株譜
AI 銘柄分析 · 陸運業 · 試作

日本ロジテム 9060

首都圏の倉庫とトラックとアマゾンのセンターで稼ぐ中堅の物流会社。薄い利益と重い借金を、持っている土地が支える。今の値段はほぼ適正

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)4,494 円61 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,170 円56 億円差 +7.8%
10 年後から見ると 適正 価値 4,494 円61 億円 · 差 +7.8% · 期待の年率 +8.7%
期待の年率リターン(10 年)+8.7%資本コスト比 +0.2 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本ロジテムは、東京を地盤に、トラックの運送、倉庫の保管、物流センターの作業を請け負う中堅の物流会社だ。筆者の結論は、今の値段はほぼ適正である。売上は伸びているが利益率は2%前後と薄く、借金も重い。株価の安さは、その薄さと重さに見合っている。

売上は10年で8割増え、713億円になった。伸びを引いたのはアマゾンの物流センターの仕事で、いまや売上の4分の1を占める。トラックの運送は運転手の不足で値上げが通り始めた。自社の倉庫は稼働率が上がった。

それでも、営業利益は14億円にとどまる。純有利子負債は142億円で、時価総額の2.5倍ある。金利が上がれば、利払いが利益の3割を食う。

持っている資産は小さくない。首都圏に28棟の倉庫と、帳簿で67億円の土地を持つ。ただ、その倉庫は保管料と賃料を生んで利益に入っており、別に数えると二重になる。

筆者は、運転手の不足を映して値段が上がり、利益率が少しずつ厚くなる姿を真ん中に置く。その姿の値打ちは、今の時価総額とほぼ同じだ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、日本ロジテムは「資産は持っているが、その資産が生む利益が薄い会社」だ。

首都圏の倉庫と土地は、簡単には作れない資産だ。運転手の不足で運賃が上がる流れも、人とトラックを持つ会社に有利に働く。この2つは、10年先も残る強みだと筆者は見る。

だが、利益率は2%前後で、資本コストに届かない。倉庫を建てるたびに借金が増え、その利息が利益を削る。建て替えの費用は建築費とともに膨らみ、会計の利益ほど現金は残らない。アマゾンへの偏りも、交渉の力を弱める。

今の時価総額は、自己資本の3分の1ほどだ。安く見えるが、ROEが資本コストの半分なら、帳簿の値打ちを割り引いて見るのが筋だ。土地の含み益は、倉庫の保管料として利益に入っており、二重に数えない。

値段は中ほどの姿と釣り合っている。安全域と呼べる余裕は無いが、高く払っているわけでもない。

何で稼ぐ会社か

日本ロジテムは1946年創業の物流会社で、本社は東京にある。売上は713億円、従業員は連結で3,700人余りだ。事業は4つに分かれる。

1つめは貨物自動車の運送で、売上の4割近くを占め、利益もいちばん大きい。自社のトラックと協力会社の車両で、企業の荷物を運ぶ。2つめはセンターで、荷主の物流センターの中で仕分けや梱包、流通加工を請け負う。最大の客はアマゾンジャパンだ。

3つめはアセットで、自社や借りた倉庫で荷物を預かり、倉庫や土地を貸す。所有する倉庫は28棟、延べ13万㎡ある。4つめはその他で、引越、通関、人の派遣、ベトナムの物流を営む。ベトナムでは冷凍冷蔵の倉庫の合弁にも出資を増やした。

アマゾン向けの売上は176億円で、全体の4分の1だ。前の年の2割強から比率が上がった。日清製粉グループ本社が議決権の26%を持つ関係会社で、食品の物流にも強い。

利益の源は、倉庫と人とトラックの稼働率だ。荷物が満ちれば利益が出て、空けば固定の費用が残る。全社の費用は年36億円で、セグメントの稼ぎの7割がそれに消える。

優良さと弱いところ

日本ロジテムの強みは、首都圏に自前の倉庫と土地を持ち、運送と保管と作業をまとめて請け負えることだ。荷主から見れば、窓口が1つで済む。アマゾンのような大口の客の仕事を長く続けているのは、現場を回す力の証拠だ。

だが、値段を決める力は弱い。運送も倉庫の作業も、同業がいくらでもいる。大口の荷主は見積もりを比べ、条件を厳しくする。営業利益率は過去12年の最高でも2.1%だ。

資本の効率も低い。ROEは10年の中央値で4%弱で、資本コストの半分ほどだ。倉庫を建てるたびに借金が増え、純有利子負債は自己資本に近い額まで膨らんだ。前の中期計画も、売上の目標は達したが、営業利益の目標には2割届かなかった。

明るい兆しはある。運転手の残業の規制で、運賃の値上げが業界全体で通り始めた。人を抱える会社の値打ちが上がる流れで、日本ロジテムにも追い風だ。経営はROE8%を掲げるが、筆者は利益率の薄さから、その道のりは長いと見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

日本の物流は、荷物の量はほぼ横ばいで、運ぶ人が減る時代に入った。2024年からトラックの運転手の残業に上限ができ、運べる量が減った。運賃は上がり始め、運送の会社は値上げを通しやすくなった。

EC、つまりネットの通販は伸び続ける。アマゾンや楽天の物流センターの作業は、外の会社に任される量が増える。ただし、アマゾンは自前の配送網も広げており、委託先への条件は厳しい。大口の荷主に頼る会社は、相手の方針ひとつで仕事が増えも減りもする。

倉庫は首都圏で新しく大きな施設が増え、古い倉庫は競争で不利になる。建築費は上がり、建て替えには前より多くのお金がかかる。帳簿の償却費は取得した時の値段のままで、物価ほどには増えない。その分、会計の利益は見かけ上ふくらむが、更新の投資で現金は出ていく。

業界では再編が活発だ。丸和運輸機関によるC&Fロジへの買収の提案に佐川急便の親会社が対抗した例のように、中堅の物流会社は買う側にも買われる側にもなる。日本ロジテムは日清製粉グループが4分の1を持ち、その動きが再編の鍵になる。

資本政策と M&A

還元は配当だけだ。同じ額の配当を続け、総額は年1億円ほどで、配当性向は15%前後と低い。自社株買いはほとんどしていない。

利益の多くは倉庫と車両への投資に回る。2026年3月期の設備投資は37億円で、償却費の25億円を上回った。足りない分は借金で賄い、純有利子負債は142億円ある。金利が上がれば、利払いは年4億円ほど増える。

中期計画2028ではROE8%以上を目指す。そのためには利益率を上げるか、還元を厚くする必要があるが、還元を増やす方針はまだ示していない。

日清製粉グループ本社が議決権の26%を持つ。親会社ではないが、大きな株主が固く持つ形で、TOBや再編はこの株主の意向しだいだ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

運転手の不足は、日本ロジテムのような会社への追い風だ。2024年の残業の上限で運べる量が減り、運賃は上がり始めた。人とトラックを抱える会社は、値上げを求める側に回った。運送の利益は、この先も厚くなる。

アマゾンの仕事は、リスクではなく成長の源だ。センターの作業の受託は前の年から大きく増え、売上は8%伸びた。ECは伸び続け、外に任される作業も増える。アマゾンと長く組んできた実績は、ほかの通販の会社の仕事を取る時の名刺になる。

倉庫の稼働率も上がった。首都圏の倉庫は立地の良さで埋まり、保管料を上げやすい。帳簿の償却費は取得した時の値段のままなので、売上が物価で伸びれば利益率は自然に上がる。

首都圏の土地は帳簿で67億円あり、時価はもっと高い。日清製粉グループが4分の1を持つので、再編が起きれば土地の値打ちが表に出る。今の時価総額は自己資本の3分の1で、資産に比べて安すぎる。

利益率が1ポイント上がるだけで、営業利益は今の倍近くになる。薄いからこそ、改善の効き目は大きい。

慎重な見方

利益率の薄さは、構造の問題だ。営業利益率は過去12年の最高でも2.1%で、前の中期計画の利益の目標にも2割届かなかった。運賃が上がっても、運転手の賃金と協力会社への支払いも同じだけ上がる。

アマゾンへの偏りは危うい。売上の4分の1を1社が占め、その比率は上がっている。アマゾンは自前の物流を広げ、委託の条件を毎年見直す。センターの仕事を引き上げられれば、人と設備が余り、利益は消える。センターのセグメント利益は売上が14%伸びても1割減った。

借金も重い。純有利子負債は142億円で、金利が1%上がるだけで利益の1割が消える。倉庫の建て替えは建築費の上昇で前より高くつき、借金はさらに増える。

土地の含み益は、売らなければ株主には届かない。倉庫は事業に使っており、売れば保管料の利益も消える。資産が厚いという話は、利益の薄さの言い訳にならない。

安い株価は、薄い利益と重い借金への正しい値付けだ。帳簿の値打ちに比べて安いことは、割安の証拠にならない。

どちらに重みを置いたか

両者の言い分は拮抗している。運転手の不足で値段が上がる流れは本物だが、アマゾンへの偏りと借金の重さも本物だ。中立は値上げで利益率が少しだけ厚くなる姿とし、確率は中立を厚くして左右ほぼ均等に置いた。土地の値打ちは、保管料の利益と二重にならないよう、楽観の再編の筋でだけ意識した。アマゾンの比率と運送の利益率の2つが、どちらに転ぶかの分かれ目になる。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 8,478 円115 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,120 円15 億円)。 今の値に割り戻すと 4,494 円61 億円、今との差 +7.8%、 期待の年率 +8.7%(資本コスト 8.5%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 17,230 円233 億円 1,846 円25 億円 +357.5% +16.4% 1,526 円21 億円
やや楽観 22% 13,411 円182 億円 1,477 円20 億円 +257.0% +13.6% 3,275 円44 億円
中立 36% 9,667 円131 億円 1,108 円15 億円 +158.4% +10.0% 3,879 円53 億円
やや悲観 22% 2,511 円34 億円 886 円12 億円 −18.5% −2.0% 747 円10 億円
悲観 12% 975 円13 億円 443 円6 億円 −66.0% −10.2% 170 円2 億円
加重平均100% 8,478 円115 億円1,120 円15 億円 +130.2% +8.7% 9,598 円130 億円

今の株価時価総額 4,170 円56 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 運賃の値上げとECの伸びで利益率3%台へ 利益 20 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 17,230 円233 億円

運転手の不足が続き、運賃の値上げが毎年通る筋書きだ。運送の利益率は8%に上がる。センターはアマゾンに加えてほかの通販の会社の仕事も取り、80か所に増える。倉庫は首都圏の立地で埋まり、保管料も物価を上回って上がる。

帳簿の償却費は物価ほど増えないので、会計の利益率は3%台に乗る。純利益は20億円近くになり、ROEは7%台に上がる。

日清製粉グループとの関係で食品の物流も広がる。再編の中で買う側に回り、中堅の物流会社を取り込む。借金は増えるが、利益の伸びがそれを上回る。

運ぶ人が足りない時代に、人とトラックと倉庫を持つ会社が報われる姿だ。

  • 貨物自動車運送:数量 1,750(運行する車両の数(台・協力会社を含む推定))× 価格 2,150(1 台あたりの年間の売上(万円))→ 売上 376 億円・営業利益 30 億円。1,750 台×2,150 万円(1.44 倍)、8%
  • センター(倉庫内の作業・流通加工):数量 80.0(運営する物流センターの数(推定))× 価格 42,000(1 センターあたりの年間の売上(万円))→ 売上 336 億円・営業利益 17 億円。80 か所×4.2 億円(1.40 倍)、5%
  • アセット(保管・不動産賃貸):数量 580(運営する倉庫の面積(千㎡・借りた倉庫を含む推定))× 価格 55,000(1㎡あたりの年間の売上(円))→ 売上 319 億円・営業利益 27 億円。58 万㎡×5.5 万円(1.39 倍)、8.5%
  • その他(引越・通関・派遣・海外):数量 50.0(事業の拠点の数(推定))× 価格 23,000(1 拠点あたりの年間の売上(万円))→ 売上 115 億円・営業利益 15 億円。50 拠点×2.3 億円(1.37 倍)、13%

倍率:事業の純利益 20 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.1% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 233 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:運賃の値上げが定着し、アマゾン以外のECの仕事も取る筋。利益率が過去の山を大きく超えるので8%とした。

やや楽観 22% 中期計画に近い利益を保つ 利益 15 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 13,411 円182 億円

運賃の値上げとセンターの受託の増加が続く筋書きだ。運送の利益率は7%台後半に上がり、センターは75か所に増える。倉庫の稼働率は高いまま保てる。

全社の営業利益は30億円を超え、利益率は3%に届く。借り換えの利息が増えても、純利益は15億円ほどになる。ROEは6%で、中期計画の8%には届かない。

配当は少しずつ増えるが、利益の多くは倉庫の建て替えと車両に回る。借金は大きく減らない。

値上げの流れが会社の努力と噛み合い、前の中期計画の未達を取り返す。ただ、利益の厚さは同業の大手にはまだ遠く、借金の重さも残る。再編の中で、日清製粉グループとの関係が支えになる。

  • 貨物自動車運送:数量 1,725(運行する車両の数(台・協力会社を含む推定))× 価格 2,120(1 台あたりの年間の売上(万円))→ 売上 366 億円・営業利益 28 億円。1,725 台×2,120 万円(1.42 倍)、7.6%
  • センター(倉庫内の作業・流通加工):数量 75.0(運営する物流センターの数(推定))× 価格 41,000(1 センターあたりの年間の売上(万円))→ 売上 308 億円・営業利益 15 億円。75 か所×4.1 億円(1.37 倍)、4.8%
  • アセット(保管・不動産賃貸):数量 560(運営する倉庫の面積(千㎡・借りた倉庫を含む推定))× 価格 54,000(1㎡あたりの年間の売上(円))→ 売上 302 億円・営業利益 24 億円。56 万㎡×5.4 万円(1.37 倍)、8%
  • その他(引越・通関・派遣・海外):数量 48.0(事業の拠点の数(推定))× 価格 22,800(1 拠点あたりの年間の売上(万円))→ 売上 109 億円・営業利益 14 億円。48 拠点×2.28 億円(1.36 倍)、13%

倍率:事業の純利益 15 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.9% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 182 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:値上げが進み、中期計画のROE8%に近づく筋。前の中計の未達から22%とした。

中立 36% 値上げで利益率が少しだけ厚くなる 利益 11 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 9,667 円131 億円

運転手の不足で運賃は物価をやや上回って上がるが、賃金と協力会社への支払いも上がる筋書きだ。運送の利益率は今と同じ7%台、センターは4%台で、70か所に増える。倉庫は物価並みに保管料を上げる。

帳簿の償却費は物価ほど増えないので、全社の営業利益率は2%台前半に上がる。ただ、倉庫の建て替えの費用は建築費の上昇で膨らみ、借金と利息が増える。純利益は11億円ほどだ。

ROEは5%前後で、資本コストに届かない。会社は成長しても、株主の取り分は薄いままにとどまる。

筆者は、これがいちばんありそうな10年だと見る。

  • 貨物自動車運送:数量 1,700(運行する車両の数(台・協力会社を含む推定))× 価格 2,093(1 台あたりの年間の売上(万円))→ 売上 356 億円・営業利益 26 億円。1,700 台×2,093 万円(1.40 倍)、7.3%
  • センター(倉庫内の作業・流通加工):数量 70.0(運営する物流センターの数(推定))× 価格 40,180(1 センターあたりの年間の売上(万円))→ 売上 281 億円・営業利益 13 億円。70 か所×4.02 億円(1.34 倍)、4.5%
  • アセット(保管・不動産賃貸):数量 540(運営する倉庫の面積(千㎡・借りた倉庫を含む推定))× 価格 52,800(1㎡あたりの年間の売上(円))→ 売上 285 億円・営業利益 21 億円。54 万㎡×5.28 万円(1.34 倍)、7.5%
  • その他(引越・通関・派遣・海外):数量 45.0(事業の拠点の数(推定))× 価格 22,430(1 拠点あたりの年間の売上(万円))→ 売上 101 億円・営業利益 13 億円。45 拠点×2.24 億円(1.34 倍)、13%

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.5% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 131 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:運賃と保管料が物価並みに上がり、利益率が2%台前半に乗る筋。業界ノートの中立とも合い36%とした。

やや悲観 22% アマゾンの仕事が細る 利益 5 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 2,511 円34 億円

アマゾンが自前の物流センターを広げ、委託の条件を厳しくする筋書きだ。センターは60か所にとどまり、利益率は3%台に下がる。運送は値上げが一巡し、運転手の賃金だけが上がり続ける。

全社の営業利益は13億円前後と今と変わらず、利払いの増加で純利益は5億円を切る。ROEは2%台に落ちる。

倉庫の建て替えは先送りされ、古い倉庫は稼働率が落ちる。配当は保つが、借金は減らない。

1社への偏りが、そのまま交渉の弱さになって表れる姿だ。人と設備はアマゾンに合わせて抱えたままで、仕事が減っても費用はすぐには減らない。

  • 貨物自動車運送:数量 1,650(運行する車両の数(台・協力会社を含む推定))× 価格 1,980(1 台あたりの年間の売上(万円))→ 売上 327 億円・営業利益 21 億円。1,650 台×1,980 万円(1.32 倍)、6.5%
  • センター(倉庫内の作業・流通加工):数量 60.0(運営する物流センターの数(推定))× 価格 39,000(1 センターあたりの年間の売上(万円))→ 売上 234 億円・営業利益 8 億円。60 か所×3.9 億円(1.30 倍)、3.5%
  • アセット(保管・不動産賃貸):数量 520(運営する倉庫の面積(千㎡・借りた倉庫を含む推定))× 価格 51,000(1㎡あたりの年間の売上(円))→ 売上 265 億円・営業利益 19 億円。52 万㎡×5.1 万円(1.29 倍)、7%
  • その他(引越・通関・派遣・海外):数量 42.0(事業の拠点の数(推定))× 価格 21,500(1 拠点あたりの年間の売上(万円))→ 売上 90 億円・営業利益 11 億円。42 拠点×2.15 億円(1.28 倍)、12%

倍率:ROE 2.3%で資本コストに遠く届かない。PERは7倍で、PBRは0.16倍と中立の0.43倍より低い。

確率:アマゾンが自前の物流を広げ、センターの受託が減る筋。偏りの強まりから22%とした。

悲観 12% アマゾンを失い、赤字に沈む 利益 −7 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 975 円13 億円

アマゾンがセンターの仕事の大半を自前と別の会社に移す筋書きだ。売上の2割が消え、センターの人と設備が余る。運送も荷物が減り、運賃の値上げは止まる。

全社の営業損益は赤字になり、利払いが重くのしかかる。倉庫の一部を売って借金を返し、事業を縮める。自己資本は削られ、配当は減る。

首都圏の土地の値打ちは残るが、借金の返済に充てられ、株主にはほとんど届かない。

薄い利益に借金を重ね、1社に頼った物流会社の、典型的な負け方だ。倉庫を売る相手は見つかっても、利益の土台は戻らない。会社は残るが、株主の値打ちは借金の陰に消える。

  • 貨物自動車運送:数量 1,500(運行する車両の数(台・協力会社を含む推定))× 価格 1,900(1 台あたりの年間の売上(万円))→ 売上 285 億円・営業利益 14 億円。1,500 台×1,900 万円(1.27 倍)、5%
  • センター(倉庫内の作業・流通加工):数量 35.0(運営する物流センターの数(推定))× 価格 36,000(1 センターあたりの年間の売上(万円))→ 売上 126 億円・営業利益 0 億円。35 か所×3.6 億円(1.20 倍)、0%
  • アセット(保管・不動産賃貸):数量 470(運営する倉庫の面積(千㎡・借りた倉庫を含む推定))× 価格 48,000(1㎡あたりの年間の売上(円))→ 売上 226 億円・営業利益 11 億円。47 万㎡×4.8 万円(1.22 倍)、5%
  • その他(引越・通関・派遣・海外):数量 38.0(事業の拠点の数(推定))× 価格 20,000(1 拠点あたりの年間の売上(万円))→ 売上 76 億円・営業利益 8 億円。38 拠点×2.0 億円(1.19 倍)、10%

倍率:営業赤字で稼ぐ力は無いのでPBRで置く。純有利子負債142億円が土地と建物の帳簿の値(約96億円)を上回り、売れる資産の床は借金でほぼ消える。今の自己資本165億円にPBR 0.08倍を掛けた約13億円とした。

確率:アマゾンの仕事の大半を失い、人と設備が余って赤字になる筋。売上の4分の1を1社に頼る偏りから12%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

貨物自動車運送

自社のトラックと協力会社の車両で、企業の荷物を運ぶ。

数量運行する車両の数(台・協力会社を含む推定)価格1 台あたりの年間の売上(万円)売上営業利益
今 2026/03 1,800 1,495 269 20
10 年後 中立 1,700 2,093 356 26

取り方:セグメントの売上 269.11 億円を、運行する車両 1,800 台・1 台あたり年 1,495 万円と置いた推定(台数の開示は無い)。利益はセグメント利益(全社の費用を配る前)。

センター(倉庫内の作業・流通加工)

荷主の物流センターで、仕分け・梱包・流通加工を請け負う。アマゾンが最大の客。

数量運営する物流センターの数(推定)価格1 センターあたりの年間の売上(万円)売上営業利益
今 2026/03 60.0 29,987 180 9
10 年後 中立 70.0 40,180 281 13

取り方:セグメントの売上 179.92 億円を、60 センター・1 か所 約 3 億円と置いた推定。

アセット(保管・不動産賃貸)

自社と借りた倉庫で荷物を預かり、倉庫や土地を貸す。所有倉庫は 28 棟・約 13 万㎡。

数量運営する倉庫の面積(千㎡・借りた倉庫を含む推定)価格1㎡あたりの年間の売上(円)売上営業利益
今 2026/03 500 39,430 197 13
10 年後 中立 540 52,800 285 21

取り方:セグメントの売上 197.15 億円を、所有 13 万㎡と借りた倉庫を合わせた 50 万㎡・1㎡あたり年 3.9 万円と置いた推定。償却費(全社 25 億円)の多くがここに乗る。

その他(引越・通関・派遣・海外)

引越、通関、人の派遣、ベトナムの物流などを営む。

数量事業の拠点の数(推定)価格1 拠点あたりの年間の売上(万円)売上営業利益
今 2026/03 40.0 16,740 67 9
10 年後 中立 45.0 22,430 101 13

取り方:セグメントの売上 66.97 億円を、40 拠点・1 拠点 1.67 億円と置いた推定。

リスクと懸念

アマゾンへの偏り

売上の4分の1をアマゾンジャパンが占め、その比率は上がっている。アマゾンが自前の物流を広げるか、委託の条件を厳しくすれば、センターの仕事と利益が一気に減る。

借金と金利

純有利子負債は142億円で、時価総額の2.5倍ある。借り換えで金利が上がれば、利払いは年4億円ほど増え、薄い利益の3割近くが消える。

倉庫の更新の費用

倉庫の建て替えは、建築費の上昇で前より高くつく。帳簿の償却費は物価ほど増えないので会計の利益は保てても、更新の投資で現金は出ていき、借金が増える。

運転手と現場の人手

運転手と倉庫の作業員は全国で足りない。賃金は物価より速く上がり、人が集まらなければ仕事を受けられない。協力会社への支払いも上がる。

大株主の意向

日清製粉グループ本社が議決権の26%を持つ。再編やTOBの成否、還元の方針は、この株主の考えに大きく左右される。

今後の分かれ目

アマゾン向けの売上の比率が30%を超えたら
偏りがさらに強まったとして、やや悲観の確率を上げる。
営業利益率が2期続けて2.5%を超えたら
値上げが定着したとして、やや楽観に重みを移す。
純有利子負債が100億円を切ったら
借金の重さが和らいだとして、資本コストの借金の分を下げる。
日清製粉グループが持ち株を売るか、買い増したら
再編の芽が出たとして、楽観の確率を上げる。
倉庫を売って還元に回す方針を示したら
土地の値打ちが株主に届くとして、戻り方と中立の倍率を見直す。

見ておくもの

  • アマゾン向けの売上と比率
  • 運送のセグメント利益率と運賃の改定
  • 倉庫の稼働率
  • 純有利子負債と設備投資の額
  • 日清製粉グループの持株比率

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価やPBR 0.34倍を見ずに、各筋書きのROEとk 8.5%から決めた。中立のROEは4.6%でkを下回るので、PERは1÷kの11.8倍を上限とし、8割の9.4倍。中立の営業利益率2.4%は過去12年の山2.1%を少し上回るが、理由は償却が取得時の値段のまま物価で増えないこと(25億円→約34億円)で、全社の費用は物価並みに1.34倍にした。土地の含み益は保管料・賃料が利益に入るので足していない。リースは今と同じ形で置いた。やや悲観と悲観のPBRが低いのは、純有利子負債が土地と建物の帳簿の値を上回り、借金を返した後に株主に残る資産が小さいため。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.2→11.76 倍・やや楽観 PER 10.6→11.76 倍・中立 PER 9.4→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(陸運業)の AI 分析

割安 SEMITEC6626 温度センサーのニッチ首位級で、時価総額の4割弱は現金。利益の質を割り引いても、今の値段は低い 本質価値との差 +101.7% · 10 年 割安(年 +13.9%) 割安 カンダホールディングス9059 トラックと国際物流で稼ぐ堅実な会社。純現金は時価総額の4分の1、大株主が議決権の3分の1を押さえる。10年で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 ビーイングホールディングス9145 北陸発の生活物資専門 3PL。自己資本利益率は高いが顧客が偏る。それでも今の値段は割安とみる 本質価値との差 +56.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 株式会社ゼロ9028 新車を運ぶキャリアカーの最大手級。日産依存と新車需要の細りを織り込んでも、純現金込みの今の値段には安全域がある 本質価値との差 +52.5% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 ロジネットジャパン9027 札幌通運を核に鉄道とトラックを組み合わせる中堅の物流会社。運び手不足で値上げは通るが、人件費に食われて利益率は伸びにくい 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 九州旅客鉄道9142 九州の人口減は重いが、運賃改定と駅の不動産が利益を押し上げる。利払い増(年約100億円)と資本コスト 8.0% を引くと、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +28.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 遠州トラック9057 東名の真ん中に拠点を構える堅実な物流会社だが、利益の伸びが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 ヒガシホールディングス9029 大手EC向け物流で稼ぎが倍増したが、1社への依存と過去最高の利益率が10年続く保証はない 本質価値との差 +27.2% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 山九9065 製鉄所の構内で根を張る機工事業は堅いが、薄利の物流が ROE を押さえる。期待リターンは資本コストを少し上回る程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 岡山県貨物運送9063 中国地方の路線便「オカケン」。帳簿の資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに遠く届かず、PBR0.3倍でも割安とは言えない 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東急9005 渋谷という再現できない土地と、まだ人口が増える沿線を持つ民鉄。ただ重い借金の利払い増と資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 京福電気鉄道9049 嵐電のイメージで売るが、稼ぎは京都と関西の賃貸が柱。親会社が 43% を握り、配当は薄い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ハマキョウレックス9037 3PL の堅実な増益は本物だが、ROE が 9% 前後へ薄まる成長に安全域はない。名目で測ると今の値段はやや割高から適正の境目 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 セイノーホールディングス9076 路線トラックの値上げは定着し利益も伸びるが、ROE が資本コストをわずかに超える程度で、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 SGホールディングス9143 2024年問題で宅配の運賃が物価より速く上がり、ROE 10% が続く。ただし資本コスト 7.75% を超える幅は小さく、今の値段はやや割高 本質価値との差 +13.1% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鴻池運輸9025 請負の安定と堅い財務が強みだが、10 年後の ROE は資本コストにほぼ並ぶ。今の値段はおおむね妥当と筆者は見る 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アサガミ9311 大阪の倉庫・港湾物流と不動産賃貸。親会社が 5 割超を握り、還元は薄い。資産は厚いが、株主に届きにくい 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 AZ-COM丸和ホールディングス9090 アマゾン向けが売上の3分の1を占める薄利の成長株。成長は本物だが、顧客の偏りと薄い利益率を割り引くと今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) 適正 神姫バス9083 地方バスの黒字は万博が押し上げた山で、資本効率が資本コストに届かない以上、今の値段は少し高い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 丸全昭和運輸9068 化学品・危険物の倉庫と 3PL で同業の倍の利益率を稼ぐ物流会社。厚い自己資本が ROE を押さえ、10 年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 西日本鉄道9031 福岡の再開発と国際物流で利益は名目で伸びるが、借金は増え金利も上がる。ROE は資本コスト 8.0% に届かず、値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +7.1% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 東海旅客鉄道9022 東海道新幹線の独占は強い堀だが、リニアの負担と利払いの増加、資本コスト 7.0% を引くと、今の値段はほぼ適正に出る 本質価値との差 +5.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 京阪ホールディングス9045 京都と大阪を結ぶ沿線と不動産の含み益は本物だが、利益は万博と用地分譲で膨らんだピーク。利払いが増え、ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 南総通運9034 千葉の倉庫と運送の会社。倉庫が利益の半分強を稼ぐが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値はやや割高に出る。 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 北海道中央バス9085 時価総額の9割近い純現金を抱えるが、現金は株主に戻りにくく稼ぐ力も低いので、今の値段は高い 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 阪急阪神ホールディングス9042 梅田の再開発と運賃改定で利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いで ROE は資本コスト 7.5% に届かない。今の値段は 3 割弱のやや割高に出る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 SBSホールディングス2384 不動産の売却益が営業利益の 4 割を占め、本業の物流は薄利のまま。利益の質を割り引くと、買収で伸びても今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 日本石油輸送9074 現金と保有株は厚いが、リースと一社依存が重い。石油の細りと人件費が稼ぎを削る 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ヤマトホールディングス9064 宅急便の値上げは効くが稼ぐ力はまだ薄い。再建が中立どおり進んでも、資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、安全域はない 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 サカイ引越センター9039 引越は件数が頭打ちで、人の確保が利益を削る。純現金は厚いが、ROEが資本コストを上回れず、やや割高と見る 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 東武鉄道9001 スカイツリーとホテルが運輸の減益を補うが、借り換えの利払いと資本コスト 8.0% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 京王電鉄9008 新宿を軸に営業利益は物価並みに伸びるが、借り換えの利払いが純利益を押さえる。k 7.5% で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 相鉄ホールディングス9003 ホテルの万博特需と新横浜線の直通で利益は過去最高だが、借金が営業利益の 10 倍と重い。利払い増で ROE は資本コストに届かず、今の値段は 4 割弱ほど割高に出る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 株式会社NANKAI9044 空港線とインバウンドは強いが、重い借金と大型投資で資本コストに届かない。値段は 3 割ほど割高に出る 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 西日本旅客鉄道9021 山陽新幹線と近畿の独占に運賃改定とうめきたの床が乗るが、借入を増やす計画の利払いと資本コスト 7.75% を引くと、本質価値は今の値段を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −18.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 東日本旅客鉄道9020 新幹線と首都圏の独占は強いが、4.9 兆円の借金の利払い増と資本コスト 7.5% を引くと、本質価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 京成電鉄9009 京成電鉄は成田空港の増強とオリエンタルランド持分が核だが、借金が膨らむ局面と資本コスト 7.75% を踏まえると、今の値付けは割高と見る 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 東京地下鉄(東京メトロ)9023 鉄道だけで稼ぐ日本最大級の地下鉄。国・都の保有株売却と新線建設が焦点で、資本コスト 7.25% を ROE が下回り、今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 センコン物流9051 宮城の倉庫が稼ぎ頭、売上の半分は埼玉のホンダ販売店。借入が時価総額に迫り、ROE は資本コストに届かないので、今の値段は高い 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 近鉄グループホールディングス9041 営業利益は名目で伸びるが、借り換えの利払いが利益を削り、株主の取り分は増えない。資本コスト 8.5% を踏まえると、今の値段は割高 本質価値との差 −35.3% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 大宝運輸9040 地場の堅い運送会社だが、薄い稼ぎに対して積み上がった資本が重く、今の値段は安全域に乏しい 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 山陽電気鉄道9052 姫路駅前の不動産が利益を支えるが、運賃は上限に達し、借り換えの利払いで ROE は資本コストを大きく下回る。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 第一交通産業9035 タクシーは赤字、稼ぎ頭は不動産。借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が細る 本質価値との差 −38.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 東部ネットワーク9036 横浜の飲料・セメント・産業ガスの運送会社。資産は厚いが、運送の稼ぎは細く、ROE 2% では帳簿の価値を株主に届けられない 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 神奈川中央交通9081 運賃は上がるが、運転士の賃金と借り換えの利払いが先に増え、ROE は資本コスト 9.0% に届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 新潟交通9017 新潟のバスと万代シテイを営む地域の顔。不動産が稼ぐが、重い借金の利払いが金利の上昇で利益を削る 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 センコーグループホールディングス9069 3PL と M&A で稼ぐ総合物流の大手。借金が重く利益率も薄いため、利益で測ると今の値段は割高に出る 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ニッコンホールディングス9072 ホンダ系の完成車輸送と倉庫・梱包で堅実に稼ぐが、利益に対して値段が先走り、10年で測っても大幅な割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 小田急電鉄9007 新宿西口の大型開発は実るが、借金の利息が利益を削る。資本コスト 8.25% を ROE が下回り、今の値段は 3 割半ば割高に出る 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 富士急行9010 富士山麓の鉄道とハイランドで過去最高益を稼ぐが、10 年後の利益に見合う値段は今の半分以下に出る 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 タカセ9087 アニメ商品の通販物流に活路を得た老舗の倉庫会社。利幅は細く、資本コストに届かないので値段は割高 本質価値との差 −45.3% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 秩父鉄道9012 石灰石の貨物と長瀞の観光で黒字に戻したが、更新投資と借金の利払いが利益を食い、株主に残る価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 福山通運9075 特積みの老舗。利益は戻り始めたが、資本効率が低く、10 年の積み上げでは今の値段は大きく割高 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 広島電鉄9033 電車とバスは補助金を足してやっと収支が合い、利益を支えるのは広島の不動産。借り換えで利払いが3倍に増え、ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高に出る 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 名古屋鉄道9048 名駅の再開発が止まり、運送は赤字、借金は重い。利益は名目で戻っても、金利が資本コストへの到達を阻む。今の値段は 4 割ほど割高に出る 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 京浜急行電鉄9006 品川・高輪の再開発で名目の利益は伸びるが、重い借金と投資負担で ROE は資本コスト 8.25% に届かない。値段は織り込み過ぎと見る 本質価値との差 −51.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 NIPPON EXPRESSホールディングス9147 国内の運賃上げは追い風だが、海外フォワーディングの薄い利益率では ROE は資本コスト 8.5% を下回る。名目で測り直しても今の値段は割高 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 西武ホールディングス9024 運営だけの稼ぐ力は資本コスト 8.5% に届かず、資産を売る経営に移っても、今の値段は 7 割近い割高に出る 本質価値との差 −63.0% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 京極運輸商事9073 ENEOS が 35% を持つタンクローリーとドラム缶の会社。石油の量は細り、利益率は 2% に届かない 本質価値との差 −65.0% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 神戸電鉄9046 借金が EBITDA の 11 倍と重く、借り換えで利払いが倍に膨らむ。運賃改定で営業利益が増えても株主に残る利益は細り、計算では大きな割高になる 本質価値との差 −65.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 大和自動車交通9082 都内の土地と銀座の再開発は魅力だが、タクシーの稼ぎは薄く借金も重い。今の値段は資産の期待を先取りしている 本質価値との差 −69.9% · 10 年 割高(年 −3.7%)

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読んだ資料

  1. 日本ロジテム 有価証券報告書テキスト(2026年3月期・edinetdb)
  2. 日本ロジテム 2026年3月期決算(LOGISTICS TODAY)

分析日 2026-10-20