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Oneリート投資法人 3290

中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)42,073 円410 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)74,500 円725 億円差 −43.5%
10 年後から見ると 割高 価値 42,073 円410 億円 · 差 −43.5% · 期待の年率 +1.7%
期待の年率リターン(10 年)+1.7%資本コスト比 −7.9 pt
推定の資本コスト9.6%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.6% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

Oneリートは、みずほ信託銀行がスポンサーの REIT で、東京経済圏を中心とした中小型オフィスと、全国のホテルを持つ。2026 年 3 月の公募増資で、ホテル 5 棟とオフィス 1 棟を 299 億円で買い、資産規模は 1,500 億円に達した。筆者の結論は割高である。今の値段は、鑑定の利回りが低い世界の評価と、ホテルの好調な売上を、そのまま 10 年先へ延ばした値段だからだ。

この REIT の舵は大きく切られた。築 30 年超のオフィスを売り、ホテルを買う。目標は、オフィスを 4 割以下、ホテルを 6 割以上にすることだ。ホテルは売上に連動する賃料が多く、好況では収益が伸びるが、不況やインバウンドの減少では賃料が大きく落ちる。

借入は増資後で約 800 億円。LTV は 49.4%、平均金利は 1.09%、残りの期間は 2.3 年と短く、変動金利の比率も 3 分の 1 ある。10 年金利が 3% に落ち着けば、年の利払いは今の 2 倍以上になり、利益は 3 割ほど減る。

増資の値段は NAV の 8 割強で、1 口の価値が薄まった。スポンサーの出資は 12% あり、投資主と同じ船に乗っている点は評価できる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、方向転換の巧みさは認めるが、安全域は無い。築古のオフィスを売り、利回りの高いホテルを買う動きは理にかなう。ただ、買った値段は NAV を大きく下回る投資口を発行して手当てした。

また、投資主が受け取るのは、賃料から利払いを引いた残りだけだ。借入は約 800 億円で、平均 1.09% の金利が 3% 台半ばへ変わると、年の利払いは 13 億円ほどから 31 億円へ増える。ホテルの変動賃料は、景気が悪くなれば減る。10 年の分配と 10 年後のビルの価値を合わせても、今の値段の半分ほどの価値にしかならない。

スポンサーの出資が 12% あることは、強みだ。ただ、ビルの利回りが 5% 近くまで来て、NAV をさらに大きく下回る値段になれば、魅力的な持ち物になる。今はまだそこにない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は単純だ。企業にビルを、運営会社にホテルを貸し、賃料から経費と利払いを引いた残りを投資主に配る。2026 年 2 月期(半年)の賃貸事業収入は約 45 億円、そこから経費を引いた NOI は約 32 億円だった。増資で買った 6 棟が通年で寄与する 2027 年 2 月期の予想から年に直すと、NOI は 72 億円ほどになる。

物件は 2026 年 3 月の取得後で約 1,500 億円。オフィスが 75% を占めるが、ホテル 7 棟の比率が上がっていく。取得したのは、那覇首里城のダブルツリー、成田、福岡博多、札幌すすきののホテルなどで、平均の鑑定利回りは 6.16% と高い。ホテルの賃料は売上に連動する変動型が 6 棟で、季節で収入が振れる。

借入は 2026 年 2 月末で 654 億円、増資後は 150 億円を借りて約 800 億円。平均金利は 1.09%、固定の比率は 65.5%、残りの期間は 2.3 年。

運用会社は、みずほリートマネジメントだ。報酬は総資産の 0.3%、NOI の 2.5%、1 口の利益に連動する部分の 3 つに、取得・譲渡の 1% の報酬が加わる。

優良さと弱いところ

物件の質は、中程度だ。オフィスは東京経済圏と主要都市の中小型で、築 30 年を超える物件は売っている。稼働は 97.3% と高く、賃料の増額が続く。ホテルは新しいブランドへの改装で収益を上げる計画だが、運営会社の力と観光需要に頼る。賃料を自分で決める力は弱い。

資本の使い方には評価と疑問が混じる。4 年半ぶりの公募増資は、NAV の 8 割強の値段だった。ホテルを買うために投資主の価値を薄めたことになる。一方で、物件を売った益は内部留保に回し、分配の安定に使っている。

報酬には、取得価格の 1% の取得報酬がある。成長の局面では運用会社の取り分が増える形だ。ただスポンサーの子会社が 12% を持ち、利害は一致している。

弱いのは借入と、事業の方向の変化だ。純負債は NOI から報酬を引いた額の約 12 倍で、残りの期間も短い。オフィス中心の REIT として買った投資主には、ホテル中心への移行が想定外になりうる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

東京のオフィス市場は、空室率が低く、賃料は上昇基調にある。この REIT の賃料増額も過去最高の水準だ。ただ、大型の新築は 2027 年以降も続き、働く場所は分散する。筆者は中立の賃料の伸びを、物価の 3 分の 2、名目で年 2% 前後と置く。中小型のオフィスは、築が古く、地方の都市に偏るほど、借り手の確保が難しくなる。

ホテルは、訪日客の増加を追い風に、宿泊料が急速に上がった。ただ、宿泊料の水準は景気と為替、国際情勢に左右され、ホテルの収益は不況で大きく落ちる。賃料が売上に連動する変動型なので、賃料もそのまま落ちる。

いちばん大きいのは金利だ。10 年国債が 3% の世界で、不動産に求める利回りを 6%、NOI の長い伸びを 1.1% とすれば、中小型オフィスは 4.75% 前後、ホテルは 5.0% 前後に落ち着く。この REIT の鑑定の利回りはオフィスで 3% 台、ホテルで 4〜8% と幅がある。

オフィスとホテルは、どちらも金利と景気に敏感な用途である。

中小型オフィスは、築が古いほど修繕の費用が重く、売る時の買い手も限られる。

資本政策と M&A

利益のほぼ全部を配るのが REIT の決まりだ。成長の道は、増資で物件を買うか、物件を入れ替えるかのどちらかになる。この投資法人は、入れ替えと増資を組み合わせて、中期で資産規模 2,000 億円を目指す。

直近は 2026 年 3 月の公募増資で 129 億円を集め、ホテル 5 棟とオフィス 1 棟を買った。増資の値段は NAV の 8 割強で、発行口数は 2 割増えた。借入を 150 億円足し、LTV は 49.4%に落ち着いた。2025 年 12 月から 2026 年 1 月にかけては、築古のオフィス 2 棟を売り、京都のホテルを買っている。

京都のオフィスビルは、準共有持分を 4 回に分けて売る。売却益は 2029 年 2 月期まで合計 9 億円ほどになり、内部留保の取り崩しと合わせて分配を支える。筆者は、この売却益と取り崩しを通常の分配には数えず、一度きりの上乗せとして別に扱った。

今後の増資は、NAV 割れの局面でも成長を優先する可能性が高い。借入の余地は、LTV 50% 前後で限られる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

オフィスの賃料増額は過去最高で、築古の物件を売って質を上げている。稼働は 97.3% と高い。ホテルは訪日客の増加を追い風に、改装した物件の収益が伸びる。取得したホテルの利回りは平均 6.16% と、オフィスよりはるかに高く、NOI の伸びの中心になる。

スポンサーのみずほ信託銀行は 12% を持ち、金融系の安定した後ろ盾だ。物件の取得、資金調達の両面で追い風になる。増資で LTV が 49.4% に落ち着き、変動金利と固定金利を組み合わせる運営も柔軟だ。

含み益は 200 億円あり、売却益と内部留保の取り崩しで分配が守られる。中期で資産規模 2,000 億円を目指す成長の道筋もある。

金利が 3% まで上がるとも限らない。固定の比率が 65% あり、ホテルの賃料は物価の上昇に連動して上がる。

実際、改装したホテルの宿泊料は急速に上がり、賃料に反映されている。

築古のオフィスを売って質を上げ、利回りの高いホテルに入れ替える動きが続けば、1 口あたりの利益は着実に伸びる。

慎重な見方

低金利が作った値段だ。オフィスの鑑定の利回りは 3% 台、10 年国債が 3% の世界ではほとんど差が無い。利回りが 4% 台後半に上がれば、ビルの価値は 2 割台半ば下がり、借入があるので投資主の取り分はその倍近い速さで減る。LTV は 49.4%、残りの期間は 2.3 年と短い。

ホテルは、賃料が売上に連動する。不況やインバウンドの減少、為替の円高で、宿泊料と稼働が落ちれば、賃料もそのまま落ちる。オフィスと違って、固定の賃料で守られていない。

資本の使い方が投資主に不利だ。ホテルを買うために NAV の 8 割強で増資をし、口数を 2 割増やした。報酬は資産規模に連動し、取得の 1% もかかる。増資で資産が増えるほど運用会社の取り分が増える。

分配金は売却益と内部留保の取り崩しに頼る。巡航の利益は、利払いの増加で減る見通しだ。

さらに、築の古いオフィスの修繕費は重く、売却益の分配はいずれ尽きる。ホテルの改装工事の間は、賃料が入らない空白の期間も生まれる。

どちらに重みを置いたか

強気にも言い分はあるが、勝負を決めるのは金利と借入の重さだ。10 年金利 3% を前提にする以上、利払いとビルの利回りの上昇は避けられない。ホテルは景気の振れが大きく、悲観側を厚めにした。中立を 37% に置き、悲観側を合わせて 35% とした。楽観は金利が今のまま止まる筋書きで 8%。筆者は、この REIT の入れ替えの巧みさとスポンサーの出資は評価する。ただ結論は変わらず、割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/02 期)

確率で加重した株価時価総額 58,205 円567 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 29,542 円288 億円)。 今の値に割り戻すと 42,073 円410 億円、今との差 −43.5%、 期待の年率 +1.7%(資本コスト 9.6%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 161,243 円1,570 億円 39,335 円383 億円 +169.2% +10.4% 16,046 円156 億円
やや楽観 20% 85,962 円837 億円 35,535 円346 億円 +63.1% +5.0% 24,299 円237 億円
中立 37% 56,795 円553 億円 31,530 円307 億円 +18.6% +1.7% 32,680 円318 億円
やや悲観 22% 25,470 円248 億円 23,724 円231 億円 −34.0% −4.1% 10,823 円105 億円
悲観 13% 11,503 円112 億円 18,486 円180 億円 −59.7% −8.7% 3,899 円38 億円
加重平均100% 58,205 円567 億円29,542 円288 億円 +17.8% +1.7% 87,747 円854 億円

今の株価時価総額 74,500 円725 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.6% を下回るほど割高。

楽観 8% 金利が止まり、ホテルとオフィスの賃料が伸びる 利益 41 億円 · PBR 2.2 倍 · 株価時価総額 161,243 円1,570 億円

訪日客と本社需要が強く、ホテルの変動賃料とオフィスの増額が続く。賃料は物価並みの年 3% で上がり、稼働は 98.5% を保つ。NOI は 10 年で 3 割台半ば伸びる。

借り換えの金利は 3.4% にとどまる。不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 3.47% のまま変わらない。時価総額は 1,570 億円と今の 2.1 倍になる。売却益と内部留保の分配も続き、投資主の取り分は今の値段を上回る。

筆者はこの筋書きを、前提の金利から外れる分だけ低く見る。経費は物価並みに増えるが、収入の伸びがそれを上回り、償却を引いた後の利益も毎年増えていく。

  • オフィス・ホテルの賃貸:数量 1,492(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.2%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.9%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 137 億円・営業利益 80 億円。稼働 98%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 99 − 資本的支出 17) ÷ キャップ 3.47% − 純負債 790 = 1570 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 3.47% で、今の値付けが 10 年続く所(オフィスの下限 3.5% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:10 年金利が今の 3% 前後で止まり、ホテルの好況が続く筋書き。前提の金利から外れるので 8% にとどめた。

やや楽観 20% 賃料は物価に近く伸び、利回りの上昇は小さい 利益 33 億円 · PBR 1.2 倍 · 株価時価総額 85,962 円837 億円

空室は低いまま推移し、賃料は年 2.5% で上がる。稼働は 98% を保つ。経費は物価並みに増えるが、収入の伸びが上回り、NOI は 10 年で 2 割台半ば伸びる。

借入は 3.5% 前後へ借り換わり、利払いは今の 2.2 倍になる。純利益は今とほぼ同じになる。ビルの利回りは 4.55% に上がり、ビルの価値は今の鑑定を大きく下回る。

ホテルの改装による増額は続くが、為替と需要の振れは残る。自己投資口の買い入れより増資で成長する癖があり、1 口の価値が削られる心配は残る。

含み益の売却による分配の上乗せもあるが、通常の利益には数えない。

  • オフィス・ホテルの賃貸:数量 1,485(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.8%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.9%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 130 億円・営業利益 74 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 92 − 資本的支出 18) ÷ キャップ 4.55% − 純負債 795 = 837 億円。キャップは中立 4.9% から 0.35% 下げた。

確率:賃料の増額が進み、ビルの利回りの上昇が小さい筋書き。20%。

中立 37% 金利の正常化で利払いと利回りが上がる 利益 25 億円 · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 56,795 円553 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 2〜3 年で 3.6% へ借り換わる。年の利払いは今の 14 億円から 31 億円へ増える。賃料は年 2% で上がるが、新築の供給で稼働は 97% へ少し下がる。経費は物価並みの 3% で増え、NOI は 10 年で 1 割台半ばしか伸びない。

減価償却は昔の取得原価のままなので、会計の利益は利払いの増加ほどは減らない。それでも純利益は今の 4 分の 3 に細る。修繕と更新の費用は築年とともに 1.4 倍に膨らみ、償却と並ぶ。

ビルの利回りは 4.9% に上がり、ビルの価値は今の鑑定より 3 割ほど低い。負債は減らず、投資主の取り分は今の自己資本の 7 割台半ばになる。規模は据え置きと置いたが、増資で成長する癖があり、希薄化の心配は残る。

  • オフィス・ホテルの賃貸:数量 1,470(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.4%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.9%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 123 億円・営業利益 66 億円。稼働 97%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 84 − 資本的支出 18) ÷ キャップ 4.90% − 純負債 800 = 553 億円。キャップは中小型オフィス 75%・ホテル 25% の加重の中立 4.9%(要求利回り 6.0% − NOI の伸び 1.1%)。今の鑑定の利回り 4.2% より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は物価の 3 分の 2 で上がる筋書き。最もありうるので 37%。

やや悲観 22% 供給過多と観光の減速で賃料が伸びず、利回りが上がる 利益 10 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 25,470 円248 億円

大型の新築ビルが続き、テナントは新しいビルへ移る。ホテルは円高と訪日客の減速で売上が落ち、変動賃料が減る。平均の賃料は年 1% しか上がらず、稼働は 95% へ落ちる。経費は物価で増え、NOI は今より 2 割弱増えるにとどまる。

借入は 3.9% へ借り換わり、純利益は今の 3 割まで細る。分配は大きく減る。ビルの利回りは 5.15% へ上がり、ビルの価値は今の鑑定の 6 割台に下がる。LTV は 6 割に近づき、借り換えの上乗せが増える。

スポンサーが物件を引き取る支えはありうるが、その値段が投資主に有利とは限らない。

  • オフィス・ホテルの賃貸:数量 1,439(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.6%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.9%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 109 億円・営業利益 53 億円。稼働 95%・賃料 年 +1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 70 − 資本的支出 16) ÷ キャップ 5.15% − 純負債 810 = 248 億円。キャップは中立 +0.25%。

確率:2027 年以降の大型供給と円高・訪日客の減速で、ホテルとオフィスの賃料が落ちる筋書き。22%。

悲観 13% 金利の上振れと不況が重なり、ホテルの賃料が落ちる 利益 −4 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 11,503 円112 億円

金利は 3% を超えて上がり、不動産の売りが重なる。借り換えの金利は 4.5% に上がり、利払いは今の 2.8 倍になる。不況で企業は床を減らし、観光客も減って、稼働は 92%、賃料は 10 年たっても今と同じ名目にとどまる。経費を年 2% に抑えても、NOI は今より小さくなる。

純利益はゼロを割り込み、分配は止まる。配らずに残した現金で借入を少しずつ返す。ビルの利回りは 5.4% へ上がり、物件の価値は負債を少し上回る程度にまで縮む。投資主に残るのは、市況が戻れば取り戻せる見込みの分だけだ。清算されない限り、ビルを売って NAV を受け取ることはできない。

  • オフィス・ホテルの賃貸:数量 1,394(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.9%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.9%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 96 億円・営業利益 44 億円。稼働 92%・賃料 年 +0.0%・経費 年 2.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 61 − 資本的支出 13) ÷ キャップ 5.40% − 純負債 770 = 112 億円。キャップは中立 +0.5%。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:リーマン級の不況と金利の上振れが重なる筋書き。ホテルの振れと借入の重さを考え 13% と置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

オフィス・ホテルの賃貸

東京経済圏と主要都市の中小型オフィス、全国のホテル 7 棟を貸す。ホテルの賃料は変動型が多い。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模)価格稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.9%)。物価の転嫁で伸びる売上営業利益
今 2027/02予想 1,474 6.9% 101 56
10 年後 中立 1,470 8.4% 123 66

取り方:2027 年 2 月期の会社予想(取得 6 棟が通年で寄与する最初の半期)を 2 倍して年額の賃料収入 101 億円(売却益を除く)、NOI 72 億円と置いた。帳簿価額 1,515 億円(期末の 1,224 億円に取得の 299 億円を足し譲渡分を引いた)× 稼働 97.3% で数量、収入 ÷ 数量で価格。セグメントの利益は NOI から減価償却 16 億円を引いた額。中立の価格が物価の 1.34 倍に届かないのは、オフィスの賃料が契約の更新ごとに遅れて上がり、物価の 3 分の 2 しか転嫁しないと見るため(業種ノート)。

リスクと懸念

借り換えの金利

平均 1.09% の借入が 3% 台半ばへ借り換わると、年の利払いは 17 億円ほど増える。今の年の利益の半分を超える。残りの期間は 2.3 年と短く、変動金利の比率も 3 分の 1 ある。

ホテルの賃料の振れ

ホテルの賃料は売上に連動する変動型が多い。円高や訪日客の減速、不況で宿泊料と稼働が落ちれば、賃料もそのまま落ちる。ホテルは 6 割まで増やす方針だ。

ビルの利回りの上昇

オフィスの鑑定の利回りは 3% 台と低く、10 年国債 3% の世界では保てない。利回りが 1 ポイント上がるとビルの価値は 2 割台半ば下がり、LTV は 6 割に近づく。

NAV 割れの増資

2026 年 3 月に NAV の 8 割強で公募増資をした。成長を優先して再び増資すれば、1 口の価値が削られる。

売却益と内部留保への依存

分配は売却益と内部留保の取り崩しに支えられる。巡航の利益は利払いの増加で減る見通しだ。

運営会社への依存

ホテルは運営会社の力に収益が左右される。リブランドの工事と開業の遅れは、収入の空白を生む。

今後の分かれ目

10 年金利が 2% 前後で止まる
ビルの利回りの上昇は小さく、借り換えの金利も 2.5% 前後にとどまる。中立よりやや楽観に近づき、割高の度合いは縮む。
ホテルの賃料が物価を上回って伸び続ける
NOI の伸びが利払いの増加を上回り、楽観の筋書きに近づく。
NAV 割れのまま再び増資を行う
1 口の価値がさらに薄まる。スポンサーの点数を大きく上げる。
自己投資口の買い入れを始める
NAV との差が縮まり、資本の使い方の評価を上げる。ただし借入で賄うなら金利の重さが増す。
ホテルの比率が 6 割を超える
景気と為替への感応度が上がり、k と悲観の確率を上げる。

見ておくもの

  • 平均調達金利と変動金利の比率
  • ホテルの変動賃料の水準
  • 継続鑑定の利回り(キャップレート)
  • 増資と自己投資口の買い入れの方針
  • 簿価 LTV

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは 10 年金利 3% に用途の上乗せを足した業種ノートの表で、今の鑑定の利回りより高い。NAV 割れ(今は NAV の約 8 割)を割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 9.6% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +2.06% を足した 9.56%。事業は傾いていないので extra は置かない。

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やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. Oneリート投資法人 2026年2月期(第25期)決算説明資料
  2. Oneリート投資法人 2026年2月期 決算短信

分析日 2026-10-19