株譜
AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

野村不動産マスターファンド投資法人 3462

オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)105,542 円4,904 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)127,300 円5,915 億円差 −17.1%
10 年後から見ると やや割高 価値 105,542 円4,904 億円 · 差 −17.1% · 期待の年率 +5.2%
期待の年率リターン(10 年)+5.2%資本コスト比 −3.4 pt
推定の資本コスト8.6%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.6% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

野村不動産マスターファンド投資法人は、野村不動産グループをスポンサーとする総合型の J-REIT だ。285 物件で、鑑定評価額は 1 兆 3,834 億円。内訳はオフィスが 38%、物流が 23%、住宅が 20%、商業が 16%、ホテルが 3%。筆者の結論は、今の値段はやや割高ということである。価値の計算は、今の時価総額を 23% 下回る。

強みは、財務と賃料の勢いだ。格付は JCR が AA、R&I が AA- で、借入の平均金利は 1.06% と低い。含み益は 3,191 億円あり、契約更新と入替で、オフィスと住宅の賃料は上がっている。投資口価格は NAV の 0.74 倍で、自己投資口の消却も 2 回行われた。

弱みは三つある。ひとつは、NOI から資本的支出を引いた額が、鑑定評価額の 3.5% しかないこと。10 年国債が 3% の世界では、物件の価値は下がる。ふたつめは、借り換えで利払いが 3 倍強に膨らむこと。みっつめは、運用報酬が NOI の 12% と重く、のれんの償却と利益超過分配で、会計の利益を超えて配っていることだ。

スポンサーの出資は 7.1% で、同じ船の度合いは中くらい。点数は 2.1 と、悲観の確率は上げなかった。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この投資法人は、都心とその周辺の物件を貸す、堅実な不動産賃貸業だ。堀は立地とスポンサーの開発力にあり、AA の格付が資金調達の安さを支える。

ただし、この安さは今の低金利が前提だ。借入の平均金利は 1.06% で、3.5% 前後に借り換わると、年の利払いは 56 億円から 191 億円へ増える。2 年で約 27% の借入が満期を迎える。

鑑定評価額に対する稼ぎは、資本的支出を引くと 3.5% だ。10 年国債が 3% の世界では、キャップが 4.3% まで上がり、物件の価値は鑑定を 2 割近く下回る。含み益 3,191 億円は、その分だけ薄くなる。

今の値段は NAV の 0.74 倍で、これだけ見れば安い。だが、NAV は低い金利の上の鑑定で、筆者は割安の根拠にしない。自己投資口の消却は、投資主には良い使い方だ。

10 年の分配と、10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 2 割ほど下回る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、オフィス・物流・住宅・商業の賃料だ。投資法人が持つのは建物と土地で、テナントに貸して賃料を受け取る。直近 1 年の賃貸収入は 820 億円で、賃貸 NOI(賃料から費用を引いた稼ぎ)は 570 億円だった。

物件は 285 ある。鑑定評価額で見ると、オフィスが 5,217 億円(38%)、物流が 3,216 億円(23%)、住宅が 2,754 億円(20%)、商業が 2,236 億円(16%)で、ホテルが 356 億円(3%)。東京圏が中心で、都心の大型オフィスから、駅前の商業、湾岸と圏央道の物流、首都圏の賃貸住宅までを持つ。

賃料は固定が基本で、ホテルは完全変動賃料、商業の一部には歩合賃料がある。物流は 100% の稼働で、オフィスは 97.5%、住宅は 96.8%。全体では 99.0% だ。

資産の入替を毎年 200〜300 億円規模で続ける。2026 年 8 月期は築古のオフィスを売り、築 1 年のオフィスと住宅、商業を買った。2027 年 2 月期には、赤坂のホテルを手元資金で買う。

のれんが 489 億円ある。3 つの投資法人の合併で生じたもので、年 52 億円ずつ償却し、約 9 年で消える。

優良さと弱いところ

物件の質は、立地と新しさに強みがある。スポンサーが開発したブランド(オフィスの PMO、物流の Landport、住宅の Proud Flat、商業の GEMS)が増え、取得物件の築年は浅い。含み益は 3,191 億円で、含み益率は 30.0%。物流は含み益率が 45% と高い。

強みは三つある。ひとつめは、格付が JCR の AA、R&I の AA- で、借入の平均金利が 1.06% と低いこと。ふたつめは、稼働率が 99.0% と高く、賃料が更新と入替で上がっていること。みっつめは、スポンサーのパイプラインが約 1.5 兆円あることだ。

弱みも三つある。ひとつは、新宿野村ビルなどの大型オフィスと、物流の大型解約(NF 本郷ビル、Landport 板橋・八王子Ⅱ)で、収入が一時的に落ちること。ふたつめは、築 40 年を超える大型オフィスが残ること。みっつめは、鑑定評価額に対する稼ぎが低いことだ。

鑑定の利回りは、オフィスが 3.52%、住宅が 3.59%、物流が 3.83%、商業が 4.22%。鑑定の利回りが上がった物件は、26 年 2 月期の 9 物件から 27 物件に増えた。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

オフィスは、東京都心の空室率が 3% 前後に締まり、賃料が上がっている。大型の新築供給が 2027 年以降も続くため、伸びは鈍る。物流は、湾岸の大量供給で空室が増えた後、2027 年に供給が細る。定期借家が 3〜5 年で、賃料は市場に寄る。

住宅は、更新と入替で賃料が上がり、物価にほぼ追随する。商業は、駅前と都心のハイストリートが強い。ホテルは、変動賃料が訪日客に連動する。

業種の表では、都心の大型オフィスの期待キャップは 4.25%、物流は 4.25%、住宅は 3.75%、商業は 5.0%、ホテルは 5.0%。鑑定評価額と直接還元利回りから NOI の比を推し、オフィスが約 37%、物流が約 24%、住宅が約 20%、商業が約 19% と置いた。加重した中立のキャップは 4.3% になる。

現在の鑑定の利回りは 3.5〜4.2% で、表より低い。これは 10 年金利が 2% 前後の世界の値段で、3% に上がれば表に近づく。賃料の伸びは、更新による増額が当面効くが、10 年の中立では年 2.0% に置いた。総合型は用途の波が打ち消し合う利点があり、ひとつの用途に偏る J-REIT より、悲観の幅は小さい。

資本政策と M&A

借入は 5,202 億円で、有利子負債を鑑定評価額で割った比率(LTV)は 37.6%。固定金利の比率は 77.9% に下がり、平均金利は 1.06%、平均の残りは 3.8 年だ。格付は JCR が AA、R&I が AA- で、借入先は大手銀行と生保に広く分散する。

2028 年 8 月期までの 2 年に、約 1,410 億円(27%)の満期が来る。借り換えのたびに利払いが膨らむ。営業外費用は、2026 年 2 月期の 26 億円から 2027 年 8 月期に 39 億円へ、半期で増える見込みだ。

増資は、2020 年 1 月の公募が最後で、値段は NAV を上回っていた。2024 年 8 月と 2025 年 1 月には、自己投資口の消却を行い、発行済みの口数を約 1.5% 減らした。

運用報酬は年 70 億円で、NOI の 12% にあたる。総資産の 0.45%、利益の 5.5%、取得代金の最大 1.0% の三本立てだ。

分配は、会計の利益を超えている。2027 年 2 月期の利益超過分配は 43 億円と、前期の 2 倍になる見込みで、内部留保と一時差異等調整引当額で増配を保つ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

賃料の増額が通っている。オフィスは入替で 1 割を超える増額が出て、住宅は単価と稼働が上がった。新宿野村ビルの退去区画は、100% の申込を得て、リーシングが終わった。減収は 2026 年 8 月期で底を打つ。

格付は JCR の AA。借入の平均金利は 1.06% で、LTV は 37.6% と、国内の J-REIT の中では低い。今の値段は NAV の 0.74 倍で、含み益は 3,191 億円ある。

自己投資口の消却を 2 回行い、2020 年の増資以降は、NAV を割る増資をしていない。スポンサーの野村不動産は 7.1% を持ち、約 1.5 兆円の開発パイプラインで、築浅の物件を取得できる。

運用報酬には利益連動が入り、増配は 11 期連続の見込みだ。

楽観の筋書きでは、賃料が年 3% で伸び、キャップが 3.8% に下がり、時価総額は 1 兆 2,476 億円と今の 2 倍になる。

慎重な見方

鑑定評価額に対する稼ぎが低い。賃料から改装費を引くと 3.5% で、10 年国債が 3% の世界では、キャップが 4.3% まで上がる。物件の価値は鑑定を 2 割近く下回り、含み益 3,191 億円は薄くなる。

借入 5,202 億円の平均金利は 1.06%。3.5% 前後に借り換わると、年の利払いは 3 倍強になる。2 年で約 1,410 億円が満期を迎える。

会計の利益は、のれん償却と利払いの増加で縮む。分配は、利益超過分配と内部留保の取崩しで保つ形で、利益を超えて配る分は、いつまでも続かない。

運用報酬は NOI の 12% と、資産に連動する部分が大きい。取得のたびに報酬が入る。

やや悲観の筋書きでは、賃料が 10 年でほぼ伸びず、NOI は 500 億円に落ち、時価総額は 3,558 億円と今の 57% になる。

悲観の筋書きでは、物件の価値が縮み、投資主の取り分は 714 億円まで減る。

どちらに重みを置いたか

賃料増額の勢い、AA の格付、低い LTV には根拠がある。ただ、鑑定評価額に対する稼ぎが低く、借り換えで利払いが 3 倍強に増え、キャップの上昇が物件の価値を削る。中立の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回った。スポンサーの点数は 2.1 で、悲観の確率は基本のままにした。筆者は、NAV に対する安さは値段に入っているが、金利の正常化は入っていないと見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/08 期)

確率で加重した株価時価総額 154,579 円7,182 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 56,741 円2,636 億円)。 今の値に割り戻すと 105,542 円4,904 億円、今との差 −17.1%、 期待の年率 +5.2%(資本コスト 8.6%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 297,381 円1.38 兆円 72,231 円3,356 億円 +190.3% +11.2% 36,961 円1,717 億円
やや楽観 22% 212,301 円9,864 億円 66,118 円3,072 億円 +118.7% +8.1% 61,252 円2,846 億円
中立 38% 161,270 円7,493 億円 59,769 円2,777 億円 +73.6% +5.7% 83,995 円3,903 億円
やや悲観 20% 76,578 円3,558 億円 42,981 円1,997 億円 −6.1% −0.6% 23,912 円1,111 億円
悲観 10% 15,367 円714 億円 36,632 円1,702 億円 −59.2% −8.6% 5,200 円242 億円
加重平均100% 154,579 円7,182 億円56,741 円2,636 億円 +66.0% +5.2% 211,320 円9,818 億円

今の株価時価総額 127,300 円5,915 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.6% を下回るほど割高。

楽観 10% 賃料増額が続き、年 3% で増える 利益 331 億円 · PBR 2.5 倍 · 株価時価総額 297,381 円1.38 兆円

オフィスは都心の空室が締まり、住宅は更新と入替で上がる。物流は再契約で増額が通る。賃料は年 3% で伸び、稼働は 100% に近づく。

借り換えは 3.3% で済み、年の利払いは 180 億円と今の 3 倍強になる。それでも NOI は 570 億円から 766 億円へ 34% 増え、純利益は 331 億円と今を 26% 上回る。

不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 3.53% のまま変わらない。時価総額は 1 兆 3,817 億円と今の 2.2 倍になる。

増資は NAV を上回る値段で行われ、希薄化は小さい。

スポンサーの開発パイプラインから築浅の物件を積み増し、外部成長も分配を押し上げる。

  • オフィス・物流・住宅・商業の賃貸:数量 10,644(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.3%(規模に対する賃貸収入の比(今 7.7%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 1,101 億円・営業利益 629 億円。稼働 100%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 766 − 資本的支出 100) ÷ キャップ 3.53% − 純負債 5050 = 13817 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 3.53% で、今の値付けが 10 年続く所(複合の下限 3.25% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:賃料ギャップの解消が続き、オフィスと住宅の賃料が年 3% 伸びる筋書き。総合型は用途の分散で上振れの幅が大きいので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 2.5% で伸び、借り換えは 3.4% 利益 274 億円 · PBR 1.8 倍 · 株価時価総額 212,301 円9,864 億円

賃料の増額は 5 年ほど続き、その後は物価並みに落ち着く。賃料は年 2.5% で伸び、稼働の係数は 0.995 になる。借り換えは 3.4% で、年の利払いは 186 億円になる。

NOI は 708 億円と 24% 増えるが、利払いの増加で、純利益は 274 億円と今のわずか 5% 増にとどまる。資本的支出は年 104 億円と今の 1.3 倍に増える。

物件の利回りは 4.05% に上がる。時価総額は 9,864 億円で、今の 1.6 倍になる。

ただし、賃料の伸びは物価の 3% に届かず、実質の収益は緩やかに目減りする。

  • オフィス・物流・住宅・商業の賃貸:数量 10,591(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.9%(規模に対する賃貸収入の比(今 7.7%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 1,044 億円・営業利益 572 億円。稼働 100%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 708 − 資本的支出 104) ÷ キャップ 4.05% − 純負債 5060 = 9864 億円。キャップは中立 4.3% より 0.25% 低い 4.05% (賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より賃料の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 38% 賃料は物価に負け、利払いが 3 倍強になる 利益 215 億円 · PBR 1.3 倍 · 株価時価総額 161,270 円7,493 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 4 年ほどで 3.5% へ借り換わる。年の利払いは今の 56 億円から 191 億円へ増える。賃料は年 2.0% で伸び、稼働の係数は 0.985 に落ちる。

経費は物価並みの年 3% で増え、NOI は 570 億円から 649 億円へ 14% 増える。のれんの償却は終わるが、利払いの増加を吸収しきれず、純利益は今の 262 億円から 215 億円へ 18% 減る。

物件の利回りは 4.3% に上がる。資本的支出は年 108 億円と、今の 1.3 倍に増える。

時価総額は 7,493 億円で、今を 2 割ほど上回る。10 年の長さに割り引くと、今の値段を 2 割ほど下回る。

  • オフィス・物流・住宅・商業の賃貸:数量 10,484(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.4%(規模に対する賃貸収入の比(今 7.7%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 984 億円・営業利益 514 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 649 − 資本的支出 108) ÷ キャップ 4.30% − 純負債 5080 = 7493 億円。キャップは業種の表を NOI で加重した 4.3% (オフィス 4.25%、物流 4.25%、住宅 3.75%、商業 5.0% など)。今の NCF 利回り(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った 3.5%)より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 2.0% で伸びる筋書き。最もありうるので 38%(スポンサーの点数が 2.1 で、悲観の確率は基本のまま 10%)。

やや悲観 20% 賃料の伸びが止まり、金利が高めに落ち着く 利益 59 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 76,578 円3,558 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 3.8% になる。オフィスの供給と物流の空室で、賃料は 10 年で年 0.5% の伸びにとどまる。稼働の係数は 0.97 に落ちる。

経費は物価で伸び、NOI は 500 億円と今の 12% 減る。年の利払いは 206 億円で、純利益は 59 億円と今の 22% に縮む。資本的支出は年 104 億円に抑える。

物件の利回りは 4.55% に上がる。時価総額は 3,558 億円で、今の 57% になる。

のれんの償却が終わっても、会計の利益で分配を賄えず、利益超過分配に頼る。

  • オフィス・物流・住宅・商業の賃貸:数量 10,324(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.1%(規模に対する賃貸収入の比(今 7.7%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 836 億円・営業利益 367 億円。稼働 97%・賃料 年 +0.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 500 − 資本的支出 104) ÷ キャップ 4.55% − 純負債 5150 = 3558 億円。キャップは中立 +0.25%。賃料の頭打ちと利払いの増加で、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。

確率:オフィスの新規供給と物流の供給増で賃料が伸びず、金利が高めに落ち着く筋書き。20% とした。

悲観 10% 賃料の下落と金利の上振れ 利益 −107 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 15,367 円714 億円

不況でオフィスの空室が増え、物流は供給過多で賃料が下がる。賃料は年 1% ずつ縮み、稼働の係数も 0.94 に落ちる。

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.5% になる。年の利払いは 243 億円で、NOI は 361 億円と今の 4 割近く減る。純利益は 107 億円の赤字に沈み、分配は出せなくなる。資本的支出は 75 億円に絞る。

物件の価値は借入と預り敷金を大きく下回り、投資主の取り分は 714 億円まで減る。

清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

自己投資口の消却や増配の余力も、利益の赤字の下では使えなくなる。

  • オフィス・物流・住宅・商業の賃貸:数量 10,005(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.0%(規模に対する賃貸収入の比(今 7.7%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 697 億円・営業利益 230 億円。稼働 94%・賃料 年 -1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 361 − 資本的支出 75) ÷ キャップ 4.80% − 純負債 5250 = 714 億円。キャップは中立 +0.5%。物件の価値から借入を引いた額が小さく、時価総額は再建の見込みの分だけを置く。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 2.1 なので、悲観の確率は基本の 10%。オフィスの空室と物流の供給過多が同時に来る筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

オフィス・物流・住宅・商業の賃貸

オフィス・物流・住宅・商業・ホテル 285 物件を、定期借家(ホテルは変動賃料、商業の一部は歩合賃料)でテナントに貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する賃貸収入の比(今 7.7%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値売上営業利益
今 2026/08 10,537 7.7% 820 453
10 年後 中立 10,484 9.4% 984 514

取り方:過去 1 年(2026 年 2 月期+2026 年 8 月期)の賃貸収入から売却益を除いた 820 億円を数量・価格に分けた。簿価(鑑定評価額 1 兆 3,834 億円から含み益 3,191 億円を引いた 1 兆 644 億円)× 係数 1.00 が数量、収入 ÷ 数量が価格。NOI は収入から償却を除く費用を引いて 570 億円、セグメントの利益は減価償却 117 億円を引いた額。中立の価格は 10 年で 1.22 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、賃料増額の余地が当面あっても、10 年の長さで賃料ギャップが解消し、伸びが鈍るため(業種ノート)。

リスクと懸念

鑑定の利回りの低さと金利

鑑定評価額に対する稼ぎは、資本的支出を引くと 3.5%。10 年国債が 3% の世界でキャップが 4.3% まで上がると、物件の価値が 2 割近く縮み、含み益 3,191 億円が薄くなる。

借り換えによる利払いの増加

平均金利は 1.06%。3.5% 前後へ上がると、年の利払いは 56 億円から 191 億円まで増える。2028 年 8 月期までに約 1,410 億円の満期が来る。

大型オフィスと大型解約

オフィスは鑑定評価額の 38%。新宿野村ビルの退去、物流の大型解約など、1 件の影響が大きい。築 40 年を超える大型ビルの資本的支出も重い。

会計の利益を超える分配

2027 年 2 月期の利益超過分配は 43 億円の見込み。内部留保と一時差異等調整引当額で増配を保つが、利益が縮む中で続けられる額には限りがある。

運用報酬と外部成長の質

運用報酬は NOI の 12%。総資産、利益、取得代金に連動する三本立てで、取得のたびに報酬が入る。スポンサー物件の取得は、利回りが 4.0〜4.4% と低め。

スポンサーとの距離

野村不動産の出資は 7.1%。運用会社は野村不動産ホールディングスの 100% 子会社で、物件の取得と開発はスポンサーと一体だ。

今後の分かれ目

オフィスと住宅の賃料の増額が想定を上回り、年 4% 以上伸びる
NOI が上振れし、中立と楽観の確率を上げる。今の値段は割高の度合いが縮む。
10 年金利が 2% 前後で止まり、借り換えが 2% 台で済む
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。
大型オフィスや物流で、大口テナントの退去が続く
悲観側の確率を上げる。1 件の影響が大きく、分配を保つ内部留保が減る。
NAV 割れで公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
自己投資口の取得・消却を再開する
NAV 割れの値段で口数を減らせば、同じ船の度合いが上がり、スポンサーの点数が下がる。

見ておくもの

  • 契約更改・入替の賃料増減率(オフィス・住宅・物流)
  • 借り換えの金利と 2028 年 8 月期までの満期
  • 資本的支出の推移と、減価償却との比
  • 利益超過分配と内部留保の残高
  • スポンサーの出資比率と自己投資口の消却

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは用途ごとの表を NOI で加重した 4.3% で、今の NCF 利回り 3.5%(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った)より高い。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 8.6% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.07% を足した 8.57%。用途の分散は cycle に反映したので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. 野村不動産マスターファンド投資法人 2026 年 8 月期 決算短信(2026 年 10 月 16 日)
  2. 同 2026 年 8 月期 決算説明会資料(2026 年 10 月 16 日)

分析日 2026-10-20