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AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

東海道リート投資法人 2989

静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)83,041 円320 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)86,000 円332 億円差 −3.4%
10 年後から見ると 適正 価値 83,041 円320 億円 · 差 −3.4% · 期待の年率 +7.3%
期待の年率リターン(10 年)+7.3%資本コスト比 −1.9 pt
推定の資本コスト9.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

東海道リートは、静岡を中心に愛知・三重・滋賀など東海道沿いの住宅、工場、物流施設、底地を 34 物件、取得価格で 742 億円持つ REIT だ。静岡の建設会社ヨシコンがメインスポンサーにつく。筆者の結論は、今の値段は適正の範囲にあるということだ。価値の計算は今の値段を 5% ほど下回るが、誤差の内にある。

よい所は、物件の値付けが高い利回りの所にあることだ。地方の物件を中心に持つので、今の鑑定の NCF 利回りは 4.6% ある。10 年金利が 3% の世界になっても、物件の価値は鑑定から大きく崩れない。

弱いのは借入の形だ。金利を固定した借入は 6.6% しかなく、残りの期間は 1.6 年と短い。金利の上昇は、ほぼそのまま利払いに出る。10 年後の年の利払いは今の 8 億円から 18 億円に増え、純利益は今の 8 割ほどになる。今の値段は、この利払いの増加をおおむね織り込んでいると筆者は見る。安くも高くもない値段だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この REIT は値段なりの中身を持つ。物件は地方にあるが、利回りの高い値段で買っている。工場の近くの住宅と物流は、地域の製造業が続く限り需要がある。スポンサーも買い増しを続け、投資主と同じ側に立つ。

気になるのは借入だ。固定の比率が 6.6% しかなく、金利の上昇がすぐに利払いに出る。10 年後の利払いは今の 2 倍を超え、純利益は今の 20 億円から 17 億円ほどに減る。毎年の公募で NAV を下回る値段の増資を続けてきたのも、評価を下げる点だ。

今の値段は、こうした弱みをおおむね織り込んでいる。安全域と呼べる割引はないが、割高でもない。

筆者が評価を上げるのは、借入の固定化が低い金利のうちに進んだ時と、NAV を上回る値段で増資ができた時だ。合併の話が具体的になれば、その条件も見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、地方の産業地域の住宅と、工場・物流施設の賃料だ。2026 年 2 月の公募で 5 物件を買い、資産規模は上場時の 2.5 倍の 747 億円になった。会社の予想から売却益を除くと、年の NOI は 43 億円ほどになる。

物件は帳簿の額で 6 割が住宅などの生活インフラ、4 割弱が工場・物流・底地などの産業インフラだ。住宅は名古屋・静岡・豊橋・草薙などのファミリー向けと単身向けで、ヨシコンが開発した「エンブル」の名の物件が多い。産業インフラは、いなべや松阪、セントレアの物流施設、四日市のオフィス、工場の底地などだ。2026 年には静岡の駅前のホテルも買った。

借り手は、地域の製造業とその社員が中心になる。東海道は製造業で働く人の比率が高く、工場の近くの住宅と物流には根強い需要がある。期末の稼働率は 98.2% で、住宅は 99% を超える。

借入は 392.5 億円で、地方銀行を含む多くの銀行から借りる。平均の金利は 1.98% と、J-REIT の中では高い。それでも変動金利が大半で、これからさらに上がる。

優良さと弱いところ

物件の質は J-REIT の中で下の方だが、値段は質に見合っている。物件はすべて地方にあり、取引の相手も地域の会社が多い。それでも、取得の値段が低いので、帳簿に対する NOI の利回りは 5.5% ある。

強みは二つある。一つめは、地域に根差したスポンサー群だ。ヨシコンをはじめ 10 社のスポンサーが、地元の物件の情報を持ち込む。二つめは、スポンサーの姿勢だ。ヨシコンは 6.6% を持ち、2026 年 9 月にはさらに 9.9 億円まで買い増すと伝えてきた。投資主と同じ船に乗る形を強めている。

弱みは三つある。ひとつは借入の形で、固定の比率が 6.6%、残りの期間が 1.6 年しかない。ふたつめは、増資の値段だ。2025 年と 2026 年の公募は、どちらも 1 口の NAV を下回った。みっつめは、地方の人口の減少だ。住宅の需要は産業に支えられているが、10 年で少しずつ細る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

東海道の産業地域は、自動車や機械の工場が集まる日本の製造業の中心だ。工場の近くでは、社員向けの住宅と、部品や製品を運ぶ物流施設に根強い需要がある。地方でも人口の減り方は全国より緩い。

住宅の賃料は、2 年の更新と入替で物価に追いつく。ただ地方では、首都圏ほど賃料を上げにくい。筆者は、この REIT の住宅の賃料は中立で年 2% 伸びると見る。工場や物流、底地は長期の契約が多く、賃料は年 1.25% ほどしか伸びない。用途を混ぜると、賃料の伸びは年 1.7% になる。費用は物価で年 3% 増えるので、NOI の伸びは賃料より遅い。

金利の 10 年は、物件の利回りを押し上げる。10 年国債が 3% なら、地方の住宅の期待キャップは 4.0%、地方の工場・物流は 4.5% ほどで、用途を混ぜると 4.25% になる。この REIT の今の鑑定の NCF 利回りは 4.6% で、すでにそれを上回る。地方の物件を高い利回りで買ってきた分、金利の上昇の影響は小さい。

地方の不動産の取引は、首都圏より買い手が少ない。物件を売る時の値段は、鑑定を下回りやすい。

資本政策と M&A

資本政策の柱は、毎年 2 月の公募増資と物件の取得だ。2023 年から 2026 年まで 4 年続けて公募をし、資産規模を上場時の 2.5 倍にした。ただ 2025 年は NAV の 9 割弱、2026 年は 95% の値段で、既存の投資主の取り分を薄めた。

2026 年 9 月には規約を変え、合併の報酬の規定を新しく設ける案を出した。合併を決めたわけではないが、規模の小さい REIT が合併で生き残りを図る動きは業界で増えている。

借入は総資産の 48% で、上限の 50% に近い。会社は金利の固定化と借入の長期化を進める方針だが、今から固定にすれば高い金利を長く払う。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

物件の値付けに無理がない。今の鑑定の NCF 利回りは 4.6% で、10 年金利が 3% の世界の期待キャップを上回る。都心の REIT は利回り 3% 台の鑑定で物件を抱え、金利の上昇で価値が 2 割削られる。この REIT は、その下げをほとんど受けない。

東海道の製造業は強く、工場の近くの住宅と物流には根強い需要がある。住宅の稼働は 99% を超え、入替のたびに賃料が上がる。ヨシコンは 6.6% を持ち、さらに 9.9 億円まで買い増す。スポンサーが自分のお金で投資口を買うのは、値段が安いと見ているからだ。

合併の報酬の規定を設けたことも、選択肢を広げる。規模の大きい REIT との合併なら、借入の条件が良くなり、投資口の値段が NAV に近づく道が開ける。NAV を 2 割下回る今の値段は、その上振れを見ていない。会社の予想で分配が減るのも、金利の上昇が一巡するまでの話で、賃料の改定が追いつけば戻る。

慎重な見方

借入の形が危うい。金利を固定した借入は 6.6% しかなく、残りの期間は 1.6 年だ。金利の上昇がそのまま利払いに出る。会社の予想でも、次の 2 期で分配は 1 割減る。格付けは A- で、借り換えの上乗せも大きい。

毎年の公募は、規模を追う増資だ。2025 年は NAV の 9 割弱、2026 年は 95% の値段で口数を増やした。資産規模が増えるほど、規模に連動する運用報酬は増える。投資主の取り分は、そのたびに薄まった。

物件は地方にあり、買い手が少ない。いざ売る時の値段は、鑑定を大きく下回りうる。住宅の需要を支える工場が海外に移れば、住宅も物流も空室が出る。合併の報酬の規定は、スポンサーと運用会社の取り分を先に決めるもので、投資主のためとは限らない。変動金利の借入と地方の物件という組み合わせは、金利の上昇と景気の悪化が同時に来た時に最も弱い。その時、分配と物件の価値が一緒に落ちる。

どちらに重みを置いたか

物件の利回りの高さという強気の見方の論点と、変動金利と NAV 割れの公募という慎重な見方の論点は、どちらも数字で裏付けられる。二つは打ち消し合い、中立を最も厚く置いた。スポンサーの点数が 3 を超えるので悲観に 15% を置き、確率は中立を軸にわずかに悲観側へ寄せた。合併が具体的になれば、確率の置き方を見直す。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/07 期)

確率で加重した株価時価総額 128,244 円495 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 46,162 円178 億円)。 今の値に割り戻すと 83,041 円320 億円、今との差 −3.4%、 期待の年率 +7.3%(資本コスト 9.2%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 199,264 円769 億円 56,488 円218 億円 +197.4% +11.5% 20,460 円79 億円
やや楽観 20% 166,096 円641 億円 52,861 円204 億円 +154.6% +9.8% 43,791 円169 億円
中立 37% 139,925 円540 億円 48,715 円188 億円 +119.3% +8.2% 69,797 円269 億円
やや悲観 20% 97,688 円377 億円 40,941 円158 億円 +61.2% +4.9% 27,726 円107 億円
悲観 15% 51,824 円200 億円 32,390 円125 億円 −2.1% −0.2% 12,632 円49 億円
加重平均100% 128,244 円495 億円46,162 円178 億円 +102.8% +7.3% 174,406 円673 億円

今の株価時価総額 86,000 円332 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.2% を下回るほど割高。

楽観 8% 製造業が強く、住宅の賃料が物価に近く伸びる 利益 23 億円 · PBR 1.9 倍 · 株価時価総額 199,264 円769 億円

10 年金利は 3% を下回って落ち着き、借り換えは 3.6% で済む。東海道の製造業は国内回帰で工場を増やし、社員向けの住宅と物流の需要が強まる。住宅の賃料は年 2.5% 強、賃料全体は年 2.3% で伸び、稼働は 98.5% を保つ。

地方の物件にも買い手が増え、物件の利回りは 4.2% に下がる。NAV を上回る値段で増資ができるようになり、1 口の分配も増える。

利払いは今の 2 倍に増えるが、賃料の伸びがそれを埋め、純利益は今を少し上回る。物件の価値は鑑定を上回り、投資主の取り分は大きく増える。

  • 複合(住宅・工場・物流・底地)の賃貸:数量 764(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.2%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.3%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 70 億円・営業利益 45 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.3%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 53 − 資本的支出 6) ÷ キャップ 4.20% − 純負債 360 = 769 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り 4.61% より低く、用途の下限を混ぜた 3.4% より高い。

確率:東海道の製造業が国内回帰で強まり、住宅と物流の賃料が上がる筋書き。借入の弱さから上振れは限られ 8%。

やや楽観 20% 借入の固定化が進み、賃料が年 2% で伸びる 利益 20 億円 · PBR 1.6 倍 · 株価時価総額 166,096 円641 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借り換えは 3.8% になる。借入の固定化と長期化が早めに進み、利払いの見通しが立つ。住宅の賃料は年 2.5%、工場と物流は年 1.5% ほどで、賃料全体は年 2% で伸びる。稼働は 98% を保つ。

経費は年 3% で増え、NOI は 10 年で 18% 伸びる。利払いは 17 億円に増え、純利益は今とほぼ同じになる。

物件の利回りは 4.45% で、今の鑑定をやや下回る。物件の価値は鑑定並みを保ち、スポンサーの買い増しも続く。投資口の値段は NAV に近づいていく。

  • 複合(住宅・工場・物流・底地)の賃貸:数量 760(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.9%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.3%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 68 億円・営業利益 43 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 50 − 資本的支出 6) ÷ キャップ 4.45% − 純負債 364 = 641 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り 4.61% より少し低い。

確率:借入の固定化が早く進み、住宅の賃料が想定より強い筋書き。20% とした。

中立 37% 変動金利の利払いで純利益が 2 割弱細り、利回りは今の鑑定並み 利益 17 億円 · PBR 1.3 倍 · 株価時価総額 139,925 円540 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 1〜2 年のうちに 4.0% へ借り換わる。変動金利の借入が多いので、利払いは早く増え、年 8 億円から 18 億円になる。賃料は住宅が年 2%、工場と物流が年 1.25% で伸び、稼働は 97.5% へ少し下がる。

経費は年 3% で増え、NOI は 10 年で 12% 伸びる。純利益は今の 20 億円から 17 億円ほどに減り、分配も同じだけ細る。

物件の利回りは 4.65% で、今の鑑定とほぼ同じだ。物件の価値は鑑定並みを保つ。増資は NAV を下回る間は控え、規模は今のまま据え置く。

  • 複合(住宅・工場・物流・底地)の賃貸:数量 756(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.7%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.3%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 66 億円・営業利益 40 億円。稼働 98%・賃料 年 +1.7%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 48 − 資本的支出 6) ÷ キャップ 4.65% − 純負債 368 = 540 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り 4.61% に合わせた 4.65%。用途の表を NOI の比で加重した 4.25%(地方の住宅 57%×4.0%、工場・物流 40%×4.5%、ホテル 3%×5.0%)より高い。

確率:前提どおり 10 年金利 3% に落ち着き、賃料が年 1.7% で伸びる筋書き。最もありうるので 37%。

やや悲観 20% 工場の縮小で産業インフラの賃料が止まる 利益 11 億円 · PBR 0.9 倍 · 株価時価総額 97,688 円377 億円

10 年金利は 3% を少し上回り、A- の借り換えは 4.3% になる。製造業の海外移転で一部の工場が縮み、物流と工場の賃料は止まる。住宅の需要も地域で少しずつ細り、稼働は 96% に下がる。賃料全体は年 1% しか伸びない。

経費は年 3% で増え、NOI は今とほぼ同じだ。利払いは 19 億円に増え、純利益は今の半分ほどになる。

物件の利回りは 4.95% に上がり、物件の価値は鑑定を 1 割ほど下回る。分配が細り、毎年の公募も止まる。規模に連動する報酬も伸びず、スポンサーの関心が薄れる。

  • 複合(住宅・工場・物流・底地)の賃貸:数量 745(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.1%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.3%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 60 億円・営業利益 35 億円。稼働 96%・賃料 年 +1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 43 − 資本的支出 6) ÷ キャップ 4.95% − 純負債 372 = 377 億円。キャップは中立 +0.3%。

確率:製造業の海外移転で工場の需要が細り、借り換えの上乗せが大きい筋書き。20% とした。

悲観 15% 金利の上振れと地域の産業の縮みで、分配がほぼ消える 利益 5 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 51,824 円200 億円

金利が上振れし、借り換えは 4.7% になる。変動金利の借入が多く、利払いは早く膨らむ。景気が崩れ、東海道の工場で生産の縮小と撤退が重なる。物流の空室が増え、住宅も社員の減少で稼働が落ちる。稼働は 93% まで下がり、賃料は 10 年で伸びない。

NOI は今より 1 割強減り、利払いが純利益のほとんどを食う。分配は今の 2 割ほどに細り、物件を売って借入を返す。

地方の物件は買い手が少なく、物件の利回りは 5.6% に上がる。物件の価値は鑑定を 2 割強下回る。それでも鑑定の利回りが高かった分、物件の価値は純負債を上回り、投資主の取り分は残る。

  • 複合(住宅・工場・物流・底地)の賃貸:数量 721(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.5%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.3%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 54 億円・営業利益 30 億円。稼働 93%・賃料 年 +0.2%・経費 年 2.5%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 37 − 資本的支出 5) ÷ キャップ 5.60% − 純負債 378 = 200 億円。キャップは中立 +0.95%。地方の物件は売りの局面で買い手が少なく、都心より上げ幅を大きく置いた。

確率:スポンサーの点数が 3.4 で 3 以上(+5 ポイント)。借入の 9 割超が変動金利なので 15%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

複合(住宅・工場・物流・底地)の賃貸

静岡・愛知・三重・滋賀など東海道の住宅、工場・物流施設、底地、ホテルなど 34 物件を、地域の製造業とその社員などに貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模)価格稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.3%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値売上営業利益
今 2026/07 762 7.3% 56 36
10 年後 中立 756 8.7% 66 40

取り方:2026 年 2〜4 月の取得で直近の半期 ×2 では 1 年分にならないため、会社の予想(2027 年 1 月期と 7 月期)の賃貸事業収入を合計し、売却益と匿名組合の配当を除いた年 55.9 億円を今の値とした(筆者の推定)。新物件の固定資産税は 2027 年 7 月期から費用になるので、2027 年 1 月期の分も足して費用をならした。帳簿価額 775.7 億円 × 期末の稼働率 98.2% で数量、収入 ÷ 数量で価格。NOI は年 42.9 億円、セグメントの利益はそこから減価償却 7.2 億円を引いた額。中立の賃料の伸びは年 1.7%(住宅 57%×2.0%、工場・物流・底地 40%×1.25%、ホテル 3%×2.0%)で、価格は 10 年で 1.18 倍と物価の 1.34 倍に届かない。地方の住宅は首都圏ほど賃料を上げにくく、工場と底地は長期の固定賃料のため(業種ノート)。

リスクと懸念

変動金利の借入

金利を固定した借入は 6.6% しかなく、残りの期間は 1.6 年。金利の上昇がそのまま利払いに出る。10 年後の年の利払いは今の 8 億円から 18 億円ほどに増え、純利益を 2 割弱削る。

NAV を下回る公募の続き

2023 年から毎年 2 月に公募をし、2025 年と 2026 年は NAV を下回る値段だった。規模を追う増資が続けば、1 口の価値は薄まる。

地域の製造業への依存

物件はすべて東海道の地方にあり、需要は地域の製造業に支えられる。工場の海外移転や縮小が続けば、住宅も物流も空室が増える。

地方の物件の売りにくさ

地方の不動産は買い手が少なく、売る値段は鑑定を下回りやすい。借入を返すために物件を売る局面では、損失が出やすい。

今後の分かれ目

借入の固定化と長期化が低い金利のうちに進む
利払いの見通しが立ち、価値は上に振れる。
規模の大きい REIT との合併が発表される
借入の条件と投資口の値段の改善が見込める。合併の比率と報酬を見て評価し直す。
NAV を上回る値段で公募ができる
1 口の価値が増え、スポンサーの点数を下げる。
東海道の大きな工場の撤退が続く
物流と住宅の需要が細り、悲観側の確率を上げる。
短期金利が 2% を超えて上がる
変動金利の利払いが早く増え、やや悲観に寄る。

見ておくもの

  • 金利の固定化の比率と借入の残りの期間
  • 1 口当たり分配金の会社予想
  • ヨシコンの投資口の買い増しの結果
  • 住宅の入替・更新の賃料の上げ幅
  • 合併の報酬の規定と再編の動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップで割り、負債を引いて出した。中立のキャップは用途の表を加重した 4.25% と今の鑑定の NCF 利回り 4.61% の高い方で 4.65%。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は変わらない。

資本コスト 9.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.68% を足した 9.18%。事業は傾いていないので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. 東海道リート投資法人 2026 年 7 月期 決算短信
  2. 同 第 10 期 決算説明資料
  3. 同 メインスポンサーによる本投資法人投資口の追加取得に関するお知らせ(2026-09-17)
  4. 同 規約一部変更及び役員選任に関するお知らせ(2026-09-17)

分析日 2026-10-20