株譜
AI 銘柄分析 · 陸運業 · 試作

日本石油輸送 9074

現金と保有株は厚いが、リースと一社依存が重い。石油の細りと人件費が稼ぎを削る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,976 円129 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,257 円147 億円差 −12.4%
10 年後から見ると やや割高 価値 1,976 円129 億円 · 差 −12.4% · 期待の年率 +5.2%
期待の年率リターン(10 年)+5.2%資本コスト比 −2.3 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本石油輸送は、石油製品や化成品を専用の貨車とタンクローリーで運ぶ会社だ。売上の半分近くが石油輸送で、主な荷主は大株主でもある ENEOS になる。筆者の結論は、本質価値は今の時価総額を下回る「割高」。理由は、石油の国内需要が細る中で、設備が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないことだ。

財務は見かけほど強くない。現預金は70億円あるが、タンクローリーやコンテナを借りて持つリース債務が約90億円ある。純現金とは言えず、設備の更新に毎年の資金が要る。

足元の勢いも弱い。2027年3月期の第1四半期は営業利益が7割近く減り、石油輸送は赤字に転じた。人件費と車両の維持修繕費が運賃の改定を上回って増えている。

救いは二つある。投資有価証券が116億円あり、時価総額の7割を超える点。光通信が15%を保有し、資本の見直しを促す立場にある点だ。ただし会社は全銘柄の保有を適当と判断しており、動きは見えていない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、帳簿の厚みに惑わされてはいけない会社だ。自己資本は298億円で、時価総額の2倍ある。しかし中身は保有株の116億円と、専用の車両・車庫だ。車両は他の用途に転用しにくく、稼ぐ力が落ちれば帳簿どおりには売れない。

株主のものになる利益は、年に十数億円しかない。そこから車両の更新に、償却を上回る投資が出ていく。物価が年3%で上がる世界では、更新の値段は上がる一方で、利益は薄いままだ。リース債務の約90億円も、毎年必ず払う約束になる。

安全域はある。保有株を売り、借入を返せば、悲観の姿でも価値は残る。ただし、売る意思が会社に見えない。筆者は、荷主が一社に偏り、需要が細る事業に、高い値は払えないと見る。資本の使い方が変わる兆しが出たら、評価を改める。

価格が安いことと、価値があることは別の話だ。この会社は、前者は満たしているが、後者はまだ示せていない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎ口は四つある。柱の石油輸送は、製油所から油槽所やガソリンスタンドの間を、鉄道のタンク車とタンクローリーで運ぶ。売上は約187億円で、ENEOS が売上の3分の1強を占める大口の荷主になる。鉄道のタンク車は自社で持ち、使用料を受け取る仕組みだ。

高圧ガス輸送は、LPG や産業ガス、半導体向けのガスをローリーで運ぶ。売上は約98億円だが、人件費と成長投資がかさみ、営業損益はほぼゼロだ。化成品・コンテナ輸送は、化成品を鉄道やISOタンクコンテナで運ぶ。売上は約96億円で、利益率は1%台と薄い。

もう一つは、神栖などの保有地の賃貸と太陽光発電だ。売上は5億円と小さいが、利益率は5割近く、全社の利益の1割を占める。

どの事業も、車両・コンテナ・車庫という重い設備を持つ。設備は更新のたびに新しい値段で買い直す必要があり、毎年の投資が利益を圧迫する。

稼ぎの源は、荷主が危険物を安全に運ぶ手段を探している間は途切れない。一方で、運転手の確保と車両の維持に、年々費用がかさむ。この二つの綱引きが、利益の水準を決める。ENEOS との関係は長く、安定した仕事の土台になっている。

優良さと弱いところ

堀は、専用車両を持つ運び屋としての信頼と、石油輸送で長く続く荷主との関係だ。危険物を運ぶには資格と設備、安全の実績が要り、新規の参入は難しい。ただし値段は荷主との交渉で決まる面が強く、堀は「仕事を失いにくい」程度で、高い値段をつける力にはならない。

収益性は低い。営業利益率は過去10年で2〜5%台にとどまり、2026年3月期の4.9%が最高だ。自己資本利益率は5%前後で、資本コストを下回る。厚い自己資本の大半は保有株と設備だ。

弱点は荷主への依存だ。売上の3分の1強が ENEOS 一社で、同社は国内の製油所を減らしている。中計2021〜2023は営業利益18億円を目標に掲げたが、実績は15億円だった。

経営の資本配分は保守的だ。配当は利益の3割ほどで、保有株は111銘柄ほどを持ち続ける。

財務は借入が少なく、自己資本比率は6割を超える。この堅さが危機への耐性になる一方、資本効率を下げる原因にもなっている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

石油製品の国内需要は、車の燃費向上と電動化、人口減で緩やかに減る。ENEOS は大阪などの製油所を閉鎖し、拠点の再編を進めている。製油所が減れば、鉄道で運ぶ距離や拠点も変わる。鉄道のタンク車は転用しにくい専用品で、荷主の再編が稼働に直結する。

トラック輸送の側は、運転手の不足が続く。2024年の残業規制のあと、国の標準運賃が約8%上がり、運賃の改定が通りやすくなった。ただし人件費も上がり、改定の恩恵を打ち消す。会社の第1四半期も、人件費と維持修繕費が運賃の改定を上回って増えた。

高圧ガスと化成品は、半導体や化学の需要に支えられて数量は横ばいから微増だ。ただ、同業との競争が厳しく、利益率の改善は遅い。

中東情勢の長期化で、石油と高圧ガスの需給は読みにくくなっている。会社は2027年3月期の通期予想を出していない。10年で見れば、石油は細り、他は横ばいと筆者は見る。

荷主の側にも事情がある。物流費の削減を求める圧力は強く、運賃の改定は人件費の上昇分に追いつくのがやっとだ。専用車両を持つ強みは、石油の需要が元気な間にしか生きない。危険物の輸送で求められる安全と品質は、参入の壁として長く効くが、数量が細れば壁の内側も小さくなる。

資本政策と M&A

還元は配当が中心だ。「安定配当」を基本とし、2026年3月期は年4億円台後半を払った。2027年3月期の予想は4億円弱で、前期より下がる。利益の3割前後を配り、自社株買いは大きくない。

資本政策の鍵は、保有株と大株主だ。投資有価証券は116億円、上場株は111銘柄ほど。会社は毎年検証し、全銘柄を保有するのが適当と判断している。

大株主では、ENEOS ホールディングスが約29%を持ち、売上の3分の1強も占める。光通信グループも15%台を保有する(2024年8月の大量保有報告)。親会社の関係が続く以上、少数株主への還元が増える保証は薄い。一方、光通信が資本の使い方を求める余地はある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

時価総額は自己資本の半分で、投資有価証券だけで時価総額の7割を超える。ENEOS が29%、光通信が15%を保有し、資本の使い方に目を光らせる株主がそろっている。保有株を売って株主に返すだけで、価値は大きく変わる。

運賃の改定は実際に通り、2026年3月期の営業利益は2割増えた。人手不足で運賃が上がる局面は続き、他社に代えにくい専用車両を持つ会社は、値段を通しやすい。

財務は借入が少なく、金利の上昇に強い。中東情勢の長期化で石油の輸送が読みにくいという声もあるが、石油の輸送は景気に左右されにくく、安定した稼ぎ手であり続ける。株主構成が動けば、資本の使い方が変わる触媒になりうる。TSEが求める資本コストや株価を意識した経営の流れは、この会社にも及ぶはずで、時価総額が自己資本の半分に沈む状態は長く続かない。保有株を売って返すだけでも、株主には目に見える変化になる。物価が上がる世界では、土地や設備の含み益も名目で膨らむ。

慎重な見方

利益率が低い。営業利益率は過去10年で2〜5%台にとどまり、自己資本利益率は資本コストに届かない。厚い自己資本は稼ぎにつながっておらず、時価総額が自己資本の半分なのは、市場が稼ぐ力を正しく割り引いているからだ。

足元は悪化している。2027年3月期の第1四半期は営業利益が7割近く減り、石油輸送が赤字に転じた。人件費と維持修繕費が運賃の改定を上回り、通期予想も出せない。

荷主の ENEOS は製油所を減らしており、専用車両は転用しにくい。保有株は111銘柄を全て適当と判断する会社で、株主への還元が増える兆しは見えない。リース債務も重く、純現金の厚さは見かけにすぎない。10年先を考えると、石油の需要が戻る材料は乏しく、設備だけが古くなっていく。配当が利益の3割にとどまる以上、内部に残る金は増えるが、使い道が示されない限り、評価は上がらない。さらに、荷主の ENEOS は自社の持ち株を動かす理由が乏しく、変化を促す力は限られる。

どちらに重みを置いたか

稼ぐ力が資本コストを下回り、荷主の偏りと石油の細りが重い。保有株は悲観の床として効くが、売る意思が見えないため、中立の価値を押し上げる力は小さい。確率はやや悲観側に寄せ、中立は4割弱に抑えた。強気の見方では、運賃の改定が実際に通った点が最も説得力があるが、人件費がそれを打ち消している。弱気の見方では、足元の赤字転落と、一社への依存が重い。資本政策の変化はまだ見えず、中立の価値を上げる根拠にはならなかった。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,970 円194 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 768 円50 億円)。 今の値に割り戻すと 1,976 円129 億円、今との差 −12.4%、 期待の年率 +5.2%(資本コスト 7.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 5% 6,399 円418 億円 1,378 円90 億円 +244.6% +13.2% 389 円25 億円
やや楽観 17% 4,469 円292 億円 1,072 円70 億円 +145.5% +9.4% 942 円62 億円
中立 38% 3,550 円232 億円 842 円55 億円 +94.6% +6.9% 1,669 円109 億円
やや悲観 27% 1,457 円95 億円 582 円38 億円 −9.7% −1.0% 551 円36 億円
悲観 13% 1,141 円75 億円 306 円20 億円 −35.9% −4.4% 188 円12 億円
加重平均100% 2,970 円194 億円768 円50 億円 +65.6% +5.2% 3,738 円244 億円

今の株価時価総額 2,257 円147 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 5% 親子の関係が動き、保有株を株主に返す 利益 29 億円 · PER 13.4 倍 · 株価時価総額 6,399 円418 億円

石油製品の輸送量は10年で1割弱の減少にとどまり、鉄道タンク車の使用料と運賃の改定が毎年通る。人手不足が運賃を押し上げる局面で、石油輸送の営業利益率は8%に戻る。高圧ガスは半導体向けなどの新しい輸送が積み上がり、利益率が5%に乗る。化成品は需要が堅調で、コンテナも拡大する。

資本政策も動く。ENEOS が持ち株の扱いを見直し、光通信を含む株主が還元の拡大を求める。会社は保有株のうち税後で60億円ほどを売却し、増配と自社株買いに回す。

この姿は、運賃の通りと資本政策の変化がそろった時だけ現れる。筆者は可能性を否定しないが、基本の筋書きには置かない。

  • 石油輸送:数量 11.5(石油製品の輸送量(百万kL・年、推定))× 価格 21(1 百万kL あたり売上(億円・名目、鉄道使用料と運賃))→ 売上 241 億円・営業利益 19 億円。11.5×20.944、営業利益率 8.0%
  • 高圧ガス輸送:数量 161(輸送量(万トン・年、推定))× 価格 0.98(1 万トンあたり売上(億円・名目))→ 売上 158 億円・営業利益 8 億円。161.0×0.98、営業利益率 5.0%
  • 化成品・コンテナ輸送:数量 150(輸送量(万トン・年、推定))× 価格 1.12(1 万トンあたり売上(億円・名目))→ 売上 168 億円・営業利益 8 億円。150.0×1.12、営業利益率 5.0%
  • 資産運用(賃貸・太陽光):数量 137(賃貸地など(千㎡、推定))× 価格 0.05(1 千㎡あたり収入(億円・名目))→ 売上 7 億円・営業利益 4 億円。137.0×0.0511、営業利益率 50.0%

倍率:事業の純利益 28 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.6% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.5%、10 年より先の名目の伸び g 3.0% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)45 億円。全体の PER 13.39 倍、時価総額 418 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ENEOS と光通信という二つの大株主が資本の見直しを促し、石油の輸送量が思ったより減らず運賃も通る、という条件が重なる必要がある。会社は保有株を全銘柄「適当」と判断してきたので、確度は低い。

やや楽観 17% 運賃は通り、輸送量は緩やかに減る 利益 22 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 4,469 円292 億円

石油製品の輸送量は10年で1割ほど減るが、鉄道タンク車の使用料と運賃の改定が通り、営業利益率は7%に戻る。高圧ガスと化成品は、新規の輸送とコンテナの増強で増収になり、利益率は3%台に上がる。

人件費と維持修繕費は上がるが、運賃の改定で吸収できる。賃貸と太陽光の収入は物価並みに増える。

還元は配当が中心で、利益の3割を保つ。保有株は持ち続け、資本政策に大きな変化は起きない。財務の安全度は高いまま、利益が物価並みに伸びる姿だ。

荷主との関係は安定し、運賃の改定は毎年のように通る。車両の更新は計画どおり進み、現金は設備の投資と配当に回る。筆者は、これを現実に近い上振れと見る。

  • 石油輸送:数量 11.0(石油製品の輸送量(百万kL・年、推定))× 価格 20(1 百万kL あたり売上(億円・名目、鉄道使用料と運賃))→ 売上 224 億円・営業利益 16 億円。11.0×20.3456、営業利益率 7.0%
  • 高圧ガス輸送:数量 150(輸送量(万トン・年、推定))× 価格 0.95(1 万トンあたり売上(億円・名目))→ 売上 143 億円・営業利益 5 億円。149.8×0.952、営業利益率 3.5%
  • 化成品・コンテナ輸送:数量 138(輸送量(万トン・年、推定))× 価格 1.09(1 万トンあたり売上(億円・名目))→ 売上 150 億円・営業利益 5 億円。138.0×1.088、営業利益率 3.5%
  • 資産運用(賃貸・太陽光):数量 137(賃貸地など(千㎡、推定))× 価格 0.05(1 千㎡あたり収入(億円・名目))→ 売上 7 億円・営業利益 3 億円。137.0×0.0496、営業利益率 50.0%

倍率:事業の純利益 22 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.3% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍。全体の PER 13.33 倍、時価総額 292 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:改定が通り続ける実績は足元でも出ている。輸送量の減少が緩やかなら、現実的な範囲だ。

中立 38% 輸送量は細り、運賃は物価並み、利益は薄いまま 利益 17 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 3,550 円232 億円

石油製品の国内需要は、車の燃費向上と電動化、人口減で10年に1.5割ほど減る。鉄道タンク車の使用料と運賃は物価並みに上がるが、人件費と車両の維持修繕費の上昇が利益率を削る。営業利益率は、2026年3月期の4.9%を下回る4%台にとどまる。

高圧ガスは数量が横ばいで、運賃の改定が進んで赤字を脱する。化成品・コンテナは緩やかに増える。

設備は重い。今ある車両の償却は取得時の値段のままだが、更新の車両は物価の分だけ高く、投資は償却を上回る。現金は年10億円前後が設備に回り、還元は利益の3割にとどまる。

全体では、営業利益が20億円強で、純利益は17億円台になる。

  • 石油輸送:数量 10.6(石油製品の輸送量(百万kL・年、推定))× 価格 20(1 百万kL あたり売上(億円・名目、鉄道使用料と運賃))→ 売上 213 億円・営業利益 13 億円。10.625×20.0464、営業利益率 6.0%
  • 高圧ガス輸送:数量 140(輸送量(万トン・年、推定))× 価格 0.94(1 万トンあたり売上(億円・名目))→ 売上 131 億円・営業利益 3 億円。140.0×0.938、営業利益率 2.5%
  • 化成品・コンテナ輸送:数量 126(輸送量(万トン・年、推定))× 価格 1.07(1 万トンあたり売上(億円・名目))→ 売上 135 億円・営業利益 3 億円。126.0×1.072、営業利益率 2.5%
  • 資産運用(賃貸・太陽光):数量 137(賃貸地など(千㎡、推定))× 価格 0.05(1 千㎡あたり収入(億円・名目))→ 売上 7 億円・営業利益 3 億円。137.0×0.0489、営業利益率 50.0%

倍率:事業の純利益 17 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.3% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍。全体の PER 13.33 倍、時価総額 232 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:石油の輸送量が細ること、運賃は物価並みに通ること、人件費が利益率を削ることは、いずれも足元で見えている。過去の中計の未達も踏まえ、最も確度が高い筋書きとして厚く置いた。

やや悲観 27% 製油所の再編と電動化が進み、運賃も通りにくい 利益 12 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 1,457 円95 億円

製油所の統廃合とガソリン需要の減少が進み、石油製品の輸送量は10年で2割強減る。鉄道タンク車は稼働が落ち、荷主に有利な条件での契約更新を迫られる。値段は物価の分を取り切れない。

車両は重い固定資産なので、輸送量が減っても費用は減らない。石油輸送の営業利益率は4%台に下がる。高圧ガスと化成品は競争が厳しくなり、利益率は1%台にとどまる。

配当は最低限の水準を守るが、増配の余地はなくなる。保有株は持ち続ける。

人件費は運賃の改定を上回って上がり続け、車両の更新投資が現金を圧迫する。リース債務の返済は毎年必ず続き、財務の自由度は小さくなる。筆者は、この姿を本命の次に起こりやすい姿と見る。

  • 石油輸送:数量 9.8(石油製品の輸送量(百万kL・年、推定))× 価格 19(1 百万kL あたり売上(億円・名目、鉄道使用料と運賃))→ 売上 190 億円・営業利益 9 億円。9.75×19.448、営業利益率 4.5%
  • 高圧ガス輸送:数量 133(輸送量(万トン・年、推定))× 価格 0.90(1 万トンあたり売上(億円・名目))→ 売上 119 億円・営業利益 2 億円。133.0×0.896、営業利益率 1.5%
  • 化成品・コンテナ輸送:数量 118(輸送量(万トン・年、推定))× 価格 1.02(1 万トンあたり売上(億円・名目))→ 売上 120 億円・営業利益 2 億円。117.6×1.024、営業利益率 1.5%
  • 資産運用(賃貸・太陽光):数量 137(賃貸地など(千㎡、推定))× 価格 0.05(1 千㎡あたり収入(億円・名目))→ 売上 7 億円・営業利益 3 億円。137.0×0.0474、営業利益率 45.0%

倍率:ROE は3%で k 7.5% を下回る。RONIC=8.25%+1/2×(3.0%−8.25%)=5.6%、g 3% から正当化 PER=(1−3%÷5.6%)÷(8.25%−3%)=8.9 倍。稼ぐ力が資本コストに届かない分を見て8.0倍に置いた。

確率:ENEOS の製油所の統廃合は実際に進み、鉄道輸送の拠点も減っている。人手不足が続く中で、運賃を転嫁できない局面は十分にありうる。

悲観 13% 石油の輸送が構造的に縮み、専用車両が遊ぶ 利益 3 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 1,141 円75 億円

石油製品の輸送量が10年で3分の1減り、鉄道の拠点も縮小する。専用のタンク車は他の用途に転用しにくく、遊ぶ車両が出る。荷主の再編で運賃は物価の分を取れず、石油輸送の営業利益率は2%に落ちる。

高圧ガスと化成品も競争の激化で利益が出ない。全社の営業利益は数億円にとどまり、減損も出る。

この姿では、稼ぐ力ではなく手持ちの資産が価値を決める。保有株を売り、リース債務を返したあとの残りが、株主の取り分になる。配当は最低限に抑える。

荷主の再編が進めば、専用の車両は遊び、減損で自己資本も減る。この姿を筆者は低い確率と見るが、固定費の重い会社が最も傷む形でもある。

  • 石油輸送:数量 8.1(石油製品の輸送量(百万kL・年、推定))× 価格 18(1 百万kL あたり売上(億円・名目、鉄道使用料と運賃))→ 売上 146 億円・営業利益 3 億円。8.125×17.952、営業利益率 2.0%
  • 高圧ガス輸送:数量 119(輸送量(万トン・年、推定))× 価格 0.81(1 万トンあたり売上(億円・名目))→ 売上 96 億円・営業利益 −1 億円。119.0×0.805、営業利益率 -0.5%
  • 化成品・コンテナ輸送:数量 102(輸送量(万トン・年、推定))× 価格 0.92(1 万トンあたり売上(億円・名目))→ 売上 94 億円・営業利益 0 億円。102.0×0.92、営業利益率 0.0%
  • 資産運用(賃貸・太陽光):数量 137(賃貸地など(千㎡、推定))× 価格 0.04(1 千㎡あたり収入(億円・名目))→ 売上 6 億円・営業利益 2 億円。137.0×0.0438、営業利益率 40.0%

倍率:稼ぐ力は小さく、価値は売れる資産の税後で決まる。投資有価証券116億円の税後約99億円と現預金70億円から有利子負債94億円を引いた約75億円を床にし、今の自己資本298億円に0.25倍を掛けた。専用車両は転用しにくく帳簿を大きく割るので数えない。

確率:ENEOS の石油需要が構造的に細り、専用の車両が稼働しない姿は、国内の製油所の閉鎖が相次ぐ今の流れの延長にある。確度は低いが、売上の4割近くを一社に頼る弱さがある。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

石油輸送

石油製品を鉄道のタンク車とタンクローリーで運び、製油所と油槽所を結ぶ。会社の稼ぎの柱で、主な荷主は ENEOS。

数量石油製品の輸送量(百万kL・年、推定)価格1 百万kL あたり売上(億円・名目、鉄道使用料と運賃)売上営業利益
今 2026/03 12.5 15 187 15
10 年後 中立 10.6 20 213 13

取り方:石油輸送の売上は2026年3月期に187億円、利益は14.9億円(edinetdb の決算の要約)。輸送量は開示が無く、運賃を1kLあたり約0.15万円とみて年1,250万kLと推定した。設備は重く、減価償却費は未確認だが、車両・車庫の償却は取得時の値段のまま続き、新規の更新分だけ新しい値段で足される。償却は年30億円台と推定した。

高圧ガス輸送

LPG・産業ガス・半導体向けガスなどをタンクローリーで運ぶ。

数量輸送量(万トン・年、推定)価格1 万トンあたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 140 0.70 98 0
10 年後 中立 140 0.94 131 3

取り方:売上98億円、営業損益はほぼゼロ(edinetdb)。1トンあたり0.7万円弱とみて年140万トンと推定した。開示は金額のみ。

化成品・コンテナ輸送

化成品を鉄道・コンテナ・ローリーで運ぶ。ISO タンクコンテナなどを自社で持つ。

数量輸送量(万トン・年、推定)価格1 万トンあたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 120 0.80 96 1
10 年後 中立 126 1.07 135 3

取り方:売上96億円、営業利益1.4億円(edinetdb)。1トンあたり0.8万円弱とみて年120万トンと推定した。開示は金額のみ。

資産運用(賃貸・太陽光)

神栖などの保有地の賃貸と太陽光発電。小さいが利益率が高い。

数量賃貸地など(千㎡、推定)価格1 千㎡あたり収入(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 137 0.04 5 2
10 年後 中立 137 0.05 7 3

取り方:売上5億円、営業利益2.4億円(edinetdb)。賃貸設備の土地面積は約13.7万㎡(有報)で、太陽光を含む収入を面積で割った推定。

リスクと懸念

石油需要の細りと荷主の再編

ENEOS は製油所を閉鎖し、拠点を減らしている。石油の国内需要は電動化と人口減で細る。専用の貨車とローリーは転用しにくく、稼働が落ちると固定費が残って利益が消える。

一社への依存

売上の3分の1強が ENEOS 向けで、同社は大株主でもある。契約の更新や運賃の交渉で荷主に有利な条件を飲まされれば、改定の効果は消える。

人件費と維持修繕費の上昇

運転手の不足で賃金は物価を上回って上がる。2027年3月期の第1四半期は、人件費と車両・車庫の維持修繕費の増加で石油輸送が赤字に転じた。

更新投資の重さ

車両とコンテナは更新のたびに新しい値段で買い直す。償却は取得時の値段のままだが、投資は物価の分だけ膨らみ、現金は償却を上回って出ていく。リース債務は約90億円ある。

資本政策の停滞

投資有価証券は116億円あるが、会社は全銘柄の保有を適当と判断している。還元は利益の3割ほどにとどまり、親会社の関係が続く以上、少数株主への還元が増える保証は薄い。

今後の分かれ目

会社が政策保有株の縮減を数字つきで開示し、売却代金を還元に回すと発表したら
余った現金の戻り方を1.0に引き上げる根拠になる。価値は大きく上がり、楽観の確率も上げてよい。
石油輸送が2期続けて営業黒字で、運賃の改定が人件費の上昇を上回ったら
利益率の回復が確かになる。中立の利益率を上げ、やや楽観の確率を上げる。
ENEOS が製油所の閉鎖や出荷拠点の統廃合を新たに発表したら
鉄道輸送の稼働が落ちる可能性が高い。やや悲観と悲観の確率を上げる。
光通信が保有比率を上げ、株主提案や面談の公表に動いたら
資本政策が変わる可能性がある。保有株の売却や還元の拡大が早まる方向で見直す。
高圧ガス輸送が通期で営業黒字になり、3%台へ向かったら
新規輸送の投資が実を結んでいる。中立の高圧ガス事業の利益率を上げてよい。

見ておくもの

  • 石油輸送の営業損益と運賃の改定
  • 人件費と維持修繕費の動き
  • ENEOS の製油所・拠点の再編
  • 保有株の売却と還元方針
  • 光通信・ENEOS の持ち株比率

倍率と資本コストの決め方

倍率は、k 7.5%と長期の成長率3%から、利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)で決めた。石油の細りを見て g は上限の4%でなく3%に置いた。中立のROEは4%台で k を下回るため、PERは式の値の約95%に置いた。今の株価や過去のPER・PBRは使っていない。時価総額が自己資本の半分という状況は、ROEが低いことの結果で、式の外の割安とは見ていない。減価償却は物価で増やさず、今ある設備の償却は取得時の値段のまま、更新分だけ新しい値段で足した(年30億円台から10年後は40億円台と推定)。純利益÷営業利益は過去の中央値0.81に合わせた。10年後の数字は、リースを営業費用に入れた今の形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.8→13.39 倍・やや楽観 PER 9.9→13.33 倍・中立 PER 9.4→13.33 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(陸運業)の AI 分析

割安 SEMITEC6626 温度センサーのニッチ首位級で、時価総額の4割弱は現金。利益の質を割り引いても、今の値段は低い 本質価値との差 +101.7% · 10 年 割安(年 +13.9%) 割安 カンダホールディングス9059 トラックと国際物流で稼ぐ堅実な会社。純現金は時価総額の4分の1、大株主が議決権の3分の1を押さえる。10年で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 ビーイングホールディングス9145 北陸発の生活物資専門 3PL。自己資本利益率は高いが顧客が偏る。それでも今の値段は割安とみる 本質価値との差 +56.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 株式会社ゼロ9028 新車を運ぶキャリアカーの最大手級。日産依存と新車需要の細りを織り込んでも、純現金込みの今の値段には安全域がある 本質価値との差 +52.5% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 ロジネットジャパン9027 札幌通運を核に鉄道とトラックを組み合わせる中堅の物流会社。運び手不足で値上げは通るが、人件費に食われて利益率は伸びにくい 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 九州旅客鉄道9142 九州の人口減は重いが、運賃改定と駅の不動産が利益を押し上げる。利払い増(年約100億円)と資本コスト 8.0% を引くと、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +28.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 遠州トラック9057 東名の真ん中に拠点を構える堅実な物流会社だが、利益の伸びが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 ヒガシホールディングス9029 大手EC向け物流で稼ぎが倍増したが、1社への依存と過去最高の利益率が10年続く保証はない 本質価値との差 +27.2% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 山九9065 製鉄所の構内で根を張る機工事業は堅いが、薄利の物流が ROE を押さえる。期待リターンは資本コストを少し上回る程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 岡山県貨物運送9063 中国地方の路線便「オカケン」。帳簿の資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに遠く届かず、PBR0.3倍でも割安とは言えない 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東急9005 渋谷という再現できない土地と、まだ人口が増える沿線を持つ民鉄。ただ重い借金の利払い増と資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 京福電気鉄道9049 嵐電のイメージで売るが、稼ぎは京都と関西の賃貸が柱。親会社が 43% を握り、配当は薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ハマキョウレックス9037 3PL の堅実な増益は本物だが、ROE が 9% 前後へ薄まる成長に安全域はない。名目で測ると今の値段はやや割高から適正の境目 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 セイノーホールディングス9076 路線トラックの値上げは定着し利益も伸びるが、ROE が資本コストをわずかに超える程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 SGホールディングス9143 2024年問題で宅配の運賃が物価より速く上がり、ROE 10% が続く。ただし資本コスト 7.75% を超える幅は小さく、今の値段はやや割高 本質価値との差 +13.1% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鴻池運輸9025 請負の安定と堅い財務が強みだが、10 年後の ROE は資本コストにほぼ並ぶ。今の値段はおおむね妥当と筆者は見る 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アサガミ9311 大阪の倉庫・港湾物流と不動産賃貸。親会社が 5 割超を握り、還元は薄い。資産は厚いが、株主に届きにくい 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 AZ-COM丸和ホールディングス9090 アマゾン向けが売上の3分の1を占める薄利の成長株。成長は本物だが、顧客の偏りと薄い利益率を割り引くと今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) 適正 神姫バス9083 地方バスの黒字は万博が押し上げた山で、資本効率が資本コストに届かない以上、今の値段は少し高い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 日本ロジテム9060 首都圏の倉庫とトラックとアマゾンのセンターで稼ぐ中堅の物流会社。薄い利益と重い借金を、持っている土地が支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 丸全昭和運輸9068 化学品・危険物の倉庫と 3PL で同業の倍の利益率を稼ぐ物流会社。厚い自己資本が ROE を押さえ、10 年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 西日本鉄道9031 福岡の再開発と国際物流で利益は名目で伸びるが、借金は増え金利も上がる。ROE は資本コスト 8.0% に届かず、値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +7.1% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 東海旅客鉄道9022 東海道新幹線の独占は強い堀だが、リニアの負担と利払いの増加、資本コスト 7.0% を引くと、今の値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +5.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 京阪ホールディングス9045 京都と大阪を結ぶ沿線と不動産の含み益は本物だが、利益は万博と用地分譲で膨らんだピーク。利払いが増え、ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 南総通運9034 千葉の倉庫と運送の会社。倉庫が利益の半分強を稼ぐが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値はやや割高に出る。 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 北海道中央バス9085 時価総額の9割近い純現金を抱えるが、現金は株主に戻りにくく稼ぐ力も低いので、今の値段は高い 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 阪急阪神ホールディングス9042 梅田の再開発と運賃改定で利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いで ROE は資本コスト 7.5% に届かない。今の値段は 3 割弱のやや割高に出る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 SBSホールディングス2384 不動産の売却益が営業利益の 4 割を占め、本業の物流は薄利のまま。利益の質を割り引くと、買収で伸びても今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 ヤマトホールディングス9064 宅急便の値上げは効くが稼ぐ力はまだ薄い。再建が中立どおり進んでも、資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、安全域はない 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 サカイ引越センター9039 引越は件数が頭打ちで、人の確保が利益を削る。純現金は厚いが、ROEが資本コストを上回れず、やや割高と見る 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 東武鉄道9001 スカイツリーとホテルが運輸の減益を補うが、借り換えの利払いと資本コスト 8.0% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 京王電鉄9008 新宿を軸に営業利益は物価並みに伸びるが、借り換えの利払いが純利益を押さえる。k 7.5% で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 相鉄ホールディングス9003 ホテルの万博特需と新横浜線の直通で利益は過去最高だが、借金が営業利益の 10 倍と重い。利払い増で ROE は資本コストに届かず、今の値段は 4 割弱ほど割高に出る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 株式会社NANKAI9044 空港線とインバウンドは強いが、重い借金と大型投資で資本コストに届かない。値段は 3 割ほど割高に出る 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 西日本旅客鉄道9021 山陽新幹線と近畿の独占に運賃改定とうめきたの床が乗るが、借入を増やす計画の利払いと資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東日本旅客鉄道9020 新幹線と首都圏の独占は強いが、4.9 兆円の借金の利払い増と資本コスト 7.5% を引くと、本質価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 京成電鉄9009 京成電鉄は成田空港の増強とオリエンタルランド持分が核だが、借金が膨らむ局面と資本コスト 7.75% を踏まえると、今の値付けは割高と見る 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 東京地下鉄(東京メトロ)9023 鉄道だけで稼ぐ日本最大級の地下鉄。国・都の保有株売却と新線建設が焦点で、資本コスト 7.25% を ROE が下回り、今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 センコン物流9051 宮城の倉庫が稼ぎ頭、売上の半分は埼玉のホンダ販売店。借入が時価総額に迫り、ROE は資本コストに届かないので、今の値段は高い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 近鉄グループホールディングス9041 営業利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いが利益を削り、株主の取り分は増えない。資本コスト 8.5% を踏まえると、今の値段は割高 本質価値との差 −35.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 大宝運輸9040 地場の堅い運送会社だが、薄い稼ぎに対して積み上がった資本が重く、今の値段は安全域に乏しい 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 山陽電気鉄道9052 姫路駅前の不動産が利益を支えるが、運賃は上限に達し、借り換えの利払いで ROE は資本コストを大きく下回る。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 第一交通産業9035 タクシーは赤字、稼ぎ頭は不動産。借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が細る 本質価値との差 −38.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 東部ネットワーク9036 横浜の飲料・セメント・産業ガスの運送会社。資産は厚いが、運送の稼ぎは細く、ROE 2% では帳簿の価値を株主に届けられない 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 神奈川中央交通9081 運賃は上がるが、運転士の賃金と借り換えの利払いが先に増え、ROE は資本コスト 9.0% に届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 新潟交通9017 新潟のバスと万代シテイを営む地域の顔。不動産が稼ぐが、重い借金の利払いが金利の上昇で利益を削る 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 センコーグループホールディングス9069 3PL と M&A で稼ぐ総合物流の大手。借金が重く利益率も薄いため、利益で測ると今の値段は割高に出る 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ニッコンホールディングス9072 ホンダ系の完成車輸送と倉庫・梱包で堅実に稼ぐが、利益に対して値段が先走り、10年で測っても大幅な割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 小田急電鉄9007 新宿西口の大型開発は実るが、借金の利息が利益を削る。資本コスト 8.25% を ROE が下回り、今の値段は 3 割半ば割高に出る 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 富士急行9010 富士山麓の鉄道とハイランドで過去最高益を稼ぐが、10 年後の利益に見合う値段は今の半分以下に出る 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 タカセ9087 アニメ商品の通販物流に活路を得た老舗の倉庫会社。利幅は細く、資本コストに届かないので値段は割高 本質価値との差 −45.3% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 秩父鉄道9012 石灰石の貨物と長瀞の観光で黒字に戻したが、更新投資と借金の利払いが利益を食い、株主に残る価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 福山通運9075 特積みの老舗。利益は戻り始めたが、資本効率が低く、10 年の積み上げでは今の値段は大きく割高 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 広島電鉄9033 電車とバスは補助金を足してやっと収支が合い、利益を支えるのは広島の不動産。借り換えで利払いが3倍に増え、ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 名古屋鉄道9048 名駅の再開発が止まり、運送は赤字、借金は重い。利益は名目で戻っても、金利が資本コストへの到達を阻む。今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 京浜急行電鉄9006 品川・高輪の再開発で名目の利益は伸びるが、重い借金と投資負担で ROE は資本コスト 8.25% に届かない。値段は織り込み過ぎと見る 本質価値との差 −51.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 NIPPON EXPRESSホールディングス9147 国内の運賃上げは追い風だが、海外フォワーディングの薄い利益率では ROE は資本コスト 8.5% を下回る。名目で測り直しても今の値段は割高 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 西武ホールディングス9024 運営だけの稼ぐ力は資本コスト 8.5% に届かず、資産を売る経営に移っても、今の値段は 7 割近い割高に出る 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 京極運輸商事9073 ENEOS が 35% を持つタンクローリーとドラム缶の会社。石油の量は細り、利益率は 2% に届かない 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 神戸電鉄9046 借金が EBITDA の 11 倍と重く、借り換えで利払いが倍に膨らむ。運賃改定で営業利益が増えても株主に残る利益は細り、計算では大きな割高になる 本質価値との差 −65.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 大和自動車交通9082 都内の土地と銀座の再開発は魅力だが、タクシーの稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は資産の期待を先取りしている 本質価値との差 −69.9% · 10 年 割高(年 −3.7%)

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読んだ資料

  1. 日本石油輸送 2026年3月期 セグメント別業績(edinetdb)
  2. 日本石油輸送 2027年3月期第1四半期決算(LNEWS)
  3. 日本石油輸送 有価証券報告書の要点(edinetdb)

分析日 2026-10-20