株譜
AI 銘柄分析 · 陸運業 · 試作

タカセ 9087

アニメ商品の通販物流に活路を得た老舗の倉庫会社。利幅は細く、資本コストに届かないので値段は割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,121 円22 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,050 円40 億円差 −45.3%
10 年後から見ると 割高 価値 1,121 円22 億円 · 差 −45.3% · 期待の年率 +1.2%
期待の年率リターン(10 年)+1.2%資本コスト比 −7.5 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

タカセは 1922 年創業の京浜の倉庫会社だ。川崎と平和島の自社倉庫で荷を預かり、検品や袋詰め、ネット通販の出荷まで請け負う。筆者の結論は割高である。倉庫と人手の仕事は値段を荷主に握られ、利益率は長く 2〜3% にとどまり、自己資本の利回りが資本コストの半分にも届かないからだ。

顧客の顔ぶれは変わった。今の上位はグッズ通販のピクシブと、アニメ商品の東宝ステラで、2 社で売上の 4 分の 1 を占める。音楽や映像のパッケージの物流から、エンタメ商品の通販の物流へと軸足を移した。伸びる市場をつかんだのは評価できる。

それでも、稼ぐ力は細い。会社の今期の計画は営業利益 3.7 億円で、達成しても利益率は 4% 余りだ。自己資本は 77 億円あり、帳簿の上では今の時価総額の倍近い。だが利益を生まない資本は、株主にとって額面どおりの価値を持たない。払う値段に見合う稼ぎは、強気の筋書きにしか無い。強気の側の上振れも、資本の厚さに比べれば小さい。筆者は、資本の使い方が変わるまで待つ値打ちのある会社だと考える。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、帳簿は厚いが稼ぎの薄い会社だ。自己資本は時価総額の倍近くあり、京浜の土地も持つ。数字だけを見ると割安に見えやすい。

しかしオーナーの目で見ると、大事なのは資本がどれだけ稼ぐかである。タカセの ROE は長く 2〜4% で、預けたお金の利回りとしては国債にも負ける。利益を生まない資本は、清算されない限り株主の手には戻らない。少数株主は清算を決められない。

エンタメ商品の通販という伸びる市場をつかんだ点は評価できる。だが、その仕事が他社にまねされにくい堀になるかは、まだ見えない。筆者なら、利益率が 4% 台に定着し、資本の使い方が変わるのを待つ。

安全域の考え方でも同じだ。帳簿の厚さは清算された時にしか株主の手に戻らず、会社には清算する理由が無い。だから筆者は、資産の厚さを悲観の床として数え、本質価値の中心には置かない。稼ぐ力が変わるまでは、厚い帳簿は飾りに近い。

何で稼ぐ会社か

売上は 85 億円で、ほぼすべてが総合物流だ。荷を預かって保管し、注文が来たら取り出し、袋詰めやセット組みをして全国に送る。運送の子会社と、倉庫の中の作業を受け持つ子会社がこれを支える。

預かる品の中心はエンタメ商品である。最大の顧客のピクシブは、作り手がグッズを売る通販の場を運営する。2 番目の東宝ステラは、アニメや映画のキャラクター商品を扱う。どちらも小さな品を多くの種類、少しずつ送る仕事で、手間がかかる。

倉庫は京浜港の周りに集まる。川崎営業所は延床 3.6 万㎡の大きな拠点で、平和島や東名川崎にも自社の倉庫を持つ。土地の多くは自社のもので、一部は他社に貸して賃料を得ている。トラックの荷台を置く場所の賃貸も小さな収入になっている。

利益の源は、床と人の使い方だ。同じ床でどれだけ多くの荷を回せるか、同じ人数でどれだけ多くの注文をさばけるかで利幅が決まる。

顧客の入れ替わりはこの 10 年の大きな変化だ。かつての柱だった CD や DVD の荷は、配信の広がりで細った。代わりに、作り手が自分で売るグッズや、アニメの商品の通販の荷が増えた。品は小さく軽いが、種類が多く、注文の波が急である。人の手を多く使う仕事で、作業の上手さがそのまま利益になる。

優良さと弱いところ

優良さは乏しい。倉庫と作業の仕事は、荷主から見れば他の会社に替えられる。値段は毎年の交渉で決まり、人件費や電気代の上昇をすぐには移せない。営業利益率は過去 12 年で高くて 3.4% だった。ROE は 2〜4% で、資本コストを大きく下回る。

強みもある。エンタメ商品の小口の出荷は手間がかかり、品の種類が多く、発売日の山も急だ。この仕事に慣れた倉庫は少なく、荷主は簡単には移さない。京浜の自社倉庫は首都圏の注文に早く応えられる。

財務は堅い。自己資本比率は 78% で、純現金もある。ただし、資本が厚いのに利益が薄いことは、資本の使い方が上手でないことの裏返しでもある。

経営は顧客の入れ替えには成功した。だが、その成功が利幅の上昇につながった年はまだ少ない。2026 年 3 月期の営業利益は 2.1 億円で、利益率は 2.5% だった。荷主に頼られる仕事を持っていても、値段を決める力までは持てていない。手間のかかる仕事ほど、人件費の上昇の影響を強く受けるからだ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

物流の業界は人手不足と賃金の上昇に直面している。トラックの運転手の残業の上限が厳しくなった 2024 年の規制以降、運ぶ費用は上がり続けている。倉庫の中の作業員も集めにくい。値上げを通せる会社と通せない会社で、利幅の差が開く。

需要の側では、ネット通販の小口の出荷が伸びる。とくにアニメ・キャラクター商品は、国内と海外のファンに向けた通販が広がっている。一方で、CD や DVD といったパッケージの物流は、配信に押されて長く細っている。タカセの顧客の入れ替わりは、この流れをそのまま映す。

競合は多い。大手の物流会社や通販の物流に特化した会社が、自動化した大型の倉庫で同じ仕事を取りに来る。中小の倉庫会社が生き残るには、手間のかかる品で荷主に頼られるしかない。

倉庫は装置の事業でもある。古い倉庫の償却は建てた時の値段のままで、物価が上がっても増えない。だが建て替えの時には、建築費の上昇がそのまま重い投資になる。

10 年の量は、エンタメ商品の通販がどこまで伸びるかで決まる。値段は、人件費の上昇を荷主にどこまで移せるかで決まる。タカセにとっては後者がより大事だ。

資本政策と M&A

資本政策は穏やかだ。配当は年 1 回で、配当性向は 44% ほど。総額は 0.7 億円で、自社株買いの方針は無い。中長期の数値の目標も掲げていない。

株主の上位は、持ち合いの大東港運、創業家にゆかりのある奨学財団、東京中小企業投資育成、取引先の倉庫・運送会社、みずほ銀行、日本生命だ。安定した株主が厚く、外からの TOB は起きにくい。タカセ自身も大東港運や商船三井などの株を持つ。

厚い資本を生かすなら、古い倉庫の建て替えか、使わない土地の売却か、還元の上積みだ。筆者は、どれも急には動かないと見る。持ち合いの株を減らす方針も、今のところ示されていない。資本の厚さを変える手は、まだ経営の口から語られていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

顧客の入れ替わりは成功している。グッズ通販のピクシブと、アニメ商品の東宝ステラという伸びる市場の会社が上位に並ぶ。日本のアニメの商品は海外のファンにも売れ、通販の小口の出荷は増え続ける。

この仕事は手間がかかるからこそ守りやすい。品の種類が多く、発売日に注文が集中し、袋詰めやおまけのセット組みも要る。慣れた倉庫を荷主は替えたがらない。2026 年 3 月期は計画を 6% 上回り、今期は営業利益を 7 割増やす計画だ。

資産の裏づけもある。京浜の自社倉庫の土地は昔に買ったもので、今の値段は帳簿よりずっと高いはずだ。純現金と上場株もある。下に向けた余地は小さく、利益率が 4% 台に乗れば評価は大きく変わる。

しかも倉庫の古い建物の償却は建てた時の値段のままで、物価が上がっても増えない。売上が物価とともに膨らめば、償却の重さは相対的に軽くなる。人件費の上昇を値上げで移せさえすれば、利幅は自然に少しずつ広がる。厚い自己資本と純現金は、建て替えや自動化の投資を借金なしで賄える体力でもある。

慎重な見方

利益率が上がる話は何度も聞いた。過去 12 年で営業利益率が 3.4% を超えた年は無い。物流は人の仕事で、賃金が上がれば利幅はすぐ削られる。2024 年の規制で運ぶ費用も上がった。

顧客の集中も危うい。上位 2 社で 24% を占め、どちらかが大手の物流会社に移れば、床が余る。通販の物流は自動化した大型の倉庫が得意な分野で、規模で勝る会社はいくらでもいる。

資産があっても株主のものにはならない。土地は事業に使っているので売れず、持ち合いの株も手放さない。自己資本が厚いのに ROE が低いのは、資本が働いていない証拠だ。古い倉庫の建て替えには、建築費の上昇で重い投資が待つ。

しかも音楽や映像のパッケージの荷は細り続ける。エンタメ商品の荷が増えても、古い荷の減りを埋めるのが精一杯なら、床の稼ぎは上がらない。今期の計画の 7 割の増益も、達成して初めて意味を持つ。過去にも利益が一度上がり、また落ちた年が何度もあった。利益の伸びを見てから値を付けても遅くない。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方の方が強い。顧客の入れ替わりは本物だが、利益率が 12 年にわたり 2〜3% にとどまった事実は重い。中心の筋書きは利益率 3% とし、計画の定着はやや強気の側に置いた。資産の厚さは悲観の床で数えた。強気の側には 3 割弱の重みを残した。顧客の入れ替わりが利幅の上昇につながるかは、この 2〜3 年の決算で確かめられる。確率は悲観の側に 35% を置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,796 円35 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 525 円10 億円)。 今の値に割り戻すと 1,121 円22 億円、今との差 −45.3%、 期待の年率 +1.2%(資本コスト 8.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,648 円71 億円 1,129 円22 億円 +133.0% +8.8% 382 円7 億円
やや楽観 20% 2,627 円51 億円 718 円14 億円 +63.2% +5.0% 669 円13 億円
中立 37% 1,806 円35 億円 513 円10 億円 +13.1% +1.2% 858 円17 億円
やや悲観 23% 980 円19 億円 359 円7 億円 −34.7% −4.2% 308 円6 億円
悲観 12% 708 円14 億円 154 円3 億円 −58.0% −8.3% 103 円2 億円
加重平均100% 1,796 円35 億円525 円10 億円 +13.2% +1.2% 2,320 円45 億円

今の株価時価総額 2,050 円40 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:グッズ通販の物流で、首都圏の定番になる 利益 6 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 3,648 円71 億円

ピクシブと東宝ステラの通販が国内と海外で伸び、タカセの床は足りなくなる。古い倉庫を建て替えて床を 25% 増やし、自動化で人の手間を減らす。値上げも通り、1㎡の収益は物価を上回って伸びる。

利益率は 5% 台に乗り、30 年ぶりの水準になる。純現金と上場株は持ったままだが、配当は利益とともに増える。エンタメ商品の小口の物流で、首都圏の定番の倉庫になる。それでも資本は厚く、ROE は資本コストに届かない。株主の取り分は大きく増えるが、資本の厚さに比べれば稼ぎはまだ控えめである。持ち合いの株を売って還元に回せば、資本の利回りはもう一段上がる。

  • 総合物流(保管・流通加工・EC 出荷・運送):数量 87.5(使う倉庫の床面積(千㎡、推定))× 価格 17(床 1㎡あたりの年間の収益(万円・名目))→ 売上 146 億円・営業利益 8 億円。床 1.25 倍(倉庫の建て替えで増床)、1㎡の収益 1.38 倍、利益率 5.5%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.8% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)4 億円。全体の PER 11.43 倍、時価総額 71 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ピクシブ・東宝ステラという伸びる顧客を持ち、計画どおり利益率が 4% 台に乗る実績が出れば上振れはある。利益率 5% 超は 30 年近く無いので 8%。

やや楽観 20% やや楽観:2027 年 3 月期の計画が定着する 利益 4 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 2,627 円51 億円

今期の計画どおり利益率が 4% 台に乗り、その後も保つ。エンタメ商品の通販は伸び、床は 15% 増える。賃金の上昇は値上げでおおむね移せる。

古い倉庫の償却は物価で増えず、売上が膨らむほど利幅を少し助ける。建て替えは一部にとどめ、借入は増やさない。配当は利益とともに増え、現金は少しずつ積み上がる。資本の利回りは改善するが、まだ資本コストの下にある。エンタメ商品の小口の出荷に慣れた倉庫として、荷主の信頼は深まる。顧客の数も増え、上位 2 社への偏りは少しずつ薄れる。株主の取り分は物価を上回って伸びる。資本の厚さは変わらない。

  • 総合物流(保管・流通加工・EC 出荷・運送):数量 80.5(使う倉庫の床面積(千㎡、推定))× 価格 16(床 1㎡あたりの年間の収益(万円・名目))→ 売上 132 億円・営業利益 6 億円。床 1.15 倍、1㎡の収益 1.35 倍、利益率 4.2%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.8% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)4 億円。全体の PER 11.43 倍、時価総額 51 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社は 2027 年 3 月期に営業利益 3.7 億円を計画し、2026 年 3 月期は計画を 6% 上回った。計画の定着を 20% と見た。

中立 37% 中立:エンタメ商品で床は埋まるが、人件費が利幅を削る 利益 3 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 1,806 円35 億円

エンタメ商品の荷で床はほぼ埋まり、床は 10 年で 5% 増える。だが賃金と運ぶ費用の上昇は値上げで移しきれず、1㎡の収益は物価にわずかに負ける。利益率は 3% にとどまる。

古い倉庫の償却は増えないが、一部の建て替えで新しい償却が足される。現金は配当を払っても少しずつ積み上がり、自己資本はさらに厚くなる。会社は残り、株主の取り分は物価並みにしか増えない 10 年になる。顧客の入れ替わりは続くが、上位の荷主に値段を握られる形は変わらない。建て替えの投資は自己資本で賄い、借金は増やさない。配当は利益の 4 割余りで、毎年少しずつ増える。

  • 総合物流(保管・流通加工・EC 出荷・運送):数量 73.5(使う倉庫の床面積(千㎡、推定))× 価格 16(床 1㎡あたりの年間の収益(万円・名目))→ 売上 119 億円・営業利益 4 億円。床 1.05 倍、1㎡の収益 1.33 倍(物価にわずかに負ける)、利益率 3.0%

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.3% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)4 億円。全体の PER 11.43 倍、時価総額 35 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利益率が 2〜3% で 12 年続いた事実を重く見た中心の筋書きで 37%。

やや悲観 23% やや悲観:大口の顧客が去り、床が余る 利益 2 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 980 円19 億円

上位の顧客の一社が、自動化した大手の倉庫に荷を移す。床が余り、空いた床を埋めるために値段を下げる。賃金の上昇は続き、利益率は 2% を割る。

古い倉庫の建て替えは先送りになり、設備は古びていく。配当は細り、現金と持ち合いの株は手つかずのまま残る。資産は厚いが、少数株主にはその使い道を決める力が無い。稼ぐ力は細り、帳簿の 4 分の 1 ほどの価値しか残らない。人手不足の中で作業員も集めにくくなり、注文の山に応えきれない日が増える。荷主の不満がさらに荷を遠ざける。現金は銀行に眠り、少数株主は待つしかない。

  • 総合物流(保管・流通加工・EC 出荷・運送):数量 66.5(使う倉庫の床面積(千㎡、推定))× 価格 15(床 1㎡あたりの年間の収益(万円・名目))→ 売上 101 億円・営業利益 2 億円。床 0.95 倍、1㎡の収益 1.25 倍、利益率 1.8%

倍率:稼ぐ力(純利益÷k)は約 18 億円と細く、床は売れる資産(floor_assets)とし、今の自己資本 76.6 億円の 0.25 倍にあたる 19.2 億円に置いた。ROE が k を大きく下回るので、ためた利益は数えない。

確率:上位 2 社で売上の 24% を占め、契約の打ち切りは有報のリスクにも挙がっている。物流費の値上げを顧客が嫌えば移る先はあるので 23%。

悲観 12% 悲観:エンタメ商品の物流が大手に吸われ、赤字すれすれになる 利益 0 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 708 円14 億円

エンタメ商品の通販の物流が、規模で勝る大手にまとめて吸われる。タカセの床は 2 割減り、残る荷も値段を叩かれる。賃金の上昇に値上げが追いつかず、本業の利益は消える。

古い倉庫の建て替えができず、荷主はさらに離れる。会社は土地の一部を貸して食いつなぐ。純現金と株は残るが、赤字の中で配られることは少ない。少数株主に残るのは、資産の一部に見合う価値だけになる。京浜の土地の値打ちは帳簿よりずっと高いはずだが、事業に使う限り株主の手には戻らない。老舗の倉庫会社としての歴史は残っても、株主の価値はわずかになる。床を貸す賃料が最後の支えになる。

  • 総合物流(保管・流通加工・EC 出荷・運送):数量 56.0(使う倉庫の床面積(千㎡、推定))× 価格 14(床 1㎡あたりの年間の収益(万円・名目))→ 売上 78 億円・営業利益 0 億円。床 0.8 倍、1㎡の収益 1.15 倍、収支とんとん

倍率:本業の利益が消え、稼ぐ力では値が付かない。床は売れる資産(floor_assets)とし、今の自己資本 76.6 億円の 0.18 倍にあたる 13.8 億円に置いた。

確率:人手不足で賃金が上がり続け、値上げが通らなければ利益は消える。赤字の期が 20 年で 5 回あったので 12%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

総合物流(保管・流通加工・EC 出荷・運送)

京浜港の自社倉庫で、アニメ・キャラクター商品、音楽・映像ソフトなどを預かり、検品・セット組み・ネット通販の出荷までを請け負う。

数量使う倉庫の床面積(千㎡、推定)価格床 1㎡あたりの年間の収益(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 70.0 12 85 2
10 年後 中立 73.5 16 119 4

取り方:有報の主な倉庫の延床(川崎 3.6 万㎡・平和島 0.9 万㎡・東名川崎 0.3 万㎡ほか、賃借の倉庫を含む)から、使う床を約 7 万㎡と推定し、営業収益 84.9 億円を割り戻して 1㎡ 年 12.1 万円とした推定。運送・流通加工・シャーシ置場の賃貸もこの床の上の仕事としてまとめた。

リスクと懸念

上位の顧客の移り

ピクシブと東宝ステラで売上の 24% を占める。どちらかが自前の倉庫や大手の物流会社に移れば、床と人が余り、利益は一気に消える。

人手不足と賃金の上昇

倉庫の作業員と運転手の賃金は上がり続ける。値上げを荷主が受け入れなければ、利益率 2〜3% の薄い利幅はすぐに削られる。

倉庫の建て替えの投資

京浜の倉庫には古いものが多い。建て替える時は建築費の上昇で投資が膨らみ、新しい償却が利益を押し下げる。古い倉庫の償却は物価で増えないが、更新の現金は多く出ていく。

京浜港への拠点の集中

倉庫が京浜港の周りに集まっており、大きな地震や高潮で同時に止まる危うさがある。預かった荷の損害と、荷主の信頼の両方を失いうる。

資本が働かない

自己資本は厚いが ROE は 2〜4% で、持ち合いの株と使わない現金が残る。還元を厚くするか、資本を事業に回さない限り、株主の価値は帳簿ほどには増えない。

今後の分かれ目

2027 年 3 月期に営業利益 3.7 億円の計画を達成したら
やや楽観の筋書きに寄る。利益率 4% 台が続くかを次の期で確かめる。
ピクシブか東宝ステラとの取引が縮んだら
やや悲観の筋書きに寄る。代わりの荷主で床が埋まるかを見る。
倉庫の建て替えを決めたら
投資の額と借入の増え方を見る。建築費の上昇で利益が圧迫される筋書きに注意する。
持ち合いの株の売却や自社株買いを始めたら
資本の使い方が変わった合図で、本質価値は上に動く。
賃金の上昇を値上げで移せなかったら
悲観の側の確率を上げる。

見ておくもの

  • 上位 2 社への売上の比率
  • 営業利益率(計画 4.2%)の達成
  • 倉庫の建て替えの計画と投資額
  • 持ち合い株の売却と還元の方針

倍率と資本コストの決め方

数量は使う倉庫の床面積を有報の延床から推定し、物価は 1㎡の収益に入れた。中立の利益率 3.0% は過去 12 年の山 3.4% の下。ROE は全筋書きで k を下回るので、倍率は 1÷k を上限に掛け目を決め、今の PBR 0.5 倍は見ていない。償却は物価で増やさず、建て替えの投資は悲観の側の重しとした。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.52→11.43 倍・やや楽観 PER 10.91→11.43 倍・中立 PER 9.7→11.43 倍)。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(陸運業)の AI 分析

割安 SEMITEC6626 温度センサーのニッチ首位級で、時価総額の4割弱は現金。利益の質を割り引いても、今の値段は低い 本質価値との差 +101.7% · 10 年 割安(年 +13.9%) 割安 カンダホールディングス9059 トラックと国際物流で稼ぐ堅実な会社。純現金は時価総額の4分の1、大株主が議決権の3分の1を押さえる。10年で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 ビーイングホールディングス9145 北陸発の生活物資専門 3PL。自己資本利益率は高いが顧客が偏る。それでも今の値段は割安とみる 本質価値との差 +56.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 株式会社ゼロ9028 新車を運ぶキャリアカーの最大手級。日産依存と新車需要の細りを織り込んでも、純現金込みの今の値段には安全域がある 本質価値との差 +52.5% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 ロジネットジャパン9027 札幌通運を核に鉄道とトラックを組み合わせる中堅の物流会社。運び手不足で値上げは通るが、人件費に食われて利益率は伸びにくい 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 九州旅客鉄道9142 九州の人口減は重いが、運賃改定と駅の不動産が利益を押し上げる。利払い増(年約100億円)と資本コスト 8.0% を引くと、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +28.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 遠州トラック9057 東名の真ん中に拠点を構える堅実な物流会社だが、利益の伸びが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 ヒガシホールディングス9029 大手EC向け物流で稼ぎが倍増したが、1社への依存と過去最高の利益率が10年続く保証はない 本質価値との差 +27.2% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 山九9065 製鉄所の構内で根を張る機工事業は堅いが、薄利の物流が ROE を押さえる。期待リターンは資本コストを少し上回る程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 岡山県貨物運送9063 中国地方の路線便「オカケン」。帳簿の資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに遠く届かず、PBR0.3倍でも割安とは言えない 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東急9005 渋谷という再現できない土地と、まだ人口が増える沿線を持つ民鉄。ただ重い借金の利払い増と資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 京福電気鉄道9049 嵐電のイメージで売るが、稼ぎは京都と関西の賃貸が柱。親会社が 43% を握り、配当は薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ハマキョウレックス9037 3PL の堅実な増益は本物だが、ROE が 9% 前後へ薄まる成長に安全域はない。名目で測ると今の値段はやや割高から適正の境目 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 セイノーホールディングス9076 路線トラックの値上げは定着し利益も伸びるが、ROE が資本コストをわずかに超える程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 SGホールディングス9143 2024年問題で宅配の運賃が物価より速く上がり、ROE 10% が続く。ただし資本コスト 7.75% を超える幅は小さく、今の値段はやや割高 本質価値との差 +13.1% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鴻池運輸9025 請負の安定と堅い財務が強みだが、10 年後の ROE は資本コストにほぼ並ぶ。今の値段はおおむね妥当と筆者は見る 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アサガミ9311 大阪の倉庫・港湾物流と不動産賃貸。親会社が 5 割超を握り、還元は薄い。資産は厚いが、株主に届きにくい 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 AZ-COM丸和ホールディングス9090 アマゾン向けが売上の3分の1を占める薄利の成長株。成長は本物だが、顧客の偏りと薄い利益率を割り引くと今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) 適正 神姫バス9083 地方バスの黒字は万博が押し上げた山で、資本効率が資本コストに届かない以上、今の値段は少し高い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 日本ロジテム9060 首都圏の倉庫とトラックとアマゾンのセンターで稼ぐ中堅の物流会社。薄い利益と重い借金を、持っている土地が支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 丸全昭和運輸9068 化学品・危険物の倉庫と 3PL で同業の倍の利益率を稼ぐ物流会社。厚い自己資本が ROE を押さえ、10 年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 西日本鉄道9031 福岡の再開発と国際物流で利益は名目で伸びるが、借金は増え金利も上がる。ROE は資本コスト 8.0% に届かず、値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +7.1% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 東海旅客鉄道9022 東海道新幹線の独占は強い堀だが、リニアの負担と利払いの増加、資本コスト 7.0% を引くと、今の値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +5.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 京阪ホールディングス9045 京都と大阪を結ぶ沿線と不動産の含み益は本物だが、利益は万博と用地分譲で膨らんだピーク。利払いが増え、ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 南総通運9034 千葉の倉庫と運送の会社。倉庫が利益の半分強を稼ぐが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値はやや割高に出る。 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 北海道中央バス9085 時価総額の9割近い純現金を抱えるが、現金は株主に戻りにくく稼ぐ力も低いので、今の値段は高い 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 阪急阪神ホールディングス9042 梅田の再開発と運賃改定で利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いで ROE は資本コスト 7.5% に届かない。今の値段は 3 割弱のやや割高に出る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 SBSホールディングス2384 不動産の売却益が営業利益の 4 割を占め、本業の物流は薄利のまま。利益の質を割り引くと、買収で伸びても今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 日本石油輸送9074 現金と保有株は厚いが、リースと一社依存が重い。石油の細りと人件費が稼ぎを削る 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ヤマトホールディングス9064 宅急便の値上げは効くが稼ぐ力はまだ薄い。再建が中立どおり進んでも、資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、安全域はない 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 サカイ引越センター9039 引越は件数が頭打ちで、人の確保が利益を削る。純現金は厚いが、ROEが資本コストを上回れず、やや割高と見る 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 東武鉄道9001 スカイツリーとホテルが運輸の減益を補うが、借り換えの利払いと資本コスト 8.0% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 京王電鉄9008 新宿を軸に営業利益は物価並みに伸びるが、借り換えの利払いが純利益を押さえる。k 7.5% で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 相鉄ホールディングス9003 ホテルの万博特需と新横浜線の直通で利益は過去最高だが、借金が営業利益の 10 倍と重い。利払い増で ROE は資本コストに届かず、今の値段は 4 割弱ほど割高に出る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 株式会社NANKAI9044 空港線とインバウンドは強いが、重い借金と大型投資で資本コストに届かない。値段は 3 割ほど割高に出る 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 西日本旅客鉄道9021 山陽新幹線と近畿の独占に運賃改定とうめきたの床が乗るが、借入を増やす計画の利払いと資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東日本旅客鉄道9020 新幹線と首都圏の独占は強いが、4.9 兆円の借金の利払い増と資本コスト 7.5% を引くと、本質価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 京成電鉄9009 京成電鉄は成田空港の増強とオリエンタルランド持分が核だが、借金が膨らむ局面と資本コスト 7.75% を踏まえると、今の値付けは割高と見る 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 東京地下鉄(東京メトロ)9023 鉄道だけで稼ぐ日本最大級の地下鉄。国・都の保有株売却と新線建設が焦点で、資本コスト 7.25% を ROE が下回り、今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 センコン物流9051 宮城の倉庫が稼ぎ頭、売上の半分は埼玉のホンダ販売店。借入が時価総額に迫り、ROE は資本コストに届かないので、今の値段は高い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 近鉄グループホールディングス9041 営業利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いが利益を削り、株主の取り分は増えない。資本コスト 8.5% を踏まえると、今の値段は割高 本質価値との差 −35.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 大宝運輸9040 地場の堅い運送会社だが、薄い稼ぎに対して積み上がった資本が重く、今の値段は安全域に乏しい 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 山陽電気鉄道9052 姫路駅前の不動産が利益を支えるが、運賃は上限に達し、借り換えの利払いで ROE は資本コストを大きく下回る。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 第一交通産業9035 タクシーは赤字、稼ぎ頭は不動産。借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が細る 本質価値との差 −38.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 東部ネットワーク9036 横浜の飲料・セメント・産業ガスの運送会社。資産は厚いが、運送の稼ぎは細く、ROE 2% では帳簿の価値を株主に届けられない 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 神奈川中央交通9081 運賃は上がるが、運転士の賃金と借り換えの利払いが先に増え、ROE は資本コスト 9.0% に届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 新潟交通9017 新潟のバスと万代シテイを営む地域の顔。不動産が稼ぐが、重い借金の利払いが金利の上昇で利益を削る 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 センコーグループホールディングス9069 3PL と M&A で稼ぐ総合物流の大手。借金が重く利益率も薄いため、利益で測ると今の値段は割高に出る 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ニッコンホールディングス9072 ホンダ系の完成車輸送と倉庫・梱包で堅実に稼ぐが、利益に対して値段が先走り、10年で測っても大幅な割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 小田急電鉄9007 新宿西口の大型開発は実るが、借金の利息が利益を削る。資本コスト 8.25% を ROE が下回り、今の値段は 3 割半ば割高に出る 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 富士急行9010 富士山麓の鉄道とハイランドで過去最高益を稼ぐが、10 年後の利益に見合う値段は今の半分以下に出る 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 秩父鉄道9012 石灰石の貨物と長瀞の観光で黒字に戻したが、更新投資と借金の利払いが利益を食い、株主に残る価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 福山通運9075 特積みの老舗。利益は戻り始めたが、資本効率が低く、10 年の積み上げでは今の値段は大きく割高 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 広島電鉄9033 電車とバスは補助金を足してやっと収支が合い、利益を支えるのは広島の不動産。借り換えで利払いが3倍に増え、ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 名古屋鉄道9048 名駅の再開発が止まり、運送は赤字、借金は重い。利益は名目で戻っても、金利が資本コストへの到達を阻む。今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 京浜急行電鉄9006 品川・高輪の再開発で名目の利益は伸びるが、重い借金と投資負担で ROE は資本コスト 8.25% に届かない。値段は織り込み過ぎと見る 本質価値との差 −51.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 NIPPON EXPRESSホールディングス9147 国内の運賃上げは追い風だが、海外フォワーディングの薄い利益率では ROE は資本コスト 8.5% を下回る。名目で測り直しても今の値段は割高 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 西武ホールディングス9024 運営だけの稼ぐ力は資本コスト 8.5% に届かず、資産を売る経営に移っても、今の値段は 7 割近い割高に出る 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 京極運輸商事9073 ENEOS が 35% を持つタンクローリーとドラム缶の会社。石油の量は細り、利益率は 2% に届かない 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 神戸電鉄9046 借金が EBITDA の 11 倍と重く、借り換えで利払いが倍に膨らむ。運賃改定で営業利益が増えても株主に残る利益は細り、計算では大きな割高になる 本質価値との差 −65.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 大和自動車交通9082 都内の土地と銀座の再開発は魅力だが、タクシーの稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は資産の期待を先取りしている 本質価値との差 −69.9% · 10 年 割高(年 −3.7%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. タカセ 有価証券報告書の要約 2026年3月期(EDINET DB)
  2. タカセ 企業情報・大株主(EDINET DB)

分析日 2026-10-20