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AI 銘柄分析 · 陸運業 · 試作

ロジネットジャパン 9027

札幌通運を核に鉄道とトラックを組み合わせる中堅の物流会社。運び手不足で値上げは通るが、人件費に食われて利益率は伸びにくい

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,754 円332 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,350 円255 億円差 +29.9%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,754 円332 億円 · 差 +29.9% · 期待の年率 +9.2%
期待の年率リターン(10 年)+9.2%資本コスト比 +1.9 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ロジネットジャパンは、札幌通運を中心に、鉄道のコンテナとトラックで企業の荷物を運ぶ物流の持株会社だ。筆者の結論は「ほぼ適正」だ。ROE が資本コストを上回り、利益の 4 割強を株主に返す点は評価できるが、運賃の値上げは人件費に食われ、利益率は伸びにくい。

強みは、北海道で長く築いた鉄道コンテナの網と、本州の大口の荷主との取引だ。トラックの運転手が減るなか、長い距離を鉄道で運べる会社の価値は上がっている。2024 年 4 月から運転手の残業に上限ができ、運賃の値上げは通りやすくなった。

ただ、値上げの分は運転手の賃金と外注の運賃にも消える。過去 12 年、営業利益率は 5% 台が天井だった。荷主の物流の予算は限られ、利益率がここから大きく上がるとは考えにくい。

10 年後の営業利益は 50 億円台とみる。ROE は 9% 前後に落ち着き、資本コストをわずかに上回る程度だ。配当と自社株買いで利益の 4 割強を返す姿勢は評価できる。株式を 4 分割したのも、株主を大事にする表れだ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、ロジネットジャパンは「地味だが、資本を大事に扱う会社」だ。

事業に強い堀はない。トラック輸送は値段で争う仕事で、利益率は 5% 前後にとどまる。それでも、北海道の鉄道コンテナの網と、大口の荷主との長い取引は、10 年後も残る資産だ。

評価できるのは資本の使い方だ。ROE は 10 年以上、資本コストを上回ってきた。利益をため込まず、配当と自社株買いで返してきた。株式の分割で株主の層を広げる配慮もある。

気になるのは、利益の天井が低いことだ。運賃の値上げが通っても、賃金と外注費に消える。オーナー利益、つまりトラックと倉庫の更新の投資を引いた利益は、純利益より少し小さい。

筆者は、払う値段に見合う事業だが、安全域は大きくないと見る。持ち続けるなら、利益率と還元の両方を毎年確かめたい。

何で稼ぐ会社か

ロジネットジャパンは 2005 年に札幌通運と中央通運が経営を統合してできた持株会社で、売上は約 780 億円。セグメントは地区別に、北海道、東日本、西日本の 3 つに分かれる。

北海道は売上 221 億円で、札幌通運が道内の鉄道コンテナの集配と、トラックの輸送、倉庫を担う。北海道の物流は本州との間を鉄道と船で結ぶため、鉄道コンテナの取扱いは道内の物流の骨格だ。

東日本は売上 320 億円で、全社の営業利益の約 6 割を稼ぐ最も大きな柱だ。中央通運などが首都圏の大口の荷主の輸送と倉庫を受け持つ。西日本は売上 202 億円で、2026 年 3 月期は新しい荷主の獲得で 9% 伸びた。

稼ぎ方は、荷主から運賃と保管料を受け取り、自社のトラックと協力会社の車両、鉄道を組み合わせて運ぶことだ。自社の車両で運べない分は外注するため、外注の運賃の値上がりが利益を圧迫する。

中期経営計画(2025〜2027 年度)では、路線便を他社と共同で回す LNJEX、独自の輸送商品、国際物流、EC 物流を伸ばす方針を掲げる。

優良さと弱いところ

優良さは中位だ。トラック輸送そのものは参入が容易で、値段は荷主が強い。ただし、鉄道コンテナを使う通運の仕事は、駅の近くの集配の拠点と鉄道会社との関係が要り、新しい会社がすぐには入れない。北海道ではこの網が強みになっている。

大口の荷主との長い取引も強みだ。荷主の工場や店の物流に組み込まれ、物流の会社を変えるには手間がかかる。直近の増益も、大口の荷主の数量増が支えた。

弱いのは、利益率の低さと、荷主への依存だ。営業利益率は 5% 前後で、過去 12 年の山は 5.3%。運転手の賃金と外注の運賃が上がれば、すぐに削られる。大口の荷主の取扱いが減れば、利益は大きく動く。

資本効率は良い。ROE は過去 10 年の中央値で 14% 台、直近も 12% 台ある。借金は営業利益の 1.3 倍ほどで重くなく、自社株買いで株主に資本を返してきた。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の物流は、荷物の量は実質で横ばいから微減、運ぶ人は減る業界だ。2024 年 4 月から運転手の残業に年 960 時間の上限ができ、運転手の不足は 2025 年度に約 21 万人に達した。国は「標準的な運賃」を引き上げ、荷待ちや荷役の料金も取りやすくした。

その結果、運賃は物価を上回って上がりやすい局面にある。運ぶ力を持つ会社の交渉力は強まった。一方で、運転手の賃金も同じように上がり、協力会社に払う外注の運賃も上がる。値上げの多くは費用の上昇に消える。

鉄道へのモーダルシフト、つまりトラックから鉄道や船に荷物を移す動きは、運転手の不足で追い風を受ける。国も鉄道コンテナの利用を後押しする。通運を本業とするロジネットジャパンには有利な流れだ。ただ、JR 貨物の輸送力には限りがあり、災害で線路が止まる危うさもある。

業界は再編が進む。大手の物流会社は中堅の会社を買い、荷主の物流子会社も売りに出る。北海道では人口の減少で荷物の量そのものが細り、道内だけでは成長しにくい。本州の荷主をどれだけ取り込めるかが、10 年の分かれ目になる。

資本政策と M&A

還元は配当と自社株買いの両方を使う。2026 年 3 月期の配当は増配で、配当性向は 3 割弱。そのうえで 2024 年に 2 度、2025 年 8 月には立会外で 46 万株を買い、消却した。2026 年に 1 株を 4 株に分割し、個人が買いやすくした。

親会社はなく、筆頭株主の北海道マツダ販売でも 7% ほどだ。会社の規模が小さく、大手の物流会社にとって北海道の網と本州の荷主は魅力になりうる。TOB の対象になる可能性は、小さいが無いとは言えない。

買収は自らも小さく続けてきたが、大型の買収で資本を傷めた例はない。純負債は 49 億円で、借り換えで利払いは少し増えるが、財務の余力はある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

運転手の不足は、運ぶ力を持つ会社に有利に働く。2024 年問題で運賃の値上げは通りやすくなり、荷主も物流の会社を選ぶ立場から、選ばれる立場に変わった。ロジネットジャパンは、まさにその運ぶ力を持っている。

鉄道コンテナの通運は、長い距離を少ない運転手で運べる。国はモーダルシフトを後押しし、北海道と本州を結ぶ物流で札幌通運の網は欠かせない。

実績もある。2027 年 3 月期の第 1 四半期は、大口の荷主の数量増と新規の獲得で営業利益が 16% 伸びた。西日本は 2026 年 3 月期に 9% の増収だった。LNJEX で路線便を共同化すれば、トラック 1 台あたりの積載も上がる。

ROE は 12% あり、配当と自社株買いで資本を返してきた。株式の分割で個人の株主も増える。利益率が過去の山を超えれば、価値は今の値段を大きく上回る。

業界の再編も追い風だ。中堅の物流会社が減れば、残った会社の交渉力はさらに強まる。北海道の網と本州の荷主は、大手にとっても魅力のある資産だ。

慎重な見方

運賃が上がっても、運転手の賃金と外注の運賃はそれ以上に上がる。協力会社に頼る輸送の比率が高い会社ほど、値上げの果実は外に逃げる。過去 12 年、営業利益率は 5.3% を超えたことがない。

北海道は人口の減少で荷物が細る。札幌通運の網は強いが、運ぶ荷物そのものが減れば稼ぎは増えない。2026 年 3 月期も、北海道の営業利益は 15% 減った。

大口の荷主への依存も危うい。直近の増益は大口の荷主の数量増が支えた。その荷主が物流を内製するか、大手の物流会社に切り替えれば、利益は一気に落ちる。

純利益は 2026 年 3 月期に 22% 増えたが、政策保有株の売却益などが押し上げた分で、営業利益は 1% 増にすぎない。本業の伸びは鈍い。2010 年代前半には赤字の期もあった。

鉄道コンテナも万能ではない。JR 貨物の輸送力には限りがあり、災害で線路が止まれば代わりのトラックの費用がかさむ。モーダルシフトの追い風は、思うほど利益には届かない。

どちらに重みを置いたか

どちらにも理があるが、慎重な見方の「値上げは費用に消える」という指摘は、過去 12 年の利益率の天井という事実に裏づけられている。一方で、ROE と還元の実績は確かだ。

確率は中立を 4 割弱とし、楽観側を 3 割、悲観側を 3 割強とほぼ釣り合わせた。北海道の細りを踏まえ、悲観側をわずかに厚くした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,571 円486 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 677 円128 億円)。 今の値に割り戻すと 1,754 円332 億円、今との差 +29.9%、 期待の年率 +9.2%(資本コスト 7.2%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 4,172 円789 億円 851 円161 億円 +272.1% +14.0% 402 円76 億円
やや楽観 22% 3,528 円667 億円 777 円147 億円 +218.9% +12.3% 947 円179 億円
中立 38% 2,985 円564 億円 703 円133 億円 +173.2% +10.6% 1,402 円265 億円
やや悲観 21% 1,361 円257 億円 582 円110 億円 +43.9% +3.7% 408 円77 億円
悲観 11% 375 円71 億円 439 円83 億円 −39.7% −4.9% 90 円17 億円
加重平均100% 2,571 円486 億円677 円128 億円 +140.6% +9.2% 3,248 円614 億円

今の株価時価総額 1,350 円255 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 8% 運び手不足を追い風に、値上げと共同化が実る 利益 47 億円 · PER 16.9 倍 · 株価時価総額 4,172 円789 億円

トラックの運転手は 10 年で一段と減り、運ぶ力を持つ会社に荷物が集まる。ロジネットジャパンは、鉄道のコンテナとトラックを組み合わせる通運の強みを生かし、長い距離の荷物を鉄道に移して運転手の不足をかわす。運賃は物価を上回って 1.42 倍になる。

共同で路線便を回す LNJEX が軌道に乗り、1 台あたりの積載が上がる。西日本は新しい大口の荷主を取り込み、取扱量は 1.25 倍に増える。EC 物流と国際物流も小さな柱に育つ。

全社の営業利益は 70 億円台に乗り、利益率は 5.7% と過去の山を超える。北海道は人口減で荷物が細るが、本州の伸びで補える。還元は配当と自社株買いを合わせて利益の 4 割強を続ける。

  • 北海道:数量 2,206(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 313 億円・営業利益 13 億円。数量 2206.0 × 価格 0.142、営業利益率 4.2%
  • 東日本:数量 3,585(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 509 億円・営業利益 35 億円。数量 3585.12 × 価格 0.142、営業利益率 6.8%
  • 西日本:数量 2,523(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 358 億円・営業利益 16 億円。数量 2522.5 × 価格 0.142、営業利益率 4.5%
  • その他・調整:数量 414(取扱量に換算(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 59 億円・営業利益 7 億円。数量 413.6 × 価格 0.142、営業利益率 11.0%

倍率:事業の純利益 47 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.1% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.2%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.9 倍。全体の PER 16.89 倍、時価総額 789 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2024 年問題で運賃の値上げが通りやすくなった流れが 10 年続く筋書き。全社の営業利益率が過去の山(5.3%)を超えるため、確率は 8% にとどめた。

やや楽観 22% 本州で荷物を増やし、北海道の細りを補う 利益 40 億円 · PER 16.3 倍 · 株価時価総額 3,528 円667 億円

本州の荷主の仕事が着実に増え、東日本は 1.08 倍、西日本は 1.18 倍に取扱量が伸びる。北海道は人口の減少で 4% 細るが、札幌通運の鉄道コンテナの網は道内の物流に欠かせず、仕事は残る。

運賃は人件費の上昇に合わせて物価を少し上回り、1.39 倍になる。燃料や資材の値上がりも、時間差はあっても価格に転嫁できる。

全社の営業利益は 60 億円を超え、利益率は 5% 台前半で過去の山に並ぶ。西日本の新しい荷主は、倉庫と輸送を一括で任せる契約で、簡単には離れない。借金は増やさず、配当と自社株買いを続ける。ROE は 10% 前後を保ち、資本コストを上回り続ける。

  • 北海道:数量 2,118(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 294 億円・営業利益 11 億円。数量 2117.76 × 価格 0.139、営業利益率 3.8%
  • 東日本:数量 3,457(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 481 億円・営業利益 30 億円。数量 3457.08 × 価格 0.139、営業利益率 6.3%
  • 西日本:数量 2,381(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 331 億円・営業利益 13 億円。数量 2381.24 × 価格 0.139、営業利益率 4.0%
  • その他・調整:数量 395(取扱量に換算(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 55 億円・営業利益 6 億円。数量 394.8 × 価格 0.139、営業利益率 11.0%

倍率:事業の純利益 40 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.3% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.8%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.3 倍。全体の PER 16.33 倍、時価総額 656 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:直近は大口の荷主の数量増と新規の獲得で、2027 年 3 月期の第 1 四半期は営業利益が 16% 伸びた。この勢いが緩やかに続く筋書きとして 2 割強を置いた。

中立 38% 運賃は物価並み、荷物は横ばい 利益 34 億円 · PER 15.8 倍 · 株価時価総額 2,985 円564 億円

10 年後のロジネットジャパンは、北海道と本州で荷物を運ぶ中堅の物流会社のまま残る。北海道は人口の減少で荷物が 8% 減るが、東日本は横ばい、西日本は新しい荷主の分だけ 1 割増える。

運賃は人件費に合わせて上がり、10 年で 1.36 倍。運転手の不足で運ぶ力が限られる分、物価を少し上回る値上げが通る。ただし人件費と燃料も同じだけ上がり、利益率は 4.9% 前後と今とほぼ同じだ。

全社の営業利益は 50 億円台になる。会社が中計で掲げる経常利益 40 億円の先にある水準だ。借り換えで利払いは少し増えるが、借金は重くない。還元は配当と自社株買いで利益の 4 割強を続け、ROE は 9% 前後に落ち着く。

  • 北海道:数量 2,030(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 276 億円・営業利益 9 億円。数量 2029.52 × 価格 0.136、営業利益率 3.4%
  • 東日本:数量 3,297(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 448 億円・営業利益 26 億円。数量 3297.03 × 価格 0.136、営業利益率 5.8%
  • 西日本:数量 2,220(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 302 億円・営業利益 11 億円。数量 2219.8 × 価格 0.136、営業利益率 3.5%
  • その他・調整:数量 376(取扱量に換算(万トン、推定))× 価格 0.14(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 51 億円・営業利益 6 億円。数量 376.0 × 価格 0.136、営業利益率 11.0%

倍率:事業の純利益 34 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.5% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.8 倍。全体の PER 15.79 倍、時価総額 538 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の貨物の量は実質で横ばい、運賃は人件費の上昇に合わせて物価をわずかに上回るという、業界の見通しの真ん中。会社の 2027 年 3 月期の予想(営業利益 38 億円)の延長から大きく外さない。

やや悲観 21% 人件費に運賃が追いつかない 利益 24 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 1,361 円257 億円

運転手の不足は運賃を押し上げるより先に、賃金と外注費を押し上げる。大口の荷主は値上げを渋り、運賃は物価に届かない 1.30 倍にとどまる。

北海道は人口の減少と荷主の道外への移転で 15% 縮む。東日本も取扱量が 5% 減り、西日本の伸びは止まる。全社の営業利益率は 3.5% 前後まで下がる。

利益は今とほぼ同じ水準で 10 年が過ぎ、物価を差し引けば実質で目減りする。還元は利益に合わせて細る。借り換えで利払いがじわりと増え、資本の効率は資本コストを下回る。経営は自社株買いを止め、配当だけを細く続ける。

  • 北海道:数量 1,875(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.13(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 244 億円・営業利益 6 億円。数量 1875.1 × 価格 0.13、営業利益率 2.6%
  • 東日本:数量 3,041(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.13(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 395 億円・営業利益 19 億円。数量 3040.95 × 価格 0.13、営業利益率 4.8%
  • 西日本:数量 2,018(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.13(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 262 億円・営業利益 7 億円。数量 2018.0 × 価格 0.13、営業利益率 2.6%
  • その他・調整:数量 357(取扱量に換算(万トン、推定))× 価格 0.13(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 46 億円・営業利益 5 億円。数量 357.2 × 価格 0.13、営業利益率 10.0%

倍率:ROE 6.7% が k 7.25% を下回るため PER の上限は 1÷k の 12.5 倍。人件費に押されて縮む利益なので、その 72% の 9.0 倍とした。

確率:運転手の賃金と燃料が運賃より速く上がり、荷主が値上げを渋る形。2015 年 3 月期のように利益率が大きく沈んだ実績があるので、2 割強を置いた。

悲観 11% 大口の荷主を失い、運び手も集まらない 利益 12 億円 · PER 6.0 倍 · 株価時価総額 375 円71 億円

売上の大きな部分を占める大口の荷主が、物流を自社に取り込むか、大手の物流会社に切り替える。東日本と西日本の取扱量は 1〜2 割減り、北海道は 4 分の 1 細る。

運転手は集まらず、外注の運賃は上がり続ける。運賃の値上げは物価にも届かず、営業利益率は 2% を割る。2010 年代前半の低い利益率に戻る形だ。

利益は今の半分以下になり、借り換えの利払いも重くなる。還元は大きく減り、トラックと倉庫の更新も先送りされる。会社は残るが、資本コストを超える稼ぎはもう生まない。株主に残るのは、細った利益と、更新の投資に追われる設備だ。

  • 北海道:数量 1,655(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.13(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 207 億円・営業利益 3 億円。数量 1654.5 × 価格 0.125、営業利益率 1.2%
  • 東日本:数量 2,721(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.13(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 340 億円・営業利益 10 億円。数量 2720.85 × 価格 0.125、営業利益率 3.0%
  • 西日本:数量 1,816(取扱量(万トン、推定))× 価格 0.13(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 227 億円・営業利益 2 億円。数量 1816.2 × 価格 0.125、営業利益率 1.0%
  • その他・調整:数量 338(取扱量に換算(万トン、推定))× 価格 0.13(1 万トンあたりの売上(億円、名目))→ 売上 42 億円・営業利益 3 億円。数量 338.4 × 価格 0.125、営業利益率 8.0%

倍率:ROE 3.6% は k 7.25% を大きく下回り、PER の上限は 1÷k の 12.5 倍。構造的に縮む利益で、純負債も残るため、その半分以下の 6.0 倍とした。

確率:大口の荷主の物流の内製化や、大手の物流会社への乗り換えで取扱量が大きく減る構造的な負け筋。2010〜2015 年に赤字の期があった実績から 1 割強とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

北海道

札幌通運による道内の鉄道コンテナの集配、トラック輸送、倉庫。

数量取扱量(万トン、推定)価格1 万トンあたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 2,206 0.10 221 7
10 年後 中立 2,030 0.14 276 9

取り方:取扱量は開示が無く、売上 220.6 億円を 1 トンあたり 1 万円の運賃で割った推定(約 2,200 万トン)。営業利益は開示値。数量は道内の人口減で中立 0.92 倍、運賃は運転手の不足で物価を少し上回る 1.36 倍。

東日本

中央通運などによる首都圏・東日本の大口の荷主の輸送と倉庫。

数量取扱量(万トン、推定)価格1 万トンあたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 3,201 0.10 320 19
10 年後 中立 3,297 0.14 448 26

取り方:取扱量は開示が無く、売上 320.1 億円を 1 トンあたり 1 万円で割った推定。営業利益は開示値。数量は首都圏の貨物が横ばいで中立 1.03 倍。

西日本

関西・中部以西の荷主の輸送と倉庫。新しい大口の荷主を取り込み伸びている。

数量取扱量(万トン、推定)価格1 万トンあたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 2,018 0.10 202 6
10 年後 中立 2,220 0.14 302 11

取り方:取扱量は開示が無く、売上 201.8 億円を 1 トンあたり 1 万円で割った推定。営業利益は開示値。新しい荷主の獲得で数量は中立 1.10 倍。

その他・調整

地区に入らない売上(物品の販売・不動産の賃貸など)と、セグメントの合計と全社の差。

数量取扱量に換算(万トン、推定)価格1 万トンあたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 376 0.10 38 4
10 年後 中立 376 0.14 51 6

取り方:全社の売上 780.1 億円から 3 地区の合計 742.5 億円を引いた 37.6 億円と、営業利益の差 4.3 億円。中身の開示は無く、地区と同じ単価で換算した。

リスクと懸念

人件費と外注費の上昇

運転手の不足で賃金と協力会社の運賃が上がり続ける。運賃の値上げがそれに追いつかなければ、5% 前後の利益率はすぐに削られる。過去 12 年、営業利益率は 5.3% を超えていない。

大口の荷主への依存

直近の増益は大口の荷主の数量増が支えた。荷主が物流を内製するか、大手の物流会社に切り替えれば、取扱量と利益が一気に落ちる。

北海道の人口減

道内の荷物は人口の減少とともに細る。2026 年 3 月期も北海道の営業利益は 15% 減った。本州で補えなければ全社の伸びは止まる。

鉄道の輸送力と災害

鉄道コンテナは JR 貨物の輸送力に頼る。大雨や地震で線路が長く止まれば、北海道と本州を結ぶ物流が滞り、代わりの輸送の費用がかさむ。

借り換えの利払いと設備の更新

純負債は約 49 億円で、借り換えのたびに金利が上がる。トラックと倉庫の更新の費用も建築費の上昇で膨らみ、現金が細る。

買収されるか、買うか

規模が小さく、大手の物流会社の買収の対象になりうる。逆に自ら大きな買収に動けば、資本を傷めるおそれもある。

今後の分かれ目

営業利益率が 5.5% を超えて定着する
値上げが費用を上回る形になったとみて、やや楽観に寄る。
大口の荷主の取扱いが減る
悲観の筋書きに近づき、評価を下げる。
北海道の営業利益が 3 期続けて減る
道内の細りが速いとみて、やや悲観を厚くする。
大手の物流会社が TOB を仕掛ける
北海道の網と荷主に値段が付き、株主には上振れになる。
自社株買いを続ける
資本の効率が保たれ、ROE は資本コストを上回り続ける。

見ておくもの

  • 3 地区の営業利益率
  • 大口の荷主の取扱量
  • 運転手の数と外注の比率
  • 鉄道コンテナの取扱量
  • 自社株買いと配当性向

倍率と資本コストの決め方

倍率は k 7.25%(基本 7.5% + quality 0.5%)と各筋書きの ROE から正当化 PER を出し、中立は 1÷k の 12.5 倍とした(式の 95%。ROE が k をわずかに上回る会社の下限)。今の PER や PBR は見ていない。株数は 1:4 の分割の後の数に直し、今の時価総額は約 261 億円で比べた。2028/03 期から新リース会計基準で倉庫の賃借が負債に載るが、10 年後の数字は今の形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13→16.89 倍・やや楽観 PER 12.6→16.33 倍・中立 PER 12.5→15.79 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% + quality 0.5%。地方の物流で 1 社への依存が強いヒガシ HD(+1.25%)より、荷主が分散し鉄道の網を持つ分だけ低く、SBS HD(+0.5%)と同じに置いた。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.25%。

同じ業種(陸運業)の AI 分析

割安 SEMITEC6626 温度センサーのニッチ首位級で、時価総額の4割弱は現金。利益の質を割り引いても、今の値段は低い 本質価値との差 +101.7% · 10 年 割安(年 +13.9%) 割安 カンダホールディングス9059 トラックと国際物流で稼ぐ堅実な会社。純現金は時価総額の4分の1、大株主が議決権の3分の1を押さえる。10年で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 ビーイングホールディングス9145 北陸発の生活物資専門 3PL。自己資本利益率は高いが顧客が偏る。それでも今の値段は割安とみる 本質価値との差 +56.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 株式会社ゼロ9028 新車を運ぶキャリアカーの最大手級。日産依存と新車需要の細りを織り込んでも、純現金込みの今の値段には安全域がある 本質価値との差 +52.5% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 九州旅客鉄道9142 九州の人口減は重いが、運賃改定と駅の不動産が利益を押し上げる。利払い増(年約100億円)と資本コスト 8.0% を引くと、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +28.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 遠州トラック9057 東名の真ん中に拠点を構える堅実な物流会社だが、利益の伸びが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 ヒガシホールディングス9029 大手EC向け物流で稼ぎが倍増したが、1社への依存と過去最高の利益率が10年続く保証はない 本質価値との差 +27.2% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 山九9065 製鉄所の構内で根を張る機工事業は堅いが、薄利の物流が ROE を押さえる。期待リターンは資本コストを少し上回る程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 岡山県貨物運送9063 中国地方の路線便「オカケン」。帳簿の資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに遠く届かず、PBR0.3倍でも割安とは言えない 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東急9005 渋谷という再現できない土地と、まだ人口が増える沿線を持つ民鉄。ただ重い借金の利払い増と資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 京福電気鉄道9049 嵐電のイメージで売るが、稼ぎは京都と関西の賃貸が柱。親会社が 43% を握り、配当は薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ハマキョウレックス9037 3PL の堅実な増益は本物だが、ROE が 9% 前後へ薄まる成長に安全域はない。名目で測ると今の値段はやや割高から適正の境目 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 セイノーホールディングス9076 路線トラックの値上げは定着し利益も伸びるが、ROE が資本コストをわずかに超える程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 SGホールディングス9143 2024年問題で宅配の運賃が物価より速く上がり、ROE 10% が続く。ただし資本コスト 7.75% を超える幅は小さく、今の値段はやや割高 本質価値との差 +13.1% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鴻池運輸9025 請負の安定と堅い財務が強みだが、10 年後の ROE は資本コストにほぼ並ぶ。今の値段はおおむね妥当と筆者は見る 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アサガミ9311 大阪の倉庫・港湾物流と不動産賃貸。親会社が 5 割超を握り、還元は薄い。資産は厚いが、株主に届きにくい 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 AZ-COM丸和ホールディングス9090 アマゾン向けが売上の3分の1を占める薄利の成長株。成長は本物だが、顧客の偏りと薄い利益率を割り引くと今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) 適正 神姫バス9083 地方バスの黒字は万博が押し上げた山で、資本効率が資本コストに届かない以上、今の値段は少し高い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 日本ロジテム9060 首都圏の倉庫とトラックとアマゾンのセンターで稼ぐ中堅の物流会社。薄い利益と重い借金を、持っている土地が支える。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 丸全昭和運輸9068 化学品・危険物の倉庫と 3PL で同業の倍の利益率を稼ぐ物流会社。厚い自己資本が ROE を押さえ、10 年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 西日本鉄道9031 福岡の再開発と国際物流で利益は名目で伸びるが、借金は増え金利も上がる。ROE は資本コスト 8.0% に届かず、値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +7.1% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 東海旅客鉄道9022 東海道新幹線の独占は強い堀だが、リニアの負担と利払いの増加、資本コスト 7.0% を引くと、今の値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +5.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 京阪ホールディングス9045 京都と大阪を結ぶ沿線と不動産の含み益は本物だが、利益は万博と用地分譲で膨らんだピーク。利払いが増え、ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 南総通運9034 千葉の倉庫と運送の会社。倉庫が利益の半分強を稼ぐが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値はやや割高に出る。 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 北海道中央バス9085 時価総額の9割近い純現金を抱えるが、現金は株主に戻りにくく稼ぐ力も低いので、今の値段は高い 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 阪急阪神ホールディングス9042 梅田の再開発と運賃改定で利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いで ROE は資本コスト 7.5% に届かない。今の値段は 3 割弱のやや割高に出る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 SBSホールディングス2384 不動産の売却益が営業利益の 4 割を占め、本業の物流は薄利のまま。利益の質を割り引くと、買収で伸びても今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 日本石油輸送9074 現金と保有株は厚いが、リースと一社依存が重い。石油の細りと人件費が稼ぎを削る 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ヤマトホールディングス9064 宅急便の値上げは効くが稼ぐ力はまだ薄い。再建が中立どおり進んでも、資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、安全域はない 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 サカイ引越センター9039 引越は件数が頭打ちで、人の確保が利益を削る。純現金は厚いが、ROEが資本コストを上回れず、やや割高と見る 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 東武鉄道9001 スカイツリーとホテルが運輸の減益を補うが、借り換えの利払いと資本コスト 8.0% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 京王電鉄9008 新宿を軸に営業利益は物価並みに伸びるが、借り換えの利払いが純利益を押さえる。k 7.5% で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 相鉄ホールディングス9003 ホテルの万博特需と新横浜線の直通で利益は過去最高だが、借金が営業利益の 10 倍と重い。利払い増で ROE は資本コストに届かず、今の値段は 4 割弱ほど割高に出る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 株式会社NANKAI9044 空港線とインバウンドは強いが、重い借金と大型投資で資本コストに届かない。値段は 3 割ほど割高に出る 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 西日本旅客鉄道9021 山陽新幹線と近畿の独占に運賃改定とうめきたの床が乗るが、借入を増やす計画の利払いと資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東日本旅客鉄道9020 新幹線と首都圏の独占は強いが、4.9 兆円の借金の利払い増と資本コスト 7.5% を引くと、本質価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 京成電鉄9009 京成電鉄は成田空港の増強とオリエンタルランド持分が核だが、借金が膨らむ局面と資本コスト 7.75% を踏まえると、今の値付けは割高と見る 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 東京地下鉄(東京メトロ)9023 鉄道だけで稼ぐ日本最大級の地下鉄。国・都の保有株売却と新線建設が焦点で、資本コスト 7.25% を ROE が下回り、今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 センコン物流9051 宮城の倉庫が稼ぎ頭、売上の半分は埼玉のホンダ販売店。借入が時価総額に迫り、ROE は資本コストに届かないので、今の値段は高い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 近鉄グループホールディングス9041 営業利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いが利益を削り、株主の取り分は増えない。資本コスト 8.5% を踏まえると、今の値段は割高 本質価値との差 −35.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 大宝運輸9040 地場の堅い運送会社だが、薄い稼ぎに対して積み上がった資本が重く、今の値段は安全域に乏しい 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 山陽電気鉄道9052 姫路駅前の不動産が利益を支えるが、運賃は上限に達し、借り換えの利払いで ROE は資本コストを大きく下回る。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 第一交通産業9035 タクシーは赤字、稼ぎ頭は不動産。借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が細る 本質価値との差 −38.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 東部ネットワーク9036 横浜の飲料・セメント・産業ガスの運送会社。資産は厚いが、運送の稼ぎは細く、ROE 2% では帳簿の価値を株主に届けられない 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 神奈川中央交通9081 運賃は上がるが、運転士の賃金と借り換えの利払いが先に増え、ROE は資本コスト 9.0% に届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 新潟交通9017 新潟のバスと万代シテイを営む地域の顔。不動産が稼ぐが、重い借金の利払いが金利の上昇で利益を削る 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 センコーグループホールディングス9069 3PL と M&A で稼ぐ総合物流の大手。借金が重く利益率も薄いため、利益で測ると今の値段は割高に出る 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ニッコンホールディングス9072 ホンダ系の完成車輸送と倉庫・梱包で堅実に稼ぐが、利益に対して値段が先走り、10年で測っても大幅な割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 小田急電鉄9007 新宿西口の大型開発は実るが、借金の利息が利益を削る。資本コスト 8.25% を ROE が下回り、今の値段は 3 割半ば割高に出る 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 富士急行9010 富士山麓の鉄道とハイランドで過去最高益を稼ぐが、10 年後の利益に見合う値段は今の半分以下に出る 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 タカセ9087 アニメ商品の通販物流に活路を得た老舗の倉庫会社。利幅は細く、資本コストに届かないので値段は割高 本質価値との差 −45.3% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 秩父鉄道9012 石灰石の貨物と長瀞の観光で黒字に戻したが、更新投資と借金の利払いが利益を食い、株主に残る価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 福山通運9075 特積みの老舗。利益は戻り始めたが、資本効率が低く、10 年の積み上げでは今の値段は大きく割高 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 広島電鉄9033 電車とバスは補助金を足してやっと収支が合い、利益を支えるのは広島の不動産。借り換えで利払いが3倍に増え、ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 名古屋鉄道9048 名駅の再開発が止まり、運送は赤字、借金は重い。利益は名目で戻っても、金利が資本コストへの到達を阻む。今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 京浜急行電鉄9006 品川・高輪の再開発で名目の利益は伸びるが、重い借金と投資負担で ROE は資本コスト 8.25% に届かない。値段は織り込み過ぎと見る 本質価値との差 −51.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 NIPPON EXPRESSホールディングス9147 国内の運賃上げは追い風だが、海外フォワーディングの薄い利益率では ROE は資本コスト 8.5% を下回る。名目で測り直しても今の値段は割高 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 西武ホールディングス9024 運営だけの稼ぐ力は資本コスト 8.5% に届かず、資産を売る経営に移っても、今の値段は 7 割近い割高に出る 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 京極運輸商事9073 ENEOS が 35% を持つタンクローリーとドラム缶の会社。石油の量は細り、利益率は 2% に届かない 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 神戸電鉄9046 借金が EBITDA の 11 倍と重く、借り換えで利払いが倍に膨らむ。運賃改定で営業利益が増えても株主に残る利益は細り、計算では大きな割高になる 本質価値との差 −65.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 大和自動車交通9082 都内の土地と銀座の再開発は魅力だが、タクシーの稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は資産の期待を先取りしている 本質価値との差 −69.9% · 10 年 割高(年 −3.7%)

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読んだ資料

  1. ロジネットジャパン 2026 年 3 月期決算(LNEWS)
  2. ロジネットジャパン 2027 年 3 月期第 1 四半期決算(LNEWS)
  3. ロジネットジャパン 企業情報(edinetdb)

分析日 2026-10-19