円と見込む。

バスは構造的に縮む。新潟市の人口は減り、運転士の不足で便を減らせば乗客はさらに離れる。運転士の賃金は物価以上に上がる。

不動産の値打ちも、株主の前に借金が取る。地方の中心街の商業ビルは、郊外の大型店と通販に押されて賃料を上げにくい。

更新の投資は償却を上回り続ける。車両の電動化とビルの改修は、上がった値段で払うしかない。自己資本が帳簿で厚くても、稼ぐ力は資本コストの半分にも届かない。

配当は利益の3%しかなく、株主に戻る道も細い。借金を返すことが最優先で、少数株主の取り分は後回しになる。

直近の増益も、補助金と相場の良い旅行の需要に支えられた面がある。会社は次の期の営業利益を15億円と、3割以上の減益で見込んでいる。

どちらに重みを置いたか

万代シテイの価値と地域の独占という強気の論点は認めるが、借金と金利の上昇、乗客の減少では慎重な見方が勝る。確率は中立に厚く置き、営業赤字の実績と財務の約束から悲観側を楽観側より厚くした。不動産の含み益は時価の開示が確かめられないため、万代シテイの賃料の稼ぎから控えめに推し量り、やや悲観の床にだけ入れた。物価の上昇が借り手に有利に働く点は、名目の利益の伸びとして筋書きに入れてある。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,487 円96 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 155 円6 億円)。 今の値に割り戻すと 1,126 円43 億円、今との差 −42.6%、 期待の年率 +3.0%(資本コスト 9.3%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 4,572 円176 億円 312 円12 億円 +149.1% +9.6% 342 円13 億円
やや楽観 20% 3,416 円131 億円 208 円8 億円 +84.8% +6.3% 725 円28 億円
中立 40% 2,772 円106 億円 156 円6 億円 +49.3% +4.1% 1,171 円45 億円
やや悲観 22% 1,598 円61 億円 104 円4 億円 −13.2% −1.4% 374 円14 億円
悲観 11% 211 円8 億円 52 円2 億円 −86.6% −18.2% 29 円1 億円
加重平均100% 2,487 円96 億円155 円6 億円 +34.7% +3.0% 2,641 円101 億円

今の株価時価総額 1,961 円75 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.3% を下回るほど割高。

楽観 7% 万代シテイが新潟の顔として育ち、バスは運賃の改定で黒字を厚くする 利益 16 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 4,572 円176 億円

新潟市の中心は、駅前と万代シテイの二つの核で栄え続ける。万代シテイは改修を重ね、BP2ビルを売った後も、商業と住まいの複合で賃料を物価並みに上げる。不動産の利益率は38%と、今より少し高くなる。

バスは運転士の賃金の上昇に合わせて、自治体と話し合いながら運賃を改定し、補助の仕組みも整う。乗客は1割も減らず、利益率は6%まで戻る。高速バスと新潟空港の地上業務は、訪日客の増加で伸びる。

借入は利益で着実に返り、利払いは今の1.5倍程度で収まる。配当は少しずつ増える。地元の銀行や企業との結びつきが強く、他社に買われる筋書きは考えにくいが、資本の効率は少しずつ上がる。

  • 運輸(路線バス・高速バス・貸切バス):数量 2,470(輸送人員(万人、推定))× 価格 4.61(1 人あたり収入(百円・名目、補助金を含む))→ 売上 114 億円・営業利益 7 億円。数量 今の 0.95 倍 × 単価 今の 1.40 倍、利益率 6.0%
  • 不動産(万代シテイほか):数量 150(賃貸の延べ床(千㎡、推定))× 価格 24(1 千㎡あたり年間賃料など(百万円・名目))→ 売上 36 億円・営業利益 14 億円。数量 今の 1.00 倍 × 単価 今の 1.34 倍、利益率 38.0%
  • 旅行・旅館:数量 57.0(旅行と宿泊の利用者数(万人、推定))× 価格 10,126(1 人あたり売上(円・名目))→ 売上 58 億円・営業利益 3 億円。数量 今の 0.95 倍 × 単価 今の 1.40 倍、利益率 6.0%
  • 商品販売・航空代理・その他:数量 420(従事者数(人、推定))× 価格 1,588(1 人あたり売上(万円・名目))→ 売上 67 億円・営業利益 8 億円。数量 今の 1.05 倍 × 単価 今の 1.34 倍、利益率 12.0%

倍率:事業の純利益 16 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.9% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 176 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:運賃の改定と補助の仕組みが整い、不動産も伸びる必要がある。人口が減る地方で両方がそろうのは珍しい。

やや楽観 20% 不動産が稼ぎを支え、バスは補助で底を保つ 利益 12 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 3,416 円131 億円

万代シテイの賃料は物価をやや下回って上がり、不動産は全社の利益の半分近くを稼ぎ続ける。BP2ビルの売却で床は5%減るが、残ったビルの稼働は高い。

バスの乗客は人口減と運転士の不足で1割減る。それでも運賃の改定と自治体の補助で、利益率は4%台を守る。旅行と宿は物価並みの値上げで細々と黒字を保つ。

借り換えで利払いは今の1.6倍ほどに増え、純利益は今と同じ12億円前後にとどまる。自己資本は厚くなるが、自己資本利益率は4%に届かない。配当は少額のまま、利益の大半は借金の返済に回る。

航空代理と宿は訪日客の地方への広がりで少し伸び、全社の利益を下支えする。

  • 運輸(路線バス・高速バス・貸切バス):数量 2,340(輸送人員(万人、推定))× 価格 4.51(1 人あたり収入(百円・名目、補助金を含む))→ 売上 106 億円・営業利益 5 億円。数量 今の 0.90 倍 × 単価 今の 1.37 倍、利益率 4.5%
  • 不動産(万代シテイほか):数量 143(賃貸の延べ床(千㎡、推定))× 価格 23(1 千㎡あたり年間賃料など(百万円・名目))→ 売上 34 億円・営業利益 12 億円。数量 今の 0.95 倍 × 単価 今の 1.30 倍、利益率 37.0%
  • 旅行・旅館:数量 55.2(旅行と宿泊の利用者数(万人、推定))× 価格 9,909(1 人あたり売上(円・名目))→ 売上 55 億円・営業利益 2 億円。数量 今の 0.92 倍 × 単価 今の 1.37 倍、利益率 4.5%
  • 商品販売・航空代理・その他:数量 400(従事者数(人、推定))× 価格 1,588(1 人あたり売上(万円・名目))→ 売上 64 億円・営業利益 7 億円。数量 今の 1.00 倍 × 単価 今の 1.34 倍、利益率 11.5%

倍率:事業の純利益 12 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.9% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 131 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:不動産の稼ぎは安定しており、直近 3 期は全社の営業利益が伸びた。ただ会社自身が次の期の大幅な減益を見込む。

中立 40% 利払いが利益を削り、稼ぐ力は細る 利益 9 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 2,772 円106 億円

新潟市の人口は年0.7%ほど減り、路線バスの乗客は10年で15%減る。運転士の不足で便数を減らすほど、乗客はさらに離れる。運賃は物価並みに改定するが、運転士の賃金はそれ以上に上がり、運輸の利益率は3%に下がる。

不動産は万代シテイの賃料が物価をやや下回って上がり、利益率は35%を保つ。今のビルの償却は取得時の値段のまま増えないが、改修は建設費の上がった値段でやるしかない。バスの車両の更新も、電動化を含めて値段が上がり、設備投資は償却を上回り続ける。

いちばん重いのは利払いだ。借入は10年で約195億円まで減るが、金利は2%弱から4%台半ばへ上がる。純利益は9億円弱と今より細り、配当は少額のままだ。

  • 運輸(路線バス・高速バス・貸切バス):数量 2,210(輸送人員(万人、推定))× 価格 4.41(1 人あたり収入(百円・名目、補助金を含む))→ 売上 97 億円・営業利益 3 億円。数量 今の 0.85 倍 × 単価 今の 1.34 倍、利益率 3.0%
  • 不動産(万代シテイほか):数量 138(賃貸の延べ床(千㎡、推定))× 価格 23(1 千㎡あたり年間賃料など(百万円・名目))→ 売上 31 億円・営業利益 11 億円。数量 今の 0.92 倍 × 単価 今の 1.25 倍、利益率 35.0%
  • 旅行・旅館:数量 52.8(旅行と宿泊の利用者数(万人、推定))× 価格 9,692(1 人あたり売上(円・名目))→ 売上 51 億円・営業利益 2 億円。数量 今の 0.88 倍 × 単価 今の 1.34 倍、利益率 3.5%
  • 商品販売・航空代理・その他:数量 380(従事者数(人、推定))× 価格 1,588(1 人あたり売上(万円・名目))→ 売上 60 億円・営業利益 7 億円。数量 今の 0.95 倍 × 単価 今の 1.34 倍、利益率 11.0%

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.1% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 95 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:人口減で乗客が減り、借り換えで利払いが増えるという、もっとも起きやすい筋書きに厚く置いた。

やや悲観 22% 乗合バスが赤字に転じ、財務の約束に近づく 利益 2 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 1,598 円61 億円

運転士の不足が深刻になり、郊外の路線は大きく減る。乗客は2割強減り、運賃の値上げも追いつかず、運輸の利益は消える。自治体の補助も財政難で細る。

万代シテイは郊外の大型店と通販に押され、空き床が出て賃料は物価に届かない。旅行と宿も訪日客の波に振られる。

営業利益は12億円まで落ち、利払いを引くと税引き前の利益はほとんど残らない。銀行との財務の約束(営業損失を出さない)に近づき、資産の売却で借金を減らすことになる。配当はほぼ止まる。

価値は、万代シテイを売って借金を返した後に残る額の4分の3ほどまで沈む。

  • 運輸(路線バス・高速バス・貸切バス):数量 2,028(輸送人員(万人、推定))× 価格 4.11(1 人あたり収入(百円・名目、補助金を含む))→ 売上 83 億円・営業利益 0 億円。数量 今の 0.78 倍 × 単価 今の 1.25 倍、利益率 0.0%
  • 不動産(万代シテイほか):数量 132(賃貸の延べ床(千㎡、推定))× 価格 21(1 千㎡あたり年間賃料など(百万円・名目))→ 売上 27 億円・営業利益 8 億円。数量 今の 0.88 倍 × 単価 今の 1.15 倍、利益率 30.0%
  • 旅行・旅館:数量 45.0(旅行と宿泊の利用者数(万人、推定))× 価格 9,041(1 人あたり売上(円・名目))→ 売上 41 億円・営業利益 0 億円。数量 今の 0.75 倍 × 単価 今の 1.25 倍、利益率 1.0%
  • 商品販売・航空代理・その他:数量 352(従事者数(人、推定))× 価格 1,481(1 人あたり売上(万円・名目))→ 売上 52 億円・営業利益 4 億円。数量 今の 0.88 倍 × 単価 今の 1.25 倍、利益率 8.0%

倍率:稼ぐ力(純利益 1.9 億円÷k で約 19 億円)より、不動産を売って借金を返した床(約 27 億円)の方が大きい。床の約 26 億円を、今の自己資本 202 億円に対する PBR 0.13 倍として置いた。EV(時価総額+純負債 220 億円)÷営業利益は約 21 倍に上がるが、営業利益が 12 億円まで細るためで、借金を含めて見ても事業に高い値は付けていない。

確率:2021〜2022 年 3 月期に 2 期続けて営業赤字を出した。運転士の不足は全国で深刻になっている。

悲観 11% バス事業が支えきれず、資産を売って借金を返す 利益 −7 億円 · PBR 0.0 倍 · 株価時価総額 211 円8 億円

乗客は3割減り、運転士の賃金の上昇と車両の値上がりで、路線バスは大きな赤字になる。自治体は補助を増やせず、会社は路線を手放すか、公営に近い形への移管を迫られる。

万代シテイも空き床が増え、賃料は下がる。バスセンターの再整備も資金が足りず先送りになる。営業利益はほぼ消え、利払いで赤字が続く。

銀行との財務の約束に触れ、借入の返済のために不動産の一部を売る。売った分は借金に消え、少数株主に残る値はわずかだ。減損で自己資本も削られる。

地域の足を守る役割は残っても、株主の会社としての値打ちはほとんど残らない。

  • 運輸(路線バス・高速バス・貸切バス):数量 1,820(輸送人員(万人、推定))× 価格 3.78(1 人あたり収入(百円・名目、補助金を含む))→ 売上 69 億円・営業利益 −3 億円。数量 今の 0.70 倍 × 単価 今の 1.15 倍、利益率 -4.0%
  • 不動産(万代シテイほか):数量 120(賃貸の延べ床(千㎡、推定))× 価格 19(1 千㎡あたり年間賃料など(百万円・名目))→ 売上 23 億円・営業利益 5 億円。数量 今の 0.80 倍 × 単価 今の 1.05 倍、利益率 22.0%
  • 旅行・旅館:数量 36.0(旅行と宿泊の利用者数(万人、推定))× 価格 8,318(1 人あたり売上(円・名目))→ 売上 30 億円・営業利益 −1 億円。数量 今の 0.60 倍 × 単価 今の 1.15 倍、利益率 -3.0%
  • 商品販売・航空代理・その他:数量 320(従事者数(人、推定))× 価格 1,363(1 人あたり売上(万円・名目))→ 売上 44 億円・営業利益 2 億円。数量 今の 0.80 倍 × 単価 今の 1.15 倍、利益率 4.0%

倍率:赤字で PER は当てない。不動産を売って借金を返した後に残るわずかな値として、今の自己資本 202 億円に PBR 0.04 倍を掛けた約 8 億円。純負債が 220 億円あり、売れる資産は借金に先に充てられる。EV÷営業利益が 100 倍を超えるのは営業利益がほぼ消えるため。銀行との財務の約束に触れ、資産を売って借金を返す倒産に近い筋書きなので、PBR 0.04 倍まで下げた。

確率:借金が重く、財務の約束がある。バス事業が支えきれなくなれば、資産を売るしかない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

運輸(路線バス・高速バス・貸切バス)

新潟市と周辺・佐渡の路線バス、新潟から首都圏や県内各地への高速バス、貸切バス。乗合の一部は自治体の補助金で支える。

数量輸送人員(万人、推定)価格1 人あたり収入(百円・名目、補助金を含む)売上営業利益
今 2026/03 2,600 3.29 86 5
10 年後 中立 2,210 4.41 97 3

取り方:輸送人員は非開示のため、新潟市の路線網の規模から年約 2,600 万人と推定し、運輸の売上 85.5 億円(補助金を含む)を割って 1 人あたり約 3.3 百円。数量は人の数(実質)、運賃の改定と補助金は 1 人あたり収入に入れる。営業利益 5.14 億円は有報の値。

不動産(万代シテイほか)

新潟市の繁華街・万代シテイの商業ビルとバスセンター周辺の賃貸、分譲。2026 年 6 月に BP2 ビルを売った。

数量賃貸の延べ床(千㎡、推定)価格1 千㎡あたり年間賃料など(百万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 150 18 27 10
10 年後 中立 138 23 31 11

取り方:賃貸の延べ床は非開示のため約 15 万㎡と推定し、不動産の売上 27.1 億円を割って 1 千㎡あたり約 1,807 万円。BP2 ビルの売却で床は 5% ほど減る。営業利益 10.11 億円は有報の値。

旅行・旅館

新潟交通観光の旅行の取り扱いと、万代シルバーホテル・佐渡の八幡館などの宿。

数量旅行と宿泊の利用者数(万人、推定)価格1 人あたり売上(円・名目)売上営業利益
今 2026/03 60.0 7,233 43 2
10 年後 中立 52.8 9,692 51 2

取り方:旅行 25.7 億円と旅館 17.7 億円の計 43.4 億円を、利用者約 60 万人(推定)で割った。営業利益は旅行 0.54 億円と旅館 1.12 億円の合計。

商品販売・航空代理・その他

物販、新潟空港での航空会社の地上業務の受託、清掃・整備などの付帯事業。

数量従事者数(人、推定)価格1 人あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 400 1,185 47 5
10 年後 中立 380 1,588 60 7

取り方:商品販売 26.6 億・航空代理 8.0 億・その他 12.7 億の計 47.4 億円を、従事者約 400 人(推定)で割った。人数が実質の数量、賃金と値上げは 1 人あたり売上に入れる。営業利益は 3 つの合計 5.44 億円。

リスクと懸念

金利の上昇と借り換え

有利子負債は255億円で、今の利払いは営業利益の2割ほどだ。借り換えのたびに金利が上がり、10年後には4割近くを食う。銀行との約束で営業損失を出せず、谷では資産の売却を迫られる。

運転士の不足と賃金の上昇

運転士の不足で便を減らせば、乗客はさらに離れる。賃金を上げれば運賃に回すしかなく、値上げは乗客の減少を招く。運輸の利益率は薄い。

人口減と乗客の減少

新潟市の人口は減り、車社会で乗客は戻らない。自治体の補助も財政の事情で細りうる。2026年3月期も補助金の減少で乗合バスは減収だった。

万代シテイの競争力

地方の中心街の商業ビルは、郊外の大型店と通販に押される。空き床が出れば、全社の利益の半分近くを稼ぐ不動産が揺らぐ。改修には建設費の上がった値段で現金が要る。

更新の投資と償却のずれ

バスの車両とビルの更新は、値段の上昇で償却を上回る現金を食う。償却は昔の値段のままで、会計の利益は実際の現金の稼ぎより良く見える。

今後の分かれ目

運賃の大幅な改定と、自治体との補助の新しい仕組みが決まったら
運輸の利益率が戻り、やや楽観の確率を上げる。
不動産の追加の売却で借入が 150 億円を割ったら
利払いの重さが和らぎ、中立の純利益を引き上げる。
営業利益が会社予想の 15 億円を下回り、2 期続いたら
財務の約束に近づくと見て、やや悲観の確率を上げる。
万代シテイで大きな空き床が出たら
不動産の利益率を下げ、悲観側へ確率を移す。
運転士の不足で主要な路線の減便や廃止が相次いだら
乗客の減り方を早め、中立の数量を下げる。

見ておくもの

  • 有利子負債の残高と平均の金利
  • 運輸の営業利益率と運賃改定
  • 自治体の補助金の額
  • 万代シテイの稼働と賃料
  • 設備投資と償却の差

倍率と資本コストの決め方

運輸は輸送人員(推定)× 1 人あたり収入、不動産は賃貸の床(推定)× 1 千㎡あたり賃料、ほかは利用者数・従事者数 × 1 人あたり売上で積んだ。数量は実質、単価は名目(中立 1.25〜1.34 倍)。償却は今の 13 億円を物価で増やさず、更新の投資の現金が上回る点は文章と利払いに入れた。利払いは借入 235 億円が約 195 億円まで減り、金利 4.5% に上がるとした。k は 7.5% + quality 2.25% の 9.75%。ROE は 3% で k に届かず、PER は上限 1÷k の 7〜9 割。今の株価・PBR は倍率に使っていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.5→10.81 倍・やや楽観 PER 9→10.81 倍・中立 PER 8→10.81 倍)。

資本コスト 9.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +2.25% で 9.75%。同じ地方バスの北海道中央バス(+1.25%)と循環・値決め・寿命は同じに置き、借金の +1.0% だけ足した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.75% → 9.25%。

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割安 SEMITEC6626 温度センサーのニッチ首位級で、時価総額の4割弱は現金。利益の質を割り引いても、今の値段は低い 本質価値との差 +101.7% · 10 年 割安(年 +13.9%) 割安 カンダホールディングス9059 トラックと国際物流で稼ぐ堅実な会社。純現金は時価総額の4分の1、大株主が議決権の3分の1を押さえる。10年で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 ビーイングホールディングス9145 北陸発の生活物資専門 3PL。自己資本利益率は高いが顧客が偏る。それでも今の値段は割安とみる 本質価値との差 +56.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 株式会社ゼロ9028 新車を運ぶキャリアカーの最大手級。日産依存と新車需要の細りを織り込んでも、純現金込みの今の値段には安全域がある 本質価値との差 +52.5% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 ロジネットジャパン9027 札幌通運を核に鉄道とトラックを組み合わせる中堅の物流会社。運び手不足で値上げは通るが、人件費に食われて利益率は伸びにくい 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 九州旅客鉄道9142 九州の人口減は重いが、運賃改定と駅の不動産が利益を押し上げる。利払い増(年約100億円)と資本コスト 8.0% を引くと、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +28.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 遠州トラック9057 東名の真ん中に拠点を構える堅実な物流会社だが、利益の伸びが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 ヒガシホールディングス9029 大手EC向け物流で稼ぎが倍増したが、1社への依存と過去最高の利益率が10年続く保証はない 本質価値との差 +27.2% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 山九9065 製鉄所の構内で根を張る機工事業は堅いが、薄利の物流が ROE を押さえる。期待リターンは資本コストを少し上回る程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 岡山県貨物運送9063 中国地方の路線便「オカケン」。帳簿の資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに遠く届かず、PBR0.3倍でも割安とは言えない 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東急9005 渋谷という再現できない土地と、まだ人口が増える沿線を持つ民鉄。ただ重い借金の利払い増と資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 京福電気鉄道9049 嵐電のイメージで売るが、稼ぎは京都と関西の賃貸が柱。親会社が 43% を握り、配当は薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ハマキョウレックス9037 3PL の堅実な増益は本物だが、ROE が 9% 前後へ薄まる成長に安全域はない。名目で測ると今の値段はやや割高から適正の境目 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 セイノーホールディングス9076 路線トラックの値上げは定着し利益も伸びるが、ROE が資本コストをわずかに超える程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 SGホールディングス9143 2024年問題で宅配の運賃が物価より速く上がり、ROE 10% が続く。ただし資本コスト 7.75% を超える幅は小さく、今の値段はやや割高 本質価値との差 +13.1% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鴻池運輸9025 請負の安定と堅い財務が強みだが、10 年後の ROE は資本コストにほぼ並ぶ。今の値段はおおむね妥当と筆者は見る 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アサガミ9311 大阪の倉庫・港湾物流と不動産賃貸。親会社が 5 割超を握り、還元は薄い。資産は厚いが、株主に届きにくい 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 AZ-COM丸和ホールディングス9090 アマゾン向けが売上の3分の1を占める薄利の成長株。成長は本物だが、顧客の偏りと薄い利益率を割り引くと今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) 適正 神姫バス9083 地方バスの黒字は万博が押し上げた山で、資本効率が資本コストに届かない以上、今の値段は少し高い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 日本ロジテム9060 首都圏の倉庫とトラックとアマゾンのセンターで稼ぐ中堅の物流会社。薄い利益と重い借金を、持っている土地が支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 丸全昭和運輸9068 化学品・危険物の倉庫と 3PL で同業の倍の利益率を稼ぐ物流会社。厚い自己資本が ROE を押さえ、10 年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 西日本鉄道9031 福岡の再開発と国際物流で利益は名目で伸びるが、借金は増え金利も上がる。ROE は資本コスト 8.0% に届かず、値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +7.1% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 東海旅客鉄道9022 東海道新幹線の独占は強い堀だが、リニアの負担と利払いの増加、資本コスト 7.0% を引くと、今の値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +5.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 京阪ホールディングス9045 京都と大阪を結ぶ沿線と不動産の含み益は本物だが、利益は万博と用地分譲で膨らんだピーク。利払いが増え、ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 南総通運9034 千葉の倉庫と運送の会社。倉庫が利益の半分強を稼ぐが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値はやや割高に出る。 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 北海道中央バス9085 時価総額の9割近い純現金を抱えるが、現金は株主に戻りにくく稼ぐ力も低いので、今の値段は高い 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 阪急阪神ホールディングス9042 梅田の再開発と運賃改定で利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いで ROE は資本コスト 7.5% に届かない。今の値段は 3 割弱のやや割高に出る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 SBSホールディングス2384 不動産の売却益が営業利益の 4 割を占め、本業の物流は薄利のまま。利益の質を割り引くと、買収で伸びても今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 日本石油輸送9074 現金と保有株は厚いが、リースと一社依存が重い。石油の細りと人件費が稼ぎを削る 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ヤマトホールディングス9064 宅急便の値上げは効くが稼ぐ力はまだ薄い。再建が中立どおり進んでも、資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、安全域はない 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 サカイ引越センター9039 引越は件数が頭打ちで、人の確保が利益を削る。純現金は厚いが、ROEが資本コストを上回れず、やや割高と見る 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 東武鉄道9001 スカイツリーとホテルが運輸の減益を補うが、借り換えの利払いと資本コスト 8.0% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 京王電鉄9008 新宿を軸に営業利益は物価並みに伸びるが、借り換えの利払いが純利益を押さえる。k 7.5% で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 相鉄ホールディングス9003 ホテルの万博特需と新横浜線の直通で利益は過去最高だが、借金が営業利益の 10 倍と重い。利払い増で ROE は資本コストに届かず、今の値段は 4 割弱ほど割高に出る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 株式会社NANKAI9044 空港線とインバウンドは強いが、重い借金と大型投資で資本コストに届かない。値段は 3 割ほど割高に出る 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 西日本旅客鉄道9021 山陽新幹線と近畿の独占に運賃改定とうめきたの床が乗るが、借入を増やす計画の利払いと資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東日本旅客鉄道9020 新幹線と首都圏の独占は強いが、4.9 兆円の借金の利払い増と資本コスト 7.5% を引くと、本質価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 京成電鉄9009 京成電鉄は成田空港の増強とオリエンタルランド持分が核だが、借金が膨らむ局面と資本コスト 7.75% を踏まえると、今の値付けは割高と見る 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 東京地下鉄(東京メトロ)9023 鉄道だけで稼ぐ日本最大級の地下鉄。国・都の保有株売却と新線建設が焦点で、資本コスト 7.25% を ROE が下回り、今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 センコン物流9051 宮城の倉庫が稼ぎ頭、売上の半分は埼玉のホンダ販売店。借入が時価総額に迫り、ROE は資本コストに届かないので、今の値段は高い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 近鉄グループホールディングス9041 営業利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いが利益を削り、株主の取り分は増えない。資本コスト 8.5% を踏まえると、今の値段は割高 本質価値との差 −35.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 大宝運輸9040 地場の堅い運送会社だが、薄い稼ぎに対して積み上がった資本が重く、今の値段は安全域に乏しい 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 山陽電気鉄道9052 姫路駅前の不動産が利益を支えるが、運賃は上限に達し、借り換えの利払いで ROE は資本コストを大きく下回る。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 第一交通産業9035 タクシーは赤字、稼ぎ頭は不動産。借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が細る 本質価値との差 −38.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 東部ネットワーク9036 横浜の飲料・セメント・産業ガスの運送会社。資産は厚いが、運送の稼ぎは細く、ROE 2% では帳簿の価値を株主に届けられない 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 神奈川中央交通9081 運賃は上がるが、運転士の賃金と借り換えの利払いが先に増え、ROE は資本コスト 9.0% に届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 センコーグループホールディングス9069 3PL と M&A で稼ぐ総合物流の大手。借金が重く利益率も薄いため、利益で測ると今の値段は割高に出る 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ニッコンホールディングス9072 ホンダ系の完成車輸送と倉庫・梱包で堅実に稼ぐが、利益に対して値段が先走り、10年で測っても大幅な割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 小田急電鉄9007 新宿西口の大型開発は実るが、借金の利息が利益を削る。資本コスト 8.25% を ROE が下回り、今の値段は 3 割半ば割高に出る 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 富士急行9010 富士山麓の鉄道とハイランドで過去最高益を稼ぐが、10 年後の利益に見合う値段は今の半分以下に出る 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 タカセ9087 アニメ商品の通販物流に活路を得た老舗の倉庫会社。利幅は細く、資本コストに届かないので値段は割高 本質価値との差 −45.3% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 秩父鉄道9012 石灰石の貨物と長瀞の観光で黒字に戻したが、更新投資と借金の利払いが利益を食い、株主に残る価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 福山通運9075 特積みの老舗。利益は戻り始めたが、資本効率が低く、10 年の積み上げでは今の値段は大きく割高 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 広島電鉄9033 電車とバスは補助金を足してやっと収支が合い、利益を支えるのは広島の不動産。借り換えで利払いが3倍に増え、ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 名古屋鉄道9048 名駅の再開発が止まり、運送は赤字、借金は重い。利益は名目で戻っても、金利が資本コストへの到達を阻む。今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 京浜急行電鉄9006 品川・高輪の再開発で名目の利益は伸びるが、重い借金と投資負担で ROE は資本コスト 8.25% に届かない。値段は織り込み過ぎと見る 本質価値との差 −51.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 NIPPON EXPRESSホールディングス9147 国内の運賃上げは追い風だが、海外フォワーディングの薄い利益率では ROE は資本コスト 8.5% を下回る。名目で測り直しても今の値段は割高 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 西武ホールディングス9024 運営だけの稼ぐ力は資本コスト 8.5% に届かず、資産を売る経営に移っても、今の値段は 7 割近い割高に出る 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 京極運輸商事9073 ENEOS が 35% を持つタンクローリーとドラム缶の会社。石油の量は細り、利益率は 2% に届かない 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 神戸電鉄9046 借金が EBITDA の 11 倍と重く、借り換えで利払いが倍に膨らむ。運賃改定で営業利益が増えても株主に残る利益は細り、計算では大きな割高になる 本質価値との差 −65.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 大和自動車交通9082 都内の土地と銀座の再開発は魅力だが、タクシーの稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は資産の期待を先取りしている 本質価値との差 −69.9% · 10 年 割高(年 −3.7%)

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分析日 2026-10-20