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イオンリート投資法人 3292

イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)83,275 円1,751 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)103,800 円2,182 億円差 −19.8%
10 年後から見ると やや割高 価値 83,275 円1,751 億円 · 差 −19.8% · 期待の年率 +5.0%
期待の年率リターン(10 年)+5.0%資本コスト比 −3.8 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

イオンリート投資法人は、イオンモールなどの商業施設を 53 物件、取得価格で 4,806 億円持つ J-REIT だ。賃料の半分はイオンモールから受け取り、契約は固定賃料が中心で、残りの契約期間は平均 11 年ある。筆者の結論は、今の値段はやや割高ということである。価値の計算は今の時価総額を 21% 下回る。

強みは稼働と財務だ。稼働率は 100% で、格付けは JCR の AA、借入は全額が固定金利だ。含み益は 975 億円と簿価の 24% ある。スポンサーのイオンが 17.5% を持ち、同じ船に乗っている。

弱みは賃料が伸びにくいことだ。固定賃料は物価に連動せず、費用の土地代や租税公課は増える。直近の半期で NOI は前の半期から 6% 減り、純利益は 12.5% 減った。平均金利は 1.1% で、借り換えのたびに利払いが増える。郊外型のモールは人口の減る地方に多い。

投資口は NAV の 7 割弱で売られる。NAV は清算されない限り手にできないので、筆者は割安の根拠にしない。費用の増える速さを賃料が追えない点を、値段はまだ織り込んでいない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、稼働と財務は強く、値段は NAV に対し大きく割り引かれている。それでも、賃料が伸びない構造が引っかかる。NAV は、清算されない限り投資主には手に入らない。

今の分配は、利益超過分配が混じる。純利益は年 119 億円ほどで、これが実力だ。費用は物価で増える。借入の平均金利 1.1% が 3.4% へ上がると、年の利払いは 20 億円から 64 億円まで増える。賃料が年 1.5% しか伸びないと、純利益は今の 7 割ほどに減る。

救いは、イオンという最強に近いテナントを持ち、稼働が崩れにくいことだ。ただ、そのテナントがスポンサーでもあり、賃料の増額を強く求めにくい。

10 年の分配と 10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 2 割ほど下回る。値段が 2 割下がれば、筆者は買ってよい水準と見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、イオングループが運営するショッピングセンターの賃料だ。2026 年 7 月期の半年で賃貸事業収入は 212.1 億円。償却を除く費用を引いた NOI は 133.3 億円だった。年にならすと NOI は 266.6 億円で、簿価に対する利回りは 6.5% になる。

物件は 53 あり、国内 52 とマレーシアの 1 物件からなる。大半が郊外の大型モール(RSC や SRSC)で、土地を所有するものと、借りるものがある。借地の支払地代は半期で 26.8 億円と、費用の 2 割を占める。賃料の 52% は、イオンモールから受け取る。

賃料の仕組みは、運営会社に建物ごと貸すマスターリースだ。固定賃料が基本で、一部に売上に連動する変動賃料がある。稼働率は 100% を保つ。賃料は物価に連動して上がりにくく、改装や省エネ工事を理由に交渉して増額する形で伸びる。

成長の道具は、イオングループが持つ物件の購入だ。ただ、ここ 2 年の取得は小さく、資産規模は 4,800 億円台で動かない。

商業施設のうち、食品スーパーを核とする生活密着型が中心だ。

優良さと弱いところ

物件の質は、商業 REIT の中で標準的だ。物件は大型モールで、立地は地方の郊外が中心になる。建物は築年が進み、資本的支出が年々膨らむ。マレーシアの物件は全体の 2% だ。

強みは三つある。一つめは、稼働率が 100% で、契約が長期(残りの期間は平均 11 年)なこと。二つめは、格付けが AA で、借入が全て固定金利なこと。三つめは、スポンサーのイオンが 17.5% を持ち、投資主と同じ船に乗っていることだ。

弱みも三つある。ひとつは、賃料の半分がイオンモール 1 社で、スポンサーとの関係が強すぎること。ふたつめは、固定賃料のため、物価の上昇を転嫁しにくいこと。みっつめは、費用の土地代・租税公課・修繕費が先に増えることだ。

分配は利益超過分配が混じる。半期の分配のうち、利益を超える分は 16% ほどある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

商業施設は、郊外の大型モールが中心になる。ネット通販の拡大で物販は伸びにくく、人口の減る地方では来館者が細る。ただ、スーパーや映画館、飲食を含む「生活の拠点」としての需要は根強く、イオンモールは稼働を保っている。

賃料は、マスターリースの固定賃料が基本で、売上に連動する分は少ない。筆者は、中立で賃料は名目年 1.5% で伸びると見る。物価の 3% の半分で、改装や増床の際の増額が中心になるためだ。費用は物価で 3% 伸びる。

10 年国債が 3% の世界では、商業の期待キャップは 5.0% に上がる。今の鑑定の NCF 利回りは 4.1% で、直接還元の利回りは 4.4〜6.5% に広がる。中立のキャップは用途の表どおり 5.0% を置く。

郊外モールは、築年が進むと改装の費用が重くなる。10 年後の資本的支出は今の 1.3 倍以上を見込み、中立は年 82 億円を置く。

人口の減る地方では来館者の減少が避けられず、改装による集客の維持が、賃料の底を守る鍵になる。マレーシアの物件は成長しているが、全体の 2% にすぎない。

資本政策と M&A

資本政策の柱は、スポンサーのイオングループからの物件の購入と、築年の進む建物の改装だ。ここ 2 年は取得が小さく、資産規模は動いていない。会社は、固定賃料と低金利を前提にした収益構造を見直し、変動賃料の導入を進める方針だ。

増資は、直近 5 年で 2023 年 2 月の公募 1 回だ。発行価格は NAV を下回る値段だった。2021 年にも公募があり、新規取得の資金に充てた。

借入は 1,879 億円で、総資産の 41.8%、預り敷金を含めると 45.1% だ。鑑定ベースの借入比率は 37% にとどまる。金利は全額が固定で、長期比率も 100% だが、2 年以内に満期の来る分が 544 億円、借入の 29% ある。格付けは JCR の AA で、安定的だ。

報酬は半期で 8.9 億円と、NOI の 7% ほどだ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

稼働は 100% で、契約の残りは平均 11 年と長い。賃料の半分を払うイオンモールは、イオングループの中核で、倒産の心配がない。格付けは AA、借入は全額が固定で、金利の上昇に強い。

含み益は 975 億円と簿価の 24%、NAV は時価総額の 1.5 倍だ。スポンサーのイオンは 17.5% を持ち、同じ船に乗っている。変動賃料の導入が進めば、物価の上昇を賃料に取り込める。

借入は鑑定ベースで 37% と低く、物件を売れば借入の返済も容易だ。2026 年には省エネ工事を理由にした賃料の増額が複数の物件で実現した。

今の値段は、これらの強みを織り込んで余りある。

賃料の半分を払うイオンモールの信用は高く、賃料の遅れや減額の心配は小さい。

配当の下支えとして、含み益を実現する物件の入れ替えも選択肢に残る。

借入は全額が固定のため、満期が来るまで金利の上昇は利益に響かない。借り換えの時期が分散していれば、利払いの増え方もなだらかになる。

慎重な見方

賃料が伸びない。固定賃料は物価に連動せず、費用の土地代や租税公課、修繕費は先に増える。直近の半期で NOI は前の半期から 6% 減り、純利益は 12.5% 減った。1 口の分配は 12.5% 下がった。

借入の平均金利は 1.1% で、2 年以内に 544 億円が満期を迎える。借り換えで利払いが増え、純利益はさらに細る。

賃料の半分をスポンサーのイオンモール 1 社が払う。スポンサーとの関係が強すぎ、賃料の増額交渉は難しい。郊外型のモールは、人口の減る地方に多く、10 年後に来館者が細る恐れがある。

築年が進み、資本的支出は今の 1.3 倍以上に膨らむ。費用の先行で、NOI の伸びは物価に届かない。

金利が 3% を超える環境では、キャップレートの上昇が物件の価値を直撃する。

含み益があっても、賃料が下がれば鑑定評価額も下がり、含み益は縮む。

費用の先行が続けば、純利益は 10 年を通じて少しずつ削られていく。

どちらに重みを置いたか

稼働と財務の強さに強気の言い分がある。ただ、賃料が伸びない構造、費用の先行、スポンサーへの依存という弱みも大きい。中立は今の値段を 2 割ほど下回った。スポンサーの点数は 3 を下回ったので、悲観の確率は 10% に据えた。強気側は合わせて 32%、中立は 38% を置いた。筆者は、強みは値段に入っているが、弱みはまだ入っていないと見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/07 期)

確率で加重した株価時価総額 120,938 円2,543 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 47,347 円996 億円)。 今の値に割り戻すと 83,275 円1,751 億円、今との差 −19.8%、 期待の年率 +5.0%(資本コスト 8.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 244,510 円5,141 億円 62,828 円1,321 億円 +196.1% +11.5% 30,734 円646 億円
やや楽観 22% 168,603 円3,545 億円 56,312 円1,184 億円 +116.7% +8.0% 49,481 円1,040 億円
中立 38% 122,231 円2,570 億円 48,940 円1,029 億円 +64.9% +5.1% 65,045 円1,368 億円
やや悲観 20% 55,646 円1,170 億円 36,194 円761 億円 −11.5% −1.2% 18,368 円386 億円
悲観 10% 18,168 円382 億円 28,394 円597 億円 −55.1% −7.7% 4,656 円98 億円
加重平均100% 120,938 円2,543 億円47,347 円996 億円 +62.1% +5.0% 168,285 円3,538 億円

今の株価時価総額 103,800 円2,182 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 10% 変動賃料の導入で賃料が年 2.5% で伸びる 利益 145 億円 · PBR 2.1 倍 · 株価時価総額 244,510 円5,141 億円

10 年金利は 3% を下回って落ち着き、AA の格付けで借り換えは 3.1% で済む。変動賃料の導入が進み、改装の増額も続いて、賃料は年 2.5% で伸びる。稼働は 100% を保つ。

経費は物価並みに増え、NOI は 10 年で 24% ほど伸びる。純利益は今から 2 割ほど増える。

不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 4.08% のまま変わらない。時価総額は 5,141 億円と今の 2.3 倍になる。借入が 37% と低いぶん、価値の上昇はそのまま投資主に効く。

スポンサーの物件の購入が再開し、増資も NAV を上回る値段で行われる。

借入の返済が進み、鑑定ベースの借入比率は 35% を割る。

  • 商業施設の賃貸:数量 4,118(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 13.3%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 10.4%)。固定賃料の伸びと、変動賃料・改装の増額を合わせた値)→ 売上 549 億円・営業利益 227 億円。稼働 100%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 337 − 資本的支出 74) ÷ キャップ 4.08% − 純負債 1305 = 5141 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 4.08% で、今の値付けが 10 年続く所(商業の下限 4% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:変動賃料の導入と増床が進み、賃料が物価の 8 割で伸びる筋書き。固定賃料が基本で、費用も先行するので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 2% で伸び、借り換えは 3.25% 利益 117 億円 · PBR 1.5 倍 · 株価時価総額 168,603 円3,545 億円

金利はやや低めに落ち着き、借り換えは 3.25% になる。変動賃料が少しずつ増え、賃料は年 2% で伸びる。稼働は 100% を保つ。

利払いは年 65 億円ほどまで増えるが、NOI の伸びが半分以上を吸収し、純利益は今の水準にほぼ並ぶ。資本的支出は年 78 億円に増える。

物件の利回りは 4.75% に上がる。物件の価値は鑑定をやや下回る。

増資は、投資口が NAV に近づくまで行われない。

海外の物件の配当も増え、収入の質が少し改善する。

借入の返済が進み、鑑定ベースの借入比率は 35% 台に下がる。

  • 商業施設の賃貸:数量 4,118(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 12.7%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 10.4%)。固定賃料の伸びと、変動賃料・改装の増額を合わせた値)→ 売上 523 億円・営業利益 202 億円。稼働 100%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 311 − 資本的支出 78) ÷ キャップ 4.75% − 純負債 1355 = 3545 億円。キャップは中立 5.0% より 0.25% 低い 4.75% (賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より賃料の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 38% 費用が先に増え、金利の正常化で純利益が細る 利益 86 億円 · PBR 1.1 倍 · 株価時価総額 122,231 円2,570 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 3〜4 年のうちに 3.4% へ借り換わる。年の利払いは今の約 20 億円から 67 億円ほどへ増える。賃料は年 1.5% で伸び、稼働は 99% を保つ。

経費は物価並みの年 3% で増えるので、NOI は 10 年でわずか 4% しか伸びない。純利益は今の 7 割ほどに減り、利益超過分配は続けにくくなる。

物件の利回りは 5.0% に上がり、物件の価値は鑑定を 2 割ほど下回る。費用の先行が効き、投資主の取り分は物価に負ける。

増資は、投資口が NAV に近づくまで控える見通しだ。

  • 商業施設の賃貸:数量 4,077(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 12.1%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 10.4%)。固定賃料の伸びと、変動賃料・改装の増額を合わせた値)→ 売上 493 億円・営業利益 173 億円。稼働 99%・賃料 年 +1.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 281 − 資本的支出 82) ÷ キャップ 5.00% − 純負債 1405 = 2570 億円。キャップは商業の表 5.0% (要求利回り 6.5% − NOI の伸び 1.5%)。今の鑑定の NCF 利回り 4.1% より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 1.5% で伸びる筋書き。最もありうるので 38%。

やや悲観 20% 賃料が頭打ちになり、金利が高めに落ち着く 利益 33 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 55,646 円1,170 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 3.65% になる。固定賃料の増額は止まり、賃料は年 0.5% しか伸びず、稼働は 98% に落ちる。一部のモールで賃料の減額交渉が始まる。築年が進み、資本的支出は年 88 億円に増える。

費用は物価で増え、NOI は 10 年で 15% 減る。利払いは年 72 億円になり、純利益は今の 3 割弱に細る。分配は純利益だけになり、利益超過分配は止まる。

物件の利回りは 5.35% に上がる。物件の価値から借入を引くと、投資主の取り分は今の自己資本の半分に縮む。

スポンサーとの関係が強いぶん、賃料の減額を受け入れざるをえない場面も出る。

  • 商業施設の賃貸:数量 4,036(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.9%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 10.4%)。固定賃料の伸びと、変動賃料・改装の増額を合わせた値)→ 売上 442 億円・営業利益 123 億円。稼働 98%・賃料 年 +0.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 230 − 資本的支出 88) ÷ キャップ 5.35% − 純負債 1480 = 1170 億円。キャップは中立 +0.35%。費用の先行で NOI が減り、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。

確率:金利が高めに落ち着き、賃料が止まり、郊外の来館者が細る筋書き。20% とした。

悲観 10% 金利の上振れと、モールの賃料の減額 利益 −31 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 18,168 円382 億円

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.3% になる。不況と来館者の減少で、モールの売上が落ち、賃料は年 0.5% ずつ下がる。稼働も 95% へ落ち、閉館する物件が出る。

費用は物価で増え続け、NOI は 35% ほど減る。利払いは年 84 億円になり、純利益は赤字になる。分配は止まる。資本的支出を絞り、借入の返済に現金を回す。

物件の利回りは 5.75% に上がり、物件の価値は鑑定を大きく下回る。物件の価値から借入を引いた投資主の取り分は、今の自己資本の 2 割弱に縮む。

清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

  • 商業施設の賃貸:数量 3,913(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.9%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 10.4%)。固定賃料の伸びと、変動賃料・改装の増額を合わせた値)→ 売上 387 億円・営業利益 70 億円。稼働 95%・賃料 年 -0.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 176 − 資本的支出 65) ÷ キャップ 5.75% − 純負債 1540 = 382 億円。キャップは中立 +0.75%。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 3 を下回ったので、悲観の確率は基本の 10% のまま。金利の上振れと不況、モールの縮小が重なる筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

商業施設の賃貸

全国の郊外型ショッピングセンター 53 物件(国内 52 とマレーシア 1)を、イオングループなどの運営会社に長期の固定賃料中心のマスターリースで貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模)価格稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 10.4%)。固定賃料の伸びと、変動賃料・改装の増額を合わせた値売上営業利益
今 2026/07 4,118 10.4% 429 166
10 年後 中立 4,077 12.1% 493 173

取り方:2026 年 7 月期の半期の賃貸事業収入 212.1 億円と海外 SPC からの受取配当 2.2 億円を 2 倍して年額 428.7 億円。簿価 4,118 億円(関係会社株式を含む)× 稼働率 100% で数量、収入 ÷ 数量で価格。NOI は収入 − 償却を除く賃貸事業費用で年 271.1 億円、セグメントの利益はそこから減価償却 104.8 億円を引いた額。中立の価格が 1.16 倍で物価の 1.34 倍に届かないのは、固定賃料が中心で、増額は改装や変動部分に限られるため(業種ノート)。

リスクと懸念

賃料が伸びない構造

固定賃料が基本で、物価に連動しない。費用の土地代・租税公課・修繕費は先に増える。直近の半期で NOI は前の半期から 6% 減った。

イオン 1 社への依存

賃料の 52% はイオンモールが払う。スポンサーとの関係が強く、賃料の増額交渉が難しい。取得もイオングループの物件に限られる。

借り換えによる利払いの増加

平均金利は 1.1%。2 年以内に 544 億円(借入の 29%)が満期を迎える。3% 台へ上がると、年の利払いは 20 億円から 64 億円まで増える。

郊外モールの来館者の減少

物件は地方の郊外が中心。人口の減少とネット通販の拡大で、10 年後に来館者が細る恐れがある。

築年の進行と資本的支出

資本的支出は半期で 31 億円。築年が進めば、改装の費用が今の 1.3 倍以上に膨らむ。

利益超過分配

2026 年 7 月期の分配には、1 口の分配の 16% ほどが利益超過分配で占められる。純利益は下がっており、続けにくくなる。

今後の分かれ目

変動賃料の導入が進み、賃料が年 2% を超えて伸びる
費用の先行を賃料が追い、価値は上に振れる。今の値段は適正に近づく。
10 年金利が 2% 前後で止まる
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。
賃料の減額交渉が複数のモールで始まる
NOI が下がり、悲観側の確率を上げる。
NAV 割れで公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を下げ、悲観の確率を上げる。
2 年以内の満期を長期で借り換える
金利の上昇に強くなり、k の借金の上乗せが下がる。

見ておくもの

  • 変動賃料の導入と賃料の増額の実績
  • NOI と純利益の推移
  • 借り換えの金利と満期の分散
  • イオンモールの売上と来館者数
  • 利益超過分配の額

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは商業の業種ノートの表(5.0%)で、今の鑑定の NCF 利回り 4.1% より高い。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.27% を足した 8.77%。事業は傾いていないので extra は置かない。

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やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. イオンリート投資法人 2026 年 7 月期 決算短信
  2. 同 資産運用報告(第 27 期)

分析日 2026-10-20