株譜
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サムティ・レジデンシャル投資法人 3459

地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)103,857 円886 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)80,200 円684 億円差 +29.5%
10 年後から見ると やや割安 価値 103,857 円886 億円 · 差 +29.5% · 期待の年率 +10.0%
期待の年率リターン(10 年)+10.0%資本コスト比 +1.8 pt
推定の資本コスト8.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

サムティ・レジデンシャル投資法人は、全国の地方都市を中心に、単身・小家族向けの賃貸住宅を 189 物件、1,700 億円ほど持つ J-REIT だ。サムティが物件を供給し、大和証券グループ本社が 4 割の投資口を持つ。筆者の結論は、今の値段はやや割安ということである。価値の計算は今の時価総額を 27% 上回る。

強みは賃料の伸びだ。入替え時の賃料は 9.1% 上がり、更新時の増額も 33% の戸数に及ぶ。調整後の賃料単価は 1 年で 1.9% 上がった。含み益は 271 億円ある。物件は築 12.8 年と若い。

弱みは借入と地方都市の比率だ。総資産に対する借入比率は 51.4% と高く、金利を固定した割合は 51% にとどまる。平均金利は 1.46% で、借り換えのたびに上がる。再来期の純利益の予想は、前期から 14% 減る。地方都市は 71% を占め、利回りは首都圏より高い。

投資口は NAV の 6 割台で売られる。NAV は清算されない限り手にできないので、筆者は割安の根拠にしない。割安と見る理由は、賃料の伸びと配当の回復余地である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、賃料が伸びていて、値段は NAV に対し大きく割り引かれている。それでも借入の重さと、地方都市の弱さが引っかかる。NAV は、清算されない限り投資主には手に入らない。

今の分配は、利益超過分配が混じる。純利益は年 38 億円ほどで、これが実力だ。借入の平均金利 1.46% が 3% 台へ上がると、年の利払いは 13 億円から 36 億円まで増える。ただ、賃料の伸びで NOI も 10 年で 2 割増え、純利益はおおむね今の水準を保つ。

救いは、スポンサーの大和証券グループ本社が 4 割を持ち、資金調達を支えていることだ。ただ、4 割の持ち分は将来の売りの懸念にもなる。

10 年の分配と 10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 3 割近く上回る。値段が 2 割上がっても、筆者は妥当と見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、賃貸住宅の賃料だ。2026 年 7 月期の半年で賃貸事業収入は 59.7 億円。償却を除く費用を引いた NOI は 45.4 億円だった。年にならすと NOI は 90.9 億円で、簿価 1,713 億円に対する利回りは 5.3% になる。

物件は 189 あり、住宅が 98.6% を占め、残りは民泊施設だ。部屋はシングルとコンパクトが 89% で、賃貸可能な戸数は 11,531 戸。地域は、首都圏が 29%、札幌・名古屋・大阪・福岡などの主要地方都市が 47%、その他の地方都市が 24% である。

賃貸住宅は 2 年の普通借家で、入れ替わる時に市場の賃料へ合わせ直す。当期は入替えで 9.1% の増額、更新で 33% の戸数が 2.4% 上がった。稼働率は期中平均で 96.7% だ。

成長の道具は、スポンサーのサムティが開発する S-RESIDENCE や S-FORT の購入と、築古の売却だ。当期の取得と譲渡は小さく、今後の取得も 27 億円、譲渡は 14 億円の規模にとどまる。資産規模は 1,729 億円ほどで横ばいが続く。

優良さと弱いところ

物件の質は、住宅 REIT の中で標準的だ。平均築年は 12.8 年と若く、築 20 年を超える物件は 12% にとどまる。ただ、地方都市が 71% を占め、首都圏は 29% だ。地方は賃料の水準が低く、人口の減る街では稼働が崩れやすい。

強みは三つある。一つめは、賃料の伸びで、入替え時の増額が 10 期で 1.1% から 9.1% まで上がった。二つめは、含み益が 271 億円と簿価の 16% あること。三つめは、サムティが 15.1%、大和証券グループ本社が 40.2% を持ち、投資主と同じ船に乗っていることだ。

弱みも三つある。ひとつは、総資産の借入比率が 51.4% と高いこと。ふたつめは、金利を固定した割合が 51%、平均の残りが 3.0 年と短く、借り換えで利払いが増えること。みっつめは、取得の 93% がスポンサーの関与する物件で、買い方に自由度が少ないことだ。

分配には利益超過分配が混じる。今期は 1 口の分配の 6% ほどがそれで、純利益だけでは足りない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

賃貸住宅の需要は、賃金の上昇と都市への人口の集中で堅い。新築は建築費の高騰で供給が絞られ、地方でも稼働は 96% 台と高い。入替え時の賃料の増額は、主要地方都市と首都圏の両方で 1 割に近づいた。

住宅は、2 年の更新で賃料が市場に追随する。筆者は、中立で賃料は名目年 2.25% で伸びると見る。物価の 3% に届かないのは、更新時の増額が小さく、地方の賃料に上げ余地が限られるからだ。調整後の賃料単価は、直近 1 年で 1.9% 上がった。

10 年国債が 3% の世界では、住宅の期待キャップは 3.75% に上がる。ただ地方都市は、首都圏より利回りが 0.5〜1 ポイント高い。今の鑑定の NCF 利回りは 4.0% で、地方が多いぶん中立のキャップは 4.1% と置く。

人口の減る地方では、築古の物件の稼働が落ちやすい。築 20 年を超える物件が 12% なので、今は小さいが、10 年後には増える。

地方は物件ごとの差が大きく、駅から遠い築古ほど、空室期間が長引きやすい。

賃料の上昇が続く間も、築年が進めば修繕費の負担は着実に増える。

資本政策と M&A

資本政策の柱は、スポンサーの開発物件の購入と、築古の売却による入れ替えだ。ここ 2 年は取得も譲渡も小さく、規模は 1,700 億円台で動かない。会社は、毎年資産の 1〜3% を譲渡して含み益を実現する方針だ。

増資は、直近 5 年に 2021 年と 2022 年の公募、2024 年の第三者割当の 3 回あった。2022 年までの公募は NAV に近い値段だったが、2024 年 9 月の第三者割当は NAV の 8 割だった。以後の増資はない。

借入は 916 億円で、総資産の 51.4%、鑑定ベースで 46.2% だ。金利を固定した割合は 51.1%、平均の残りは 3.0 年で、2 年以内に満期が来る分が 3 割を超える。格付けは JCR の A+ で、安定的だ。

報酬は資産運用報酬が年 9.5 億円で、NOI の 10% ほどになる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

賃料が強い。入替え時は 9.1% 上がり、更新時の増額が 33% の戸数に及ぶ。調整後の賃料単価は 1 年で 1.9% 上がり、稼働は 96.7% だ。建築費が高く、新築が増えにくいことも追い風になる。

含み益は 271 億円と簿価の 16%、NAV は時価総額の 1.6 倍だ。スポンサーのサムティと大和証券グループ本社が 55% を持ち、2025 年以降は増資をしていない。分配の下支えになる利益超過分配は、含み益で賄える。

地方都市の鑑定の利回りは首都圏より高く、買い入れ価格も鑑定評価額を 4% 下回って取得できている。借入の返済が進めば、金利の上昇も吸収できる。

今の値段は、これらの強みをほとんど織り込んでいない。

借り換えの金利が 3.4% で収まれば、NOI の伸びで利払いの増加を吸収できる。

地方の主要都市は人口の流入が続き、賃貸住宅の需要が底堅い点も支えになる。

賃料の増額が続けば、重い借入の中でも NOI の伸びが利払いの増加を上回り、分配は少しずつ回復していく。

慎重な見方

借入が重い。総資産に対する借入比率は 51.4% で、鑑定ベースでも 46% だ。金利を固定した割合は 51% にとどまる。借入の平均金利は 3% 台への借り換えで大きく上がり、2028 年 1 月期の純利益は前期から 14% 減る予想だ。

地方都市が 71% を占める。人口の減る街の物件は稼働が落ちやすく、売却の買い手もつきにくい。利益超過分配が混じり、純利益だけでは分配をまかなえない。

大和証券グループ本社は 40.2% を持つ。持ち分を市場で売れば、投資口の値段は下がる。取得の 93% はスポンサーが関与する物件で、買う側に選択の余地が少ない。

運用報酬は NOI の 10% ほどで、規模が増えないぶん利回りの重荷になる。

賃料の増額が止まれば、重い借入が一気に重荷に変わる。

地方の物件は売却の相手が限られ、含み益を現金に換えるのに時間がかかる。

金利が上がる局面では、借り換えのたびに利払いが膨らみ、賃料の伸びを食いつぶす恐れがある。

どちらに重みを置いたか

賃料の強さと値段の安さに強気の言い分がある。ただ、借入の重さ、地方都市の弱さ、大和証券グループ本社の持ち分の重さという弱みも大きい。中立は今の値段を 3 割ほど上回った。スポンサーの点数は 3 を下回ったので、悲観の確率は 10% に据えた。強気側は合わせて 32%、中立は 38% を置いた。筆者は、強みが値段に入っていないと見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/07 期)

確率で加重した株価時価総額 164,958 円1,407 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 42,907 円366 億円)。 今の値に割り戻すと 103,857 円886 億円、今との差 +29.5%、 期待の年率 +10.0%(資本コスト 8.2%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 241,695 円2,061 億円 53,593 円457 億円 +268.2% +13.9% 29,529 円252 億円
やや楽観 22% 217,186 円1,852 億円 50,427 円430 億円 +233.7% +12.8% 58,875 円502 億円
中立 38% 180,011 円1,535 億円 45,267 円386 億円 +180.9% +10.9% 85,605 円730 億円
やや悲観 20% 100,032 円853 億円 35,064 円299 億円 +68.4% +5.4% 27,019 円230 億円
悲観 10% 45,970 円392 億円 22,399 円191 億円 −14.8% −1.6% 6,837 円58 億円
加重平均100% 164,958 円1,407 億円42,907 円366 億円 +159.2% +10.0% 207,865 円1,773 億円

今の株価時価総額 80,200 円684 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.2% を下回るほど割高。

楽観 10% 賃料が年 3% で伸び、金利も 3.4% 以下 利益 53 億円 · PBR 2.4 倍 · 株価時価総額 241,695 円2,061 億円

10 年金利は 3% を下回って落ち着き、A+ の格付けで借り換えは 3.4% で済む。入替えの増額が続き、賃料は年 3% で上がる。稼働は 97% を保つ。

スポンサーの開発物件の購入が再開し、築年は若返る。経費は物価並みに増え、NOI は 10 年で 3 割強伸びる。純利益は今から 4 割ほど増える。

物件の利回りは 3.85% まで下がり、物件の価値は鑑定を上回る。借入が重いぶん、物件の価値の上昇は投資主の取り分に大きく効く。

大和証券グループ本社の持ち分が薄まる局面でも、増資は NAV を上回る値段で行われる。

  • 賃貸住宅の賃貸:数量 1,661(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.7%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.2%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 161 億円・営業利益 98 億円。稼働 97%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 123 − 資本的支出 14) ÷ キャップ 3.85% − 純負債 760 = 2061 億円。キャップは中立 4.1% から 0.25% 下げた 3.85%(住宅の下限 3.25% には届かない)。

確率:地方の賃料も物価並みに上がり、借り換えが 3.4% で済む筋書き。借入が重く地方が多いので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 2.75% で伸び、借り換えは 3.55% 利益 48 億円 · PBR 2.2 倍 · 株価時価総額 217,186 円1,852 億円

金利はやや低めに落ち着き、借り換えは 3.55% になる。収入は年 2.75% で伸びる。稼働は 96.5% を保つ。

利払いは年 35 億円ほどまで増えるが、NOI の伸びが吸収し、純利益は今より 25% 増える。利益超過分配は、純利益で賄える範囲にとどまる。資本的支出は年 15 億円に収まる。

物件の利回りは 3.95% に上がる。物件の価値は鑑定をわずかに上回る。投資口が NAV に近づくまで、増資はしない。

借入の返済が進み、総資産の借入比率は 50% を割る方向へ下がっていく。

賃貸住宅の入れ替えは続き、築年の若返りが少しずつ進む。

  • 賃貸住宅の賃貸:数量 1,653(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.5%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.2%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 156 億円・営業利益 94 億円。稼働 96%・賃料 年 +2.8%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 118 − 資本的支出 14) ÷ キャップ 3.95% − 純負債 767 = 1852 億円。キャップは中立 4.1% より 0.15% 低い 3.95%(賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より賃料の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 38% 金利の正常化で利払いが増えるが、賃料の伸びで吸収 利益 39 億円 · PBR 1.8 倍 · 株価時価総額 180,011 円1,535 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 3〜4 年のうちに 3.7% へ借り換わる。年の利払いは今の約 13 億円から 36 億円ほどへ増える。収入は年 2.25% で伸び、稼働は 96% を保つ。

経費は物価並みに増えるので、NOI は 10 年で 2 割ほど伸びる。純利益は今の水準にほぼ並ぶ。利益超過分配は、毎期は続けない。

物件の利回りは 4.1% に上がり、物件の価値は鑑定をやや上回る。借入が重く、地方の賃料が頭打ちになりやすいぶん、投資主の取り分は物件の価値の変動に敏感だ。

増資は、投資口が NAV に近づくまで控える見通しだ。

  • 賃貸住宅の賃貸:数量 1,644(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.0%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.2%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 148 億円・営業利益 86 億円。稼働 96%・賃料 年 +2.2%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 110 − 資本的支出 15) ÷ キャップ 4.10% − 純負債 775 = 1535 億円。キャップは住宅の表 3.75%(要求利回り 5.75% − NOI の伸び 2.0%)に対し、今の鑑定の NCF 利回り 4.0% が高いため決まりで鑑定以上とし、地方が 71% の分を見て 4.1%。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、収入は年 2.25% で伸びる筋書き。最もありうるので 38%。

やや悲観 20% 金利が高めに落ち着き、地方の賃料が頭打ちになる 利益 22 億円 · PBR 1.0 倍 · 株価時価総額 100,032 円853 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 3.9% になる。入替えの増額が縮み、収入は年 1.25% しか伸びず、稼働は 94% に落ちる。地方の築古で賃料の減額が増える。資本的支出は年 17 億円に増える。

利払いは年 38 億円になり、純利益は今の 6 割弱に細る。分配は純利益だけになり、利益超過分配は止まる。借入の返済に現金を回し、新しい物件は買えない。

物件の利回りは 4.6% に上がる。物件の価値から借入を引くと、投資主の取り分は今の自己資本と同じ水準まで縮む。

スポンサーの持ち分は変わらず、増資の余地も小さい。

  • 賃貸住宅の賃貸:数量 1,610(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.2%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.2%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 132 億円・営業利益 70 億円。稼働 94%・賃料 年 +1.2%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 93 − 資本的支出 17) ÷ キャップ 4.60% − 純負債 800 = 853 億円。キャップは中立 +0.5%。借入が重いので、物件の価値が下がると投資主の取り分は大きく縮む。

確率:金利が高めに落ち着き、入替えの増額が縮み、地方の稼働が落ちる筋書き。20% とした。

悲観 10% 金利の上振れと不況で稼働が落ちる 利益 −4 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 45,970 円392 億円

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.6% になる。不況で入居者が減り、稼働は 90% へ落ちる。賃料は 10 年たっても今と同じ名目にとどまり、地方の物件で空室が増える。NOI は 2 割ほど減る。

利払いは年 45 億円になり、純利益は赤字になる。分配は止まる。資本的支出を絞り、借入の返済に現金を回す。物件の利回りは 4.85% に上がり、物件の価値は鑑定を大きく下回る。

物件の価値から借入を引いた投資主の取り分は、今の自己資本の半分ほどに縮む。清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

大和証券グループ本社が持ち分を売れば、値段はさらに下がる。

  • 賃貸住宅の賃貸:数量 1,541(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.2%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.2%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 111 億円・営業利益 50 億円。稼働 90%・賃料 年 +0.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 73 − 資本的支出 13) ÷ キャップ 4.85% − 純負債 840 = 392 億円。キャップは中立 +0.75%。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 3 を下回ったので、悲観の確率は基本の 10% のまま。金利の上振れと不況が重なる筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

賃貸住宅の賃貸

全国の地方都市と首都圏の賃貸住宅 189 物件(11,531 戸)を、主に単身・小家族向けに 2 年の普通借家で貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模)価格稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.2%)。物価の転嫁で伸びる売上営業利益
今 2026/07 1,656 7.2% 120 69
10 年後 中立 1,644 9.0% 148 86

取り方:2026 年 7 月期の半期の賃貸事業収入 59.7 億円(売却益なし)を 2 倍して年額 119.5 億円。簿価 1,713 億円 × 稼働率 96.7% で数量、収入 ÷ 数量で価格。NOI は収入 − 償却を除く賃貸事業費用で年 90.9 億円、セグメントの利益はそこから減価償却 22.4 億円を引いた額。中立の価格が 1.25 倍で物価の 1.34 倍に届かないのは、更新時の増額が小さく、地方の賃料に上げ余地が限られ、転嫁が物価の 5/6 にとどまると見るため(業種ノート)。

リスクと懸念

借入の重さと金利

総資産に対する借入比率は 51.4%、鑑定ベースで 46.2%。金利を固定した割合は 51.1% と低い。平均金利が 3% 台へ上がると、年の利払いは 13 億円から 36 億円ほどまで増え、純利益を圧迫する。

地方都市の弱さ

地方都市が 71% を占める。人口の減る街では稼働が落ちやすく、売却の買い手もつきにくい。地方の鑑定の利回りは首都圏より高く、物件の価値の変動も大きい。

利益超過分配

2026 年 7 月期の分配には利益超過分配が混じる。純利益は年 38 億円ほどで、分配の実力はそちらだ。2028 年 1 月期の純利益の予想は前期から 14% 減る。

大和証券グループ本社の持ち分

大和証券グループ本社は 40.2% を持ち、連結子会社の位置づけ。将来にこの持ち分を市場で売れば、投資口の値段は下がる。サムティの 15.1% も同様の懸念がある。

スポンサー頼みの取得

取得の 93% がスポンサーの関与する物件。スポンサーの開発が細れば、規模は増えない。買い入れ価格の割安さも続くとは限らない。

運用報酬の重さ

資産運用報酬は年 9.5 億円で、NOI の 10% ほど。規模が増えないと、報酬の重さが利回りに響く。

今後の分かれ目

10 年金利が 2% 前後で止まる
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。今の値段はさらに割安に入る。
入替え時の賃料の増額が 5% を割る
NOI の伸びが物価を下回り、悲観側の確率を上げる。
NAV 割れで公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を下げ、悲観の確率を上げる。
大和証券グループ本社が持ち分を売り出す
投資口の需給が悪くなり、短期の値段が下がる。ただ価値の計算は変わらない。
金利を固定した割合を 7 割に高める
借り換えの金利の上振れに強くなり、k の借金の上乗せが下がる。

見ておくもの

  • 入替え時と更新時の賃料の増額率
  • 金利を固定した割合と借り換えの金利
  • 地方都市の稼働率
  • 利益超過分配の額と純利益の差
  • 大和証券グループ本社の持ち分

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは住宅の業種ノートの表に、今の鑑定の NCF 利回り 4.0% と地方の比率を加えたもの。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 8.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +0.71% を足した 8.21%。事業は傾いていないので extra は置かない。

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やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. サムティ・レジデンシャル投資法人 2026 年 7 月期 決算説明資料
  2. 同 決算短信・資産運用報告

分析日 2026-10-19