株譜
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オリックス不動産投資法人 8954

オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)64,468 円3,559 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)88,600 円4,891 億円差 −27.2%
10 年後から見ると やや割高 価値 64,468 円3,559 億円 · 差 −27.2% · 期待の年率 +4.0%
期待の年率リターン(10 年)+4.0%資本コスト比 −4.8 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

オリックス不動産投資法人は、オリックスグループをスポンサーとする総合型の J-REIT だ。オフィスが取得価格の 50%、ホテルが 19%、商業が 13%、住宅が 13%を占める。121 物件で、鑑定評価額は 9,878 億円。筆者の結論は、今の値段はやや割高ということだ。10 年の価値は、今の時価総額を 28% 下回る。

強みは、賃料の増額が速いことと、含み益の厚さだ。オフィスの入替時の賃料は 11% 上がり、含み益は 2,704 億円と簿価の 38% にある。借入の平均金利は 1.07% で、有利子負債は鑑定評価額の 35% にとどまる。

弱みは三つある。ひとつは、鑑定評価額に対する稼ぎが NOI から資本的支出を引いて 3.5% と低いこと。ふたつめは、満期が 2 年で 26% 来て、借り換えで利払いが 3 倍に増えること。みっつめは、ホテルの半分が USJ のオフィシャルホテル 2 棟で、変動賃料のため需要の振れを受けることだ。

今の値段は NAV の 0.80 倍だが、NAV は低い金利の上の鑑定だ。スポンサーの点数は 2.4 で、悲観の確率は基本のままにした。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この投資法人は、都心のオフィスと関西のホテルに寄せた不動産賃貸業だ。堀と呼べるほどの強みはないが、賃料の増額を実行する力と、築古を売って新しい物件に入れ替える運用には筋が通っている。

問題は、今の低い金利を前提にした利益だ。借入の平均金利は 1.07% で、3.4% 前後に借り換わると、年の利払いは 35 億円から 110 億円ほどに増える。純利益は 2 割ほど削られる。

鑑定評価額に対する稼ぎは、資本的支出を引くと 3.5% だ。キャップが 4.57% まで上がれば、物件の価値は鑑定を 2 割ほど下回る。含み益 2,704 億円は、その分だけ薄くなる。

今の値段は NAV の 0.80 倍で、安く見える。だが NAV は低い金利の上の鑑定で、筆者は割安の根拠にしない。10 年の分配と、10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 3 割弱下回る。

ホテルの変動賃料は、需要が良い間は強みだが、悪くなると収入が細る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、オフィス・ホテル・商業・住宅・物流の賃料だ。投資法人は建物と土地を持ち、テナントに貸して賃料を受け取る。直近 1 年の賃貸事業収入は 554 億円で、そこから償却を除く費用を引いた NOI(賃貸の稼ぎ)は 385 億円だった。

物件は 121 ある。内訳はオフィス 55、ホテル 11、商業 25、住宅 25、物流 5。取得価格の比はオフィスが 50.5%、ホテルが 19.0%、商業が 13.2%、住宅が 12.7%、物流が 4.7%。首都圏が 61% で、東京都心 6 区は 33%。名古屋・大阪・札幌など地方の主要都市にも広く持つ。

ホテルは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャルホテル 2 棟(ホテル ユニバーサル ポート、同ヴィータ)が中心だ。賃料は固定賃料に、ホテルの営業利益に連動する変動賃料を足す形で、運営会社はオリックスグループ。残りのホテルは固定賃料が多い。

2025 年 8 月期から、8 物件を 923 億円で買い、3 物件を 351 億円で売った。売却した物件は平均築 37 年、取得した物件は平均築 10 年だ。稼働率は全体で 99.1%。

運用会社の運用報酬は年 32 億円で、NOI の 8% だ。

優良さと弱いところ

物件の質は、都心のオフィスと、関西のホテルに強みがある。一方で、地方のオフィスと、築年の古い物件が残る。入れ替えで築年は改善しているが、まだ道半ばだ。

強みは三つある。ひとつめは、賃料の増額が速いこと。オフィスの入替時の賃料は 11% 上がり、既存物件だけで年 2.2% 伸びた。ふたつめは、含み益が 2,704 億円あり、含み益率が 38% と高いこと。みっつめは、借入が軽いことだ。有利子負債は鑑定評価額の 35%で、格付けは JCR が AA、R&I が AA-。

弱みも三つある。ひとつは、鑑定評価額に対する稼ぎの低さ。NOI から資本的支出を引くと 3.5% で、10 年国債が 3% の世界では物件の価値を保ちにくい。ふたつめは、ホテルの USJ 向け 2 棟で、取得価格の約 1 割を占め、万博の需要が剥がれると賃料が減ること。みっつめは、修繕費と資本的支出が増えており、利益を押し下げることだ。

売却益を使って、内部留保(約 46 億円)を積み、将来の分配の下支えにしている点は、投資主には良い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

オフィスは、東京都心の空室率が 3% 前後に締まり、賃料が上がっている。ただし大型の新築供給が続き、在宅の定着で床の需要は実質で横ばいだ。地方都市は需要が弱く、築年の古い物件は賃料が伸びにくい。ホテルは、訪日客が増え、客室単価は物価に追随する。ただし、固定費が重く、需要が落ちると利益が大きく減る。商業は、都市型で賃料が伸びる。住宅は、更新と入替で賃料が物価に追随する。

業種の表では、都心の大型オフィスの期待キャップが 4.25%、住宅が 3.75%、物流が 4.25%、商業とホテルが 5.0%。オリックスのオフィスは地方を 4 割近く含むので、4.5% に置いた。NOI の比(オフィス 45%、ホテル 23%、商業 14%、住宅 13%、物流 5%)で加重すると、中立のキャップは 4.57% になる。

今の鑑定の利回りは、NOI から資本的支出を引くと 3.5% で、表より低い。これは 10 年金利が 2% 前後の世界の値段で、3% に上がれば表に近づく。

賃料の伸びは、オフィス・ホテルが年 2.0%、住宅が年 2.5%、商業が年 1.5% で、加重した中立は年 2.0%。経費は物価で年 3% 伸びるので、NOI の伸びは賃料より遅い。

資本政策と M&A

借入は 3,477 億円で、有利子負債を鑑定評価額で割った比率(LTV)は 35.2%。総資産に対しては 46.8% だ。固定金利の比率は 90.8%、平均金利は 1.07%、平均の残りは 4.1 年。

2028 年 2 月期までの 2 年に、約 905 億円(26%)の満期が来る。会社は、満期が来る借入の調達コストが 30bps 上がると、分配金が 0.4% ほど減ると見る。長期の変動金利も一部入れて、金利の動きに合わせて組み替えている。

増資は、少なくとも過去 5 年は行っていない。取得は、売却益と手元資金で賄う。投資口の分割(1 口を 2 口に)を 2025 年に実施した。

運用報酬は年 32 億円で、NOI の 8%。オリックス不動産は投資口の 1.58% を持つ。2026 年 2 月期は売却益の一部を内部留保に積み、分配金は予想を上回った。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

賃料の増額が速い。オフィスの入替時の賃料は 11% 上がり、既存物件だけで年 2.2% 伸びた。新しく取得した物件も、計画を上回る増額を実現している。ホテルでは、USJ の 2 棟が過去最高の賃料収入を計上した。

借入が軽い。有利子負債は鑑定評価額の 35% で、格付けは AA。借入の平均金利は 1.07% で、固定の比率が 90.8% と高い。

含み益は 2,704 億円で、含み益率は 38%。会社は、含み益を実現する売却を続け、売却益を分配と内部留保に回している。内部留保は約 46 億円ある。

増資はしておらず、1 口の価値を薄めていない。今の値段は NAV の 0.80 倍で、含み益の厚みは大きい。

スポンサーの開発した物件と、オリックスグループの 1,000 億円を超えるパイプラインが、物件の入れ替えを支える。築 37 年の物件を売って築 10 年の物件を買う入れ替えで、NOI は年 28 億円増えた。

楽観の筋書きでは、賃料が年 3% で伸び、キャップが 4.1% に下がり、時価総額は 8,241 億円と今の 1.7 倍になる。

慎重な見方

鑑定評価額に対する稼ぎが低い。賃料から改修費を引くと 3.5% で、10 年国債が 3% の世界では、キャップが 4.57% まで上がる。物件の価値は鑑定を 2 割ほど下回り、含み益 2,704 億円は薄くなる。

借入 3,477 億円の平均金利は 1.07%。3.4% 前後に借り換わると、年の利払いは 3 倍ほどになる。2 年で 26% の約 905 億円が満期を迎える。

ホテルの需要が落ちる。USJ のオフィシャルホテル 2 棟は、2025 年の万博で需要が押し上げられた。万博が終われば、変動賃料は減りやすい。固定費が重く、需要が 3 割落ちれば営業利益は 6 割以上減る。

地方のオフィスと築年の古い物件は、賃料が伸びにくく、資本的支出が嵩む。

やや悲観の筋書きでは、賃料の伸びが年 1% にとどまり、時価総額は 3,445 億円と今の 7 割になる。悲観では、投資主の取り分は 820 億円まで減る。

どちらに重みを置いたか

賃料の増額の速さ、含み益の厚さ、築古を売って新しい物件に入れ替える運用には、はっきりした根拠がある。ただ、鑑定評価額に対する稼ぎが低く、借り換えで利払いが 3 倍ほどに増え、キャップの上昇が物件の価値を削る。ホテルの変動賃料は、景気と訪日客の波にさらされる。中立の価値は今の時価総額を 3 割弱下回った。筆者は、NAV に対する安さは値段に入っているが、金利の正常化は入っていないと見る。スポンサーの点数は 2.4 で、悲観の確率は基本のままにした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/02 期)

確率で加重した株価時価総額 95,493 円5,271 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 35,353 円1,951 億円)。 今の値に割り戻すと 64,468 円3,559 億円、今との差 −27.2%、 期待の年率 +4.0%(資本コスト 8.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 182,468 円1.01 兆円 43,661 円2,410 億円 +155.2% +9.8% 22,613 円1,248 億円
やや楽観 22% 121,126 円6,686 億円 40,345 円2,227 億円 +82.2% +6.2% 35,524 円1,961 億円
中立 38% 96,397 円5,321 億円 36,867 円2,035 億円 +50.4% +4.2% 50,640 円2,795 億円
やや悲観 20% 62,411 円3,445 億円 30,236 円1,669 億円 +4.6% +0.4% 18,529 円1,023 億円
悲観 10% 14,855 円820 億円 20,544 円1,134 億円 −60.0% −8.8% 3,540 円195 億円
加重平均100% 95,493 円5,271 億円35,353 円1,951 億円 +47.7% +4.0% 130,846 円7,223 億円

今の株価時価総額 88,600 円4,891 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 10% 賃料が年 3% で伸び、キャップが今の 3.53% のまま 利益 255 億円 · PBR 2.8 倍 · 株価時価総額 182,468 円1.01 兆円

オフィスは空室が締まり、入替のたびに賃料が上がる。ホテルは訪日客が増え、変動賃料が伸びる。賃料は年 3% で伸び、稼働は 99% を保つ。

借り換えは 3.3% で済む。減価償却の現金で借入を 490 億円ほど返し、年の利払いは 104 億円と今の 3 倍弱にとどまる。NOI は 385 億円から 517 億円へ 34% 増え、純利益は 255 億円と今より 1 割ほど増える。

不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 3.53% のまま変わらない。時価総額は 1 兆 72 億円と今の 2.1 倍になる。

ただし賃料が物価を上回る年 3% で伸びるには、ホテルの需要が 10 年続く必要がある。

  • オフィス・ホテル・商業等の賃貸:数量 7,101(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.5%(規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.8%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 743 億円・営業利益 415 億円。稼働 99%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 517 − 資本的支出 52) ÷ キャップ 3.53% − 純負債 3095 = 10072 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 3.53% で、今の値付けが 10 年続く所(複合の下限 3.25% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:オフィスとホテルの賃料増額が続き、金利が落ち着く筋書き。総合型は用途の分散で上振れの幅が大きいので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 2.5% で伸び、借り換えは 3.35% 利益 219 億円 · PBR 1.9 倍 · 株価時価総額 121,126 円6,686 億円

賃料ギャップの解消が数年続き、その後は物価並みに落ち着く。賃料は年 2.5% で伸び、稼働の係数は 0.985 になる。借り換えは 3.35% で、年の利払いは 105 億円になる。

NOI は 478 億円と 24% 増え、純利益は 219 億円と今をわずかに下回る。資本的支出は年 52 億円と今の 1.4 倍に増える。

物件の利回りは 4.35% に上がる。時価総額は 6,686 億円で、今の 1.4 倍になる。

ただし、賃料の伸びは物価の 3% に届かず、実質の収益は緩やかに目減りする。ホテルの変動賃料は、増える年もあれば減る年もある。

  • オフィス・ホテル・商業等の賃貸:数量 7,065(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.0%(規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.8%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 704 億円・営業利益 378 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 478 − 資本的支出 52) ÷ キャップ 4.35% − 純負債 3105 = 6686 億円。キャップは中立 4.57% より 0.22% 低い 4.35% (賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より賃料の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 38% 賃料は物価に負け、利払いが 3 倍になる 利益 180 億円 · PBR 1.5 倍 · 株価時価総額 96,397 円5,321 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は数年で 3.4% へ借り換わる。減価償却の現金で借入を 470 億円ほど返し、年の利払いは今の 35 億円から 107 億円へ増える。賃料は年 2.0% で伸び、稼働の係数は 0.975 に落ちる。

経費は物価並みの年 3% で増え、NOI は 385 億円から 438 億円へ 14% 増える。それでも利払いの増加を吸収しきれず、純利益は今の 227 億円から 180 億円へ 2 割減る。

物件の利回りは 4.57% に上がる。資本的支出は年 52 億円と、今の 1.4 倍に増える。

時価総額は 5,321 億円で、今を 1 割ほど上回る。10 年の長さに割り引くと、今の値段を 3 割弱下回る。

  • オフィス・ホテル・商業等の賃貸:数量 6,994(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.5%(規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.8%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 664 億円・営業利益 340 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 438 − 資本的支出 52) ÷ キャップ 4.57% − 純負債 3115 = 5321 億円。キャップは業種の表を NOI で加重した 4.57% (オフィス 4.5%、ホテル 5.0%、商業 5.0%、住宅 3.75% など)。今の NCF 利回り(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った 3.5%)より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 2.0% で伸びる筋書き。最もありうるので 38%(スポンサーの点数が 2.4 で、悲観の確率は基本のまま 10%)。

やや悲観 20% 賃料の伸びが止まり、金利が高めに落ち着く 利益 107 億円 · PBR 1.0 倍 · 株価時価総額 62,411 円3,445 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 3.6% になる。地方のオフィスは賃料が伸びず、ホテルの変動賃料は万博後の反動で細り、賃料は 10 年で年 1.0% の伸びにとどまる。稼働の係数は 0.96 に落ちる。

経費は物価で伸び、NOI は 366 億円と今の 5% 減る。年の利払いは 113 億円で、純利益は 107 億円と今の半分以下に縮む。資本的支出は年 50 億円に抑える。

物件の利回りは 4.82% に上がる。時価総額は 3,445 億円で、今の 7 割になる。

分配は内部留保を取り崩して保つが、限りがある。借入は 4 年ほどで組み替え続けるため、金利の高止まりがそのまま利益に響く。

  • オフィス・ホテル・商業等の賃貸:数量 6,886(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.6%(規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.8%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 592 億円・営業利益 269 億円。稼働 96%・賃料 年 +1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 366 − 資本的支出 50) ÷ キャップ 4.82% − 純負債 3110 = 3445 億円。キャップは中立 +0.25%。賃料の頭打ちと利払いの増加で、物件の価値から借入を引いた額が縮む。

確率:オフィスの需要の弱さとホテルの需要の鈍化で賃料が伸びず、金利が高めに落ち着く筋書き。20% とした。

悲観 10% 賃料の下落とホテルの失速、金利の上振れ 利益 −26 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 14,855 円820 億円

不況でオフィスの空室が増え、ホテルの需要が落ち込む。賃料は年 1% ずつ縮み、稼働の係数は 0.92 に落ちる。

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.25% になる。年の利払いは 137 億円で、NOI は 249 億円と今の 65% に減る。純利益は 26 億円の赤字となり、分配は止まる。資本的支出は 44 億円に絞る。

物件の価値は借入と預り敷金を引くと小さくなり、投資主の取り分は 820 億円まで減る。

清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

ホテルの変動賃料は、固定費の重さで需要の落ち込みよりも大きく減る。

  • オフィス・ホテル・商業等の賃貸:数量 6,599(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.0%(規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.8%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 465 億円・営業利益 155 億円。稼働 92%・賃料 年 -1.0%・経費 年 2.5%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 249 − 資本的支出 44) ÷ キャップ 5.07% − 純負債 3226 = 820 億円。キャップは中立 +0.5%。賃料の下落と稼働の低下で NOI が 4 割近く減り、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 2.4 なので、悲観の確率は基本の 10%。オフィスの空室とホテルの需要の落ち込みが同時に来る筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

オフィス・ホテル・商業等の賃貸

オフィス・ホテル・商業・住宅・物流の 121 物件を、定期借家でテナントに貸す。ホテルの一部は固定賃料に変動賃料を足す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.8%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値売上営業利益
今 2026/02 7,108 7.8% 554 300
10 年後 中立 6,994 9.5% 664 340

取り方:過去 1 年(2025 年 8 月期+2026 年 2 月期)の賃貸事業収入 554 億円(売却益を除く)を数量・価格に分けた。簿価 7,173 億円 × 稼働率 99.1% が数量、収入 ÷ 数量が価格。NOI は収入から償却を除く費用 168 億円を引いて 385 億円、セグメントの利益は減価償却 85 億円を引いた額。中立の価格は 10 年で 1.22 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、賃料ギャップの解消が一巡したあと、伸びが鈍るため(業種ノート)。

リスクと懸念

鑑定の利回りの低さと金利

鑑定評価額に対する稼ぎは、資本的支出を引くと 3.5%。10 年国債が 3% の世界でキャップが 4.57% まで上がると、物件の価値が 2 割ほど縮み、含み益 2,704 億円が薄くなる。

借り換えによる利払いの増加

平均金利は 1.07%。3.4% 前後へ上がると、年の利払いは 35 億円から 100 億円台へ増える。2028 年 2 月期までに約 905 億円(26%)の満期が来る。

ホテルの変動賃料

ホテルは取得価格の 19%。USJ のオフィシャルホテル 2 棟は、GOP に連動する変動賃料で、2025 年の万博で押し上げられた。需要が落ちると、固定費の重さで収入が大きく減る。

地方・築古物件の資本的支出

地方のオフィスと築年の古い物件が残る。売却と入替で改善は進むが、設備の更新が続き、修繕費は 2026 年 2 月期に 18 億円と前期より 3 割増えた。

運用報酬とスポンサーの出資

運用報酬は NOI の 8%。予想では 2027 年に 40 億円まで増える。オリックス不動産の出資は 1.58% と小さい。

内部留保に頼る分配

売却益を内部留保に積み、分配の下支えにしている。内部留保には限りがあり、売却益が出ない年は取り崩しが増える。

今後の分かれ目

オフィスとホテルの賃料の増額が想定を上回り、年 4% 以上伸びる
NOI が上振れし、中立と楽観の確率を上げる。今の値段は割高の度合いが縮む。
10 年金利が 2% 前後で止まり、借り換えが 2% 台で済む
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。
USJ のホテル 2 棟の変動賃料が、2 期続けて前年を下回る
ホテルの需要の頭打ちが確かめられ、悲観側の確率を上げる。
NAV 割れで公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
自己投資口の取得を始め、オリックス不動産が出資を増やす
同じ船の度合いが上がり、スポンサーの点数が下がる。

見ておくもの

  • オフィス・ホテルの賃料増減率(入替・更新)
  • 借り換えの金利と 2028 年 2 月期までの満期
  • ホテルの変動賃料と GOP の推移
  • 資本的支出と修繕費の推移
  • 内部留保の残高と、売却益の還元

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは用途ごとの表を NOI で加重した 4.57% で、今の NCF 利回り 3.5% より高い。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.26% を足した 8.76%。用途の分散は cycle に反映したので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. オリックス不動産投資法人 2026 年 2 月期(第 48 期)決算説明資料
  2. 同 第 44 期 決算・運用状況のご報告(資産運用報告、増資の履歴の確認に使用)

分析日 2026-10-20