株譜
AI 銘柄分析 · 陸運業 · 試作

京福電気鉄道 9049

嵐電のイメージで売るが、稼ぎは京都と関西の賃貸が柱。親会社が 43% を握り、配当は薄い

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)7,435 円148 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)6,460 円128 億円差 +15.1%
10 年後から見ると やや割安 価値 7,435 円148 億円 · 差 +15.1% · 期待の年率 +8.9%
期待の年率リターン(10 年)+8.9%資本コスト比 +1.2 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

京福電気鉄道は、京都の嵐電(嵐山線・北野線)やバス、タクシーを運ぶ会社だが、利益を稼ぐのは電車ではない。営業利益 24 億円のうち 17.5 億円、7 割が不動産賃貸だ。筆者の結論は「やや割高」。事業は堅いが、稼いだ利益がほとんど株主に戻らない。

運輸は売上の半分を占めながら、利益は 5 億円にとどまる。バスの人手不足と運賃認可の遅れが利益率を押さえる。前期の営業利益率 16.3% は過去最高で、観光の山に乗った数字だ。会社自身が今期の経常利益を 17% 減と見ている。

資本政策は特徴がある。京阪ホールディングスが議決権の 43% を持ち、配当の総額は 0.4 億円と、純利益の 2% しかない。利益のほぼ全部が社内に積み上がり、自己資本は 143 億円と時価総額を上回る。

積み上げた資本が高い利回りで回るなら、評価に値する。だが、物件の買い増しの利回りは本体の稼ぎより低いと筆者は見る。筆者は、完全子会社化の期待は織り込まない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、「利益を稼ぐ力」と「利益を株主に回す力」を分けて見る。

稼ぐ力は悪くない。京都の土地を持つ不動産が、安定した利益を生む。運輸は薄利だが赤字ではない。

問題は回す力だ。親会社が 43% を持ち、利益のほとんどを社内に溜める。溜めた資本が、元の事業と同じ利回りで回れば問題はない。だが、買い足すのは関西のビルとマンションで、京都の古い土地ほどは稼がない。

10 年後、中立で営業利益は 28 億円と今より増えるが、自己資本が 300 億円を超え、ROE は 6% 台に下がる。稼ぎが増えても、資本の効率が落ちれば、株主の取り分は増えにくい。

安全域は PBR 1 倍に近い点にあるが、ROE が k に届かない会社で、帳簿を価値の根拠にはできない。

好ましい点は、財務が堅く、借金がほとんどない点だ。気になる点は、資本の使い道を少数株主が決められない点である。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの構造は三つに分かれる。

運輸業は売上 79 億円で、利益は 4.8 億円。嵐電の鉄軌道は売上 16 億円(年間 844 万人)と小さく、バスが 54 億円、タクシーが 9.5 億円を占める。バスは京都の路線を持つが、人手不足で運転手の確保が課題だ。電車の運賃は国の認可制で、コストの上昇には遅れて追いつく。

不動産業は売上 59 億円で、利益は 17.5 億円と利益率 30%。嵐山駅前の商業施設など、京都に古くから持つ土地と、近年買い足した大阪府の高槻・茨木のビルやマンションが中心だ。

レジャー・サービスは売上 12.6 億円で、ケーブルカーとロープウェイなどの観光施設。利益は 1.9 億円。

従業員は連結で 569 人だが、臨時雇用が 406 人いる。運輸が 486 人を占め、人手が売上の上限を決める。平均年収は 499 万円と低く、賃金の上昇圧力は強い。

受注の波は小さい事業だが、観光客の増減は運輸・レジャー・商業賃貸のすべてに響く。嵐山は海外客に人気があり、運輸の定期外の人数は伸びている。一方、定期の通勤・通学は人口減で減っている。

優良さと弱いところ

優良さは「中」と見る。強みは不動産だ。京都の嵐山の土地は代わりが利かず、賃貸は安定して稼ぐ。簿価は低いまま保たれており、利回りは高い。財務も健全で、有利子負債は EBITDA の 1.4 倍、自己資本比率は 54% ある。

弱みは三つある。一つ目は運輸の薄利で、営業利益率は 6% に届かず、補助金なしでは苦しい年が出る。二つ目は京都一極への集中で、観光の波が運輸・レジャー・商業賃貸のすべてに響く。三つ目は資本の使い方で、配当を 2% しか出さず、稼ぎを溜めている。

経営の意思が親会社の京阪ホールディングスの方針に左右される点も弱みだ。少数株主は配当や自社株買いを決められない。

買収の実績は関西のビルとマンションの取得で、規模は小さい。取得の利回りは公開されておらず、資本配分が優れているかは確かめにくい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の鉄道・バスは、人口減で数量は実質で伸びない。運賃改定は人件費の上昇を理由に各社が進めているが、国の認可を経るため、費用に遅れてしか追いつかない。

京都は例外的に観光で数量が戻った。嵐山は海外客に人気があり、嵐電の定期外の利用は伸びている。ただし、観光は景気や為替、海外の旅行制限で大きく振れる。2021 年 3 月期のように、赤字に落ちた年もある。

不動産賃貸は、京都の観光立地が強い。一方で、関西のビルやマンションは競争が激しく、利回りは京都の古い土地より低い。

競合は、京都市交通局や京阪電車、阪急などの大手と、地域のバス会社だ。嵐山線は嵐山への唯一の路線ではなく、JR と阪急も嵐山に入る。

業界全体では、人手不足と運賃改定、観光の山谷が焦点になる。

京都市内のバスは、運転手の確保が最大の課題になっている。減便や路線の廃止は、観光地の混雑対策と並んで進む。電車では、嵐電のように観光客が主役の路線は、運賃を上げやすい。運賃の改定は国の認可で、人件費の上昇を理由に各社が申請している。観光地では、混雑対策の費用も増える。

資本政策と M&A

資本政策は、この会社で最も気になる点だ。京阪ホールディングスが議決権の 43.47% を持つ親会社で、配当は期末のみで、総額 0.4 億円。純利益 18 億円の 2% にとどまる。方針は「株主への還元と内部留保の充実」だ。

内部留保は借入の返済と設備投資に回っている。純有利子負債は 63 億円(2015 年)から 31 億円へ減った。次の期の設備投資は 38 億円で、不動産と運輸の更新が柱。投資の利回りは開示されていない。

中期経営計画は 2030 年度の営業利益 20 億円、純利益 10 億円以上を目標にし、すでに超えている。新しい計画は見当たらない。

株主優待は、590 株以上の株主に乗車証を出す。必要な投資額が大きく、対象は限られる。費用は年 1 億円に届かず、還元に数えても差は 1 ポイントに満たない。

賃貸不動産の時価は有価証券報告書に開示がなく、含み益は数えていない。賃貸の稼ぎは利益に入っているため、含み益を足すと二重になる。親会社が完全子会社化を考える可能性は残る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

京都の嵐山の土地は代わりが利かない。不動産の利益率は 30%、営業利益 17.5 億円は安定して稼ぎ、観光の追い風もある。

財務は健全で、有利子負債は EBITDA の 1.4 倍、自己資本比率は 54%。純有利子負債は 10 年で半分になり、近く純現金に転じる。

配当が 2% しかないのは、裏を返せば利益の 98% が会社に残っているということだ。この資本が不動産に回れば、利益は毎年積み上がる。時価総額は自己資本を下回っており、帳簿の厚みがそのまま安全域になる。

前期の純利益は 18 億円で、時価総額の 14% にあたる。益回りは高く、親会社の京阪ホールディングスによる完全子会社化もあり得る。

加えて、嵐山の観光は海外客が牽引する。京都の宿泊需要が強く、物価の上昇を価格に乗せやすい。運輸の赤字リスクは、不動産の厚い利益が吸収する。

時価総額は、不動産の稼ぎだけで測っても、一定の水準が見える。運輸が赤字になっても、全体の利益は大きく崩れない。

慎重な見方

稼ぎの 7 割が不動産、残りの運輸は薄利という構造は、観光の山に乗った今が頂点だと見るべきだ。前期の営業利益率 16.3% は過去最高で、会社自身が今期の経常利益を 17% 減と見る。

配当は純利益の 2%、自社株買いもない。43% を持つ親会社の京阪ホールディングスが、少数株主のために配当を増やす理由はない。溜めた利益は帳簿を膨らませるだけで、ROE は 12% から 6% 台に落ちる。

関西のビルとマンションの買い足しは、利回りの開示がなく、資本配分の巧拙を確かめられない。物件価格は金利の上昇で下がる可能性もある。

運輸は運転手不足と運賃認可の遅れで、利益率が 4% 台に張りつく。観光が崩れれば、運輸・レジャー・商業賃貸がそろって落ちる。

加えて、観光の追い風が止まった場合に、運輸の固定費が利益を食う。運転手の賃金が上がり続ける中で、補助金に頼れない構造は弱い。

親会社の方針で完全子会社化が決まれば、買付価格は事業の稼ぎを基準にした水準にとどまる可能性が高く、少数株主の果実は限られる。

どちらに重みを置いたか

不動産の質は評価するが、資本が株主に戻らない点と、観光が山にある点を同じ強さで見た。完全子会社化の可能性は確率に入れず、事業の稼ぎだけで測った。確率は中立を厚く、やや悲観を 3 割弱、悲観を 1 割強に置いた。

親会社が完全子会社化に動く場合の価格は、本質価値と同じとは限らない。そのため、その可能性は確率に入れなかった。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 14,026 円279 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,142 円23 億円)。 今の値に割り戻すと 7,435 円148 億円、今との差 +15.1%、 期待の年率 +8.9%(資本コスト 7.8%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 22,984 円457 億円 2,265 円45 億円 +290.8% +14.6% 1,515 円30 億円
やや楽観 17% 19,338 円384 億円 1,761 円35 億円 +226.6% +12.6% 3,587 円71 億円
中立 37% 17,796 円354 億円 1,258 円25 億円 +195.0% +11.4% 7,050 円140 億円
やや悲観 28% 8,521 円169 億円 755 円15 億円 +43.6% +3.7% 2,597 円52 億円
悲観 12% 3,241 円64 億円 252 円5 億円 −45.9% −6.0% 419 円8 億円
加重平均100% 14,026 円279 億円1,142 円23 億円 +134.8% +8.9% 15,168 円301 億円

今の株価時価総額 6,460 円128 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 6% 京都の賃貸と観光が強く、買い増した物件も稼ぐ 利益 29 億円 · PER 15.2 倍 · 株価時価総額 22,984 円457 億円

京都の観光は人数が戻るだけでなく、客単価が上がる。嵐山の賃貸は満室が続き、賃料は物価並みに上がる。買い増した関西のビルやマンションが、新しい稼ぎになる。

不動産の利益率は 30% を保ち、賃貸面積は 3 割増える。運輸は運賃改定が通り、営業利益率は 7% に上がる。

内部留保は物件に回り、資本が眠らない。営業利益は 40 億円近くと、今の 1.6 倍になる。

この筋書きでは、京都の観光が強いまま続き、買い足した物件も想定どおり稼ぐ。運輸の運賃改定も通り、全部がうまく回る。賃貸面積の買い増しが進み、関西の物件の利回りも京都に近づく。

  • 運輸業:数量 3,212(電車・バス・タクシーの年間利用者数(万人。電車は開示、バスとタクシーは売上からの推定))× 価格 0.03(1人あたりの運輸収入(億円/万人、名目。3 事業を合わせた実効単価))→ 売上 108 億円・営業利益 8 億円。運輸 量 1.00 倍・価格 1.36 倍、利益率 7.0%
  • 不動産業:数量 26.0(賃貸収益面積(万平方メートル。推定))× 価格 3.97(1万平方メートルあたりの年間賃貸収入(億円、名目))→ 売上 103 億円・営業利益 31 億円。不動産 量 1.30 倍・価格 1.34 倍、利益率 30.0%
  • レジャー・サービス:数量 115(年間の利用・来場者数(万人。推定))× 価格 0.17(1人あたり売上(億円/万人、名目。推定))→ 売上 19 億円・営業利益 3 億円。レジャー 量 1.15 倍・価格 1.34 倍、利益率 16.0%

倍率:事業の純利益 29 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.8% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.2 倍。全体の PER 15.19 倍、時価総額 434 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:京都の観光と賃料が強く、関西の物件の買い増しも当たる筋書き。内部留保を物件に回す路線が実を結ぶ必要があり、低く置いた。

やや楽観 17% 観光が底堅く、賃貸が物価並みに伸びる 利益 25 億円 · PER 15.0 倍 · 株価時価総額 19,338 円384 億円

京都の観光は人数を保ち、嵐山の賃貸は満室が続く。賃料は物価よりやや低い伸びで上がる。関西の物件の買い増しは 2 割弱にとどまる。

運輸は人口減で電車・バスの人数が実質で 2% 減るが、運賃改定で補う。営業利益率は 6% 台。

営業利益は 33 億円ほどで、今の 1.4 倍になる。ただ、内部留保が増える分、ROE は 8% 台に下がる。

配当は少しずつ増えるが、内部留保が大半を占める点は変わらない。運輸は人口減で人数が減るが、運賃改定と観光客が補い、赤字には落ちない。不動産の買い増しも、会社の計画の範囲で進む。

  • 運輸業:数量 3,148(電車・バス・タクシーの年間利用者数(万人。電車は開示、バスとタクシーは売上からの推定))× 価格 0.03(1人あたりの運輸収入(億円/万人、名目。3 事業を合わせた実効単価))→ 売上 104 億円・営業利益 6 億円。運輸 量 0.98 倍・価格 1.34 倍、利益率 6.0%
  • 不動産業:数量 23.6(賃貸収益面積(万平方メートル。推定))× 価格 3.85(1万平方メートルあたりの年間賃貸収入(億円、名目))→ 売上 91 億円・営業利益 26 億円。不動産 量 1.18 倍・価格 1.30 倍、利益率 29.0%
  • レジャー・サービス:数量 105(年間の利用・来場者数(万人。推定))× 価格 0.17(1人あたり売上(億円/万人、名目。推定))→ 売上 17 億円・営業利益 2 億円。レジャー 量 1.05 倍・価格 1.32 倍、利益率 14.0%

倍率:事業の純利益 25 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.5% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.0 倍。全体の PER 15 倍、時価総額 372 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:観光客数が高止まりし、賃料が物価並みに上がる。会社の中計の延長線上で、実績の成長率に近いので 2 割弱に置いた。

中立 37% 観光は高止まりから戻り、運輸は薄利のまま。内部留保で資本は膨らむ 利益 21 億円 · PER 14.2 倍 · 株価時価総額 17,796 円354 億円

京都の観光は今の山から少し戻る。運輸の人数は実質で 5% 減り、運賃は物価に少し遅れて上がる。営業利益率は 4% 台にとどまる。

不動産は面積が 8% 増える。賃料は新規と更新のときにしか改定できず、物価に遅れて追うため、10 年で 26% の上昇にとどまる。利益率は 27% 台に下がる。物価で費用も上がり、賃料がそれに追いつききれないためだ。

営業利益は 28 億円ほどで、利益率は 14% 台。会社の目標(営業利益 20 億円)を上回る。

ただ、配当をほとんど出さないので、自己資本は 310 億円まで膨らみ、ROE は 6% 台に下がる。稼ぎは増えるが、資本の効率は落ちる 10 年である。

会社の今期予想(営業利益 20 億円)は、この筋書きの出発点の低さを示すが、10 年では物価で利益が増える。

  • 運輸業:数量 3,051(電車・バス・タクシーの年間利用者数(万人。電車は開示、バスとタクシーは売上からの推定))× 価格 0.03(1人あたりの運輸収入(億円/万人、名目。3 事業を合わせた実効単価))→ 売上 99 億円・営業利益 5 億円。運輸 量 0.95 倍・価格 1.32 倍、利益率 4.5%
  • 不動産業:数量 21.6(賃貸収益面積(万平方メートル。推定))× 価格 3.73(1万平方メートルあたりの年間賃貸収入(億円、名目))→ 売上 81 億円・営業利益 22 億円。不動産 量 1.08 倍・価格 1.26 倍、利益率 27.5%。賃料は新規と更新のときにしか改定できず、物価に遅れて追うため物価(1.34 倍)に届かない
  • レジャー・サービス:数量 100(年間の利用・来場者数(万人。推定))× 価格 0.16(1人あたり売上(億円/万人、名目。推定))→ 売上 16 億円・営業利益 2 億円。レジャー 量 1.00 倍・価格 1.30 倍、利益率 11.0%

倍率:事業の純利益 21 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.3% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.2 倍。全体の PER 14.15 倍、時価総額 296 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:観光は今の山から少し戻し、賃料は物価に届かない伸び。会社の今期予想(営業利益 20 億円)と過去の山(営業利益率 16%)の中間に落ち着く最も標準的な姿。

やや悲観 28% 観光が細り、賃料の伸びも止まる 利益 14 億円 · PER 8.3 倍 · 株価時価総額 8,521 円169 億円

観光客の増加が止まり、運輸の人数は実質で 12% 減る。運賃改定は人件費の上昇に追いつかず、営業利益率は 2% 台に落ちる。

不動産は面積が横ばいで、賃料は 15% 上がるにとどまる。利益率は 24% に下がる。レジャーは人数が 1 割減る。

営業利益は 19 億円ほどと、今の 8 割にとどまる。ROE は 5% 台で、k に届かない。配当は少額のまま、内部留保だけが積み上がる。

配当は少額のまま、内部留保は増え続ける。資本の効率が下がる。関西のビルやマンションは金利上昇で価格が下がり、買い増しの利回りも低くなる。新しい物件の取得は慎重になる。

  • 運輸業:数量 2,827(電車・バス・タクシーの年間利用者数(万人。電車は開示、バスとタクシーは売上からの推定))× 価格 0.03(1人あたりの運輸収入(億円/万人、名目。3 事業を合わせた実効単価))→ 売上 87 億円・営業利益 2 億円。運輸 量 0.88 倍・価格 1.25 倍、利益率 2.5%
  • 不動産業:数量 20.0(賃貸収益面積(万平方メートル。推定))× 価格 3.41(1万平方メートルあたりの年間賃貸収入(億円、名目))→ 売上 68 億円・営業利益 16 億円。不動産 量 1.00 倍・価格 1.15 倍、利益率 24.0%。賃料は新規と更新のときにしか改定できず、物価に遅れて追うため物価(1.34 倍)に届かない
  • レジャー・サービス:数量 90.0(年間の利用・来場者数(万人。推定))× 価格 0.15(1人あたり売上(億円/万人、名目。推定))→ 売上 14 億円・営業利益 1 億円。レジャー 量 0.90 倍・価格 1.20 倍、利益率 8.0%

倍率:ROE 4.7%。ROE が k 7.75% を下回るので上限は 1÷k = 12.5 倍。RONIC = 8.0% + 1/2 ×(4.7% − 8.0%)= 6.4%、g 4% の正当化 PER は 8.8 倍。利益の質が落ちる筋書きなので約 9 割に置いた。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 8.3 倍・時価総額 113 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:観光が一巡し、人口減で運輸が細る。賃料も物価に届かない。小さく京都に集中した会社として、中立に近い厚みで置いた。

悲観 12% 観光が崩れ、バス網が縮み、賃貸も下がる 利益 6 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 3,241 円64 億円

構造的に負ける。観光の需要が長く戻らず、バス網は人口減で縮み、運輸は赤字になる。運賃改定は認可に時間がかかり、人件費の上昇に追いつかない。

不動産は面積を 1 割減らし、賃料は据え置きに近づく。レジャーは人数が 4 分の 1 減る。

営業利益は 9 億円ほどで、純利益は 6 億円にとどまる。事業の稼ぎでは値が付かず、賃貸物件の売れる価値が値の支えになる。

ROE は 3% 台に落ちる。配当は縮み、親会社の意向で完全子会社化も議論される。この姿でも、嵐山の土地と賃貸物件は残る。親会社が持つ議決権の影響で、少数株主の取り分はさらに限られる。

  • 運輸業:数量 2,409(電車・バス・タクシーの年間利用者数(万人。電車は開示、バスとタクシーは売上からの推定))× 価格 0.03(1人あたりの運輸収入(億円/万人、名目。3 事業を合わせた実効単価))→ 売上 68 億円・営業利益 −1 億円。運輸 量 0.75 倍・価格 1.15 倍、利益率 -1.0%
  • 不動産業:数量 18.0(賃貸収益面積(万平方メートル。推定))× 価格 2.96(1万平方メートルあたりの年間賃貸収入(億円、名目))→ 売上 53 億円・営業利益 10 億円。不動産 量 0.90 倍・価格 1.00 倍、利益率 18.0%。賃料は新規と更新のときにしか改定できず、物価に遅れて追うため物価(1.34 倍)に届かない
  • レジャー・サービス:数量 75.0(年間の利用・来場者数(万人。推定))× 価格 0.14(1人あたり売上(億円/万人、名目。推定))→ 売上 10 億円・営業利益 0 億円。レジャー 量 0.75 倍・価格 1.10 倍、利益率 3.0%

倍率:構造的に優良でなくなった姿。稼ぐ力(純利益 ÷ k)は 75 億円ほどで、純資産の半分に届かない。売れる資産の税後は約 62 億円。減損で自己資本を 143 億円(今の水準)に抑え、PBR 0.45 倍で床の近くに置いた。

確率:観光の需要が構造的に縮み、運輸が赤字になる筋書き。2021 年 3 月期に赤字を出した前例があり、京都一極に集中する会社なので 1 割強に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

運輸業

京都の電車(嵐電ほか)、京福バス、タクシー。補助金に頼らないが、利益は薄い。

数量電車・バス・タクシーの年間利用者数(万人。電車は開示、バスとタクシーは売上からの推定)価格1人あたりの運輸収入(億円/万人、名目。3 事業を合わせた実効単価)売上営業利益
今 2026/03 3,212 0.02 79 5
10 年後 中立 3,051 0.03 99 5

取り方:運輸業の売上 79.1 億円・営業利益 4.8 億円(有報)。利用者は電車 844 万人(開示)、バス約 2,330 万人(売上 53.6 億円を 1 人あたり 0.023 万円とみた推定)、タクシー約 38 万人(売上 9.5 億円を 1 回あたり 0.25 万円とみた推定)の合計 3,212 万人。単価は売上 ÷ 利用者。

不動産業

嵐山などの京都の賃貸、関西のオフィスビル・マンションの保有と賃貸。会社の利益の 7 割を稼ぐ。

数量賃貸収益面積(万平方メートル。推定)価格1万平方メートルあたりの年間賃貸収入(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 20.0 2.96 59 18
10 年後 中立 21.6 3.73 81 22

取り方:不動産業の売上 59.3 億円・営業利益 17.5 億円(有報、賃貸が大半)。面積は開示がなく、賃貸物件の平均賃料を 1 平方メートル年 3 万円弱とみた推定で 20 万平方メートル。売上 ÷ 面積で 1 万平方メートルあたり 2.96 億円。

レジャー・サービス

ケーブルカーとロープウェイ(鋼索線・架空索道)、観光関連サービス。規模は小さい。

数量年間の利用・来場者数(万人。推定)価格1人あたり売上(億円/万人、名目。推定)売上営業利益
今 2026/03 100 0.13 13 2
10 年後 中立 100 0.16 16 2

取り方:レジャー・サービスの売上 12.6 億円・営業利益 1.9 億円(有報)。利用者は開示がなく、1 人あたり 0.126 万円とみた推定で 100 万人。

リスクと懸念

観光の山と京都一極

前期の営業利益率 16.3% は過去最高で、観光の山に乗っている。会社も今期の経常利益を 17% 減と見る。運輸・レジャー・商業賃貸のすべてが京都の観光に連動する。

資本が株主に戻らない

配当は純利益の 2% で、総額 0.4 億円。親会社が 43% を持ち、少数株主が還元を決められない。内部留保が膨らむと ROE が下がり、評価が伸びにくい。

運輸の薄利と人手不足

運輸は売上の半分で利益は 5 億円。運転手不足で路線を維持できなくなる恐れがある。運賃は認可制で、人件費の上昇に遅れて追いつく。

買い足した物件の利回り

関西のビルやマンションの利回りは開示がない。金利の上昇で物件価格が下がれば、資産の質が問われる。次の期の設備投資は 38 億円。

親会社の意向

京阪ホールディングスの方針に経営が左右される。完全子会社化の可能性も残るが、その価格が本質価値に見合う保証はない。

AI エージェント代替

運輸は運転手と駅員、不動産は物件管理が中心で、現場の体の仕事だ。事務の部分は効率化されるが、全体への影響は小さいとみて、k と数量には効かせていない。

今後の分かれ目

次の期の営業利益が会社予想(20 億円前後)を下回ったら
観光の山が終わったとみて、やや悲観・悲観の確率を引き上げる。
配当が増額され、配当性向が 20% を超えたら
少数株主への還元に動いたとみて、現金の戻り方と楽観寄りの確率を上げる。
京阪ホールディングスが完全子会社化や TOB を発表したら
買付価格と条件を、本質価値と比べて見直す。
新しい中期経営計画で買い足しの利回りが開示されたら
資本配分の巧拙を確かめ、RONIC の置き方を見直す。
バスの路線廃止や減便が相次いだら
運輸の人手不足が深刻とみて、運輸の数量と利益率を下げて見直す。

見ておくもの

  • 不動産セグメントの営業利益と賃貸面積
  • 運輸業の営業利益率と電車の定期外人員
  • 配当性向と自社株買いの有無
  • 設備投資の内訳(物件の取得)
  • 親会社(京阪ホールディングス)の方針

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE が k 7.75% を下回る中立で式の正当化 PER(11.4 倍)から置き、親会社が 43% を持ち配当が 2% と低い点で上限の約 83% の 9.5 倍とした。悲観側は稼ぐ力と売れる資産で測った。今の株価や同業の PER は倍率の根拠にしていない。完全子会社化の可能性は確率に入れていない。新リース会計基準による数字の形の変化は、10 年後も今の形にそろえて置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.5→15.19 倍・やや楽観 PER 9.8→15 倍・中立 PER 9.5→14.15 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.5% = 8.0%。個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.75%。

同じ業種(陸運業)の AI 分析

割安 SEMITEC6626 温度センサーのニッチ首位級で、時価総額の4割弱は現金。利益の質を割り引いても、今の値段は低い 本質価値との差 +101.7% · 10 年 割安(年 +13.9%) 割安 カンダホールディングス9059 トラックと国際物流で稼ぐ堅実な会社。純現金は時価総額の4分の1、大株主が議決権の3分の1を押さえる。10年で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 ビーイングホールディングス9145 北陸発の生活物資専門 3PL。自己資本利益率は高いが顧客が偏る。それでも今の値段は割安とみる 本質価値との差 +56.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 株式会社ゼロ9028 新車を運ぶキャリアカーの最大手級。日産依存と新車需要の細りを織り込んでも、純現金込みの今の値段には安全域がある 本質価値との差 +52.5% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 ロジネットジャパン9027 札幌通運を核に鉄道とトラックを組み合わせる中堅の物流会社。運び手不足で値上げは通るが、人件費に食われて利益率は伸びにくい 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 九州旅客鉄道9142 九州の人口減は重いが、運賃改定と駅の不動産が利益を押し上げる。利払い増(年約100億円)と資本コスト 8.0% を引くと、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +28.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 遠州トラック9057 東名の真ん中に拠点を構える堅実な物流会社だが、利益の伸びが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 ヒガシホールディングス9029 大手EC向け物流で稼ぎが倍増したが、1社への依存と過去最高の利益率が10年続く保証はない 本質価値との差 +27.2% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 山九9065 製鉄所の構内で根を張る機工事業は堅いが、薄利の物流が ROE を押さえる。期待リターンは資本コストを少し上回る程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 岡山県貨物運送9063 中国地方の路線便「オカケン」。帳簿の資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに遠く届かず、PBR0.3倍でも割安とは言えない 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東急9005 渋谷という再現できない土地と、まだ人口が増える沿線を持つ民鉄。ただ重い借金の利払い増と資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 ハマキョウレックス9037 3PL の堅実な増益は本物だが、ROE が 9% 前後へ薄まる成長に安全域はない。名目で測ると今の値段はやや割高から適正の境目 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 セイノーホールディングス9076 路線トラックの値上げは定着し利益も伸びるが、ROE が資本コストをわずかに超える程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 SGホールディングス9143 2024年問題で宅配の運賃が物価より速く上がり、ROE 10% が続く。ただし資本コスト 7.75% を超える幅は小さく、今の値段はやや割高 本質価値との差 +13.1% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鴻池運輸9025 請負の安定と堅い財務が強みだが、10 年後の ROE は資本コストにほぼ並ぶ。今の値段はおおむね妥当と筆者は見る 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アサガミ9311 大阪の倉庫・港湾物流と不動産賃貸。親会社が 5 割超を握り、還元は薄い。資産は厚いが、株主に届きにくい 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 AZ-COM丸和ホールディングス9090 アマゾン向けが売上の3分の1を占める薄利の成長株。成長は本物だが、顧客の偏りと薄い利益率を割り引くと今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) 適正 神姫バス9083 地方バスの黒字は万博が押し上げた山で、資本効率が資本コストに届かない以上、今の値段は少し高い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 日本ロジテム9060 首都圏の倉庫とトラックとアマゾンのセンターで稼ぐ中堅の物流会社。薄い利益と重い借金を、持っている土地が支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 丸全昭和運輸9068 化学品・危険物の倉庫と 3PL で同業の倍の利益率を稼ぐ物流会社。厚い自己資本が ROE を押さえ、10 年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 西日本鉄道9031 福岡の再開発と国際物流で利益は名目で伸びるが、借金は増え金利も上がる。ROE は資本コスト 8.0% に届かず、値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +7.1% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 東海旅客鉄道9022 東海道新幹線の独占は強い堀だが、リニアの負担と利払いの増加、資本コスト 7.0% を引くと、今の値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +5.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 京阪ホールディングス9045 京都と大阪を結ぶ沿線と不動産の含み益は本物だが、利益は万博と用地分譲で膨らんだピーク。利払いが増え、ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 南総通運9034 千葉の倉庫と運送の会社。倉庫が利益の半分強を稼ぐが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値はやや割高に出る。 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 北海道中央バス9085 時価総額の9割近い純現金を抱えるが、現金は株主に戻りにくく稼ぐ力も低いので、今の値段は高い 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 阪急阪神ホールディングス9042 梅田の再開発と運賃改定で利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いで ROE は資本コスト 7.5% に届かない。今の値段は 3 割弱のやや割高に出る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 SBSホールディングス2384 不動産の売却益が営業利益の 4 割を占め、本業の物流は薄利のまま。利益の質を割り引くと、買収で伸びても今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 日本石油輸送9074 現金と保有株は厚いが、リースと一社依存が重い。石油の細りと人件費が稼ぎを削る 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ヤマトホールディングス9064 宅急便の値上げは効くが稼ぐ力はまだ薄い。再建が中立どおり進んでも、資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、安全域はない 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 サカイ引越センター9039 引越は件数が頭打ちで、人の確保が利益を削る。純現金は厚いが、ROEが資本コストを上回れず、やや割高と見る 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 東武鉄道9001 スカイツリーとホテルが運輸の減益を補うが、借り換えの利払いと資本コスト 8.0% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 京王電鉄9008 新宿を軸に営業利益は物価並みに伸びるが、借り換えの利払いが純利益を押さえる。k 7.5% で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 相鉄ホールディングス9003 ホテルの万博特需と新横浜線の直通で利益は過去最高だが、借金が営業利益の 10 倍と重い。利払い増で ROE は資本コストに届かず、今の値段は 4 割弱ほど割高に出る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 株式会社NANKAI9044 空港線とインバウンドは強いが、重い借金と大型投資で資本コストに届かない。値段は 3 割ほど割高に出る 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 西日本旅客鉄道9021 山陽新幹線と近畿の独占に運賃改定とうめきたの床が乗るが、借入を増やす計画の利払いと資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東日本旅客鉄道9020 新幹線と首都圏の独占は強いが、4.9 兆円の借金の利払い増と資本コスト 7.5% を引くと、本質価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 京成電鉄9009 京成電鉄は成田空港の増強とオリエンタルランド持分が核だが、借金が膨らむ局面と資本コスト 7.75% を踏まえると、今の値付けは割高と見る 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 東京地下鉄(東京メトロ)9023 鉄道だけで稼ぐ日本最大級の地下鉄。国・都の保有株売却と新線建設が焦点で、資本コスト 7.25% を ROE が下回り、今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 センコン物流9051 宮城の倉庫が稼ぎ頭、売上の半分は埼玉のホンダ販売店。借入が時価総額に迫り、ROE は資本コストに届かないので、今の値段は高い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 近鉄グループホールディングス9041 営業利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いが利益を削り、株主の取り分は増えない。資本コスト 8.5% を踏まえると、今の値段は割高 本質価値との差 −35.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 大宝運輸9040 地場の堅い運送会社だが、薄い稼ぎに対して積み上がった資本が重く、今の値段は安全域に乏しい 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 山陽電気鉄道9052 姫路駅前の不動産が利益を支えるが、運賃は上限に達し、借り換えの利払いで ROE は資本コストを大きく下回る。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 第一交通産業9035 タクシーは赤字、稼ぎ頭は不動産。借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が細る 本質価値との差 −38.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 東部ネットワーク9036 横浜の飲料・セメント・産業ガスの運送会社。資産は厚いが、運送の稼ぎは細く、ROE 2% では帳簿の価値を株主に届けられない 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 神奈川中央交通9081 運賃は上がるが、運転士の賃金と借り換えの利払いが先に増え、ROE は資本コスト 9.0% に届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 新潟交通9017 新潟のバスと万代シテイを営む地域の顔。不動産が稼ぐが、重い借金の利払いが金利の上昇で利益を削る 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 センコーグループホールディングス9069 3PL と M&A で稼ぐ総合物流の大手。借金が重く利益率も薄いため、利益で測ると今の値段は割高に出る 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ニッコンホールディングス9072 ホンダ系の完成車輸送と倉庫・梱包で堅実に稼ぐが、利益に対して値段が先走り、10年で測っても大幅な割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 小田急電鉄9007 新宿西口の大型開発は実るが、借金の利息が利益を削る。資本コスト 8.25% を ROE が下回り、今の値段は 3 割半ば割高に出る 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 富士急行9010 富士山麓の鉄道とハイランドで過去最高益を稼ぐが、10 年後の利益に見合う値段は今の半分以下に出る 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 タカセ9087 アニメ商品の通販物流に活路を得た老舗の倉庫会社。利幅は細く、資本コストに届かないので値段は割高 本質価値との差 −45.3% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 秩父鉄道9012 石灰石の貨物と長瀞の観光で黒字に戻したが、更新投資と借金の利払いが利益を食い、株主に残る価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 福山通運9075 特積みの老舗。利益は戻り始めたが、資本効率が低く、10 年の積み上げでは今の値段は大きく割高 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 広島電鉄9033 電車とバスは補助金を足してやっと収支が合い、利益を支えるのは広島の不動産。借り換えで利払いが3倍に増え、ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 名古屋鉄道9048 名駅の再開発が止まり、運送は赤字、借金は重い。利益は名目で戻っても、金利が資本コストへの到達を阻む。今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 京浜急行電鉄9006 品川・高輪の再開発で名目の利益は伸びるが、重い借金と投資負担で ROE は資本コスト 8.25% に届かない。値段は織り込み過ぎと見る 本質価値との差 −51.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 NIPPON EXPRESSホールディングス9147 国内の運賃上げは追い風だが、海外フォワーディングの薄い利益率では ROE は資本コスト 8.5% を下回る。名目で測り直しても今の値段は割高 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 西武ホールディングス9024 運営だけの稼ぐ力は資本コスト 8.5% に届かず、資産を売る経営に移っても、今の値段は 7 割近い割高に出る 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 京極運輸商事9073 ENEOS が 35% を持つタンクローリーとドラム缶の会社。石油の量は細り、利益率は 2% に届かない 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 神戸電鉄9046 借金が EBITDA の 11 倍と重く、借り換えで利払いが倍に膨らむ。運賃改定で営業利益が増えても株主に残る利益は細り、計算では大きな割高になる 本質価値との差 −65.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 大和自動車交通9082 都内の土地と銀座の再開発は魅力だが、タクシーの稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は資産の期待を先取りしている 本質価値との差 −69.9% · 10 年 割高(年 −3.7%)

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読んだ資料

  1. 京福電気鉄道 有価証券報告書(最新)テキスト
  2. 京福電気鉄道 有価証券報告書(FY2025)テキスト

分析日 2026-10-20