株譜
AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

福岡リート投資法人 8968

福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)100,756 円875 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)168,000 円1,460 億円差 −40.0%
10 年後から見ると 割高 価値 100,756 円875 億円 · 差 −40.0% · 期待の年率 +2.0%
期待の年率リターン(10 年)+2.0%資本コスト比 −7.1 pt
推定の資本コスト9.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

福岡リートは、福岡・九州に特化した日本初の地域型 J-REIT だ。キャナルシティ博多などの商業施設が取得価格の 46%、オフィスが 35%、ホテルや住宅・物流が 19%を占める。スポンサーは福岡の総合デベロッパー、福岡地所グループだ。

筆者の結論は、今の値段は割高というものだ。10 年後の物件の売値を、地方の商業施設に見合う 4.8% の利回りで見ると、時価総額を支える価値は 900 億円弱にとどまる。

追い風はある。福岡市は人口が増え続け、天神・博多の再開発も進む。オフィスの賃料は入替で 19%、改定で 7% 上がる余地がある。含み益は 640 億円あり、借入の平均金利も 0.81% と低い。

ただ、地方型の物件は、需要が落ちる局面で値が付きにくい。郊外型の商業施設は築 20 年を超えている。スポンサーからの買い物が 6 割を占める点も気になる。

借り換えで利払いは 8 億円から 33 億円に増える。比率が低い LTV のおかげで、純利益の減り方は他の法人より小さい。それでも、割高の判断は動かない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この法人は「成長都市の地域密着型のオーナー」だ。福岡という稼ぐ土地を知る運用会社が、保守的な借入で物件を持つ。この姿勢は、持ち続ける価値がある。ただし価格が純資産を超えて買われる場面では、安全域がなくなる。今の 0.84 倍は割安に見えるが、含み益を前提にした値で、鑑定が下がれば消える。経営者の質と、借入の保守性が支えだ。

ただし、地方型の物件は、売る時に買い手が細る。キャップが 4.8% まで上がると、鑑定の 3.3% からは 3 割以上の値下がりになる。

借り換えで利払いは 8 億円から 33 億円に増えるが、LTV が低いので、純利益の減りは 2 割に収まる。この点は、同じ複合型の中でも優れている。

10 年の分配と 10 年後の売値を今に引き直すと、今の値段は 4 割ほど高い。筆者は、福岡の成長を認めた上で、地方型の売値の弱さを重く見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は賃料だ。直近 1 年の賃貸収益は約 201 億円。そこから運営費を引いた NOI(純収益)は 125 億円になる。物件の売却益は毎期あるが、繰り返せる収益ではないので除いて見る。

資産は 37 物件、取得価格で 2,312 億円。商業施設が 1,061 億円(46%)、オフィスが 817 億円(35%)、その他(ホテル・住宅・物流)が 434 億円(19%)だ。商業施設の柱は、キャナルシティ博多・B、パークプレイス大分、サンリブシティ小倉、木の葉モール橋本。多くは売上に連動する歩合の賃料が混ざる。

オフィスは福岡の天神・博多エリアが中心で、稼働率は 98.6%。賃料改定の余地は大きく、入替で 19%、改定で 7% の増額が見込める。ホテルは福岡ワシントンホテルのリニューアルが終わり、那覇のホテルは訪日客で歩合賃料が伸びる。

全体の稼働率は 98.5%。福岡地所グループから取得した物件は 16 件、1,415 億円で、全体の 6 割に当たる。

資本的支出は直近 1 年で 35 億円と、減価償却の 34 億円と同水準だ。ホテルのリニューアルが重なった。

優良さと弱いところ

この法人の優良さは、地域の情報力にある。福岡・九州の不動産に詳しい福岡地所グループが、物件の取得を支える。福岡市は人口が増え続け、天神・博多は再開発が相次ぐ。オフィスの需要が供給を上回る年が続いている。

強みの一つ目は、財務の保守性だ。LTV は鑑定ベースで 35% と低く、借入余力が 347 億円ある。平均金利は 0.81% で、AA− の格付けを持つ。二つ目は、含み益 640 億円と、1 口純資産の 1.5 倍のNAV。

弱みは三つある。一つ目は、商業施設の郊外型が多く、人口の減る地方都市を含むこと。二つ目は、福岡地所グループとの取引が資産の 6 割を占め、利益相反の疑いが残ること。三つ目は、運用報酬が NOI の 10% を超えることだ。

筆者は、事業の質を「並」と見る。福岡の成長は本物だが、物件は郊外型の商業と築 20 年超が多い。強い堀、つまり他社がまねできない強みは、地域の情報力に限られる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

福岡のオフィス市場は、2025 年に 3 年ぶりに需要が供給を上回った。空室率は低位で、天神ビッグバンの再開発が続くが、築古ビルの建て替えも同時に進み、供給は絞られている。この法人のオフィスは稼働率 98.6% で、賃料改定の余地が大きい。

商業施設は、福岡都市圏のモール・路面型と、九州各地の郊外型に分かれる。キャナルシティ博多は国内外の観光客を呼ぶ。一方、郊外型は人口の減少と EC に押される。賃料は固定が基本だが、売上連動の部分が景気で動く。

業種の表では、オフィスのキャップレート(NCF ÷ 物件価値の利回り)は地方・築古で 4.75%、商業は 5.0%。この法人はオフィス 36%、商業 44%、その他 20% なので、加重すると 4.8% になる。

今の鑑定の利回りは、NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割ると 3.3%。J-REIT 全体では、上場の値段から逆算したキャップレートの中央は 4.2% 前後。この法人の NAV 倍率 0.84 は、その中央よりやや高い評価だ。

訪日客は、福岡と那覇のホテルの歩合賃料を押し上げている。

資本政策と M&A

借入は 964 億円。総資産に対する比率(LTV)は 42.4%、鑑定評価額で割ると 35% だ。平均金利は 0.81%、固定比率は 89.4%、平均残存は 3.8 年。格付けは JCR が AA−、R&I が A+。

弱点は満期の集中だ。1 年内に 125 億円、2 年内に約 265 億円(全体の 27%)が期限を迎える。今の借入の大半は 0.5〜1.0% の固定金利で、借り換えで金利は 3% 台に上がる。

投資口は、2024 年 9 月に公募増資と第三者割当で 7 万 6,000 口(9%)増やした。その前の増資は 2018 年。2025 年には 5 億円の自己投資口を取得した。

運用報酬は直近 1 年で約 13 億円、NOI の 10%。配当は、売却益と内部留保を含めて維持する方針で、2027 年 8 月期以降は 現在の分配水準の維持を目標とする。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

福岡は、国内で数少ない人口が増える大都市圏だ。天神・博多の再開発で、オフィスは需要が供給を上回っている。この法人のオフィス稼働率は 98.6%、賃料改定の余地は入替で 19%、改定で 7% ある。

財務は J-REIT の中でも保守的だ。LTV は鑑定ベースで 35%、借入余力は 347 億円。平均金利は 0.81% と低く、AA− の格付けが借り換えの金利を抑える。

含み益は 640 億円、1 口 NAV は 20 万円で、投資口価格は 0.84 倍。含み益を売却益に変える入替も続く。2027 年 8 月期以降は、売却益に頼らない 今の分配水準を保つことを目標にする。

福岡地所グループは、福岡で再開発を主導する。物件の取得機会が優先して回り、自己投資口の取得も行う。

楽観の筋書きでは、賃料が年 3% 伸び、キャップは 3.25% で止まる。時価総額は 3,062 億円と今の 2 倍になる。

慎重な見方

地方型の物件は、売る時に弱い。キャップが動くと、含み益は簡単に消える。含み益 640 億円は鑑定の前提が崩れれば半分以下になり、1 口 NAV の下支えも弱まる。投資口価格が NAV を下回っているのは、市場がその危うさを見ているからだ。商業施設は、郊外型で築 20 年超が多い。人口の減る地方都市を含み、EC に押される。キャップが 4.8% まで上がれば、物件の価値は 3 割以上減る。

福岡地所グループとの取引が資産の 6 割に及ぶ。売買の値段を比べる相手が少なく、利益相反を疑う余地が残る。運用報酬は NOI の 10% を超える。

借入は 2 年以内に 27% が満期になる。今の固定金利は 0.5〜1.0% が中心で、3.4% に借り換えると、利払いは 8 億円から 33 億円に膨らむ。

資本的支出は直近で減価償却を上回った。ホテルの改装が一巡しても、築古の商業施設の更新が続く。建築費は物価より速く上がる。

悲観の筋書きでは、稼働率が 93.5% に下がり、賃料は据え置き。借り換えが 4.3% になり、純利益はゼロに近づく。時価総額は 75 億円まで縮む。

どちらに重みを置いたか

どちらも事実を言っているが、価格の重さは慎重な見方が上だ。福岡の成長と低い LTV は、他の法人にない強みだ。ただ、地方型の売値の弱さは、キャップの置き方に効く。スポンサーの点数は 3.25 で、悲観の確率を基本の 10% から 15% に上げた。筆者は、成長の話は認めるが、値段が先に払いすぎていると見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/02 期)

確率で加重した株価時価総額 138,482 円1,203 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 66,709 円580 億円)。 今の値に割り戻すと 100,756 円875 億円、今との差 −40.0%、 期待の年率 +2.0%(資本コスト 9.2%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 352,432 円3,062 億円 85,173 円740 億円 +160.5% +10.0% 35,008 円304 億円
やや楽観 20% 234,456 円2,037 億円 78,612 円683 億円 +86.4% +6.4% 62,614 円544 億円
中立 37% 137,543 円1,195 億円 72,397 円629 億円 +25.0% +2.3% 77,678 円675 億円
やや悲観 20% 56,053 円487 億円 55,593 円483 億円 −33.5% −4.0% 22,329 円194 億円
悲観 15% 8,632 円75 億円 41,781 円363 億円 −70.0% −11.3% 7,562 円66 億円
加重平均100% 138,482 円1,203 億円66,709 円580 億円 +22.1% +2.0% 205,191 円1,783 億円

今の株価時価総額 168,000 円1,460 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.2% を下回るほど割高。

楽観 8% 福岡の成長で賃料が年 3% 伸び、今の鑑定の利回りが続く 利益 75 億円 · PBR 2.8 倍 · 株価時価総額 352,432 円3,062 億円

福岡のオフィス需要が供給を上回り続け、入替の増額が積み上がる。商業の歩合賃料とホテルの変動賃料も伸び、賃料は年 3% の伸びになる。稼働率は 99% に近づく。

借り換えは AA− 格のおかげで 3.2% で収まり、年の利払いは 31 億円。NOI は 125 億円から 170 億円へ 36% 増え、純利益は 75 億円と今を上回る。

不動産の売買市場は低金利の値付けを続け、キャップは 3.25% のままだ。物件の価値が 4,000 億円を超え、時価総額は 3,062 億円と今の 2 倍を超える。

借入余力の 347 億円で、新規取得も進む。ただし、その分は計算に入れていない。

  • 福岡・九州の商業施設・オフィス・ホテル等の賃貸:数量 2,121(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 12.8%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 9.5%)。賃料の改定と、歩合賃料の増減を合わせた値)→ 売上 271 億円・営業利益 129 億円。稼働 99%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 170 − 資本的支出 38) ÷ キャップ 3.25% − 純負債 985 = 3062 億円。キャップは用途の下限 3.25% にあたり、今の鑑定の NCF 利回り(NOI から資本的支出を引き、鑑定評価額で割った 3.25%)とほぼ同じ。今の値付けが 10 年続く筋書きで、楽観はここまで下げてよい。

確率:天神・博多の再開発と訪日客が賃料を押し上げ、キャップが今の鑑定の 3.25% のまま 10 年続く筋書き。基本どおり 8% とした。

やや楽観 20% 賃料は年 2.6%、キャップは 3.9% まで下がる 利益 64 億円 · PBR 1.8 倍 · 株価時価総額 234,456 円2,037 億円

福岡のオフィスと那覇のホテルが伸び、商業は横ばいから緩やかな増加になる。賃料は年 2.6% の伸びで、稼働率は 98% を保つ。

借り換えは 3.3%。年の利払いは 32 億円に増えるが、NOI は 157 億円と 26% 増え、純利益は 64 億円で踏みとどまる。

売買市場は、10 年金利 3% との差を 0.9 ポイントまで保つ。キャップは 3.9% に下がり、物件の価値は 3,000 億円を超える。時価総額は 2,037 億円。

ただし、郊外型の商業施設は鑑定の値上がりが小さく、全体のキャップは用途の表を大きく下回れない。

  • 福岡・九州の商業施設・オフィス・ホテル等の賃貸:数量 2,104(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 12.3%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 9.5%)。賃料の改定と、歩合賃料の増減を合わせた値)→ 売上 259 億円・営業利益 117 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.6%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 157 − 資本的支出 39) ÷ キャップ 3.90% − 純負債 990 = 2037 億円。キャップは用途の下限 3.25% より高い 3.9%。今の鑑定の NCF 利回り(3.25%)を超え、10 年金利との差が 0.9 ポイント残る前提。

確率:賃料が物価の 9 割ほど追随し、キャップが 3.9% まで下がる筋書き。ありうる上振れとして 20% とした。

中立 37% 賃料は年 2.2% で伸び、キャップが 4.8% に上がる 利益 53 億円 · PBR 1.1 倍 · 株価時価総額 137,543 円1,195 億円

借入が 3.4% に借り換わり、年の利払いは 8 億円から 33 億円に増える。稼働率は新しい供給で 97.5% に下がる。

賃料は年 2.2% で伸びる。オフィスの増額が、商業の固定賃料の鈍さを補う。経費は物価で年 3%。NOI は 125 億円から 145 億円へ、10 年で 16% 伸びる。そこから資本的支出 40 億円が出る。

減価償却は 40 億円、運用報酬などは 19 億円。純利益は 66 億円から 53 億円へ、2 割減る。分配は、売却益と内部留保の支えがなくなり、今より 2 割ほど下がる。

物件の売値は、キャップ 4.80% で 2,200 億円ほど。そこから純負債 1,000 億円を引くと、時価総額は 1,195 億円になる。

  • 福岡・九州の商業施設・オフィス・ホテル等の賃貸:数量 2,089(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 11.8%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 9.5%)。賃料の改定と、歩合賃料の増減を合わせた値)→ 売上 247 億円・営業利益 105 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.2%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 145 − 資本的支出 40) ÷ キャップ 4.80% − 純負債 1000 = 1195 億円。キャップは業種の表を NOI で加重した 4.80%(商業 5.0%、地方オフィス 4.75% など)。今の NCF 利回り(3.25%)より高い。

確率:10 年金利が 3% 前後に落ち着き、賃料は年 2.2% で伸びる筋書き。最も起こりやすい。スポンサーの点数 3.25 のため、悲観の確率を基本の 10% から 15% に上げ、中立は 37% とした。

やや悲観 20% 地方型の需要が弱まり、キャップが 5.1% に上がる 利益 24 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 56,053 円487 億円

郊外型の商業は歩合賃料が減り、一部のテナントが退去する。賃料の伸びは年 1.1% にとどまる。稼働率も 96% に下がる。

借り換えは 3.6%。年の利払いは 35 億円。NOI は 117 億円と今より 7% 減り、純利益は 24 億円に縮む。

分配は借入の返済を優先して絞り、内部留保も使い切る。売却益に頼る入替も難しくなる。含み益は縮み、投資口価格は純資産を下回ったまま戻らない。増資で物件を買い増す成長の型は止まり、福岡地所からの供給も細る。

キャップは 5.10% に上がる。物件の価値は 1,500 億円ほどで、純負債 1,015 億円を引くと、時価総額は 487 億円だ。

  • 福岡・九州の商業施設・オフィス・ホテル等の賃貸:数量 2,057(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.6%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 9.5%)。賃料の改定と、歩合賃料の増減を合わせた値)→ 売上 219 億円・営業利益 77 億円。稼働 96%・賃料 年 +1.1%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 117 − 資本的支出 40) ÷ キャップ 5.10% − 純負債 1015 = 487 億円。キャップは中立 4.80% に 0.3 ポイント上乗せして 5.10% (金利の上振れと、地方型の売り)。

確率:郊外型の商業が人口減少と EC に押され、福岡以外の物件の売却も難しくなる筋書き。借り換えの上乗せも重なる。20% とした。

悲観 15% 地方型の需要の崩れと金利上昇で、物件の価値が借入に近づく 利益 −1 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 8,632 円75 億円

郊外型の商業で退去が続き、ホテルの歩合賃料も落ちる。全体の稼働率は 93.5% に下がり、賃料は据え置きだ。

借り換えは A 格並みの 4.3% になり、年の利払いは 42 億円。NOI は 94 億円と今の 7 割台まで減り、純利益はゼロになる。

福岡地所グループの支援も、この局面では物件の買い支えまでは及ばない。分配は大きく減り、増資もできず、借入の返済を優先して物件を売る。キャップは 5.35% まで上がり、物件の価値は 1,100 億円ほど。純負債 1,040 億円を引くと、時価総額は再建の見込みの分にとどまる。

分配は止まり、借入の返済に回る。福岡地所グループの支えが唯一の下支えになる。

  • 福岡・九州の商業施設・オフィス・ホテル等の賃貸:数量 2,003(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.5%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 9.5%)。賃料の改定と、歩合賃料の増減を合わせた値)→ 売上 191 億円・営業利益 56 億円。稼働 94%・賃料 年 +0.0%・経費 年 2.5%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 94 − 資本的支出 34) ÷ キャップ 5.35% − 純負債 1040 = 75 億円。キャップは中立 4.80% に 0.55 ポイント上乗せして 5.35%。物件の価値が純負債に近づき、時価総額は自己資本の 1 割以下になる。

確率:スポンサーの点数 3.25 は 3 以上なので、悲観の確率を基本の 10% から 15% に上げた。商業の退去と借り換え金利の上昇が同時に来る筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

福岡・九州の商業施設・オフィス・ホテル等の賃貸

福岡・九州を中心に商業施設・オフィス・ホテル・住宅・物流施設 37 物件を持ち、固定賃料と歩合賃料で受ける。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する賃貸事業収益の比(今 9.5%)。賃料の改定と、歩合賃料の増減を合わせた値売上営業利益
今 2026/02 2,111 9.5% 201 91
10 年後 中立 2,089 11.8% 247 105

取り方:直近 1 年(2025 年 8 月期+2026 年 2 月期)の不動産賃貸事業収益 201 億円を数量・価格に分けた。売却益は繰り返せないので除く。数量は貸借対照表計上額 2,143 億円に稼働率 98.5% を掛けた規模、価格は収入 ÷ 数量。NOI は運営費 76 億円を引いて 125 億円、セグメントの利益は減価償却 34 億円を引いた額。簿価が取得年の古い土地・建物で低く、価格は他の法人より高めに出る。中立の価格は 10 年で 1.24 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、商業の固定賃料が物価に連動しにくいため(業種ノート)。

リスクと懸念

地方型の物件の売りにくさ

郊外型の商業施設は築 20 年超で、人口の減る都市を含む。需要が落ちる局面では、稼働の低下と売却の難しさが同時に来る。

借り換えによる利払いの増加

平均金利は 0.81%。3.4% に借り換わると、年の利払いは 8 億円から 33 億円になる。2 年内の満期は全体の 27%。

福岡地所グループとの取引

取得の 6 割がスポンサーグループから。売買の値段を比べる相手が少なく、利益相反が起こりうる。運用報酬は NOI の 10% を超える。

歩合賃料の景気への感応

商業の売上連動賃料とホテルの変動賃料は、景気と訪日客の波を受ける。固定賃料の部分は物価に追いつきにくい。

資本的支出の膨らみ

直近 1 年で 35 億円と、減価償却と同水準。ホテルの改装が一巡しても、築古の商業の更新が続く。建築費は物価より速く上がる。

売却益と内部留保に頼る分配

今期の分配には、売却益と内部留保が含まれる。本業の利益は分配の約 9 割。売却できる物件が減れば、分配は本業の利益に合わせて下がる。

今後の分かれ目

10 年国債の利回りが 2% 台前半へ戻り、借り換えが 2.5% 前後で済む
利払いの増加が小さくなり、純利益が 60 億円台を保つ。楽観側の確率を上げる。
福岡のオフィスの入替賃料が 20% 前後の増額を数年続ける
NOI の伸びが年 3% に近づく。中立の見方を上げる。
郊外型の商業テナントが退去し、稼働率が 95% を下回る
NOI の減りが想定より早まる。慎重側の確率を上げる。
NAV 割れで公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
福岡地所グループ以外の第三者から物件を取得する
取得の偏りが薄まり、スポンサーの点数を下げる。

見ておくもの

  • 福岡のオフィスの賃料改定・入替の増額率
  • 借り換えの金利と、2 年内の満期
  • 商業施設の稼働率と歩合賃料
  • 資本的支出と減価償却の比
  • 福岡地所グループからの取得の割合

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価や NAV 倍率から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、純負債を引いて出した。中立のキャップは用途の表を NOI で加重した 4.80% で、今の鑑定の NCF 利回り 3.25% より高い。NAV(含み益)は床に使っていない。基本の資本的支出は、直近 1 年がホテル改装で膨らんでいるため、今の 1.16 倍にとどめた。

資本コスト 9.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.65% を足して 9.15%。用途の分散は cycle に入れたので extra は置かない。

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やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. 福岡リート投資法人 2026 年 2 月期 決算短信(2026 年 4 月 15 日)
  2. 同 2026 年 2 月期(第 43 期)決算説明会資料

分析日 2026-10-20