株譜
AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

日本都市ファンド投資法人 8953

東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)51,295 円3,690 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)103,200 円7,423 億円差 −50.3%
10 年後から見ると 割高 価値 51,295 円3,690 億円 · 差 −50.3% · 期待の年率 +0.2%
期待の年率リターン(10 年)+0.2%資本コスト比 −9.2 pt
推定の資本コスト9.4%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.4% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本都市ファンド投資法人は、旧日本リテールファンドで、商業施設を中心に、オフィス・住宅・複合型を持つ総合型の J-REIT だ。158 物件で、取得価格は 1.3 兆円、鑑定評価額は 1.6 兆円。運用会社は米 KKR の傘下にある。筆者の結論は、今の値段は大きく割高ということである。価値の計算は、今の時価総額を 54% 下回る。

強みは、賃料増額の勢いと、財務の強さだ。契約の更新や入替で、全ての用途で賃料が 6〜10% 上がっている。格付は JCR が AA で、借入の平均金利は 0.95% と低く、94% が固定だ。含み益は 2,966 億円ある。

弱みは三つある。ひとつは、鑑定評価額に対する稼ぎが低いことだ。NOI から資本的支出を引いた額は、鑑定評価額の 3.2% しかない。10 年国債が 3% の世界では、物件の価値は 3 割近く下がる。ふたつめは、資本的支出が年 116 億円と重く、増え続けていること。みっつめは、借り換えのたびに利払いが 4 倍近くに膨らむことだ。

運用報酬は NOI の 14% と重く、KKR の出資は 0.9% にとどまる。2024 年の増資は NAV を 2 割ほど下回る値段で行われた。今の値段は NAV の 8 割だが、筆者は割安の根拠にしない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、商業施設は、立地さえ良ければ、テナントの交代が利く賃貸業だ。ただし、堀は立地にあり、投資法人の力ではない。運用会社は、売却益を還元し、取得を重ねて分配を伸ばす構造だ。

過去 1 年の分配は、今の値段に対し 5.6% の利回りだ。売却益の還元が 1 割ほど混じる。借入の平均金利は 0.95% で、これが利益を支えている。借り換えが 3.5% 前後に進むと、年の利払いは 57 億円から 220 億円に増える。

さらに、鑑定評価額に対する稼ぎが低い。資本的支出を引くと 3.2% で、10 年国債が 3% の世界では価格が付かない水準だ。物件の価値は 3 割近く縮み、借入が重く効く。

NAV は物件の鑑定が高い今の姿で、清算されない限り投資主の手には入らない。今の値段は NAV の 8 割だが、筆者は割安の根拠にしない。

10 年の分配と、10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 5 割ほど下回る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、商業施設・オフィス・住宅の賃料だ。投資法人が持つのは建物と土地で、テナントに貸して賃料を受け取る。2026 年 2 月期の営業収益は 521 億円で、うち売却益が 66 億円、賃貸 NOI(賃料から費用を引いた稼ぎ)は 311 億円だった。

物件は 158 ある。取得価格では、商業が 56%(7,390 億円)、オフィスが 23%、複合型が 17%、住宅が 3% で、ホテルが 1%。商業の中身は、表参道・心斎橋などのハイストリート、駅前、郊外のイオンモールなどだ。三大都市圏が 89%、東京圏が 58% を占める。

賃料は固定が基本で、商業の一部に売上連動の歩合賃料がある。商業は定期建物賃貸借が 92% で、更新のたびに賃料を引き上げやすい。賃料は市場に対し約 10% 低く、この差の解消が成長の柱だ。

売却益は、ほぼ全額を分配に回す方針だ。2026 年 2 月期は 66 億円の売却益のうち 38 億円を分配に回した。2026 年 3 月には、つくばのオフィスを 107 億円で取得し、文京区のオフィスを 45.5 億円で売った。

過去 1 年の賃貸収入は 900 億円、NOI は 617 億円。簿価 1.28 兆円に対する NOI の利回りは 4.8% になる。

優良さと弱いところ

物件の質は、商業の立地に強みがある。表参道・原宿・心斎橋のハイストリートは、出店需要が強く、更新や入替で賃料を 3 割ほど上げた物件もある。稼働率は 99% で、安定している。一方で、郊外の大型商業施設は築年が古く、1 社のテナントに依存する。

強みは三つある。ひとつめは、含み益が 2,966 億円と、簿価の 23% あること。ふたつめは、格付が JCR の AA、R&I の AA- で、借入の平均金利が 0.95% と低いこと。みっつめは、賃料が市場より低く、増額の余地が大きいことだ。

弱みも三つある。ひとつは、鑑定評価額に対する稼ぎの低さ。ふたつめは、資本的支出が年 116 億円で、減価償却の 1.0 倍と重いこと。みっつめは、商業の売上と消費の動きに、歩合賃料が連動することだ。

2026 年 2 月期は、オフィスの賃料が 10% を超えて上がり、成長を牽引した。ただし、これは過去の低い賃料からの戻りで、10 年続く伸びではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

商業施設は、消費と訪日客で動く。都心のハイストリートは、ブランドの出店需要が強く、2021 年から賃料が大きく上がった。ただし、ハイストリートの店は売上の振れが大きく、歩合賃料のある店の一部は、前年を下回る月もある。

郊外の大型商業施設は、人口減と EC に押される。定期建物賃貸借で、賃料は固定に近いが、更新時に減額を迫られる恐れがある。

オフィスは、東京都心の空室率が 3% 前後に締まり、賃料が上がっている。大阪・名古屋も堅調だが、大型の新築供給が 2027 年以降も続く。住宅は、賃貸需要が強く、入替時の増額が 1 割近い。

総合型は、用途ごとの波が互いに打ち消し合う利点がある。ただし、全体を引っ張るのは商業で、NOI の 6 割を占める。

業種の表では、商業の期待キャップは 5.0%、オフィス(都心)は 4.25%、住宅は 3.75%、ホテルは 5.0%。NOI の比で加重した中立のキャップは 4.75% になる。賃料の伸びは、更新による増額で当面は強いが、10 年の中立では年 2.0% に置いた。

資本政策と M&A

借入は 6,296 億円で、有利子負債を鑑定評価額で割った比率は 40%、総資産に対しては 46%。固定金利の比率は 94%、平均金利は 0.95%、平均の残りは 4.0 年だ。JCR が AA、R&I が AA- の高い格付で、借入先も分散している。

2026 年 2 月期に 474 億円を借り換え、平均金利は 1.27% から 1.72% に上がった。満期は、2026 年 8 月期から 2028 年 2 月期までに約 1,545 億円、全体の 25% が来る。借り換えのたびに利払いが膨らむ。

増資は、2024 年に 214,300 口を、NAV の 8 割弱の値段で行った。取得を急ぐ場面で NAV 割れの増資を使うため、既存の投資主の NAV は薄まった。

運用報酬は、半期に 42 億円、年 84 億円で、NOI の 14% にあたる。J-REIT の中でも重い部類だ。

分配は、売却益の還元と圧縮積立金を使って、段階的に引き上げてきた。実力の 1 口利益に対して、還元額の上乗せが約 2 割ある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

賃料が市場より約 10% 低く、更新や入替で増額が通っている。2026 年 2 月期は、オフィスの増額が 10% を超え、商業は更新で 6%、入替で 3 割上がった。3 年で NOI を 9.7% 伸ばす計画で、これはほぼ確定に近い。

格付は JCR の AA。借入の平均金利は 0.95% と低く、94% が固定だ。借り換えは、1.72% で実行できた。コミットメントラインの未使用枠も 750 億円ある。

含み益は 2,966 億円、NAV の 8 割という値段は、安全域になる。売却益を毎期ほぼ全額、分配に還元する仕組みで、分配の底が上がる。

KKR のネットワークで、1 件 100〜150 億円規模の取得を重ね、外部成長でも分配を押し上げる。ハイストリートの出店需要は強く、賃料の上昇は当面続く。

楽観の筋書きでは、賃料が年 3% で伸び、キャップが 4.25% に下がり、時価総額は 9,660 億円と今の 1.3 倍になる。

慎重な見方

鑑定評価額に対する稼ぎが低い。賃料から改装費を引くと 3.2% で、10 年国債が 3% の世界では説明がつかない。キャップが 4.75% まで上がると、物件の価値は鑑定を 3 割近く下回る。借入が重く効いて、投資主の取り分は 4 割ほどに縮む。

借入 6,296 億円の平均金利は 0.95%。3.5% 前後に借り換わると、年の利払いは 4 倍近くになる。2028 年 2 月期までに 25% が満期を迎える。

資本的支出は年 116 億円と、減価償却と同じ水準で、増え続けている。運用報酬は NOI の 14% と重い。

KKR の出資は 0.9% にとどまり、2024 年の増資は NAV の 8 割弱の値段だった。

やや悲観の筋書きでは、賃料が 10 年でほぼ伸びず、NOI は 537 億円に落ちる。時価総額は 1,121 億円と、今の 15% にすぎない。

悲観の筋書きでは、物件の価値が借入と預り敷金を下回り、投資主の取り分はほぼ消える。

どちらに重みを置いたか

賃料増額の勢いと、AA の格付、低い借入金利には根拠がある。ただ、鑑定評価額に対する稼ぎが低く、資本的支出の重さと金利の上昇が、投資主の取り分を大きく削る。中立の価値は今の時価総額を 5 割以上下回った。スポンサーの点数は 3.2 で、悲観の確率を 5 ポイント上げた。筆者は、賃料増額の勢いは値段に入っているが、金利の正常化の影響は入っていないと見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/02 期)

確率で加重した株価時価総額 68,794 円4,949 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 36,425 円2,620 億円)。 今の値に割り戻すと 51,295 円3,690 億円、今との差 −50.3%、 期待の年率 +0.2%(資本コスト 9.4%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 210,057 円1.51 兆円 48,267 円3,472 億円 +150.3% +9.6% 25,832 円1,858 億円
やや楽観 22% 100,094 円7,200 億円 43,847 円3,154 億円 +39.5% +3.4% 31,667 円2,278 億円
中立 33% 68,634 円4,937 億円 39,273 円2,825 億円 +4.6% +0.4% 35,609 円2,561 億円
やや悲観 20% 15,584 円1,121 億円 27,248 円1,960 億円 −58.5% −8.4% 8,566 円616 億円
悲観 15% 14 円1 億円 23,619 円1,699 億円 −77.1% −13.7% 3,545 円255 億円
加重平均100% 68,794 円4,949 億円36,425 円2,620 億円 +2.0% +0.2% 105,220 円7,569 億円

今の株価時価総額 103,200 円7,423 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.4% を下回るほど割高。

楽観 10% 賃料増額が続き、年 3% で増える 利益 355 億円 · PBR 2.3 倍 · 株価時価総額 210,057 円1.51 兆円

賃料は市場より約 10% 低い所から戻り、更新と入替で増額が続く。オフィスも商業も強く、賃料は年 3% で伸びる。稼働は 100% に近く、取得も積み上がる。

借り換えは 3.3% で済み、年の利払いは 217 億円と今の 4 倍近くになる。それでも NOI は 617 億円から 829 億円へ 34% 増え、純利益は 355 億円と今をやや上回る。

不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 3.18% のまま変わらない。時価総額は 1 兆 5,110 億円と今の 2.0 倍になる。

増資は NAV を上回る値段で行われ、希薄化は小さい。

  • 商業・オフィス・住宅の賃貸:数量 12,762(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.5%(規模に対する営業収益の比(今 7.1%)。賃料の増額と、歩合賃料の増減を合わせた値)→ 売上 1,209 億円・営業利益 697 億円。稼働 100%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 829 − 資本的支出 140) ÷ キャップ 3.18% − 純負債 6550 = 15110 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 3.18% で、今の値付けが 10 年続く所(複合の下限 3.25% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:賃料ギャップの解消が続き、オフィスと商業の賃料が年 3% 伸びる筋書き。賃料の増額余地が大きい総合型は、楽観の幅が大きいので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 2.5% で伸び、借り換えは 3.4% 利益 291 億円 · PBR 1.1 倍 · 株価時価総額 100,094 円7,200 億円

賃料の増額は 5 年ほど続き、その後は物価並みに落ち着く。賃料は年 2.5% で伸び、稼働の係数は 0.995 になる。借り換えは 3.4% で、年の利払いは 224 億円になる。

NOI は 766 億円と 24% 増えるが、利払いの増加で、純利益は 291 億円と今の 14% 減になる。資本的支出は年 146 億円と今の 1.3 倍に増える。

物件の利回りは 4.5% に上がる。時価総額は 7,200 億円で、今の値段をわずかに下回る。

ただし、賃料の伸びは物価の 3% に届かず、実質の収益は緩やかに目減りする。

  • 商業・オフィス・住宅の賃貸:数量 12,699(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.0%(規模に対する営業収益の比(今 7.1%)。賃料の増額と、歩合賃料の増減を合わせた値)→ 売上 1,146 億円・営業利益 635 億円。稼働 100%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 766 − 資本的支出 146) ÷ キャップ 4.50% − 純負債 6570 = 7200 億円。キャップは中立 4.75% より 0.25% 低い 4.5% (賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より賃料の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 33% 賃料は物価に負け、利払いが 4 倍になる 利益 225 億円 · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 68,634 円4,937 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 4 年ほどで 3.5% へ借り換わる。年の利払いは今の 57 億円から 230 億円へ増える。賃料は年 2.0% で伸び、稼働の係数は 0.985 に落ちる。

経費は物価並みの年 3% で増え、NOI は 617 億円から 700 億円へ 13% 増える。それでも利払いの増加を吸収しきれず、純利益は今の 340 億円から 225 億円へ 34% 減る。

物件の利回りは 4.75% に上がる。資本的支出は年 152 億円と、今の 1.3 倍で、減価償却を上回る。

時価総額は 4,937 億円で、今の 7 割弱になる。10 年の長さに割り引くと、今の値段を 5 割ほど下回る。

  • 商業・オフィス・住宅の賃貸:数量 12,571(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.6%(規模に対する営業収益の比(今 7.1%)。賃料の増額と、歩合賃料の増減を合わせた値)→ 売上 1,080 億円・営業利益 570 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 700 − 資本的支出 152) ÷ キャップ 4.75% − 純負債 6600 = 4937 億円。キャップは業種の表を NOI で加重した 4.75% (商業 5.0%、オフィス 4.25%、住宅 3.75% など)。今の NCF 利回り(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った 3.2%)より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 2.0% で伸びる筋書き。最もありうるので 33%(スポンサーの点数 3.2 で悲観に 5 ポイント回した)。

やや悲観 20% 賃料の伸びが止まり、金利が高めに落ち着く 利益 52 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 15,584 円1,121 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 3.8% になる。賃料ギャップの解消が一巡し、オフィスの供給と消費の鈍化で、賃料は 10 年で年 0.5% の伸びにとどまる。稼働の係数は 0.97 に落ちる。

経費は物価で伸び、NOI は 537 億円と今の 13% 減る。年の利払いは 249 億円で、純利益は 52 億円と今の 15% に縮む。資本的支出は年 146 億円に抑える。

物件の利回りは 5.0% に上がる。物件の価値から借入を引くと、投資主の取り分は今の自己資本の 2 割に満たない。

KKR の出資は 0.9% で、増資で希薄化が進む恐れがある。

  • 商業・オフィス・住宅の賃貸:数量 12,379(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.4%(規模に対する営業収益の比(今 7.1%)。賃料の増額と、歩合賃料の増減を合わせた値)→ 売上 917 億円・営業利益 409 億円。稼働 97%・賃料 年 +0.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 537 − 資本的支出 146) ÷ キャップ 5.00% − 純負債 6700 = 1121 億円。キャップは中立 +0.25%。賃料の頭打ちと利払いの増加で、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。

確率:賃料ギャップの解消が一巡し、オフィスの新規供給と消費の鈍化で賃料が伸びず、金利が高めに落ち着く筋書き。20% とした。

悲観 15% 消費の落ち込みと金利の上振れ 利益 −134 億円 · PBR 0.0 倍 · 株価時価総額 14 円1 億円

不況で商業の売上が落ち、オフィスの空室が増える。賃料は年 1% ずつ縮み、稼働の係数も 0.94 に落ちる。郊外の商業施設では、テナントの撤退や減額が出る。

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.5% になる。年の利払いは 293 億円で、NOI は 385 億円と今の 4 割近く減る。純利益は赤字に沈み、分配は出せなくなる。資本的支出は 100 億円に絞る。

物件の価値は借入と預り敷金を下回り、投資主の取り分は消える。

清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

  • 商業・オフィス・住宅の賃貸:数量 11,997(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.4%(規模に対する営業収益の比(今 7.1%)。賃料の増額と、歩合賃料の増減を合わせた値)→ 売上 765 億円・営業利益 259 億円。稼働 94%・賃料 年 -1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 385 − 資本的支出 100) ÷ キャップ 5.25% − 純負債 6800 = 1 億円。キャップは中立 +0.5%。物件の価値が純負債を下回るので、時価総額は再建の見込みの分だけを置く。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 3.2 なので、悲観の確率を基本の 10% から 5 ポイント上げて 15%。商業とオフィスが同時に弱る筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

商業・オフィス・住宅の賃貸

商業施設・オフィス・住宅・複合型 158 物件を、定期借家(一部は歩合賃料付き)でテナントに貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する営業収益の比(今 7.1%)。賃料の増額と、歩合賃料の増減を合わせた値売上営業利益
今 2026/02 12,686 7.0% 900 504
10 年後 中立 12,571 8.6% 1,080 570

取り方:過去 1 年(2025 年 8 月期+2026 年 2 月期)の営業収益から売却益を除いた 900 億円を数量・価格に分けた。簿価(鑑定評価額から含み益を引いた 1 兆 2,762 億円)× 係数 1.00 が数量、収入 ÷ 数量が価格。NOI は収入から償却を除く費用を引いて 617 億円、セグメントの利益は減価償却 113 億円を引いた額。中立の価格は 10 年で 1.22 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、賃料増額の余地が当面あっても、10 年の長さで賃料ギャップが解消し、伸びが鈍るため(業種ノート)。

リスクと懸念

鑑定の利回りの低さと金利

鑑定評価額に対する稼ぎは、資本的支出を引くと 3.2%。10 年国債が 3% の世界でキャップが 4.75% まで上がると、物件の価値が 3 割近く縮み、含み益 2,966 億円が消える。

借り換えによる利払いの増加

平均金利は 0.95%。3.5% 前後へ上がると、年の利払いは 57 億円から 220 億円まで増える。2028 年 2 月期までに約 1,545 億円の満期が来る。

資本的支出の重さ

年の資本的支出は 116 億円で、減価償却と同じ水準。2 年で 3 割ほど増えている。築年の古い郊外の商業施設が多い。

商業の売上と消費への連動

商業は NOI の 6 割。歩合賃料と、ハイストリートの出店需要が、消費と訪日客に連動する。郊外の商業施設は、更新時に減額を迫られる恐れがある。

運用報酬と外部成長の質

運用報酬は NOI の 14% と重い。外部成長の取得は、利回りが 4.7〜6.1% と低めで、NAV 割れの増資を使う場面もある。

スポンサーとの距離

KKR グループの出資は 0.9%。2024 年の増資は NAV の 8 割弱の値段で、NAV 割れの増資は 1 口の価値を薄める。

今後の分かれ目

賃料の増額が想定を上回り、オフィス・商業の賃料が年 4% 以上伸びる
NOI が上振れし、中立と楽観の確率を上げる。今の値段は割高の度合いが縮む。
10 年金利が 2% 前後で止まり、借り換えが 2% 台で済む
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。
郊外の商業施設で、大口テナントが撤退・減額する
悲観側の確率を上げる。NOI の 6 割を占める商業が崩れると、分配への影響が大きい。
NAV 割れで公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
KKR グループが投資口の買い増しを行う
同じ船の度合いが上がり、スポンサーの点数が下がる。

見ておくもの

  • 契約更改・入替の賃料増減率(商業・オフィス・住宅)
  • 借り換えの金利と 2028 年 2 月期までの満期
  • 資本的支出の推移と、減価償却との比
  • 歩合賃料の上位施設の売上
  • スポンサーの出資比率と増資の値段

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは用途ごとの表を NOI で加重した 4.75% で、今の NCF 利回り 3.2%(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った)より高い。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 9.4% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.89% を足した 9.39%。用途の分散は cycle に反映したので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. 日本都市ファンド投資法人 2026 年 2 月期 決算短信(2026 年 4 月 21 日)
  2. 同 2026 年 2 月期 決算説明会資料(2026 年 4 月)

分析日 2026-10-20