株譜
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霞ヶ関ホテルリート投資法人 401A

デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)83,833 円241 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)93,000 円267 億円差 −9.9%
10 年後から見ると 適正 価値 83,833 円241 億円 · 差 −9.9% · 期待の年率 +6.5%
期待の年率リターン(10 年)+6.5%資本コスト比 −2.9 pt
推定の資本コスト9.4%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.4% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

霞ヶ関ホテルリート投資法人は、2025 年 8 月に上場した、ホテル特化の J-REIT だ。保有は築浅の 15 ホテルで、取得価格は 492 億円、鑑定評価額は 555 億円。スポンサーは開発会社の霞ヶ関キャピタルである。筆者の結論は、今の値段はやや割高ということだ。価値の計算は、今の時価総額を 11% ほど下回る。

強みは、築年の浅さと、含み益、変動賃料の伸びにある。鑑定評価額は簿価を 61 億円上回り、今の値段は NAV の 8 割にある。大規模な改修は当面かからず、稼ぎの多くが分配に回る。

弱みは三つある。ひとつは、15 ホテルすべての賃借人が、スポンサーグループの運営会社であること。ふたつめは、石垣島の 1 ホテルが取得価格の 38% を占め、九州・沖縄に偏ること。みっつめは、稼ぎが決算 2 期分しかなく、固定賃料の期間が終わったあとの賃料が見えないことだ。

スポンサーは開発した物件を投資法人に売る立場で、投資口の保有は上位 10 位に入らない。借入の平均金利は 1.80% と低く、2029 年 1 月期に約 95 億円の満期が来る。

上場後の資料が少なく、年換算の数字は筆者の推定を含む。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、築浅のホテルは設備の傷みが少なく、当面は現金が残りやすい。しかし、稼ぎは決算 2 期分で、運営会社が 1 社に偏る。堀というより、スポンサーとの関係で成り立つ事業だ。

過去 1 年の分配は、今の値段に対し 6.5% ほどの利回りだ。借入の平均金利は 1.80% と低く、これが分配を支えている。借り換えが 3.8% 前後に進むと、年の利払いは 5 億円から 10 億円に増える。

スポンサーは、開発した宿を投資法人に売ることで資金を回収する。投資法人は、その物件の買い手であり、賃料の払い手もスポンサー系だ。値段と賃料の両方がスポンサーの都合に左右される構造だ。

NAV は物件の鑑定が高い今の姿で、清算されない限り投資主の手には入らない。今の値段は NAV の 8 割だが、筆者は割安の根拠にしない。

10 年の分配と、10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 11% ほど下回る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、ホテルの賃料だ。投資法人が持つのは建物と土地で、運営会社に貸して賃料を受け取る。15 物件の賃借人は、すべて fav hospitality group(2026 年 9 月に FHG hotels に社名変更)で、スポンサーの霞ヶ関キャピタルの子会社群にあたる。

賃料は二つの形に分かれる。糸島・長崎・石垣・鹿児島天文館の 4 ホテルは、開業から日が浅いため、2027 年 8 月までの固定賃料期間を置く。残る 11 ホテルは、ホテルの利益に連動する変動賃料で、最低保証賃料が付く。2027 年 1 月期の予想は、固定(最低保証を含む)が 12.8 億円、変動が 4.6 億円だ。

物件は全国に散らばる。九州が 5 物件で総資産の 31%、沖縄の seven x seven 石垣が 36% を占める。ほかは高松・飛騨高山・伊勢・広島・函館・東京の宿泊特化型で、多人数で泊まれる客室が特徴だ。

2026 年 7 月期の営業収益は 16.6 億円、営業利益は 11.1 億円、当期純利益は 8.4 億円。過去の稼ぎは決算 2 期分で、1 期目は取得後の 171 日しかない。2 期を年に直した賃貸収入は 34 億円、NOI(賃料から費用を引いた稼ぎ)は 30 億円で、簿価 494 億円に対する利回りは 6.0% になる(筆者の推定を含む)。

優良さと弱いところ

物件の質は、築年が浅いことが最大の強みだ。2020〜2023 年に開業した宿が中心で、設備の傷みが少なく、2026 年 7 月期の資本的支出は 0.4 億円にとどまる。鑑定評価の還元利回りは、東京の 2 物件が 4% 台前半、地方は 4.7〜5.1% だ。

運営は省人化に特徴がある。フロントと飲食を兼務し、客室あたりの宿泊人数は 3.2 人と多い。ホテルの粗利益に当たる GOP 比率は 54% で、変動賃料の元手になる。

弱みは三つある。ひとつは、賃借人がすべてスポンサー系の 1 社であること。ふたつめは、石垣島のホテルが取得価格の 38% を占め、1 物件の振れが大きいこと。みっつめは、開業から 2〜3 年の宿が多く、安定した稼ぎの水準が実績で確かめられていないことだ。

RevPAR(客室 1 室あたりの売上)は、変動賃料の 11 物件で過去 1 年に 14% 上がったが、開業後の伸びが混じる。今の稼ぎをそのまま中立に置かず、固定賃料が終わったあとの賃料は、確かな資料が無いため、筆者が保守的に見積もった。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ホテルは、訪日客と国内の宿泊の両方で稼ぐ。2025 年の訪日客は過去最高の 4,268 万人で、政府は 2030 年に 6,000 万人を目標にしている。2026 年 1〜6 月は中国客が減り、全体は前年を 2% 下回った。一方で、韓国と台湾の客は大きく増えた。

この投資法人の物件では、2026 年 1〜6 月のインバウンドの宿泊日数が前年同期比で 35% 増えた。地方の観光地は、政府が訪日客の分散を進める後押しも受ける。

ただし、開業直後の宿の KPI は、開業から数年は大きく伸びる。その伸びが落ち着くと、変動賃料の増え方も鈍る。人手不足と人件費の上昇も重い。運営会社の利益が削られると、利益に連動する変動賃料が先に減る。

新しいホテルの開業は地方でも続く。スポンサー自身も 22 の宿を開業し、さらに多くを計画しており、供給が増える側でもある。

業種の表では、ホテルの NOI は名目年 2.25% で伸び、期待キャップは 5.0%、下限は 4.0% だ。ここでは固定賃料が 7 割強あり、変動賃料の伸びは開業効果が落ちるので、賃料の伸びは中立で年 2.0% とやや低く置いた。

資本政策と M&A

借入は 226 億円で、有利子負債を鑑定評価額で割った比率は 41%、総資産に対しては 44%。固定金利の比率は 71%、平均金利は 1.80%、平均の残りは 2.5 年だ。格付は JCR の A- で、メガバンクと地方銀行 16 行が貸し手に並ぶ。

満期は 2027 年 7 月期に約 21 億円、2029 年 1 月期に約 95 億円が来る。2 年以内の満期は全体の 9% と小さいが、2.5 年後に 4 割強が集中する。変動金利の借入は 66 億円で、政策金利が 0.25% 上がるごとに利払いは 0.8 億円ほど増える。

増資は、2025 年 8 月の上場時の公募 276 億円だけで、その後の増資はない。上場時の値段は 1 口 10 万円だった。

運用報酬は、総資産に連動する部分と、NOI と 1 口利益に連動する部分、投資口の値動きの部分でできている。取得報酬の上限は 1.0% で、2026 年 7 月期の実額は 0.3 億円と軽い。

分配は、減価償却費の 25% ほどを利益超過分配で上乗せし、上限は 40%を目途とする。築浅で改修が少ない間は、現金の出が小さく、この上乗せが成り立つ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

築年が 3〜6 年と浅く、資本的支出は減価償却のごく一部で済む。キャッシュが残り、利益超過分配でさらに上乗せできる。

2026 年 7 月期は、変動賃料の増加で分配が当初予想を 7% 上回った。2027 年 1 月期と 7 月期は、RevPAR の 4% 増を見込み、分配はさらに伸びる。

固定賃料の 4 ホテルは、予定より 1 年早く、安定した稼ぎの水準にほぼ届いた。変動賃料に移れば、RevPAR が 1% 上がるごとの分配への効きは、1.2% から 2.4% に高まる。

スポンサーのパイプラインは 3,100 億円あり、5 年で資産を 3,000 億円まで増やす目標だ。今の投資法人の規模の 6 倍で、成長の余地は大きい。

含み益は 61 億円、NAV の 8 割という値段は、増資のハードルを高くするが、既存の投資主には割安の安全域になる。楽観の筋書きでは、時価総額は 580 億円に達する。

慎重な見方

15 ホテルの賃借人は、すべてスポンサー系の 1 社だ。運営会社の業績が崩れると、固定賃料でも払えなくなる恐れがある。最低保証賃料が付いても、払い手が 1 社なら、守りにならない。

石垣島のホテルは取得価格の 38%、九州・沖縄は総資産の 7 割近い。1 つの地域や 1 物件の不振が、全体を揺らす。

開業から日が浅く、稼ぎの水準は決算 2 期分しか確かめられていない。固定賃料の期間が終わると、賃料の水準が下がる恐れがある。

借入 226 億円の平均金利は 1.80% で、3.8% 前後に借り換わると、年の利払いは倍になる。2029 年 1 月期に 95 億円の満期が集中する。

投資口の保有は、スポンサーが上位 10 位に入らない。スポンサーは開発した宿を売る側で、投資主とは利害が重ならない。

悲観の筋書きでは、賃料が年 3% ずつ縮み、時価総額は 37 億円と、今の 1 割強に落ちる。

新規上場のため、不況での稼ぎの底は実績で確かめられていない。スポンサー系の運営会社が崩れたとき、別の運営会社に替えて同じ賃料を取れる保証は無い。

どちらに重みを置いたか

築年の浅さと、含み益、伸びる変動賃料には根拠がある。一方で、賃借人が 1 社に偏り、決算が 2 期分しかないことは、価値の見積もりを難しくしている。中立の価値は今の時価総額を 11% ほど下回り、やや割高の範囲にある。スポンサーの点数は 3.4 で、悲観の確率を 5 ポイント上げた。筆者は、スポンサーとの利害のずれが値段に十分入っていないと見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/07 期)

確率で加重した株価時価総額 120,324 円345 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 54,874 円158 億円)。 今の値に割り戻すと 83,833 円241 億円、今との差 −9.9%、 期待の年率 +6.5%(資本コスト 9.4%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 201,689 円579 億円 70,016 円201 億円 +192.2% +11.3% 27,171 円78 億円
やや楽観 22% 168,945 円485 億円 65,140 円187 億円 +151.7% +9.7% 51,499 円148 億円
中立 33% 138,988 円399 億円 60,263 円173 億円 +114.2% +7.9% 65,753 円189 億円
やや悲観 20% 75,938 円218 億円 45,284 円130 億円 +30.3% +2.7% 24,244 円70 億円
悲観 15% 12,889 円37 億円 30,654 円88 億円 −53.2% −7.3% 6,531 円19 億円
加重平均100% 120,324 円345 億円54,874 円158 億円 +88.4% +6.5% 175,198 円503 億円

今の株価時価総額 93,000 円267 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.4% を下回るほど割高。

楽観 10% 変動賃料への移行が進み、賃料が年 3% で増える 利益 23 億円 · PBR 2.0 倍 · 株価時価総額 201,689 円579 億円

訪日客は 2030 年に向けて伸び、地方の観光地にも広がる。開業から日の浅い宿の稼ぎが育ち、固定賃料の 4 ホテルが変動賃料に移って、賃料は年 3% で伸びる。

借り換えは 3.5% で済み、年の利払いは 9 億円と今の倍になる。それでも NOI は 30 億円から 40 億円へ 34% 増え、純利益は 23 億円に伸びる。

物件の利回りは 4.8% に下がり、時価総額は 579 億円と今の 2 倍を超える。

増資は NAV を上回る値段で行われ、希薄化は小さい。スポンサーのパイプラインから割安な取得も進み、1 口あたりの分配が積み上がる。

  • ホテルの賃貸:数量 494(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.2%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.8%)。変動賃料の増減と、固定賃料の見直しを合わせた値)→ 売上 45 億円・営業利益 34 億円。稼働 100%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 40 − 資本的支出 2) ÷ キャップ 4.80% − 純負債 210 = 579 億円。キャップは中立 5.3% から 0.5% 下げた 4.8% (ホテルの下限 4.0% には届かない)。

確率:訪日客と客室単価の上昇が続き、固定賃料の 4 ホテルも変動賃料に移って、賃料が年 3% 伸びる筋書き。ホテルは景気の振れが大きいので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 2.5% で伸び、借り換えは 3.7% 利益 20 億円 · PBR 1.7 倍 · 株価時価総額 168,945 円485 億円

訪日客はアジアを中心に伸び、中国客の減少も癒える。賃料は年 2.5% で伸び、稼働の係数は 0.99 になる。借り換えは 3.7% で、年の利払いは 9.5 億円になる。

NOI は 37 億円と 26% 増え、純利益は 20 億円と今をやや上回る。資本的支出は年 2.3 億円で、今の 0.5 億円より大きく増える。

物件の利回りは 5.05% に上がる。時価総額は 485 億円で、今の 1.8 倍ほどになる。

ただし、賃料の伸びは物価の 3% に届かず、実質の収益は緩やかに目減りする。取得の余地はあるが、増資の値段が NAV を割れば、希薄化が重くなる。

  • ホテルの賃貸:数量 489(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.7%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.8%)。変動賃料の増減と、固定賃料の見直しを合わせた値)→ 売上 43 億円・営業利益 32 億円。稼働 99%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 38 − 資本的支出 2) ÷ キャップ 5.05% − 純負債 212 = 485 億円。キャップは中立 5.3% より 0.25% 低い 5.05% (賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より訪日客の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 33% 賃料は物価に負け、利払いが 2 倍になる 利益 17 億円 · PBR 1.4 倍 · 株価時価総額 138,988 円399 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 4 年ほどで 3.8% へ借り換わる。年の利払いは今の 5 億円から 10 億円へ増える。賃料は年 2.0% で伸び、稼働の係数は 0.98 に落ちる。

経費は物価並みの年 3% で増え、NOI は 30 億円から 35 億円へ 18% 増える。それでも利払いの増加を吸収しきれず、純利益は今の 17.5 億円から 17 億円へわずかに減る。

物件の利回りは 5.3% に上がる。資本的支出は、築 10 年を超える宿の家具・設備の更新を見込み、年 2.5 億円とする。

時価総額は 399 億円で、今の 1.5 倍ほどになる。ただし 10 年の長さに割り引くと、今の値段を 1 割ほど下回る。

  • ホテルの賃貸:数量 484(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.3%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.8%)。変動賃料の増減と、固定賃料の見直しを合わせた値)→ 売上 40 億円・営業利益 29 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 35 − 資本的支出 2) ÷ キャップ 5.30% − 純負債 215 = 399 億円。キャップは今の NCF 利回り(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った 5.3%)に合わせた 5.3%。ホテルの表 5.0% より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 2.0% で伸びる筋書き。最もありうるので 33%(スポンサーの点数 3.4 で悲観に 5 ポイント回した)。

やや悲観 20% 訪日客が頭打ちになり、固定賃料が据え置きにとどまる 利益 8 億円 · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 75,938 円218 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 4.1% になる。訪日客の伸びは止まり、開業の効果も出尽くし、賃料は 10 年で今と同じ水準にとどまる。稼働の係数は 0.95 に落ちる。

変動賃料は縮み、NOI は 27 億円と今の 1 割減。年の利払いは 10.5 億円で、純利益は 8 億円と今の半分に縮む。資本的支出は年 2.4 億円に抑える。

物件の利回りは 5.55% に上がる。時価総額は 218 億円と、今の 8 割にとどまる。

運営会社は 1 社で、賃料の見直しを迫られても、分散で吸収する先がない。

  • ホテルの賃貸:数量 469(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.8%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.8%)。変動賃料の増減と、固定賃料の見直しを合わせた値)→ 売上 32 億円・営業利益 21 億円。稼働 95%・賃料 年 +0.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 27 − 資本的支出 2) ÷ キャップ 5.55% − 純負債 222 = 218 億円。キャップは中立 +0.25%。変動賃料の縮みと利払いの増加で、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。

確率:訪日客の伸びが止まり、開業効果が落ち着き、金利が高めに落ち着く筋書き。20% とした。

悲観 15% 運営会社の不振と金利の上振れ 利益 −3 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 12,889 円37 億円

不況や地政学のリスクで訪日客が落ち込み、運営会社の業績が悪化する。固定賃料と最低保証賃料の見直しを迫られ、賃料は年 3% ずつ縮んで、10 年後に今より 3 割ほど低い水準になる。稼働の係数も 0.90 に落ちる。

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.8% になる。年の利払いは 12 億円で、NOI は 17 億円と今の 4 割強減る。純利益は赤字に沈み、分配は出せなくなる。資本的支出は 1.8 億円に絞る。

物件の利回りは 5.8% に上がる。時価総額は 37 億円と、今の 1 割強に縮む。

清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

  • ホテルの賃貸:数量 445(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 5.0%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.8%)。変動賃料の増減と、固定賃料の見直しを合わせた値)→ 売上 22 億円・営業利益 12 億円。稼働 90%・賃料 年 -3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 17 − 資本的支出 2) ÷ キャップ 5.80% − 純負債 228 = 37 億円。キャップは中立 +0.5%。物件の価値から借入を引くと、投資主の取り分はわずかに残る。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 3.4 なので、悲観の確率を基本の 10% から 5 ポイント上げて 15%。賃借人が 1 社のため、運営会社の不振が直接の打撃になる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ホテルの賃貸

築浅のホテル 15 物件を、固定賃料と、ホテルの利益に連動する変動賃料(最低保証付き)の組み合わせで、スポンサー系の運営会社に貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する賃貸収入の比(今 6.8%)。変動賃料の増減と、固定賃料の見直しを合わせた値売上営業利益
今 2026/07 494 6.8% 34 25
10 年後 中立 484 8.3% 40 29

取り方:決算 2 期分(2026 年 1 月期は取得後 171 日、7 月期は 181 日)から、年の賃貸収入を 34 億円と推定した(1 期目は 184 日に直した)。簿価 494 億円 × 係数 1.00 が数量、収入 ÷ 数量が価格。NOI は収入から償却を除く費用を引いて 30 億円、セグメントの利益は減価償却 5 億円を引いた額。中立の価格は 10 年で 1.22 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、固定賃料が 7 割強を占め、変動賃料も開業効果が落ち着くため(業種ノート)。

リスクと懸念

賃借人が 1 社にかたよる

15 物件すべての賃借人がスポンサー系の運営会社 1 社。運営会社の不振で、賃料の払いと見直しの両方が不安定になる。

固定賃料の期間が終わったあとの賃料

4 ホテルの固定賃料期間は 2027 年 8 月までの予定。変動賃料に移ったあとの賃料水準は、実績が無く、下がる恐れがある。

石垣島と九州・沖縄への集中

seven x seven 石垣が取得価格の 38%、九州・沖縄が総資産の 7 割近い。天候・災害・地域の需要の振れが、全体に響く。

借り換えによる利払いの増加

平均金利は 1.80%。3.8% 前後へ上がると、年の利払いは 5 億円から 10 億円に増える。2029 年 1 月期に約 95 億円の満期が来る。

決算が 2 期分しかない

上場から 1 年余りで、稼ぎの季節性や、安定した水準が確かめられていない。年換算の数字には推定を含む。

スポンサーとの利害のずれ

スポンサーは開発した宿を投資法人に売る側で、賃借人でもある。投資口の保有は上位 10 位に入らず、取得の値段や賃料の条件がスポンサー寄りになる恐れがある。

今後の分かれ目

固定賃料の 4 ホテルが変動賃料に移り、賃料が最低保証を上回って安定する
稼ぎの水準が確かめられ、中立と楽観の確率を上げる。今の値段は適正に近づく。
10 年金利が 2% 前後で止まり、借り換えが 2% 台で済む
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。
運営会社の業績が悪化し、賃料の見直しや支払いの遅れが出る
悲観側の確率を上げる。賃借人が 1 社のため、分配への影響が大きい。
スポンサーから高い値段で物件を取得する、または NAV 割れで増資する
スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
スポンサーが投資口を大きく買い増す
同じ船の度合いが上がり、スポンサーの点数が下がる。

見ておくもの

  • 固定賃料 4 ホテルの変動賃料への移行と賃料水準
  • 変動賃料 11 物件の RevPAR・GOP の半期の推移
  • 運営会社(FHG hotels)の業績と財務
  • 2029 年 1 月期の満期の借り換え条件
  • スポンサーからの物件取得の値段と、スポンサーの出資比率

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは今の NCF 利回り 5.3%(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った)に合わせた。ホテルの業種ノートの表 5.0% より高い。決算が 2 期分しかなく、年換算の数字は推定を含む。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 9.4% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.93% を足した 9.43%。賃借人が 1 社に偏るリスクは、スポンサーの点数と悲観の筋書きに入れたので extra は置かない。

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やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. 霞ヶ関ホテルリート投資法人 2026 年 7 月期(第 2 期)決算短信(2026 年 9 月 16 日)
  2. 同 2026 年 7 月期 決算説明資料(2026 年 9 月 16 日)
  3. 2026 年 1 月期(第 1 期)有価証券報告書(建物状況評価報告書・運用報酬の記載)

分析日 2026-10-20