株譜
AI 銘柄分析 · 陸運業 · 試作

ビーイングホールディングス 9145

北陸発の生活物資専門 3PL。自己資本利益率は高いが顧客が偏る。それでも今の値段は割安とみる

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)781 円188 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)499 円120 億円差 +56.5%
10 年後から見ると 割安 価値 781 円188 億円 · 差 +56.5% · 期待の年率 +12.5%
期待の年率リターン(10 年)+12.5%資本コスト比 +4.2 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ビーイングホールディングスは、金沢を本拠に、スーパーやドラッグストアの物流を丸ごと受ける会社だ。仕入れから保管、仕分け、配送までを一括して請け負う。扱うのは食品、医薬品、日用品の生活物資に絞る。

筆者の結論は、今の値段は割安、というものだ。自己資本利益率は 17% に達するのに、株価は利益の 9 倍に届かない。借金はほぼなく、拠点は借りて使うので、資産の重さが利益を食わない。

追い風は、荷主の外注の流れと物流の人手不足だ。運べる量が細る時代に、拠点と人を確保できる会社は価格を転嫁しやすい。中期計画は売上 450 億円を掲げ、東北と中四国へ広げる。

逆風は顧客の偏りだ。クスリのアオキだけで売上の 36% を占め、三菱食品と合わせると 47% になる。2026 年の中間期は増収でも営業利益が 16% 減り、新拠点の立ち上げコストが重い。

10 年で見る中立は、売上が 570 億円に届き、純利益が 23 億円前後になる姿だ。株主の取り分が積み上がる一方、顧客の動き次第で下振れも深い。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「安く、軽く、回る」事業に見える。

拠点は借り、設備は少なく、荷主ごとに受託料が入る。借金はほぼなく、純資産の 17% を毎年稼ぐ。こうした資本の軽い事業は、利益のほとんどを株主に残せる。

心配な点は二つある。顧客の偏りと、成長を続ける投資だ。最大顧客が料金を引き下げたり、自社に物流を戻したりすれば、利益は大きく落ちる。新拠点の立ち上げ費用は利益の重しになる。

筆者は、今の値段は 10 年の中立の価値を下回ると見る。ただし割安の幅は、顧客の偏りの割引を引いたうえでの話だ。

払う値段に安全域はある。純資産に近い悲観の床でも、時価総額の 4 割を超える水準にある。確実に勝てるとは言えないが、下値は固い。

経営が成長を急ぐあまり、立ち上げ費用で利益を削る局面は繰り返すだろう。それでも拠点が増えるたびに受託料は積み上がり、時間は株主の味方になる。

何で稼ぐ会社か

事業の中心は、生活物資の 3PL だ。3PL とは、荷主の物流の企画から運営までを請け負う仕事を指す。顧客はスーパー、コンビニ、ドラッグストアと、その卸だ。

全国に 71 の拠点があり、北陸を土台に関東、東海、近畿へ広がる。拠点の多くは借りた倉庫で、荷主ごとの専用センターとして運営する。報告セグメントは物流の 1 つだけで、売上の約 9 割を占めると推計される。

収入の仕組みは、荷物の量に連動する料金と、センターの運営費に利益を乗せた受託料の組み合わせだ。自社開発の「Jobs」という管理システムで、人の配置と作業の量を細かく測り、原価を管理する。

残りの 1 割強は、観光バスやタクシーの旅客、不動産、システム開発、保険代理、自動車整備、燃料の販売だ。M&A で積み上げた事業で、利益への寄与は小さい。

2026 年 7 月には、関東のスガヤトランスと新潟のジェイユウ軽送を買収した。冷蔵冷凍の食品輸送を持つ会社で、生活物資の運び手を内製化する動きだ。

売上は 2018 年 12 月期の 138 億円から、2025 年 12 月期の 335 億円まで伸びた。ほとんどが新しいセンターの開設による増加だ。

優良さと弱いところ

優良さを分けるのは、資産の軽さと、顧客の偏りだ。

強みは、少ない資本で利益を稼ぐ形にある。拠点を借りて、荷主の物流を受ける。設備は荷主の仕様に合わせるが、投資は契約に見合う範囲で済む。だから自己資本利益率が 17% と高い。営業利益率も 2018 年の 2.5% から 7% 前後まで上がった。

荷主の物流を預かる仕事は、実績と信頼が要る。センターの運営を手放せば荷主の店頭に商品が届かなくなるので、切り替えは簡単ではない。

弱みは三つある。一つめは顧客の偏りで、上位 2 社が売上の約 47% を占める。二つめは、新拠点の立ち上げ費用と、人手の確保だ。三つめは、大株主が創業家とみられ、少数株主の発言力が小さいことだ。

経営は成長を優先してきた。配当性向は 22% 台と低めだが、中期計画で 30% を基本に置いた。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

物流は、需要が堅く、供給が細る業界だ。ドライバーの時間外労働の上限(2024 年問題)で運べる量が減り、荷主は物流を外部に任せる流れを強めている。

生活物資の 3PL は、その流れの受け皿になる。食品、医薬品、日用品は景気に左右されにくい。ドラッグストアは店舗数がなお増え、食品の取り扱いを広げているので、物流の需要も増える。

競合は、大手の総合物流や、ハマキョウレックス、丸和運輸機関のような 3PL 専業だ。地方では、荷主ごとに地元の物流会社が入り込んでおり、価格が競争の軸になる。

荷主側の力も強い。大手の小売は複数の物流会社を使い分け、契約更新のたびに料金の見直しを迫る。自社で物流センターを持つ動きも出ている。

物価の上昇は、人件費と家賃を押し上げる。料金に転嫁できる契約を持つ会社と、そうでない会社の差が広がる。

自動化は、人手の確保が難しい中で進む。投資を抱えられる会社は生産性を上げ、小さな会社は荷主を失う。10 年の間に、物流の再編が進むとみる。

その中で、生活物資に特化した地方発の 3PL は、荷主の近くで拠点を増やせる強みを持つ。

資本政策と M&A

資本政策の軸は、成長のための M&A と、配当の引き上げだ。

中期計画は、配当性向 30% を基本にし、株主資本配当率 5% を長期の目安に置いた。自己資本比率は 40% 超を保つ。実績の配当性向は 2025 年に 22% と低く、増配の余地がある。

M&A は、生活物資に強い物流会社、物流の技術会社、コンサルの 3 分野で探す。社長直轄の推進室を置いた。2026 年 7 月には関東と新潟で小さな運送会社を買った。

創業家の資産管理会社が株の約 5 割を持つとされる。浮動株は 4 割ほどで、上場廃止を伴う再編の可能性は残る。株主優待は確認できなかった。自社株買いの実績もない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ビーイングは、少ない資本で稼ぐ効率の高い物流会社だ。自己資本利益率は 17% で、営業利益率は 2018 年の 2.5% から 7% 近くまで上がった。拠点を借りて運営するので、売上が増えても投資は軽い。

生活物資は景気に左右されにくく、ドラッグストアの出店が物流の需要を押し上げる。クスリのアオキは東北や関東へ広げており、物流もそれに合わせて増える。中期計画は東北と中四国への進出を掲げる。

2024 年問題で運べる量が細り、荷主は物流を外に出すしかない。人手と拠点を確保した会社は、料金を物価並みに上げられる。

M&A の推進室も置いた。冷蔵冷凍の運送会社を買い足せば、運び手を内製化して利益率が上がる。

時価総額は利益の 9 倍に届かない。中期計画の営業利益 31 億円が実現すれば、今の値段は 7 倍台まで下がる。配当性向 30% への引き上げも、見直しの材料になる。

創業家が大株主で、意思決定が速いのも強みだ。

慎重な見方

顧客の偏りは見かけ以上に重い。クスリのアオキだけで売上の 36%、三菱食品と合わせて 47% になる。契約更新のたびに料金の見直しを迫られ、自社物流への切り替えがあれば、利益は一気に落ちる。

足元の利益も弱い。2026 年の中間期は増収でも営業利益が 16% 減った。東海の大型センターの立ち上げ費用が重く、利益率は回復していない。

人件費は物価を上回って上がる。荷主との契約が転嫁できる形かは、顧客の力次第だ。人手不足でセンターの稼働が落ちれば、荷主の信頼を失う。

創業家が株の約 5 割を持つので、少数株主は経営に口を出せない。M&A で買い足す事業は、のれんの回収に時間がかかる。

高い自己資本利益率は、借りた拠点の家賃が利益から引かれているからだ。新リース会計基準で賃借の約束が貸借対照表に載れば、資本の軽さは薄まって見える。

時価総額が低いのは、こうした弱さを市場が値引いている姿とも読める。

どちらに重みを置いたか

強気の言い分は、資本の軽さと、物流の外注化という追い風に支えられている。慎重な言い分は、顧客の偏りと足元の利益の弱さに支えられている。

顧客の偏りは構造的な弱さなので、悲観とやや悲観の確率を厚めにした。それでも、中立から楽観の価値が今の時価総額を大きく上回るので、強気がやや強いと判断した。

結論は、割安に寄る。ただし一部は顧客の偏りの割引が正当に効いている。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 1,394 円336 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 223 円54 億円)。 今の値に割り戻すと 781 円188 億円、今との差 +56.5%、 期待の年率 +12.5%(資本コスト 8.3%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 2,282 円550 億円 320 円77 億円 +421.4% +18.0% 260 円63 億円
やや楽観 22% 1,935 円466 億円 270 円65 億円 +341.8% +16.0% 485 円117 億円
中立 36% 1,631 円393 億円 249 円60 億円 +276.8% +14.2% 677 円163 億円
やや悲観 20% 660 円159 億円 174 円42 億円 +67.2% +5.3% 167 円40 億円
悲観 12% 175 円42 億円 62 円15 億円 −52.5% −7.2% 28 円7 億円
加重平均100% 1,394 円336 億円223 円54 億円 +224.1% +12.5% 1,617 円390 億円

今の株価時価総額 499 円120 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 10% 東北・中四国へ広がり、荷主の外注が進む 利益 33 億円 · PER 15.9 倍 · 株価時価総額 2,282 円550 億円

東北と中四国へ進出し、拠点は 115 に増える。クスリのアオキの出店に合わせた専用センターが続き、荷主の外注の流れも後押しする。

料金は人件費の上昇を転嫁でき、1 拠点あたり売上は物価を少し上回って伸びる。冷蔵冷凍の運び手を買い足し、内製化で利益率は 8% に上がる。

売上は 720 億円、営業利益は 54 億円、純利益は 33 億円。自己資本利益率は 13% を超え、配当性向は 3 割台を保つ。

中期計画の 450 億円を 7 年遅れで超える形で、物流の再編を主導する側に回る。

M&A で運び手を内製化し、荷主に提供できるサービスの幅も広がる。

  • 物流(3PL・物流センター運営):数量 115(拠点数(か所))× 価格 56,507(1 拠点あたりの年間売上(万円・名目))→ 売上 650 億円・営業利益 52 億円。拠点 115、1 拠点 1.36 倍(転嫁と付加価値)
  • その他(旅客・不動産・システム・保険・整備・燃料):数量 52.0(事業規模(今の値段で換算した売上・億円))× 価格 1.34(値段の指数(今 = 1.0))→ 売上 70 億円・営業利益 4 億円。規模 1.3 倍、価格 1.34 倍

倍率:事業の純利益 33 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 16.4% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.9 倍。全体の PER 15.91 倍、時価総額 525 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:拠点の拡大、料金転嫁、買収の成功が重なる姿。顧客の偏りの重さから、1 割に置いた。

やや楽観 22% 拠点が着実に増え、利益率は 7% 台を保つ 利益 28 億円 · PER 15.7 倍 · 株価時価総額 1,935 円466 億円

拠点は 105 に増える。立ち上げ費用の重い大型センターが軌道に乗り、利益率は 7% 台後半に戻る。

料金は物価に近く上がるが、一部の荷主には値下げを求められる。旅客などの周辺事業は小さく伸びる。

売上は 640 億円、営業利益は 46 億円、純利益は 28 億円。自己資本利益率は 12% 台。

顧客の偏りは変わらず、最大顧客との契約更新のたびに緊張が走る。それでも荷主の外注の流れが追い風になり、成長は途切れない。

生活物資の荷動きは安定しており、立ち上げ費用の山を越えたあとは利益が積み上がりやすい。

  • 物流(3PL・物流センター運営):数量 105(拠点数(か所))× 価格 55,260(1 拠点あたりの年間売上(万円・名目))→ 売上 580 億円・営業利益 44 億円。拠点 105、1 拠点 1.33 倍
  • その他(旅客・不動産・システム・保険・整備・燃料):数量 48.0(事業規模(今の値段で換算した売上・億円))× 価格 1.32(値段の指数(今 = 1.0))→ 売上 63 億円・営業利益 3 億円。規模 1.2 倍、価格 1.32 倍

倍率:事業の純利益 28 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.9% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.7 倍。全体の PER 15.73 倍、時価総額 437 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:足元の立ち上げ費用が一巡し、中期計画が遅れて実現する姿。

中立 36% 中立:外注化が追い風、荷主の力が利益率を抑える 利益 23 億円 · PER 15.5 倍 · 株価時価総額 1,631 円393 億円

拠点は 95 まで増える。東北と中四国の進出は、中期計画ほど速くは進まない。1 拠点あたりの売上は物価の 1.34 倍に届かない 1.30 倍で、料金の転嫁は荷主の力に抑えられる。

営業利益率は 6〜7% にとどまる。人件費と家賃の上昇を吸収しながら、過去の最高(7.4%)を超えない。

売上は 570 億円、営業利益は 38 億円、純利益は 23 億円。自己資本利益率は 11% 台。配当性向は 3 割で、残りの利益は積み上がる。

最大顧客との関係は続くが、売上に占める割合は新しい荷主の分だけ下がる。

  • 物流(3PL・物流センター運営):数量 95.0(拠点数(か所))× 価格 54,014(1 拠点あたりの年間売上(万円・名目))→ 売上 513 億円・営業利益 37 億円。拠点 95、1 拠点 1.30 倍。転嫁は荷主の力で物価に届かない
  • その他(旅客・不動産・システム・保険・整備・燃料):数量 44.0(事業規模(今の値段で換算した売上・億円))× 価格 1.30(値段の指数(今 = 1.0))→ 売上 57 億円・営業利益 3 億円。規模 1.1 倍、価格 1.30 倍

倍率:事業の純利益 23 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.1% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.5 倍。全体の PER 15.48 倍、時価総額 362 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:物流の外注化と顧客の偏りが打ち消しあう、最も起こりやすい形。最も厚く置いた。

やや悲観 20% 荷主の値下げ要求と人件費で、利益率が下がる 利益 14 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 660 円159 億円

荷主の値下げ要求と人手不足で、新しい拠点が増えない。拠点は 80 にとどまり、料金の上がり方は物価に届かない。

営業利益率は 5% 前後に下がる。立ち上げ費用の重い大型センターが、利益率を下げ続ける。旅客などの周辺事業は赤字に近づく。

売上は 450 億円、営業利益は 22 億円と今の水準を割る。純利益は 14 億円。

配当は維持するが、増配は止まる。買収も小さな案件にとどまり、自己資本の伸びは鈍る。

荷主との交渉力が弱いままでは、利益率の改善は期待しにくい。

人手の確保に賃金を上げても、料金に乗せきれない月が続く。センターの稼働率が落ちると、固定費の重さがそのまま利益を削る。

  • 物流(3PL・物流センター運営):数量 80.0(拠点数(か所))× 価格 50,690(1 拠点あたりの年間売上(万円・名目))→ 売上 406 億円・営業利益 22 億円。拠点 80、1 拠点 1.22 倍
  • その他(旅客・不動産・システム・保険・整備・燃料):数量 40.0(事業規模(今の値段で換算した売上・億円))× 価格 1.20(値段の指数(今 = 1.0))→ 売上 48 億円・営業利益 1 億円。規模 1.0 倍、価格 1.20 倍

倍率:ROE 7.7% が k 8.25% 以下なので PER は 1÷k=12.1 倍まで。利益の伸びが止まり、質も下がるので、上限の約 79% の 9.5 倍に置く。

確率:最大顧客が料金の見直しを強め、人件費を転嫁しきれない姿。顧客の偏りから 2 割に置いた。

悲観 12% 悲観:最大顧客が離れ、稼働が崩れる 利益 2 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 175 円42 億円

最大顧客が物流を自社に戻すか、他社へ移す。売上の 3 分の 1 が消え、専用センターの固定費だけが残る。拠点は 60 に減る。

残った荷主にも値下げを求められ、料金は物価に届かない。営業利益率は 1% 台に落ち、営業利益は 4 億円ほどになる。

借りた拠点の家賃が固定の約束として残り、減損が出る。配当は大きく減る。

再建には拠点の整理が要り、株主の取り分は、不動産や車両などの売れる資産と現金に近づく。

創業家は事業の縮小を受け入れ、株主への配当を絞って立て直しに回す。

新規の拠点開設は止まり、M&A で買った周辺事業も売却の対象になる。成長の物語は終わり、資産を整理する局面に入る。

  • 物流(3PL・物流センター運営):数量 60.0(拠点数(か所))× 価格 45,704(1 拠点あたりの年間売上(万円・名目))→ 売上 274 億円・営業利益 4 億円。拠点 60、1 拠点 1.10 倍
  • その他(旅客・不動産・システム・保険・整備・燃料):数量 36.0(事業規模(今の値段で換算した売上・億円))× 価格 1.15(値段の指数(今 = 1.0))→ 売上 41 億円・営業利益 1 億円。規模 0.9 倍、価格 1.15 倍

倍率:床の資産で値を付けた。稼ぐ力(2.4 億円 ÷ k)は 30 億円弱だが、現金と売れる不動産・車両から有利子負債を引いた 42 億円のほうが大きい。今の自己資本 81 億円に対する PBR は 0.52 倍。減損で自己資本は今の水準に戻るとみる。

確率:最大顧客が自社物流へ切り替えるか、料金を大きく引き下げる構造的な負け筋。上位 2 社が 47% を占めるので、1 割強に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

物流(3PL・物流センター運営)

荷主の倉庫運営、仕分け、輸送を一括して受ける。スーパー、ドラッグストア、卸向けの生活物資が中心。

数量拠点数(か所)価格1 拠点あたりの年間売上(万円・名目)売上営業利益
今 2025/12 71.0 41,549 295 22
10 年後 中立 95.0 54,014 513 37

取り方:拠点数は 2025 年 12 月末の 71 か所。報告セグメントが物流の 1 つだけで、「その他」の事業の売上を差し引いた 295 億円を物流の売上と推定した。価格は売上を拠点数で割った 1 拠点 4.15 億円で、小さな拠点も大きな専用センターも含む平均。利益は連結の営業利益 23.0 億円から、その他と本社費を除いた 22.0 億円の推定。

その他(旅客・不動産・システム・保険・整備・燃料)

M&A で積み上げた周辺事業。観光バス、タクシー、不動産、システム開発、保険代理、自動車整備、燃料の販売。

数量事業規模(今の値段で換算した売上・億円)価格値段の指数(今 = 1.0)売上営業利益
今 2025/12 40.0 1.00 40 2
10 年後 中立 44.0 1.30 57 3

取り方:報告セグメントに入らない小さな事業の合計で、売上は連結 335 億円から物流を引いた 40 億円と推定。利益は 1.8 億円程度の推定。個別の数量が開示されないため、今の売上を実質の規模、物価を価格の指数とした。

リスクと懸念

最大顧客の離脱・料金の引き下げ

クスリのアオキが売上の 35.5%、三菱食品グループが 11.7% で、上位 2 社が約 47%。自社物流への切り替えや他社への移管があれば、専用センターの固定費だけが残り、利益は一気に落ちる。

新拠点の立ち上げ費用と東海センターの不振

2026 年の中間期は増収でも営業利益が 15.6% 減った。東海の大型センターの収益改善に費用がかかり、利益率が戻らない。同じことが新しい拠点でも繰り返される恐れがある。

人手不足と人件費の上昇

物流は人件費が原価の大半。賃金が物価を上回って上がり、荷主が料金に転嫁させなければ、利益率は削られる。センターの稼働を支える人員が確保できないリスクもある。

賃借拠点の固定費と新リース会計基準

拠点の多くは借りており、家賃は解約しにくい固定の約束。2028 年 3 月期以降の新リース会計基準で貸借対照表に載ると、自己資本比率が下がり、資本の軽さが薄く見える。

M&A の失敗とのれん

買収は成長の手段で、推進室も置いた。冷蔵冷凍や関東の運送会社を買い足すが、のれんの回収に時間がかかる。旅客などの周辺事業も、本業との相乗効果が見えにくい。

創業家の持株が大きい

創業家の資産管理会社が株の約 5 割を持つとされる。少数株主の発言力は小さく、上場廃止を伴う再編が起きれば、価格は本質価値と別の話になる。

今後の分かれ目

クスリのアオキが物流の外部委託先を増やす、または自社化する
悲観の確率を上げる。売上の約 36% が揺らぐ。
東海の大型センターの利益率が戻り、営業利益率が 7% を回復する
足元の弱さが一過性と確かめられる。楽観側の確率を上げる。
東北・中四国に新しい専用センターが続けて開設される
拠点数の伸びが中立を上回る。楽観側の確率を上げる。
配当性向が 30% に引き上げられ、増配が続く
株主への還元が増える。値付けの見直しにつながる。
荷主から料金の引き下げ要求が相次ぐ
やや悲観の確率を上げる。利益率の天井が下がる。
創業家が株式の公開買付けや非上場化に動く
公開買付けの価格は本質価値と別の話になる。提示価格と 10 年の中立の価値の差を見て判断する。

見ておくもの

  • クスリのアオキ向け売上の割合と契約更新
  • 営業利益率(7% の回復)と東海センターの採算
  • 新規センターの開設数と拠点数
  • 配当性向と自己資本比率

倍率と資本コストの決め方

倍率は式から置いた。k 8.25%(quality +0.75)、g 4%、堀は普通。中立の ROE は 11.3% で k を上回るので PER の下限は 1÷k の 12.1 倍。顧客の偏りで 12.4 倍にした。今の株価や PER は見ていない。拠点の賃借は家賃を営業費用に入れた形で置き、新リース会計基準(2028 年 12 月期から)で数字の形が変わる点は、今の形にそろえて考えた。10 年で溜まる現金は build が自動で足す。株主優待は確認できず、還元には足していない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13→15.91 倍・やや楽観 PER 12.8→15.73 倍・中立 PER 12.4→15.48 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 SEMITEC6626 温度センサーのニッチ首位級で、時価総額の4割弱は現金。利益の質を割り引いても、今の値段は低い 本質価値との差 +101.7% · 10 年 割安(年 +13.9%) 割安 カンダホールディングス9059 トラックと国際物流で稼ぐ堅実な会社。純現金は時価総額の4分の1、大株主が議決権の3分の1を押さえる。10年で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 株式会社ゼロ9028 新車を運ぶキャリアカーの最大手級。日産依存と新車需要の細りを織り込んでも、純現金込みの今の値段には安全域がある 本質価値との差 +52.5% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 ロジネットジャパン9027 札幌通運を核に鉄道とトラックを組み合わせる中堅の物流会社。運び手不足で値上げは通るが、人件費に食われて利益率は伸びにくい 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 九州旅客鉄道9142 九州の人口減は重いが、運賃改定と駅の不動産が利益を押し上げる。利払い増(年約100億円)と資本コスト 8.0% を引くと、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +28.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 遠州トラック9057 東名の真ん中に拠点を構える堅実な物流会社だが、利益の伸びが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 ヒガシホールディングス9029 大手EC向け物流で稼ぎが倍増したが、1社への依存と過去最高の利益率が10年続く保証はない 本質価値との差 +27.2% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 山九9065 製鉄所の構内で根を張る機工事業は堅いが、薄利の物流が ROE を押さえる。期待リターンは資本コストを少し上回る程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 岡山県貨物運送9063 中国地方の路線便「オカケン」。帳簿の資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに遠く届かず、PBR0.3倍でも割安とは言えない 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東急9005 渋谷という再現できない土地と、まだ人口が増える沿線を持つ民鉄。ただ重い借金の利払い増と資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 京福電気鉄道9049 嵐電のイメージで売るが、稼ぎは京都と関西の賃貸が柱。親会社が 43% を握り、配当は薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ハマキョウレックス9037 3PL の堅実な増益は本物だが、ROE が 9% 前後へ薄まる成長に安全域はない。名目で測ると今の値段はやや割高から適正の境目 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 セイノーホールディングス9076 路線トラックの値上げは定着し利益も伸びるが、ROE が資本コストをわずかに超える程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 SGホールディングス9143 2024年問題で宅配の運賃が物価より速く上がり、ROE 10% が続く。ただし資本コスト 7.75% を超える幅は小さく、今の値段はやや割高 本質価値との差 +13.1% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鴻池運輸9025 請負の安定と堅い財務が強みだが、10 年後の ROE は資本コストにほぼ並ぶ。今の値段はおおむね妥当と筆者は見る 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アサガミ9311 大阪の倉庫・港湾物流と不動産賃貸。親会社が 5 割超を握り、還元は薄い。資産は厚いが、株主に届きにくい 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 AZ-COM丸和ホールディングス9090 アマゾン向けが売上の3分の1を占める薄利の成長株。成長は本物だが、顧客の偏りと薄い利益率を割り引くと今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) 適正 神姫バス9083 地方バスの黒字は万博が押し上げた山で、資本効率が資本コストに届かない以上、今の値段は少し高い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 日本ロジテム9060 首都圏の倉庫とトラックとアマゾンのセンターで稼ぐ中堅の物流会社。薄い利益と重い借金を、持っている土地が支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 丸全昭和運輸9068 化学品・危険物の倉庫と 3PL で同業の倍の利益率を稼ぐ物流会社。厚い自己資本が ROE を押さえ、10 年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 西日本鉄道9031 福岡の再開発と国際物流で利益は名目で伸びるが、借金は増え金利も上がる。ROE は資本コスト 8.0% に届かず、値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +7.1% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 東海旅客鉄道9022 東海道新幹線の独占は強い堀だが、リニアの負担と利払いの増加、資本コスト 7.0% を引くと、今の値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +5.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 京阪ホールディングス9045 京都と大阪を結ぶ沿線と不動産の含み益は本物だが、利益は万博と用地分譲で膨らんだピーク。利払いが増え、ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 南総通運9034 千葉の倉庫と運送の会社。倉庫が利益の半分強を稼ぐが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値はやや割高に出る。 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 北海道中央バス9085 時価総額の9割近い純現金を抱えるが、現金は株主に戻りにくく稼ぐ力も低いので、今の値段は高い 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 阪急阪神ホールディングス9042 梅田の再開発と運賃改定で利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いで ROE は資本コスト 7.5% に届かない。今の値段は 3 割弱のやや割高に出る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 SBSホールディングス2384 不動産の売却益が営業利益の 4 割を占め、本業の物流は薄利のまま。利益の質を割り引くと、買収で伸びても今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 日本石油輸送9074 現金と保有株は厚いが、リースと一社依存が重い。石油の細りと人件費が稼ぎを削る 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ヤマトホールディングス9064 宅急便の値上げは効くが稼ぐ力はまだ薄い。再建が中立どおり進んでも、資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、安全域はない 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 サカイ引越センター9039 引越は件数が頭打ちで、人の確保が利益を削る。純現金は厚いが、ROEが資本コストを上回れず、やや割高と見る 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 東武鉄道9001 スカイツリーとホテルが運輸の減益を補うが、借り換えの利払いと資本コスト 8.0% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 京王電鉄9008 新宿を軸に営業利益は物価並みに伸びるが、借り換えの利払いが純利益を押さえる。k 7.5% で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 相鉄ホールディングス9003 ホテルの万博特需と新横浜線の直通で利益は過去最高だが、借金が営業利益の 10 倍と重い。利払い増で ROE は資本コストに届かず、今の値段は 4 割弱ほど割高に出る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 株式会社NANKAI9044 空港線とインバウンドは強いが、重い借金と大型投資で資本コストに届かない。値段は 3 割ほど割高に出る 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 西日本旅客鉄道9021 山陽新幹線と近畿の独占に運賃改定とうめきたの床が乗るが、借入を増やす計画の利払いと資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東日本旅客鉄道9020 新幹線と首都圏の独占は強いが、4.9 兆円の借金の利払い増と資本コスト 7.5% を引くと、本質価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 京成電鉄9009 京成電鉄は成田空港の増強とオリエンタルランド持分が核だが、借金が膨らむ局面と資本コスト 7.75% を踏まえると、今の値付けは割高と見る 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 東京地下鉄(東京メトロ)9023 鉄道だけで稼ぐ日本最大級の地下鉄。国・都の保有株売却と新線建設が焦点で、資本コスト 7.25% を ROE が下回り、今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 センコン物流9051 宮城の倉庫が稼ぎ頭、売上の半分は埼玉のホンダ販売店。借入が時価総額に迫り、ROE は資本コストに届かないので、今の値段は高い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 近鉄グループホールディングス9041 営業利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いが利益を削り、株主の取り分は増えない。資本コスト 8.5% を踏まえると、今の値段は割高 本質価値との差 −35.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 大宝運輸9040 地場の堅い運送会社だが、薄い稼ぎに対して積み上がった資本が重く、今の値段は安全域に乏しい 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 山陽電気鉄道9052 姫路駅前の不動産が利益を支えるが、運賃は上限に達し、借り換えの利払いで ROE は資本コストを大きく下回る。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 第一交通産業9035 タクシーは赤字、稼ぎ頭は不動産。借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が細る 本質価値との差 −38.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 東部ネットワーク9036 横浜の飲料・セメント・産業ガスの運送会社。資産は厚いが、運送の稼ぎは細く、ROE 2% では帳簿の価値を株主に届けられない 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 神奈川中央交通9081 運賃は上がるが、運転士の賃金と借り換えの利払いが先に増え、ROE は資本コスト 9.0% に届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 新潟交通9017 新潟のバスと万代シテイを営む地域の顔。不動産が稼ぐが、重い借金の利払いが金利の上昇で利益を削る 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 センコーグループホールディングス9069 3PL と M&A で稼ぐ総合物流の大手。借金が重く利益率も薄いため、利益で測ると今の値段は割高に出る 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ニッコンホールディングス9072 ホンダ系の完成車輸送と倉庫・梱包で堅実に稼ぐが、利益に対して値段が先走り、10年で測っても大幅な割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 小田急電鉄9007 新宿西口の大型開発は実るが、借金の利息が利益を削る。資本コスト 8.25% を ROE が下回り、今の値段は 3 割半ば割高に出る 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 富士急行9010 富士山麓の鉄道とハイランドで過去最高益を稼ぐが、10 年後の利益に見合う値段は今の半分以下に出る 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 タカセ9087 アニメ商品の通販物流に活路を得た老舗の倉庫会社。利幅は細く、資本コストに届かないので値段は割高 本質価値との差 −45.3% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 秩父鉄道9012 石灰石の貨物と長瀞の観光で黒字に戻したが、更新投資と借金の利払いが利益を食い、株主に残る価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 福山通運9075 特積みの老舗。利益は戻り始めたが、資本効率が低く、10 年の積み上げでは今の値段は大きく割高 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 広島電鉄9033 電車とバスは補助金を足してやっと収支が合い、利益を支えるのは広島の不動産。借り換えで利払いが3倍に増え、ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 名古屋鉄道9048 名駅の再開発が止まり、運送は赤字、借金は重い。利益は名目で戻っても、金利が資本コストへの到達を阻む。今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 京浜急行電鉄9006 品川・高輪の再開発で名目の利益は伸びるが、重い借金と投資負担で ROE は資本コスト 8.25% に届かない。値段は織り込み過ぎと見る 本質価値との差 −51.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 NIPPON EXPRESSホールディングス9147 国内の運賃上げは追い風だが、海外フォワーディングの薄い利益率では ROE は資本コスト 8.5% を下回る。名目で測り直しても今の値段は割高 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 西武ホールディングス9024 運営だけの稼ぐ力は資本コスト 8.5% に届かず、資産を売る経営に移っても、今の値段は 7 割近い割高に出る 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 京極運輸商事9073 ENEOS が 35% を持つタンクローリーとドラム缶の会社。石油の量は細り、利益率は 2% に届かない 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 神戸電鉄9046 借金が EBITDA の 11 倍と重く、借り換えで利払いが倍に膨らむ。運賃改定で営業利益が増えても株主に残る利益は細り、計算では大きな割高になる 本質価値との差 −65.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 大和自動車交通9082 都内の土地と銀座の再開発は魅力だが、タクシーの稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は資産の期待を先取りしている 本質価値との差 −69.9% · 10 年 割高(年 −3.7%)

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読んだ資料

  1. ビーイングホールディングス 中期経営計画 2028(物流ニュース)
  2. ビーイングホールディングス 2026 年 12 月期 第 2 四半期決算短信
  3. ビーイングホールディングス M&A(スガヤトランス子会社化)

分析日 2026-10-20